JP2012500387A - 弱信号の位置検出のための可変コヒーレンス統合 - Google Patents

弱信号の位置検出のための可変コヒーレンス統合 Download PDF

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Abstract

ネットワーク・ベースのワイヤレス位置検出システム(WLS)において、地理的に分散されている位置測定ユニット(LMU)は、複数のBTSカバレッジ・エリアに跨って逆チャネル(移動体からネットワークへ)信号を検出し用いることができなければならない。複製相関照合処理を、相関付け前に離散セグメントに細分化されたローカルおよび基準信号と共に用いることによって、移動体のクロック・ドリフトおよびドプラ・シフトの影響を緩和し、処理利得の増大を図ることができる。
【選択図】 図6

Description

相互引用
[0001] 本願は、2008年8月15に出願された米国特許出願第12/192,842号の優先権を主張する。この出願をここで引用したことにより、その内容全体が本願にも含まれるものとする。
技術分野
[0002] 本明細書において記載する主題は、一般的には、ワイヤレス・デバイスの位置検出方法および装置に関する。更に特定すれば、限定ではなく、本明細書において記載する主題は、弱信号またはノイズの存在によって偽装された信号を検出するための複製照合(matched replica)および部分的コヒーレンス処理を含む高度アルゴリズムの使用により、ネットワーク・ベースのワイヤレス位置検出システムが複数の地理的に分散された受信機において到達時間差を求める能力を向上し、位置検出歩留まり(yield)および精度を高めることに関する。
従来技術
[0003] ワイヤレス位置検出システムに関する初期の業績は、到着時間差(TDOA)技法を使用してセルラ電話機の位置を突き止めるためのシステムを開示する 1994年7月5日付米国特許第5,327,144号、"Cellular Telephone Location System"(セルラ電話位置検出システム)において説明されている。’144号特許において開示されたシステムの更なる改良が、1997年3月7日付の米国特許第5,608,410号、”System for Locating a Source of Bursty Transmissions”(バースト送信源の位置を突き止めるためのシステム)において開示されて いる。これらの特許は双方も、本願の譲受人であるTruePosition, Inc.,が所有している。TruePosition社は、元の発明的概念に大幅な改良を加え続けている。複製照合処理(matched replica processing)も、2000年4月4日付けの"Robust, Efficient Localization System”(ロバストな効率的位置測定システム)と題する米国特許第6,047,192号に開示されている。
[0004] 過去数年間に、セルラ業界は、ワイヤレス電話が使用できるエア・インターフェイス・プロトコルの数を増大させ、ワイヤレスまたは移動体電話が動作できる周波数帯域の数を増大させ、移動体電話を意味する語句の数を拡大して、「パーソナル・コミュニケーション・サービス」、「ワイヤレス」およびその他を含むまでになった。現在ワイヤレス業界において用いられているエア・イン ターフェイス・プロトコルには、AMPS、N−AMPS、TDMA、CDMA、GSM、TACS、ESMR、GPRS、EDGE、UMTS WCDMA、WiMAX、LTE/SAE/eUTRAN等が含まれる。
[0005] 電力制御方式が増々厳しくなるに連れて、そして連続的な効率的電力制御を必要とする高度スペクトル拡散コーディング方式(CDMA、W−CDMA、OFMD、SC−CDMA等)の導入による無線電力レベル低下のために、ワイヤレス位置検出システムの近隣および地理的に近接する受信機において無線信号を検出する能力が低下している。ワイヤレス位置検出システムによって用いられる位置検出技法は、到達時間差(TDOA)、到達角度(AoA)、混成TDOA/AoA、および汎地球ナビゲーション衛星システム(GNSS)測定による混成地上TDOAを含むことができる。GNSSシステムの現行例に、米国のNavStar汎地球測位システム(GPS)がある。
[0006] 複製相関照合処理の時間期間を長くすればする程、低い信号対ノイズ比(SNR)において無線信号の検出が可能になる。クラメール−ラオ境界理論によって示唆されるように、到達時間差(TDOA)および到達角度(AoA)に基づくワイヤレス位置検出システムの精度を高めるために、積分長の延長を用いることができる。
[0007] しかしながら、通常、移動体発振器のドリフトおよびドプラ・シフトのために、積分長全体においてコヒーレンスを確保することができない。コヒーレント処理によって発生される処理利得がないと、ノイズの中にある弱信号の検出は一層困難になる。
[0008] 本明細書において記載するシステムは、相関処理段階において並列処理を用いて、任意の複製照合に対するコヒーレンスを最大にする。相関器の各(2からnまで)経路が、積分長の各セグメント(1からm)毎に別々の時間および周波数検索空間を形成し、完全コヒーレント推定値に1つのセグメントが用いられ、非コヒーレント推定値に(m)個のセグメントが用いられる。
[0009] コヒーレンスはセグメントの集団に対して可能であり、セグメントの結果を合計することができるので、その結果処理利得が大きくなり、つまり基準信号との相関が高くなる。
[0010] 本発明の例示的な実施形態の更に別の態様については、以下で説明する。
[0011] 以上の摘要および以下の詳細な説明は、添付図面と関連付けて読んだときに、一層深く理解することができる。本発明を例示する目的で、図面には本発明の例示的構造を示すが、本発明は、開示する特定の方法や手段に限定されるのではない。図面において、
図1aは、UMTS(ワイドバンドCDMA無線)ベースのワイヤレス通信システムと共に用いるためのワイヤレス位置検出システムを模式的に示す。 図1bは、CMDAベースのワイヤレス通信システムと共に用いるためのワイヤレス位置検出システムを模式的に示す。 図1cは、CMDA全IPベースのワイヤレス通信システムと共に用いるためのワイヤレス位置検出システムを模式的に示す。 図2aは、マルチパス成分を有する受信スペクトル拡散信号の代表的時間−周波数−相関マップを示す。 図2bは、代表的な時間−周波数−相関マップを用語と共に示す。 図3は、移動体の速度、移動体のクロック・ドリフト、および移動体のアップリンク信号のマルチパス受信による周波数シフトを示す。 図4aは、基準およびローカル信号エンベロープを、1つの周波数オフセットにおける時間に対して示す。 図4bは、基準信号およびローカル信号の、1つの周波数オフセットにおける時間に対する相関を示す。 図4cは、ローカル受信信号および基準信号を、1つの周波数オフセットにおける時間に対する連続離散サブディビジョン(subdivision)に区分する場合を示す。 図4dは、1つの周波数オフセットにおける、時間に対する基準信号およびローカル信号の、複数の相関マップへの細分割の相関を示す。 図5は、可変コヒーレント処理に先立つ複製照合プロセスの動作段階を示す。 図6は、本明細書において記載する可変コヒーレント処理手法の動作の異なる図を示す。 図7は、本明細書において記載する可変コヒーレント処理手法の動作の異なる図を示す。
[0024] これより、本発明の例示的な実施形態について説明する。最初に、問題について詳細な全体像を示し、次いで本解決策の更に詳細な説明を行う。
WLSにおける信号検出改良の詳細な説明
[0025] アップリンク到達時間差(U−TDOA)位置検出方法は、その最も基本的なレベルでは、送信局と受信局との間に、信号エネルギが十分な直接見通し線(LOS)経路が存在するという想定を拠り所にしている。遮られないLOS経路が送信機と受信機との間に存在することは必ずしも必要ではないが、信号は、反射、開設、ダクティング(ducting)等による方向変化を受けないことを想定する。この想定を行うのは、到達時間差を、移動局から主要LMUおよび協力LMUまでの空間的直線距離に変換するためである。これらの受信機は、3GPPによって位置測定ユニット(LMU)と呼ばれており、地理的に分散されている。オーバーレイ配備では、LMUは通例ワイヤレス・ネットワーク・プロバイダの基地局(BS)(または、既知送受信局、BTS。これらは相互交換可能に用いられる)と一緒に配置されるので、BSおよびLMUは環境的に制御される空間、電力、およびアンテナ・アクセスを共有することができる。統合配備では、LMUはアクセス・ポイント(AP)、基地局(BS)、ノードB、または基地送受信局(BTS)に組み込まれる。
[0026] 予約されているワイヤレス通信帯域は、現在700/850/1900MHz(北アメリカ)および900/1800/2100MHz(ヨーロッパ)セルラ、GSM、PCS、DCS、AWSおよびUMTS周波数帯域を含み、これらでは、ワイヤレス・ネットワークの能力を高めるための積極的な電力制御、およびスペクトル拡散シグナリング(CDMA、W−CDMA、OFDM、およびTD−SCDMAのような)の使用拡大が、地理的に分散されている受信機のネットワークに利用可能な電力を低下させるように作用する。
[0027] 本発明は、ソフトウェアによって定められた広帯域(またはバンク状(banked)狭帯域)受信機の地理的に分散されたネットワークが役割を果たすエリアにおける無許可の帯域(unlicensed band)または共有帯域においても機能する。
[0028] 米国特許第5,327,144号、"Cellular Telephone Location System"(セルラ電話機位置検出システム), Stilp et al.において最初に開示されたように、位置検出すべき発信機(emitter)、即ち、移動体デバイスの信号は、1群の地理的に散在する特殊受信機(位置測定ユニットまたはLMU、以前は信号収集システムまたはSCSと呼ばれていた)によって収集される。ワイヤレス位置検出システム(WLS)は、無線監視センサ、リンク監視システム、またはワイヤレス運営業者からの要求によって誘起されると、最初に、無線信号メトリック(metric)の収集、ならびに最良のLMUおよび1組の協力LMUの決定を行う。各LMUは、好ましくは、広帯域受信機を用いて、サンプル期間の間RFを収集してディジタル化する。最良のLMUは、通常、サービング・セル・アンテナと関連付けられており、一方協力LMUとは、名目上、最良の/サービングLMUに地理的に近接し、容認可能なSNRおよびEb/Noを有し、大きな幾何学的正確度希釈(GDOP:geometric-dilution-of-precision)を生じないLMUである。米国特許第6,184,829号"Calibration for a Wireless Location System"(ワイヤレス位置検出システムの較正)に詳細に記載されているように、LMUを一連の狭帯域受信機(個々の受信機の帯域幅が1つのチャネルにほぼ等しいという意味で狭帯域)として実現することも可能である。本発明のために示される例は分散「局ベース」手法に関し、基準信号が他の候補LMUに配信され、信号処理は受信LMUにおいて行われるが、LMU(1つまたは複数)とコンピュータの中央処理サイトとの間において、十分で、レイテンシが低い帯域幅があるために、信号処理を集中して行うことが可能になる。
[0029] LMU内部にあるディジタル信号処理ソフトウェアが、無線受信機をモデル化し、対象の信号を従来と同様に復調する。この復調した「完全な」基準信号は、基準LMUから、無線メトリック収集に基づいて選択された協力LMUに送られる。各協力LMUは、この基準を再度変調し、これを相関プロセスにおいて用いて、最良/サービングLMUにおける対象信号の到達時刻(TOA)を判定する。
[0030] 好ましい実施態様では、再度変調された理想的な基準およびローカルに記録した受信信号のコピーが時間的に細分割され、次いで(時間的に)対応するサブディビジョンが相関付けられ、NPath処理経路が効果的に形成される(ここで、NPathは1以上の整数である)。処理経路毎に、各個々のサブディビジョンの相関を、以下によって数学的に表すことができる。
Rs=サブディビジョン「s」毎の相関関数
Figure 2012500387
ここで、
g=基準信号
l=ローカル信号
N=サンプル収集期間におけるサンプル数
M=サブディビジョンの数
p=N/M(各サブディビジョンにおけるサンプル数)
s=セグメント・インデックス(1からMまで)
r=範囲
d=ドプラおよびドリフト
一旦サブディビジョン(1つまたは複数)毎に相関付けが行われると、サブディビジョン毎に相関の強さ(magnitude)が判定され、処理経路(NPath)毎に相関の和が計算される。数学的に、この演算は次のように示される。
Figure 2012500387
理想的な完全にコヒーレントな場合
[0031] 例えば、図3は、収集期間において、1000サンプルの長さを有する信号データ・セグメントを示す。移動体が静止しており(つまり、ドプラ・シフトがない)、内部クロック・ドリフトも生じなかった場合、コヒーレント相関付けを実行すると、10log(1000)=30dBの処理利得が得られる。この30dBの利得は、1つのサンプルのそれに対する相対的なものである。
[0032] しかしながら、この利得を達成できるのは、信号の相関が1000サンプル全体において本当にコヒーレントである場合だけである。そうでないと、信号の相関付けは単に分解(fall apart)ことになり、処理利得は0になる可能性があり、または負になる可能性もある。
非コヒーレントな場合
[0033] 可変コヒーレント技法の使用により、基準信号と収集された信号との間における周波数ドリフトによって生ずる非コヒーレンスの影響を、複製照合処理が受ける可能性を低下させることができる。コヒーレント相関からの処理利得は10log(K)となり、ここでKはデータ長を延長する比率である。極一般的な手法では、基準を1つのサンプルにして、Kを相関付けを行うサンプルの数とする。
[0034] 可変コヒーレント相関は、基準信号およびローカル信号のコピーを区分すること、基準信号とローカル信号との間で複素乗算を行うこと、次いで得られた相関積(correlation product)を複素合計と加算することを伴う。変数という用語をここで用いるのは、サブディビジョンおよび/または処理経路(NPath)の数は、用いられるネットワーク・トポロジおよびカバーされる地理的エリアに合った検査結果に応じて調節できるからである。可変コヒーレンス技法の使用は、サンプル収集期間に応じて切り換えることもでき、期間が短くなれば、完全コヒーレンスの場合のみを用いることができる。
[0035] 一例として、収集された信号は、離散、連続サブディビジョンに区分される。同じ時間期間において各々1000個の総サンプルを有する、同じ基準信号および収集信号期間を用いると、相関付けされた信号を10の連続した離散サブディビジョンに分割することができ、各サブディビジョンは100サンプルを有する。
[0036] 各サブディビジョンにわたるコヒーレンス(100サンプル・セグメントの各々)を仮定すると、処理利得は10log(100)=20dBである。
[0037] 次いで、10個のサンプルを非コヒーレントに加算することができる(または、複素加算の代わりに、各セグメントの振幅二乗を取る)。非コヒーレント加算からの処理利得は、10log(sqrt(P))となり、Pは非コヒーレントに加算されるセグメントの数である。したがって、各々100サンプルを有する10個のセグメントというこの例では、サブディビジョン406毎にコヒーレンスを仮定すると、非コヒーレント処理利得は10log(sqrt(10))=5dBとなる。総合可変コヒーレンス演算処理利得=25dB=20dB(100サンプルのコヒーレント相関から)+5dB(10セグメントの非コヒーレント和から)となる。
[0038] 信号を10セグメントに細分することによって、完全コヒーレント相関で得られる30dBと比較して、25dBの処理利得が得られるに過ぎない。しかしながら、信号がコヒーレントでない場合、これは移動体が移動しているとき(ドプラ・シフトが起こる)または移動体のタイミング基準がドリフトするときに長いサンプル期間にわたって起こる可能性があるが、完全コヒーレントの場合は分解し、可変コヒーレンス手法はなおも25dBの処理利得を生成する。
[0039] しかしながら、コヒーレント利得は先験的に知ることができないので、各々異なる数の処理経路を有する複数の処理経路(これらの経路は、利用可能な信号処理電力および構成に応じて、並列または直列でもよい)を、位置推定値毎に形成する。
[0040] 可変コヒーレンス技法は、再帰的にすることができる。サービス・パラメータの品質によって十分な時間が許容される場合、可変コヒーレンス動作への進入は、第1可変コヒーレント処理実行の結果を用いて、第2サイクルをフィードすることができる。例えば、「Ma」個のサブディビジョンがある相関処理経路の相関振幅が、1つのサイクルにおける他の全ての処理経路よりも遥かに高い場合、「M+/−x」のような「Ma」を中心とするサブディビジョンの分布を有する複数の処理経路がある後続のサイクルを、全処理利得を最適化する試みにおいて用いることができる。
図1
オーバーレイWLS環境
[0041] 図1a、図1b、および図1cは、本発明が機能するワイヤレス通信ネットワークを示す。以下の副章では通信システムの実施態様例をUMTS、IS−95、およびCDMA2000セルラ通信システムとして説明するが、本発明の教示は、他の様式で実現される他の広帯域、スペクトル拡散パケット無線通信システムにも同様に適用可能である。
図1a
[0042] 図1aは、本発明のための例示的なUMTSネットワーク基準モデルのアーキテクチャを示す。
UE(100)
[0043] UMTS UE(ユーザ機器)100は、ME(移動機器)101とSIM/USIM(加入者個人情報モジュール/UMTS加入者個人情報モジュール)102との論理的組み合わせである。UEは、UMTSハンドセットまたは移動体に対する正式名称である。
ME(101)
[0044] 移動機器(ME)101は、移動局のハードウェア・エレメントであり、キーボード、画面、無線機、回路ボード、およびプロセッサを備えている。MEのプロセッサは、通信信号の処理と、UEベースのLCSクライアント・アプリケーションも含むことができる種々のUEベースのサービスの処理との双方をサポートする。
USIM(102)
[0045] USIM(UMTS加入者個人情報モジュール)102は、SIMカードとも呼ばれており、UMTS移動体ネットワークのユーザ加入情報を保持するプログラマブル・メモリ・デバイスである。USIMは、加入した運営業者のネットワークへのアクセス、およびUEベースのLCSクライアント・アプリケーションを含むことができるUEベースのサービスへのアクセスを可能にする関連情報を収容する。
ノードB(105)
[0046] ノードB105は、UMTSネットワーク内部において、UE100(ユーザ機器)と陸上側ネットワークとの間に物理的無線リンクを提供する機能である。無線インターフェースを跨るデータの送信および受信と共に、ノードBは、W−CDMAシステムにおいてチャネルを記述するために必要な符号も供給する。ノードBは、タイミング情報をUE100にUu105インターフェースを通じて供給する。ノードBは、有線アンテナ・フィード104を通じて、Uuインターフェースにアクセスする。
[0047] UTRAN(UMTS地上無線アクセス・ネットワーク)は、1つ以上のRNS(無線ネットワーク・サブシステム)を備えている。各RNSは、1つ以上のRNC107と、それらがサポートするノードB105とを備えている。各RNSは、特定の無線資源の割り当ておよび解除を制御して、UE100とUTRANとの間に接続を確立する。RNSは、1群のセルにおける資源および送信受信を担当する。
S−RNC(107)
[0048] RNC107(無線ネットワーク・コントローラ)がノードB105を介してUE(ユーザ機器)との論理RRC(無線資源制御)接続を有する場合、そのUE100にとって、それはS−RNC107として認識される。S−RNC107は、UTRANネットワーク内部におけるユーザの移動を担当し、CN(コア・ネットワーク)112に向かう接続の地点でもある。S−RNC107は、3GPP標準化Iubインターフェース106を通じてノードBに接続する。
D−RNC(108)
[0049] 接続状態にあるUE100(ユーザ機器)が、異なるRNCと関連のあるセルに受け渡されるとき、これはドリフトされたと言う。しかしながら、RRC(無線資源制御)接続はなおもS−RNC107で終端する。実際、D−RNC108はスイッチとして作用し、S−RNC107とUE100との間で情報を導く。
C−RNC
[0050] 制御無線ネットワーク・コントローラは、ノードBの構成設定を担当するRNC(無線ネットワーク・コントローラ)である。UE(ユーザ機器)がシステムにアクアセスする際、ノードBにアクセスを送り、一方ノードBはこのメッセージをそのCRNCに転送する。C−RNCは、表記上S−RNCとなる。
コア・ネットワーク(112)
[0051] コア・ネットワーク112は、移動性管理の機能、ユーザ機器(UE)と外部ネットワークとの間における呼接続制御シグナリングのための交換サービス、ならびにUTRAN無線アクセス・ネットワークと外部パケットおよび交換回路ネットワークとの間における相互作業機能(interworking function)を設ける。また、コア・ネットワークは、課金機能、外部ネットワークとのセキュリティおよびアクセス制御管理を設ける。
LMU(114)
[0052] 位置測定ユニット(LMU)は、UEの測位をサポートするために無線測定を行う。LMUは、UMTSネットワークに対する付加するオーバーレイとすることができ、またはノードBのハードウェアまたはソフトウェアに統合することもできる。UMTSワイヤレス通信ネットワークでは、LMUはTDOAおよび/またはTDOA/AoA計算位置および速度推定値を求めるためにW−CDMAベースのUu無線インターフェースを受ける。LMUは、セル・サイト・アンテナに接続するか、またはアンテナ・フィード113への無線カプラを介してノードBに接続する。
[0053] U−TDOAおよびU−TDOA/AOA LMUの例が、既に、米国特許第6,184,829号"Calibration for a Wireless Location System"(ワイヤレス位置検出システムの較正)、米国特許第6,266,013号"Architecture for a Signal Collection System in a Wireless Location System"(ワイヤレス位置検出システムにおける信号収集システムのアーキテクチャ)、および米国特許第6,108,555号"Enhanced Time Difference Localization System"(改良した時間差位置判定システム)に記載されている。これらの特許は全て、TruePosition社が保有し、ここで引用したことにより本願にも含まれるものとする。
SMLC(116)
[0054] SMLC116は、論理機能エンティティであり、別個のネットワーク・エレメント(またはエレメントの分散クラスタ)またはRNC107における統合機能のいずれかとして実装する。SMLC116は、位置検出を基本とするサービスをサポートするために必要な機能を内蔵している。SMLC113は、地理的エリアおよび無線ネットワーク・トポロジに関するデータを所有することによって、ワイヤレス・ネットワークと位置検出ネットワーク(LMU114、SMLC116、およびGMLC119)との間にブリッジを提供する論理的エンティティである。SMLC116は、移動体の位置検出に必要なLMU114の資源の全体的な調整およびスケジューリングを管理する。また、最終的な位置、速度、高度の推定値を計算し、各々について達成される精度を推定する。本発明では、SMLC116は、そのLMUが役割を果たす地理的エリアにおいてUE100を位置検出するため、または位置検出に役立てるために、無線インターフェース測定値を得る目的で、パケット・データ接続115を通じて、1組のLMUを制御し相互接続する。SMLC116は、位置、信頼区間、速度、高度、および移動方向を計算するために、U−TDOA、AoA、およびマルチパス軽減アルゴリズムを内蔵している。また、SMLC116は、リンク監視システム(LMS)124からの誘起(triggering)または3GPP標準化Iupcインターフェース117からインフラストラクチャ・ベンダの無線ネットワーク・コントローラ(RNC)の局コントローラ107への要求に基づいて、どのワイヤレス電話機の位置を検出するのか判断することができる。
GMLC(119)
[0055] ゲートウェイ移動体位置検出センタ(GMLC)119は、3GPP規格によって、GSM/GPRS/UMTSネットワークにおける位置検出記録のクリアリングハウスとして定められている。GMLC119は、厳格に制御されるSS7ネットワーク(GSM−MAPおよびCAPネットワーク)とインターネットのような保証のない(unsecure)パケット・データ・ネットワークとの間におけるバッファとしての機能を果たす。位置検出に基づくサービスのための認証、アクセス制御、課金、および認可(authorization)機能は、纏めてGMLC119に位置し、これによって制御される。ゲートウェイ移動体位置検出センタ(GMLC)は、LBSサービスをサポートするために必要な機能、ならびに相互作業、アクセス制御、認証、加入者プロファイル、セキュリティ、運営管理、およびアカウンティング/課金機能を内蔵するサーバである。また、GMLCは、GSM−MAPおよびCAPネットワークにアクセスして、加入者の個人情報を発見し、ルーティング情報を要求および受信し、低精度UE位置を入手し、そしてUE位置検出に基づく呼制御を実施することもできる。任意のUMTSネットワークにおいて、複数のGMLCがあってもよい。
ネットワークLCSクライアント(122)
[0056] ネットワークLCSクライアント112は、1つまたは1つよりも多い目標UEの位置情報を求める要求を、PLMN LCSサーバに対して行う論理機能エンティティである。図1に示すUTMSネットワークでは、LCSサーバは、GMLC119プラットフォーム上におけるソフトウェアおよびデータとして実現されている。LCSサーバをGMLC119と一緒に含むことは、展開されるシステムでは通例のことである。LCSサーバは、LCSクライアントに応対するために必要な多数の位置検出サービス・コンポーネントおよびベアラを備えている。LCSサーバは、音声、データ、メッセージング、その他の遠隔サービス、ユーザ・アプリケーションおよび補足サービスというような、その他の電気通信サービスと並行して、位置検出に基づくサービスのサポートを可能にするプラットフォームを提供することになる。ネットワークLCSクライアントは、Leインターフェース121を用いてGMLCにアクセスする。ネットワークLCSクライアントは、GMLCベースLCSサーバ119と通信を行い、GMLCベースLCSサーバ119が提供するセキュリティおよびプライバシ保護によって許可されるのであれば、指定された1組の位置検出関係サービス品質パラメータの範囲内で1つ以上の目標UEについて即座位置情報、周期的位置情報、または繰り延べ(deferred)位置情報を要求することができる。
移動体LCSクライアント
[0057] 移動体LCSクライアントは、不揮発性データ記憶または移植可能なデータ記憶のためにUSIM102を用いる、UE100のME101内に存在するソフトウェア・アプリケーションである。移動体LCSクライアントは、Leインターフェース121を用いて、ワイヤレス・データ接続を介してGMLC119を通じて位置情報を入手すればよい。
LMS
[0058] LMS133は、1つの中央サーバまたはサーバ・クラスタに報告する受動プローブ(図示せず)によって、Iub、Iur、Iu−CS,およびIu−PSのようなUMTSネットワーク・インターフェースの受動的監視を行う。これらのインターフェースを監視することによって、LMS133は作業委任(tasking)情報および誘起情報を生成することができ、予めプロビジョニングされているLBSアプリケーションについてSMLC116が自律的で低レイテンシの位置推定値を提供可能にする。LMS133が発生した誘起情報および作業委任情報は、通常はTCP/IPベースである、汎用データ接続123を通じて、SMLC116に配信される。LMS133は、エービス監視システム(AMS)に対する修正である。エービス監視システムについては、米国特許第6,782,264号"Monitoring of Call Information in a Wireless Location System"(ワイヤレス位置検出システムにおける呼情報の監視)に記載されており、後に米国特許出願第11/150414号"Advanced Triggers for Location Based Service Application in a Wireless Location System"(ワイヤレス位置検出システムにおける位置検出に基づくサービス適用のためのトリガの改良)において広げられている。これら双方の米国特許出願をここで引用したことにより、その内容は本願にも含まれるものとする。LMS133は、ソフトウェアとして、UMTSシステムのノードB105またはRNC107、108ノードに組み込むこともでき、あるいは受動プローブのオーバーレイ・ネットワークとして展開することができる。
インターフェース
[0059] Uuインターフェース103は、3GPPによって定められたUMTSエアー・インターフェースである。このUTRAN(UMTS地上無線アクセス・ネットワーク)とUE(ユーザ機器)との間における無線インターフェースは、W−CDMAおよび周波数分割二重化(FDD)または時分割二重化(TDD)のいずれかを利用する。UMTS無線インターフェースについては、3GPP技術仕様書25.201および45.201に詳しく記載されており、双方共"Physical layer on the radio path; General description"(無線経路上の物理レイヤ;概説)という名称である。FDD W−CDMA無線システムにおいて実施した場合のUu無線インターフェースの詳細は、3GPP技術仕様書25.213"Spreading and modulation(FDD)"(拡散および変調(FDD))に記載されている。FDD W−CDMA UMTSにおいて用いられる物理チャネルおよび論理チャネルの詳細および説明は、3GPP技術仕様書25.211"Physical channels and mapping of transport channels onto physical channels (FDD)"(物理チャネルおよびトランスポート・チャネルの物理チャネルに対するマッピング(FDD))において見られる。
[0060] Iubインターフェース106は、UMTS無線ネットワーク内に位置し、RNC(無線ネットワーク・コントローラ)107とノードB105との間にある。Iubインターフェースは、3GPP TS25.430"UTRAN Iub Interface: general aspects and principles"(UTRAN Iubインターフェース:総合的態様および原理)において定められた通りである。
[0061] Iur109は、UMTSネットワークにおいて、UMTSサーバまたはコアRNC70をドリフトRNC108と相互接続する。Iurインターフェースは、3GPP技術仕様書25.420"UTRAN Iur Interface: General Aspects and Principles"(UTRAN Iurインターフェース:総合的態様および原理)において標準化されている。
[0062] Iu−CS(回線交換)インターフェース110は、UMTS RNC107をコア・ネットワーク112の回線交換通信指向部分と接続する。
[0063] Iu−PS(パケット交換)インターフェース111は、UMTS RNC107をコア・ネットワーク112のパケット交換通信指向部分と接続する。
[0064] IuPc117は、位置推定の実行(generation)のために、UMTSネットワークにおいてUMTS RNC70をSMLC(SASとも呼ばれている)と相互接続する。Iupcインターフェースは、3GPP技術仕様書25.450"UTRAN Iupc interface general aspects and principles"(UTRAN Iupcインターフェースの総合的態様および原理)において紹介されている。
[0065] E5+インターフェース118は、北アメリカのE9−1−1についてのJoint ANSI/ETSI Standard 036において定められているE5インターフェースの修正である。E5+インターフェース118は、SMLC116およびGMLC119ノードを直接接続し、ワイヤレス位置検出システムによって、ネットワーク取得情報(セル−ID、NMR、TA等)を用いて、あるいはLMU114の特殊受信機によって実行されるTDOAおよび/またはAoA(到達角度)によってLMS114のトリガが用いられたときに、プッシュ動作に対処することができる。
[0066] Leインターフェース121は、IPベースXMLインターフェースであり、当初はLocation Interoperability Forum(LIF:位置検出相互動作フォーラム)によって開発され、その後GSM(GERAN)およびUMTS(UTRAN)の第3世代パートナーシップ・プログラム(3GPP)によって標準化されている。位置検出に基づくサービス(LBS)のクライアント122は、LCS(位置検出サービス)としても知られている。LCSクライアント122に位置するLBSおよびLCSサービスは、移動体デバイスの位置検出を用いる資格を一義的に与えられたソフトウェア・アプリケーション、データ格納、およびサービスである。
図1b
[0067] 図1bは、ANSI/ETSI Joint Standard "J-STD-036","Enhanced Wireless 9-1-1 Phase 2"に記載されているワイヤレス通信システムに基づく、システムの主要コンポーネントの代表的構成を模式的に示す。本発明では、標準化したノードおよびインターフェースを有するTIA−EIA−95(IS−95)ベースCDMAワイヤレス通信システム内における本発明を表すために、図2bを用いる。本来緊急サービス(E911、E112)を支援するために作成されたが、この機能的ネットワークは、MSC135およびMPC141がリンクE3 140を用いて、ANSI−41プロトコルと通信する、混合回線交換、パケット交換ネットワークにおける商用位置検出サービスの配信にも用いることができる。本発明は、基準ネットワークの測位決定機器143ノード内に位置する。
MS
[0068] CDMA移動局(MS)130は、ハードウェア・ソフトウェア・システムであり、CDMA無線インターフェース132へのユーザ・アクセスを可能とし、したがって完全なワイヤレス通信ネットワークおよびサービスを可能にする。
[0069] MS130は、位置検出に基づくソフトウェア・アプリケーション、宅内LBSクライアント131を有することができる。MSベースLBSクライアントは、MS130が提供する資源を用いて機能する。
[0070] IS−95基地局は、BSC(基地局コントローラ)、および1つ以上のBTS(基地送受信局(1つまたは複数))を備えている。BS133は、移動体がIS−95CDMAエアー・インターフェースを通じてネットワーク・インターフェースおよびサービスにアクセスすることを可能にする機能を提供する。
[0071] BS133は、CDMA無線インターフェース132を、陸上ベースワイヤレス通信システム・ネットワークとインターフェースする。BS133は、MS130へのチャネル割り当て、電力制御、周波数管理(administration)、および他の近隣BS間におけるハンドオーバー(ソフト、よりソフト、およびハード)に備えている。
[0072] Aインターフェース134は、名目上IS−95CDMAシステム用のIS−634準拠インターフェースであり、BS133をMSC135にインターフェースして、MSC135とBS133との間において制御メッセージングを搬送し、更にMS130と対称とするMSC135からのDTAP(直接転送アプリケーション・パート)メッセージングを搬送する。
[0073] MSC(移動体交換局)135は、移動体管理の機能、MS130と外部交換回線ネットワーク147との間における呼接続制御シグナリングの交換サービス、およびCDMA無線アクセス・ネットワークと外部パケット交換ネットワークとの間における相互作用機能を備えている。また、MSC135はコール・ルーティングおよび課金(billing)機能も備えている。一部の販売業者の実施態様では、MSC135はディジタル・パケット通信用の相互作業、ルーティング、および符号変換サービスも提供する。
[0074] MSC135は、ANSI−41が定めるEインターフェース136を用いて、他のMSC137と接続することができる。
[0075] MSC135は、Ai/Di 138 インターフェースおよびトランクとして標準化されている(Telcordia GR-154およびT1.113)ISDNユーザ・パート(ISUP)のような制御インターフェースによって、交換回線ネットワーク139に接続する。
[0076] J−STD−036標準化E3 140インターフェースが、MSC135をMPC141に接続するために用いられている。E3は、位置検出のためにワイヤレス・インテリジェント・ネットワーキング(WIN)能力を含む、ANSI−41ベースインターフェースである。
[0077] MPC(移動体測位局)141は、移動体ネットワーク、位置検出ネットワーク、およびネットワーク・ベースの位置検出アプリケーション間におけるゲートウェイである。MPC141は、TCP/IPに基づいてJ−STD−036によって定められた位置検出サービス・プロトコル上におけるE5インターフェース142特定TCAP、E3インターフェース140ANSI−41メッセージング、および外部LBSクライアント148に対するTCP/IPベース・データ・リンク151間において、ルータおよびプロトコル変換器として作用する。MPCは、E3 140メッセージングに含まれるサービス品質パラメータに基づいて、展開したPDE143の中から選択することができる。
[0078] MPCは、前述のE5インターフェースを通じて、位置判定エンティティ(PDE)143に接続する。本発明では、PDE143は、1群の集中プロセッサ、サービング移動体位置検出局(SMLC)116、および企業固有のTCP/IPベース・インターフェース115によって相互接続されている、地理的に分散した位置測定ユニット(LMU)114の母集団(population)を備えている。LMU114は、BS133の受信アンテナからの無線周波数アンテナ・フィード149、または代わりにBS133の各受信アンテナからの受信信号のディジタル化表現を搬送するデータ・リンクを通じてBSC133に接続する。
[0079] J−STD−036が定めたLBSネットワークの一部ではないが、SMLC116はネットワークLBSクライアント148と直接通信することができ、更にデータ接続を通じてMSベースLBSクライアント133に、汎用パケット・データ・ネットワーク147へのパケット・データ接続リンク150を介して通信することができる。
図1c
[0080] 図1Cは、パケット型トランスポート・ネットワークに基づく、ワイヤレス通信システムおよびワイヤレス位置検出システムの主要コンポーネントの代表的構成を模式的に示す。この図では、ワイヤレス通信システムは、IS−2000CDMAまたはCDMA2000(登録商標)システムに基づくと仮定する。
[0081] このパケット型(全IPベースとしても知られている)LBSネットワークについては、3GPP2規格、TIA-1020, "IP based location services" (IPベース位置検出サービス)(3GPP2 x.P0024)、TIA-881, "IS Authentication/Privacy/Security Enhancements"(IS認証/プライバシ/セキュリティ強化) (3GPP2 X.P0002)、TIA-843, Wireless Intelligent Network LBS Phase III (3GPP2 X.P0009)、およびTIA-801, "Position Determination Service for cdma2000"(cdma2000(登録商標)用位置判定サービス)に記載されている。本発明は、ローカルPDEにおいても実現される。
[0082] 図1cに図示する全IPワイヤレス通信システムは、ホーム・ネットワーク175部分と、宛先ネットワーク176部分とを含む。多くの場合、宛先ネットワーク176はホーム・ネットワーク175となる。ホーム・ネットワーク175および宛先ネットワーク176は、公衆インターネットのようなパケット・データ・ネットワーク174によって、互いに接続されている。各ネットワーク部分、ホーム175および宛先176は、ローカルワイヤレス・ネットワーク・オペレータIPネットワーク173、180によって相互接続されている複数の機能的エンティティを備えている。
[0083] 位置検出に基づくサービスを可能にするために、ホーム測位サーバ(H−PSまたは単にPS)171は、パケット型接続を通じて、管理ノード170と相互接続する。管理ノード170は、加入およびユーザ・プロファイルの格納、LBSサービス管理およびアクセス制御を提供する。LBSサービスの配信のために、H−PS171は、ホーム・ネットワーク175ベースのネットワークLBSクライアント172、外部LBSクライアント177、宛先ネットワーク176ベースLBSクライアント178、またはMSベースLBSクライアント188に相互接続することができる。MS187の現在の位置または過去の位置を得るためには、H−PS171はパケット型データ接続を通じてローカルPDE183に相互接続することができる。
[0084] H−PS171は、認証、アクセス制御、管理、および課金(accounting)機能に関しては、IS−41ネットワークにおけるホーム・ネットワークMPCと同じ役割を果たす。
[0085] パケット・データ供給ノード(PDSN)181は、無線アクセスと宛先ネットワーク176との間における接続点として作用する。この接続は、移動体提供業者のコアIPネットワークと移動局との間におけるPPPセッションを管理することを担当する。
[0086] S−PS即ちサービング測位サーバ176は、宛先ネットワークではPSとなる。サービングPS176は巡回する(visiting)MSの位置情報を、ホームPS171、ネットワークLBSクライアントのような要求元エンティティに提供する。これは、IS−41ネットワークにおけるサービングMPCと同じ役割を果たし、認証、アクセス制御、管理、およびアカウンティング機能の役割に関して、H−PS171のローカル・プロキシとして作用する。
[0087] BSC/PCF182は、基地局コントローラ/パケット制御機能ノードである。BSC/PCF182ノードは、無線ネットワーク186とPDSNとの間における相互接続および通信を管理する。BSC/PCF182は、MS187とネットワークベースの宛先との間におけるトラフィックおよびシグナリング・メッセージの意識しない(transparent)交換を担当する。
[0088] 無線ネットワーク186は、実際のCDMA2000(登録商標)エアー・インターフェース、および無線送信設備を備えている。無線送信設備は、代わりに、BS(基地局)、BTS(基地局送受信サイト)、AP(アクセス・ポイント)、およびセルとも呼ばれている。無線ネットワーク186は、パケット・データおよびパケット化音声通信のために、BSC/PCF182をMS187と相互接続する。
[0089] 本発明では、ローカルPDE183は、サーバ・クラスタベース(server cluster based)SMLC116と、地理的に分散したLMU114の集合(population)とを含む。
[0090] PDE183は、(恐らくはPSの171、179をプロキシとして用いて)MS187と相互作用を行い、位置検出サービスを、MSベースLBSクライアント188を通じてユーザに、または移動体の位置に基づいてその他のLBSクライアント172、177、178に提供する。
[0091] ワイヤレス通信システムの全IPパケット・アーキテクチャのその他のエレメントは、簡略化の理由のため、示されていない。
図2aおよび図2b
[0092] 図2aは、ノイズおよびマルチパス転化無線通信信号を示す。送信中における速度変化による周波数シフト(ドプラ)および基準クロックのドリフトは、先験的に判定することができない。
[0093] 図2bは、受信、再現、および再変調した基準(複製)信号との最大相関を判定するために用いられる時間および周波数検索空間を示す。
図3
[0094] 図3は、再現された基準信号と、移動体周波数基準ドリフトおよびドプラ・シフトによって転化されたローカル収集信号との間において、複製相関照合を適用することの困難さを図示するために示されている。時間301対周波数302のプロットにおいて示されるように、移動体チャネルには中心周波数(fc)303が割り当てられているが、収集期間305における移動体デバイスの移動によって生ずる移動体周波数基準のドリフトおよびドプラ・ドリフトのために、収集された信号の実際の周波数はドリフトする(304)。この周波数ドリフトが、基準信号と収集された信号との間における不一致の原因となる。
図4a、図4b、図4c、および図4d
[0095] 図4aは、サンプル収集期間におけるローカルおよび基準信号振幅の1つのタイム・スライス205を示す。
[0096] 図4bは、サンプル収集期間406全体における相関付けローカルおよび基準信号の1つのタイム・スライス205を示す。複数の周波数および時間オフセットにおけるローカル信号および基準信号の相関付けは、周波数402、時間403、および相関401検索空間を生成するために用いられる。
[0097] 図4cは、サンプル収集期間におけるローカル信号および基準信号の1つのタイム・スライスを示す。図4cでは、ローカル信号および基準信号が、サンプル収集期間406全体にわたる、連続的な離散サブディビジョン(409および410)に区分されている。
[0098] 図4dは、複数の周波数402、時間403、および相関401検索空間(サブディビジョン409、410毎に1つ)の1つの周波数タイム・スロットを示す。図4dが示すように、各サブディビジョンはこの場合新たに形成された周波数402、時間403、および相関401検索空間内において独立した相関信号振幅エンベロープを含む。
図5
[0099] 図5は、複製照合、局ベース(station-based)処理に用いられる処理ステップをまとめたものである。ステップ501から507の例は、米国特許第5,327,144号、"Cellular Telephone Location System"(セルラ電話機位置検出システム)、米国特許第5,608,410号"System for locating a source of bursty tansmissions cross reference to related applications"、(バースト送信源の位置を突き止めるためのシステム、関連出願に対する相互引用)、米国特許第6,047,192号"Robust Efficient Localization System"(ロバストな効率的位置測定システム)、第6,483,460号"Baseline Selection Method for Use in a Wireless Location System"(無線位置検出システムにおいて用いるベースライン選択方法)、および第6,661,379号"Antenna Selection Method for a Wireless Location System"(ワイヤレス位置検出システムのアンテナ選択方法)に示されている。これらの特許をここで引用したことにより、その全てが本願にも含まれるものとする。
[0100] ステップ501において、ワイヤレス位置検出システム(WLS)は位置検出を実行するように誘起される。この誘起は、ワイヤレス通信システムによって内部的に、あるいは無線ネットワークモニタ(RNM)またはリンク監視システム(LMS)というようなネットワーク監視アプリケーションによって外部的に、ワイヤレス通信ネットワーク(WCN)によって発生したメッセージとすることができる。誘起イベントは、1つのメッセージ、複数の交換メッセージ、またはSMLCがLMUネットワークにタスクを課するために必要なネットワークおよび無線リンク・パラメータを含む一連のメッセージであってもよい。
[0101] ステップ502において、SMLCは、プロビジョニングされたデータ・リンクを通じて、LMUネットワークにタスクを課し、SMLCによって選択されたLMUが、ステップ504におけるLMUダウンセレクトのために無線信号強度および品質情報503を収集する。ここでは、好ましいメトリックを有するLMUのみが後続のステップにおいて用いられる。また、ステップ503は、SMLCがLMUメトリック、ならびにサービング・セルおよびセクタを分析し、位置検出の正確度の幾何学的希釈を最小に止める最適なLMUクラスタを決定するフェーズを含むこともできる。
[0102] ステップ505において、無線信号が最良な(メトリックおよび分析によって決定される)LMUが、基準(複製としても知られている)基準を作成するために用いられ、対象の信号が復調される。次いで、ステップ506において、この基準は選択されたクラスタの中にある全てのLMUに転送される。
[0103] ステップ507において、可変コヒーレンス処理が開始される。
図6および図7
[0104] 図6は、TOA、TDOA、およびAoAに基づく位置推定のために弱信号の可変コヒーレント処理において用いられる処理ステップを図示するために設けられている。
[0105] 可変コヒーレント処理507への進入は、サンプル収集期間の長さ(duration)評価から開始する。収集期間がしきい値よりも短く、検査位置検出が非コヒーレント信号処理の影響を受け始める場合、可変コヒーレンス処理を実行しない。この段階で、例えば、米国特許第6,765,531号"System and Method for Interference Cancellation in a Location Calculation for use in a Wireless Location System"(ワイヤレス位置検出システムにおいて用いるための、位置検出計算における干渉相殺システムおよび方法)に教示されているように、サンプルの前処理を行ってもよい。サンプルのいずれの部分にもコヒーレンス利得が得られない場合のように、ドプラ・シフトおよび移動体デバイスのタイミング・ソース・シフトのために、サンプル期間全体において完全コヒーレンスは得られそうもない(サンプル期間における移動体のタイミング・シフトの例については、図3を参照のこと)。したがって、用いられる処理経路(Npath)の数は、1からMnまで変化させることができる。Mnは、サンプル収集期間406(図4a)内にあるサンプル数である。
[0106] Npath=1のとき、ローカル信号および基準信号は細分割されず、予め設定されている時間および周波数オフセット602の範囲にわたってサンプル収集期間全体において相関付けられる。この相関付けによって、基準信号とローカル信号との間におけるTDOA基準線の決定のために、1つの相関振幅、時間、および周波数検索空間が求められる。
[0107] 可変コヒーレンスを用いると、相関処理は複数の並列(または、十分な計算パワーが利用可能であれば、直列)経路601に分割される。図6の例では、ローカル信号および基準信号のコピーをm1およびm2個の連続、離散サブディビジョンに分割することによって、2つの部分的コヒーレンス処理経路614および615が形成される。次いで、図6に示す代表例では、完全コヒーレンス613経路、第1部分的コヒーレンス経路614、および第2部分的コヒーレンス615経路の場合に合わせて3本の処理経路を有する。
[0108] サンプルおよび基準期間全体が連続、離散サブディビジョンに分割されている、部分的または可変コヒーレンス経路(1つまたは複数)614、615を用いることによって、各サブディビジョンまたは任意のサブディビジョンにおいてコヒーレント利得が可能になると考えられる。サブディビジョンを増やしてコヒーレント利得の利点が得られる確率(odds)を高めるために、各々異なる数の連続、離散サブディビジョンを有する複数の処理経路614、615を形成することができる。
[0109] 可能な部分的コヒーレント経路の数は、LMUのソフトウェア定義無線のディジタル化による制約だけを受ける(LMUの一例、以前のSCSアーキテクチャはTruePosition社の米国特許第6,266,013号"Architecture of a Signal Collection System for Wireless Location System"(ワイヤレス位置検出システムの信号補正システムのためのアーキテクチャ)において定められている)。M=Nのサブディビジョンを有する部分的コヒーレンス処理経路が形成されるとき、サンプリング期間(M)のサブディビジョン数はLMU(N)のサンプリング・レートに等しくなり、処理経路は完全に非コヒーレントであると見なされる。N個のサブディビジョンがサンプルの分解能の限度であるが、サブディビジョンおよび部分的コヒーレンス経路の数はNに等しい必要なない。むしろ、部分的コヒーレンス処理方式は、動作体験に基づいて予め設定することができ、または収集時間期間に基づいて動的であってもよい。何故なら、コヒーレンスの確率(likelihood)は収集時間期間と共に高まるからである。
[0110] 一旦(M個の)サブディビジョンを有する処理経路が形成されたなら、周波数範囲および時間期間にわたる相関振幅の検索空間がサブディビジョン毎に生成されるまで、各サブディビジョンは、対応する(絶対時間の)基準信号サブディビジョンと、複数回、時間遅延および周波数オフセットの任意の範囲または制約された範囲において相関付けられる(604、607)(米国特許6,876,859号"Method for estimating TDOA and FDOA in a Wireless Location System"(ワイヤレス位置検出システムにおけるTDOAおよびFDOAの推定方法)において詳細に説明されている。この特許をここで引用したことにより、その内容は本願にも含まれるものとする)。
[0111] 完全コヒーレント、即ち、Npath=1の処理経路613では、収集期間全体においてコヒーレンスが想定され、可能な時間オフセット(範囲)および周波数オフセット(ドプラおよびドリフト)にわたって、ローカル信号が時間および周波数がシフトした基準信号602と繰り返し相関付けられて、図4aに示したような、相関振幅、範囲、およびドプラ/ドリフトの三次元検索空間が形成される。
[0112] 各部分的コヒーレンス処理経路614、615では、処理経路604、607の最初の動作は、各部分的コヒーレンス処理経路614、615におけるサブディビジョン毎の相関振幅、範囲、およびドプラ/ドリフト(図4c)の三次元検索空間の形成である。部分的コヒーレンス処理経路毎に、相関振幅の強度(magnitude)を加算する(605、608)。このサブディビジョンの加算によって、処理経路の各々に10log(M)1/2の処理利得が得られる。
[0113] 可変コヒーレント動作の第1段階601および個々のサブディビジョンの相関の強度の加算において形成されるサブディビジョンの独立した相関に対して可能な総利得は、Npath>1の利得を有する処理経路毎に得られ、
Figure 2012500387
となる。
処理経路613、614、615毎に、ワイヤレス位置検出システムは、次に、発生した相関、時間、および周波数マップ(図2bに示したような検索空間マップ)を検索する(603、606、609)ことによって、ローカル受信機における最も早く到達した信号を判定しようとする。相関検索の例には、米国特許6,876,859号"Method for estimating TDOA and FDOA in a Wireless Location System"(ワイヤレス位置検出システムにおけるTDOAおよびFDOAの推定方法)、および米国特許出願第11/953585号、"Detection of Time of Arrival of CDMA signals in a Wireless Communications System"(ワイヤレス通信システムにおけるCDMA信号の到達時刻の検出)における相関検索が含まれる。これらの双方は、TruePosition社が所有する。
[0114] 完全コヒーレント経路613の相関結果を、第1(614)および第2(615)部分的コヒーレンス処理経路の相関結果と比較する(610)。
[0115] 最も高いコヒーレンスを示す処理経路から、受信信号対複製信号の相関結果は、基準信号に対する、ローカルに受信した信号に生ずる時間遅延および周波数オフセット(1つまたは複数)を示す。次いで、これらのTDOA値を用いて、TDOAまたはTDOA/AoA位置推定611を実行する。例えば、米国特許第5,327,144号、"Cellular Telephone Location System"(セルラ電話機位置検出システム)において導入されたLSDアルゴリズム、または米国特許第6,047,192号"Robust Efficient Localization System"(ロバストな効率的位置測定システム)において導入された双曲線基準線方法が用いられる。
[0116] 図7は、前述したような可変コヒーレンス処理方法の別の図、即ち、フローチャートを示す。図示のように、以下のステップを実行する。
ワイヤレス・デバイスからの送信を受信する。
収集期間における送信の離散サンプルを表す第1ディジタル・サンプル集合を発生する。
第1相関プロセスを実行し、前記第1ディジタル・サンプル集合を収集期間において基準と相関付ける。
第2相関プロセスを実行し、サンプル・セグメントの第1集合を前記基準と相関付ける。サンプル・セグメントの第1集合は、m1個のセグメントを含み、m1セグメントの各々は、前記第1ディジタル・サンプル集合の部分集合を含み、m1は1よりも大きい整数であり、前記第2相関プロセスの実行によってm1個の出力を得る。
第2相関プロセスのm1個の出力を非コヒーレントに加算する。
第3相関プロセスを実行し、サンプル・セグメントの第2集合を前記基準と相関付ける。サンプル・セグメントの第2集合はm2個のセグメントを含み、m2個のセグメントの各々は、前記第1ディジタル・サンプル集合の部分集合を含み、m2はm1よりも大きい整数であり、前記第3相関プロセスの実行によって、m2個の出力を得る。
第3相関プロセスのm2個の出力を非コヒーレントに加算する。
第1、第2、および台3相関プロセスの出力を検索して、各出力集合において最も早く到達した信号を特定する。
第1、第2、および第3相関プロセスの出力において特定した、最も早く到達した信号を比較し、前記最も早く到達した信号から1つを選択して、位置検出処理において用いるための到達時刻(TOA)値を決定する。
このTOA値を位置検出処理において用いて、前記ワイヤレス・デバイスの正確な地理的位置を判定する。
結論
[0117] 本発明の真の範囲は、本明細書において開示した、現時点における好適な実施形態に限定されるのではない。したがって、明示的に限定されていると考えられる場合を除いて、以下の特許請求の範囲の保護範囲が、先に説明した具体的な実施形態に限定されることは意図していない。

Claims (4)

  1. ワイヤレス・デバイスの送信の正確な到達時刻(TOA)を判定する方法であって、
    ワイヤレス・デバイスからの送信を受信するステップと、
    収集期間における送信の離散サンプルを表す第1ディジタル・サンプル集合を発生するステップと、
    サンプル・セグメントの第1集合を前記基準と相関付ける第2相関プロセスを実行するステップであって、前記サンプル・セグメントの第1集合が、第1の複数(m1)個のセグメントを含み、これらm1個のセグメントの各々が、前記第1ディジタル・サンプル集合の部分集合を含み、m1が1よりも大きい整数であり、前記第2相関プロセスの実行によってm1個の出力を得る、ステップと、
    第2相関プロセスのm1個の出力を非コヒーレントに加算するステップと、
    サンプル・セグメントの第2集合を前記基準と相関付ける第3相関プロセスを実行するステップであって、前記サンプル・セグメントの第2集合が第2の複数(m2)個のセグメントを含み、これらm2個のセグメントの各々が、前記第1ディジタル・サンプル集合の部分集合を含み、m2がm1よりも大きい整数であり、前記第3相関プロセスの実行によって、m2個の出力を得る、ステップと、
    前記第3相関プロセスのm2個の出力を非コヒーレントに加算するステップと、
    各出力集合において最も早く到達した信号を特定するために、前記第2および第3の相関プロセスの出力を検索するステップと、
    前記第2および第3の相関プロセスの出力において特定した、最も早く到達した信号を比較し、位置検出処理において用いるための到達時刻(TOA)値を決定するために前記最も早く到達した信号から1つを選択するステップと、
    前記ワイヤレス・デバイスの正確な地理的位置を判定するために、前記TOA値を位置検出処理において用いるステップと、
    を含む、方法。
  2. 請求項1記載の方法であって、更に、前記収集期間において前記第1ディジタル・サンプル集合を基準と相関付ける第1相関プロセスを実行するステップを含む、方法。
  3. 複数の位置測定ユニット(LMU)を含むワイヤレス位置検出システム(WLS)であって、少なくとも1つのLMUが、
    ワイヤレス・デバイスの送信を受信する受信機と、
    収集期間における送信の離散サンプルを表す第1ディジタル・サンプル集合を発生する手段と、
    サンプル・セグメントの第1集合を前記基準と相関付ける第2相関プロセスを実行する手段であって、前記サンプル・セグメントの第1集合が、第1の複数(m1)個のセグメントを含み、これらm1個のセグメントの各々が、前記第1ディジタル・サンプル集合の部分集合を含み、m1が1よりも大きい整数であり、前記第2相関プロセスの実行によってm1個の出力を得る、手段と、
    前記第2相関プロセスのm1個の出力を非コヒーレントに加算する手段と、
    サンプル・セグメントの第2集合を前記基準と相関付ける第3相関プロセスを実行する手段であって、前記サンプル・セグメントの第2集合が第2の複数(m2)個のセグメントを含み、これらm2個のセグメントの各々が、前記第1ディジタル・サンプル集合の部分集合を含み、m2がm1よりも大きい整数であり、前記第3相関プロセスの実行によってm2個の出力を得る、手段と、
    前記第3相関プロセスのm2個の出力を非コヒーレントに加算する手段と、
    各出力集合において最も早く到達した信号を特定するために、前記第2および第3の相関プロセスの出力を検索する手段と、
    前記第2および第3の相関プロセスの出力において特定した、最も早く到達した信号を比較し、位置検出処理において用いるための到達時刻(TOA)値を決定するために前記最も早く到達した信号から1つを選択する手段と、
    を含む、ワイヤレス位置検出システム。
  4. 請求項3記載のシステムであって、更に、前記収集期間において前記第1ディジタル・サンプル集合を基準と相関付ける第1相関プロセスを実行する手段を含む、システム。
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