JPH0545564A - レンズ装置 - Google Patents

レンズ装置

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JPH0545564A
JPH0545564A JP3225134A JP22513491A JPH0545564A JP H0545564 A JPH0545564 A JP H0545564A JP 3225134 A JP3225134 A JP 3225134A JP 22513491 A JP22513491 A JP 22513491A JP H0545564 A JPH0545564 A JP H0545564A
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JP
Japan
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lens group
zoom
moving speed
speed
focus
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JP3225134A
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Katahide Hirasawa
方秀 平沢
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 鏡筒やフォーカスレンズ用のアクチュエータ
を小型化、軽量化することができるとともに、ズーム倍
率を増加した場合のズーム中の焦点ぼけを防止すること
ができるレンズ装置を提供する。 【構成】 ズームレンズ群102とフォーカスレンズ群
105はそれぞれ、アクチュエータ107、109によ
り光軸方向に移動し、また、各移動速度はそれぞれ、エ
ンコーダ113、115により検出されて各検出信号が
マイクロコンピュータ119に取り込まれる。マイクロ
コンピュータ119は、ズームレンズ群102の移動速
度に応じてフォーカスレンズ群105の移動速度を、ズ
ームレンズ群102の移動速度測定値とズームレンズ群
の標準移動速度との比をフォーカスレンズ群105の移
動速度に乗じることにより制御する。ズームレンズ群1
02の移動速度変更点A−A′をフォーカスレンズ群1
05の移動速度が0又は十分小さい領域に設定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、変倍レンズと焦点調節
レンズを有するレンズ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、ビデオ一体型カメラの小型化、軽
量化に伴い、レンズ部や自動焦点調節装置が占める体積
や重量が急速に減少している。この場合、自動焦点調節
装置は、赤外線の投受光装置を有するアクティブ方式か
ら、この投受光装置を廃止して撮像素子を介した映像信
号により合焦点を演算するパッシブ方式に移行してい
る。
【0003】他方、レンズ部では、変倍による焦点面の
移動を補正するレンズが焦点調節機能を兼用し、また、
前面のレンズを固定して小型化を図ったいわゆるインナ
フォーカス方式のものが多く導入されている。図5は、
このインナフォーカス方式のレンズ部を示し、図示左側
の被写体の方向から順次光軸に沿って、固定のレンズ群
101と、変倍を行うためのズームレンズ群102と、
絞り103と、固定のレンズ群104と、変倍に伴う焦
点面の移動を補正する機能とピント合わせ(焦点調節)
機能を兼用するフォーカスレンズ群105と撮像素子の
撮像面106が配置されている。
【0004】ここで、図2に示す曲線は、焦点距離の変
化、すなわち変倍を行うズームレンズ群102の位置
(横軸)に対して各被写体距離に合焦するためのフォー
カスレンズ群105の位置(縦軸)を示す。焦点距離が
変化しない場合すなわちズームレンズ群102が停止し
ている場合には、フォーカスレンズ群105は、図2に
示す縦軸の方向に移動することにより焦点を調節する。
他方、ズーム中の場合には、各被写体距離に応じて図2
に示すフォーカスレンズ群105の軌跡を選択し、焦点
距離の変化に応じてフォーカスレンズ群105を駆動制
御することにより、変倍による焦点面の補正と焦点調節
の両方を行うことができる。
【0005】図3は、ズーム中におけるフォーカスレン
ズ群105の駆動制御方法を示す。座標軸は、図2に示
す曲線の場合と同一であり、図示矢印は、フォーカスレ
ンズ群105の速度を示す。また、ズームレンズ群10
2の位置(横軸)は16等分のズームゾーンに分割され
ている。ここで、図2に示す曲線を上記ズームゾーンに
より区切った場合、ズームゾーンにおいて傾きがほぼ等
しい領域に分割することができ、ズーム速度が一定の場
合、傾きが等しければ被写体距離が異なっていてもフォ
ーカスレンズ群105の移動速度を等しくすることがで
きる。
【0006】したがって、図3に示す縦軸を各ズームゾ
ーン毎に傾きが等しい領域に分割してそれぞれ代表速度
を与え、ズームの開始時に合焦させ、ズームレンズ群1
02とフォーカスレンズ群105の各位置を検出しなが
らズーミングを行うことにより、フォーカスレンズ群1
05が常に最適な移動速度で図2に示す曲線の軌跡に追
従することができる。
【0007】ここで、図3に示すフォーカスレンズ群1
05の移動速度情報は、ズームレンズ群102の移動速
度をある値Vzsに固定したときに得られる。なぜなら
ば、図2に示す曲線の軌跡は、ズームレンズ群102の
位置に対するフォーカスレンズ群105の位置を表すの
で、この軌跡に追従するためのフォーカスレンズ群10
5の移動速度情報を得るためには、必然的にズームレン
ズ群102の移動速度を定義しなければならないからで
ある。
【0008】したがって、ズームレンズ群102のアク
チュエータを例えば直流モータにより構成した場合、カ
メラの姿勢差や直流モータ自体のトルクのばらつき、環
境、バッテリ電圧の低下等によりズームレンズ群102
の移動速度がばらつくことになる。したがって、このば
らつきを無視してズームを行った場合、上記の如く定義
されたズーム速度に対するフォーカスレンズ群105の
速度が実際のズーム速度に適合しなくなり、焦点ぼけが
発生する。
【0009】そこで、従来のレンズ装置では、特開平1
−319717号公報に示すように、ズーム速度をズー
ム中に常に測定し、この測定値と前記値Vzsとの比を図
3に示す移動速度情報に乗算する方法が提案されてい
る。以下、図6を参照して従来例の動作を説明する。ス
テップ501においてこのプログラムの実行を開始し、
先ず、図示省略のズームスイッチが押されたか否かを判
別する(ステップ502)。ズームスイッチが押される
とステップ503以下に進み、ズームスピード測定カウ
ンタを1つインクリメントする。
【0010】次いで、ズームレンズ群102が図3に示
すズームゾーンの境界に位置するか否かを判別し(ステ
ップ504)、NOの場合にはステップ505に分岐す
る。ステップ505では、垂直同期信号が入力したか否
かを判別し、入力した場合にステップ503に戻り、ズ
ームスピード測定カウンタを更に1つインクリメントす
る。ステップ504において、ズームレンズ群102が
図3に示すズームゾーンの境界に到達すると、ステップ
506以下に進み、第2のズームスピード記憶メモリ2
の値を第3のズームスピード記憶メモリ3に格納する。
【0011】次いで、第1のズームスピード記憶メモリ
1の値を第2のズームスピード記憶メモリ2に格納し
(ステップ507)、ズームスピード測定カウンタの値
を第1のズームスピード記憶メモリ1に格納し(ステッ
プ508)、ズームスピード測定カウンタの値をクリア
する(ステップ509)。尚、ステップ502におい
て、ズームスイッチが押されていない場合にはステップ
510に分岐し、通常のAF(オートフォーカス)制御
を行う。
【0012】すなわち、ズームスピード測定カウンタ
は、1つのズームゾーンを通過する場合の垂直同期信号
の数をカウントし、このカウント値がズームレンズ群1
02のスピード情報となる。そして、ステップ506〜
508において、過去3つのズームゾーンのスピード情
報が第1〜第3のズームスピード記憶メモリ1〜3に格
納されるようにシフトされ、最新のスピード情報が第1
のズームスピード記憶メモリ1に格納されるとズームス
ピード測定カウンタの値をリセットし、この一連のズー
ムスピードの測定を終了する(ステップ509)。この
ように測定された過去3つのズームゾーンのスピード情
報は、例えば平均化したり、最大値を採用し、エンコー
ダの出力の非線形性やノイズ成分が除去されて用いる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図2及
び図3に示すように、テレ端近傍では軌跡の傾斜が横軸
に対して急激に大きくなり、ズーム中のフォーカスレン
ズ群105の速度がテレ端近傍では急速に大きくなる。
尚、この傾向は、焦点距離が長くなるにつれて顕著とな
ることが知られている。したがって、ズーム倍率が増加
するにつれて、テレ端近傍において所望の速度を実現す
るとともに、十分な回転トルクを得ることができるアク
チュエータを用意しなければならない。
【0014】ここで、アクチュエータは一般に、高回転
で高トルクを得ようとすると、大型であって騒音も大き
く、消費電力も増加するので、ズーム倍率が増加すると
アクチュエータが大型化するばかりでなく、消費電力の
増加によりバッテリや鏡筒等も大型化し、ビデオ一体型
カメラ全体の小型化、軽量化に反することになる。
【0015】尚、上記問題点を解決するために、ズーム
レンズ群102の単位時間当たりの移動量をフォーカス
レンズ群105の移動速度が早くなる領域すなわちテレ
端近傍において小さくする提案がなされている。しかし
ながら、この場合には、ズームレンズ群102の測定速
度が速度の変更直後しばらくの間、測定前後の測定デー
タが混在するので、この状態でフォーカスレンズ群10
5の速度を決定すると、反ってズーム中の焦点ぼけが発
生する。
【0016】本発明は上記従来の問題点に鑑み、鏡筒や
フォーカスレンズ用のアクチュエータを小型化、軽量化
することができるとともに、ズーム倍率を増加した場合
のズーム中の焦点ぼけを防止することができるレンズ装
置を提供することを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、変倍を行う第1のレンズ群と、焦点調節を
行う第2のレンズ群と、前記第1のレンズ群の移動速度
を検出する第1の検出手段と、前記第2のレンズ群の移
動速度を検出する第2の検出手段と、検出された前記第
1のレンズ群の移動速度に応じて前記第2のレンズ群の
移動速度を制御する制御手段と、前記第1のレンズ群の
移動速度を変化させる速度変化手段とを備えたレンズ装
置において、前記第2のレンズ群が停止又はその移動速
度が十分小さい場合に、前記第1のレンズ群の移動速度
を変更するように前記速度変化手段を制御する手段を有
することを特徴とする。
【0018】
【作用】本発明は上記構成により、第1のレンズ群の移
動速度により第2のレンズ群の移動速度を制御する場
合、第2のレンズ群の移動速度が停止又は十分小さい場
合に第1のレンズ群の移動速度を変更するので、鏡筒や
フォーカスレンズ用のアクチュエータを小型化、軽量化
することができ、また、第1のレンズ群の移動速度を変
更する場合に検出速度を採用しないので、ズーム倍率を
増加した場合のズーム中の焦点ぼけを防止することがで
きる。
【0019】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。図1は、本発明に係るレンズ装置の一実施例を示
す構成図、図2は、図1のズームレンズ群の位置に対す
るフォーカスレンズ群の位置を示すグラフ、図3は、ズ
ーム中におけるフォーカスレンズ群の駆動制御方法を示
す説明図、図4は、図1のレンズ装置の動作を説明する
ためのフローチャートである。尚、これらの図面におい
て、従来例と同一の構成部材には同一の参照符号を付
す。
【0020】図1において、レンズ部は、従来例と同様
に、図示左側の被写体の方向から順次光軸に沿って、固
定のレンズ群101と、変倍を行うためのズームレンズ
群102と、絞り103と、固定のレンズ群104と、
変倍に伴う焦点面の移動を補正する機能とピント合わせ
機能を兼用するフォーカスレンズ群105と撮像素子の
撮像面106により構成されている。ズームレンズ群1
02と、絞り103とフォーカスレンズ群105はそれ
ぞれ、アクチュエータ(図示モータM)107、10
8、109により光軸方向に移動等し、アクチュエータ
107、108、109はそれぞれ、マイクロコンピュ
ータ119の駆動命令によりドライバ(図示D)11
0、111、112により駆動される。また、ズームレ
ンズ群102と、絞り103とフォーカスレンズ群10
5の移動速度等の状態はそれぞれ、エンコーダ113、
114、115により検出され、各検出信号はマイクロ
コンピュータ119に取り込まれる。
【0021】撮像素子の撮像面106において撮像され
た映像信号は、増幅器116により増幅され、合焦点を
演算するためにハイパスフィルタ(HPF)117を介
してマイクロコンピュータ119に取り込まれる。した
がって、本実施例は、変倍による焦点面の移動を補正す
るフォーカスレンズ群105が焦点調節機能を兼用し、
また、前面のレンズを固定して小型化を図ったいわゆる
インナフォーカス方式のレンズ装置を構成している。ま
た、増幅器116により増幅された映像信号は、撮像素
子の撮像面106における光量が適切になるように絞り
制御装置118に取り込まれる。
【0022】また、本実施例では、従来例と同様に、マ
イクロコンピュータ119が図2に示すように、ズーム
レンズ群102の位置に対してフォーカスレンズ群10
5の位置を制御する。マイクロコンピュータ119は、
この制御のために図3に示すようなズームゾーンのテー
ブルを有し、ズームレンズ群102とフォーカスレンズ
群105の各位置によりこのテーブルを参照し、フォー
カスレンズ群105の駆動速度を決定する。
【0023】すなわち、前述したように、レンズ鏡筒を
小型化してズーム倍率を増加しようとすると、図2に示
すようにテレ端近傍では軌跡の傾斜が横軸に対して急激
に大きくなり、ズーム中のフォーカスレンズ群105の
速度がテレ端近傍では急速に大きくなるので、十分な回
転トルクを得ることができるアクチュエータを用いる
と、ビデオ一体型カメラ全体の小型化、軽量化に反する
ことになる。
【0024】次に、図4を参照して本実施例の動作、特
にマイクロコンピュータ119の動作を説明する。ステ
ップ201においてこのプログラムの実行を開始し、先
ず、図示省略のズームスイッチが押されたか否かを判別
する(ステップ202)。ズームスイッチが押されると
ステップ203以下に進み、エンコーダ113の検出信
号によりズームレンズ群102の位置を検出して、ズー
ムレンズ群102が図3に示すどのズームゾーンに位置
するかを検出する。また、このステップ203ではズー
ムレンズ群102が減速領域(後述)に位置する場合に
はズームレンズ群102の移動速度を減速させる。
【0025】続くステップ204では、図6に示す従来
例と同様に、1つのズームゾーンを通過する場合の垂直
同期信号の数をカウントし(ステップ503、50
5)、また、過去3つのズームゾーンのスピード情報を
第1〜第3のズームスピード記憶メモリ1〜3に格納し
(ステップ506〜508)、最新のスピード情報が第
1のズームスピード記憶メモリ1に格納されるとズーム
スピード測定カウンタの値をリセットする(ステップ5
09)。
【0026】次いで、ステップ205において、ズーム
レンズ群102が減速領域に位置するか否かを判別し、
減速領域に位置する場合にはステップ206以下に進
む。他方、減速領域に位置しない場合にはステップ21
1に分岐し、従来例と同様に、ステップ204において
測定されたズームレンズ群102の実際の移動速度を、
フォーカスレンズ群105の速度調整用として設定す
る。また、ズームレンズ群102が減速領域に位置する
場合、ステップ206においてズームレンズ群102の
移動速度の変化を最初に検出した場合にはステップ20
7以下に進み、最初の検出でない場合にはステップ20
9以下に進む。
【0027】ズームレンズ群102の移動速度の変化を
最初に検出した場合には、ステップ203において検出
されたズームレンズ群102が位置するズームゾーンに
より、ズームレンズ群102の速度調節の開始位置、例
えば現在のズームゾーンに「3」を加算した、又は減算
したズームゾーンを計算し(ステップ207)、この結
果を第1のズームスピード記憶メモリ1に格納する(ス
テップ208)。
【0028】他方、ズームレンズ群102の移動速度の
変化の最初の検出でない場合には、先ず、第1のズーム
スピード記憶メモリ1に格納されたズームゾーンをズー
ムレンズ群102が通過した否かを判別する(ステップ
209)。ズームレンズ群102が未だこのズームゾー
ンを通過していない場合には予め設定された仮ズーム速
度(後述)を設定し、このズームゾーンを通過した場合
には、前述したようにズームレンズ群102の実際の移
動速度を設定する(ステップ211)。続くステップ2
12では、従来例において説明したように、3つのズー
ムゾーンのスピード情報を例えば平均化したり、最大値
を採用し、エンコーダ115の出力の非線形性やノイズ
成分を除去してフォーカスレンズ群105を制御する。
尚、ステップ202において、ズームスイッチが押され
ていない場合にはステップ213に分岐し、通常のAF
(オートフォーカス)制御を行う。
【0029】すなわち、図2に示すように、軌跡の傾斜
が急峻な領域は、境界A−A′よりテレ側であり、この
領域では、ズームレンズ群102の移動量に対してフォ
ーカスレンズ群105の移動量が大きい。したがって、
ズームレンズ群102の移動速度が一定の場合、境界A
−A′よりテレ側の領域においてフォーカスレンズ群1
05のアクチュエータ109を高速で駆動しなければな
らない。換言すれば、図2に示す軌跡をトレースするフ
ォーカスレンズ群105の駆動速度は、ズームレンズ群
102の移動速度に依存するので、境界A−A′よりテ
レ側の領域におけるズームレンズ群102の移動速度を
低くすることにより、フォーカスレンズ群105の移動
速度を低くすることができる。
【0030】したがって、本実施例によれば、ステップ
205において判定するズームレンズ群102の減速領
域を図2に示す境界A−A′よりテレ側の領域に予め設
定し、ズームレンズ群102がこの減速領域に位置する
場合にズームレンズ群102の移動速度を低減すること
により、フォーカスレンズ群105の移動速度を低減す
ることができる。
【0031】また、ステップ206において、ズームレ
ンズ群102の移動速度の変化を最初に検出した場合に
は、ステップ204において測定したズームレンズ群1
02の移動速度の採用開始ゾーンを計算して記憶し(ス
テップ207,208)、次いで、ズームレンズ群10
2がこの採用開始ゾーンを通過していない場合には、例
えば標準の姿勢差でズームを行った時の仮の速度でズー
ムレンズ群102を移動させ(ステップ209、21
0)、この速度を基にフォーカスレンズ群105の移動
速度を設定するので、ズームレンズ群102の速度が変
更してもフォーカスレンズ群105の移動速度に反映す
ることができる。したがって、インナフォーカス方式の
レンズ装置においてズーム倍率を増加しても、ステップ
204において測定されたズームレンズ群102の実際
の移動速度を採用しないので、焦点ぼけを防止すること
ができ、また、フォーカスレンズ群105のアクチュエ
ータ109が大型化することを防止することができる。
【0032】次に、本発明の第2の実施例を説明する。
この第2の実施例はズームレンズ群の移動速度の変更点
の設定に特徴を有するものである。
【0033】前述したように、ズームレンズの移動速度
の測定値と、ズームレンズ群の標準移動速度(Vzs)と
の比は記憶されているフォーカスレンズ群の移動速度に
乗じられる。
【0034】前述した第1の実施例のように仮のズーム
速度を用いると、その期間補正が行われなくなるので、
ぼけが生じる可能性が高い。そこで、本実施例では、図
2に示すように、ズーム移動速度を変更する境界A−
A′を、フォーカスレンズ群105の回転速度の駆動限
界のところに設けずに、図3の軌跡で、フォーカスレン
ズ群105の移動速度がほとんど0の点を結んだところ
に設ける。
【0035】フォーカスレンズ群105の移動速度がほ
とんど0のところでは、これに乗じる前記比がいくつで
あっても結果は略0となるので、前述した第1の実施例
のように仮のズームレンズ移動速度測定結果を用いる部
分を最も影響の小さいところとすることができ、正しい
測定と補正を継続しながら良好なズームを実行すること
が可能になる。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、変倍を
行う第1のレンズ群と、焦点調節を行う第2のレンズ群
と、前記第1のレンズ群の移動速度を検出する第1の検
出手段と、前記第2のレンズ群の移動速度を検出する第
2の検出手段と、検出された前記第1のレンズ群の移動
速度に応じて前記第2のレンズ群の移動速度を制御する
制御手段と、前記第1のレンズ群の移動速度を変化させ
る速度変化手段とを備えたレンズ装置において、前記第
2のレンズ群が停止又はその移動速度が十分小さい場合
に、前記第1のレンズ群の移動速度を変更するように前
記速度変化手段を制御する手段を有するので、鏡筒やフ
ォーカスレンズ用のアクチュエータを小型化、軽量化す
ることができると共に、ズーム倍率を増加した場合のズ
ーム中の焦点ぼけを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るレンズ装置の一実施例を示す構成
図である。
【図2】図1のズームレンズ群の位置に対するフォーカ
スレンズ群の位置を示すグラフである。
【図3】ズーム中におけるフォーカスレンズ群の駆動制
御方法を示す説明図である。
【図4】図1のレンズ装置の動作を説明するためのフロ
ーチャートである。
【図5】一般的なインナフォーカス方式のレンズ部を示
す構成図である。
【図6】従来のレンズ装置の動作を説明するためのフロ
ーチャートである。
【符号の説明】
102 ズームレンズ群 105 フォーカスレンズ群 107〜109 アクチュエータ 113〜115 エンコーダ 119 マイクロコンピュータ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 変倍を行う第1のレンズ群と、 焦点調節を行う第2のレンズ群と、 前記第1のレンズ群の移動速度を検出する第1の検出手
    段と、 前記第2のレンズ群の移動速度を検出する第2の検出手
    段と、 検出された前記第1のレンズ群の移動速度に応じて前記
    第2のレンズ群の移動速度を制御する制御手段と、 前記第1のレンズ群の移動速度を変化させる速度変化手
    段とを備えたレンズ装置において、 前記第2のレンズ群が停止又はその移動速度が十分小さ
    い場合に、前記第1のレンズ群の移動速度を変更するよ
    うに前記速度変化手段を制御する手段を有することを特
    徴とするレンズ装置。
JP3225134A 1991-08-09 1991-08-09 レンズ装置 Pending JPH0545564A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001188161A (ja) * 1999-12-28 2001-07-10 Canon Inc レンズ駆動装置およびこれを備えた光学機器
JP2006163279A (ja) * 2004-12-10 2006-06-22 Casio Comput Co Ltd カメラ装置、及びレンズ制御方法
JP2012203263A (ja) * 2011-03-25 2012-10-22 Olympus Imaging Corp 交換レンズ

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