JPH059776Y2 - - Google Patents

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JPH059776Y2
JPH059776Y2 JP1986190350U JP19035086U JPH059776Y2 JP H059776 Y2 JPH059776 Y2 JP H059776Y2 JP 1986190350 U JP1986190350 U JP 1986190350U JP 19035086 U JP19035086 U JP 19035086U JP H059776 Y2 JPH059776 Y2 JP H059776Y2
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JP
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shield
ribbon cable
composite ribbon
conductors
cable
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JP1986190350U
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、例えば映像処理機能をもつたロボ
ツトなど、多種の信号を伝送し、かつ良好な屈曲
特性を有した複合リボンケーブルに関するもので
ある。
〔従来の技術〕
従来、シールド付きのリボンケーブルとして
は、実開昭59−154717号公報に示されるように、
複数本の平行導体を有する平型ケーブルの外周全
体にわたつて導電性フイルムを巻回してシールド
を形成しているものがある。この場合、シールド
が比較的容易に形成出来る反面、信号線間の漏話
(クロストーク)が起こりやすいという欠点があ
つた。
また、実開昭59−170919号公報に示されるよう
に、信号線として使用する複数条の導体が、各々
シールドを施されている場合、クロストークが極
めて少ない反面、製造コストが高く、可撓性に乏
しいため、実使用にはかなりの制約があつた。上
記いずれの場合も、シールドを必要としない信号
線にまでシールドをしてあることは、端末処理に
必要以上に手間がかかり、コストが高くなつてし
まうという欠点があつた。
〔考案が解決しようとする問題点〕
この考案は、これらの欠点に鑑みなされたもの
で、例えば映像処理機能をもつたロボツト用など
のように、多種の信号を伝送し、かつ可撓性を有
する複合リボンケーブルとして用いられ、伝送す
る信号の種類ごとに異なつたシールド形態を用い
ることにより、特定信号と他の信号とを分離し多
種の信号が互いに干渉しあわないようにするとと
もに一括して形成したケーブルに良好な屈曲特性
をもたせようとするものである。
〔問題点を解決するための手段〕
上記従来技術の問題点を解決するためこの考案
によれば、並列に配置された複数条の導体と、こ
の導体両側端の外方に並列に配置されたシールド
線とを備え、このシールド線は、前記導体より大
径であるとともに形状維持性を生じる編組シール
ド体を有し、かつ前記導体と前記シールド線とを
可撓性絶縁体で一体に被覆したなる複合リボンケ
ーブルを構成する。
〔作用〕
この考案によれば、複数条の導体を等間隔かつ
並列に配置でき、可撓性絶縁体で被覆されている
ため、この箇所についたは従来の圧接型コネクタ
(IDCコネクタ)がそのまま使用可能であり、信
号線端末処理が容易に出来る。
シールド線はシールド体によつて外来ノイズを
遮蔽し、かつ他の信号線とのクロストークを防い
でいる。また、両側端のシールド線は中央部の導
体より大径であるため、この導体への一定方向か
らのノイズを遮断することができる。シールド体
と中心導体との距離および中心導体に被覆された
誘電体の比誘電率によつて特性インピーダンスは
任意に規定されうるので、用途に応じた特性イン
ピーダンスを設定して映像信号など特性インピー
ダンスを特定する信号はこのシールド線を伝送路
として良好にその信号を伝送しうる。
また等間隔かつ並列に配置された複数条の導体
と、該導体両側端の外方に該導体と並列に配置さ
れたシールド線とを備え、このシールド線は、前
記導体より大径であるとともに形状維持性を生じ
る編組シールド体を有し、かつ前記導体と前記シ
ールド線とを可撓性絶縁体で一体に被覆している
ので、この複合リボンケーブルは、電子装置の限
られたスペースに収納出来、かつシールド線のシ
ールド体は、その適度な剛性により、形状維持材
としての機能をもち、屈曲時にケーブルが不均一
に湾曲するのを防止し、安定した屈曲特性を実現
出来る。
〔実施例〕
第1図は、この考案による複合リボンケーブル
の一実施例を示す横断面図である。第2図は、第
1図の複合リボンケーブルが実装された時の摺動
する状態を示す側面図を示す。
第1図において、信号線7は、AWG(アメリ
カンワイヤーゲージ)28番の錫めつき軟銅線20本
より構成され、それぞれ1.27mm間隔で並列に配置
され、軟質塩化ビニール(PVC)よりなる可撓
性絶縁体8で被覆されて、平型部3が構成されて
いる。従つて、この平型部3については従来の圧
接型(IDC)コネクタを用いて信号線の一括端末
処理が容易になされる。
一方、シールド部は、AWG25の錫めつき軟
銅線よりなる中心導体4の外周に形成されたフツ
素樹脂よりなる誘導体5、さらにその外周に形成
された錫めつき軟銅を素線とした編組シールド体
6とより成るシールド線を有し(第1図参照)、
中心導体4とシールド体6との距離は0.48mmで、
誘電体5自体の比誘電率εr=2.1、特性インピー
ダンスZoは50オームに特定され、ケーブルと接
続される機器とのインピーダンマツチングもなさ
れ、同時にシールド体6は外来ノイズの遮蔽も行
なつて、映像信号の伝送を良好にしている。
このシールド部2は、平型部3と同じ軟質塩化
ビニールよりなる可撓性絶縁体8で被覆され、平
型部3と一体化して複合リボンケーブル1を形成
している。
平型部3とシールド部2は、可撓性絶縁体8で
一体化されて複合リボンケーブル1を構成する
が、このことは第2図で示すように実装時におい
てケーブル取りつけが簡略化されるという利点が
ある。第2図に矢印で示す方向で摺動を繰り返す
時、平型部3とシールド部2とは一体化している
ため、個別に構成している時のように、不均一な
力の加わり方およびそれによつて生じる不均一な
ケーブルの曲がりということが起こらない。すな
わち、平型部3の外方に並列に配置されたシール
ド部2は、シールド体6の適度の剛性と可撓性絶
縁体8のみの絶縁によつて形成せられた平型部3
の柔軟性・面的安定性とあいまつて、シールド部
2、平型部3のどちらか一方だけでは実現困難な
屈曲時の形状安定性を実現している。
第3図は、この考案による複合リボンケーブル
の屈曲時の様子をあらわす概略斜視図、第4図
は、従来行なわれてきたシールドケーブル9と平
型ケーブル10を別々に実装して屈曲した時の様
子をあらわす概略斜視図である。
ここで、第3図に示すものは、屈曲時において
もシールド体6の適度な剛性が、シールド部2お
よび一体となつている平型部3に形状維持性を与
え、複合リボンケーブル1が安定した屈曲特性を
示すことを示している。
〔考案の効果〕 以上説明したようにこの考案によれば、この複
合リボンケーブル中央部の、並列に配置された複
数条の導体を可撓性絶縁体で被覆している箇所
は、従来の圧接型コネクタがそのまま使用可能で
あり、多数本の信号線の端末処理が正確・容易に
すばやく行なえる。
シールド線は、シールド体が外来ノイズを遮蔽
し、シールド体と中心導体との距離、誘電体の比
誘電率によつて、特性インピーダンスを任意に規
定されうるものであるので、映像信号等はこのシ
ールド線を伝送線路として良好にその信号を伝送
しうる。
従来個別に構成されていたシールド線と平型線
とが一体化した複合リボンケーブルであるため、
小さいスペースでの実装が可能である。
シールド線は、シールド体の適度な剛性によ
り、形状維持材としてシールド線と平型線を一体
化した複合リボンケーブルが屈曲時に十分その形
状を維持し、安定した屈曲特性を得られるという
特有の作用・効果がある。
上記効果により、映像処理機能をもつたロボツ
トなど、多種の信号を伝送し、かつ可撓性を要求
されるケーブルを平型に複合化し、ケーブルの寿
命および信頼性を向上させてますます多種類の信
号伝送を要求されるロボツト技術に多大な貢献を
したものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この考案による複合リボンケーブル
の一実施例を示す横断面図、第2図は、複合リボ
ンケーブルの実装時の摺動する状態を示す側断面
図、第3図は、この考案による複合リボンケーブ
ルの屈曲時の様子をあらわす斜視図、第4図は、
従来のシールドケーブルと平型ケーブルを別々に
実装して屈曲した時の様子をあらわす斜視図であ
る。 1……複合リボンケーブル、2……シールド
部、3……平型部、4……中心導体、5……誘電
体、6……シールド体、7……信号線、8……可
撓性絶縁体、9……シールド線、10……平型
線。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 並列に配置された複数条の導体と、この導体
    両側端の外方に並列に配置されたシールド線と
    を備え、このシールド線は、前記導体より大径
    であるとともに形状維持性を生じる編組シール
    ド体を有し、かつ前記導体と前記シールド線と
    を可撓性絶縁体で一体に被覆してなる複合リボ
    ンケーブル。 (2) 実用新案登録請求の範囲第1項に記載の複合
    リボンケーブルにおいて、可撓性絶縁体が、軟
    質塩化ビニールであることを特徴とする複合リ
    ボンケーブル。 (3) 実用新案登録請求の範囲第1項に記載の複合
    リボンケーブルにおいて、シールド線の誘電体
    がフツ素樹脂であることを特徴とする複合リボ
    ンケーブル。
JP1986190350U 1986-12-10 1986-12-10 Expired - Lifetime JPH059776Y2 (ja)

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JPS6395118U JPS6395118U (ja) 1988-06-20
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