JPH0547279U - ケースの底足兼用蝶番 - Google Patents

ケースの底足兼用蝶番

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JPH0547279U
JPH0547279U JP10471491U JP10471491U JPH0547279U JP H0547279 U JPH0547279 U JP H0547279U JP 10471491 U JP10471491 U JP 10471491U JP 10471491 U JP10471491 U JP 10471491U JP H0547279 U JPH0547279 U JP H0547279U
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 ケースの底足と蝶番を合理的に一体化する。 【構成】 金属製の蝶番30の一方にケース本体側の合
成樹脂製足体20aを、他方に蓋体側の合成樹脂製足体
20bを固着し、この蝶番の一方側と他方側とを合成樹
脂製の蓋板40で覆ってなる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案はスーツケース等の比較的大型のケースの底足兼用蝶番に関するもので ある。
【0002】
【従来の技術】
ケースの最も一般的構成は、箱状のケース本体と、同じく箱状の蓋体とを両者 の一辺(通常、長手方向の一辺)でヒンジ連結してなり、このヒンジ連結した面 (図1左側面)をケースの底面として、この底面にはヒンジ連結の蝶番と床面に 置く際の底足とが設けられ、頂面側には把手が設けられるようになしてある。す なわち、ケースの底面には蝶番と底足とが設けられるのが一般的である。
【0003】 また、上記蝶番と底足とを一体成形したものも知られており、この一体型の底 足兼用蝶番は、金属製と合成樹脂製とが実用されている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、上記従来の金属製の底足兼用蝶番は、高価で重く、さらには床面やジ ュウタンを損傷するおそれを有しているという課題を有し、合成樹脂製の底足兼 用蝶番は、近時は金属製に劣らぬ耐久性を有するようになってはきたが、いまだ 、満足できる耐久性を有するとは言えず、特に、ヒンジ機構部の摩耗により長期 的な耐久性に関しては、なお金属製に比較して数段劣るといわざるをえない。
【0005】 そこで本考案は上記課題を解決すべくなされたもので、金属製の蝶番と合成樹 脂製の足片とを体裁よく合理的に一体化し、軽量、安価で、耐久性に優れたケー スの底足兼用蝶番を提供することを目的としたものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記の目的に沿い、先述実用新案登録請求の範囲を要旨とする本考案の構成は 前述課題を解決するために、ケース本体1の開口縁に一方側縁金具10aを、蓋 体2の開口縁に他方側縁金具10bを取付け、この一方側縁金具10aと他方側 縁金具10bとの外面側には緩衝帯3を夫々取付け、 上記ケース本体1の底面1aには、合成樹脂製で該底面1aの略全幅に渡る一 方側足体20aを取付け、この一方側足体20aの上面側に上記緩衝帯3を跨ぐ 凹溝21aを、下面側に下方に突出する足片部22aと蝶番嵌合凹部23aとを 設け、 上記蓋体2の底面2aには同じく合成樹脂製で該底面2aの略全幅に渡る他方 側足体20bを取付け、この他方側足体20bの上面側に上記緩衝帯3を嵌め込 む凹溝21bを、下面側に下方に突出する足片部22bと蝶番嵌合凹部23bと を設け、 中間部を軸31で枢着した金属製の蝶番30の固定側材30aを上記蝶番嵌合 凹部23aに、回動側材30bを上記蝶番嵌合凹部23bに夫々嵌合固定し、 上記蝶番30には固定側材30aと回動側材30bとに夫々通孔32,32, 32・・・を設け、該固定側材30aと回動側材30bとの外面側には、上面側 に上記通孔32,32,32・・・内に嵌入する嵌合足部41,41,41・・ ・を凸設した合成樹脂製の蓋板40を夫々嵌着してなる技術的手段を講じたもの である。
【0007】
【作用】
それ故、本考案ケースの底足兼用蝶番は、金属製の蝶番30の固定側材30a を一方側足体20aの蝶番嵌合凹部23aに、回動側材30bを他方側足体20 bの蝶番嵌合凹部23bに夫々嵌合固定することで、該蝶番30と一方側足体2 0aと他方側足体20bとが連結され一体化する作用を呈する。
【0008】 また、蓋板40は金属製の蝶番30の固定側材30aと回動側材30bとを覆 い隠す作用を呈するものである。
【0009】
【実施例】 次に、本考案の実施例を添付図面にしたがって説明する。 図中、1がケース本体、2が蓋体である。このケース本体1と蓋体2とは従来 公知なものが使用でき、共に箱状に形成され、両者の開口縁を接合させることで ケースを構成するようになしてある。
【0010】 そして、ケース本体1の開口縁に一方側縁金具10aを、蓋体2の開口縁に他 方側縁金具10bを取付け、この一方側縁金具10aと他方側縁金具10bとの 外面側には緩衝帯3を夫々取付けてある。
【0011】 上記一方側縁金具10aと他方側縁金具10bと緩衝帯3とは共に従来公知な もので、該一方側縁金具10aと他方側縁金具10bとはケース本体1と蓋体2 との両者の開口縁の接合を確実にする目的と、ケース本体1と蓋体2とが通常合 成樹脂等で整形されるためその補強の目的と、把手4及び図示しない錠前の取り 付け基板として使用する目的とに利用され、「図2」に示すごとき断面形状の型 鋼が使用され、ケース本体1と蓋体2との開口縁外面側に全周に渡って取付けら れている。
【0012】 すなわち、上記一方側縁金具10aはケース本体1の開口縁外周に添って取り 付けられる基端部11aとこの基端部11aからケース本体1の開口縁先方に延 設される平面部12とからなり、該基端部11aの外面側には緩衝帯3の嵌入溝 13を設けてなる。また、上記他方側縁金具10bは蓋体2の開口縁外周に添っ て取り付けられる基端部11bと、この基端部11bの先端面に一方側縁金具1 0aの先端が嵌入する凹溝部14を有してなり、この凹溝部14が蓋体2の開口 端より多少突出するようになしあり、また、該基端部10bの外面側にも緩衝帯 3の嵌入溝13を設けてなる。なお、図では明示していないが、この一方側縁金 具10aと他方側縁金具10bとは鋲着等の従来公知な固定手段によってケース 本体1あるいは蓋体2に固定されるものである。
【0013】 また、上記緩衝帯3は、ケースを携行したり移動する際に該ケースが物や人に 衝突した場合の緩衝を目的とするもので、合成ゴム等で構成され、内面側に突出 した凸条部3aを一方側縁金具10aと他方側縁金具10bとの外面に設けた嵌 入溝6内に嵌入して嵌着してある。
【0014】 そして、上記ケース本体1の底面1aには、合成樹脂製で該底面1aの略全幅 に渡る一方側足体20aを取付け、この一方側足体20aの上面側に上記緩衝帯 3を跨ぐ凹溝21aを、下面側に下方に突出する足片部22aと蝶番嵌合凹部2 3aとを設けてある。
【0015】 上記一方側足体20aの寸法は、ケース本体1の底面1aの略全幅となしてあ るが、ここで略全幅とは、ケース本体1の前板1bと底面1aの角部位から、底 面1aの開口縁を超え、一方側縁金具10aの平面部12の先端近くにまで達す ることを意味し、該一方側足体20aは正確には底面1aより突出して一部が一 方側縁金具10aの平面部12の外面に重なるようになしてある。したがって、 この一方側足体20aは緩衝帯3を跨ぐことになり、そのための凹溝21aを上 面(図2右側面)に設けてある。また、下面側に設ける上記足片部22aは、ケ ース本体1の開口縁とは反対側部位(図2では上端側部位)に設け、さらに、蝶 番嵌合凹部23aは後記蝶番30の固定側材30aを嵌入する大きさを有するの は無論であるが、この蝶番嵌合凹部23a内には同じく後記する蓋板40をも共 に嵌入できる深さを有している。
【0016】 なお、上記一方側足体20aは、鋲15等の従来公知な手段でケース本体1の 底面1aに取付けられるものである。
【0017】 また、上記蓋体2の底面2aには同じく合成樹脂製で該底面2aの略全幅に渡 る他方側足体20bを取付け、この他方側足体20bの上面側に上記緩衝帯3を 嵌め込む凹溝21bを、下面側に下方に突出する足片部22bと蝶番嵌合凹部2 3bとを設けてある。
【0018】 上記他方側足体20bは一方側足体20aと同じものを使用してもよいが、通 常蓋体2はケース本体1より薄く形成されるため、他方側縁金具10bには前記 平面部12が延設されないため、図示例では、一方側足体20aより短く形成さ れ、それ故、緩衝帯3を完全にまたぐことなく、この緩衝帯3は他方側足体20 bの開口端側(図2上端側)に設けた欠部を凹溝21bとして使用しており、そ の他の構成は一方側足体20aと同じである。
【0019】 そして、中間部を軸31で枢着した金属製の蝶番30の固定側材30aを上記 蝶番嵌合凹部23aに、回動側材30bを上記蝶番嵌合凹部23bに夫々嵌合固 定してある。
【0020】 上記蝶番30は、従来公知なものが使用される。また、蝶番嵌合凹部23a, 23bに嵌合固定するには、鋲着等により脱落しないように固定することが必要 で、図示実施例では鋲5で一方側足体20aまたは他方側足体20bに固定して いる。
【0021】 そして、上記蝶番30には固定側材30aと回動側材30bとに夫々通孔32 ,32,32・・・を設け、該固定側材30aと回動側材30bとの外面側には 、上面側に上記通孔32,32,32・・・内に嵌入する嵌合足部41,41, 41・・・を凸設した合成樹脂製の蓋板40を夫々嵌着してなる。
【0022】 上記通孔32,32,32・・・は蝶番30を一方側足体20aまたは他方側 足体20bに固定するための鋲孔とは別の適宜位置に設ければよく、図示例では 一方側足体20aと他方側足体20bとの通孔32,32,32・・・に適合位 置に凹孔を設け、嵌合足部41,41,41・・・は通孔32を通過した該凹孔 内にもその下端が嵌入するようになしてあるが、この通孔32は蓋板40を容易 には脱落しない程度に保持できるものであればよく、図示例では通孔32内に嵌 合足部41を圧入して保持されるようになしてあるが、嵌合足部41の先端に鈎 部を設けて抜け落ちないようになしても無論差し支えはない。
【0023】
【考案の効果】
本考案は上記のごときで、一方側足体20aと他方側足体20bとを合成樹脂 で形成したため、軽量・安価に製造でき、床面やジュータンを損傷する心配の少 ないケースの底足兼用蝶番を提供することができるものである。
【0024】 また、本考案は蝶番30に古くから信頼と実績を有した金属性を使用したため 、耐久性に関しては全く心配が不要なケースの底足兼用蝶番を提供することがで きるものである。
【0025】 そして、本考案の特筆できる長所は、一方側足体20aと他方側足体20bと を合成樹脂製、蝶番30を金属製となしたが、この蝶番30を介して一方側足体 20aと他方側足体20bとを連結するようになしたため、全体を合成樹脂で構 成するのに比較して、組み立て工程での簡便性からして製造コストの上昇はほと んどなく、また、蝶番30の固定側材30aと回動側材30bとは合成樹脂製の 蓋板40,40で覆い隠されるため金属部位が露出するのは軸31部位のわずか な部分で、無論蝶番30を固定する鋲も覆い隠されるため体裁のよいケースの底 足兼用蝶番を提供することができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案ケースの底足兼用蝶番を使用したケース
の斜視図である。
【図2】A−A線拡大断面図である。
【符号の説明】
1 ケース本体 1a 底面 2 蓋体 2a 底面 3 緩衝帯 10a 一方側縁金具 10b 他方側縁金具 20a 一方側足体 20b 他方側足体 21a 凹溝 21b 凹溝 22a 足片部 22b 足片部 23a 蝶番嵌合凹部 23b 蝶番嵌合凹部 30 蝶番 30a 固定側材 30b 回動側材 31 軸 32 通孔 40 蓋板40 41 嵌合足部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケース本体(1)の開口縁に一方側縁金
    具(10a)を、蓋体(2)の開口縁に他方側縁金具
    (10b)を取付け、この一方側縁金具(10a)と他
    方側縁金具(10b)との外面側には緩衝帯(3)を夫
    々取付け、 上記ケース本体(1)の底面(1a)には、合成樹脂製
    で該底面(1a)の略全幅に渡る一方側足体(20a)
    を取付け、この一方側足体(20a)の上面側に上記緩
    衝帯3を跨ぐ凹溝(21a)を、下面側に下方に突出す
    る足片部(22a)と蝶番嵌合凹部(23a)とを設
    け、 上記蓋体(2)の底面(2a)には同じく合成樹脂製で
    該底面(2a)の略全幅に渡る他方側足体(20b)を
    取付け、この他方側足体(20b)の上面側に上記緩衝
    帯(3)を嵌め込む凹溝(21b)を、下面側に下方に
    突出する足片部(22b)と蝶番嵌合凹部(23b)と
    を設け、 中間部を軸(31)で枢着した金属製の蝶番(30)の
    固定側材(30a)を上記蝶番嵌合凹部(23a)に、
    回動側材(30b)を上記蝶番嵌合凹部(23b)に夫
    々嵌合固定し、 上記蝶番(30)には固定側材(30a)と回動側材
    (30b)とに夫々通孔(32,32,32・・・)を
    設け、該固定側材(30a)と回動側材(30b)との
    外面側には、上面側に上記通孔(32,32,32・・
    ・)内に嵌入する嵌合足部(41,41,41・・・)
    を凸設した合成樹脂製の蓋板(40)を夫々嵌着してな
    るケースの底足兼用蝶番。
JP1991104714U 1991-11-26 1991-11-26 ケースの底足兼用蝶番 Expired - Lifetime JPH0640853Y2 (ja)

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01171217U (ja) * 1988-05-24 1989-12-04

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JPH01171217U (ja) * 1988-05-24 1989-12-04

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