JP3125561B2 - レ−ダ装置 - Google Patents

レ−ダ装置

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JP3125561B2
JP3125561B2 JP06038703A JP3870394A JP3125561B2 JP 3125561 B2 JP3125561 B2 JP 3125561B2 JP 06038703 A JP06038703 A JP 06038703A JP 3870394 A JP3870394 A JP 3870394A JP 3125561 B2 JP3125561 B2 JP 3125561B2
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冬樹 福島
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貴彦 藤坂
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、レ−ダ受信信号から
目標検出処理を行うレ−ダ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図20はレ−ダの信号処理部において雑
音等の不要信号を目標と誤認する誤警報確率を一定
押える為の従来のCAーCFAR(Cell Average Cons
tantFalse Alarm Rate)と、その周辺技術を示してい
る図である。同図において、2は送信用のRF(Radio
Frequency)信号を作成する送信機、1は送信機2で作成
された電波を空間に発射する送信アンテナ、3は空間か
ら電波を受信する受信アンテナ、4は受信アンテナ3で
受信した信号に対して帯域制限、位相検波、増幅を行う
受信機、5は受信機4で出力された信号をアナログ信号
からディジタル信号に変換するA/D変換器、6はA/
D変換器5の出力信号の信号対雑音電力比を改善し、複
数の周波数成分(これを以後セルと呼ぶ)に出力するコ
ヒ−レント積分回路、7はコヒ−レント積分回路6の出
力信号からセル単位の電力を作成する二乗検波回路、8
は二乗検波回路7の出力から目標検出の対象となるセル
(以後注目セルと呼ぶ)と、その近辺のセル(以後リファ
レンスセルと呼ぶ)を設定するセル設定回路、9は二乗
検波回路7の出力信号を蓄え、セル設定回路8で設定さ
れた注目セルとリファレンスセルを出力するメモリ回
路、12は上記セル設定回路8から出力されたセルの平
均値を求め、その平均値に予め計算によって決められた
係数を乗算するスレッショルド算出回路、13はスレッ
ショルド算出回路12からの出力信号とセル設定回路8
から出力された注目セルの大小を比較し、注目セルにつ
いて目標信号の有無を判定し、判定結果を出力する警報
回路である。図21は例えばArtech House AIRBORNE P
ULSED DOPPLER RADAR p399 図17.4に示された
目標検出処理の構成図であり、12、13は図20の符
号と同じである。また、図22はメモリ回路9の構成を
示したものである。二乗検波回路7から入力した信号を
セル毎に蓄え、セル設定回路8で指定された番号に対応
する注目セルとリファレンスセルを出力する。
【0003】次に動作について説明する。これは例えば
味方のミサイル等に搭載されたレーダによって敵の飛行
機等の目標物体の速度を検出する場合について述べたも
のである。送信機2と送信アンテナ1によって発射され
た電波が目標物体に反射して生成される目標信号には、
雑音やミサイルと目標物体との相対速度に対応したドッ
プラー周波数だけでなくミサイルの速度に対応したドッ
プラー周波数を持つクラッタや干渉波等の不要信号が重
畳され、この信号が受信アンテナ3により受信される。
受信アンテナ3により受信された信号は受信機4により
帯域制限、位相検波、増幅される。受信機4の出力はA
/D変換器5によりアナログ信号からディジタル信号に
変換される。A/D変換器5から出力されたディジタル
信号はコヒ−レント積分回路6においてFFT(Fast F
ourier Transform)等により処理され、ヒット数に対応
した複数のセルが出力される。目標物体が定速で移動し
ている時はドップラー周波数も一意に決るので前記の複
数のセルの内の特定のセルが積分効果によりヒット数分
倍加され大きな電力値を持ち、他のセルに乗った雑音な
どは積分効果により減衰する為、結果として信号対雑音
電力比を改善できる。コヒ−レント積分回路6の出力信
号は、二乗検波回路7で各セル毎に電力値に変換された
後、メモリ回路9に送られる。メモリ回路9では各セル
毎にこの電力値を記憶する。二乗検波回路7からメモリ
回路9へ情報が送られ設定された旨を示す信号は二乗検
波回路7からセル設定回路8に伝達され、セル設定回路
8では二乗検波回路7からこの信号を入力すると最初の
注目セルとリファレンスセルを設定し、メモリ回路9に
伝達される。メモリ回路9は二乗検波回路の出力信号を
蓄え、セル設定回路8により設定された注目セルとリフ
ァレンスセルを出力する。
【0004】ここで、上記セル設定回路8における注目
セルとリファレンスセルの設定の動作について述べる。
メモリ回路9には受信された信号の目標の相対速度に対
応したドップラ周波数を含む周波数成分(セル)が記憶さ
れている。これを周波数の小さい順に、f、f、f
・・・・、f(nは正の整数)とする。最初の処理に
おいて、ドップラ周波数の一番小さいfを注目セルと
して選び、処理の対象とする。更に、注目セルに最も近
くて当該注目セルと一部重なる恐れのある周波数(これ
をガードセルと呼ぶ。)を任意の個数分取り除いた残り
のセルの内の近い方から任意の数のセルをリファレンス
セルとして選び出す。例えば注目セルfに最も近いガ
ードセルf、fを2つ取り除いた残りのf、f
・・・fの内から注目セルfに近いリファレンスセ
ルf、f・・・f(NはN≦nを満足する正の整
数)を選び出す。
【0005】メモリ回路9からリファレンスセルがスレ
ッショルド算出回路12に送られこのリファレンスセル
について計算式(1)によりスレッショルドレベルTh
1を計算する。ここで上記リファレンスセルの数Nとス
レッショルド係数K1の値は予め誤警報確率が所定の小
さい値になるように決定される。
【0006】
【数1】
【0007】警報回路13はメモリ回路9から出力され
た注目セルSと、スレッショルド算出回路12から出力
されたスレッショルドTh1を比較し、Th1<Sの場
合は目標あり、Th1>Sの場合は目標なしを判定し、
判定結果を出力する。この目標有無の判定結果は次段の
メモリ回路(図示せず)に各セルごとに記憶された後、モ
ニタ用として画面に表示される。また、この警報回路1
3の判定結果の信号はセル設定回路8にも送られ、セル
設定回路8がこの信号を入力すると次のセルを注目セル
として選択し、その他のセルからリファレンスセルを選
択してメモリ回路9に伝達する。この動作を注目セルの
最大値まで繰り返す。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従来のレ−ダ装置は上
記のように構成されているので、クラッタや目標物体か
ら妨害波が出力されたり、目標物体以外にさらに別の速
度で移動するおとり等の干渉源からの干渉波等の不要信
号があるとリファレンスセルの中に大きな電力を持つリ
ファレンスセルが現れる。この場合、スレッショルド算
出回路12で計算される平均値が大きくなり、スレッシ
ョルドレベルの値も大きくなるため、目標の存在する注
目セルでも警報回路で目標ありの判定ができなくなると
いう問題点があった。
【0009】この発明は、このような問題点を解消する
ためになされたもので、電力の大きい不要信号が存在し
ても目標の検出ができることを目的とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明に係わるレ−ダ
装置は、目標物に反射して生成される目標信号に不要信
号が重畳された電波を受信する受信機と、この受信機の
出力をディジタル信号に変換するA/D変換器と、この
A/D変換器の出力を入力し、複数の周波数成分(セル)
を出力するコヒ−レント積分回路と、上記コヒ−レント
積分回路の出力信号から各セル毎に電力を得る二乗検波
回路と、この二乗検波回路の出力信号から目標検出の対
象となるセル(注目セル)と、その近辺のセル(リファ
レンスセル)を設定するセル設定回路と、上記二乗検波
回路の出力信号を蓄え、上記セル設定回路により設定さ
れた上記注目セルと上記リファレンスセルを出力するメ
モリ回路と、上記メモリ回路から出力された上記リファ
レンスセルを電力の小さい順に並べ替えるソート回路
と、上記ソート回路の出力信号について電力の小さいリ
ファレンスセル群から順に平均値を求め、平均値を求め
る都度ある設定電力以上のリファレンスセルの有無につ
いて確認することで不要信号を検出、棄却し、残りのリ
ファレンスセルを出力する大電力方向平均値変動検出回
路と、上記大電力方向平均値変動検出回路から出力され
た上記リファレンスセルの平均値を求め、その平均値に
係数を乗算するスレッショルド算出回路と、上記スレッ
ショルド算出回路からの出力信号と上記メモリ回路から
出力された上記注目セルの大小を比較し、上記注目セル
について上記目標信号の有無を判定する警報回路とを具
備したものである。
【0011】また、この発明に係わるレ−ダ装置は、目
標物に反射して生成される目標信号に不要信号が重畳さ
れた電波を受信する受信機と、この受信機の出力をディ
ジタル信号に変換するA/D変換器と、このA/D変換
器の出力を入力し、複数の周波数成分(セル)を出力する
コヒ−レント積分回路と、上記コヒ−レント積分回路の
出力信号から各セル毎に電力を得る二乗検波回路と、こ
の二乗検波回路の出力信号から目標検出の対象となる注
目セルと、その近辺のリファレンスセルを設定するセル
設定回路と、上記二乗検波回路の出力信号を蓄え、上記
セル設定回路により設定された上記注目セルと上記リフ
ァレンスセルを出力するメモリ回路と、上記メモリ回路
から出力された上記リファレンスセルを電力の小さい順
に並べ替えるソート回路と、上記ソート回路の出力信号
について電力の大きいリファレンスセルから順に一つず
つ棄却してその都度平均値を求めていき、平均値を求め
るたびに、ある設定電力以上のリファレンスセルの有無
について確認することで不要信号を検出、棄却し、残り
のリファレンスセルを出力する小電力方向平均値変動検
出回路と、上記小電力方向平均値変動検出回路から出力
された上記リファレンスセルの平均値を求め、その平均
値に係数を乗算するスレッショルド算出回路と、上記ス
レッショルド算出回路からの出力信号と上記メモリ回路
から出力された上記注目セルの大小を比較し、上記注目
セルについて目標信号の有無を判定する警報回路とを具
備したものである。
【0012】また、この発明に係わるレ−ダ装置は、上
記ソ−ト回路の出力に上記小電力方向平均値変動検出回
路と並列に上記大電力方向平均値変動検出回路を接続
し、上記大電力方向平均値変動検出回路から出力された
上記リファレンスセルと上記小電力方向平均値変動検出
回路から出力された上記リファレンスセルとを選択して
出力するセル選択回路とを具備したものである。
【0013】また、この発明に係わるレ−ダ装置は、上
記メモリ回路から出力されるリファレンスセルについ
て、上記大電力方向平均値変動検出回路又は上記小電力
方向平均値変動検出回路により棄却されたセルを記録す
る棄却セル記録回路を付加したものである。
【0014】また、この発明に係わるレ−ダ装置は、目
標物に反射して生成される目標信号に不要信号が重畳さ
れた電波を受信する受信機と、この受信機の出力をディ
ジタル信号に変換するA/D変換器と、このA/D変換
器の出力を入力し、複数のセルを出力するコヒ−レント
積分回路と、上記コヒ−レント積分回路の出力信号から
各セル毎に電力を得る二乗検波回路と、この二乗検波回
路の出力信号から目標検出の対象となる注目セルと、そ
の近辺のリファレンスセルを設定するセル設定回路と、
上記二乗検波回路の出力信号を蓄え、上記セル設定回路
により設定された上記注目セルと上記リファレンスセル
を出力するメモリ回路と、上記メモリ回路から出力され
た上記リファレンスセルを電力の小さい順に並べ替える
ソート回路と、上記ソ−ト回路の出力信号について、電
力の小さいリファレンスセルから順に隣り合う二つの信
号電力比を計算していき、その電力比に基づき棄却する
リファレンスセルを決定し、残りのリファレンスセルを
出力する大電力方向ピ−ク値変動検出回路と、上記大電
力方向ピ−ク値変動検出回路から出力された上記リファ
レンスセルの平均値を求め、その平均値に係数を乗算す
るスレッショルド算出回路と、上記スレッショルド算出
回路からの出力信号と上記セル設定回路から出力された
上記注目セルの大小を比較し、上記注目セルについて目
標信号の有無を判定する警報回路を具備したものであ
る。
【0015】また、この発明に係わるレ−ダ装置は、目
標物に反射して生成される目標信号に不要信号が重畳さ
れた電波を受信する受信機と、この受信機の出力をディ
ジタル信号に変換するA/D変換器と、このA/D変換
器の出力を入力し、複数のセルを出力するコヒ−レント
積分回路と、上記コヒ−レント積分回路の出力信号から
各セル毎に電力を得る二乗検波回路と、この二乗検波回
路の出力信号から目標検出の対象となる注目セルと、そ
の近辺のリファレンスセルを設定するセル設定回路と、
上記二乗検波回路の出力信号を蓄え、上記セル設定回路
により設定された上記注目セルと上記リファレンスセル
を出力するメモリ回路と、上記メモリ回路から出力され
た上記リファレンスセルを電力の小さい順に並べ替える
ソート回路と、上記ソ−ト回路の出力信号について、電
力の大きいリファレンスセルから順に隣り合う二つの信
号電力比を計算していき、その電力比に基づき棄却する
リファレンスセルを決定し、残りのリファレンスセルを
出力する小電力方向ピ−ク値変動検出回路と、上記小電
力方向ピ−ク値変動検出回路から出力されたリファレン
スセルの平均値を求め、その平均値に係数を乗算するス
レッショルド算出回路と、上記スレッショルド算出回路
からの出力信号と上記セル設定回路から出力された上記
注目セルの大小を比較し、上記注目セルについて目標信
号の有無を判定する警報回路を具備したものである。
【0016】また、この発明に係わるレ−ダ装置は、上
記ソ−ト回路の出力に、上記小電力方向ピ−ク値変動検
出回路と並列に接続した上記大電力方向ピ−ク値変動検
出回路を付加し、上記大電力方向ピ−ク値変動検出回路
から出力された上記リファレンスセルと上記小電力方向
ピ−ク値変動検出回路から出力された上記リファレンス
セルから選択して出力するセル選択回路を具備したもの
である。
【0017】また、この発明に係わるレ−ダ装置は、上
記メモリ回路から出力されるリファレンスセルについ
て、上記大電力方向平均値変動検出回路又は上記小電力
方向平均値変動検出回路により棄却されたセルを記録す
る棄却セル記録回路を付加したものである。
【0018】
【作用】この発明に係わるレ−ダ装置においては、リフ
ァレンスセルを電力の小さい順にソ−トした後、電力の
小さいリファレンスセルから順に加算してその都度平均
値を求めていき、平均値を求めるたびに、設定された電
力以上のリファレンスセルを探索し、設定された電力以
上のリファレンスセルを検出したら、不要信号としてこ
れを棄却する。
【0019】また、この発明に係わるレ−ダ装置におい
ては、リファレンスセルを電力の小さい順にソ−トした
後、電力の大きいリファレンスセルから順に棄却してそ
の都度平均値を求めていき、平均値を求めるたびに、設
定された電力以上のリファレンスセルを探索し、設定さ
れた電力以上のリファレンスセルを検出したら、不要信
号としてこれを棄却する。また、通常設定された電力以
上のリファレンスセルの数は設定以下のリファレンスセ
ル数よりも圧倒的に少ないので電力の小さいリファレン
スセルから順に処理するよりも電力の大きいリファレン
スセルから順に処理する方が速く境界点に到達できる。
【0020】また、この発明に係わるレ−ダ装置におい
ては、リファレンスセルを小さい順にソ−トした後、電
力の小さいリファレンスセルからは順に一つずつリファ
レンスセルを加算し、大きいリファレンスセルからは一
つずつリファレンスセルを棄却することで両方向から平
均値を求めていき、それぞれの方向について設定された
電力以上のリファレンスセルを探索し、設定された電力
以上のリファレンスセルを検出したら、不要信号として
これを棄却する。
【0021】また、この発明に係わるレ−ダ装置におい
ては、一度棄却したリファレンスセルを記録しておくこ
とで、次回以降の処理でこのリファレンスセルを検出し
た際にこのリファレンスセルを検出する際このセルを演
算の対象から除外する。
【0022】また、この発明に係わるレ−ダ装置におい
ては、リファレンスセルを小さい順にソ−トした後、隣
り合う二つのリファレンスセルの電力比を、電力の小さ
いリファレンスセルから順に計算し、電力が急激に大き
いリファレンスセルを検出したら、不要信号としてこれ
を棄却する。
【0023】また、この発明に係わるレ−ダ装置におい
ては、リファレンスセルを小さい順にソ−トした後、隣
り合う二つのリファレンスセルの電力比を、電力の大き
いリファレンスセルから順に計算し、電力が急激に小さ
いリファレンスセルを検出したら、電力が大きいリファ
レンスセルのすべてを不要信号として棄却する。
【0024】また、この発明に係わるレ−ダ装置におい
ては、リファレンスセルを小さい順にソ−トした後、隣
り合う二つのリファレンスセルの電力比を、電力の小さ
いリファレンスセル、大きいリファレンスセルの両方向
から計算し、電力が急激に変化しているリファレンスセ
ルを検出したら、電力の大きいリファレンスセルをすべ
て不要信号として棄却する。
【0025】また、この発明に係わるレ−ダ装置におい
ては、上記発明において棄却したリファレンスセルを記
録しておくことで、次回以降の処理でこのリファレンス
セルを検出した際にこのリファレンスセルを検出した際
にこのリファレンスセルを演算対象から除外する。
【0026】
【実施例】
実施例1.図1はこの発明の一実施例を示した構成図で
ある。図1において、1〜9及び12、13は図20の
符号と同じなので説明を省略する。10はメモリ回路9
から出力されたリファレンスセルを電力の小さい順にソ
ートするソ−ト回路である。11はソ−ト回路10によ
りソ−トされたリファレンスセルについて電力の小さい
リファレンスセルから順に一つずつ加算して平均値を求
め、電力がある設定レベル以上のリファレンスセルを検
出、棄却し、残りのリファレンスセルを出力する大電力
方向平均値変動検出回路である。
【0027】次に動作について説明する。図1におい
て、送信機2と送信アンテナ1によって発射された電波
が飛行機等の目標物体に反射して生成される目標信号
に、干渉波等の不要信号が重畳され、この信号が受信ア
ンテナ3により受信される。受信アンテナ3により受信
された信号は受信機4により帯域制限、位相検波、増幅
され、A/D変換器5によりアナログ信号からディジタ
ル信号に変換される。A/D変換器5によりディジタル
信号に変換された後、コヒ−レント積分回路6により信
号対雑音電力比を改善され、複数のセルが出力される。
コヒ−レント積分回路6の出力信号は二乗検波回路7で
二乗検波され電力値に変換された後、セル設定回路8と
メモリ回路9に入力される。セル設定回路8では二乗検
波回路7からの信号が入力すると最初の注目セルとリフ
ァレンスセルを設定し、メモリ回路9に伝達する。メモ
リ回路9は二乗検波回路7の出力信号を蓄え、セル設定
回路8により設定された注目セルとリファレンスセルを
出力する。メモリ回路9から出力されたリファレンスセ
ルはソ−ト回路10に入力され、電力の小さい順にソ−
トされ、大電力方向平均値変動検出回路11に入力す
る。
【0028】大電力方向平均値変動検出回路11の動作
を図2に示す。大電力方向平均値変動検出回路11に入
力するリファレンスセルを小さい順にr(1)、r(2)、・
・・、r(N) (r(1) <r(2) <・・・<r(N) (N:
リファレンスセル数))とする。最初はステップ15に
おいてカウンタjに初期値1を設定する。次にステップ
16において計算式(2)によりスレッショルドレベル
Th2(j)を計算する。
【0029】
【数2】
【0030】次に、ステップ17においてカウンタjの
値をチェックして、jの値がNより小さい間はステップ
18においてr(j+1) > Th2(j)かどうかをチェ
ックする。この結果r(j+1) > Th2(j)でなけれ
ばjの値をインクリメントしてさらに次のステップ16
に戻り、ループを形成する。ステップ18においてr(j
+1) > Th2(j)となった段階で大電力のリファレ
ンスセルr(j+1)、r(j+2)、・・・、r(N)は不要信号
成分として棄却され、小電力のリファレンスセルr
(1)、r(2)、・・・、r(j)のみが出力される。また、
ステップ17においてj=Nになるとr(j+1) > Th
2(j)となるjが1からN−1の間に存在しなかった
ことになり、この場合は不要信号成分なしとして、すべ
てのリファレンスセルr(1)、r(2)、・・・、r(N)が
出力される。以上、ステップ16からステップ20の動
作により、不要信号である大電力のリファレンスセルが
棄却され、雑音に対応する小電力のリファレンスセルの
みが大電力方向平均値変動検出回路11から出力され
る。
【0031】図1に戻って説明する。大電力方向平均値
変動検出回路11から出力された小電力のリファレンス
セルはスレッショルド算出回路12に送られる。スレッ
ショルド算出回路12ではこれらのリファレンスセルか
ら計算式(3)を用いてスレッショルドTh3を計算す
る。
【0032】
【数3】
【0033】警報回路13はメモリ回路9から出力され
た注目セルSと、スレッショルド算出回路12から出力
されたスレッショルドTh3を比較し、Th3<Sの場
合は目標あり、Th3>Sの場合は目標なしを判定し、
判定結果を出力する。判定結果の信号は次段のメモリ回
路(図示せず)に記憶された後画面表示される。判定結
果の信号はセル設定回路8にも送られ、セル設定回路8
がこの信号を入力すると別の任意のセルを注目セルとし
て選択し、残りのセルから近辺の一連のセルをリファレ
ンスセルとして選択してメモリ回路9に伝達する。この
動作を注目セルの最大値まで繰り返す。
【0034】これにより不要信号による目標検出性能の
劣化が防止できる。
【0035】実施例2.図3はこの発明の一実施例を示
した構成図である。図3において、1〜10及び12、
13は図1の符号と同じなので説明を省略する。21は
ソ−ト回路10により昇順にソ−トされたリファレンス
セルについて電力の大きいリファレンスセルから順に一
つずつ棄却して平均値を求め、その平均値に基づきある
設定レベル以上の電力のリファレンスセルを検出、棄却
し、残りのリファレンスセルを出力する小電力方向平均
値変動検出回路である。
【0036】次に動作について説明する。図3におい
て、送信機2と送信アンテナ1によって発射された電波
が飛行機等の目標物体に反射して生成される目標信号
に、干渉波等の不要信号が重畳された信号が受信アンテ
ナ3により受信される。その後、図1と同様に動作し、
メモリ回路9は注目セルとリファレンスセルを出力す
る。メモリ回路9から出力されたリファレンスセルはソ
−ト回路10に入力され、電力の小さい順にソ−トさ
れ、小電力方向平均値変動検出回路21に入力する。
【0037】小電力方向平均値変動検出回路21の動作
を図4に示す。小電力方向平均値変動検出回路11に入
力するリファレンスセルを小さい順にr(1)、r(2)、・
・・、r(N) (r(1) <r(2) <・・・<r(N) (N:
リファレンスセル数))とする。最初はステップ23に
おいてカウンタjに初期値N−1を設定する。次にステ
ップ24において計算式(4)によりスレッショルドT
h4(j)を計算する。
【0038】
【数4】
【0039】次に、ステップ25においてr(j+1)>T
h4(j)か否かをチェックしてr(j+1) >Th4
(j)が成り立つ間はステップ26においてカウンタj
=1か否かをチェックし、j>1の間はステップ27に
おいてカウンタjを1デクリメントし、ステップ24に
再び戻る。ステップ25においてr(j+1) ≦Th4
(j)となった段階でステップ22で大電力のリファレ
ンスセルr(j)、r(j+1)、・・・、r(N)は不要信号成
分として棄却され、小電力のリファレンスセルr(1)、
r(2)、・・・、r(j)のみが出力される。また、ステッ
プ26でj=1となった場合、即ち、r(j+1) >Th4
(j)となるjが1からN−1の間に存在しなかった場
合は不要信号成分なしとしてすべてのリファレンスセル
r(1)、r(2)、・・・、r(N)が出力される。以上、ス
テップ24からステップ27の動作により、大電力のリ
ファレンスセルが棄却され、複数の小電力のリファレン
スセルのみが小電力方向平均値変動検出回路21から出
力される。
【0040】次に図3に戻って説明する。小電力方向平
均値変動検出回路21から出力された複数の小電力のリ
ファレンスセルはスレッショルド算出回路12に入力
し、実施例1の場合と同様に動作する。
【0041】これにより不要信号による目標検出性能の
劣化が防止できる。また、通常設定値より大きい電力の
リファレンスセルの数は設定値より小さい電力のリファ
レンスセルの数よりも圧倒的に少ないので電力の大きい
方から計算すると実施例1よりも速く大電力リファレン
スセルと小電力のリファレンスセルの境界が見つかり処
理を終えることができるので計算が速くなる。
【0042】実施例3.図5はこの発明の別の一実施例
を示した構成図である。図5において、1〜10及び1
2、13は図1の符号と同じなので説明を省略する。2
9は大電力方向平均値変動検出回路11から出力された
リファレンスセルと小電力方向平均値変動検出回路21
から出力されたリファレンスセルから選択し、出力する
セル選択回路である。
【0043】次に動作について説明する。図5におい
て、送信機2と送信アンテナ1によって発射された電波
が飛行機等の目標物体に反射して生成される目標信号
に、干渉波等の不要信号が重畳された信号が受信アンテ
ナ3により受信される。その後、図1と同様に動作し、
メモリ回路9は注目セルとリファレンスセルを出力す
る。メモリ回路9から出力されたリファレンスセルはソ
−ト回路10に入力され、電力の小さい順にソ−トさ
れ、大電力方向平均値変動検出回路11と小電力方向平
均値変動検出回路21に入力する。大電力方向平均値変
動検出回路11は実施例1と同様に動作し、リファレン
スセルr(1) ,r(2) ,・・・,r(N1)を出力する。小
電力方向平均値変動検出回路21は実施例2と同様に動
作し、リファレンスセルr(1) ,r(2) ,・・・,r(N
2)を出力する。大電力方向平均値変動検出回路11、小
電力方向平均値変動検出回路21から出力されたリファ
レンスセルはセル選択回路29に入力される。
【0044】セル選択回路29の動作を図6に示す。図
6において、ステップ30でN1≠N2か否かをチェッ
クしてN1=N2の場合、リファレンスセルの電力の急
激に変化するが1箇所しかなかったことを示すのでステ
ップ31及びステップ38でリファレンスセルr(1) ,
r(2) ,・・・,r(N1)を出力する。通常はこういうケ
ースは少ないのでN1<N2となる。この場合、ステッ
プ33に飛んで、ここでr(N1+1)とr(N2)の中間値hを
計算する。次に、ステップ34においてカウンタjにN
1+1を設定してN1<N2の範囲内でステップ35に
おいてr(j)<hか否かをチェックする。r(j)<
hの間は次のステップ36においてj=N2になったか
否かをチェックしてj<N2の間はステップ37におい
てjをインクリメントしてステップ35に戻る。このよ
うにカウンタjをインクリメントしていき、ステップ3
5でr(j) ≧hとなるr(j) を検出したら、ステップ3
2及びステップ38において小電力のリファレンスセル
r(1) ,r(2) ,・・・,r(jー1) のみを出力する。ま
た、ステップ36においてj=N2になったらステップ
38においてすべてのリファレンスセルr(1) ,r(2)
,・・・,r(N2)を出力する。
【0045】次に図15に戻って説明する。セル選択回
路29から出力されたリファレンスセルはスレッショル
ド算出回路12に入力し、実施例1の場合と同様に動作
する。
【0046】これにより不要信号による目標検出性能の
劣化が防止できる。また、電力の小さいリファレンスセ
ルから順に処理する方法と電力の大きいリファレンスセ
ルから順に処理する方法との両者を使用しているのでよ
り精度が向上する。
【0047】実施例4.図7はこの発明の一実施例を示
した構成図である。図7において、1〜29は図5の符
号と同じなので説明を省略する。71は一度棄却したリ
ファレンスセルを記録しておく棄却セル記録回路であ
る。
【0048】次に動作について説明する。図7におい
て、送信機2と送信アンテナ1によって発射された電波
が飛行機等の目標物体に反射して生成される目標信号
に、干渉波等の不要信号が重畳された信号が受信アンテ
ナ3により受信される。その後、実施例1と同様の処理
によりメモリ回路9は注目セルとリファレンスセルを出
力する。メモリ回路9から出力されたリファレンスセル
は棄却セル記録回路71に入力する。最初は棄却セル記
録回路71は入力したリファレンスセルを確認し、全て
のリファレンスセルを出力する。実施例3と同様の処理
によりセル選択回路29から棄却されなかったリファレ
ンスセルが出力される。セル選択回路29から出力され
たリファレンスセルは棄却セル記録回路71に入力す
る。棄却セル記録回路71では、メモリ回路9から出力
されたリファレンスセルとセル選択回路29から出力さ
れたリファレンスセルを比較し、棄却されたセルを検出
して記録する。以降、メモリ回路9から出力されたリフ
ァレンスセルについて、以前に棄却されたリファレンセ
ルが存在した場合、そのリファレンスセルを処理の対象
から除外して、残りのリファレンスセルを確認して出力
する。棄却セル記録回路71から出力されたリファレン
スセルについてセル選択回路29で処理された結果、更
に棄却されたセルがあった場合は、そのリファレンスセ
ルについても記録する。棄却セル記録回路71から出力
されたリファレンスセルはソ−ト回路10に入力し、実
施例1と同様の処理が行われる。
【0049】これにより不要信号による目標検出性能の
劣化が防止できる。また、一度棄却したリファレンスセ
ルを記憶しておくことで、次回以降の処理でこのリファ
レンスセルを検出した際にこのリファレンスセルを検出
する際に演算の対象から除外できるので演算量を削減で
きる。従って、計算がその分速くなる。
【0050】実施例5.図8はこの発明の一実施例を示
した構成図である。図8において、1〜10及び12、
13は図1の符号と同じなので説明を省略する。39は
ソ−ト回路10により昇順に並べられたリファレンスセ
ル列を2つの領域に分割し、それぞれの領域の信号電力
を計算し信号電力比を比較することを、分割する境界線
を1セルづつ電力の小さいリファレンスセルから順に移
動して繰り返すことにより棄却するリファレンスセルを
決定する大電力方向電力比変動検出回路である。
【0051】次に動作について説明する。送信機2と送
信アンテナ1によって発射された電波が飛行機等の目標
物体に反射して生成される目標信号に、干渉波等の不要
信号が重畳された信号が受信アンテナ3により受信され
る。その後、実施例1と同様に動作し、ソ−ト回路10
から小さい順にソ−トされたリファレンスセルが出力さ
れ、大電力方向電力比変動検出回路39に入力する。
【0052】大電力方向電力比変動検出回路39の動作
を図9に示す。大電力方向電力比変動検出回路39に入
力するリファレンスセルをr(1)、r(2)、・・・、r
(N)(r(1) <r(2) <・・・<r(N) (N:リファレン
スセル数))とする。最初はステップ41においてjに
初期値1を設定する。ステップ42からステップ46の
動作により、大電力のリファレンスセルが棄却される。
ステップ42においてリファレンスセルを領域1:r
(i)(1≦i≦j)、領域2:r(i)(j+1≦i≦
N)の二つの領域に分割する。計算式5により領域1の
平均値h1、計算式6により領域2の平均値h2を計算
する。
【0053】
【数5】
【0054】
【数6】
【0055】次に、ステップ44においてh2<K5・
h1か否かをチェックして、h2≧K・h1が成り立つ
間はステップ45でカウンタjをインクリメントする。
更にステップ46でjの値がNか否かをチェックしてj
の値がNになるまではステップ42に戻る。ステップ4
4においてh2<K5・h1となった段階でステップ4
7に飛び、ここで大電力のリファレンスセルr(j)、r
(j+1)、・・・、r(N)は不要信号成分として棄却され、
小電力のリファレンスセルr(1)、r(2)、・・・、r
(j)のみが出力される。また、ステップ46においてj
=Nとなった場合、即ち、h2<K5・h1となる境界
点jが1からN−1の間に存在しなかった場合は不要信
号成分なしとしてすべてのリファレンスセルr(1)、r
(2)、・・・、r(N)が出力される。
【0056】大電力方向電力比変動検出回路39から出
力されたリファレンスセルはスレッショルド算出回路1
2に入力し、実施例1の場合と同様に動作する。
【0057】これにより不要信号による目標検出性能の
劣化が防止できる。
【0058】実施例6.図10はこの発明の一実施例を
示した構成図である。図10において、1〜10及び1
2、13は図1の符号と同じなので説明を省略する。4
8はソ−ト回路10により昇順に並べられたリファレン
スセル列を2つの領域に分割し、それぞれの領域の信号
電力を計算し信号電力比を比較することを、分割する境
界線を1セルずつ電力の小さいリファレンスセルから順
に移動して繰り返すことにより棄却するリファレンスセ
ルを決定する大電力方向電力比変動検出回路である。
【0059】次に動作について説明する。送信機2と送
信アンテナ1によって発射された電波が飛行機等の目標
物体に反射して生成される目標信号に、干渉波等の不要
信号が重畳された信号が受信アンテナ3により受信され
る。その後、実施例1と同様に動作しソ−ト回路10か
ら小さい順にソ−トされたリファレンスセルが出力さ
れ、小電力方向電力比変動検出回路48に入力する。
【0060】小電力方向電力比変動検出回路48の動作
を図11に示す。小電力方向電力比変動検出回路48に
入力するリファレンスセルをr(1)、r(2)、・・・、r
(N)(r(1) <r(2) <・・・<r(N) (N:リファレン
スセル数))とする。最初はステップ50においてカウ
ンタjに初期値N−1を設定する。ステップ51からス
テップ55の動作により、大電力のリファレンスセルが
棄却される。実施例3の場合と同様にリファレンスセル
を二つの領域、領域1、領域2に分割し、それぞれの領
域の平均値h1、h2から不要信号成分を検出、棄却
し、残りのリファレンスセルを出力する。小電力方向電
力比変動検出回路48から出力されたリファレンスセル
はスレッショルド算出回路12に入力し、実施例1の場
合と同様に動作する。
【0061】これにより不要信号による目標検出性能の
劣化が防止できる。
【0062】実施例7.図12はこの発明の一実施例を
示した構成図である。図12において、1〜29は図7
の符号と同じ、39は図8の符号と同じ、48は図10
の符号と同じなので説明を省略する。
【0063】次に動作について説明する。図12におい
て、送信機2と送信アンテナ1によって発射された電波
が飛行機等の目標物体に反射して生成される目標信号
に、干渉波等の不要信号が重畳された信号が受信アンテ
ナ3により受信される。その後、図1と同様に動作し、
メモリ回路9は注目セルとリファレンスセルを出力す
る。メモリ回路9から出力されたリファレンスセルはソ
−ト回路10に入力され、電力の小さい順にソ−トさ
れ、ソ−トされたリファレンスセルは大電力方向電力比
変動検出回路39と小電力方向電力比変動検出回路48
に出力される。大電力方向電力比変動検出回路39は実
施例4と同様に動作し、リファレンスセルはr(1) ,r
(2) ,・・・,r(N1)を出力する。小電力方向電力比変
動検出回路48は実施例5と同様に動作し、リファレン
スセルはr(1) ,r(2) ,・・・,r(N2)を出力する。
大電力方向電力比変動検出回路39と小電力方向電力比
変動検出回路48から出力されたリファレンスセルは、
セル選択回路29に入力される。セル選択回路29は実
施例3と同様に動作し、リファレンスセルはr(1) ,r
(2) ,・・・,r(j) を出力する。セル選択回路29か
ら出力されたリファレンスセルはスレッショルド算出回
路12に入力し、実施例1の場合と同様に動作する。
【0064】これにより不要信号による目標検出性能の
劣化が防止できる。
【0065】実施例8.図13はこの発明の一実施例を
示した構成図である。図13において、1〜29及び7
1は図7の符号と同じ、39は図8の符号と同じ、48
は図10の符号と同じなので説明を省略する。
【0066】次に動作について説明する。図13におい
て、送信機2と送信アンテナ1によって発射された電波
が飛行機等に反射して生成される目標信号に、不要信号
が重畳された信号が受信アンテナ3により受信される。
その後、実施例1と同様の処理によりメモリ回路9から
リファレンスセルと注目セルが出力される。メモリ回路
9から出力されたリファレンスセルは棄却セル記録回路
71に入力する。棄却セル記録回路71は実施例4と同
様に動作し、リファレンスセルを出力する。棄却セル記
録回路71から出力されたリファレンスセルはソ−ト回
路10に入力し、実施例7と同様に動作する。
【0067】これにより不要信号による目標検出性能の
劣化が防止できる。
【0068】実施例9.図14はこの発明の一実施例を
示した構成図である。図14において、1〜10及び1
2、13は図1の符号と同じなので説明を省略する。5
7はソ−ト回路10により昇順にソ−トされたリファレ
ンスセルについて、電力の小さいリファレンスセルから
順に隣り合う二つの信号電力比を計算していき、その電
力比に基づき棄却するリファレンスセルを決定し、残り
のリファレンスセルを出力する大電力方向ピ−ク値変動
検出回路である。
【0069】次に動作について説明する。図14におい
て、送信機2と送信アンテナ1によって発射された電波
が飛行機等の目標物体に反射して生成される目標信号
に、干渉波等の不要信号が重畳された信号が受信アンテ
ナ3により受信される。その後、実施例1と同様に動作
しソ−ト回路10から小さい順にソ−トされたリファレ
ンスセルが出力され、大電力方向ピ−ク値変動検出回路
57に入力する。大電力方向ピ−ク値変動検出回路57
の動作を図15に示す。大電力方向ピ−ク値変動検出回
路57に入力するリファレンスセルをr(1)、r(2)、・
・・、r(N)(r(1) <r(2) <・・・<r(N) (N:リ
ファレンスセル数))とする。最初はステップ59にお
いてカウンタjに1を設定する。次に、ステップ60に
おいてj<Nか否かをチェックしてj<Nの場合はステ
ップ61へ飛び、ここでr(j+1)>K6・r(j)
か否かをチェックする。r(j+1)>K6・r(j)
でない場合はステップ62においてjをインリメントし
てステップ60へ戻る。ステップ60でj=Nとなれ
ば、r(j+1) >K6・r(j) となるjが1からN−1の
間に存在しなかったなかったことになるので不要信号成
分なしとしてすべてのリファレンスセルr(1)、r(2)、
・・・、r(N)が出力される。また、ステップ61でr
(j+1) >K6・r(j)となる大電力のリファレンスセル
が検出されたら、ステップ63へ飛んで大電力のリファ
レンスセルr(j+1)、r(j+2)、・・・、r(N)が棄却さ
れ、小電力のリファレンスセルr(1)、r(2)、・・・、
r(j)のみが出力される。以上、ステップ60からステ
ップ62の動作により、大電力のリファレンスセルが棄
却される。
【0070】図14に戻って説明する。大電力方向ピ−
ク値変動検出回路57から出力されたリファレンスセル
はスレッショルド算出回路12に入力し、実施例1の場
合と同様に動作する。
【0071】これにより不要信号による目標検出性能の
劣化が防止できる。また、隣り合う二つのリファレンス
セルの電力比を比較するのみなので実施例1のように平
均値を比較計算するよりも速く計算ができる。
【0072】実施例10.図16はこの発明の一実施例
を示した構成図である。図16において、1〜10及び
12、13は図1の符号と同じなので説明を省略する。
64はソ−ト回路10により昇順にソ−トされたリファ
レンスセルについて、電力の大きいリファレンスセルか
ら順に隣り合う二つの信号電力比を計算していき、その
電力比に下づき棄却するリファレンスセルを決定し、残
りのリファレンスセルを出力する小電力方向ピ−ク値変
動検出回路である。
【0073】次に動作について説明する。送信機2と送
信アンテナ1によって発射された電波が飛行機等の目標
物体に反射して生成される目標信号に、干渉波等の不要
信号が重畳され、この信号が受信アンテナ3により受信
される。その後、実施例1と同様に動作しソ−ト回路1
0から小さい順にソ−トされたリファレンスセルが出力
され、小電力方向ピ−ク値変動検出回路64に入力す
る。小電力方向ピ−ク値変動検出回路64の動作を図1
7に示す。小電力方向ピ−ク値変動検出回路64に入力
するリファレンスセルをr(1)、r(2)、・・・、r(N)
(r(1) <r(2) <・・・<r(N) (N:リファレンス
セル数))とする。最初はステップ66においてカウン
タjに初期値N−1を設定する。次に、ステップ67か
らステップ69の動作により、大電力のリファレンスセ
ルが棄却される。即ち、ステップ67において、r(j+
1) >K6・r(j) か否かをチェックして、r(j+1) >
K6・r(j)が成り立つ間はステップ68に飛び、ここ
でj=1か否かをチェックしてj>1の場合はステップ
69においてカウンタjをデクリメントして、ステップ
67に戻る。ステップ67でr(j+1) ≦K6・r(j)と
なった段階でステップ70へ飛び、大電力のリファレン
スセルr(j)、r(j+1)、・・・、r(N)は不要信号とし
て棄却され、小電力のリファレンスセルr(1)、r(2)、
・・・、r(j)のみが出力される。また、ステップ68
においてj=1即ち、r(j+1) > K6・r(j) となる
jが1からN−1の間に存在しなかった場合は不要信号
成分なしとしてすべてのリファレンスセルr(1)、r
(2)、・・・、r(N)が出力される。
【0074】次に図16に戻って説明する。小電力方向
ピ−ク値変動検出回路64から出力されたリファレンス
セルはスレッショルド算出回路12に入力し、実施例1
の場合と同様に動作する。
【0075】これにより不要信号による目標検出性能の
劣化が防止できる。また、隣合う2つのリファレンスセ
ルの電力比を計算するので実施例1よりも速く計算でき
る。また、通常設定値より大きい電力のリファレンスセ
ルの数は設定値より小さい電力のリファレンスセルの数
よりも圧倒的に少ないので電力の大きい方から計算する
と実施例1よりも速く大電力リファレンスセルと小電力
のリファレンスセルの境界が見つかり処理を終えること
ができるので計算が速くなる。
【0076】実施例11.図18はこの発明の一実施例
を示した構成図である。図18において、1〜29は図
7の符号と同じ、57は図14の符号と同じ、64は図
16の符号と同じなので説明を省略する。
【0077】次に動作について説明する。送信機2と送
信アンテナ1によって発射された電波が飛行機等の目標
物体に反射して生成される目標信号に、干渉波等の不要
信号が重畳された信号が受信アンテナ3により受信され
る。その後、実施例1と同様に動作しソ−ト回路10か
ら小さい順にソ−トされたリファレンスセルが出力さ
れ、大電力方向ピ−ク値変動検出回路57と小電力方向
ピ−ク値変動検出回路64に入力する。大電力方向ピ−
ク値変動検出回路57は実施例5と同様に動作し、リフ
ァレンスセルr(1) ,r(2) ,・・・,r(N1)を出力す
る。小電力方向ピ−ク値変動検出回路64は実施例6と
同様に動作し、リファレンスセルr(1) ,r(2) ,・・
・,r(N2)を出力する。大電力方向ピ−ク値変動検出回
路57と小電力方向ピ−ク値変動検出回路64から出力
された信号は、セル選択回路29に入力される。セル選
択回路29は実施例3と同様に動作し、リファレンスセ
ルr(1) ,r(2) ,・・・,r(j) を出力する。セル選
択回路29から出力されたリファレンスセルはスレッシ
ョルド算出回路12に入力し、実施例1の場合と同様に
動作する。
【0078】これにより不要信号による目標検出性能の
劣化が防止できる。また、隣合う2つのリファレンスセ
ルの電力比を電力の小さいリファレンスセル、大きいリ
ファレンスセルの両方向から計算するので実施例9、1
0よりも速くかつ高精度に計算できる。
【0079】実施例12.図19はこの発明の一実施例
を示した構成図である。図19において、1〜64は図
13及び図18の符号と同じなので説明を省略する。
【0080】次に動作について説明する。送信機2と送
信アンテナ1によって発射された電波が飛行機等の目標
物体に反射して生成される目標信号に、干渉波等の不要
信号が重畳された信号が受信アンテナ3により受信され
る。その後、実施例1と同様の処理によりメモリ回路9
からリファレンスセルと注目セルが出力される。メモリ
回路9から出力されたリファレンスセルは棄却セル記録
回路71に入力する。棄却セル記録回路71は実施例4
と同様に動作し、リファレンスセルを出力する。棄却セ
ル記録回路71から出力されたリファレンスセルはソ−
ト回路10に入力し、実施例7と同様に動作する。
【0081】これにより不要信号による目標検出性能の
劣化が防止できる。また、一度棄却したリファレンスセ
ルを記録しておくことで、次回以降の処理でこのリファ
レンスセルを検出した際にこのリファレンスセルを演算
の対象から除外できるので演算量を削減できる。従って
実施例12よりも計算が速くなる。
【0082】ところで上記の説明では、レ−ダ受信信号
について、ドップラ−周波数方向に目標検出処理を行う
場合について述べたが、距離方向に目標検出処理を行う
場合についても利用できる。この場合はコヒーレント積
分回路が不要になる。
【0083】
【発明の効果】以上のようにこの発明によれば、リファ
レンスセルを小さい順にソ−トした後、電力の小さいリ
ファレンスセルからは順に一つずつリファレンスセルを
加算し、その都度平均値を求めていき、平均値を求める
たびに、設定された電力以上のセルを探索し、不要信号
成分を検出、棄却するため、不要信号による目標検出性
能の劣化が防止できるという効果がある。
【0084】また、この発明によれば、リファレンスセ
ルを小さい順にソ−トした後、電力の大きいリファレン
スセルから順に棄却してその都度平均値を求めていき、
平均値を求めるたびに、設定された電力以上のリファレ
ンスセルを探索し、不要信号成分を検出、棄却するた
め、不要信号による目標検出性能の劣化が防止できると
いう効果がある。また、計算が速くなるという効果があ
る。
【0085】また、この発明によれば、リファレンスセ
ルを小さい順にソ−トした後、電力の小さいセルからは
順に一つずつセルを加算し、大きいセルからは一つずつ
セルを棄却することで両方向から平均値を求めていき、
それぞれの方向について設定された電力以上のセルを探
索し、不要信号成分を検出、棄却するため、不要信号に
よる目標検出性能の劣化が防止できるという効果があ
る。また、電力が小さいリファレンスセルの順に処理す
る方法と電力が大きいリファレンスセルの順に処理する
方法との両方を使うので計算の精度が向上するという効
果がある。
【0086】また、この発明によれば、棄却したセルを
記録しておくことで、棄却したセルを検出した際の演算
を削減できるので計算が速くなるという効果がある。
【0087】また、この発明によれば、リファレンスセ
ルを小さい順にソ−トした後、隣り合う二つのセルの電
力比を、電力の小さいセルから順に計算し、電力が急激
に大きくなっているセルを検出し、不要信号成分を検
出、棄却するため、不要信号による目標検出性能の劣化
が防止できるという効果がある。
【0088】また、この発明によれば、リファレンスセ
ルを小さい順にソ−トした後、隣り合う二つのセルの電
力比を、電力の大きいセルから順に計算し、電力が急激
に小さくなっているセルを検出し、不要信号成分を検
出、棄却するため、不要信号による目標検出性能の劣化
が防止できるという効果がある。また、計算が速くなる
という効果がある。
【0089】また、この発明によれば、リファレンスセ
ルを小さい順にソ−トした後、隣り合う二つのセルの電
力比を、電力の小さいセル、大きいセルの両方向から計
算し、電力が急激に変化しているセルを検出し、不要信
号成分を検出、棄却するため、不要信号による目標検出
性能の劣化が防止できるという効果がある。また、隣合
う2つのリファレンスセルの電力比を電力の小さいセリ
ファレンスル、大きいリファレンスセルの両方向から計
算するので速くかつ高精度に計算できる。
【0090】また、この発明によれば、更に棄却したリ
ファレンスセルを記録しておくことで、棄却したリファ
レンスセルを検出した際の演算を削減できるので計算が
速くなるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例によるレ−ダ装置の構成を
示す図である。
【図2】この発明の一実施例による目標検出処理を行う
際のフロ−チャ−トを示す図である。
【図3】この発明の実施例2によるレ−ダ装置の構成を
示す図である。
【図4】この発明の実施例2による目標検出処理を行う
際のフロ−チャ−トを示す図である。
【図5】この発明の実施例3によるレ−ダ装置の構成を
示す図である。
【図6】この発明の実施例3による目標検出処理を行う
際のフロ−チャ−トを示す図である。
【図7】この発明の実施例4によるレ−ダ装置の構成を
示す図である。
【図8】この発明の実施例5によるレ−ダ装置の構成を
示す図である。
【図9】この発明の実施例5による目標検出処理を行う
際のフロ−チャ−トを示す図である。
【図10】この発明の実施例6によるレ−ダ装置の構成
を示す図である。
【図11】この発明の実施例6による目標検出処理を行
う際のフロ−チャ−トを示す図である。
【図12】この発明の実施例7によるレ−ダ装置の構成
を示す図である。
【図13】この発明の実施例7による目標検出処理を行
う際のフロ−チャ−トを示す図である。
【図14】この発明の実施例8によるレ−ダ装置の構成
を示す図である。
【図15】この発明の実施例9によるレ−ダ装置の構成
を示す図である。
【図16】この発明の実施例9による目標検出処理を行
う際のフロ−チャ−トを示す図である。
【図17】この発明の実施例10によるレ−ダ装置の構
成を示す図である。
【図18】この発明の実施例11によるレ−ダ装置の構
成を示す図である。
【図19】この発明の実施例12によるレ−ダ装置の構
成を示す図である。
【図20】従来のレ−ダ装置の構成を示す図である。
【図21】従来の目標検出処理を行う装置の構成を示す
図である。
【図22】メモリ回路の構成を示す図である。
【符号の説明】
1 送信アンテナ 2 送信機 3 受信アンテナ 4 受信機 5 A/D変換器 6 コヒ−レント積分回路 7 二乗検波回路 8 セル設定回路 9 メモリ回路 10 ソ−ト回路 11 大電力方向平均値変動検出回路 12 スレッショルド算出回路 13 警報回路 21 小電力方向平均値変動検出回路 29 セル選択回路 39 大電力方向電力比変動検出回路 48 小電力方向電力比変動検出回路 57 大電力方向ピ−ク値変動検出回路 64 小電力方向ピ−ク値変動検出回路 71 棄却セル記録回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 近藤 倫正 鎌倉市大船五丁目1番1号 三菱電機株 式会社 電子システム研究所内 (56)参考文献 特開 平4−102085(JP,A) 特開 昭61−184475(JP,A) 特開 平3−138585(JP,A) 特開 平5−203727(JP,A) 特開 平4−184284(JP,A) 特開 平5−107343(JP,A) 特開 昭60−144678(JP,A) 特開 昭64−50981(JP,A) 特開 平4−121680(JP,A) 実開 平5−79487(JP,U) 実開 昭63−163473(JP,U) 実開 平5−30783(JP,U) 実開 平5−45581(JP,U) 実開 平4−81086(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01S 7/32 G01S 7/295

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 目標物に反射して生成される目標信号に
    不要信号が重畳された電波を受信する受信機と、この受
    信機の出力をディジタル信号に変換するA/D変換器
    と、このA/D変換器の出力を入力し、複数の周波数成
    分(セル)を出力するコヒ−レント積分回路と、上記コヒ
    −レント積分回路の出力信号から各セル毎に電力を得る
    二乗検波回路と、この二乗検波回路の出力信号から目標
    検出の対象となるセル(注目セル)と、その近辺のセル
    (リファレンスセル)を設定するセル設定回路と、上記
    二乗検波回路の出力信号を蓄え、上記セル設定回路によ
    り設定された上記注目セルと上記リファレンスセルを出
    力するメモリ回路と、上記メモリ回路から出力された上
    記リファレンスセルを電力の小さい順に並べ替えるソー
    ト回路と、上記ソート回路の出力信号について電力の小
    さいリファレンスセル群から順に平均値を求め、平均値
    を求める都度ある設定電力以上のリファレンスセルの有
    無について確認することで不要信号を検出、棄却し、残
    りのリファレンスセルを出力する大電力方向平均値変動
    検出回路と、上記大電力方向平均値変動検出回路から出
    力された上記リファレンスセルの平均値を求め、その平
    均値に係数を乗算するスレッショルド算出回路と、上記
    スレッショルド算出回路からの出力信号と上記メモリ回
    路から出力された上記注目セルの大小を比較し、上記注
    目セルについて上記目標信号の有無を判定する警報回路
    とを具備したことを特徴とするレ−ダ装置。
  2. 【請求項2】 目標物に反射して生成される目標信号に
    不要信号が重畳された電波を受信する受信機と、この受
    信機の出力をディジタル信号に変換するA/D変換器
    と、このA/D変換器の出力を入力し、複数の周波数成
    分(セル)を出力するコヒ−レント積分回路と、上記コヒ
    −レント積分回路の出力信号から各セル毎に電力を得る
    二乗検波回路と、この二乗検波回路の出力信号から目標
    検出の対象となる注目セルと、その近辺のリファレンス
    セルを設定するセル設定回路と、上記二乗検波回路の出
    力信号を蓄え、上記セル設定回路により設定された上記
    注目セルと上記リファレンスセルを出力するメモリ回路
    と、上記メモリ回路から出力された上記リファレンスセ
    ルを電力の小さい順に並べ替えるソート回路と、上記ソ
    ート回路の出力信号について電力の大きいリファレンス
    セルから順に一つずつ棄却してその都度平均値を求めて
    いき、平均値を求めるたびに、ある設定電力以上のリフ
    ァレンスセルの有無について確認することで不要信号を
    検出、棄却し、残りのリファレンスセルを出力する小電
    力方向平均値変動検出回路と、上記小電力方向平均値変
    動検出回路から出力された上記リファレンスセルの平均
    値を求め、その平均値に係数を乗算するスレッショルド
    算出回路と、上記スレッショルド算出回路からの出力信
    号と上記メモリ回路から出力された上記注目セルの大小
    を比較し、上記注目セルについて目標信号の有無を判定
    する警報回路とを具備したことを特徴とするレ−ダ装
    置。
  3. 【請求項3】 上記ソ−ト回路の出力に上記小電力方向
    平均値変動検出回路と並列に上記大電力方向平均値変動
    検出回路を接続し、上記大電力方向平均値変動検出回路
    から出力された上記リファレンスセルと上記小電力方向
    平均値変動検出回路から出力された上記リファレンスセ
    ルとを選択して出力するセル選択回路とを具備したこと
    を特徴とする請求項2記載のレ−ダ装置。
  4. 【請求項4】 上記メモリ回路から出力されるリファレ
    ンスセルについて、上記大電力方向平均値変動検出回路
    又は上記小電力方向平均値変動検出回路により棄却され
    たセルを記録する棄却セル記録回路を付加したことを特
    徴とする請求項1、2、3いずれか記載のレ−ダ装置。
  5. 【請求項5】 目標物に反射して生成される目標信号に
    不要信号が重畳された電波を受信する受信機と、この受
    信機の出力をディジタル信号に変換するA/D変換器
    と、このA/D変換器の出力を入力し、複数のセルを出
    力するコヒ−レント積分回路と、上記コヒ−レント積分
    回路の出力信号から各セル毎に電力を得る二乗検波回路
    と、この二乗検波回路の出力信号から目標検出の対象と
    なる注目セルと、その近辺のリファレンスセルを設定す
    るセル設定回路と、上記二乗検波回路の出力信号を蓄
    え、上記セル設定回路により設定された上記注目セルと
    上記リファレンスセルを出力するメモリ回路と、上記メ
    モリ回路から出力された上記リファレンスセルを電力の
    小さい順に並べ替えるソート回路と、上記ソ−ト回路の
    出力信号について、電力の小さいリファレンスセルから
    順に隣り合う二つの信号電力比を計算していき、その電
    力比に基づき棄却するリファレンスセルを決定し、残り
    のリファレンスセルを出力する大電力方向ピ−ク値変動
    検出回路と、上記大電力方向ピ−ク値変動検出回路から
    出力された上記リファレンスセルの平均値を求め、その
    平均値に係数を乗算するスレッショルド算出回路と、上
    記スレッショルド算出回路からの出力信号と上記セル設
    定回路から出力された上記注目セルの大小を比較し、上
    記注目セルについて目標信号の有無を判定する警報回路
    を具備したことを特徴とするレ−ダ装置。
  6. 【請求項6】 目標物に反射して生成される目標信号に
    不要信号が重畳された電波を受信する受信機と、この受
    信機の出力をディジタル信号に変換するA/D変換器
    と、このA/D変換器の出力を入力し、複数のセルを出
    力するコヒ−レント積分回路と、上記コヒ−レント積分
    回路の出力信号から各セル毎に電力を得る二乗検波回路
    と、この二乗検波回路の出力信号から目標検出の対象と
    なる注目セルと、その近辺のリファレンスセルを設定す
    るセル設定回路と、上記二乗検波回路の出力信号を蓄
    え、上記セル設定回路により設定された上記注目セルと
    上記リファレンスセルを出力するメモリ回路と、上記メ
    モリ回路から出力された上記リファレンスセルを電力の
    小さい順に並べ替えるソート回路と、上記ソ−ト回路の
    出力信号について、電力の大きいリファレンスセルから
    順に隣り合う二つの信号電力比を計算していき、その電
    力比に基づき棄却するリファレンスセルを決定し、残り
    のリファレンスセルを出力する小電力方向ピ−ク値変動
    検出回路と、上記小電力方向ピ−ク値変動検出回路から
    出力されたリファレンスセルの平均値を求め、その平均
    値に係数を乗算するスレッショルド算出回路と、上記ス
    レッショルド算出回路からの出力信号と上記セル設定回
    路から出力された上記注目セルの大小を比較し、上記注
    目セルについて目標信号の有無を判定する警報回路を具
    備したことを特徴とするレ−ダ装置。
  7. 【請求項7】 上記ソ−ト回路の出力に、上記小電力方
    向ピ−ク値変動検出回路と並列に接続した上記大電力方
    向ピ−ク値変動検出回路を付加し、上記大電力方向ピ−
    ク値変動検出回路から出力された上記リファレンスセル
    と上記小電力方向ピ−ク値変動検出回路から出力された
    上記リファレンスセルから選択して出力するセル選択回
    路を具備したことを特徴とする請求項6記載のレ−ダ装
    置。
  8. 【請求項8】 上記メモリ回路から出力されるリファレ
    ンスセルについて、上記大電力方向平均値変動検出回路
    又は上記小電力方向平均値変動検出回路により棄却され
    たセルを記録する棄却セル記録回路を付加したことを特
    徴とする請求項5、6、7いずれか記載のレ−ダ装置。
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