JPH0545449A - レーダ装置及び目標追随方法 - Google Patents
レーダ装置及び目標追随方法Info
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- JPH0545449A JPH0545449A JP3205981A JP20598191A JPH0545449A JP H0545449 A JPH0545449 A JP H0545449A JP 3205981 A JP3205981 A JP 3205981A JP 20598191 A JP20598191 A JP 20598191A JP H0545449 A JPH0545449 A JP H0545449A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 検出性能の良い、しかも同一レンジゲート内
の複数の目標を追随できるレーダ装置を得る。 【構成】 各レンジゲート6にそれぞれ複数個のコヒー
レント積分器7、検波器8、ノンコヒーレント積分器
9、スレッショルド検出器10を接続し、スレッショル
ド検出器の全ての出力を距離誤差検出器11に接続し、
更にレンジゲート制御回路12及びレンジゲート発生器
13を接続し、レンジゲート発生器13の出力を表示さ
せる表示器14を接続する。 【効果】 コヒーレント積分数とノンコヒーレント積分
数の複数の組合わせによる検出が同時に行えるので、最
大検出確率のところで目標を判定できる。
の複数の目標を追随できるレーダ装置を得る。 【構成】 各レンジゲート6にそれぞれ複数個のコヒー
レント積分器7、検波器8、ノンコヒーレント積分器
9、スレッショルド検出器10を接続し、スレッショル
ド検出器の全ての出力を距離誤差検出器11に接続し、
更にレンジゲート制御回路12及びレンジゲート発生器
13を接続し、レンジゲート発生器13の出力を表示さ
せる表示器14を接続する。 【効果】 コヒーレント積分数とノンコヒーレント積分
数の複数の組合わせによる検出が同時に行えるので、最
大検出確率のところで目標を判定できる。
Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、パルス積分を用いた
レーダ装置に関する。
レーダ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のレーダ装置としては、例
えば、文献、G.V.Morris:■AirbornePulsed Doppler Ra
dar■,Artech House,Inc.(1988)および、社団法人電子
情報通信学会編、吉田 孝監修、”レーダ技術”、(198
7)に示されているものがある。図5は従来のレーダ装置
の構成を示すブロック図である。図において、1は送信
機である。2は送受切換器であり、該送信機1の出力で
ある送信信号を入力し、送信信号を出力する。3は送受
信アンテナであり、該送受切換器2の出力である送信信
号を入力し、送信電波を出力する。また、該送受信アン
テナ3は、受信電波を入力し、受信信号を出力する。該
送受切換器2は、該送受信アンテナ3の出力である受信
信号を入力し、受信信号を出力する。4は受信機であ
り、該送受切換器2の出力である受信信号を入力し、複
素ビデオ信号を出力する。5はA/D変換器であり、該
受信機4の出力である複素ビデオ信号を入力し、ディジ
タル信号を出力する。6はレンジゲートであり、該A/
D変換器5の出力であるディジタル信号を入力し、ディ
ジタル信号を出力する。7はコヒーレント積分器であ
り、該レンジゲート6の出力であるディジタル信号を入
力し、コヒーレント積分を行った結果のディジタル信号
を出力する。8は検波器であり、該コヒーレント積分器
7の出力であるディジタル信号を入力し、検波を行った
結果のディジタル信号を出力する。9はノンコヒーレン
ト積分器であり、該検波器8の出力であるディジタル信
号を入力し、ノンコヒーレント積分を行った結果のディ
ジタル信号を出力する。10はスレッショルド検出器で
あり、該ノンコヒーレント積分器9の出力であるディジ
タル信号を入力し、目標として検出されたかどうかの結
果が出力される。11は距離誤差検出器であり、該スレ
ッショルド検出器10の出力である目標として検出され
たかどうかの結果を入力し、追随している目標の存在す
るレンジゲートの変化を検出した結果が出力される。1
2はレンジゲート制御回路であり、該距離誤差検出器1
1の出力である追随している目標の存在するレンジゲー
トの変化を検出した結果を入力し、目標の存在するレン
ジゲート番号が出力される。13はレンジゲート発生器
であり、該レンジゲート制御回路12の出力である目標
の存在するレンジゲート番号を入力し、目標の存在する
レンジゲートの出力を処理するための制御信号が出力さ
れる。前記レンジゲート6には、該レンジゲート発生器
13の出力である目標の存在するレンジゲートの出力を
処理するための制御信号がフィードバックされて入力さ
れる。14は表示器であり、該レンジゲート制御回路1
2の出力である目標の存在するレンジゲート番号を入力
し、追随情報(距離データ、追随の履歴)が表示され
る。
えば、文献、G.V.Morris:■AirbornePulsed Doppler Ra
dar■,Artech House,Inc.(1988)および、社団法人電子
情報通信学会編、吉田 孝監修、”レーダ技術”、(198
7)に示されているものがある。図5は従来のレーダ装置
の構成を示すブロック図である。図において、1は送信
機である。2は送受切換器であり、該送信機1の出力で
ある送信信号を入力し、送信信号を出力する。3は送受
信アンテナであり、該送受切換器2の出力である送信信
号を入力し、送信電波を出力する。また、該送受信アン
テナ3は、受信電波を入力し、受信信号を出力する。該
送受切換器2は、該送受信アンテナ3の出力である受信
信号を入力し、受信信号を出力する。4は受信機であ
り、該送受切換器2の出力である受信信号を入力し、複
素ビデオ信号を出力する。5はA/D変換器であり、該
受信機4の出力である複素ビデオ信号を入力し、ディジ
タル信号を出力する。6はレンジゲートであり、該A/
D変換器5の出力であるディジタル信号を入力し、ディ
ジタル信号を出力する。7はコヒーレント積分器であ
り、該レンジゲート6の出力であるディジタル信号を入
力し、コヒーレント積分を行った結果のディジタル信号
を出力する。8は検波器であり、該コヒーレント積分器
7の出力であるディジタル信号を入力し、検波を行った
結果のディジタル信号を出力する。9はノンコヒーレン
ト積分器であり、該検波器8の出力であるディジタル信
号を入力し、ノンコヒーレント積分を行った結果のディ
ジタル信号を出力する。10はスレッショルド検出器で
あり、該ノンコヒーレント積分器9の出力であるディジ
タル信号を入力し、目標として検出されたかどうかの結
果が出力される。11は距離誤差検出器であり、該スレ
ッショルド検出器10の出力である目標として検出され
たかどうかの結果を入力し、追随している目標の存在す
るレンジゲートの変化を検出した結果が出力される。1
2はレンジゲート制御回路であり、該距離誤差検出器1
1の出力である追随している目標の存在するレンジゲー
トの変化を検出した結果を入力し、目標の存在するレン
ジゲート番号が出力される。13はレンジゲート発生器
であり、該レンジゲート制御回路12の出力である目標
の存在するレンジゲート番号を入力し、目標の存在する
レンジゲートの出力を処理するための制御信号が出力さ
れる。前記レンジゲート6には、該レンジゲート発生器
13の出力である目標の存在するレンジゲートの出力を
処理するための制御信号がフィードバックされて入力さ
れる。14は表示器であり、該レンジゲート制御回路1
2の出力である目標の存在するレンジゲート番号を入力
し、追随情報(距離データ、追随の履歴)が表示され
る。
【0003】従来のレーダ装置は上記のように構成さ
れ、送信信号は、送信機1から送受切換器2、送受信ア
ンテナ3を介して外部に放射され、目標で反射した信号
は、送受信アンテナ3、送受切換器2を介して受信信号
として受信機4に入り、受信信号は複素ビデオ信号に変
換された後、A/D変換器5によってディジタル信号に
変換される。このディジタル信号はパルス幅によってレ
ンジゲート幅が決定されるM個のレンジゲート6に分け
られ、各レンジゲートごとにコヒーレント積分器7に入
力されてNf回のコヒーレント積分(検波前積分)が行
われた後、検波器8で検波され、更にノンコヒーレント
積分器9でノンコヒーレント積分(検波後積分)が行わ
れる。ノンコヒーレント積分器9の出力信号がスレッシ
ョルド検出器10に設定されたスレッショルドレベルを
越えた場合に目標として検出される。スレッショルド検
出器10の出力は全て距離誤差検出器11に入力されて
追随している目標の存在するレンジゲートの変化が検出
される。距離誤差検出器11の出力はレンジゲート制御
回路12に入力されて目標の存在するレンジゲート番号
が出力されレンジゲート発生器13および表示器14に
入力される。レンジゲート発生器13では、特定のレン
ジゲートの出力を処理するための制御信号が出力され
る。レンジゲート発生器13の出力がフィードバックさ
れて目標の存在するレンジゲート6の出力が処理され、
表示器14では追随情報(距離データ、追随の履歴)が
表示される。
れ、送信信号は、送信機1から送受切換器2、送受信ア
ンテナ3を介して外部に放射され、目標で反射した信号
は、送受信アンテナ3、送受切換器2を介して受信信号
として受信機4に入り、受信信号は複素ビデオ信号に変
換された後、A/D変換器5によってディジタル信号に
変換される。このディジタル信号はパルス幅によってレ
ンジゲート幅が決定されるM個のレンジゲート6に分け
られ、各レンジゲートごとにコヒーレント積分器7に入
力されてNf回のコヒーレント積分(検波前積分)が行
われた後、検波器8で検波され、更にノンコヒーレント
積分器9でノンコヒーレント積分(検波後積分)が行わ
れる。ノンコヒーレント積分器9の出力信号がスレッシ
ョルド検出器10に設定されたスレッショルドレベルを
越えた場合に目標として検出される。スレッショルド検
出器10の出力は全て距離誤差検出器11に入力されて
追随している目標の存在するレンジゲートの変化が検出
される。距離誤差検出器11の出力はレンジゲート制御
回路12に入力されて目標の存在するレンジゲート番号
が出力されレンジゲート発生器13および表示器14に
入力される。レンジゲート発生器13では、特定のレン
ジゲートの出力を処理するための制御信号が出力され
る。レンジゲート発生器13の出力がフィードバックさ
れて目標の存在するレンジゲート6の出力が処理され、
表示器14では追随情報(距離データ、追随の履歴)が
表示される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来のレ
ーダ装置では、コヒーレント積分数とノンコヒーレント
積分数は固定されており、検出確率が限定されていた。
更に、同一レンジゲート内に複数の目標が存在する場合
でも単一目標としてしか検出できないという問題点があ
った。
ーダ装置では、コヒーレント積分数とノンコヒーレント
積分数は固定されており、検出確率が限定されていた。
更に、同一レンジゲート内に複数の目標が存在する場合
でも単一目標としてしか検出できないという問題点があ
った。
【0005】この発明は、上記のような課題を解決する
ためになされたものであり、検出性能の良い、しかも同
一レンジゲート内の複数の目標を追随できるレーダ装置
を得ることを目的としている。
ためになされたものであり、検出性能の良い、しかも同
一レンジゲート内の複数の目標を追随できるレーダ装置
を得ることを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】従来のレーダ装置におい
ては、パルス幅によってレンジゲート幅が決定される複
数個のレンジゲートにそれぞれ一個のコヒーレント積分
器と、一個の検波器と、一個のノンコヒーレント積分器
と、一個のスレッショルド検出器とを有していたが、第
1及び第2の発明に係るレーダ装置及び目標追随方法に
おいては、パルス幅によってレンジゲート幅が決定され
る複数個のレンジゲートにそれぞれ複数個のコヒーレン
ト積分器と、複数個の検波器と、複数個のノンコヒーレ
ント積分器と、複数個のスレッショルド検出器とを備え
るようにし、コヒーレント積分の積分数とノンコヒーレ
ント積分の積分数の比をそれぞれ異なるようにして、計
算を行うようにしたものである。
ては、パルス幅によってレンジゲート幅が決定される複
数個のレンジゲートにそれぞれ一個のコヒーレント積分
器と、一個の検波器と、一個のノンコヒーレント積分器
と、一個のスレッショルド検出器とを有していたが、第
1及び第2の発明に係るレーダ装置及び目標追随方法に
おいては、パルス幅によってレンジゲート幅が決定され
る複数個のレンジゲートにそれぞれ複数個のコヒーレン
ト積分器と、複数個の検波器と、複数個のノンコヒーレ
ント積分器と、複数個のスレッショルド検出器とを備え
るようにし、コヒーレント積分の積分数とノンコヒーレ
ント積分の積分数の比をそれぞれ異なるようにして、計
算を行うようにしたものである。
【0007】また、従来のレーダ装置においては、目標
を追随する距離誤差検出器では、同一レンジゲート内の
複数の目標を追随する機能は有していなかったが、第3
の発明に係るレーダ装置においては、受信信号に対し
て、複数のレンジを設定し、各レンジごとに、コヒーレ
ント積分の積分数とノンコートレント積分の積分数の比
が異なる複数の積分処理を行う積分手段と、上記積分処
理された複数の信号をそれぞれ入力し、いき値処理を行
うスレッショルド手段と、上記いき値処理された複数の
信号から、そのレンジにある目標の数を検出することに
より、同一レンジ内の複数の目標を追随する機能を持っ
た検出手段を備えるようにしたものである。
を追随する距離誤差検出器では、同一レンジゲート内の
複数の目標を追随する機能は有していなかったが、第3
の発明に係るレーダ装置においては、受信信号に対し
て、複数のレンジを設定し、各レンジごとに、コヒーレ
ント積分の積分数とノンコートレント積分の積分数の比
が異なる複数の積分処理を行う積分手段と、上記積分処
理された複数の信号をそれぞれ入力し、いき値処理を行
うスレッショルド手段と、上記いき値処理された複数の
信号から、そのレンジにある目標の数を検出することに
より、同一レンジ内の複数の目標を追随する機能を持っ
た検出手段を備えるようにしたものである。
【0008】
【作用】上記のように構成された第1及び第2の発明に
係るレーダ装置及び目標追随方法では、各レンジゲート
に複数個のコヒーレント積分器と、複数個の検波器と、
複数個のノンコヒーレント積分器と、複数個のスレッシ
ョルド検出器とを備えたことにより、コヒーレント積分
数とノンコヒーレント積分数の複数の組合わせによる検
出が同時に行われ、その組合わせにより検出確率が異な
る点を利用するために検出性能が向上する。
係るレーダ装置及び目標追随方法では、各レンジゲート
に複数個のコヒーレント積分器と、複数個の検波器と、
複数個のノンコヒーレント積分器と、複数個のスレッシ
ョルド検出器とを備えたことにより、コヒーレント積分
数とノンコヒーレント積分数の複数の組合わせによる検
出が同時に行われ、その組合わせにより検出確率が異な
る点を利用するために検出性能が向上する。
【0009】また、第3の発明に係るレーダ装置では、
目標によってその検出確率が最大になるコヒーレント積
分数とノンコヒーレント積分数の組合わせが異なること
を利用することにより、同一レンジゲート内の複数の目
標を追尾することができる。
目標によってその検出確率が最大になるコヒーレント積
分数とノンコヒーレント積分数の組合わせが異なること
を利用することにより、同一レンジゲート内の複数の目
標を追尾することができる。
【0010】
実施例1.図1はこの発明の一実施例を示すブロック図
である。図において、1は送信機である。2は送受切換
器であり、該送信機1の出力である送信信号を入力し、
送信信号を出力する。3は送受信アンテナであり、該送
受切換器2の出力である送信信号を入力し、送信電波を
出力する。また、該送受信アンテナ3は、受信電波を入
力し、受信信号を出力する。該送受切換器2は、該送受
信アンテナ3の出力である受信信号を入力し、受信信号
を出力する。4は受信機であり、該送受切換器2の出力
である受信信号を入力し、複素ビデオ信号を出力する。
5はA/D変換器であり、該受信機4の出力である複素
ビデオ信号を入力し、ディジタル信号を出力する。6は
レンジゲートであり、該A/D変換器5の出力であるデ
ィジタル信号を入力し、ディジタル信号を出力する。7
はコヒーレント積分器であり、該レンジゲート6の出力
であるディジタル信号を入力し、コヒーレント積分を行
った結果のディジタル信号を出力する。8は検波器であ
り、該コヒーレント積分器7の出力であるディジタル信
号を入力し、検波を行った結果のディジタル信号を出力
する。9はノンコヒーレント積分器であり、該検波器8
の出力であるディジタル信号を入力し、ノンコヒーレン
ト積分を行った結果のディジタル信号を出力する。10
はスレッショルド検出器であり、該ノンコヒーレント積
分器9の出力であるディジタル信号を入力し、目標とし
て検出されたかどうかの結果が出力される。11は検出
手段の一例となる距離誤差検出器であり、該スレッショ
ルド検出器10の出力である目標として検出されたかど
うかの結果を入力し、追随している目標の存在するレン
ジゲートの変化が検出された結果が出力される。12は
レンジゲート制御回路であり、該距離誤差検出器11の
出力である追随している目標の存在するレンジゲートの
変化が検出された結果を入力し、目標の存在するレンジ
ゲート番号が出力される。13はレンジゲート発生器で
あり、該レンジゲート制御回路12の出力である目標数
や目標の存在するレンジゲート番号を入力し、目標数や
目標の存在するレンジゲートおよびその両隣のレンジゲ
ートの出力を処理するための制御信号が出力される。前
記レンジゲート6には、該レンジゲート発生器13の出
力である目標の存在するレンジゲートおよびその両隣の
レンジゲートの出力を処理するための制御信号がフィー
ドバックされて入力される。14は表示器であり、該レ
ンジゲート制御回路12の出力である目標数や目標の存
在するレンジゲート番号を入力し、追随情報(距離デー
タ、追随の履歴)が表示される。
である。図において、1は送信機である。2は送受切換
器であり、該送信機1の出力である送信信号を入力し、
送信信号を出力する。3は送受信アンテナであり、該送
受切換器2の出力である送信信号を入力し、送信電波を
出力する。また、該送受信アンテナ3は、受信電波を入
力し、受信信号を出力する。該送受切換器2は、該送受
信アンテナ3の出力である受信信号を入力し、受信信号
を出力する。4は受信機であり、該送受切換器2の出力
である受信信号を入力し、複素ビデオ信号を出力する。
5はA/D変換器であり、該受信機4の出力である複素
ビデオ信号を入力し、ディジタル信号を出力する。6は
レンジゲートであり、該A/D変換器5の出力であるデ
ィジタル信号を入力し、ディジタル信号を出力する。7
はコヒーレント積分器であり、該レンジゲート6の出力
であるディジタル信号を入力し、コヒーレント積分を行
った結果のディジタル信号を出力する。8は検波器であ
り、該コヒーレント積分器7の出力であるディジタル信
号を入力し、検波を行った結果のディジタル信号を出力
する。9はノンコヒーレント積分器であり、該検波器8
の出力であるディジタル信号を入力し、ノンコヒーレン
ト積分を行った結果のディジタル信号を出力する。10
はスレッショルド検出器であり、該ノンコヒーレント積
分器9の出力であるディジタル信号を入力し、目標とし
て検出されたかどうかの結果が出力される。11は検出
手段の一例となる距離誤差検出器であり、該スレッショ
ルド検出器10の出力である目標として検出されたかど
うかの結果を入力し、追随している目標の存在するレン
ジゲートの変化が検出された結果が出力される。12は
レンジゲート制御回路であり、該距離誤差検出器11の
出力である追随している目標の存在するレンジゲートの
変化が検出された結果を入力し、目標の存在するレンジ
ゲート番号が出力される。13はレンジゲート発生器で
あり、該レンジゲート制御回路12の出力である目標数
や目標の存在するレンジゲート番号を入力し、目標数や
目標の存在するレンジゲートおよびその両隣のレンジゲ
ートの出力を処理するための制御信号が出力される。前
記レンジゲート6には、該レンジゲート発生器13の出
力である目標の存在するレンジゲートおよびその両隣の
レンジゲートの出力を処理するための制御信号がフィー
ドバックされて入力される。14は表示器であり、該レ
ンジゲート制御回路12の出力である目標数や目標の存
在するレンジゲート番号を入力し、追随情報(距離デー
タ、追随の履歴)が表示される。
【0011】20は所定のパルス幅を有する受信信号を
受信する受信手段あるいは受信工程、21は受信工程で
受信された受信信号をパルス幅に基づき複数のレンジに
分割するレンジ分割工程、22はレンジ分割工程で分割
されたレンジのそれぞれで、積分数の異なる複数の積分
を行う検波前積分工程、23は検波前積分工程で積分さ
れたそれぞれの信号を検波する検波工程、24は検波前
積分工程の複数の積分に対応した所定の積分数で、検波
工程で検波された信号に対し、複数の積分を行う検波後
積分工程、25は検波後積分工程で積分された信号に対
して、スレッショルドレベルを検出するスレッショルド
検出工程、26は複数のスレッショルド検出器の出力を
使用して、追随している目標の存在するレンジの変化お
よび目標数の変化を検出し、それらの目標を追随する制
御手段、27は受信信号に対して、複数のレンジを設定
し、各レンジごとに、コヒーレント積分の積分数とノン
コートレント積分の積分数の比が異なる複数の積分処理
を行う積分手段、28は上記積分処理された複数の信号
をそれぞれ入力し、いき値処理を行うスレッショルド手
段である。
受信する受信手段あるいは受信工程、21は受信工程で
受信された受信信号をパルス幅に基づき複数のレンジに
分割するレンジ分割工程、22はレンジ分割工程で分割
されたレンジのそれぞれで、積分数の異なる複数の積分
を行う検波前積分工程、23は検波前積分工程で積分さ
れたそれぞれの信号を検波する検波工程、24は検波前
積分工程の複数の積分に対応した所定の積分数で、検波
工程で検波された信号に対し、複数の積分を行う検波後
積分工程、25は検波後積分工程で積分された信号に対
して、スレッショルドレベルを検出するスレッショルド
検出工程、26は複数のスレッショルド検出器の出力を
使用して、追随している目標の存在するレンジの変化お
よび目標数の変化を検出し、それらの目標を追随する制
御手段、27は受信信号に対して、複数のレンジを設定
し、各レンジごとに、コヒーレント積分の積分数とノン
コートレント積分の積分数の比が異なる複数の積分処理
を行う積分手段、28は上記積分処理された複数の信号
をそれぞれ入力し、いき値処理を行うスレッショルド手
段である。
【0012】前記のように構成された追随レーダ装置に
おいて、送信信号は、送信機1から送受切換器2、送受
信アンテナ3を介して外部に放射され、目標で反射した
信号は、送受信アンテナ3、送受切換器2を介して受信
信号として受信機4に入り、受信信号は複素ビデオ信号
に変換された後、A/D変換器5によってディジタル信
号に変換される。このディジタル信号はパルス幅によっ
てレンジゲート幅が決定されるM個のレンジゲート6に
分けられ、各レンジゲートごとにP個のコヒーレント積
分器7に入力されてそれぞれ1〜P回(1,2,4,
8,16,・・・,P/4,P/2,P)のコヒーレン
ト積分(検波前積分)が行われた後、検波器8で検波さ
れ、更にノンコヒーレント積分器9に入力されてそれぞ
れP〜1回(P,P/2,P/4,・・・,16,8,
4,2,1)のノンコヒーレント積分(検波後積分)が
行われる。ここで、総パルスヒット数はPであり、コヒ
ーレント積分数をN、ノンコヒーレント積分数をKとす
るとP=N×Kの関係式を満たしている。ノンコヒーレ
ント積分器9の出力信号がスレッショルド検出器10に
設定されたスレッショルドレベルを越えた場合に目標と
して検出される。レンジゲートごとに得られるスレッシ
ョルド検出器10の出力は、全て距離誤差検出器11に
入力されて目標の追随を行う。距離誤差検出器11の出
力はレンジゲート制御回路12に入力されて目標数や目
標の存在するレンジゲート番号が出力されレンジゲート
発生器13および表示器14に入力される。レンジゲー
ト発生器13では、特定のレンジゲートの出力を処理す
るための制御信号が出力される。レンジゲート発生器1
3の出力がフィードバックされて目標の存在するレンジ
ゲートおよびその両隣のレンジゲートの出力が処理する
ようにされ、表示器14では追随情報(距離データ、追
随の履歴)が表示される。
おいて、送信信号は、送信機1から送受切換器2、送受
信アンテナ3を介して外部に放射され、目標で反射した
信号は、送受信アンテナ3、送受切換器2を介して受信
信号として受信機4に入り、受信信号は複素ビデオ信号
に変換された後、A/D変換器5によってディジタル信
号に変換される。このディジタル信号はパルス幅によっ
てレンジゲート幅が決定されるM個のレンジゲート6に
分けられ、各レンジゲートごとにP個のコヒーレント積
分器7に入力されてそれぞれ1〜P回(1,2,4,
8,16,・・・,P/4,P/2,P)のコヒーレン
ト積分(検波前積分)が行われた後、検波器8で検波さ
れ、更にノンコヒーレント積分器9に入力されてそれぞ
れP〜1回(P,P/2,P/4,・・・,16,8,
4,2,1)のノンコヒーレント積分(検波後積分)が
行われる。ここで、総パルスヒット数はPであり、コヒ
ーレント積分数をN、ノンコヒーレント積分数をKとす
るとP=N×Kの関係式を満たしている。ノンコヒーレ
ント積分器9の出力信号がスレッショルド検出器10に
設定されたスレッショルドレベルを越えた場合に目標と
して検出される。レンジゲートごとに得られるスレッシ
ョルド検出器10の出力は、全て距離誤差検出器11に
入力されて目標の追随を行う。距離誤差検出器11の出
力はレンジゲート制御回路12に入力されて目標数や目
標の存在するレンジゲート番号が出力されレンジゲート
発生器13および表示器14に入力される。レンジゲー
ト発生器13では、特定のレンジゲートの出力を処理す
るための制御信号が出力される。レンジゲート発生器1
3の出力がフィードバックされて目標の存在するレンジ
ゲートおよびその両隣のレンジゲートの出力が処理する
ようにされ、表示器14では追随情報(距離データ、追
随の履歴)が表示される。
【0013】ここで、上記のコヒーレント積分の最適積
分数NP の決定の原理について説明する。図2は受信信
号の1パルス当りのSN比をある値としたとき、SN比
(コヒーレント積分後の信号電力対雑音電力比)対コヒ
ーレント積分数Nの関係の一例を示したものであり、図
3(a)のように受信信号にゆらぎがない(受信信号ド
ップラースペクトル帯域幅BW≒0)場合、コヒーレン
ト積分数Nを増加することによりコヒーレント積分後の
SN比は改善される。この場合、与えられた誤警報確率
PN のもとで、検出確率PD が最大となるコヒーレンン
ト積分数NP は、総パルスヒット数Pに等しくなること
が知られている。
分数NP の決定の原理について説明する。図2は受信信
号の1パルス当りのSN比をある値としたとき、SN比
(コヒーレント積分後の信号電力対雑音電力比)対コヒ
ーレント積分数Nの関係の一例を示したものであり、図
3(a)のように受信信号にゆらぎがない(受信信号ド
ップラースペクトル帯域幅BW≒0)場合、コヒーレン
ト積分数Nを増加することによりコヒーレント積分後の
SN比は改善される。この場合、与えられた誤警報確率
PN のもとで、検出確率PD が最大となるコヒーレンン
ト積分数NP は、総パルスヒット数Pに等しくなること
が知られている。
【0014】一方、変動する目標によって図3(b)の
ように受信信号にゆらぎがある場合、コヒーレント積分
数Nを増加してもある値以上では、コヒーレント積分数
のSN比の改善が計れなくなる。図2のα、βは夫々受
信信号にゆらぎがある場合、コヒーレント積分後のSN
比が改善が計れなくなるコヒーレント積分数Nの値を示
し、それらは1/BWで表せる。
ように受信信号にゆらぎがある場合、コヒーレント積分
数Nを増加してもある値以上では、コヒーレント積分数
のSN比の改善が計れなくなる。図2のα、βは夫々受
信信号にゆらぎがある場合、コヒーレント積分後のSN
比が改善が計れなくなるコヒーレント積分数Nの値を示
し、それらは1/BWで表せる。
【0015】次に図4は、ノンコヒーレント積分器の作
用を説明するための図で、横軸は電力、縦軸は確率密度
関数Pdfである。AはノイズNの分布を示し、Bはノ
ンコヒーレント積分前の信号S+ノイズNの分布を示
し、Cはコヒーレント積分後の信号S+ノイズNの分布
を示している。Cの中でもK=1、2、4の場合までを
示したが、積分数Kが大きくなるほど山形が上に突出し
てくる。Lはスレッショルドレベルを示しており、Lの
右側の斜線部分がスレッショルドレベルを越えて検出さ
れる信号となる。PN は誤警報確率で、PDは検出確率
である。図の矢印で示すように、ノンコヒーレント積分
を行うと分布Bから分布Cに変化するため検出確率PD
が増加することになる。しかもその積分数Kを増やすほ
ど検出確率PD が増加することになる。
用を説明するための図で、横軸は電力、縦軸は確率密度
関数Pdfである。AはノイズNの分布を示し、Bはノ
ンコヒーレント積分前の信号S+ノイズNの分布を示
し、Cはコヒーレント積分後の信号S+ノイズNの分布
を示している。Cの中でもK=1、2、4の場合までを
示したが、積分数Kが大きくなるほど山形が上に突出し
てくる。Lはスレッショルドレベルを示しており、Lの
右側の斜線部分がスレッショルドレベルを越えて検出さ
れる信号となる。PN は誤警報確率で、PDは検出確率
である。図の矢印で示すように、ノンコヒーレント積分
を行うと分布Bから分布Cに変化するため検出確率PD
が増加することになる。しかもその積分数Kを増やすほ
ど検出確率PD が増加することになる。
【0016】ここで、図5に、与えられた誤警報確率P
N のもとで、受信信号の1パルス当りのS/N比をある
値とし、受信信号ドップラースペクトル帯域幅を変えた
とき、検出確率PD 対コヒーレント積分数N(ノンコヒ
ーレント積分数はP/Nで表せる)の関係の一例を示
す。
N のもとで、受信信号の1パルス当りのS/N比をある
値とし、受信信号ドップラースペクトル帯域幅を変えた
とき、検出確率PD 対コヒーレント積分数N(ノンコヒ
ーレント積分数はP/Nで表せる)の関係の一例を示
す。
【0017】○印と△印はそれぞれ受信信号ドップラー
スペクトル帯域帯が異なる目標の検出確率を示したもの
であるが、○印の場合は、コヒーレント積分数=P/
8、ノンコヒーレント積分数=8の場合が検出確率が最
大となり、△印の場合は、コヒーレント積分数=P/
2、ノンコヒーレント積分数=2の場合が検出確率が最
大になる。この図のようにコヒーレント積分数とノンコ
ヒーレント積分数の比によって検出確率が変化すること
がわかる。また、目標の受信信号ドップラースペクトル
帯域幅が異なる場合は、検出確率が最大になるコヒーレ
ント積分数とノンコヒーレント積分数の組合せは目標に
よって異なる。図1のように構成された追尾レーダ装置
においては、コヒーレント積分数とノンコヒーレント積
分数の全ての組合せに対して検出を行うので、従来のレ
ーダ装置のようにコヒーレント積分数とノンコヒーレン
ト積分数が固定されていた場合に比べて検出性能は向上
する。
スペクトル帯域帯が異なる目標の検出確率を示したもの
であるが、○印の場合は、コヒーレント積分数=P/
8、ノンコヒーレント積分数=8の場合が検出確率が最
大となり、△印の場合は、コヒーレント積分数=P/
2、ノンコヒーレント積分数=2の場合が検出確率が最
大になる。この図のようにコヒーレント積分数とノンコ
ヒーレント積分数の比によって検出確率が変化すること
がわかる。また、目標の受信信号ドップラースペクトル
帯域幅が異なる場合は、検出確率が最大になるコヒーレ
ント積分数とノンコヒーレント積分数の組合せは目標に
よって異なる。図1のように構成された追尾レーダ装置
においては、コヒーレント積分数とノンコヒーレント積
分数の全ての組合せに対して検出を行うので、従来のレ
ーダ装置のようにコヒーレント積分数とノンコヒーレン
ト積分数が固定されていた場合に比べて検出性能は向上
する。
【0018】次に検出手段の動作を説明する。検出手段
の一例である距離誤差検出器11は、図6のフローチャ
ートに沿って目標の追随を行う。ここで、Tはループを
制御するための変数であり、Toは一回のループで検出
される目標数であり、Tnは距離誤差検出器11から出
力される目標数であり、Trは目標の検出された追随す
べきレンジの数である。ステップ15aでTに前回のT
nを代入し、ステップ15bでTが0かどうかの判定を
行う。Tが0の場合はステップ15cでTにレンジゲー
ト数Mを代入し、ステップ15dに進む。Mを代入する
のは、前回出力された目標数がゼロの場合(あるいは初
期値=0の場合)、全レンジゲート(M個)を追随する
レンジゲートとするためである。Tが0でない場合はT
=Trにより、Tが追随するレンジ数を示しており、ス
テップ15eでTnとTrに0を代入し、ステップ15
dに進む。ステップ15dでTから1を減算し、ステッ
プ15fで追尾するレンジゲート及びその両隣のレンジ
ゲートから得られる検出結果をデータとして取り込み、
ステップ15gで目標が検出されたかどうかの判定を行
う。目標が検出された場合はステップ15hで、追随す
るレンジゲートを処理対象とし、ステップ15iに進
む。目標が検出されない場合はステップ15jで、追随
するレンジゲートの両隣のレンジゲートを処理対象と
し、ステップ15iに進む。ステップ15iで処理済み
のレンジゲートかどうかの判定を行う。処理済みのレン
ジゲートでない場合はステップ15kに進む。処理済み
のレンジゲートである場合はステップ15mに進む。ス
テップ15kで各積分の組合せによる結果で隣接して検
出されたものは同一目標とみなし、その結果検出される
目標数をToとし、ステップ15lに進む。ステップ1
5lでTrに1を加算し、TnにToを加算し、ステッ
プ15mでTが0かどうかの判定を行う。Tが0でない
場合はステップ15dに戻りループを繰り返す。Tが0
の場合はステップ15nで目標のいるレンジゲート番号
及び目標数Tnが決定され終了する。
の一例である距離誤差検出器11は、図6のフローチャ
ートに沿って目標の追随を行う。ここで、Tはループを
制御するための変数であり、Toは一回のループで検出
される目標数であり、Tnは距離誤差検出器11から出
力される目標数であり、Trは目標の検出された追随す
べきレンジの数である。ステップ15aでTに前回のT
nを代入し、ステップ15bでTが0かどうかの判定を
行う。Tが0の場合はステップ15cでTにレンジゲー
ト数Mを代入し、ステップ15dに進む。Mを代入する
のは、前回出力された目標数がゼロの場合(あるいは初
期値=0の場合)、全レンジゲート(M個)を追随する
レンジゲートとするためである。Tが0でない場合はT
=Trにより、Tが追随するレンジ数を示しており、ス
テップ15eでTnとTrに0を代入し、ステップ15
dに進む。ステップ15dでTから1を減算し、ステッ
プ15fで追尾するレンジゲート及びその両隣のレンジ
ゲートから得られる検出結果をデータとして取り込み、
ステップ15gで目標が検出されたかどうかの判定を行
う。目標が検出された場合はステップ15hで、追随す
るレンジゲートを処理対象とし、ステップ15iに進
む。目標が検出されない場合はステップ15jで、追随
するレンジゲートの両隣のレンジゲートを処理対象と
し、ステップ15iに進む。ステップ15iで処理済み
のレンジゲートかどうかの判定を行う。処理済みのレン
ジゲートでない場合はステップ15kに進む。処理済み
のレンジゲートである場合はステップ15mに進む。ス
テップ15kで各積分の組合せによる結果で隣接して検
出されたものは同一目標とみなし、その結果検出される
目標数をToとし、ステップ15lに進む。ステップ1
5lでTrに1を加算し、TnにToを加算し、ステッ
プ15mでTが0かどうかの判定を行う。Tが0でない
場合はステップ15dに戻りループを繰り返す。Tが0
の場合はステップ15nで目標のいるレンジゲート番号
及び目標数Tnが決定され終了する。
【0019】図7は、同一レンジゲート内の目標が2個
検出された場合の例を示したものである。図において、
斜線部が処理する領域であり、丸印は目標が検出された
ことを示している。追尾するレンジゲート番号がmのと
きには、レンジゲート番号がm−1およびm+1のレン
ジゲートも処理することになり、3つのレンジゲートを
処理することになる。処理した結果、この例では、X1
とX2から目標Xが検出され、Y1、Y2とY3から目
標Yが検出され、2個の目標が検出されたことになる。
これは、目標XとYから反射される信号の揺らぎの大き
さ(BW)が異なるために、図5に示したように、検出
確率が最大となるコヒーレント積分数とノンコヒーレン
ト積分数の比が異なることを利用している。
検出された場合の例を示したものである。図において、
斜線部が処理する領域であり、丸印は目標が検出された
ことを示している。追尾するレンジゲート番号がmのと
きには、レンジゲート番号がm−1およびm+1のレン
ジゲートも処理することになり、3つのレンジゲートを
処理することになる。処理した結果、この例では、X1
とX2から目標Xが検出され、Y1、Y2とY3から目
標Yが検出され、2個の目標が検出されたことになる。
これは、目標XとYから反射される信号の揺らぎの大き
さ(BW)が異なるために、図5に示したように、検出
確率が最大となるコヒーレント積分数とノンコヒーレン
ト積分数の比が異なることを利用している。
【0020】以上、この実施例では、パルス積分を用い
たレーダ装置において、受信信号をディジタル信号に変
換するA/D変換器と、上記A/D変換器に接続された
パルス幅によってレンジゲート幅が決定される複数個の
レンジゲートと、上記レンジゲートに接続された複数個
のコヒーレント積分器と、上記コヒーレント積分器ごと
に接続された検波器と、上記検波器ごとに接続されたノ
ンコヒーレント積分器と、上記ノンコヒーレント積分器
ごとに接続されたスレッショルド検出器と、複数の上記
スレッショルド検出器の出力を使用して、追随している
目標の存在するレンジゲートの変化および目標数の変化
を検出し、それらの目標を追随する距離誤差検出器と、
目標数や目標の存在するレンジゲート番号を出力するレ
ンジゲート制御回路と、上記レンジゲート制御回路の出
力によって特定の上記レンジゲートの出力を処理するた
めの制御信号を出力するレンジゲート発生器とを有する
レーダ装置を説明した。
たレーダ装置において、受信信号をディジタル信号に変
換するA/D変換器と、上記A/D変換器に接続された
パルス幅によってレンジゲート幅が決定される複数個の
レンジゲートと、上記レンジゲートに接続された複数個
のコヒーレント積分器と、上記コヒーレント積分器ごと
に接続された検波器と、上記検波器ごとに接続されたノ
ンコヒーレント積分器と、上記ノンコヒーレント積分器
ごとに接続されたスレッショルド検出器と、複数の上記
スレッショルド検出器の出力を使用して、追随している
目標の存在するレンジゲートの変化および目標数の変化
を検出し、それらの目標を追随する距離誤差検出器と、
目標数や目標の存在するレンジゲート番号を出力するレ
ンジゲート制御回路と、上記レンジゲート制御回路の出
力によって特定の上記レンジゲートの出力を処理するた
めの制御信号を出力するレンジゲート発生器とを有する
レーダ装置を説明した。
【0021】この実施例では、電波を用いたレーダ装置
について述べているが、光波を用いた目標位置検出装置
として使用することもできる。
について述べているが、光波を用いた目標位置検出装置
として使用することもできる。
【0022】また、この実施例では、目標を追随するレ
ーダ装置について述べているが、捜索レーダ装置として
使用することもできる。
ーダ装置について述べているが、捜索レーダ装置として
使用することもできる。
【0023】
【発明の効果】この発明は、以上説明したように構成さ
れているので、以下に記載されるような効果を奏する。
れているので、以下に記載されるような効果を奏する。
【0024】上記のように構成されたレーダ装置及び目
標追随方法では、コヒーレント積分数とノンコヒーレン
ト積分数の複数の組合わせによる検出が同時に行われる
ために検出性能が向上する。また、上記と同様の理由に
より同一レンジゲート内の複数の目標を追随することが
できる。
標追随方法では、コヒーレント積分数とノンコヒーレン
ト積分数の複数の組合わせによる検出が同時に行われる
ために検出性能が向上する。また、上記と同様の理由に
より同一レンジゲート内の複数の目標を追随することが
できる。
【図1】この発明の実施例1を示すブロック図である。
【図2】コヒーレント積分後のSN比対コヒーレント積
分数の関係を示す図である。
分数の関係を示す図である。
【図3】目標から反射される信号の揺らぎを示す図であ
る。
る。
【図4】ノンコヒーレント積分の作用を示す図である。
【図5】この発明の実施例1における検出確率対コヒー
レント積分数の関係を示す図である。
レント積分数の関係を示す図である。
【図6】この発明の実施例1の距離誤差検出器の動作を
示すフローチャート図である。
示すフローチャート図である。
【図7】この発明の実施例1の距離誤差検出器の動作結
果を示す図である。
果を示す図である。
【図8】従来のレーダ装置を示すブロック図である。
1 送信機 2 送受切換器 3 送受信アンテナ 4 受信機 5 A/D変換器 6 レンジゲート 7 コヒーレント積分器 8 検波器 9 ノンコヒーレント積分器 10 スレッショルド検出器 11 距離誤差検出器 12 レンジゲート制御回路 13 レンジゲート発生器 14 表示器
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成3年10月14日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項3
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0011
【補正方法】変更
【補正内容】
【0011】20は所定のパルス幅を有する受信信号を
受信する受信手段あるいは受信工程、21は受信工程で
受信された受信信号をパルス幅に基づき複数のレンジに
分割するレンジ分割工程、22はレンジ分割工程で分割
されたレンジのそれぞれで、積分数の異なる複数の積分
を行う検波前積分工程、23は検波前積分工程で積分さ
れたそれぞれの信号を検波する検波工程、24は検波前
積分工程の複数の積分に対応した所定の積分数で、検波
工程で検波された信号に対し、複数の積分を行う検波後
積分工程、25は検波後積分工程で積分された信号に対
して、スレッショルドレベルを越えたかどうかを検出す
るスレッショルド検出工程、26は複数のスレッショル
ド検出器の出力を使用して、追随している目標の存在す
るレンジの変化および目標数の変化を検出し、それらの
目標を追随する制御手段、27は受信信号に対して、複
数のレンジを設定し、各レンジごとに、コヒーレント積
分の積分数とノンコートレント積分の積分数の比が異な
る複数の積分処理を行う積分手段、28は上記積分処理
された複数の信号をそれぞれ入力し、いき値処理を行う
スレッショルド手段である。
受信する受信手段あるいは受信工程、21は受信工程で
受信された受信信号をパルス幅に基づき複数のレンジに
分割するレンジ分割工程、22はレンジ分割工程で分割
されたレンジのそれぞれで、積分数の異なる複数の積分
を行う検波前積分工程、23は検波前積分工程で積分さ
れたそれぞれの信号を検波する検波工程、24は検波前
積分工程の複数の積分に対応した所定の積分数で、検波
工程で検波された信号に対し、複数の積分を行う検波後
積分工程、25は検波後積分工程で積分された信号に対
して、スレッショルドレベルを越えたかどうかを検出す
るスレッショルド検出工程、26は複数のスレッショル
ド検出器の出力を使用して、追随している目標の存在す
るレンジの変化および目標数の変化を検出し、それらの
目標を追随する制御手段、27は受信信号に対して、複
数のレンジを設定し、各レンジごとに、コヒーレント積
分の積分数とノンコートレント積分の積分数の比が異な
る複数の積分処理を行う積分手段、28は上記積分処理
された複数の信号をそれぞれ入力し、いき値処理を行う
スレッショルド手段である。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0013
【補正方法】変更
【補正内容】
【0013】ここで、上記のコヒーレント積分の最適積
分数NP の決定の原理について説明する。図2は受信信
号の1パルス当りのS/N比をある値としたとき、S/
N比(コヒーレント積分後の信号電力対雑音電力比)対
コヒーレント積分数Nの関係の一例を示したものであ
り、図3(a)のように受信信号にゆらぎがない(受信
信号ドップラースペクトル帯域幅BW≒0)場合、コヒ
ーレント積分数Nを増加することによりコヒーレント積
分後のS/N比は改善される。この場合、与えられた誤
警報確率PN のもとで、検出確率PD が最大となるコヒ
ーレンント積分数NP は、総パルスヒット数Pに等しく
なることが知られている。
分数NP の決定の原理について説明する。図2は受信信
号の1パルス当りのS/N比をある値としたとき、S/
N比(コヒーレント積分後の信号電力対雑音電力比)対
コヒーレント積分数Nの関係の一例を示したものであ
り、図3(a)のように受信信号にゆらぎがない(受信
信号ドップラースペクトル帯域幅BW≒0)場合、コヒ
ーレント積分数Nを増加することによりコヒーレント積
分後のS/N比は改善される。この場合、与えられた誤
警報確率PN のもとで、検出確率PD が最大となるコヒ
ーレンント積分数NP は、総パルスヒット数Pに等しく
なることが知られている。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0014
【補正方法】変更
【補正内容】
【0014】一方、変動する目標によって図3(b)の
ように受信信号にゆらぎがある場合、コヒーレント積分
数Nを増加してもある値以上では、コヒーレント積分数
のS/N比の改善が計れなくなる。図2のα、βは夫々
受信信号にゆらぎがある場合、コヒーレント積分後のS
/N比が改善が計れなくなるコヒーレント積分数Nの値
を示し、それらは1/BWで表せる。
ように受信信号にゆらぎがある場合、コヒーレント積分
数Nを増加してもある値以上では、コヒーレント積分数
のS/N比の改善が計れなくなる。図2のα、βは夫々
受信信号にゆらぎがある場合、コヒーレント積分後のS
/N比が改善が計れなくなるコヒーレント積分数Nの値
を示し、それらは1/BWで表せる。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0015
【補正方法】変更
【補正内容】
【0015】次に図4は、ノンコヒーレント積分器の作
用を説明するための図で、横軸は電力、縦軸は確率密度
である。AはノイズNの分布を示し、Bはノンコヒーレ
ント積分前の信号S+ノイズNの分布を示し、Cはコヒ
ーレント積分後の信号S+ノイズNの分布を示してい
る。Cの中でもK=1、2、4の場合までを示したが、
積分数Kが大きくなるほど山形が上に突出してくる。L
はスレッショルドレベルを示しており、Lの右側の斜線
部分がスレッショルドレベルを越えて検出される信号と
なる。PN は誤警報確率で、PD は検出確率である。図
の矢印で示すように、ノンコヒーレント積分を行うと分
布Bから分布Cに変化するため検出確率PD が増加する
ことになる。しかもその積分数Kを増やすほど検出確率
PD が増加することになる。
用を説明するための図で、横軸は電力、縦軸は確率密度
である。AはノイズNの分布を示し、Bはノンコヒーレ
ント積分前の信号S+ノイズNの分布を示し、Cはコヒ
ーレント積分後の信号S+ノイズNの分布を示してい
る。Cの中でもK=1、2、4の場合までを示したが、
積分数Kが大きくなるほど山形が上に突出してくる。L
はスレッショルドレベルを示しており、Lの右側の斜線
部分がスレッショルドレベルを越えて検出される信号と
なる。PN は誤警報確率で、PD は検出確率である。図
の矢印で示すように、ノンコヒーレント積分を行うと分
布Bから分布Cに変化するため検出確率PD が増加する
ことになる。しかもその積分数Kを増やすほど検出確率
PD が増加することになる。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0017
【補正方法】変更
【補正内容】
【0017】○印と△印はそれぞれ受信信号ドップラー
スペクトル帯域幅が異なる目標の検出確率を示したもの
であるが、○印の場合は、コヒーレント積分数=P/
8、ノンコヒーレント積分数=8の場合が検出確率が最
大となり、△印の場合は、コヒーレント積分数=P/
4、ノンコヒーレント積分数=4の場合が検出確率が最
大になる。この図のようにコヒーレント積分数とノンコ
ヒーレント積分数の比によって検出確率が変化すること
がわかる。また、目標の受信信号ドップラースペクトル
帯域幅が異なる場合は、検出確率が最大になるコヒーレ
ント積分数とノンコヒーレント積分数の組合せは目標に
よって異なる。図1のように構成された追尾レーダ装置
においては、コヒーレント積分数とノンコヒーレント積
分数の全ての組合せに対して検出を行うので、従来のレ
ーダ装置のようにコヒーレント積分数とノンコヒーレン
ト積分数が固定されていた場合に比べて検出性能は向上
する。
スペクトル帯域幅が異なる目標の検出確率を示したもの
であるが、○印の場合は、コヒーレント積分数=P/
8、ノンコヒーレント積分数=8の場合が検出確率が最
大となり、△印の場合は、コヒーレント積分数=P/
4、ノンコヒーレント積分数=4の場合が検出確率が最
大になる。この図のようにコヒーレント積分数とノンコ
ヒーレント積分数の比によって検出確率が変化すること
がわかる。また、目標の受信信号ドップラースペクトル
帯域幅が異なる場合は、検出確率が最大になるコヒーレ
ント積分数とノンコヒーレント積分数の組合せは目標に
よって異なる。図1のように構成された追尾レーダ装置
においては、コヒーレント積分数とノンコヒーレント積
分数の全ての組合せに対して検出を行うので、従来のレ
ーダ装置のようにコヒーレント積分数とノンコヒーレン
ト積分数が固定されていた場合に比べて検出性能は向上
する。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0018
【補正方法】変更
【補正内容】
【0018】次に検出手段の動作を説明する。検出手段
の一例である距離誤差検出器11は、図6のフローチャ
ートに沿って目標の追随を行う。ここで、Tはループを
制御するための変数であり、Toは一回のループで検出
される目標数であり、Tnは距離誤差検出器11から出
力される目標数であり、Trは目標の検出された追随す
べきレンジの数である。ステップ15aでTに前回のT
rを代入し、ステップ15bでTが0かどうかの判定を
行う。Tが0の場合はステップ15cでTにレンジゲー
ト数Mを代入し、ステップ15dに進む。Mを代入する
のは、前回出力された目標数がゼロの場合(あるいは初
期値=0の場合)、全レンジゲート(M個)を追随する
レンジゲートとするためである。Tが0でない場合はT
=Trにより、Tが追随するレンジ数を示しており、ス
テップ15eでTnとTrに0を代入し、ステップ15
dに進む。ステップ15dでTから1を減算し、ステッ
プ15fで追尾するレンジゲート及びその両隣のレンジ
ゲートから得られる検出結果をデータとして取り込み、
ステップ15gで目標が検出されたかどうかの判定を行
う。目標が検出された場合はステップ15hで、追随す
るレンジゲートを処理対象とし、ステップ15iに進
む。目標が検出されない場合はステップ15jで、追随
するレンジゲートの両隣のレンジゲートを処理対象と
し、ステップ15iに進む。ステップ15iで処理済み
のレンジゲートかどうかの判定を行う。処理済みのレン
ジゲートでない場合はステップ15kに進む。処理済み
のレンジゲートである場合はステップ15mに進む。ス
テップ15kで各積分の組合せによる結果で隣接して検
出されたものは同一目標とみなし、その結果検出される
目標数をToとし、ステップ15lに進む。ステップ1
5lでTrに1を加算し、TnにToを加算し、ステッ
プ15mでTが0かどうかの判定を行う。Tが0でない
場合はステップ15dに戻りループを繰り返す。Tが0
の場合はステップ15nで目標のいるレンジゲート番号
及び目標数Tnが決定され終了する。
の一例である距離誤差検出器11は、図6のフローチャ
ートに沿って目標の追随を行う。ここで、Tはループを
制御するための変数であり、Toは一回のループで検出
される目標数であり、Tnは距離誤差検出器11から出
力される目標数であり、Trは目標の検出された追随す
べきレンジの数である。ステップ15aでTに前回のT
rを代入し、ステップ15bでTが0かどうかの判定を
行う。Tが0の場合はステップ15cでTにレンジゲー
ト数Mを代入し、ステップ15dに進む。Mを代入する
のは、前回出力された目標数がゼロの場合(あるいは初
期値=0の場合)、全レンジゲート(M個)を追随する
レンジゲートとするためである。Tが0でない場合はT
=Trにより、Tが追随するレンジ数を示しており、ス
テップ15eでTnとTrに0を代入し、ステップ15
dに進む。ステップ15dでTから1を減算し、ステッ
プ15fで追尾するレンジゲート及びその両隣のレンジ
ゲートから得られる検出結果をデータとして取り込み、
ステップ15gで目標が検出されたかどうかの判定を行
う。目標が検出された場合はステップ15hで、追随す
るレンジゲートを処理対象とし、ステップ15iに進
む。目標が検出されない場合はステップ15jで、追随
するレンジゲートの両隣のレンジゲートを処理対象と
し、ステップ15iに進む。ステップ15iで処理済み
のレンジゲートかどうかの判定を行う。処理済みのレン
ジゲートでない場合はステップ15kに進む。処理済み
のレンジゲートである場合はステップ15mに進む。ス
テップ15kで各積分の組合せによる結果で隣接して検
出されたものは同一目標とみなし、その結果検出される
目標数をToとし、ステップ15lに進む。ステップ1
5lでTrに1を加算し、TnにToを加算し、ステッ
プ15mでTが0かどうかの判定を行う。Tが0でない
場合はステップ15dに戻りループを繰り返す。Tが0
の場合はステップ15nで目標のいるレンジゲート番号
及び目標数Tnが決定され終了する。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図2
【補正方法】変更
【補正内容】
【図2】コヒーレント積分後のS/N比対コヒーレント
積分数の関係を示す図である。
積分数の関係を示す図である。
【手続補正9】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図1
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【手続補正10】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図4
【補正方法】変更
【補正内容】
【図4】
【手続補正11】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図7
【補正方法】変更
【補正内容】
【図7】
Claims (3)
- 【請求項1】 以下の要素を有するパルス積分を用いた
レーダ装置 (a)所定のパルス幅を有する受信信号を受信する受信
手段、 (b)上記受信手段で受信された受信信号をパルス幅に
基づき複数のレンジに分割し、各々のレンジの受信信号
をそれぞれ入力する複数のレンジゲート、 (c)上記レンジゲートに接続された複数のコヒーレン
ト積分器、 (d)上記コヒーレント積分器ごとに接続された検波
器、 (e)上記検波器ごとに接続されたノンコヒーレント積
分器、 (f)上記ノンコヒーレント積分器ごとに接続されたス
レッショルド検出器、 (g)上記複数のスレッショルド検出器の出力を使用し
て、追随している目標の存在するレンジの変化および目
標数の変化を検出し、それらの目標を追随する制御手
段。 - 【請求項2】 以下の工程を有する目標追随方法 (a)所定のパルス幅を有する受信信号を複数受信する
受信工程、 (b)上記受信工程で受信された受信信号をパルス幅に
基づき複数のレンジに分割するレンジ分割工程、 (c)上記レンジ分割工程で分割されたレンジのそれぞ
れで、積分数の異なる複数の積分を行う検波前積分工
程、 (d)上記検波前積分工程で積分されたそれぞれの信号
を検波する検波工程、 (e)上記検波工程で検波された信号に対し、検波前積
分工程の複数の積分に対応した所定の積分数で積分を行
う検波後積分工程、 (f)上記検波後積分工程で積分された信号に対して、
スレッショルドレベルを検出するスレッショルド検出工
程、 (g)上記スレッショルド検出工程からの出力を使用し
て、追随している目標の存在するレンジの変化および目
標数の変化を検出し、それらの目標を追随する制御工
程。 - 【請求項3】 以下の要素を有するレーダ装置 (a)受信信号に対して、複数のレンジを設定し、各レ
ンジごとに、コヒーレント積分の積分数とノンコートレ
ント積分の積分数の比が異なる複数の積分処理を行う積
分手段、 (b)上記積分処理された複数の信号をそれぞれ入力
し、いき値処理を行うスレッショルド手段、 (c)上記いき値処理された複数の信号から、そのレン
ジにある目標の数を検出する検出手段。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3205981A JPH0545449A (ja) | 1991-08-16 | 1991-08-16 | レーダ装置及び目標追随方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3205981A JPH0545449A (ja) | 1991-08-16 | 1991-08-16 | レーダ装置及び目標追随方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0545449A true JPH0545449A (ja) | 1993-02-23 |
Family
ID=16515925
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3205981A Pending JPH0545449A (ja) | 1991-08-16 | 1991-08-16 | レーダ装置及び目標追随方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0545449A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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JP2013033004A (ja) * | 2011-08-03 | 2013-02-14 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | レーダ装置及びレーダ装置の動作方法 |
-
1991
- 1991-08-16 JP JP3205981A patent/JPH0545449A/ja active Pending
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