JPH0546252U - コンバインにおけるカッタ装置 - Google Patents
コンバインにおけるカッタ装置Info
- Publication number
- JPH0546252U JPH0546252U JP10670891U JP10670891U JPH0546252U JP H0546252 U JPH0546252 U JP H0546252U JP 10670891 U JP10670891 U JP 10670891U JP 10670891 U JP10670891 U JP 10670891U JP H0546252 U JPH0546252 U JP H0546252U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cutter device
- cutter
- stirring chamber
- cut
- combine
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Threshing Machine Elements (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】コンバインカッタ装置の切りワラを、カッタ装
置幅内で略々均一に拡散し、詰まりや放出ムラを低減す
る。 【構成】カッタ装置2の排出口45に臨んで、羽根49
を有する放てき回転体46を配設する。該回転体46は
カッタ35からの回転を伝達されて回転し、その羽根4
9の外周部分は案内板42,43に近接して回転する。
これにより、羽根49の下部分にて、撹拌室41から排
出口45に向う風が生じると共に、羽根49の上部分に
て、排出口45から撹拌室41に向う風が生じ、カッタ
35にて切断されたワラは、撹拌室41にて上記風によ
り撹拌され、カッタ装置2の幅方向に略々均一に拡散さ
れる。
置幅内で略々均一に拡散し、詰まりや放出ムラを低減す
る。 【構成】カッタ装置2の排出口45に臨んで、羽根49
を有する放てき回転体46を配設する。該回転体46は
カッタ35からの回転を伝達されて回転し、その羽根4
9の外周部分は案内板42,43に近接して回転する。
これにより、羽根49の下部分にて、撹拌室41から排
出口45に向う風が生じると共に、羽根49の上部分に
て、排出口45から撹拌室41に向う風が生じ、カッタ
35にて切断されたワラは、撹拌室41にて上記風によ
り撹拌され、カッタ装置2の幅方向に略々均一に拡散さ
れる。
Description
【0001】
本考案は、コンバインおけるカッタ装置に係り、詳しくは、機体後部に排ワラ を細かく切断して圃場面にばらまく後処理装置を具備するコンバインにおけるカ ッタ装置に関する。
【0002】
従来、コンバイン作業では、穀粒と排ワラを分離せしめ、短かくカットして、 該切りワラを拡散スクリュー等により圃場面にばらまいていた。
【0003】
しかしながら、従来の排ワラ排出方法では、切りワラ落下室からの切りワラを 、コンバインカッタ装置の幅方向に均一に拡散し、高速で放出することが困難で あった。
【0004】 そこで、本考案は、切りワラをコンバインカッタ装置の幅方向に均一に拡散し て放出することができるコンバインにおけるカッタ装置を提供することを目的と する。
【0005】
本考案は、上述の事情に鑑みてなされたもので、機体後方にカッタ装置(2) を装着してなるコンバイン(C)において、カッタ(35)にて切断された切り ワラを撹拌して排出口(45)に排出する撹拌室(41)と、該撹拌室(41) の下方に配置され、外部から該撹拌室に向って送風する起風手段(46),(5 0)と、を備え、該起風手段による風により、前記撹拌室(41)内の切りワラ を撹拌してなることを特徴とする。
【0006】
【作用】 以上の構成に基づき、カッタ装置(2)は、カッタ(35)により切断した切 りワラを撹拌室(41)を通って排出口(45)から排出する。この際、撹拌室 (41)には、起風手段(46),(50)による風が生じており、切りワラは 該風により吹き上げられてカッタ装置(2)の幅方向に略々均等に拡散される。
【0007】
以上説明したように、本考案によれば、撹拌室(41)の下方に配置した起風 手段(46),(50)による風の吹き上げ力によって、撹拌室内の切りワラを 、カッタ枠幅内で略々均一に拡散させ、コンバインの機体後方に放出でき、切り ワラ排出時の詰まりや放出ムラを低減できる効果を奏する。
【0008】 なお、カッコ内の符号は、図面を参照するためのものであるが、本考案の構成 を何ら限定するものではない。
【0009】
以下図面に沿って、本考案の実施例について説明する。
【0010】 図1及び図2に示すように、コンバインCは、クローラ10に支持されている 機体1を、有しており、機体1には自動脱穀機11、ホッパ及び運転席等が配設 されている。更に、機体1の後部にはカッタ装置2が装着されており、このカッ タ装置2に向けて脱穀機から排ワラチェーン15が延びている。また、排ワラチ ェーンに沿って切換え板16が設けられており、切換え板16の切換えにより、 排ワラをカッタ装置2に供給するか又は直接外部に放出するように切り換え得る 。また、脱穀機11における吸引ファン17の排塵口19が機体後側面20に開 口している。
【0011】 そして、カッタ装置2は、機体後部側に設けられた支軸21により水平方向に 回動自在に支持されており、かつその閉じ(使用)位置にてロック装置により固 定し得る。また、カッタ装置2は、横方向に延びる刃軸23,25を支持してい るカッタ本体26を有しており、これら刃軸23,25には多数の回転ノコ刃6 が固定されていると共に動力伝達装置27を介して機体1側から動力が伝達され る。これら回転ノコ刃6によりディスク型カッタ35を構成しており、カッタ本 体26内における該カッタ35の下方に、機体1の略々全幅に亘る撹拌室41を 構成している。更に、該撹拌室41の下方には案内板42,43により排出口4 5が形成されており、該排出口45に臨んで、放てき回転体46が配設されてい る。該放てき回転体46はカッタ装置2の略々全幅に亘って延びる回転軸47及 び該回転軸に所定角度にて放射方向に固定されている3枚の羽根49からなり、 これら羽根49はその外周が上下案内板42,43に近接して回転する。また、 回転軸47はその一端がカッタ本体26の側板外方に突出し、該突出部にて、前 記刃軸23にチェーン等の動力伝達装置31を介して連動している。従って、放 てき回転体46の矢印方向の回転に基づき、その下方部分にて撹拌室41から排 出口45に向う風を起すと共に、その上方部分にて排出口45から撹拌室41に 向う風を起風して、撹拌室41内に矢印方向の循環風を生ずる。
【0012】 本実施例は以上のような構成からなるので、コンバインCが作業状態にあって は、カッタ装置2は閉じ状態にてロック装置により保持さえ、かつ切換え板16 は図2に実線で示す供給位置にある。この状態で、コンバインCが作業すると、 自動脱穀機11で脱穀された排ワラは、排ワラチェーン15とレールの間に挟ま れて搬送され、カッタ装置2に供給され、カッタ35により細かく切断される。 そして、細かく切断された切りワラは、撹拌室41を通って放てき回転体46部 分に導かれ、該回転体の羽根49により排出口45から圃場に向って投げ出され る。この際、羽根49の回転に基づく循環風が撹拌室41内に生じており、切り ワラは、撹拌室41内にて該風により吹き上げられて撹拌され、カッタ装置2の 全幅に亘って略々均等に拡散され、該拡散された切りワラが、放てき回転体46 により機体横方向に亘って略々均等に排出される。
【0013】 なお、回転体46に固設する横長の羽根は、本実施例においては、3枚で説明 したが、複数枚であれば本考案の効果を奏することができ、2枚であっても、4 枚以上であってもよい。
【0014】 ついで、図3に沿って、一部変更した実施例について説明する。本実施例では 、カッタ装置2の下案内板43に、所定長さのシロッコファン50を設置し、該 シロッコファン50は、カッタ35からの回転を伝達されて回転して、外部から 撹拌室41に向う風を起す。これにより、カッタ35で切断された切りワラは、 撹拌室41にて、ファン50による起風により吹き上げられて撹拌し、機体横方 向に亘って略々均等に排出口45から排出される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案を適用したコンバインのカッタ装置を示
す後方からみた断面図。
す後方からみた断面図。
【図2】その部分拡大側断面図。
【図3】他の実施例を示す部分拡大側断面図。
2 カッタ装置 35 カッタ 41 撹拌室 46 起風手段(放てき回転体) 49 羽根 50 起風手段(シロッコファン)
Claims (1)
- 【請求項1】機体後方にカッタ装置を装着してなるコン
バインにおいて、 カッタにて切断された切りワラを撹拌して排出口に排出
する撹拌室と、 該撹拌室の下方に配置され、外部から該撹拌室に向って
送風する起風手段と、を備え、 該起風手段による風により、前記撹拌室内の切りワラを
撹拌してなることを特徴とする、コンバインにおけるカ
ッタ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10670891U JPH0546252U (ja) | 1991-11-29 | 1991-11-29 | コンバインにおけるカッタ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10670891U JPH0546252U (ja) | 1991-11-29 | 1991-11-29 | コンバインにおけるカッタ装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0546252U true JPH0546252U (ja) | 1993-06-22 |
Family
ID=14440484
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10670891U Pending JPH0546252U (ja) | 1991-11-29 | 1991-11-29 | コンバインにおけるカッタ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0546252U (ja) |
-
1991
- 1991-11-29 JP JP10670891U patent/JPH0546252U/ja active Pending
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