JPH054708Y2 - - Google Patents
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- JPH054708Y2 JPH054708Y2 JP1987167859U JP16785987U JPH054708Y2 JP H054708 Y2 JPH054708 Y2 JP H054708Y2 JP 1987167859 U JP1987167859 U JP 1987167859U JP 16785987 U JP16785987 U JP 16785987U JP H054708 Y2 JPH054708 Y2 JP H054708Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- movable body
- fixed body
- electrical connection
- connection device
- locking member
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
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- 230000007935 neutral effect Effects 0.000 description 12
- 238000003860 storage Methods 0.000 description 3
- 238000005192 partition Methods 0.000 description 2
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 2
- 239000007779 soft material Substances 0.000 description 2
- 230000002159 abnormal effect Effects 0.000 description 1
- 238000004040 coloring Methods 0.000 description 1
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- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
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- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
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Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01R—ELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
- H01R35/00—Flexible or turnable line connectors, i.e. the rotation angle being limited
- H01R35/02—Flexible line connectors without frictional contact members
- H01R35/025—Flexible line connectors without frictional contact members having a flexible conductor wound around a rotation axis
Landscapes
- Steering Controls (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本考案は、固定体と、この固定体に対して回転
する可動体との電気的接続をフラツトケーブル等
のケーブルを使用して行うようにした電気的接続
装置に関するものである。
する可動体との電気的接続をフラツトケーブル等
のケーブルを使用して行うようにした電気的接続
装置に関するものである。
[従来の技術]
固定体と可動体との間を電気的に接続する電気
的接続装置は、例えば、自動車のステアリング等
に用いられるが、この場合において、ステアリン
グの中立位置から可動体を両方向にほぼ同程度回
転させることができるようにして装着する必要が
ある。このため、固定体と可動体との間の位置合
せの指針となる機構を付設するようにしたもの
は、従来から用いられている。この種従来技術の
位置合せ機構としては、固定体または可動体のう
ちのいずれか一方に歯車を備えた回動部材を設
け、他方にはこの回動部材の歯車に係合する係合
部材を設けることにより構成される。そして、可
動体が1回転する毎に、歯車が係合部材に係合し
て所定角度ずつ回動することになるので、歯車に
おける特定の歯が所定の位置にあり、しかも可動
体が固定体に対して所定の位置にあるときに、中
立位置となる。そこで、この歯車における特定の
歯と、この歯車を支持する部材とにマークを付
し、また可動体と固定体とにもマークを設け、こ
の電気的接続装置を機器に組み付けるに当つて
は、これらのマークの位置合せを行うことによつ
て、可動体が固定体に対して中立位置となつた状
態に組み付けることができるようになつている。
的接続装置は、例えば、自動車のステアリング等
に用いられるが、この場合において、ステアリン
グの中立位置から可動体を両方向にほぼ同程度回
転させることができるようにして装着する必要が
ある。このため、固定体と可動体との間の位置合
せの指針となる機構を付設するようにしたもの
は、従来から用いられている。この種従来技術の
位置合せ機構としては、固定体または可動体のう
ちのいずれか一方に歯車を備えた回動部材を設
け、他方にはこの回動部材の歯車に係合する係合
部材を設けることにより構成される。そして、可
動体が1回転する毎に、歯車が係合部材に係合し
て所定角度ずつ回動することになるので、歯車に
おける特定の歯が所定の位置にあり、しかも可動
体が固定体に対して所定の位置にあるときに、中
立位置となる。そこで、この歯車における特定の
歯と、この歯車を支持する部材とにマークを付
し、また可動体と固定体とにもマークを設け、こ
の電気的接続装置を機器に組み付けるに当つて
は、これらのマークの位置合せを行うことによつ
て、可動体が固定体に対して中立位置となつた状
態に組み付けることができるようになつている。
そして、この可動体と固定体とからなるアセン
ブリを所定の機器に組み込む前の状態では、可動
体を固定体に対して中立位置に保持しておくため
に、回転体にロツク部材を装着し、このロツク部
材にクリツプ部材を設け、このクリツプ部材を固
定体側に形成した係止部にスナツプアクシヨンの
作用によつて係着させるようになし、この機器へ
の組み付けが完了した後に、該ロツク部材を除去
するようにしたものが従来から知られている。
ブリを所定の機器に組み込む前の状態では、可動
体を固定体に対して中立位置に保持しておくため
に、回転体にロツク部材を装着し、このロツク部
材にクリツプ部材を設け、このクリツプ部材を固
定体側に形成した係止部にスナツプアクシヨンの
作用によつて係着させるようになし、この機器へ
の組み付けが完了した後に、該ロツク部材を除去
するようにしたものが従来から知られている。
[考案が解決しようとする問題点]
ところで、前述したロツク部材はプラスチツク
等の硬質の部材で形成されており、従つて機器へ
の組み付け後に、該ロツク部材を除去しないまま
の状態で放置されている場合には、可動体が回転
不能となる。その場合に、組付け後の検査等にお
いて、無理に可動体を回転させた場合には、ロツ
ク部材と係合する固定体の構成部分等が破損し、
その破片がケース内に留まつて走行時に異音を発
生したりする不都合がある。
等の硬質の部材で形成されており、従つて機器へ
の組み付け後に、該ロツク部材を除去しないまま
の状態で放置されている場合には、可動体が回転
不能となる。その場合に、組付け後の検査等にお
いて、無理に可動体を回転させた場合には、ロツ
ク部材と係合する固定体の構成部分等が破損し、
その破片がケース内に留まつて走行時に異音を発
生したりする不都合がある。
また、前述した電気的接続装置を機器に組み込
むに当つては、この電気的接続装置と共に組み付
けられる他の部材等との関係から、何度も取り付
け及び取り外しが繰り返されることがある。この
取り付け、取り外しの度毎にロツク部材の着脱を
行うのは面倒であり、このために一度ロツク部材
が取り外された後はそのまま再装着の作業が行わ
れることになり、従つてこの取り外し後の再装着
時において、たとえ可動体を固定体に対して正確
に位置決めした状態に組み付けるようにしていて
も、組み付け途中で可動体の位置ずれを生じるお
それがあり、その組み付け性が悪いという欠点も
ある。
むに当つては、この電気的接続装置と共に組み付
けられる他の部材等との関係から、何度も取り付
け及び取り外しが繰り返されることがある。この
取り付け、取り外しの度毎にロツク部材の着脱を
行うのは面倒であり、このために一度ロツク部材
が取り外された後はそのまま再装着の作業が行わ
れることになり、従つてこの取り外し後の再装着
時において、たとえ可動体を固定体に対して正確
に位置決めした状態に組み付けるようにしていて
も、組み付け途中で可動体の位置ずれを生じるお
それがあり、その組み付け性が悪いという欠点も
ある。
本考案は、このような従来技術の欠点や不都合
を解消するためになされたものであつて、その目
的とするところは、可動体を固定体に対して確実
にロツクすることができ、しかもこのロツク機構
の除去を忘れたままに放置されていても、可動体
の回転に支障を来たすことがなく、固定体の構成
部分等が破損することがないようにした電気的接
続装置を提供することにある。
を解消するためになされたものであつて、その目
的とするところは、可動体を固定体に対して確実
にロツクすることができ、しかもこのロツク機構
の除去を忘れたままに放置されていても、可動体
の回転に支障を来たすことがなく、固定体の構成
部分等が破損することがないようにした電気的接
続装置を提供することにある。
[問題点を解決するための手段]
前述した目的を達成するために、本考案は、固
定体に対して可動体を回転自在に装着し、これら
固定体と可動体との間をケーブルを介して電気的
に接続し、前記固定体または可動体との間に、こ
の可動体の1回転毎に所定の角度ずつ回転する歯
車の歯の位置によつて検出する回転位置検出器を
設けた電気的接続装置において、前記固定体また
は可動体のうちのいずれか一方側の外面に設けた
係合部に軟らかい弾性のあるロツク部材を装着
し、このロツク部材を前記固定体または可動体の
うちのいずれか他方側の外面と弾接したことを特
徴とするものである。
定体に対して可動体を回転自在に装着し、これら
固定体と可動体との間をケーブルを介して電気的
に接続し、前記固定体または可動体との間に、こ
の可動体の1回転毎に所定の角度ずつ回転する歯
車の歯の位置によつて検出する回転位置検出器を
設けた電気的接続装置において、前記固定体また
は可動体のうちのいずれか一方側の外面に設けた
係合部に軟らかい弾性のあるロツク部材を装着
し、このロツク部材を前記固定体または可動体の
うちのいずれか他方側の外面と弾接したことを特
徴とするものである。
[作用]
製造段階において、可動体を固定体に対して所
定の原点位置となるように位置決めされた状態で
ロツク部材によつて、この電気的接続装置を所定
の機器に組み込むようにすれば、必ず可動体が原
点位置となつた状態で組み付けることができるよ
うになる。また、この電気的接続装置を一度機器
に組み込んだ後に、それを取り外して、再装着す
る場合には、可動体が固定体に対して原点位置と
なるように調整し、ロツク部材でこの位置に保持
するようにして機器に再装着すれば、組み付け途
中で可動体の位置ずれ等が生じるおそれはない。
定の原点位置となるように位置決めされた状態で
ロツク部材によつて、この電気的接続装置を所定
の機器に組み込むようにすれば、必ず可動体が原
点位置となつた状態で組み付けることができるよ
うになる。また、この電気的接続装置を一度機器
に組み込んだ後に、それを取り外して、再装着す
る場合には、可動体が固定体に対して原点位置と
なるように調整し、ロツク部材でこの位置に保持
するようにして機器に再装着すれば、組み付け途
中で可動体の位置ずれ等が生じるおそれはない。
さらに、前述した如く、ロツク部材は可動体の
固定体に対する所定の原点位置に位置決めした状
態に固定体するものではあるが、このロツク部材
を装着した状態でも可動体を回転させることがで
きるようになるので、たとえそれを取り外さない
状態のまま放置されていても、可動体の回転操作
自体には支障を来たすことはなく、このために、
この電気的接続装置を自動車のステアリングに用
いても構成部分が破損することなく、その作動中
にロツク部材が脱落することになる。しかも、こ
のロツク部材がフラツトケーブルの間に侵入した
としても該フラツトケーブルが破損したりするお
それはない。
固定体に対する所定の原点位置に位置決めした状
態に固定体するものではあるが、このロツク部材
を装着した状態でも可動体を回転させることがで
きるようになるので、たとえそれを取り外さない
状態のまま放置されていても、可動体の回転操作
自体には支障を来たすことはなく、このために、
この電気的接続装置を自動車のステアリングに用
いても構成部分が破損することなく、その作動中
にロツク部材が脱落することになる。しかも、こ
のロツク部材がフラツトケーブルの間に侵入した
としても該フラツトケーブルが破損したりするお
それはない。
[実施例]
以下、この考案の実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。
に説明する。
まず、第1図において、1は可動体を示し、該
可動体1は上部に大径部1aと、この大径部1a
の底面に垂設した小径部1bとからなり、大径部
1aには小径部1bの外周面と所定の間隔をもつ
て対面する状態に隔壁2が連設されている。この
隔壁2と小径部1bの外周面との間には、ケーブ
ルを構成する導体箔を埋設した可撓性を有するフ
ラツトケーブル3の一端が固定されている。ま
た、大径部1aの上面には、ケーブル取り出し部
5が設けられており、この取り出し部5から延出
されたケーブルの先端にはコネクタ6a,6bが
設けられている。
可動体1は上部に大径部1aと、この大径部1a
の底面に垂設した小径部1bとからなり、大径部
1aには小径部1bの外周面と所定の間隔をもつ
て対面する状態に隔壁2が連設されている。この
隔壁2と小径部1bの外周面との間には、ケーブ
ルを構成する導体箔を埋設した可撓性を有するフ
ラツトケーブル3の一端が固定されている。ま
た、大径部1aの上面には、ケーブル取り出し部
5が設けられており、この取り出し部5から延出
されたケーブルの先端にはコネクタ6a,6bが
設けられている。
一方、7は固定体を示し、この固定体7の内部
には、可動体の小径部1b及びフラツトケーブル
3を収納する収納部8が形成されており、またそ
の上部にはケーブル取り出し用の切り欠き部9が
形成されている。そして、該切り欠き部9の下方
に向けてガイド部10が形成されており、フラツ
トケーブル3はこの切り欠き部9からガイド部1
0に沿つて下方に導き出されるようになつてお
り、このフラツトケーブル3の端部にはコネクタ
11が設けられている。
には、可動体の小径部1b及びフラツトケーブル
3を収納する収納部8が形成されており、またそ
の上部にはケーブル取り出し用の切り欠き部9が
形成されている。そして、該切り欠き部9の下方
に向けてガイド部10が形成されており、フラツ
トケーブル3はこの切り欠き部9からガイド部1
0に沿つて下方に導き出されるようになつてお
り、このフラツトケーブル3の端部にはコネクタ
11が設けられている。
さらに、可動体1と固定体7との間にはリング
部材12が介装されるようになつており、このリ
ング部材12には、固定体7における切り欠き部
9の形成部の両側において、この固定体7の円環
状の壁部に挟むようにして装着される係合部が連
設されると共に、ガイド部10に対面するように
ケーブル押え部13が垂設されている。
部材12が介装されるようになつており、このリ
ング部材12には、固定体7における切り欠き部
9の形成部の両側において、この固定体7の円環
状の壁部に挟むようにして装着される係合部が連
設されると共に、ガイド部10に対面するように
ケーブル押え部13が垂設されている。
電気的接続装置20は大略このように構成され
るが、この電気的接続装置20は、例えば、第2
図に示したように、自動車のステアリング21と
ステアリングシヤフト22に連結した状態に組み
付けられるようになつており、このように組み付
けを行つたときに、その中立状態から一方側及び
他方側に回転させたときに、それぞれほぼ等しい
量だけ回転することができるようになつていなけ
ればならない。
るが、この電気的接続装置20は、例えば、第2
図に示したように、自動車のステアリング21と
ステアリングシヤフト22に連結した状態に組み
付けられるようになつており、このように組み付
けを行つたときに、その中立状態から一方側及び
他方側に回転させたときに、それぞれほぼ等しい
量だけ回転することができるようになつていなけ
ればならない。
このように可動体1が固定体7に対して適正な
状態に組み付けることができるようにするため
に、固定体7には半径方向外周に延在した延在部
7aが形成されており、この延在部7aには、第
3図に示したように、相互に90°の位相を変えた
位置に4個の歯部30aを有する第1の歯車30
と、この第1の歯車30と同様90°の角度をもつ
て4個の歯部31aを有する第2の歯車31が相
互に45°の角度を持たせた状態で固定することに
より形成される回転部材32を前述の延在部7a
に立設した支軸33に回転自在に支持させるよう
にして設けられている。また、可動体1には、そ
の大径部1aの下部から一対の係合ロツド34,
34が垂設されており、この係合部材34,34
間の間隔は第1、第2の歯車30,31における
歯部30a,31aの幅よりもやや広く形成され
ている。このために、可動体1が固定体7に対し
て1回転したときに、この係合部材34の作用に
よつて回転部材32が90°回転動作することにな
る。そして、この回転部材32には、上部側に配
設されている歯車30における一定の歯部30a
に位置決め用のマーク35が着色等の手段で形成
されており、また延在部7aの所定の位置には、
このマーク35と位置合せが行われるマーク36
が設けられている。これにより、可動体1の固定
体7に対する粗位置決めを行うことができる回転
位置検出器37が構成される。
状態に組み付けることができるようにするため
に、固定体7には半径方向外周に延在した延在部
7aが形成されており、この延在部7aには、第
3図に示したように、相互に90°の位相を変えた
位置に4個の歯部30aを有する第1の歯車30
と、この第1の歯車30と同様90°の角度をもつ
て4個の歯部31aを有する第2の歯車31が相
互に45°の角度を持たせた状態で固定することに
より形成される回転部材32を前述の延在部7a
に立設した支軸33に回転自在に支持させるよう
にして設けられている。また、可動体1には、そ
の大径部1aの下部から一対の係合ロツド34,
34が垂設されており、この係合部材34,34
間の間隔は第1、第2の歯車30,31における
歯部30a,31aの幅よりもやや広く形成され
ている。このために、可動体1が固定体7に対し
て1回転したときに、この係合部材34の作用に
よつて回転部材32が90°回転動作することにな
る。そして、この回転部材32には、上部側に配
設されている歯車30における一定の歯部30a
に位置決め用のマーク35が着色等の手段で形成
されており、また延在部7aの所定の位置には、
このマーク35と位置合せが行われるマーク36
が設けられている。これにより、可動体1の固定
体7に対する粗位置決めを行うことができる回転
位置検出器37が構成される。
ここで、この前述したマーク35とマーク36
との間のアライメントが行われても、さらに、可
動体1の位置については、その1回転分に相当す
る誤差が生じる。従つて、このマーク35とマー
ク36との間のアライメントが行われた状態で、
さらに正確に可動体1が固定体7に対して中立位
置となるように調整する必要がある。
との間のアライメントが行われても、さらに、可
動体1の位置については、その1回転分に相当す
る誤差が生じる。従つて、このマーク35とマー
ク36との間のアライメントが行われた状態で、
さらに正確に可動体1が固定体7に対して中立位
置となるように調整する必要がある。
そこで、この1回転範囲内における可動体1と
固定体7との位置調整を行うための機構が設けら
れている。この機構としては、延在部7aにおけ
る回転検出器37の上に装着した軟性ゴム等から
なるロツク部材としてのクリツク部材40と、可
動体1における大径部1aの外側面に形成したク
リツク用凹部41とから構成される。このクリツ
ク部材40は、第4図に示したように、その一側
には可動体1が回転するときに比較的抵抗が少な
い状態で回転させることができると共に、クリツ
ク用凹部41から脱出するときに、容易に変形す
ることができるようにするために透孔42が形設
されると共に、他側にはこのクリツク部材40の
脱着用の治具を係合させる係合孔43が開設され
ている。一方、回転検出器37における表示用の
窓38上に一対の係合棒44,44が立設されて
おり、クリツク部材40はこの係合棒44,44
間に挾持された状態で仮に位置決めされ、比較的
容易に取り外すことができるようになつている。
そして、クリツク部材40を装着したときにおい
て、回転検出器37の歯車30aに設けたマーク
35を外部から目視することができるようにする
ために、第5図に示したように、該クリツク部材
40は略く字状に曲成されている。
固定体7との位置調整を行うための機構が設けら
れている。この機構としては、延在部7aにおけ
る回転検出器37の上に装着した軟性ゴム等から
なるロツク部材としてのクリツク部材40と、可
動体1における大径部1aの外側面に形成したク
リツク用凹部41とから構成される。このクリツ
ク部材40は、第4図に示したように、その一側
には可動体1が回転するときに比較的抵抗が少な
い状態で回転させることができると共に、クリツ
ク用凹部41から脱出するときに、容易に変形す
ることができるようにするために透孔42が形設
されると共に、他側にはこのクリツク部材40の
脱着用の治具を係合させる係合孔43が開設され
ている。一方、回転検出器37における表示用の
窓38上に一対の係合棒44,44が立設されて
おり、クリツク部材40はこの係合棒44,44
間に挾持された状態で仮に位置決めされ、比較的
容易に取り外すことができるようになつている。
そして、クリツク部材40を装着したときにおい
て、回転検出器37の歯車30aに設けたマーク
35を外部から目視することができるようにする
ために、第5図に示したように、該クリツク部材
40は略く字状に曲成されている。
本実施例は前述のように構成されるもので、次
にその作用について説明する。
にその作用について説明する。
まず、可動体1と固定体7とを該固定体7にお
ける収納部8内にフラツトケーブル3等を組み込
んだ状態にして組み立て、クリツク部材40を係
合棒44,44間に装着する。そして、この組み
立てが完了した後に、第1の歯車30の歯部30
aに設けたマーク35が固定体1の延在部7aに
設けたマーク36とアライメントが取れる状態に
まで可動体1を回転させ、然る後において、可動
体1を回転させて、クリツク部材40がクリツク
用凹部41内に嵌合する状態となす。これによつ
て、可動体1は完全に中立位置に配置されてい
る。そして、このクリツク部材40は可動体1に
ある程度の力が加えられたときには変形してその
回転を許すが、通常の状態では該クリツク部材4
0はクリツク用凹部41に係合し、可動体1がみ
だりに回転しない状態に保持されている。従つ
て、輸送中等において、可動体1が固定体7に対
してみだりに回転したりすることはなくなり、そ
のままの状態でステアリング等の機器に組み込む
ことができるようになる。
ける収納部8内にフラツトケーブル3等を組み込
んだ状態にして組み立て、クリツク部材40を係
合棒44,44間に装着する。そして、この組み
立てが完了した後に、第1の歯車30の歯部30
aに設けたマーク35が固定体1の延在部7aに
設けたマーク36とアライメントが取れる状態に
まで可動体1を回転させ、然る後において、可動
体1を回転させて、クリツク部材40がクリツク
用凹部41内に嵌合する状態となす。これによつ
て、可動体1は完全に中立位置に配置されてい
る。そして、このクリツク部材40は可動体1に
ある程度の力が加えられたときには変形してその
回転を許すが、通常の状態では該クリツク部材4
0はクリツク用凹部41に係合し、可動体1がみ
だりに回転しない状態に保持されている。従つ
て、輸送中等において、可動体1が固定体7に対
してみだりに回転したりすることはなくなり、そ
のままの状態でステアリング等の機器に組み込む
ことができるようになる。
ところで、前述のようにして一度機器に組み込
んで、可動体1を適宜回転させた後に再度それを
機器から除去する必要がある場合がある。然る
に、このときには、可動体1が中立位置以外の位
置となつていることがある。このために、この可
動体1を中立位置となるように調整しなければな
らない。そこで、可動体1を手動操作で回転させ
て、まず第1の歯車30における歯部30aに設
けたマーク35と固定体7aに設けたマーク36
との間のアライメントを行う。ここで、クリツク
部材40は軟性部材で形成されているので、可動
体1を回転させるときにおいて、この可動体1の
側面に摺接し、しかもクリツク用凹部41に係脱
る際に大きな抵抗が発生することはない。また、
このときには、これら各マーク35,36を目視
して行うが、クリツク部材40は回転検出器37
における表示用の窓38上に配設さているが、そ
れは略く字状に曲成されているので、このアライ
メントが取れた状態でのマーク35の位置を目視
するのに対する障害となることはない。
んで、可動体1を適宜回転させた後に再度それを
機器から除去する必要がある場合がある。然る
に、このときには、可動体1が中立位置以外の位
置となつていることがある。このために、この可
動体1を中立位置となるように調整しなければな
らない。そこで、可動体1を手動操作で回転させ
て、まず第1の歯車30における歯部30aに設
けたマーク35と固定体7aに設けたマーク36
との間のアライメントを行う。ここで、クリツク
部材40は軟性部材で形成されているので、可動
体1を回転させるときにおいて、この可動体1の
側面に摺接し、しかもクリツク用凹部41に係脱
る際に大きな抵抗が発生することはない。また、
このときには、これら各マーク35,36を目視
して行うが、クリツク部材40は回転検出器37
における表示用の窓38上に配設さているが、そ
れは略く字状に曲成されているので、このアライ
メントが取れた状態でのマーク35の位置を目視
するのに対する障害となることはない。
前述のようにしてマーク35,36間のアライ
メントが取れた後に、可動体1を適宜の方向に所
定量回動させると、クリツク部材40がクリツク
用凹部41内に係合することになり、この係合時
には、この可動体1の回転操作を行う手にクリツ
ク感触として伝達することができるので、これに
より可動体1が正確に中立位置に配置されている
ことが確認される。このように、目視により確認
するのは、マーク35,36のアライメントとい
う一方だけでよくなるので、可動体1の中立位置
への位置合せが著しく簡略化することができ、そ
の操作の正確性も期することができるようにな
る。また、可動体1の中立位置への調整を行つた
後においては、クリツク部材40とクリツク用凹
部41との間の係合関係によつて仮に位置決めさ
れた状態を保つので、この電気的接続装置20を
ステアリング等の機器に組み込む際に、可動体1
が位置ずれを起したりする不都合がない。
メントが取れた後に、可動体1を適宜の方向に所
定量回動させると、クリツク部材40がクリツク
用凹部41内に係合することになり、この係合時
には、この可動体1の回転操作を行う手にクリツ
ク感触として伝達することができるので、これに
より可動体1が正確に中立位置に配置されている
ことが確認される。このように、目視により確認
するのは、マーク35,36のアライメントとい
う一方だけでよくなるので、可動体1の中立位置
への位置合せが著しく簡略化することができ、そ
の操作の正確性も期することができるようにな
る。また、可動体1の中立位置への調整を行つた
後においては、クリツク部材40とクリツク用凹
部41との間の係合関係によつて仮に位置決めさ
れた状態を保つので、この電気的接続装置20を
ステアリング等の機器に組み込む際に、可動体1
が位置ずれを起したりする不都合がない。
前述のようにして最終的な組み付けが完了する
と、クリツク部材40を脱着させるが、この除去
は、適宜の治具を係合孔43に係合させて、引つ
張れば、容易に係合棒44,44から除去させる
ことができるようになる。また、たとえこのクリ
ツク部材40の除去が行われないままとなつてい
ても、クリツク部材40は軟性部材からなるもの
であるから、可動体1の回転には格別大きな支障
となることがなく、また機器の使用中に該クリツ
ク部材40が脱落することになる。そして、この
ようにして脱落したクリツク部材40がたとえフ
ラツトケーブル3の間に入つた状態となつても、
このケーブル3におけるケーブルを損傷させたり
するおそれはない。
と、クリツク部材40を脱着させるが、この除去
は、適宜の治具を係合孔43に係合させて、引つ
張れば、容易に係合棒44,44から除去させる
ことができるようになる。また、たとえこのクリ
ツク部材40の除去が行われないままとなつてい
ても、クリツク部材40は軟性部材からなるもの
であるから、可動体1の回転には格別大きな支障
となることがなく、また機器の使用中に該クリツ
ク部材40が脱落することになる。そして、この
ようにして脱落したクリツク部材40がたとえフ
ラツトケーブル3の間に入つた状態となつても、
このケーブル3におけるケーブルを損傷させたり
するおそれはない。
[考案の効果]
以上説明したように、本考案によれば、軟らか
い弾性のあるロツク部材を可動体と固定体との間
に介装することによつて、可動体の位置決めを行
うように構成したので、該可動体を確実に所定の
原点位置に保持した状態で所定の機器に組み付け
ることができるようになり、一度組み付けた後に
おける再装着時における可動体の位置決めも安定
した状態に行うことができるようになる。また、
たとえロツク部材を除去することなく放置されて
いたとしても、可動体の回転自体に支障を来たす
ことがなく、ロツク部材と係合する固定体の構成
部分等が破損することがない等の諸効果を奏す
る。
い弾性のあるロツク部材を可動体と固定体との間
に介装することによつて、可動体の位置決めを行
うように構成したので、該可動体を確実に所定の
原点位置に保持した状態で所定の機器に組み付け
ることができるようになり、一度組み付けた後に
おける再装着時における可動体の位置決めも安定
した状態に行うことができるようになる。また、
たとえロツク部材を除去することなく放置されて
いたとしても、可動体の回転自体に支障を来たす
ことがなく、ロツク部材と係合する固定体の構成
部分等が破損することがない等の諸効果を奏す
る。
第1図は本考案の一実施例を示す電気的接続装
置の分解斜視図、第2図は電気的接続装置のステ
アリングへの組み付け状態を示す構成説明図、第
3図は回転検出器の構成説明図、第4図はクリツ
ク部材の外観図、第5図はクリツク部材の装着状
態を示す説明図である。 1……可動体、3……フラツトケーブル、7…
…固定体、20……電気的接続装置、30……第
1の歯車、31……第2の歯車、30a,31a
……歯部、32……回転部材、33……支軸、3
5,36……マーク、40……クリツク部材(ロ
ツク部材)、41……クリツク用凹部、42……
透孔、43……係合孔、44……係合棒。
置の分解斜視図、第2図は電気的接続装置のステ
アリングへの組み付け状態を示す構成説明図、第
3図は回転検出器の構成説明図、第4図はクリツ
ク部材の外観図、第5図はクリツク部材の装着状
態を示す説明図である。 1……可動体、3……フラツトケーブル、7…
…固定体、20……電気的接続装置、30……第
1の歯車、31……第2の歯車、30a,31a
……歯部、32……回転部材、33……支軸、3
5,36……マーク、40……クリツク部材(ロ
ツク部材)、41……クリツク用凹部、42……
透孔、43……係合孔、44……係合棒。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 固定体に対して可動体を回転自在に装着し、
これら固定体と可動体との間をケーブルを介し
て電気的に接続し、前記固定体または可動体と
の間に、この可動体の1回転毎に所定の角度ず
つ回転する歯車の歯の位置によつて検出する回
転位置検出器を設けた電気的接続装置におい
て、前記固定体または可動体のうちのいずれか
一方側の外面に設けた係合部に軟らかい弾性の
あるロツク部材を装着し、このロツク部材を前
記固定体または可動体のうちのいずれか他方側
の外面と弾接したことを特徴とする電気的接続
装置。 (2) 前記固定体または可動体のうちのいずれか他
方側の外面にクリツク用凹部を形成し、前記可
動体が原点位置にあるときには、前記ロツク部
材を該クリツク用凹部に係合するように構成し
たことを特徴とする実用新案登録請求の範囲第
(1)項記載の電気的接続装置。 (3) 前記回転位置検出器を前記固定体に設けると
共に、この回転位置検出器に原点位置を表示す
るマークを設け、前記ロツク部材にこのマーク
を避ける曲成部を設けたことを特徴とする実用
新案登録請求の範囲第(1)項記載の電気的接続装
置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987167859U JPH054708Y2 (ja) | 1987-11-04 | 1987-11-04 | |
US07/265,119 US4872842A (en) | 1987-11-04 | 1988-10-31 | Electric connecting device |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987167859U JPH054708Y2 (ja) | 1987-11-04 | 1987-11-04 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0171890U JPH0171890U (ja) | 1989-05-15 |
JPH054708Y2 true JPH054708Y2 (ja) | 1993-02-05 |
Family
ID=15857414
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1987167859U Expired - Lifetime JPH054708Y2 (ja) | 1987-11-04 | 1987-11-04 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US4872842A (ja) |
JP (1) | JPH054708Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE4446901C2 (de) * | 1993-12-27 | 2001-01-25 | Nihon Plast Co Ltd | Elektrischer Uhrfederverbinder |
JP7054646B2 (ja) * | 2018-05-29 | 2022-04-14 | 株式会社東海理化電機製作所 | 回転構造体 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62246279A (ja) * | 1986-04-17 | 1987-10-27 | 古河電気工業株式会社 | 相対的に回転する二部材間の伝送装置 |
JPS63216277A (ja) * | 1987-03-05 | 1988-09-08 | 古河電気工業株式会社 | ブラシレス伝送装置 |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE3570955D1 (en) * | 1985-03-23 | 1989-07-13 | Petri Ag | Adjusting device for a connector for current conduction of shock-preventing airbag-safety systems |
DE3565196D1 (en) * | 1985-03-23 | 1988-10-27 | Petri Ag | Steering-wheel with a supply line to a shock-preventing airbag-safety system situated in a steering-wheel bowl of a motor vehicle |
JPH0629028B2 (ja) * | 1986-04-07 | 1994-04-20 | 本田技研工業株式会社 | 車両用操向ハンドルにおける電導性巻回ケ−ブルの中立位置表示装置 |
-
1987
- 1987-11-04 JP JP1987167859U patent/JPH054708Y2/ja not_active Expired - Lifetime
-
1988
- 1988-10-31 US US07/265,119 patent/US4872842A/en not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62246279A (ja) * | 1986-04-17 | 1987-10-27 | 古河電気工業株式会社 | 相対的に回転する二部材間の伝送装置 |
JPS63216277A (ja) * | 1987-03-05 | 1988-09-08 | 古河電気工業株式会社 | ブラシレス伝送装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US4872842A (en) | 1989-10-10 |
JPH0171890U (ja) | 1989-05-15 |
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