JPH0546934U - 線引装置における排煙装置 - Google Patents

線引装置における排煙装置

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JPH0546934U
JPH0546934U JP10296291U JP10296291U JPH0546934U JP H0546934 U JPH0546934 U JP H0546934U JP 10296291 U JP10296291 U JP 10296291U JP 10296291 U JP10296291 U JP 10296291U JP H0546934 U JPH0546934 U JP H0546934U
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cylinder
smoke exhaust
resin
tube
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行成 白子
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Fujikura Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 被覆樹脂煙を効率的に排除できる線引装置、
特に光ファイバ線引装置における排煙装置を提供する。 【構成】 鉛直に設けられる中空柱状の外筒6と、この
外筒6の内部に同軸的に、軸方向に間隔を置いて非連続
的に設けられる中空円柱状の内筒7と、前記外筒6の周
壁の前記内筒7に対向する位置に内外筒間通路9に連通
して設けられる排煙筒8とを有する光ファイバ線引装置
における排煙装置であって、外筒6の内部を線条体1と
ともに流れる樹脂煙は、内筒7の入口付近にさしかかる
と、排煙筒8からの排気によって流速が上がっておりそ
のため圧力の下がっている内外筒間通路9の方に流れや
すく、排煙筒8から排出される。流速が遅くしたがって
比較的圧力の高い内筒7の内部には樹脂煙を含む気流が
流入しにくく、したがって樹脂煙が線条体1と共に下流
に流れ下ることが防止される。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は線引装置における排煙装置、さらに詳しく言えば線引きされた線条 体、たとえば光ファイバ線に被覆された樹脂の架橋工程で生じる樹脂の煙を排除 するための排煙装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図2に示すように、線引きされた線条体1は鉛直方向に導かれて樹脂被覆部2 において適宜のUV樹脂が被覆され、ついで架橋部3においてこの樹脂の架橋反 応が行われる。このとき樹脂が一部が粉末化して白煙が発生するので、下流にお ける外径測定器5における監視窓の視界不良や、図示していないが張力測定のた めのプーリー溝を汚すなどの不都合が生じ、これを避けるために発生した樹脂煙 を除去する排煙装置4が架橋部3の直ぐ下流に設けられるものである。 従来の排煙装置は図3に示されるように、中空円柱状の外筒101の内部にこ れと同軸的に中空円柱状の内筒102が設けられたものであって、樹脂の被覆さ れた線条体1は内筒102の内部空間103を走行する。その内筒102の周壁 には多数の排煙孔102Aが穿設され、外筒101の周壁には半径方向外方に向 かう排煙筒104が内部と連通するように設けられてここに図示していない排気 ファンなどの排気装置が接続される。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
もともと内筒102は排煙筒104からの排気の際の空気の流れによって線条 体1が横振れし、この結果線条体1が周壁に接触することを防止するために設け られたものであるが、樹脂煙は線条体1の走行とともにこの周囲付近、つまり内 筒102内の空間103を流れ下る傾向が強く、この流下方向に直交する排煙孔 102Aからの外部への排煙が起こりにくい傾向があり、多数の排煙孔102A の穿孔された複雑な内筒102の使用にかかわらず樹脂煙の排除が不十分な欠点 があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】
この考案は上述のような問題点を解決するためになされたものであって、鉛直 に設けられる中空柱状の外筒と、前記外筒の内部に同軸的に、軸方向に間隔を置 いて非連続的に設けられる中空円柱状の内筒と、前記外筒の周壁の前記内筒に対 向する位置に内外筒間通路に連通して設けられる排煙筒とを有する線引装置にお ける排煙装置である。
【0005】
【作用】
外筒内部を線条体とともに流れる樹脂煙は、内筒の入口付近にさしかかると、 排煙筒からの排気によって流速が上がっておりそのため圧力の下がっている内外 筒間通路の方に流れ、排煙筒から排出される。流速が遅くしたがって比較的圧力 の高い内筒内部には樹脂煙を含む気流が流入しにくく、したがって樹脂煙は光フ ァイバと共に下流に流れ下ることは少なくなる。
【0006】
【実施例】
この考案のひとつの実施例を図1について説明する。中空柱状の、好ましくは 中空円柱状の外筒6の内部には、これと同軸的に中空円柱状の内筒7が設けられ るが、その内筒7は外筒6と同様に軸方向に連続して全面的に存在するのではな く、軸方向にほぼ半分程度は欠落して下方半分程に存在する。しかして内筒7の 存在する軸方向部分の外筒6の周壁に、排煙筒8が内外筒間通路9から外部に連 通するように設けられる。図示の例はこのような構成の内、外筒が軸方向に2本 接続されたものである。ただ本考案の精神としては請求範囲に明記したように内 筒7が軸方向に非連続的に存在し、排煙筒8は内筒7の存在部分にそれに対向し て設けられていればよいのである。
【0007】 つぎにこの考案装置の作動を説明する。線条体1に伴われた樹脂煙を含む気流 は外筒6の内部を流下して内筒7の入口に差しかかると、流体の流れに関するベ ルヌーイの法則にしたがって、その大部分は排煙筒8からの排気によって流速が 上がっていてそのため圧力の下がっている内外筒間通路9の方に流れ、排煙筒8 から排出される。内筒7の内部は流速が遅くしたがって比較的圧力が高いのでこ の中には樹脂煙を含む気流が流入しにくく、したがって樹脂煙は線条体1と共に 下流に流れ下ることが少なくなる。 図示の実施例装置ではこのような内筒7入口における分流排煙の機会が2回あ るわけであり、線条体1とともに内筒7の内側を通って下流に向かう樹脂煙はほ ぼ完全に除去される。 またこの考案の排煙装置においては、従来装置の場合は線条体1の横振れを起 こさせた半径方向外方に向かう排気の流れが、上述したように内筒7の入口にお ける分流を促進させる内外筒間通路9における(比較的)高速の気流を生成する ことになり、線条体1の横振れもなく線条体1の高速線引きにも有効であること がわかる。
【0008】
【考案の効果】
この考案の装置によれば、外筒内部を線条体とともに流れる樹脂煙は、内筒の 入口付近にさしかかると、排煙筒からの排気によって流速が上がっていてそのた め圧力の下がっている内外筒間通路の方に流れ、排煙筒から排出される。流速が 遅くしたがって比較的圧力の高い内筒内部には樹脂煙を含む気流が流入しにくく 、したがって線条体と共に下流に流れ下る樹脂煙を効率的に排除でき、線条体線 引き、特に光ファイバ線引きを高能率で実施できる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例を示す側断面図である。
【図2】光ファイバ線引工程を説明する簡略工程図であ
る。
【図3】従来の排煙装置を示す側断面図である。
【符号の説明】
1 線条体 6 内筒 7 外筒 8 排煙筒 9 内外筒間通路

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鉛直に設けられる中空柱状の外筒(6)
    と、前記外筒(6)の内部に同軸的に、軸方向に間隔を
    置いて非連続的に設けられる中空円柱状の内筒(7)
    と、前記外筒(6)の周壁の前記内筒(7)に対向する
    位置に内外筒間通路(9)に連通して設けられる排煙筒
    (8)とを有する、線引装置における排煙装置。
JP10296291U 1991-11-19 1991-11-19 線引装置における排煙装置 Expired - Lifetime JP2571167Y2 (ja)

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JPH0546934U true JPH0546934U (ja) 1993-06-22
JP2571167Y2 JP2571167Y2 (ja) 1998-05-13

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012224480A (ja) * 2011-04-15 2012-11-15 Sumitomo Electric Ind Ltd 光ファイバの製造方法及び製造装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2012224480A (ja) * 2011-04-15 2012-11-15 Sumitomo Electric Ind Ltd 光ファイバの製造方法及び製造装置

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JP2571167Y2 (ja) 1998-05-13

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