JPH0547695A - 微細加工装置における排気方式 - Google Patents

微細加工装置における排気方式

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JPH0547695A
JPH0547695A JP22470091A JP22470091A JPH0547695A JP H0547695 A JPH0547695 A JP H0547695A JP 22470091 A JP22470091 A JP 22470091A JP 22470091 A JP22470091 A JP 22470091A JP H0547695 A JPH0547695 A JP H0547695A
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load lock
intake port
chamber
process chamber
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    • F04B37/08Pumps having pertinent characteristics not provided for in, or of interest apart from, groups F04B25/00 - F04B35/00 for evacuating by thermal means by condensing or freezing, e.g. cryogenic pumps

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Abstract

(57)【要約】 [目的]プロセスチャンバにクライオポンプを付設する
微細加工装置においてクライオポンプを共用し、クライ
オポンプの使用台数を削減する。 [構成]プロセスチャンバ100は、第1の被排気室と
してゲートバルブ116を介してクライオポンプ106
の主吸気口(12)に連通される。これにより、プロセ
スチャンバ100は、クライオポンプ106によって、
イオン注入プロセスに適した清浄な超高真空、たとえば
1×10-6程度に常時排気されている。ロードロック室
102,104は、配管130,132を介してロータ
リポンプ118に連通されるとともに、第2、第3の被
排気室として配管134,136を介してクライオポン
プ106の副吸気口(36,38)に連通される。クラ
イオポンプ106は、主排気口12と連通するプロセス
チャンバ100をプロセスに適した高真空状態(たとえ
ば1×10-6mmTorr程度)に排気しながら、同時に、両
ロードロック室102,104を粗引き状態(たとえば
数100mmTorr程度)から予備室として適正な高真空状
態(たとえば数10mmTorr程度)まで真空引きする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プロセスチャンバにロ
ードロック室を付設した微細加工装置における排気方式
に関する。
【0002】
【従来の技術】図4に、従来の排気方式を用いたイオン
注入装置の構成を示す。この装置において、半導体ウエ
ハ200は、ターンテーブル等のウエハ搬送機構(図示
せず)によりゲートバルブ202を介してロードロック
室204に搬入され、ロードロック室204内のハンド
アームによりゲートバルブ206を介してプロセスチャ
ンバ208内にロードされる。イオン注入プロセスの終
了した半導体ウエハ200は、上記と反対の動作で、プ
ロセスチャンバ208よりロードロック室204を介し
て搬出される。
【0003】プロセスチャンバ208は、ゲートバルブ
210を介してクライオポンプ212に連通され、常時
イオン注入プロセスに適した真空状態、たとえば1×1
-6Torr程度の気圧に真空引きされている。
【0004】ロードロック室204は、配管214を介
してロータリポンプ218に連通されるとともに、配管
220を介してクライオポンプ224に連通される。配
管214,220の途中にはそれぞれ電磁弁216,2
22が設けられる。ロードロック室204は、半導体ウ
エハ200を1枚ずつ搬入する度に室内を大気圧から数
10mmTorr程度の気圧まで排気(真空引き)される。そ
の真空状態の下で、ロードロック室204内のハンドア
ームが半導体ウエハ200をプロセスチャンバ208に
ロード/アンロードする。
【0005】ロードロック室204の真空引きを行うに
は、先ず電磁弁222をオフにしたまま電磁弁214を
オンにして、ロータリポンプ218によりロードロック
室204を数100mmTorr程度まで粗引きする。通常、
真空度が約100mmTorrを超えると、ロータリポンプか
ら被排気室へオイルの逆流が起こるので、数100mmTo
rr程度に達したなら電磁弁216をオフにする。
【0006】次に、電磁弁222をオンにして、クライ
オポンプ224により、ロードロック室204を真空引
きする。この真空引きによってロードロック室204の
気圧を数10mmTorr以上の高真空まで排気する。
【0007】このように、ロードロック室204におい
ては、最初にロータリポンプ218によって数100mm
Torr程度まで粗い真空引き(粗引き)を行い、次にクラ
イオポンプ224によって目的の真空状態(数10mmTo
rr程度)まで真空引きする。クライオポンプは、極度に
冷却した面に気体分子を凝結して排気する方式の真空ポ
ンプであるから、オイル等の逆流がなく、ロードロック
室204を清浄な高真空状態にすることができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、従来
は、プロセスチャンバ208をクライオポンプ212に
よって常時イオン注入プロセスに適した高真空状態に排
気しつつ、ロードロック室204を定期的にロータリポ
ンプ218によって粗引きしたのちクライオポンプ22
4によって適当な高真空状態まで真空引きしていた。す
なわち、プロセスチャンバ208に対してはそれ専用の
クライオポンプ212をあてがう一方、ロードロック室
204に対してはそれ専用のクライオポンプ224をあ
てがっており、計2台のクライオポンプを使用してい
た。
【0009】上記の例はイオン注入装置に係るものであ
ったが、スパッタリング装置、蒸着装置、CVD装置、
PVD装置、エピタキシャル装置等の他の半導体製造装
置においても同様で、従来方式によれば、プロセスチャ
ンバとロードロック室とにそれぞれ専用のクライオポン
プを使用していた。したがって、半導体製造ライン全体
では多数のクライオポンプを必要とし、コスト・スペー
ス・メインテナンス等の面で問題であった。
【0010】本発明は、かかる従来の問題点に鑑みてな
されたもので、プロセスチャンバにロードロック室を付
設する微細加工装置において、クライオポンプの使用台
数を少なくして、クライオポンプ関係のコスト・スペー
ス・メインテナンス等を改善する排気方式を提供するこ
とを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明の排気方式は、真空下で所定のプロセスを行
うためのプロセスチャンバと、真空下で前記プロセスチ
ャンバへ被処理基板をロードまたはアンロードするため
のロードロック室とを備えた微細加工装置における排気
方式であって、主吸気口と副吸気口とを有するクライオ
ポンプの前記主吸気口に前記プロセスチャンバを連通せ
しめるとともに、前記クライオポンプの前記副吸気口に
前記ロードロック室を連通せしめてなる構成とした。
【0012】
【作用】プロセスチャンバは、クライオポンプの主吸気
口に連通されることにより、クライオポンプの比較的大
きな冷却能力によって常時真空引きされる。一方、ロー
ドロック室は、クライオポンプの副吸気口に連通され、
たとえばロータリポンプで所定の真空度まで粗引きした
後、クライオポンプの比較的小さな冷却能力によって一
時的に真空引きされる。一般に、プロセスチャンバに対
してロードロック室の容積は無視できるほど小さいの
で、プロセスチャンバの排気中にロードロック室の真空
引きを同時に行っても、クライオポンプの冷却能力は低
下しない。このようにして、本発明によれば、プロセス
チャンバとロードロック室とで1台のクライオポンプを
共用することができる。
【0013】
【実施例】先ず、図2および図3につき本実施例による
クライオポンプを説明する。このクライオポンプのケー
ス10はステンレス製で円筒状の側面を有し、その上端
側は開放して開口12をなし、下端側は底板14により
閉塞されている。開口12は、主吸気口を形成し、ゲー
トバルプ(図示せず)等を介して第1の被排気室(図示
せず)に接続される。この主吸気口12の周りには、本
クライオポンプを第1の被排気室に取付固定するための
フランジ16がケース10と一体的に形成されている。
【0014】ケース10の内側において、ケース底板1
4の中央部に冷凍シリンダ18が立設され、この冷凍シ
リンダ18の上部に、熱伝導率の高い材質、たとえばア
ルミニウムからなる第1および第2の凝結部20,22
が配設される。
【0015】第1の凝結部20は、ほぼカップ状の形体
を有し、主吸気口12に向かって、つまりカップ開口を
主吸気口12に向けて冷凍シリンダ18に取付される。
第1の凝結部20とケース10との間には断熱用の隙間
24が設けられる。第2の凝結部22は、第1の凝結部
20よりも径の小さい円筒体で、第1の凝結部20の内
側で冷凍シリンダ18に取付される。この第2の凝結部
22の表面には、水素・酸素・アルゴン等の気体分子を
効果的に吸着するための活性炭が接着されている。主吸
気口12には、気体の逆流を防止するための複数の環状
笠形バッフル15が同心円状に配設される。
【0016】冷凍シリンダ18の下端はケース底板14
の開口を介して冷凍機26に接続されている。この冷凍
機26は、高圧ポート28よりコンプレッサ(図示せ
ず)からの高圧ヘリウムを受け取り、その入力した高圧
ヘリウムをコンデンサにより凝縮したのち、エパポレー
タにより蒸発(断熱膨張)させ、極低温の冷気を発生す
る。エパポレータで低圧のガスに変じたヘリウムは、低
圧ポート30よりコンプレッサ側へ送出される。
【0017】冷凍機26で発生した極低温の冷気は、冷
凍シリンダ18を介して第1および第2の凝結部20,
22に伝えられる。これにより、第1の凝結部20およ
びバッフル15の表面はたとえば40゜Kまで冷却さ
れ、第2の凝結部22の表面はたとえば15゜Kまで冷
却される。
【0018】両凝結部20,22に溜った気体分子を排
出するには、本クライオポンプを各被排出室から遮断し
た状態の下で、パージポート32より中性ガス、たとえ
ば窒素ガスN2 をケース10内に供給して、室内をベン
トする。このベントにより、両凝結部20,22の表面
から気体分子が蒸発し、アウトポート34より中性ガス
と一緒に外へ排気される。
【0019】本クライオポンプでは、ケース10の下端
部の側面に相対向する2つの吸気ポート36,38が設
けられる。これらの吸気ポート36,38は、副吸気口
であって、それぞれ配管(図示せず)を介して第2およ
び第3の被排気室(図示せず)に連通される。
【0020】そして、ケース10内においては、第1の
凝結部20と一体に、その底板20aより垂直にケース
下端側へ向かって延長する第3の凝結部40が設けられ
る。この第3の凝結部40は、第1の凝結部20と同径
の外側円筒凝結部42と、この外側円筒凝結部40より
も径の小さい内側円筒凝結部44とからなる。これら外
側および内側円筒凝結部42,44の表面は、第1の凝
結部20の表面とほぼ同じ温度(40゜K)まで冷却さ
れる。
【0021】また、第3の凝結部40の下方にて、ケー
ス10の内側面に環状の水平支持板46が取付固定さ
れ、この水平支持板46に、外側円筒凝結部42と内側
円筒凝結部44との間に介在する外側円筒ラビリンス板
48と、内側円筒凝結部44と冷凍シリンダ18との間
に介在する内側円筒ラビリンス板50とが立設される。
さらに、第1の凝結部20の底板20aの外周部には円
周方向に多数の通気孔52が穿孔される。
【0022】かかる構成のクライオポンプにおいて、第
1の被排気室からの気体は、主吸気口12よりバッフル
15および第1の凝結部20の内側へ流入し、ここで、
水蒸気はバッフル15の表面および第1の凝結部20の
内側面(40゜K)で凍結排気され、水素・酸素・アル
ゴン等は第2の凝結部22の表面(15゜K)で凍結な
いし吸着排気される。また、第1の凝結部20とケース
10との隙間24に入り込んだ水蒸気は第1の凝結部2
0の外側面(40゜K)で凍結排気される。
【0023】一方、吸気ポート36,38よりケース1
0内に流入した第2,第3の被排気室からの気体分子
は、第3の凝結部40の外側および内側円筒凝結部4
2,44と外側および内側円筒ラビリンス板48,50
とで画成されるラビリンス54に入り、このラビリンス
54内で水蒸気が内側円筒凝結部44の内側・外側面
(40゜K)および外側円筒凝結部42の内側面(40
゜K)で凍結排気される。また、水素・酸素・アルゴン
等は、ラビリンス54から通気孔52を通って第1の凝
結部20の内側に入り、第2の凝結部22の表面(15
゜K)で凍結ないし吸着排気される。なお、ラビリンス
54で排気しきれない水蒸気は、通気孔52より第1の
凝結部20の内側へ入り込み、あるいはラビリンス54
を通り抜けて第1の凝結部20とケース10との隙間2
4へ入り込み、第1の凝結部20の内側面あるいは外側
面で凍結排気される。
【0024】このように、本実施例のクライオポンプに
おいては、第1の被排気室からの気体をほぼカップ状の
第1の凝結部20の内側に入れて、水蒸気を第1の凝結
部20およびバッフル15で凝結排気するとともに、水
素・酸素・アルゴン等を第2の凝結部22で凝結排気す
る一方、第2および第3の被排気室からの気体を第1の
凝結部20の裏側に第3の凝結部40とラビリンス板4
8,50とで形成されたラビリンス54に入れて(導い
て)、水蒸気を第3の凝結部40で凝結排気するととも
に、水素・酸素・アルゴン等を第1の凝結部20の底板
に設けた通気孔52を介してさらに第1の凝結部20の
内側へ導いて第2の凝結部22により凝結排気するよう
にした。これによって、第1、第2および第3の被排気
室を同時に、たとえば1×10-9 Toor 程度の清浄な超
真空状態に排気(真空引き)することができる。
【0025】特に、本実施例のクライオポンプにおい
て、第3の凝結部40は、ラビリンス54の作用により
気体分子と接する有効面積が大きく、比較的小さなサイ
ズでも効果的に水蒸気を排気することができる。また、
第1の凝結部20の底板に設けた通気孔52より第2お
よび第3の被排気室からの水素・酸素・アルゴン等を第
2の凝結部22へ導くようにしたので、全被排気室の排
気に対して第2の凝結部22が共用されている。
【0026】図3は、一変形例によるクライオポンプの
構造を示す。この変形例において、上述した実施例と異
なる点は、副吸気口として吸気ポート60,62をケー
ス10の底板14に取付したこと、第3の凝結部を第1
の凝結部20と同径の1つの円筒凝結部64で構成し、
1つの円筒ラビリンス板66でラビリンス68を構成し
たこと、吸気ポート60,62からの水素・酸素・アル
ゴン等を第2の凝結部22側へ導くための手段を設けて
いないことである。
【0027】このように、副吸気口は、主吸気口12と
は反対側のケース端部付近で任意の位置に設けることが
可能である。また、副吸気口の個数は2つに限定される
ものではなく、もちろん1つでも可能であり、あるいは
3つ以上設けてもよい。またラビリンス手段は、第3の
凝結部に対する気体分子の接触面積を増やすようなもの
であればよく、任意の構造を選択することができる。
【0028】また、半導体製造装置におけるロードロッ
ク室のように、主に水蒸気を排気する目的でクライオポ
ンプを使用する場合もある。そのような場合は、第3の
凝結部だけで間に合う。したがって、この変形例のよう
に、副吸気口からの水素・酸素・アルゴン等を第2の凝
結部側へ導くための通気孔を省略することも可能であ
る。また、第2の凝結部の構造は、上記実施例・変形例
のような円筒形に限定されず、たとえば笠状の板体を一
定間隔で多数重ね配置したものでもよい。
【0029】次に、図1につき、本発明による排気方式
をイオン注入装置に適用した実施例を説明する。このイ
オン注入装置において、100はイオン注入を行うプロ
セスチャンバ、102,104はロードロック室、10
6は上記実施例によるクライオポンプ、108〜116
はゲートバルブ、118はロータリポンプ、122〜1
28は電磁弁、130〜136は配管である。
【0030】半導体ウエハ300は、ターンテーブル等
のウエハ搬送機構(図示せず)によりゲートバルブ10
8を介してロードロック室102に搬入され、ロードロ
ック室102内のハンドアームによりゲートバルブ11
0を介してプロセスチャンバ100内にロードされる。
同様にして、ロードロック室104側からも半導体ウエ
ハ300がプロセスチャンバ100内にロードされるよ
うになっている。イオン注入プロセスの終了した半導体
ウエハ300は、上記と反対の動作で、ハンドアームに
よりプロセスチャンバ100よりロードロック室10
2,104にアンロードされ、次いでロードロック室1
02,104から外へ搬出される。
【0031】プロセスチャンバ100は、第1の被排気
室としてゲートバルブ116を介してクライオポンプ1
06の主吸気口(12)に連通される。これにより、プ
ロセスチャンバ100は、クライオポンプ106によっ
て、イオン注入プロセスに適した清浄な超高真空、たと
えば1×10-6程度に常時排気されている。
【0032】ロードロック室102,104は、配管1
30,132を介してロータリポンプ118に連通され
るとともに、第2、第3の被排気室として配管134,
136を介してクライオポンプ106の副吸気口(3
6,38)に連通される。各ロードロック室102,1
04は、半導体ウエハ300を1枚ずつ搬入する度に室
内を大気圧から数10mmTorr程度の高真空に排気(真空
引き)されなければならない。
【0033】この真空引きを行うため、先ず電磁弁12
2,128をオンにして、ロータリポンプ118により
各ロードロック室102,104を数100mmTorr程度
まで粗引きする。通常、真空度が約100mmTorrを超え
ると、ロータリポンプから被排気室へオイルの逆流が起
こるので、数100mmTorr程度に達したならば電磁弁1
22,128をオフにする。
【0034】次に、電磁弁124,126をオンにし
て、クライオポンプ106により、両ロードロック室1
02,104を真空引きする。ロータリポンプ118に
よる粗引きによって各ロードロック室102,104内
には殆ど水蒸気しか残留していないので、通気孔(5
2)無しの図2の変形例のようなポンプ構造のもので
も、使用可能である。このクライオポンプ106による
真空引きによって各ロードロック室102,104の気
圧を数10mmTorr以上の高真空に排気する。
【0035】両ロードロック室102,104の真空引
きを行っている間も、クライオポンプ106は、プロセ
スチャンバ100の排気を継続して行う。つまり、クラ
イオポンプ106は、主排気口12と連通するプロセス
チャンバ100をプロセスに適した高真空状態(たとえ
ば1×10-6mmTorr程度)に排気しながら、同時に、両
ロードロック室102,104を粗引き状態(たとえば
数100mmTorr)から予備室として適正な高真空状態
(たとえば数10mmTorr以上の高真空状態)まで真空引
きする。
【0036】なお、このイオン注入装置において、プロ
セスチャンバ100の容積はたとえば100リットル程
度であるのに対し、各ロードロック室102,104の
容積はたとえば0.3リットル程度であるから、プロセ
スチャンバ100の排気に両ロードロック室102,1
04の排気が加わっても、クライオポンプ106の排気
能力には殆ど影響しない。
【0037】以上のように、本実施例の排気方式によれ
ば、プロセスチャンバ100と2つのロードロック室1
02,104に対し、1台のクライオポンプ106で対
応することが可能である。また、イオン注入装置のほか
にも、スパッタリング装置、蒸着装置、CVD装置、P
VD装置、エピタキシャル装置等の各種半導体製造装置
でロードロック室が一般的に使用されており、それら各
種の装置にも本発明の排気方式を適用することができ
る。そうした場合は、半導体製造ライン全体で、クライ
オポンプの使用台数が大幅に減少し、コスト低減はもち
ろんのこと、作業スペースの増床や配管の節約がはから
れ、クライオポンプに関する管理・保守の手間が半減す
る等の利点が得られる。
【0038】
【発明の効果】以上のように、本発明の排気方式によれ
ば、主吸気口と副吸気口とを有するクライオポンプを使
用し、その主吸気口にはプロセスチャンバを連通せし
め、その副吸気口にはロードロック室を連通せしめ、こ
のクライオポンプによってプロセスチャンバの排気を行
いながら同時にロードロック室の真空引きを行うように
したので、1台のクライオポンプを共用することができ
る。したがって、たとえば、半導体製造ライン全体で
は、クライオポンプの使用台数を大幅に削減することが
でき、コスト・作業スペース・メンテナンス等の面で大
なる利点が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による排気方式を適用したイ
オン注入装置の構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の排気方式で使用するための一実施例に
よるクライオポンプの構造を示す略断面図である。
【図3】本発明の排気方式で使用するための一変形例に
よるクライオポンプの構造を示す略断面図である。
【図4】従来の排気方式を適用したイオン注入装置の構
成を示すブロック図である。
【符号の説明】
10 ケース 12 主吸気口 36 副吸気口 38 副吸気口 60 副吸気口 62 副吸気口 100 プロセスチャンバ 102 ロードロック室 104 ロードロック室 106 クライオポンプ 124 電磁弁 126 電磁弁 134 配管 136 配管
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01L 21/205 7454−4M 21/302 B 7353−4M

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 真空下で所定のプロセスを行うためのプ
    ロセスチャンバと、真空下で前記プロセスチャンバへ被
    処理基板をロードまたはアンロードするためのロードロ
    ック室とを備えた微細加工装置における排気方式であっ
    て、 主吸気口と副吸気口とを有するクライオポンプの前記主
    吸気口に前記プロセスチャンバを連通せしめるととも
    に、前記クライオポンプの前記副吸気口に前記ロードロ
    ック室を連通せしめてなることを特徴とする排気方式。
JP22470091A 1991-08-09 1991-08-09 クライオポンプ及び微細加工装置における排気方式 Expired - Fee Related JP3200668B2 (ja)

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