JPH0546995A - 光記録デイスク - Google Patents

光記録デイスク

Info

Publication number
JPH0546995A
JPH0546995A JP2418157A JP41815790A JPH0546995A JP H0546995 A JPH0546995 A JP H0546995A JP 2418157 A JP2418157 A JP 2418157A JP 41815790 A JP41815790 A JP 41815790A JP H0546995 A JPH0546995 A JP H0546995A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
layer
optical recording
groove
tracking error
error signal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2418157A
Other languages
English (en)
Inventor
Masahiro Shinkai
正博 新海
Toshiki Aoi
利樹 青井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TDK Corp
Original Assignee
TDK Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by TDK Corp filed Critical TDK Corp
Priority to JP2418157A priority Critical patent/JPH0546995A/ja
Priority to US07/720,687 priority patent/US5213859A/en
Publication of JPH0546995A publication Critical patent/JPH0546995A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Optical Recording Or Reproduction (AREA)
  • Optical Record Carriers And Manufacture Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 基板3上に、光吸収層として色素層2を形成
し、この上に反射層4を積層した光記録ディスク1を用
い、プッシュプル法によりトラッキングサーボを行なう
際に、正常かつ正確なトラッキングエラー信号を得る。 【構成】 色素層3の表面に、グルーブ31と対応する
凸凹をつけ、グルーブ31部の色素層の膜厚をD、ラ
ンド部35の色素層の膜厚をD、グルーブ31の深さ
をdとしたとき、ΔD=D+d−Dを、トラッ
キングエラー信号が0となるΔDより大きい値とす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光記録ディスクに関す
る。
【0002】
【従来の技術】コンパクトディスク(以下、CDと略称
する)規格に対応して追記ないし記録を行うことのでき
る光記録ディスクが提案されている(日経エレクトロニ
クス1989年1月23日号,No.465,P10
7、社団法人近畿化学協会機能性色素部会,1989年
3月3日,大阪科学技術センター、SPIEvol10
78 Optical Data Storage T
opicalMeeting,80 1989等)。こ
のものは、透明樹脂基板上に、色素層、Au反射層およ
び保護膜をこの順に設層して形成される。すなわち、反
射層を色素層に密着して設けるものである。
【0003】このような場合、光吸収層としてと色素層
は、スピンコートによって形成することが好ましい。ま
た、基板の光吸収層形成面には、トラッキングサーボ用
のグルーブを形成することが好ましい。そして、グルー
ブを有する基板上に、色素層をスピンコート等によって
塗布するときには、通常、グルーブの存在の有無に拘ら
ず、色素層表面は平滑に近くなり、グルーブ部の膜厚
は、ランド部での膜厚にグルーブ深さを足した値に近く
なる。
【0004】他方、このような光記録ディスクのトラッ
キングサーボを行なうためには、プッシュプル法を採用
することが好ましい。プッシュプル法では、ディスク上
のグルーブで反射回折された光を、トラック中心に対し
て対称に配置された2D−PD上の2つの受光部での出
力差として取り出すことによって、トラッキングエラー
を検出する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、グルーブ部の
色素層の膜厚が、ランド部での膜厚とグルーブ深さとを
足した値に近づき、色素層表面の凹凸が減少したディス
クでは、プッシュプル法でのトラッキングエラー信号が
0となり、プッシュプル法のトラッキングサーボが行な
えないことが判明した。
【0006】本発明の主たる目的は、色素上に反射層を
積層した光記録ディスクにおいて、正常かつ正確なプッ
シュプルトラッキングエラー信号が得られるようにする
ことある。
【0007】
【課題を解決するための手段】このような目的は下記
(1)〜(6)の本発明によって達成される。
【0008】(1)グルーブを有する基板上に、少なく
とも光吸収層および反射層を積層し、グルーブ内を記録
トラックとし、プッシュプル法によりトラッキングエラ
ーを検出する光記録ディスクであって、グルーブ部の光
吸収層の膜厚をD、ランド部の光吸収層の膜厚を
、グルーブの深さをdとし、 ΔD=D+d−D、 トラッキングエラー信号が0となるときのΔDの値をΔ
としたとき、ΔD>ΔDであることを特徴とする
光記録ディスク。
【0009】(2)D>D、D≦2000Aであ
る上記(1)に記載の光記録ディスク。
【0010】(3)dが500〜1300A、前記グ
ルーブの幅Wが0.35〜0.6μm、前記グルーブ
のピッチPが1.5〜1.7μmである上記(1)また
は(2)に記載の光記録ディスク。
【0011】(4)前記光吸収層の屈折率nが2.2〜
2.9、消衰係数が0.02〜0.08である上記
(1)ないし(3)のいずれかに記載の光記録ディス
ク。
【0012】(5)前期光吸収層が色素を含有する塗布
膜である上記(1)ないし(4)のいずれかに記載の光
記録ディスク。
【0013】(6)前記反射層上に、トップコートを積
層した上記(1)ないし(5)のいずれかに記載の光記
録ディスク。
【0014】
【実施例】図1には、本発明の実施例が示される。図1
に示される光記録ディスク1は、基板3上に光吸収層と
して色素層2を有する。基板3は、記録光および再主光
(600〜900nm程度、特に700〜800nm、
とりわけ780nm)に対し、好ましくは85%以上の
透過率を有し、実質的に透明な樹脂やガラス等から形成
される。
【0015】基板3の記録層形成面には、トラッキング
用のグルーブ31が、スパイラル状(場合によっては同
心円状)に形成されている。グルーブ31の深さD
500〜1300A、幅Wは0.35〜0.6μmで
あり、グルーブ31は、幅Wのランド部35を介し、
1.5〜1.7μmのピッチPで形成されている。な
お、グルーブ31とランド部35とは、図示のように、
基板3に直接形成されていても、基板3に設けた樹脂層
上に形成されていてもよい。
【0016】光吸収層としての色素層2は、公知のシア
ニン色素等の光吸収色素の1種以上を含む色素ないし色
素組成物の塗布膜である。この場合、光吸収層として
は、塗布膜であれば他の材質のものであってよい。
【0017】色素層2の上には、Au等の反射層4が設
けられる。この反射層4は、単独で90%以上の反射率
を示すことが好ましい。そして、反射層4上には、保護
層として、各種樹脂製のトップコート5が設けられてい
る。なお、基板3と色素層2との間や、色素層2と反射
層4との間等には、中間層が設けられていてもよい。
【0018】このような構成において、グルーブ31内
を記録トラックとして、記録および再生を行なう。そし
て、色素層2の表面には、基板3に形成されたグルーブ
31およびランド部35に対応して、凹凸が形成されて
いる。
【0019】この結果、グルーブ31部(厳密には、グ
ルーブ中心位置)の色素膜の膜厚をD、ランド部35
(厳密にはランド部中心位置)の色素膜の膜厚をD
したとき、D+d>Dの関係を有しており、ΔD
=DL+d−Dとしたとき、ΔD>0である。しか
も、この際、ΔDは、所定値のΔDより大きなものに
設定される。そして、このΔDは、プッシュプルトラ
ッキングエラー信号が0となる膜厚差D+d−D
である。
【0020】そこで、このΔDの計算法について説明
する。まず、記録光および再生光としての使用レーザ波
長をλ、各層の膜厚を、図2に示されるように、D
(色素層)、D(Au)、D(トップコート)と
し、各層の屈折率nおよび消衰係数kを(ni、ki)
とすると、反射率Rは下記のように表される。
【0021】
【0022】次に、図3に即し、トラッキングエラー信
号の計算を行なう。図3において、グルーブ31を記録
トラックとする。この際、入射ビームは、レンズ7を通
して、焦点距離Fにてディスクの色素層2に照射され
る。そして、その反射ビームは、レンズ7をとおして、
プッシュプル型のディテクタ6のフォトダイオード6
1、62の入射面W1、W2に入射する。ディスクのグ
ルーブ底面を(ξ,η)面とすると、レーザ光の(ξ,
η)面振幅分布B(ξ,η)は、下記で表される。
【0023】
【数1】
【0024】ディテクタ6の入射面W1、W2を(u,
v)面とし、(u,v)面の反射ビームパワーをU
(u,v)、W1、W2面領域の反射ビームパワーをU
1、U2、入射ビームパワーをIとすると、トラッキ
ングエラー信号TEは、下記で与えられる。
【0025】TE=(U1−U2)/I
【0026】
【数2】
【0027】従って、上記において、実際のD、(n
,k)やその他の数値を代入し、Δを変化させるこ
とにより、最大のトラッキングエラー信号TEを求めれ
ば、実際のTEが計算できることになる。
【0028】図4および図5には、最大トラッキングエ
ラー信号の相対値の計算結果が、相対トラッキング信号
として示される。これらは、基板3の(n,k)=
(1.58,0)、色素層2の(n,k)=(2.
4,0.04)、反射層4の(n,k)=(4.
7,0.159)、D=1000A、トップコートの
(n,k)=(1.5,0)、D=5μm、λ=
780nm、グルーブのW=0.4μm、d=83
0nm、P=1.6μm、レンズ7のNA0.47、F
=4.3mm、B=5mmとしたものである。そして、
図4では、ランド部35の色素層2の膜厚Dを120
0Aとし、また図5ではDを1400Aとし、グルー
ブ31内の色素層2の膜厚を1500A〜D+d
で変化させたものである。
【0029】両図から明らかなように、図4ではΔD
=1200+830−1910=120Aにてトラッキ
ングエラー信号が0となり、また、図5ではΔD=1
400+830−2010=220Aにて、トラッキン
グエラー信号が0となり、それよりΔDが小さくなる
と、トラッキングエラー信号は負の値となる。負のトラ
ッキングエラー信号は、光ピックアップの制御が通常用
いられている極性と逆となり、通常の装置ではグルーブ
にトラッキングされなくなるので、本発明ではΔD>Δ
として、正確なトラッキングエラー信号を得ようと
するものである。
【0030】このような場合、ΔDは1.2・ΔD
上となると、より一層好ましい結果を得る。そして、上
記の通り、D>Dであるが、Dは2000A以
下、特に700〜1500Aであるとより一層好ましい
結果を得る。
【0031】さらに、Dは1000〜2000Aであ
ることが好ましく、色素層2のnは、2.2〜2.
9、kは0.02〜0.08であることが好ましい。
【0032】なお、(n,k)=(2.4,0.0
4)のシアニン色素を用い、これをスピンコート条件を
種々変えて、図4、図5のD、Dにて塗設し、実際
にプッシュプルトラッキングエラー信号を測定したとこ
ろ、図4、図5の結果とほぼ完全に一致した。
【0033】
【効果】本発明によれば、光吸収層に反射層を積層し
て、プッシュプル法でトラッキングサーボを行なう場
合、正常なトラッキングエラー信号が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の光記録ディスクを示す部分断面図であ
る。
【図2】本発明の光記録ディスクの光学定数を説明する
ための模式図である。
【図3】本発明において、プッシュプル法によってトラ
ッキングエラー信号を得るための構成を示す模式図であ
る。
【図4】トラッキングエラー信号とグルーブ部の光吸収
層としての色素層の膜厚との関係を示すグラフである。
【図5】トラッキングエラー信号とグルーブ部の光吸収
層としての色素層の膜厚との関係を示すグラフである。
【符号の説明】
1 光記録ディスク 2 色素層 3 基板 31 ブルーブ 35 ランド部 4 反射層 5 トップコート 6 ディテクタ 7 レンズ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 グルーブを有する基板上に、少なくとも
    光吸収層および反射層を積層し、グルーブ内を記録トラ
    ックとし、プッシュプル法によりトラッキングエラーを
    検出する光記録ディスクであって、 グルーブ部の光吸収層の膜厚をD、ランド部の光吸収
    層の膜厚をD、グルーブの深さをdとし、 ΔD=D+d−D、 トラッキングエラー信号が0となるときのΔDの値をΔ
    としたとき、ΔD>ΔDであることを特徴とする
    光記録ディスク。
  2. 【請求項2】 D>D、D≦2000Aである請
    求項1に記載の光記録ディスク。
  3. 【請求項3】 dが500〜1300A、前記グルー
    ブの幅Wが0.35〜0.6μm、前記グルーブのピ
    ッチPが1.5〜1.7μmである請求項1または2に
    記載の光記録ディスク。
  4. 【請求項4】 前記光吸収層の屈折率nが2.2〜2.
    9、消衰係数が0.02〜008である請求項1ないし
    3のいずれかに記載の光記録ディスク。
  5. 【請求項5】 前記光吸収層が色素を含有する塗布膜で
    ある請求項1ないし4のいずれかに記載の光ディスク。
  6. 【請求項6】 前記反射層上に、トップコートを積層し
    た請求項1ないし5のいずれかに記載の光記録ディス
    ク。
JP2418157A 1990-12-21 1990-12-21 光記録デイスク Pending JPH0546995A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2418157A JPH0546995A (ja) 1990-12-21 1990-12-21 光記録デイスク
US07/720,687 US5213859A (en) 1990-12-21 1991-06-25 Optical recording disk

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2418157A JPH0546995A (ja) 1990-12-21 1990-12-21 光記録デイスク

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0546995A true JPH0546995A (ja) 1993-02-26

Family

ID=18526085

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2418157A Pending JPH0546995A (ja) 1990-12-21 1990-12-21 光記録デイスク

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0546995A (ja)

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03230333A (ja) * 1990-02-05 1991-10-14 Taiyo Yuden Co Ltd 光情報記録媒体およびこの光情報記録媒体への光情報記録方法
JPH03230331A (ja) * 1990-02-05 1991-10-14 Taiyo Yuden Co Ltd 光情報記録媒体およびこの光情報記録媒体への光情報記録方法
JPH03230330A (ja) * 1990-02-05 1991-10-14 Taiyo Yuden Co Ltd 光情報記録媒体およびこの光情報記録媒体への光情報記録方法
JPH03230332A (ja) * 1990-02-05 1991-10-14 Taiyo Yuden Co Ltd 光情報記録媒体およびこの光情報記録媒体への光情報記録方法
JPH04132026A (ja) * 1990-09-21 1992-05-06 Fuji Photo Film Co Ltd 情報記録媒体及びその製造方法

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03230333A (ja) * 1990-02-05 1991-10-14 Taiyo Yuden Co Ltd 光情報記録媒体およびこの光情報記録媒体への光情報記録方法
JPH03230331A (ja) * 1990-02-05 1991-10-14 Taiyo Yuden Co Ltd 光情報記録媒体およびこの光情報記録媒体への光情報記録方法
JPH03230330A (ja) * 1990-02-05 1991-10-14 Taiyo Yuden Co Ltd 光情報記録媒体およびこの光情報記録媒体への光情報記録方法
JPH03230332A (ja) * 1990-02-05 1991-10-14 Taiyo Yuden Co Ltd 光情報記録媒体およびこの光情報記録媒体への光情報記録方法
JPH04132026A (ja) * 1990-09-21 1992-05-06 Fuji Photo Film Co Ltd 情報記録媒体及びその製造方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5213859A (en) Optical recording disk
WO1996004650B1 (en) Dual layer optical medium having partially reflecting thin film layer
JPH0248983B2 (ja)
JPS6240767B2 (ja)
US5060223A (en) Optical type information recording medium having specified pit and guide groove shapes
US7244532B2 (en) Holographic recording medium
EP0564260B1 (en) Optical recording medium and optical recording/reproducing apparatus
US6738335B1 (en) Optical recording medium, reproducing method, and reproducing apparatus
US6628603B1 (en) Dual layer optical storage medium having partially reflecting layer comprising antimony sulfide
JPS6130329B2 (ja)
JP3287860B2 (ja) 光学的情報記録方法と記録媒体
JPH09128825A (ja) 光磁気記録媒体および光情報検出装置
JP3356488B2 (ja) 光記録媒体の記録方法および製造方法
JP2739614B2 (ja) 光記録ディスク
JPH08147761A (ja) 情報記録媒体
US5798987A (en) Low noise magneto-optical disk drive
US5750293A (en) Method of recording and reproducing information
JPH0546995A (ja) 光記録デイスク
JP4442178B2 (ja) ホログラム記録媒体
WO1998054704A1 (en) Optical pickup system for recording/reading different types of optical disks
JP2003303442A (ja) 光学記録媒体
JP3076585B2 (ja) 光情報記録媒体
US20030031110A1 (en) Optical disk having multiple write layers, optical disk manufacturing method, optical disk device and optical disk write/read method
EP0398255A2 (en) Optical recording medium and recording method therefor
US5448541A (en) Method of use for an optical recording disk with a dye-containing recording layer and a tracking guide groove

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19980113