JPH0547338U - 船外機の排ガス抽出装置 - Google Patents
船外機の排ガス抽出装置Info
- Publication number
- JPH0547338U JPH0547338U JP9643891U JP9643891U JPH0547338U JP H0547338 U JPH0547338 U JP H0547338U JP 9643891 U JP9643891 U JP 9643891U JP 9643891 U JP9643891 U JP 9643891U JP H0547338 U JPH0547338 U JP H0547338U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- exhaust gas
- exhaust
- screw hole
- exhaust manifold
- boss
- Prior art date
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 船外機のシリンダブロックの排気マニホール
ドから排ガス分析に適した乾いた排ガスを抽出し得るよ
うにした。 【構成】 シリンダブロック7に形成された排気マニホ
ールド10の一側開口部を覆う冷却水通路を形成するエ
キゾーストプレート12に、排気マニホールド10内を
大気側に連通するネジ孔21を穿設したボス20を形成
し、そのネジ孔21に密封用プラグ或いはサンプリング
プローブ24を選択的に装着するようにした。
ドから排ガス分析に適した乾いた排ガスを抽出し得るよ
うにした。 【構成】 シリンダブロック7に形成された排気マニホ
ールド10の一側開口部を覆う冷却水通路を形成するエ
キゾーストプレート12に、排気マニホールド10内を
大気側に連通するネジ孔21を穿設したボス20を形成
し、そのネジ孔21に密封用プラグ或いはサンプリング
プローブ24を選択的に装着するようにした。
Description
【0001】
本考案は、船外機の排ガス濃度を検出するために排ガスを抽出する排ガス抽出 装置に関する。
【0002】
図3は、一般的な船外機の構成を示す図であって、船外機1は図示しない船体 に転舵自在に設けられたドライブシャフト部2と、このドライブシャフト部2の 上部に設けられたエンジン部3と、ドライブシャフト部2の下部に設けられると ともにプロペラ4を水平に支持するギヤ部5とからなっている。そして、航行中 はエンジン部3からの駆動力がドライブシャフト部2およびギヤ部5を介してプ ロペラ4に伝達され、プロペラ4の回転により船体の航行を行なうようになって いる。
【0003】 また、航行中におけるエンジン部3からの排気ガスは、ドライブシャフト部2 のハウジング内に設けられたエグゾーストチューブ6に導かれ、ギヤ部5内を通 りプロペラ4を経て水中に放出される。
【0004】
ところが、このような船外機においても、最近環境汚染調査のためにエンジン の排ガス放出物を抽出しその成分濃度分析を行なう必要性が提案されはじめられ ている。
【0005】 しかしながら、船外機における排気は上述のようにプロペラ部から排出されて いるため、排気系終端部から排気ガスをサンプリングすることは事実上不可能で ある。
【0006】 一方、船外機における排気マニホールドは、図4に示すようにシリンダブロッ クに形成されている。すなわち、図4において、符号7はエンジンのシリンダブ ロックであって、シリンダブロック7にはシリンダ室8の一側部に、排気ポート 9を介して上記シリンダ室8に連通する排気マニホールド10が形成されており 、その排気マニホールド10に前記エグゾーストチューブ6が連通接続されてい る。
【0007】 したがって、上記排気マニホールド10から排ガスを抽出することも考えられ るが、排気マニホールド10の外側には排気マニホールド10の開口側面を覆う ようにガスケット11を介してエキゾーストプレート12が装着されており、そ のエキゾーストプレート12にはガスケット13を介してエキゾーストプレート カバー14が装着されている。そして、上記エキゾーストプレートカバー14に よって密封されたエキゾーストプレート12内の空所によってシリンダ室8の外 周部に配設された冷却水通路16に連通する冷却水通路15が形成されている。
【0008】 そのため、排気マニホールド10の外側に冷却水通路15が存在することとな り、その排気マニホールド10から直接排ガスを抽出することは不可能である。
【0009】 本考案はこのような点に鑑み、シリンダブロックの排気マニホールドから排ガ ス分析に適した乾いた排ガスを抽出し得るようにした装置を得ることを目的とす る。
【0010】
本考案は、シリンダブロックに形成された排気マニホールドの一側開口部を覆 う冷却水通路を形成するエキゾーストプレートに、上記排気マニホールド内を大 気側に連通するネジ孔を穿設したボスを形成し、そのネジ孔に密封用プラグ或い はサンプリングプローブを選択的に装着するようにしたことを特徴とする。
【0011】
通常時においては、エキゾーストプレートのボスに形成されたネジ孔に密封用 プラグが螺合装着され、排気マニホールドから排気が直接大気中に排出されるこ とが防止される。一方、排気のサンプリングを行なう場合には、上記密封用プラ グをサンプリングプローブに取り代えれば、そのサンプリングプローブを経て排 気マニホールドからサンプリング用の排気を抽出することができる。
【0012】
以下、図1及び図2を参照して本考案の実施例について説明する。なお図中図 4と同一部分には同一符号を付しその詳細な説明は省略する。
【0013】 エキゾーストプレート12には、排気マニホールド10を密封する側壁部から 冷却水通路15を形成する空所内側に突出するボス20が一体に形成されている 。そのボス20はガスケット13を介してエキゾーストプレートカバー14に密 接する長さを有し、そのボス20には排気マニホールド10及び大気側間を連通 するネジ孔21が形成されており、さらに上記エキゾーストプレートカバー14 及びガスケット13には上記ボス20のネジ孔21と対応する位置にプラグ挿通 口22が形成されている。
【0014】 しかして、常時においては、上記プラグ挿通口22を経てプラグ23がボス2 0のネジ孔21に挿入され、そのネジ孔21にプラグ23を螺着することによっ て、そのネジ孔21から排気が漏出することが防止される。
【0015】 一方、排ガスのサンプリング時には、上記プラグ23を取りはずし、ボス20 のネジ孔21にサンプリングプローブ24を装着し得るようにしてある(図2) 。
【0016】 すなわち、上記サンプリングプローブ24は、上記ネジ孔21に螺合し得るネ ジ部を有するボルト24aに、径が4mm〜6mm程度のパイプ24bを貫挿したも のからなっており、上述のように、プラグ23の代わりにこのサンプリングプロ ーブ24をボス20のネジ孔21に螺着すると、サンプリングプローブ24のパ イプ24bの先端側が排気マニホールド10内に開口し、そのパイプ24bの他 端側に適宜接続された容器或いは分析計にエンジンからの排気を抽出することが できる。
【0017】 なお、上記実施例においては2サイクル船外機の構造によって説明したが、当 然4サイクル船外機にも適用することができる。
【0018】
以上説明したように本考案はエキゾーストプレートに設けたボスに密封用プラ グ或いはサンプリングプローブを選択的に装着し得るようにしたので、プラグの 代わりにサンプリングプローブを装着することによって、排ガスのサンプリング を行なうことができ、しかも排ガス中に冷却水が混入することがなく、乾いた排 ガスを抽出することができる。したがって、分析精度の向上と分析計自身の保護 をも図ることができる。
【図1】本考案における排ガス抽出装置の通常時におけ
る状態を示す図
る状態を示す図
【図2】本考案における排ガス抽出装置の排ガスサンプ
リング時における状態を示す図
リング時における状態を示す図
【図3】一般的な船外機の構成を示す図
【図4】船外機の排気マニホールド部の概略構成を示す
断面図
断面図
1 船外機 2 ドライブシャフト部 3 エンジン部 4 プロペラ 5 ギヤ部 6 エグゾーストチューブ 8 シリンダ室 10 排気マニホールド 12 エキゾーストプレート 14 エキゾーストプレートカバー 15 冷却水通路 20 ボス 21 ネジ孔 23 プラグ 24 サンプリングプローブ
Claims (1)
- 【請求項1】シリンダブロックに形成された排気マニホ
ールドの一側開口部を覆う冷却水通路を形成するエキゾ
ーストプレートに、上記排気マニホールド内を大気側に
連通するネジ孔を穿設したボスを形成し、そのネジ孔に
密封用プラグ或いはサンプリングプローブを選択的に装
着するようにしたことを特徴とする船外機の排ガス抽出
装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9643891U JPH0547338U (ja) | 1991-11-25 | 1991-11-25 | 船外機の排ガス抽出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9643891U JPH0547338U (ja) | 1991-11-25 | 1991-11-25 | 船外機の排ガス抽出装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0547338U true JPH0547338U (ja) | 1993-06-22 |
Family
ID=14165024
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9643891U Pending JPH0547338U (ja) | 1991-11-25 | 1991-11-25 | 船外機の排ガス抽出装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0547338U (ja) |
-
1991
- 1991-11-25 JP JP9643891U patent/JPH0547338U/ja active Pending
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