JPH0547936Y2 - - Google Patents

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JPH0547936Y2
JPH0547936Y2 JP13567489U JP13567489U JPH0547936Y2 JP H0547936 Y2 JPH0547936 Y2 JP H0547936Y2 JP 13567489 U JP13567489 U JP 13567489U JP 13567489 U JP13567489 U JP 13567489U JP H0547936 Y2 JPH0547936 Y2 JP H0547936Y2
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gas
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valve
cylinder
pressure
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Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 この考案は、配管作業や板金作業、小物の熱処
理作業等に使用されるトーチランプと同様な用途
に使用するバーナに係り、バルブ本体に螺着した
ガスボンベを掴持して使用する小型のバーナに関
する。
〈従来の技術〉 周知のように手でガスボンベを掴持して使用す
る小型のバーナはガスボンベを逆さにしたり、傾
けたりして総ゆる方向に向けて使用する。ガスボ
ンベが傾いて液化ガスが液状のまま噴射ノズルに
送られると液化ガスが浪費してムダになる上に、
炎が極端に大きくなつたり、炎が消えたりするこ
とがあり、安全面でも大きな問題となる。そのた
めに従来の小型バーナには例えば実開昭59−
133897号公報に記載されているようなガスボンベ
が使用されている。
このガスボンベは、綿状パルプと吸水紙よりな
る吸着体をボンベ内に充填し、吸着体に液化ガス
をしみ込ませて、ガスボンベからは、気化ガスの
みが供給されて、液化ガスが液状のまま出ないよ
うになつている。
〈考案が解決しようとする課題〉 液状の液化ガスを吸着する吸着体を充填したガ
スボンベは、吸着体の分だけガス充填量が少なく
なるので燃焼時間が短くなる。その上に吸着体を
ボンベ内に充填するとその分だけ製造コストが上
昇し、高価なガスボンベとなる。
高価で燃焼時間が短いガスボンベは、実用上の
大きな問題であるから、この考案は前記の従来の
問題点を解消し、液化ガスのみを充填した安価な
ガスボンベが使用できるガスバーナを提供せんと
するものである。
〈課題が解決するための手段〉 この考案のガスバーナは、減圧バルブ本体内に
装着固定した隔膜を弁ばねで付勢された弁体の弁
棒とつまみの回動で弾力が調整される調整ばねで
挟持した減圧調整弁がバルブ本体に装着され、ガ
ス室の空間に先端が突出するように連通管が減圧
バルブ本体又はノズルホルダに突設され、連通管
と噴射ノズルの間に火炎格子近辺まで伸びてUタ
ーンする加熱用ガス流路が設けられていることを
特徴とするものである。
〈作用〉 ガスボンベを傾けたり逆さにしてボンベの液化
ガスが液状のままガス室に流れ込むと、ガス室で
気化されて気化ガスが連通管から噴射ノズルへ供
給される。万一ガス室に滞留した液化ガスが連通
管から漏れ出ても高熱の加熱用ガス流路で気化さ
れるので噴射ノズルからは気化ガスのみが噴出す
る。そしてつまみの回動で調整ばねの弾力が制御
され略一定の圧力に気化ガスが噴射ノズルから噴
出するのでガスボンベを傾けたり逆さにしてもバ
ーナノズルから出る炎の大きさは変らない。
〈実施例〉 先ず、第1図〜第4図に示す実施例のガスバー
ナ1について説明する。
バルブ本体12の下方の円筒部には、ガスボン
ベ10を螺合する雌ねじ孔が穿設され、円筒部外
周にロツクナツト13が螺着されている。円筒部
の略中心に中空の弁軸15を装着し、弁軸15の
孔と調整弁装着孔16とノズルホルダ装着孔17
とがガス孔18,19を介して連通してガス流路
が形成されている。調整弁装着孔16には第3図
に示す減圧調整弁2が螺着されている。
第3図において、フイルタ22を嵌装した保持
具21を減圧バルブ本体25に嵌着し、保持具2
1内に挿入した弁体24が弁ばね23で付勢さ
れ、本体25の弁座25aに圧接してガスが流出
しないようになつている。減圧バルブ本体25に
は弁棒26がガスが流出する適度の隙間を保つて
摺動自在に嵌つている。保持具21の反対側から
バネカバー28を減圧バルブ本体25に螺着し、
本体25とバネカバー28の端面で伸縮する円板
状の隔膜27を挟着して隔膜27が固定されてい
る。バネカバー28に調整螺子29を螺合し、調
整螺子29と隔膜27の間に調整ばね32で付勢
されたばね受け33を介装し、調整ばね32の弾
力で隔膜27が弁棒26との間で挟持されるよう
になつている。調整螺子29の小判状に形成した
軸部につまみ30を嵌合してビス31止めし、調
整螺子29とつまみ30が一体になつていて、つ
まみ30の回動で調整ばね32の弾力が調整され
る。減圧バルブ本体25と隔膜27で形成された
ガス室51の空間に先端が突出するように連通管
34が減圧バルブ本体25に突設されている。
斯ゝる構成の減圧調整弁2の減圧バルブ本体2
5にシール部材20を取付けて、バルブ本体12
に減圧バルブ本体25を螺着すると、第1図に示
すように調整弁装着孔16の底部にガス孔18に
連なる空間50が形成され、連通管34の孔がガ
ス孔19に連なる調整弁装着孔16に開口するよ
うになつている。
バルブ本体12の先端に、両端からガス孔38
と噴射ノズル装着孔39が穿設されているノズル
ホルダ40を螺着し、バルブ本体12とノズルホ
ルダ42で円錐形状のガス室52が形成されてい
る。噴射筒43に沿つて火炎格子46の前方まで
伸びて火炎格子46から噴出する炎を囲むように
折曲形成した加熱パイプ42の一端がガス孔38
に、他端が噴射ノズル装着孔39に夫々連通する
ように加熱パイプ42の両端がノズルホルダ40
に嵌着されている。
ノズルホルダ40の噴射ノズル装着孔39に噴
射ノズル41を螺着し、噴射ノズル41を被包す
るように適当数の吸気孔53が穿設された噴射筒
43をノズルホルダ40に嵌合して図示しない止
ねじで固定されている。火炎格子46を固着した
混合管45を内周に嵌着した外筒47に前記加熱
パイプ42を収めて、混合管45の端面が噴射筒
43の前端面に当接するようにして外筒47が固
定ねじ44により噴射筒43に固定されている。
10はブタンガス等の液化ガスが充填された小
型のガスボンベであり、ボンベ10は既知のとお
り円筒状の先端には弁11が内蔵されており、円
筒状の先端部の外周に取付用の雄ねじが刻設さ
れ、その外側に間隔を設けて同心状に突起部が形
成されている。
バルブ本体12の雌ねじのねじ底にシール部材
14を入れてガスボンベ10を螺着した後、ロツ
クナツト4をボンベの突起部に圧接するまで締め
て、ガスボンベ10をバルブ本体12に固定す
る。第1図のようにボンベ10が上向きの状態
(以下正常状態という)でバルブ本体12に固定
すると弁軸15が弁体11を押してボンベ10か
ら気化ガスが噴出し、空間50弁軸15の孔内に
は気化ガスが充満する。シール部材14,20で
シールされているので気化ガスは外部へ漏洩しな
い。
つまみ30を回すと、調整螺子29により調整
ばね32が圧縮されて隔膜27を押す。調整ばね
32の力>弁ばね23の力+保持具21内のガス
圧力となると弁体24が開いて気化ガスがガス室
51内に導入される。大気圧であつたガス室51
に気化ガスが入り、ガス室51のガス圧力(厳密
にはガス室51の圧力+弁ばね23の力+保持具
21内の圧力)が調整ばね32の力より大きくな
ると隔膜27を押し上げて弁体24を減圧バルブ
本体25に押しつけ、ガス室51への気化ガスの
導入を停止するように働く。つまりガス室51の
気化ガスの圧力が一定になるように作動する。従
つて噴射ノズル41からは一定の圧力の気化ガス
が噴出され、噴射筒43の吸気孔53より大気を
吸気して混合ガスとなつて火炎格子46から噴出
する。この混合ガスに着火すると、火炎格子46
で安定して燃焼し、所定の大きさの炎となる。
弁体24が開いて正常状態で燃焼しているバー
ナのボンベ10を掴持して、ガスボンベ10を逆
さにするとボンベ10内の液化ガスが液体のまま
弁軸15の孔を流下して空間50内に入り、減圧
調整弁2が第4図に示すように斜め下方に向いて
いるので、保持具21内を通過した液化ガスが弁
棒26の隙間から流れ込んでガス室51内に滞留
する。ガス室51には連通管34が空間に突き出
た状態で突出しているのでバーナをどのような方
向に向けても液状の液化ガスはガス室51から流
出しない。ガス室51内に流れ込んだ液状のガス
35は周囲の熱を奪つて気化し、その気化ガスが
隔膜27を押し上げ、前記の如くガス室51のガ
ス圧力>調整ばね32の力になると弁体24が減
圧バルブ本体25に圧着されてガス室51内への
液状の液化ガス35の流入が停止する。ガス室5
1内の液状の液化ガスが気化してガス室51の圧
力が低下し、調整ばね32の力>ガス室51の圧
力+弁ばね23の力+保持具21内の液化ガス圧
力になると再び弁体24が開いて液状の液化ガス
が弁棒26の隙間からガス室51内へ流れ込む。
ガス室51内に入つた液状のガス35は直ちに周
囲の熱を奪つて気化するのでガス室51に滞留す
る液化ガスの量は少量であり、ガス室51の空間
に突出している連通管34から液状のガスが流出
することはないので噴射ノズル41からは常時気
化ガスが噴出する。
尚、ガス室51に滞留する液化ガスの量はボン
ベ10の液化ガスの圧力とガス室51の圧力の比
率によつて変る。ボンベ10の液化ガスを高圧に
するとガス室51との圧力差が大となりガス室5
1に入つた液化ガスが瞬時にして高圧の気化ガス
となつて弁体24を閉じるのでガス室51内に滞
留する液化ガスの量は極めて少量になる。
ガスボンベ10の液化ガスが高圧でボンベを傾
けたり逆さにして使用する時間が短時間の場合に
は、火炎格子46や加熱パイプ42からの伝導熱
がバルブ本体12に伝わり、減圧バルブ本体25
にも伝達する。従つてガス室51で奪われる気化
熱は、この伝導熱で補充されるので、ガス室51
に滞留した液化ガス35は気化されて安定した圧
力の気化ガスが連通管34から噴出する。ガスボ
ンベ10の液体ガスが低圧でボンベを傾けたり逆
さにして長時間使用すると、ガス室51で奪われ
た気化熱を前記の伝導熱で補充できなくなり、減
圧バルブ本体25が低温となつてガス室51内に
滞留している液化ガス35が液状のまま連通管3
4から溢れ出ることがある。
ガス室51から流出した液化ガス35はガス孔
19を通つて円錐形状のガス室52で一時滞留す
るがバルブ本体12も低温になつているので、殆
ど気化されずに液状のままガス孔38を通つて加
熱パイプ42に流れ込む。加熱パイプ42は火炎
格子46まで伸びてUターンする構成であり、火
炎格子近辺の加熱パイプ42は燃焼している炎で
加熱されて高温であるから、その熱を奪つて完全
に気化されて噴射ノズル21からは気化ガスのみ
が噴出する。従つて、液化ガスが加熱パイプ42
に流れ込んでも液状の液化ガスが噴射ノズル41
に供給されないので、炎が極端に大きくなつた
り、炎が消えてしまうことなく安全に使用でき
る。
第5図はガスバーナ1の他の実施例で、前記実
施例における減圧バルブ本体25の連通管34が
固設されているところにガス孔を穿設し、ノズル
ホルダ40のガス孔38に連通管34Aを設けた
もので、ガス室52の空間に連通管34Aの先端
を突出させても同様な効果が得られる。ボデイ本
体12のガス流路中に流体ガスが滞留して気化す
る構成であれば良い。又、加熱パイプ42はパイ
プである必要はなく、ガスを流すことのできる通
路を有する加熱可能な構造であれば良く、例えば
ガス流路を噴射ノズル41と火炎格子45間でU
ターンさせて加熱するようにしても良い。
〈考案の効果〉 以上説明したようにこの考案のガスバーナを用
いると液化ガスのみが充填された安価なガスボン
ベが使用できて経済的である上に噴射ノズルから
噴出する気化ガスを一定のガス圧力に容易に調整
できるので所望の大きさの炎の安定した火力が得
られ安全に使用できる。ガスボンベを傾けたり逆
さにして長時間使用してガス室に滞留した液化ガ
スが流出しても火炎格子近辺まで伸びてUターン
する加熱用ガス流路で加熱されて気化し、噴射ノ
ズルからは気化ガスのみが常時噴出して炎の大き
さが殆ど変らないので、長時間にわたつてバーナ
の方向を問わずに安心して使用できる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示し、第1図はガスバ
ーナとガスボンベの一部を断面で示した側面図、
第2図は火炎格子部分の正面図、第3図は第1図
の減圧調整弁の拡大断面図、第4図は第1図のガ
スバーナを逆さまにして使用したときの減圧調整
弁の拡大断面図、第5図は他の実施例の断面で示
した側面図である。 1……ガスバーナ、2……減圧調整弁、10…
…ガスボンベ、12……バルブ本体、23……弁
ばね、24……弁体、25……減圧バルブ本体、
26……弁棒、27……隔膜、29……調整螺
子、30……つまみ、34,34A……連通管、
40……ノズルホルダ、51……ガス室、52…
…ガス室。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ガスボンベをバルブ本体に螺着し、噴射ノズル
    から気化ガスを噴出させるガスバーナにおいて、
    減圧バルブ本体内に装着固定した隔膜を弁ばねで
    付勢された弁体の弁棒とつまみの回動で弾力が調
    整される調整ばねで挟持した減圧調整弁がバルブ
    本体に装着され、ガス室の空間に先端が突出する
    ように連通管が減圧バルブ本体又はノズルホルダ
    に突設され、連通管と噴射ノズルの間に火炎格子
    近辺まで伸びてUターンする加熱用ガス流路が設
    けられていることを特徴とするガスバーナ。
JP13567489U 1989-11-22 1989-11-22 Expired - Lifetime JPH0547936Y2 (ja)

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JP7177214B1 (ja) * 2021-05-18 2022-11-22 始 小林 ガストーチ
JP7155384B1 (ja) * 2021-12-28 2022-10-18 始 小林 ガストーチ及びそれが装着されるガスボンベ

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