JPH0545879Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0545879Y2 JPH0545879Y2 JP1987076931U JP7693187U JPH0545879Y2 JP H0545879 Y2 JPH0545879 Y2 JP H0545879Y2 JP 1987076931 U JP1987076931 U JP 1987076931U JP 7693187 U JP7693187 U JP 7693187U JP H0545879 Y2 JPH0545879 Y2 JP H0545879Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- belt
- core wire
- wires
- parallel
- strands
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
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- 230000001070 adhesive effect Effects 0.000 claims description 4
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 claims description 4
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- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 description 3
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Landscapes
- Belt Conveyors (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
産業上の利用分野
本考案は、２軸の間に回転を伝達する為の動力
伝動用ベルトに関するものである。
伝動用ベルトに関するものである。
従来の技術
２軸の間に回転を伝達するとき、軸に固定した
ベルト車にベルトを巻き掛けて伝動を行う。ベル
トは、取り扱いが簡単で経済的であり、潤滑の必
要がなく急な停止による障害も少なく、取替も迅
速かつ簡単に行うことができる。特にＶベルトは
Ｖ型の溝を有するベルト車に巻き掛けて伝動を行
うので大きな摩擦力が得られて大動力の伝動がで
き、各種の機械に非常に多く用いられている。と
ころが、Ｖベルトは大動力の伝動ができることか
ら、大きな張力がかかる。そこで、このような大
きな張力に耐え得るようにする為に、金属からな
るベルト芯線を埋設したＶベルトが賞用されてい
る。このようなＶベルトでは当該Ｖベルトにかか
る張力をベルト芯線に負担させることができる。
第８図は上記Ｖベルトの典型的な断面構造を示し
たもので、このＶベルト１はゴムを主体とした台
形断面のベルト本体２にベルト長手方向に延びる
ベルト芯線３を所定間隔で並列状に多数埋設して
ある。尚、上記ベルト芯線３は第９図に示すよう
に複数本の素線４，４…を撚り合わせて形成した
撚線が用いられている。
ベルト車にベルトを巻き掛けて伝動を行う。ベル
トは、取り扱いが簡単で経済的であり、潤滑の必
要がなく急な停止による障害も少なく、取替も迅
速かつ簡単に行うことができる。特にＶベルトは
Ｖ型の溝を有するベルト車に巻き掛けて伝動を行
うので大きな摩擦力が得られて大動力の伝動がで
き、各種の機械に非常に多く用いられている。と
ころが、Ｖベルトは大動力の伝動ができることか
ら、大きな張力がかかる。そこで、このような大
きな張力に耐え得るようにする為に、金属からな
るベルト芯線を埋設したＶベルトが賞用されてい
る。このようなＶベルトでは当該Ｖベルトにかか
る張力をベルト芯線に負担させることができる。
第８図は上記Ｖベルトの典型的な断面構造を示し
たもので、このＶベルト１はゴムを主体とした台
形断面のベルト本体２にベルト長手方向に延びる
ベルト芯線３を所定間隔で並列状に多数埋設して
ある。尚、上記ベルト芯線３は第９図に示すよう
に複数本の素線４，４…を撚り合わせて形成した
撚線が用いられている。
考案が解決しようとする問題点
ところで、上記Ｖベルト１のベルト芯線３は複
数本の素線４，４…を撚り合わせて形成した撚線
であるため、素線４，４間の摩擦抵抗が大きい。
それ故に高速曲げ反応を繰返し受けると、線間摩
擦による表面欠損が大きくて４の曲げ疲労限度が
低下し、ベルト芯線３が早期に折損する欠点があ
つた。そして、ベルト芯線３が折損すると、ベル
ト本体２からベルト芯線３が飛び出したり、ベル
ト本体２が張力に耐えられなくて破損する等の不
具合が発生する。
数本の素線４，４…を撚り合わせて形成した撚線
であるため、素線４，４間の摩擦抵抗が大きい。
それ故に高速曲げ反応を繰返し受けると、線間摩
擦による表面欠損が大きくて４の曲げ疲労限度が
低下し、ベルト芯線３が早期に折損する欠点があ
つた。そして、ベルト芯線３が折損すると、ベル
ト本体２からベルト芯線３が飛び出したり、ベル
ト本体２が張力に耐えられなくて破損する等の不
具合が発生する。
そこで、本考案は上記問題点に鑑み、線間摩擦
の少ないベルト芯線を使用してベルト寿命を延命
化し得る動力伝動用ベルトを提供することを目的
とする。
の少ないベルト芯線を使用してベルト寿命を延命
化し得る動力伝動用ベルトを提供することを目的
とする。
問題点を解決するための手段
本考案は上記目的を達成する為、ベルト本体内
にベルト長手方向に延びるベルト芯線を埋設せし
めたベルトに於いて、上記ベルト芯線に、複数本
の素線を平行に結束して接着剤で束ねて形成した
平行芯線を用いたという技術的手段を講じてい
る。
にベルト長手方向に延びるベルト芯線を埋設せし
めたベルトに於いて、上記ベルト芯線に、複数本
の素線を平行に結束して接着剤で束ねて形成した
平行芯線を用いたという技術的手段を講じてい
る。
作 用
ベルト使用時、高速曲げ反応を繰り返し受けて
も、線間摩擦による表面欠損が少なく素線の曲げ
疲労限度を向上することができ、上記目的が達成
される。
も、線間摩擦による表面欠損が少なく素線の曲げ
疲労限度を向上することができ、上記目的が達成
される。
実施例
以下本考案を図面に示す実施例について説明す
る。第１図及び第２図は本考案を実施したＶベル
ト５を例示したもので、このＶベルト５は図示す
るように、ゴムを主体とした台形断面のベルト本
体６に所定間隔で並列状に多数埋設されたベルト
長手方向に延びるベルト芯線７が、複数本、例え
ば、７本の直線状の素線８，８…を平行に隣接、
結束して形成した平行芯線である。また、ベルト
芯線７は素線８，８…をベルト材質に影響を与え
ない接着剤、例えばエポキシ系接着剤またはシア
ノアクリレート系接着剤で予め接着し、結束して
おけば、ベルト本体６内に埋設加工する際の製造
が容易である。
る。第１図及び第２図は本考案を実施したＶベル
ト５を例示したもので、このＶベルト５は図示す
るように、ゴムを主体とした台形断面のベルト本
体６に所定間隔で並列状に多数埋設されたベルト
長手方向に延びるベルト芯線７が、複数本、例え
ば、７本の直線状の素線８，８…を平行に隣接、
結束して形成した平行芯線である。また、ベルト
芯線７は素線８，８…をベルト材質に影響を与え
ない接着剤、例えばエポキシ系接着剤またはシア
ノアクリレート系接着剤で予め接着し、結束して
おけば、ベルト本体６内に埋設加工する際の製造
が容易である。
而して、上記Ｖベルト５であれば、ベルト芯線
７を構成する素線８，８相互の摩擦抵抗が小さ
く、使用時に高速曲げ反応を繰り返し受けても、
素線間で長手方向にずれるので線間摩擦による表
面欠損が少なくて素線８の曲げ疲労限度が向上
し、ベルト寿命の延命化に成功した。第３図は本
考案のＶベルト５に使用される平行芯線からなる
ベルト芯線７と従来のＶベルト１に使用される撚
線からなるベルト芯線３の曲げ疲労限度のテスト
結果を示す線図で、この結果、平行芯線は撚線に
比べて曲げ疲労限度が格段に高いことが判る。
７を構成する素線８，８相互の摩擦抵抗が小さ
く、使用時に高速曲げ反応を繰り返し受けても、
素線間で長手方向にずれるので線間摩擦による表
面欠損が少なくて素線８の曲げ疲労限度が向上
し、ベルト寿命の延命化に成功した。第３図は本
考案のＶベルト５に使用される平行芯線からなる
ベルト芯線７と従来のＶベルト１に使用される撚
線からなるベルト芯線３の曲げ疲労限度のテスト
結果を示す線図で、この結果、平行芯線は撚線に
比べて曲げ疲労限度が格段に高いことが判る。
尚、本考案は上記実施例に限定されるものでは
なく、例えばベルト芯線７の素線８，８…の並べ
方は、第２図に示す以外にも例えば第４図乃至第
７図に示すように種々の様式がある。更に上記実
施例はＶベルトについて述べているが、その他の
動力伝達用ベルトでも適用し得る事は勿論であ
る。
なく、例えばベルト芯線７の素線８，８…の並べ
方は、第２図に示す以外にも例えば第４図乃至第
７図に示すように種々の様式がある。更に上記実
施例はＶベルトについて述べているが、その他の
動力伝達用ベルトでも適用し得る事は勿論であ
る。
考案の効果
本考案によれば、線間摩擦の少ない接着剤で束
ねた平行芯線をベルト芯線に用いたから、ベルト
芯線の折損を遅延させ、斯くしてベルト寿命を延
命化し得る。
ねた平行芯線をベルト芯線に用いたから、ベルト
芯線の折損を遅延させ、斯くしてベルト寿命を延
命化し得る。
第１図本考案を実施したＶベルトの横断斜視
図、第２図は第１図のＶベルトに使用されるベル
ト芯線の拡大横断斜視図、第３図はベルト芯線の
曲げ疲労限度のテスト結果を示す線図、第４図乃
至第７図はベルト芯線の素線の並べ方の様式を示
す横断斜視図、第８図は従来のＶベルトの横断斜
視図、第９図は第８図のＶベルトに使用されるベ
ルト芯線の拡大横断斜視図である。 ５……Ｖベルト、６……ベルト本体、７……ベ
ルト芯線、８……素線。
図、第２図は第１図のＶベルトに使用されるベル
ト芯線の拡大横断斜視図、第３図はベルト芯線の
曲げ疲労限度のテスト結果を示す線図、第４図乃
至第７図はベルト芯線の素線の並べ方の様式を示
す横断斜視図、第８図は従来のＶベルトの横断斜
視図、第９図は第８図のＶベルトに使用されるベ
ルト芯線の拡大横断斜視図である。 ５……Ｖベルト、６……ベルト本体、７……ベ
ルト芯線、８……素線。
Claims (1)
- ベルト本体内にベルト長手方向に延びるベルト
芯線を埋設せしめたベルトに於いて、上記ベルト
芯線に、複数本の素線を平行に結束して接着剤で
束ねて形成した平行芯線を用いたことを特徴とす
る動力伝動用ベルト。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1987076931U JPH0545879Y2 (ja) | 1987-05-21 | 1987-05-21 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1987076931U JPH0545879Y2 (ja) | 1987-05-21 | 1987-05-21 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS63185942U JPS63185942U (ja) | 1988-11-29 |
| JPH0545879Y2 true JPH0545879Y2 (ja) | 1993-11-29 |
Family
ID=30924465
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1987076931U Expired - Lifetime JPH0545879Y2 (ja) | 1987-05-21 | 1987-05-21 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0545879Y2 (ja) |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS4911071U (ja) * | 1972-05-02 | 1974-01-30 | ||
| JPS5399461U (ja) * | 1977-01-17 | 1978-08-11 |
-
1987
- 1987-05-21 JP JP1987076931U patent/JPH0545879Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS63185942U (ja) | 1988-11-29 |
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