JP2571167Y2 - 線引装置における排煙装置 - Google Patents

線引装置における排煙装置

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JP2571167Y2
JP2571167Y2 JP10296291U JP10296291U JP2571167Y2 JP 2571167 Y2 JP2571167 Y2 JP 2571167Y2 JP 10296291 U JP10296291 U JP 10296291U JP 10296291 U JP10296291 U JP 10296291U JP 2571167 Y2 JP2571167 Y2 JP 2571167Y2
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cylinder
smoke
smoke exhaust
inner cylinder
resin
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行成 白子
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Fujikura Ltd
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  • Surface Treatment Of Glass Fibres Or Filaments (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は線引装置における排煙
装置、さらに詳しく言えば線引きされた線条体、たとえ
ば光ファイバ線に被覆された樹脂の架橋工程で生じる樹
脂の煙を排除するための排煙装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図2に示すように、線引きされた線条体
1は鉛直方向に導かれて樹脂被覆部2において適宜のU
V樹脂が被覆され、ついで架橋部3においてこの樹脂の
架橋反応が行われる。このとき樹脂が一部が粉末化して
白煙が発生するので、下流における外径測定器5におけ
る監視窓の視界不良や、図示していないが張力測定のた
めのプーリー溝を汚すなどの不都合が生じ、これを避け
るために発生した樹脂煙を除去する排煙装置4が架橋部
3の直ぐ下流に設けられるものである。従来の排煙装置
は図3に示されるように、中空円柱状の外筒101の内
部にこれと同軸的に中空円柱状の内筒102が設けられ
たものであって、樹脂の被覆された線条体1は内筒10
2の内部空間103を走行する。その内筒102の周壁
には多数の排煙孔102Aが穿設され、外筒101の周
壁には半径方向外方に向かう排煙筒104が内部と連通
するように設けられてここに図示していない排気ファン
などの排気装置が接続される。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】もともと内筒102は
排煙筒104からの排気の際の空気の流れによって線条
体1が横振れし、この結果線条体1が周壁に接触するこ
とを防止するために設けられたものであるが、樹脂煙は
線条体1の走行とともにこの周囲付近、つまり内筒10
2内の空間103を流れ下る傾向が強く、この流下方向
に直交する排煙孔102Aからの外部への排煙が起こり
にくい傾向があり、多数の排煙孔102Aの穿孔された
複雑な内筒102の使用にかかわらず樹脂煙の排除が不
十分な欠点があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】この考案は上述のような
問題点を解決するためになされたものであって、鉛直に
設けられる中空柱状の外筒と、前記外筒の内部に同軸的
に、軸方向に間隔を置いて非連続的に設けられる中空円
柱状の内筒と、前記外筒の周壁の前記内筒に対向する位
置に内外筒間通路に連通して設けられる排煙筒とを有す
る線引装置における排煙装置である。
【0005】
【作用】外筒内部を線条体とともに流れる樹脂煙は、内
筒の入口付近にさしかかると、排煙筒からの排気によっ
て流速が上がっておりそのため圧力の下がっている内外
筒間通路の方に流れ、排煙筒から排出される。流速が遅
くしたがって比較的圧力の高い内筒内部には樹脂煙を含
む気流が流入しにくく、したがって樹脂煙は光ファイバ
と共に下流に流れ下ることは少なくなる。
【0006】
【実施例】この考案のひとつの実施例を図1について説
明する。中空柱状の、好ましくは中空円柱状の外筒6の
内部には、これと同軸的に中空円柱状の内筒7が設けら
れるが、その内筒7は外筒6と同様に軸方向に連続して
全面的に存在するのではなく、軸方向にほぼ半分程度は
欠落して下方半分程に存在する。しかして内筒7の存在
する軸方向部分の外筒6の周壁に、排煙筒8が内外筒間
通路9から外部に連通するように設けられる。図示の例
はこのような構成の内、外筒が軸方向に2本接続された
ものである。ただ本考案の精神としては請求範囲に明記
したように内筒7が軸方向に非連続的に存在し、排煙筒
8は内筒7の存在部分にそれに対向して設けられていれ
ばよいのである。
【0007】つぎにこの考案装置の作動を説明する。線
条体1に伴われた樹脂煙を含む気流は外筒6の内部を流
下して内筒7の入口に差しかかると、流体の流れに関す
るベルヌーイの法則にしたがって、その大部分は排煙筒
8からの排気によって流速が上がっていてそのため圧力
の下がっている内外筒間通路9の方に流れ、排煙筒8か
ら排出される。内筒7の内部は流速が遅くしたがって比
較的圧力が高いのでこの中には樹脂煙を含む気流が流入
しにくく、したがって樹脂煙は線条体1と共に下流に流
れ下ることが少なくなる。図示の実施例装置ではこのよ
うな内筒7入口における分流排煙の機会が2回あるわけ
であり、線条体1とともに内筒7の内側を通って下流に
向かう樹脂煙はほぼ完全に除去される。またこの考案の
排煙装置においては、従来装置の場合は線条体1の横振
れを起こさせた半径方向外方に向かう排気の流れが、上
述したように内筒7の入口における分流を促進させる内
外筒間通路9における(比較的)高速の気流を生成する
ことになり、線条体1の横振れもなく線条体1の高速線
引きにも有効であることがわかる。
【0008】
【考案の効果】この考案の装置によれば、外筒内部を線
条体とともに流れる樹脂煙は、内筒の入口付近にさしか
かると、排煙筒からの排気によって流速が上がっていて
そのため圧力の下がっている内外筒間通路の方に流れ、
排煙筒から排出される。流速が遅くしたがって比較的圧
力の高い内筒内部には樹脂煙を含む気流が流入しにく
く、したがって線条体と共に下流に流れ下る樹脂煙を効
率的に排除でき、線条体線引き、特に光ファイバ線引き
を高能率で実施できる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例を示す側断面図である。
【図2】光ファイバ線引工程を説明する簡略工程図であ
る。
【図3】従来の排煙装置を示す側断面図である。
【符号の説明】
1 線条体 6 内筒 7 外筒 8 排煙筒 9 内外筒間通路

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鉛直に設けられる中空柱状の外筒(6)
    と、前記外筒(6)の内部に同軸的に、軸方向に間隔を
    置いて非連続的に設けられる中空円柱状の内筒(7)
    と、前記外筒(6)の周壁の前記内筒(7)に対向する
    位置に内外筒間通路(9)に連通して設けられる排煙筒
    (8)とを有する、線引装置における排煙装置。
JP10296291U 1991-11-19 1991-11-19 線引装置における排煙装置 Expired - Lifetime JP2571167Y2 (ja)

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JPH0546934U JPH0546934U (ja) 1993-06-22
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JPH0546934U (ja) 1993-06-22

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