JPH0545840U - 絶縁電線 - Google Patents

絶縁電線

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JPH0545840U
JPH0545840U JP9396491U JP9396491U JPH0545840U JP H0545840 U JPH0545840 U JP H0545840U JP 9396491 U JP9396491 U JP 9396491U JP 9396491 U JP9396491 U JP 9396491U JP H0545840 U JPH0545840 U JP H0545840U
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JP
Japan
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flame
insulating layer
retardant
insulated wire
conductor
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Pending
Application number
JP9396491U
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English (en)
Inventor
修 清水
利明 森
Original Assignee
昭和電線電纜株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本考案は、難燃化処理を施した絶縁層を設けて
も、高インピーダンスZ0 を有し、絶縁層も十分な機械
的強度を保つことができる絶縁電線を提供することを、
その目的とする。 【構成】図1に示す絶縁線(インターフェ−スケーブ
ル)1は、中心部に設けられ、28AWG,30AW
G,32AWG等の軟導線または硬導線で構成された導
体2の外周に、難燃化処理した難燃PE(ポリエチレ
ン)または難燃PP(ポリプロピレン)または難燃発泡
PE(ポリエチレン)または難燃発泡PP(ポリプロピ
レン)で構成された第1の絶縁層3を厚さ0.05〜
0.3[mm]設け、更にその外側に難燃化処理しないP
EまたはPPからなる第2の絶縁層4を厚さ0.03〜
0.1[mm]設けた構成となっている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、絶縁電線の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の絶縁電線,特にインターフェ−スケーブルでUL規格,CSA規格等で 「難燃性」が規定されているインターフェ−スケーブル(絶縁電線)10は、図 2に示すように、中心部の導体2の外側にポリエチレン(PE)絶縁体に難燃剤 を添加した難燃性の絶縁層6を被覆して、照射架橋するようになっている。
【0003】 一般にこの種のインターフェ−スケーブル10は、近年高インピーダンスZ0 を持つことが要求されている。このZ0 を大きくするためには、導体2の径を太 くする方法と、絶縁層6の比誘電率εを小さくする(絶縁体の発泡率を上げる) 方法とが実施されている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、導体2の径を太くすることは圧着コネクタのケーブル配線ピッ チが予め規定されていることから必要以上に太くすることができない。また、絶 縁層6に難燃剤を添加して発泡させれば比誘電率ε=2.4と比較的小さくでき るが、絶縁層6の機械的強度が低下するため、近年普及している多心インタフェ ースケーブルの自動配列装置によるコネクタへの自動配列、自動圧着処理を行う 際、自動配列装置の心線掴み取り機構(チャック)で掴み取る場合、絶縁層6が 破れてしまい、最悪の場合心線が断線してしまい、実質的に自動配列装置を使用 して、端末加工できずインターフェ−スケーブル10の端末加工作業効率が著し く低下するという不都合があつた。
【0005】
【考案の目的】
本考案は上記従来例の有する不都合を改善し、難燃化処理を施した絶縁層を設 けても、高インピーダンスZ0 を有し、絶縁層も十分な機械的強度を保つことが できる絶縁電線を提供することを、その目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
そこで本考案では、中心部の導体の外側に難燃化された第1の絶縁層,難燃機 能を持たない第2の絶縁層を順次設けるという構成を採用することにより、前記 目的を達成しようとするものである。
【0007】
【実施例】
以下、本考案に係る一実施例を図1に基づいて説明する。ここで、上記従来例 と同一の構成部材には同一の付号を付すものとする。 図1に示す絶縁線(インターフェ−スケーブル)1は、中心部に設けられ、2 8AWG,30AWG,32AWG等の軟導線または硬導線で構成された導体2 の外周に、難燃化処理した難燃PE(ポリエチレン)または難燃PP(ポリプロ ピレン)または難燃発泡PE(ポリエチレン)または難燃発泡PP(ポリプロピ レン)で構成された第1の絶縁層3を厚さ0.05〜0.3[mm]設け、更に その外側に難燃化処理しないPEまたはPPからなる第2の絶縁層4を厚さ0. 03〜0.1[mm]設けた構成となっている。
【0008】 なお、必要に応じてこのように構成されたインターフェ−スケーブル1に、電 子線照射を行い架橋処理を施してもよい。また、第2の絶縁層4はカラー化して もよい。
【0009】 本実施例はこのように構成されているので、導体2の径を必要以上に太くする ことなく、しかも第1の絶縁層3で難燃化特性を確保しつつ、その外側の第2の 絶縁層4で十分な機械的強度を保てるので、従来のインターフェ−スケーブル1 0のように、自動配列装置により端末加工作業を行う場合、心線の掴み工程で絶 縁層4の破れや、心線1の断線事故を起こすことがないので、端末加工作業効率 が向上するという利点がある。なお、考案者らの燃焼実験によると、薄肉の第2 の絶縁層4だけに火が走ることはないため、水平燃焼試験(UL規格)にも合格 することがわかった。また、この構成によれば第2の絶縁層4を難燃化する必要 がないので、機械的強度を考慮してHDPE(高密度ポリエチレン)を使用して 機械的強度を高めることができるという利点がある。
【0010】
【考案の効果】
本考案は以上のように構成されているので、難燃化処理を施した絶縁層を設け ても、高インピーダンスZ0 を有し、絶縁層も十分な機械的強度を保つことがで きる絶縁電線を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る絶縁電線の横断面構成図。
【図2】従来例に係る絶縁電線の横断面構成図。
【符号の説明】
1………絶縁電線 2………導体 3………第1の絶縁層 4………第2の絶縁層

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】中心部の導体の外側に難燃化された第1の
    絶縁層,難燃機能を持たない第2の絶縁層を順次設けた
    絶縁電線。
JP9396491U 1991-11-15 1991-11-15 絶縁電線 Pending JPH0545840U (ja)

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JP9396491U JPH0545840U (ja) 1991-11-15 1991-11-15 絶縁電線

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JPH0545840U true JPH0545840U (ja) 1993-06-18

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61248308A (ja) * 1985-04-24 1986-11-05 日立電線株式会社 難燃性絶縁電線
JPS6316505A (ja) * 1986-07-05 1988-01-23 住友電気工業株式会社 難燃性撚絶縁電線

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61248308A (ja) * 1985-04-24 1986-11-05 日立電線株式会社 難燃性絶縁電線
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