JPH0547134B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0547134B2
JPH0547134B2 JP62118561A JP11856187A JPH0547134B2 JP H0547134 B2 JPH0547134 B2 JP H0547134B2 JP 62118561 A JP62118561 A JP 62118561A JP 11856187 A JP11856187 A JP 11856187A JP H0547134 B2 JPH0547134 B2 JP H0547134B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
antenna
coaxial cable
electric field
open
transmission line
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP62118561A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS63283319A (ja
Inventor
Tatsu Watari
Takeshi Fujita
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Cable Ltd
Original Assignee
Hitachi Cable Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Cable Ltd filed Critical Hitachi Cable Ltd
Priority to JP62118561A priority Critical patent/JPS63283319A/ja
Publication of JPS63283319A publication Critical patent/JPS63283319A/ja
Publication of JPH0547134B2 publication Critical patent/JPH0547134B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Waveguide Aerials (AREA)
  • Near-Field Transmission Systems (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は微弱電波無線通信方法に関し、より
詳細には、アンテナの近傍では強い電磁界を作
り、遠方では、通常の伝搬による電磁界よりはる
かに低いレベルに低下させることのできる微弱電
波無線通信方法に関するものである。
[従来の技術] 一般に、微弱電波無線通信方法においては、第
4図に示すように内部導体1の外周部に配設され
た外部導体2の所定の開口から電波を送信もしく
は、電波を受信するために非常に短い所定の距離
だけ離れて、例えば半波長ダイポールアンテナ3
等のアンテナが配設されている。
この場合、内部導体1、外部導体2でなる開放
同軸ケーブルと半波長ダイポールアンテナ3の組
合せにおいて、それらから放射あるいは誘導され
る電波の強さが必要以上に強いと、他の無線系へ
の妨害を引き起すことになる。特に電波法規上、
微弱無線局と定義される方式を使う場合、これが
重要であり、電波法規上は無線設備から3m離れ
た地点での電界強度の最大値制限がある。電波の
使用帯が例えばVHF帯では、500μV/m
(54dBμV/m)となつている。
また、上述のような開放同軸ケーブルの場合
は、放射あるいは誘導界の強さを制御して、無駄
なエネルギーを放出しないような設計を行うこと
ができるため、前述の法規上の制限を守ることが
できるのである。
開放同軸ケーブルというのは本来その軸に沿つ
た直角方向の離隔場所の何mかの範囲で所定の強
さの電波を発生するもので、直角方向に対して
は、そう遠くまで強い電波を出すことは必要とさ
れないため、それが可能となるものである。
[発明が解決しようとする問題点] しかしながら、このような開放同軸ケーブルと
対になつて使われるアンテナは、開放同軸ケーブ
ルに接近して結合されているため利得の低い微小
ダイポールアンテナで十分であるものの、開放同
軸ケーブルの中に実用的な受信電力を生ぜしめる
のに十分な電力を供給すると、アンテナから3m
離れた所の電界強度は法規上の制限を守ることが
できない。
例えば150MHzにおいて、第2図に示すように、
開放同軸線路からD=3mでの電界強度を半波長
ダイポールアンテナ4を用いて求めると、
100dBμVを開放同軸線路に給電し、半波長ダイ
ポールアンテナ4との結合損失を70dBとすると
受信電圧は30dBμVで、電界強度は約36dBμV/
mとなる。
また、開放同軸線路の代わりに第3図に示すよ
うに比較利得−10dBの半波長ダイポールアンテ
ナでなる微小アンテナ5を距離Dだけ隔てて配置
し、これに100dBμVを給電するとD=3mにお
ける半波長ダイポールアンテナ4との結合損失が
約40dBのため受信電圧は60dBμVで、電界強度
は約66dBV/mとなる。
従つて、第4図の構成において微小アンテナ3
からD=3mのP1点における電界強度が約
66dBμV/mとなるので電法法規の制限値である
54dBμV/mを12dBもオーバーすることになる。
また、微小ダイポールアンテナは本来、指向性
を持つているが、妨害レベル上は無指向性の方が
影響が大きい。そこで、ここでは無指向性と仮定
して考えると、第4図に示すP1点における電界
強度と同じ値が微小アンテナ3から半径3mの円
周上のどこでも生ずることになるのである。
従つて、不要な電波の放射が多くなつてしま
い、他の電子機器に妨害を与える虞がある。
そこで、この発明の目的は、開放伝送線路と、
これにごく近傍したアンテナとの間で信号送受を
行う方法においてこれらから3m程度離れた地点
に生ずる電波のレベルを小さくし、他の無線系や
計器類への妨害を防ぐことができる微弱電波無線
通信方法を提供することにある。
[問題点を解決するための手段] この発明に係る微弱電波無線通信方法は、開放
伝送線路に対し密な信号結合特性を有して近傍す
る間隔で第1のアンテナを配置し、この第1のア
ンテナに対して遠方に生ずる電磁界を打消し合う
ような給電条件と指向性の組み合わせを与えるよ
うに第2のアンテナを配置し、上記開放伝送線路
と上記第1のアンテナとの間で無線信号の送信も
しくは受信をすることを特徴とする。
[作用] この発明に係る微弱電波無線通信方法は、正規
の結合用アンテナの近くに逆相接続した同種のア
ンテナを置くもので、開放伝送線路と正規の結合
用アンテナ間の結合に影響はしないが遠方では、
双方のアンテナから発生する逆相電波が打消し合
いを起こすことにより電波レベルを低くするもの
である。
[実施例] 以下、この発明の実施例を第1図を用いて詳細
に説明する。
図において、第1のアンテナである微小アンテ
ナ3に対して逆相給電された第2のアンテナであ
る微小アンテナ6から、開放同軸ケーブルの外部
導体2の開口部(D=D1=0.05m、L=0m)と
遠方の地点P1(D=3m、L=0m)あるいは地
点P2(D=0m、L=3m)に生ずる電界を比較
する。
微小アンテナ6がない時の値E0とある時の値
Eの比E/E0は、次式から求めることができる。
ここで、βは(波長/2π)であり、この式は
微小アンテナ3,6の逆相電界による打消し効果
を示すもので具体的に計算すると 開口部でE/E0=0.553(−5dB) P1点でE/E0=0.0008(−62dB) P2点でE/E0=0.047(−27dB) となり、地点P1,P2の電界強度は非常に小さく
なることが理解できる。
このため、前述した半径3mでの電界強度
66dBμV/mは、P2点の場合に39dBμV/mまで
低下することになる。
一方、アンテナと開放同軸線路との間の結合を
考えると、微小アンテナ3,6は、指向性を持つ
ており第1図の位置関係の場合、微小アンテナ6
の開口部方向への電界は低下傾向にある。
従つて、開口部付近での打消し作用はあまり働
かずE/E0=0.554が1.0に近づく傾向になる。
以上の計算から、開放同軸ケーブルとこれに近
接した微小アンテナ3間の結合に大きく影響する
ことなく、遠方での電界を低下させる逆相給電さ
れた微小アンテナ6の利点が理解できる。
ここで、D1,D,G,Lの各寸法は、波長と
必要されるE/E0によつて任意に決定すること
ができることは勿論である。
なお、この発明に係る微弱電波無線通信方法
は、上述の実施例に限定されることなく、その要
旨を逸脱しない範囲内で種々の変形実施をするこ
とができること勿論である。
例えば、開放同軸ケーブルは、静電界、誘導界
あるいは放射界を生ずる開放形伝送線路、例えば
平行2線、対撚り平行2線、片打編組同軸ケーブ
ル、螺旋同軸ケーブル、漏洩同軸ケーブル等々の
各種のケーブルで置き替えるとができる。
また、微小アンテナとしては、半波長ダイポー
ルアンテナのみならず、微小ループアンテナ、磁
界結合コイル、電界結合プローブ等で置き替える
ことができる。
さらに、2つのアンテナは、指向性を必ずしも
同一である必要はなく、開放同軸ケーブルの開口
部において、2つの電界が大きな打消し作用をす
ることなく、しかし遠方ではほとんど打消し合う
という、給電条件と指向性の組合わせが得られれ
ば任意のものにすることができる。
[発明の効果] 以上の説明で明らかなように、この発明に係る
微弱電波無線通信方法によれば次に列挙するよう
な効果がある。
(a) 電波法上の微弱無線局としての条件を満足す
るアンテナを構成することができる。
(b) 他の無線系あるいは、微小レベルを扱う計測
系への妨害をおさえることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この発明の方法に用いられる開放同
軸ケーブルとアンテナとの関係を示す概略構成
図、第2図は、開放同軸ケーブルの電界強度を求
めるための半波長ダイポールアンテナの位置関係
を示す概略構成図、第3図は、開放同軸ケーブル
の代わりに用いられる微小アンテナと、半波長ダ
イポールアンテナの位置関係を示す概略構成図、
第4図は、微小アンテナと開放同軸ケーブルの結
合方式を示す概略構成図である。 1……内部導体、2……外部導体、3……微小
アンテナ(第1のアンテナ)、6……微小アンテ
ナ(第2のアンテナ)。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 開放伝送線路に対し密な信号結合特性を有し
    て近接する間隔で第1のアンテナを配置し、この
    第1のアンテナに対して遠方に生ずる電磁界を打
    消し合うような給電条件と指向性の組み合わせを
    与えるように第2のアンテナを配置し、上記開放
    伝送線路と上記第1のアンテナとの間で無線信号
    の送信もしくは受信をすることを特徴とする微弱
    電波無線通信方法。
JP62118561A 1987-05-15 1987-05-15 微弱電波無線通信方法 Granted JPS63283319A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP62118561A JPS63283319A (ja) 1987-05-15 1987-05-15 微弱電波無線通信方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP62118561A JPS63283319A (ja) 1987-05-15 1987-05-15 微弱電波無線通信方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63283319A JPS63283319A (ja) 1988-11-21
JPH0547134B2 true JPH0547134B2 (ja) 1993-07-15

Family

ID=14739641

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP62118561A Granted JPS63283319A (ja) 1987-05-15 1987-05-15 微弱電波無線通信方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS63283319A (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60160228A (ja) * 1984-01-31 1985-08-21 Nissan Motor Co Ltd 車両用無線伝送装置

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60160228A (ja) * 1984-01-31 1985-08-21 Nissan Motor Co Ltd 車両用無線伝送装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPS63283319A (ja) 1988-11-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10069336B2 (en) Inductive charging device, electric vehicle, charging station, and method for inductive charging
CN107810644A (zh) 具有组合式天线的助听器
EP2169769B1 (en) Radiating cable
EP3624354A1 (en) Wireless relay device
EP3567673A1 (en) Combination antenna
JP4554485B2 (ja) 漏洩同軸ケーブルシステム
JP2005269630A (ja) ケーブルアンテナ構造
JPH11340731A (ja) 無給電アンテナ
JPH11163773A (ja) 建屋内無電源電波中継器
WO2018150468A1 (ja) 電子機器
CN209804892U (zh) 一种加载寄生贴片的微带天线
US20190207295A1 (en) Installation body and installation system
JPH0547134B2 (ja)
US11682839B2 (en) Antenna, transmitting device, receiving device and wireless communication system
KR101584551B1 (ko) 재방사 안테나 및 무선충전장치
JPH08186429A (ja) ダイバーシチアンテナ
JP2014175893A (ja) 漏洩同軸ケーブル
JPH1032424A (ja) 無給電アンテナ
CN209747731U (zh) 一种天线组件
JP2003258546A (ja) アンテナ、受信方法、および送信方法
US20030156072A1 (en) Helical antenna system
CA1097756A (en) Multiport cable choke
JP2012075031A (ja) ディスプレイ装置
JP2001255347A (ja) 近傍電磁界測定用プローブ
JPH07297630A (ja) 平面アンテナ