JPH0545606Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0545606Y2
JPH0545606Y2 JP5615989U JP5615989U JPH0545606Y2 JP H0545606 Y2 JPH0545606 Y2 JP H0545606Y2 JP 5615989 U JP5615989 U JP 5615989U JP 5615989 U JP5615989 U JP 5615989U JP H0545606 Y2 JPH0545606 Y2 JP H0545606Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
girder
construction
cross member
movable cross
adjustment device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP5615989U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH02148014U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP5615989U priority Critical patent/JPH0545606Y2/ja
Publication of JPH02148014U publication Critical patent/JPH02148014U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0545606Y2 publication Critical patent/JPH0545606Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Bridges Or Land Bridges (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、高架線路或いは高架自動車道路等の
構築に際して、一方の橋脚から他方の橋脚に桁材
を押し出し架設するときに用いる架設桁の方向調
整装置に係り、押し出されて橋脚間に渡架された
架設桁と橋脚上の既設桁との方向のずれを、簡単
な操作によつて容易に修正できるようにしたもの
である。
〔従来の技術〕
高架線路或いは高架自動車道路がカーブしてい
るため、押し出されて橋脚間に渡架された架設桁
と橋脚上の既設桁の方向がずれる場合は、渡架さ
れた架設桁の端部の下に滑材等を介在させて、例
えばジヤツキで架設桁の端部を右または左に押す
ことにより、架設桁の方向を既設桁に合うように
修正していた。
〔考案が解決しようとする課題〕
ところが、上記架設桁の端部の下に入れる滑材
及びジヤツキは、手近にある適当な機材を利用し
て架設桁の方向の調整を行つていたので、作業能
率が悪く、また作業の安全性にも問題があつた。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は、上記従来の架設桁の方向調整作業に
おける問題を解決することを目的にして提案され
たもので、既設桁の端部にその桁の幅方向に沿つ
て装着する固定受け台と、その固定受け台の上面
に載置した可動横材と、その可動横材を既設桁の
幅方向に往復動させて固定受け台に対する可動横
材の位置決めをする流体圧シリンダと、上記可動
横材の上面に取り付けた架設桁の底面を受ける支
持ローラとから成り、上記架設桁支持ローラを、
縦軸を中心にして左右に首振り自由に構成した架
設桁の方向調整装置を要旨とする。
また、上記固定受け台と可動横材の対向面の
各々に、可動横材の移動方向に沿つて複数個の固
着部品装着用穴を1列に設けたものである。
更に、上記可動横材の両端部に、架設桁支持ロ
ーラに載つた架設桁の外側面を受ける案内ローラ
を、架設桁に対し進退可能に取り付けたものであ
る。
〔作用〕
架設桁が渡される前後の橋脚上の既設桁の端部
に本考案の架設桁方向調整装置を配置し、後側の
架設桁方向調整装置のローラに架設桁が載つてい
る状態で架設桁を押し出し、その押し出されて延
びてくる架設桁の前端が前側の架設桁方向調整装
置のローラに載るように、流体圧シリンダを作動
させて可動横材の位置を決めると共に、ローラの
向きを合わせる。
延びてきた架設桁の前端が前側の架設桁方向調
整装置のローラに載り、架設桁の前後がそれぞれ
架設桁方向調整装置に同時に支持されたならば、
その前後の架設桁方向調整装置の可動横材を互い
に異なる方向に移動させて、前後の既設桁に対す
る架設桁の両端の方向のずれが少なくなるように
調整する。そのとき可動横材上の架設桁支持ロー
ラは、架設桁と一体に回動する。
〔実施例〕
以下本考案架設桁の方向調整装置の実施例を図
面に従つて説明する。
第1図は既設桁1の端部に装着した本考案方向
調整装置2の上に架設桁Bが載つている状態にお
ける要部を破断した正面図、第2図は架設桁支持
ローラ3及び架設桁案内ローラ4の取付け箇所の
拡大正面図、第3図は第1図3−3線に沿う縦断
側面図、第4図は第1図4−4線に沿う縦断側面
図である。
上記方向調整装置2は、第3図及び第4図に詳
細に示すように、平行2本のH型鋼5,5を各々
平行2辺が上下になるように配置し、相互に一定
の間隔を置いて適宜連結材6を介して一体結合し
た固定受け台7と、同じく平行2本のH型鋼8,
8と連結材9を用いて同じく要領で作り、上記受
け台7の上面に載せた可動横材10とによつて構
成されている。
固定受け台7の上面、即ち可動横材10が載る
面にステンレス鋼板11を、また可動横材10の
底面、即ち上記ステンレス鋼板11に接する面に
テフロン(登録商標)の薄板12を張りつけて、
可動横材10の滑りを良くしている。
固定受け台7の上面の長手方向両側縁に沿つて
案内壁13が立つている。また可動横材10の長
手方向両側面に、上記案内壁13に対面する壁1
4が設けられている。そして両壁13,14の対
応位置に、可動横材10の移動方向に沿つて1列
に複数個のボルト通し穴15,16が設けられて
いる。何れか一方の穴、図は固定受け台7側の穴
15を横長の穴にして穴15,16の多少のずれ
を許容できるようにしている。
固定受け台7の内空に流体圧シリンダ17を水
平に配置してそのシリンダ側を固定受け台7に取
付け、ピストンロツドの端部17Aを、可動横材
10の底面の略中央から固定受け台7の内空に突
き出ているブラケツト18にピン19で連結して
いる。
固定受け台7に対する流体圧シリンダ17の取
付け位置を台7の長手方向に若干変更できるよう
に、固定受け台7の側壁(H型鋼の中央片)と流
体圧シリンダ17の基部に結合したブロツク20
を横に貫く抜き差し可能のピン21で取付け、固
定受け台7のピン通し穴22を数個設けている。
可動横材10の上面の両端部に、架設桁Bの底
面を受ける支持ローラ3,3が取付けられてい
る。その支持ローラ3は第2図及び第4図に詳記
するように、可動横材10の上に縦軸23と横軸
24で取付けた水平回動及び揺動可能の軸受け部
材25に、各々前後2個ずつ取付けられている。
支持ローラ3は1個ずつでもよい。その場合の軸
受け部材は水平回動するだけでよい。
軸受け部材25の固定台座25Aと回転座25
Bの接触面は、固定台座25A側に硬質クロムメ
ツキを施した鋼材25aを張り、回転座25B側
にオイルレスメタル25bを張つて摩擦を少なく
している。
上記左右の支持ローラ3,3の外側で可動横材
10の上面に、各々支持ローラ3の方に向かつて
進退可能の軸受け部材26を設け、その軸受け部
材26の支持ローラ3側の側面に、架設桁Bの外
側面を受ける案内ローラ4,4を取付けている。
上記軸受け部材26は、その底面で可動横材1
0に載り、底面中央に設けた案内脚27が左右の
H型鋼8,8間の溝28に入つている。そして上
記案内脚27の両側に取付けた案内車29,29
がそれぞれH型鋼8,8の裏面に接して、軸受け
部材26の進退を案内している。
また、軸受け部材26の底面中央に一体に設け
た雌ネジ部材30に、軸受け部材26の進退方向
に向けて可動横材10に支持したネジ棒31を螺
合させて、いわゆる親ネジ機構を構成している。
ネジ棒31の外側端部31Aは可動横材10の端
面から突き出ていて、手回し用クランクハンドル
32を取付けられるように、角頭に形成されてい
る。
可動横材10と軸受け部材26の接触面にも、
硬質クロムメツキ鋼板10aとオイルレスメタル
26bを張つて摩擦を少なくしている。
次に本考案の方向調整装置を用いる桁架設工事
の工程を、第5図〜第12図に従つて説明する。
桁工事可能区間は、既に橋脚40の上に桁1が
設けられている。下に道路或いは鉄道があるため
地上から桁工事が出来ない区間Mは、既設桁1の
上で、一方の既設桁1から他方の既設桁1に桁B
を押し出す形で渡架する。
(第5図)……既設桁1の上に、先端側に手
延機41を取付けた架設桁Bの先端部に押し出
し装置42を結合する。架設桁B及び押し出し
装置42の下には台車43,44が取付けられ
ている。そして押し出し装置42はウインチに
よるワイヤの巻き取り、或いは流体圧シリンダ
等によるジヤツキ装置で作動するように構成さ
れている。
(第6図)……桁Bを渡す区間Mの前後の既
設桁1,1の端部に、本考案の方向調整装置2
をそれぞれ設置し、押し出し装置42を作動さ
せて桁Bを区間Mの上方に向かつて押し出す。
前後の各方向調整装置2の支持ローラ3に、
手延機41及び架設桁Bがそれぞれ正しく載る
ように、流体圧シリンダ17を作動させて各方
向調整装置2の可動横材10の位置を決める。
また同時に、支持ローラ3の向きを架設桁Bの
方向に合わせる。
更に、左右の案内ローラ4,4の間に手延機
41及び架設桁Bが誘導されるように、案内ロ
ーラ4の位置を調整する。
架設桁Bが少なくとも手前の方向調整装置2
に載つたところで、前記架設桁Bの下の台車4
3は撤去する。
(第7図)……架設桁Bが漸次押し出されて
手延機41が向かい側の方向調整装置2に載
る。この時、架設桁Bの重心が手前の方向調整
装置2より少し前に移るので、押し出し装置4
2が浮上がる。
(第8図)……架設桁Bが更に押し出されて
架設桁Bの後端部が方向調整装置2に到達した
ところで、押し出し装置42の作動を停止す
る。
(第9図)……カーブがあると、前後の方向
調整装置2,2に載つた架設桁B(手延機41
を含む)の方向と、次の既設桁1の方向がずれ
ている。
(第10図)……前後の方向調整装置2,2
の各可動横材10を流体圧シリンダ17の作動
により互いに異なる方向(矢示)に移動させ
て、前後の既設桁1,1に対する架設桁Bの方
向のずれが少なくなるように調整する。
(第11図)……架設桁Bの向きが決まつた
ところで、架設桁Bの後端部が載つている方の
方向調整装置2を撤去すると、架設桁Bの後部
が下がつて押し出し装置42が接地する。
(第12図)……手延機41及び押し出し装
置42に、例えばセンターホールジヤツキ4
5,46を装着し、そのジヤツキ45,46を
操作して架設桁Bを手延機41及び押し出し装
置42から降ろすもので、架設桁Bが既設桁
1,1間に渡される。
〔考案の効果〕
本考案架設桁の方向調整装置は上記の構成であ
るから、この装置を架設桁が渡される前後の橋脚
上の既設桁の端部に配置しておくことによつて、
その上に載つた架設桁の方向を該装置の可動横材
の移動操作で容易に既設桁に合わせることが出来
る。
押し出されてきた架設桁が方向調整装置に載る
とき、架設桁は可動横材の上の支持ローラで支え
られるので、架設桁は円滑に押し出される。
上記可動横材の移動操作は、流体圧シリンダの
伸縮によつて行うので簡単である。そして可動横
材の移動に伴つて、架設桁を支えている支持ロー
ラが架設桁と一体に首を振るので、可動横材の移
動は円滑に行われる。従つて作業の能率及び安全
性を向上する効果がある。
可動横材を移動操作する前及び後は、可動横材
を固定受け台に固着部品で固定できるので、架設
桁が載る前、或いは架設桁の方向を調整した後、
不用意に可動横材の位置がずれることがない。
また、可動横材の支持ローラの上に載つた架設
桁は、両側から一対の案内ローラによつて挟まれ
るように受けられるので、可動横材を移動させる
とき、架設桁が可動横材から外れる虞はないもの
で、桁材を押し出し架設するときの架設桁の方向
を既設桁の方向に合わせる方向調整装置として実
用的な効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は既設桁の端部に装着した本考案方向調
整装置の上に架設桁が載つている状態における要
部を破断した正面図、第2図は架設桁支持ローラ
及び架設桁案内ローラの取付け箇所の拡大正面
図、第3図は第1図3−3線に沿う縦断側面図、
第4図は第1図4−4線に沿う縦断側面図、第5
図乃至第12図は本考案の方向調整装置を使用し
た桁架設工事の工程を順に説明する工程図であ
る。 B……架設桁、1……既設桁、2……方向調整
装置、3……架設桁支持ローラ、4……架設桁案
内ローラ、7……固定受け台、10……可動横
材、13,14……対向面、15,16……固着
部品装着用穴、17……流体圧シリンダ、23…
…架設桁支持ローラの縦軸、30,31……架設
桁案内ローラ進退用の親ネジ機構、40……橋
脚、41……手延機、42……押し出し装置。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 既設桁の端部にその桁の幅方向に沿つて装着
    する固定受け台と、その固定受け台の上面に載
    置した可動横材と、その可動横材を既設桁の幅
    方向に往復動させて固定受け台に対する可動横
    材の位置決めをする流体圧シリンダと、上記可
    動横材の上面に取り付けた架設桁の底面を受け
    る支持ローラとから成り、上記架設桁支持ロー
    ラは、縦軸を中心にして左右に首振り自由に構
    成されている架設桁の方向調整装置。 (2) 固定受け台と可動横材の対向面の各々に、可
    動横材の移動方向に沿つて複数個の固着部品装
    着用穴が1列に設けられている請求項(1)記載の
    架設桁の方向調整装置。 (3) 可動横材の両端部に、架設桁支持ローラに載
    つた架設桁の外側面を受ける案内ローラが架設
    桁に対し進退可能に取り付けられている請求項
    (1)または請求項(2)記載の架設桁の方向調整装
    置。
JP5615989U 1989-05-15 1989-05-15 Expired - Lifetime JPH0545606Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5615989U JPH0545606Y2 (ja) 1989-05-15 1989-05-15

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5615989U JPH0545606Y2 (ja) 1989-05-15 1989-05-15

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH02148014U JPH02148014U (ja) 1990-12-17
JPH0545606Y2 true JPH0545606Y2 (ja) 1993-11-24

Family

ID=31579739

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5615989U Expired - Lifetime JPH0545606Y2 (ja) 1989-05-15 1989-05-15

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0545606Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007211482A (ja) * 2006-02-09 2007-08-23 Otaki Jack Kk 橋梁における橋桁の送り出し工法

Also Published As

Publication number Publication date
JPH02148014U (ja) 1990-12-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4090453A (en) Rerailing system
JPH0545606Y2 (ja)
US4601141A (en) Building structure expansion apparatus
CN117754228A (zh) 一种离心式冷剂压缩机组配管的无应力处理方法
US4015685A (en) Apparatus for aligning a mobile lift work platform
US7070158B1 (en) Support system for concrete column formwork and related bracket
US3771439A (en) Roof truss forming machine
US3796334A (en) Mobile home positioner
US3530790A (en) Roof truss forming machine
CN109610843A (zh) 用于楼板浇注混凝土的整平装置
CN113482401B (zh) 一种建筑回顶支撑架
CN213646433U (zh) 一种交通标志杆夹紧定位机构
FI100223B (fi) Menetelmä ja laite nosturin pääkannattajakotelon kokoonpanoon silloitu shitsausta varten
JP3998368B2 (ja) スタンド昇降式形鋼コンビネーション圧延機
WO1988000170A1 (en) Lifting mechanism
JP2557208Y2 (ja) 圧延機
CN220395194U (zh) 一种装配式铝模施工装置
FI79050C (fi) Anordning foer att trycka spikskivor till mot varandra lutande balkar.
KR0112407Y1 (ko) 구형상의 곡면접속부를 갖는 대직경관체의 곡면접속부 성형장치
CN220028984U (zh) 一种可定位的焊接装置
CN107700870B (zh) 用于建筑构件安装的自动调节支撑杆
JP2004346728A (ja) 橋桁の送り出し方法及びそれに使用する送り装置
CN215631797U (zh) 一种bim模拟用装配式外墙定位实体装置
JP3472372B2 (ja) パイル圧入地盤改良機における伸縮式リーダー並びにこれに用いる油圧モーター走行装置およびチェーン駆動装置
CN115056177B (zh) 一种狭小空间多角度调节的拆装辅助车和方法