JPH0545832Y2 - - Google Patents

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JPH0545832Y2
JPH0545832Y2 JP1987059717U JP5971787U JPH0545832Y2 JP H0545832 Y2 JPH0545832 Y2 JP H0545832Y2 JP 1987059717 U JP1987059717 U JP 1987059717U JP 5971787 U JP5971787 U JP 5971787U JP H0545832 Y2 JPH0545832 Y2 JP H0545832Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、渦流形の真空ポンプ、圧縮機及びタ
ービン等、羽根車の回転で気体に一定の螺旋運動
を与え、この運動エネルギを圧力に変換するいわ
ゆる渦流形ターボ機械の改良に関する。
(従来の技術) 従来より、このような渦流形ターボ機械として
は、例えば、特開昭52−142313号公報に開示され
ているように、多数の羽根を有する羽根車をハウ
ジング内に回転可能に配置し、上記羽根車を駆動
用モータの駆動によつて回転させることにより、
気体を上記ハウジングに設けられた吸込口からハ
ウジング内の主流路に吸い込み、この主流路内に
おいて気体を周方向に螺旋運動させながら移送し
つつ圧縮して吐出口より吐出させるようにしたも
のが一般によく知られている。
(考案が解決しようとする課題) 上述した渦流形ターボ機械において、ハウジン
グ内の主流路は該ハウジング内に設けられたスト
リツパ部材によつて高圧側と低圧側とに区画さ
れ、該ストリツパ部材の近傍に吸込口と吐出口と
が開設されているが、上記ストリツパ部材には羽
根車の羽根が通る案内路を形成する必要がある。
従つて、上記主流路の高圧側と低圧側とは案内
路と羽根との少隙を介して連通することになり、
吐出口に向つて圧縮された高圧気体が上記案内路
を通つて再び低圧側に流れ、この低圧側に流れる
キヤリオーバ気体が漏れ損失となつていた。特
に、このターボ機械を真空ポンプとして用いた場
合、高い到達真空度を示す所謂閉切り点近傍にお
いては、上記キヤリオーバ気体が漏れ損失の大部
分を占めており、従来、このキヤリオーバ気体の
防止については何らの対策も施されておらず、高
効率化を阻害する最も大きな要因となつていた。
本考案は、斯かる点に鑑み、主流路におけるキ
ヤリオーバ気体をストリツパ部材より積極的に取
り出し、このキヤリオーバ気体のエネルギを利用
して曲がりエゼクタで上流側の渦流形ターボ手段
の気体を吸込み下流側の渦流形ターボ手段の主流
路に導入することにより、キヤリオーバ気体を低
減して高圧力比化や高効率化を図ることを目的と
するものである。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するために、本考案が講じた手
段は、第1図及び第6図に示すように、まず、気
体の吸込口と吐出口6とを有し、主流路3を構成
する中空円環状のハウジング1と、外主流路3に
おいて上記流入口5から流入した気体を螺旋状に
移送して上記吐出口6より吐出させる羽根車8
と、上記主流路3を高圧側と低圧側とに区画する
と共に上記羽根車8の案内路4bが形成されたス
トリツパ部材4とを備えた複数の渦流形ターボ手
段A,Bが上記羽根車8の回転軸方向に重畳して
配置された渦流形ターボ機械を対象としている。
そして、隣合う渦流形ターボ手段A,Bにおけ
るハウジング1の隣接部の外周部には周方向に延
びる周溝1dが該両渦流形ターボ手段A,Bのハ
ウジング1に亘つて形成され、上記下流側の各渦
流形ターボ手段Aのストリツパ部材4には、案内
路4bを流れるキヤリオーバ気体の取出口10が
該案内路4bの外周面に形成されている。
一方、上記周溝1dには、上記ハウジング1に
円弧管体9が取付けられている。該円弧管体9
は、一端側に形成された負圧チヤンバ13bに開
口され且つ上流側の渦流形ターボ手段Bの吐出口
6に連通して該渦流形ターボ手段Bから吐出する
吸込気体が流入する流入口15と、他端側に設け
られ且つ下流側の渦流形ターボ手段Aの吸込口5
に連通する流出口16と、上記下流側の渦流形タ
ーボ手段Aにおけるストリツパ部材4の取出口1
0に連通し該取出口10から取出したキヤリオー
バ気体を駆動気体として上記負圧チヤンバ13b
に噴出せしめて該負圧チヤンバ13bを負圧にす
る噴射ノズル13aと、上記取出口10からのキ
ヤリオーバ気体の噴出流により上記流入口15か
らの吸込気体を昇圧して上記流出口16に導くデ
イフユーザ部14とを備えた曲がりエゼクタ12
に構成されたものである。
(作用) 上記構成により、本考案では、羽根車8を回転
させると、気体は吸込口5より主流路3に導入さ
れ、上記羽根車8の回転動作により主流路3内を
周方向に螺旋運動しながら移送され、吐出口6よ
り吐出される。そして、上流側の渦流形ターボ手
段Bから下流側の渦流形ターボ手段Aに気体は順
次流れて圧縮等されることになる。
この動作中において、吐出口6側に圧縮された
高圧気体の一部がキヤリオーバ気体となつてスト
リツパ部材4の案内路4bに流れることになる。
その際、このキヤリオーバ気体は、上記下流側の
渦流形ターボ手段Aにおけるストリツパ部材4の
取出口10より曲がりエゼクタ12に流れ込むこ
とになる。そして、該エゼクタ12に流れ込んだ
キヤリオーバ気体の速度エネルギを利用し、駆動
気体としてこのキヤリオーバ気体を負圧チヤンバ
13bに噴射し、上流側の渦流形ターボ手段Bか
ら吐出される気体を流入口15より吸込み、昇圧
した後、上記下流側の渦流形ターボ手段Aにおけ
る吸込口5より主流路3に導入させる。
従つて、主流路3において、高圧側から低圧側
に漏れるキヤリオーバ気体を低減することができ
るので、漏れ損失の低下を図ることができる。し
かも、このキヤリオーバ気体を利用して吸込気体
を昇圧することができるから、装置全体の圧力比
並びに効率を向上させることができる。また、円
弧管体9でハウジング1に曲がりエゼクタ12を
一体成形できるので、装置全体をコンパクトにす
ることができる。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明す
る。
第1図〜第6図は本考案の実施例に係る渦流形
ターボ機械としての圧縮ポンプを示し、第6図に
示すように、渦流形ターボ手段である下流側の渦
流形圧縮ポンプAと該圧縮ポンプAに同様な構成
の上流側の渦流形圧縮ポンプBとを組合せた複合
圧縮ポンプである。
そこで、上記各圧縮ポンプA,Bについて説明
する。1は、第1図で左右2つの第1ハウジング
部材1a及び第2ハウジング部材1bを一体的に
組み合わせて形成された縦断面略円形の中空部を
有する円環状ハウジング、2は先端が該ハウジン
グ1の第2ハウジング部材1b中央部を貫通し、
かつ基端が図示しない駆動用モータの駆動軸に回
転一体に連結され、該モータの駆動により回転せ
しめられる回転軸であつて、上記ハウジング1の
内部には、ハウジング1内周面と後述するガイド
部材7外周面とで円環状主流路3が構成されてい
る。
また、上記ハウジング1の主流路3には、該主
流路3を高圧側と低圧側とに分断するようにスト
リツパ部材4が形成され、ハウジング1の上記第
1ハウジング部材1aにおけるストリツパ部材4
の一方側(第4図で左側)には吸込口5が、上記
第2ハウジング部材1bにおけるストリツパ部材
4の他方側(第4図で右側)には吐出口6がそれ
ぞれ形成されていて、上記吸込口5から導入され
た気体と吐出口6から吐出される気体とが上記ス
トリツパ部材4により合流しないようになされて
いる。
更に、上記ハウジング1の主流路3内のほぼ中
央部には、駆動用モータの始動により回転する後
述する羽根車8の外周に近接して気体の流れをガ
イドする円環状ガイド部材7が配置されている。
このガイド部材7の外周には、半径方向外側に突
出した複数(7つ)の支持部7a,7a,……が
周方向に所定間隔をあけて一体的に形成されてい
て、該各支持部7aに対応して上記ハウジング1
内周面に形成した嵌合溝1cに各支持部7aを嵌
合させるとともに、上記ガイド部材7の外周形状
に対応して上記ストリツパ部材4に形成した嵌合
溝4aにガイド部材7を嵌合させることにより、
ガイド部材7がその中心を上記回転軸2の回転軸
心に対応せしめて支持配置されている。
一方、上記回転軸2の上端には、ハウジング1
内に臨む多数の羽根8a,8a,……を円板状ハ
ブ8b先端外周面に有する羽根車8が上記各羽根
8aの先端をガイド部材7の外周面に近接せしめ
て回転一体に支持されている。そして、上記羽根
車8を上記回転軸2の回転動作によつて回転させ
ることにより、上記吸込口5からハウジング1の
主流路3内に導入された気体を周方向に螺旋運動
させながら移送しつつ圧縮して上記吐出口6より
吐出するようになされている。
この複合圧縮ポンプにおいて、上流側の圧縮ポ
ンプBにおける第2ハウジング16の下面と下流
側の圧縮ポンプAにおける第1ハウジング1aの
上面とは接して両ポンプA,Bが一体に形成され
ている。そして、回転軸2は下流側の圧縮ポンプ
Aのハウジング1を貫通して上流側の圧縮ポンプ
Bのハウジング1内に導入されており、1本の回
転軸2に各ポンプA,Bの羽根車8が連設されて
いる。
更に、本考案の特徴として、上記ハウジング1
にはストリツパ部材4と吸込口5との間に外部の
吸込気体を昇圧して上記主流路3に導入する円弧
管体9が一体的に設けられている。つまり、上記
下流側の渦流形圧縮ポンプAにおけるストリツパ
部材4には上記羽根車8の羽根8aが通る案内路
4bが内周部に形成され、該案内路4bの外周面
に取出口10が開口されており、該案内部4bよ
り上記主流路3の高圧側から低圧側に漏れるキヤ
リオーバ気体を上記取出口10から円弧管体9に
導くように構成されている。そして、上記円弧管
体9には流路管11が連接され、該流路管11は
上記ハウジング1及びガイド部材7を貫通してス
トリツパ部材4の取出口10に連通されている。
一方、上記円弧管体9は、上流側の圧縮ポンプ
Bにおける第2ハウジング1bの下部周縁部の周
溝1dと下流側の圧縮ポンプAにおける第1ハウ
ジング1aの上部周縁部の周溝1dとの間に嵌合
されていて、該円弧管体9はハウジング1に添つ
た円弧状に形成されると共に、断面矩形状に形成
されており、外周面はハウジング1と面一に両ポ
ンプA,Bのハウジング1,1内に一体に着脱自
在に組込まれている。
また、上記円弧管体9は、曲がりエゼクタ12
に構成され、上流側の負圧部13に下流側のデイ
フユーザ部14が連接されて構成されている。該
負圧部13は、流路管11の端部に形成された噴
射ノズル13aが負圧チヤンバ13b内に導入さ
れると共に、該チヤンバ13bには上流側の圧縮
ポンプBの吐出口6に連通して該吐出口6より吐
出する吸込気体の流入口15が開口されて成り、
上記取出口10より流出するキヤリオーバ気体を
駆動気体として上記負圧チヤンバ13b内に噴射
し、該チヤンバ13b内に生ずる負圧を利用して
上流側の圧縮ポンプBからの気体を流入口15よ
り吸込んでいる。
一方、上記デイフユーザ部14は、上流側の先
細り部14aに平行部14bを介して末広部14
cが連接されて成り、該末広部14cの端部には
流出口16が開設されて該流出口16が下流側の
圧縮ポンプAにおける吸込口5に連通されてい
る。そして、上記取出口10からのキヤリオーバ
気体と流入口15からの吸込気体との混合気体を
デイフユーザ部14で昇圧して上記主流路3に送
り込んでいる。
次に、上記実施例に係る圧縮ポンプA,Bの作
動によりハウジング1内を循環する気体の流れに
ついて説明するに、先ず、各圧縮ポンプA,B
は、駆動用モータの始動による回転軸2の回転動
作により羽根車8が回転する。この羽根車8の回
転動作により、吸込口5から上記ハウジング1の
主流路3内に流入した気体はガイド部材7周りを
螺旋運動しつつ主流路3内を周方向に循環して圧
縮される。そして、上記主流路3内をほぼ一周し
た気体は、吐出口6よりに吐出される。
この際、上記主流路3内に吸い込まれた気体
は、上記ガイド部材7にガイドされてその周りを
スムーズに適数回螺旋運動し、その回数だけ上記
羽根車8を効率良く横断してその都度羽根車8か
ら運動エネルギを受け取り、これにより主流路3
内における気体の流れがスムーズになされて圧縮
比を高めることができる。
上記圧縮動作中において、主流路3内は吐出口
6側が高圧域に、吸込口5側が低圧域になつてお
り、ストリツパ部材4の案内路4bを通り高圧気
体の一部がキヤリオーバ気体となつて高圧側より
低圧側に向つて流れることになる。その際、下流
側の圧縮ポンプAにおける案内路4bに取出口1
0が開口しているので、上記キヤリオーバ気体は
曲がりエゼクタ12に流れ、流路管11を介して
負圧チヤンバ13b内にノズル13aより高速で
噴射される。この気体の噴射により該負圧チヤン
バ13b内が負圧になるので、流入口15より上
流側の圧縮ポンプBからの吸込気体が吸込まれ
る。そして、この吸込気体と上記取出口10から
のキヤリオーバ気体との混合気体はデイフユーザ
部14で昇圧され、上記下流側の圧縮ポンプAの
吸込口5より主流路3に導入し、上述したように
主流路3で圧縮されて吐出される。
次に上記エゼクタ12による吸込気体の昇圧に
ついて具体例に基づき説明する。
先ず、ストリツパ部材4の案内路4bに漏れる
キヤリオーバ気体の重量G1は、 G1=γ・F・v・c …… γ:空気の比重(1.2Kg/m3) F:羽根8aの断面積(m2) v:羽根8aの移動速度(m/s) c:有効度(0.2) である。
そこで、真空ポンプとして用い、大気に排気す
る場合、直径300mmの羽根車8を7000r.p.m.で回
転させ、羽根8aの断面積F=0.015×0.019(m2
とすると、重量G1は、式より、 G1=1.2×0.015×0.019×110×0.2 =0.0076(Kg/s) となる。
一方、吸込口5の排気速度(u)を20/sと
すると、主流路3における圧力比sが8の場合
は、吸込口5からの流入気体の重量G2は、次式
から G2=γ・u・(1/s) …… G2=1.2×0.02×(1/8) =0.003(Kg/s) となる。
この場合、エゼクタ12のキヤリオーバ気体の
圧力をP1、流入口15の吸込気体の圧力をP2
エゼクタ12の出口側の混合気体の圧力をP3
すると、重量流量比はG2/G1=0.39、吸込気体
とキヤリオーバ気体との圧力比はP1/P2=8で
あるので、吸込気体と混合気体との圧力比は
P3/P2=2.8となる。
従つて、従来の吸込気体に比して吸込口5にお
ける気体圧力を昇圧させることができ、全体の圧
力比を従来より高めることができると共に、この
圧力比に伴つて効率も上昇させることができる。
よつて、上記ストリツパ部材4における案内路4
bから低圧側に流れるキヤリオーバ気体を低減す
ることができると同時に、圧力比並びに効率を向
上させることができ、下流側の圧縮ポンプAにお
ける圧力比並びに効率を向上させることができ
る。
第5図は本考案のものと従来例との性能を比較
して示しており、排気量に対する到達真空度は従
来が破線M1であるのに比し、本考案のものは実
線M2となり、性能を著しく向上させることがで
きる。
特に、本考案の渦流形ターボ機械を圧縮ポンプ
として用い、螺子溝形圧縮ポンプと組合せた複合
ポンプにおいては、到達真空度は10-3Torr程度
であり、その吸込口での排気速度を1000/sと
すると、最下流側の渦流形圧縮ポンプにおける吸
込圧力を100Torrとすると、圧力比が105となり、
排気速度が0.01/sになつてほぼ閉切り点に近
い状態を作動点とすることになる。よつて、圧力
比並びに効率を著しく向上させることができる。
また、上記円弧管体9aで曲がりエゼクタ12
をハウジング1に一体形成しているので、装置全
体をコンパクトにすることができる。
尚、本実施例の渦流形ターボ機械は圧縮ポンプ
について説明したが、本考案の渦流形ターボ機械
はこれに限られるものではない。
また、本考案においては、ガイド部材7は必ず
しも設ける必要はないが、気体の高圧縮比などの
点より設けることが好ましい。
また、本実施例は、2つの圧縮ポンプを設けた
複合圧縮ポンプについて説明したが、本考案は、
3つ以上の圧縮ポンプを設けるものであつてもよ
いことは勿論である。
(考案の効果) 以上のように、本考案の渦流形ターボ機械によ
れば、主流路を仕切るストリツパ部材にキヤリオ
ーバ気体の取出口を開口し、円弧管体により構成
される曲がりエゼクタで該取出口とハウジングの
吸込口とを連通すると共に、該エゼクタでキヤリ
オーバ気体により上流側の渦流形ターボ手段から
の気体を吸込むようにしたために、主流路の高圧
側から低圧側に流れるキヤリオーバ気体を確実に
低減することができるので、漏れ損失の低下を図
ることができる。特に、真空ポンプにおける閉切
り点での損失を大幅に低減することができる。
また、従来のキヤリオーバ気体を取出し、吸込
気体を昇圧することができるので、圧力比や効率
を著しく向上させることができる。
また、円弧管体で曲がりエゼクタをハウジング
に一体形成しているので、装置全体をコンパクト
にすることができる。
また、ハウジングの外周面に円弧管体を取付け
るので、該円弧管体の取付け及び取外しを容易に
行うことができる。
また、複数の渦流形ターボ手段の間に円弧管体
を設けるので、各渦流形ターボ手段の吐出口と吸
込口との位置関係から、デイフユーザ部を十分に
確保することができることから、円弧管体内で気
体を十分昇圧させることができる。
また、取出口を案内路の外周面に形成している
ので、遠心力を有効に利用することができ、良好
な昇圧性能を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示し、第1図はエゼク
タの断面平面図、第2図は同側面図である。第3
図は渦流形ターボ手段の縦断面図、第4図は第3
図−線における断面図である。第5図は排気
量に対する真空度を示す図である。第6図は渦流
形ターボ機械としての複合圧縮ポンプの全体を示
す縦断面図である。 1……ハウジング、3……主流路、4……スト
リツパ部材、4b……案内路、5……吸込口、6
……吐出口、7……ガイド部材、8……羽根車、
9……円弧管体、10……取出口、12……曲が
りエゼクタ、13……負圧部、13a……ノズ
ル、14……デイフユーザ部、15……流入口、
16……流出口。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 気体の吸込口5と吐出口6とを有し、主流路3
    を構成する中空円環状のハウジング1と、該主流
    路3において上記流入口5から流入した気体を螺
    旋状に移送して上記吐出口6より吐出させる羽根
    車8と、上記主流路3を高圧側と低圧側とに区画
    すると共に上記羽根車8の案内路4bが形成され
    たストリツパ部材4とを備えた複数の渦流形ター
    ボ手段A,Bが上記羽根車8の回転軸方向に重畳
    して配置された渦流形ターボ機械であつて、 隣合う渦流形ターボ手段A,Bにおけるハウジ
    ング1の隣接部の外周部には周方向に延びる周溝
    1dが該両渦流形ターボ手段A,Bのハウジング
    1に亘つて形成され、 上記下流側の渦流形ターボ手段Aのストリツパ
    部材4には、案内路4bを流れるキヤリオーバ気
    体の取出口10が該案内路4bの外周面に形成さ
    れる一方、 上記周溝1dには、上記ハウジング1に円弧管
    体9が取付けられ、 該円弧管体9は、一端側に形成された負圧チヤ
    ンバ13bに開口され且つ上流側の渦流形ターボ
    手段Bの吐出口6に連通して該渦流形ターボ手段
    Bから吐出する吸込気体が流入する流入口15
    と、他端側に設けられ且つ下流側の渦流形ターボ
    手段Aの吸込口5に連通する流出口16と、上記
    下流側の渦流形ターボ手段Aにおけるストリツパ
    部材4の取出口10に連通し該取出口10から取
    出したキヤリオーバ気体を駆動気体として上記負
    圧チヤンバ13bに噴出せしめて該負圧チヤンバ
    13bを負圧にする噴射ノズル13aと、上記取
    出口10からのキヤリオーバ気体の噴出流により
    上記流入口15からの吸込気体を昇圧して上記流
    出口16に導くデイフユーザ部14とを備えた曲
    がりエゼクタ12に構成されていることを特徴と
    する渦流形ターボ機械。
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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4939812A (ja) * 1972-08-28 1974-04-13
JPS6131694A (ja) * 1984-07-25 1986-02-14 Hitachi Ltd ポンプ装置

Patent Citations (2)

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