JPH0545409Y2 - - Google Patents

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JPH0545409Y2
JPH0545409Y2 JP496189U JP496189U JPH0545409Y2 JP H0545409 Y2 JPH0545409 Y2 JP H0545409Y2 JP 496189 U JP496189 U JP 496189U JP 496189 U JP496189 U JP 496189U JP H0545409 Y2 JPH0545409 Y2 JP H0545409Y2
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JP
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veneer
roller
coating
coating roller
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  • Belt Conveyors (AREA)
  • Delivering By Means Of Belts And Rollers (AREA)
  • Specific Conveyance Elements (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本考案は、単板用ローラコータ装置に係り、特
に、フイルム、紙、金属薄板等の厚み寸法が数mm
以下の単板の上面に、粘度300〜10000cpsの樹脂
液等の塗液を厚み寸法100μ以下で塗布する場合
に好適な単板用ローラコータ装置に関する。
【従来の技術】
この種の従来の単板用ローラコータ装置として
は、例えば、第3図に示すように構成されてなる
ものがある。この装置は3つの主要部材を備えて
いる。この主要部材の一つ目は、隣接する樹脂液
溜槽25から周面20aに樹脂液23が供給され
て付着され、軸心回りに所定の方向に回転させら
れるコーテイングローラ20である。上記主要部
材の二つ目は、無端のベルト22aが一対のベル
ト車22b,22cに掛けられてなり、単板24
の上面24aに上記コーテイングローラ20を接
触させるように、該単板24を移送するベルトコ
ンベヤ22である。また、上記主要部材の三つ目
は、上記ベルト22aの内側に配置され、かつ、
軸心回りに上記一対のベルト車22b,22cと
同じ方向に回転させられ、上記単板24の下面2
4bの、該単板24の上面24aの上記コーテイ
ングローラ20が接触する部分に対応する部分を
接触支持するバツクアツプローラ21である。
尚、上記コーテイングローラ20、上記ベルトコ
ンベヤ22、及び、上記バツクアツプローラ21
はいずれも装置フレーム(図示せず)に支持され
てる。 上記樹脂液23を上記単板24の上面24aに
塗布する方法は、上記ベルトコンベヤ22による
上記単板24の移送に対して、上記コーテイング
ローラ20の軸心回りの回転がこれを助長するか
又はこれに逆らうかにより2通りに分けられる。
上記コーテイングローラ20の軸心回りの回転方
向が上記単板24の移送を助長する方向である場
合、即ち、該コーテイングローラ20の軸心回り
の回転方向と、上記一対のベルト車22b,22
c及び上記バツクアツプローラ21それぞれの軸
心回りの回転方向との両者が逆である場合を順送
り法と称し、また、上記コーテイングローラ20
の軸心回りの回転方向が上記単板24の移送に逆
らう方向である場合、即ち、上記両者が同じであ
る場合を逆送り法と称する。上記樹脂液23を上
記単板24の上面24aに薄く塗布するには上記
順送り法が用いられ、また、上記樹脂液23を上
記単板24の上面24aに特に厚く塗布するには
上記逆送り法が用いられる。上記逆送り法では、
上記コーテイングローラ20の軸心回りの回転速
度を変えることにより、上記単板24の上面24
aに塗布する上記樹脂液23の厚さ寸法を変える
ことができる。即ち、上記厚さ寸法を小さくする
には、上記コーテイングローラ20の軸心回りの
回転速度を小さくすればよく、逆に、上記厚さ寸
法を大きくするには、上記コーテイングローラ2
0の軸心回りの回転速度を大きくすればよい。
【考案が解決しようとする課題】
ところで、上述の従来の単板用ローラコータ装
置によれば、上記順送り法では、上記コーテイン
グローラ20の軸心回りの回転方向が上記単板2
4の移送を助長する方向であるため、該単板24
が特に薄いものであつても、該単板24を上記コ
ーテイングローラ20と上記バツクアツプローラ
21との間に容易に送り込むことができ、従つ
て、該単板24の上面24aに上記樹脂液23を
塗布することができる。ところが、上記逆送り法
では、上記コーテイングローラ20の軸心回りの
回転方向が上記単板24の移送に逆らう方向であ
るため、上記ベルト22a上を移送される被塗布
材が該ベルト22a上で連続した長尺なシートで
ある場合には、例えば、このシートを該シートの
移送方向側のベルト車の横でローラに巻き取つて
いくことにより、該シートを上記コーテイングロ
ーラ20と上記バツクアツプローラ21との間に
送り込むことができるが、上記被塗布材が上記単
板24である場合には、該単板24が薄いもので
あつても厚いものであつても、該単板24を上記
コーテイングローラ20と上記バツクアツプロー
ラ21との間に送り込む際に、該単板24が押し
戻されてしまうため送り込むことができない。従
つて、上述の従来の単板用ローラコータ装置によ
れば、上記単板24の上面24aに上記樹脂液2
3を薄く塗布するのには該単板24の厚さに関係
なく上記順送り法を用いることができるが、該単
板24の上面24aに上記樹脂液23を特に厚く
塗布するのに上記逆送り法を用いることができな
い。 本考案は上述のごとき問題点に鑑み、これらを
有効に解決すべく創案されたものである。従つ
て、その目的は、単板の厚さに関係なく、逆送り
法により、該単板の上面に塗布する塗液の厚さ寸
法を小さくも大きくもできるようにした単板用ロ
ーラコータ装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段・作用・効果】
本考案に係る単板用ローラコータ装置は、従来
技術の問題点を解決し、その目的を達成するため
に以下のように構成されている。 即ち、塗液を単板の上面に塗布するためのコー
テイングローラと、該コーテイングローラに対向
してその下方に配置され、上記単板を下方より支
持るバツクアツプローラと、上記単板を、上記コ
ーテイングローラと上記バツクアツプローラとの
間を通過させるように該単板を移送する単板移送
手段とを備えた単板用ローラコータ装置におい
て、上記単板移送手段は、上記バツクアツプロー
ラ上に上記単板を供給する単板供給手段と、該単
板を該バツクアツプローラ上から引き出す単板排
出手段とからなり、該単板供給手段と該単板排出
手段とは、それぞれ、上記単板をその上面に載置
して移送するための穴明きエンドレスベルトと、
該各エンドレスベルトの下面側に配置され該各エ
ンドレスベルト上に載置された上記単板を該各エ
ンドレスベルト上に位置決めすべく、該各エンド
レスベルトの穴を通して吸引する吸引手段とを備
え、さらに、上記コーテイングローラを支持する
と共に、該コーテイングローラを上記バツクアツ
プローラに下向きに近付けて上記単板の上面に上
記塗液を塗布するための塗布位置と、上記コーテ
イングローラを上記バツクアツプローラから上向
きに遠ざけて退避させる退避位置との間で上記コ
ーテイングローラを駆動するコーテイングローラ
駆動手段と、上記単板供給手段によつて供給され
る上記単板の前端が上記バツクアツプローラ上に
供給されたとき又はその所定時間後に上記コーテ
イングローラが上記塗布位置に位置付けられるよ
うに、該コーテイングローラを上記退避位置から
下降せしめる一方、上記単板の後端が上記バツク
アツプローラ上に達したとき又は達する所定時間
前に、上記コーテイングローラを上記塗布位置か
ら上記退避位置に上昇せしめるように、上記コー
テイングローラ駆動手段を制御する制御手段とを
備えている。尚、上記構成において、上記穴明き
エンドレスベルトには、網状エンドレスベルトも
含まれることは言うまでもない。 このように構成すれば、上記塗液は上記単板の
上面に次のように塗布される。即ち、まず、上記
単板は、上記単板供給手段を構成する穴明きエン
ドレスベルトの上面に載置され、かつ、上記単板
供給手段を構成する吸引手段により上記穴明きエ
ンドレスベルトの穴を通して吸引されて該穴明き
エンドレスベルト上に位置決めされ、上記バツク
アツプローラに向かつて移送される。その後、上
記単板の前端が、上記単板供給手段を構成する穴
明きエンドレスベルトの上記バツクアツプローラ
に対向する端部にまで達すると、その後は、上記
単板の下面は、該単板の前端側から後端側に向か
つて次第に上記エンドレスベルトより離脱してい
くと共に、上記単板の前端は、上記バツクアツプ
ローラに向かつて近付いていく。一方、上記制御
手段は、上記コーテイングローラ駆動手段を制御
して、上記単板の前端が上記バツクアツプローラ
上に達するか又はその後所定時間だけ経過したと
きに上記コーテイングローラが上記塗布位置に位
置付けられるように、該コーテイングローラを上
記退避位置から下降させる。上記コーテイングロ
ーラが上記塗布位置に位置付けられると、該コー
テイングローラが上記単板の上面に接触すると共
に、該単板の下面が上記バツクアツプローラに支
持されて、上記単板の上面への上記塗液の塗布が
開始される。その後、上記単板が、上記コーテイ
ングローラと上記バツクアツプローラとの間に挟
まれながら、上記単板供給手段を構成する穴明き
エンドレスベルトによつてさらに移送されると、
上記単板の前端は上記単板排出手段を構成する穴
明きエンドレスベルトの上記コーテイングローラ
に対向する端部に達する。その後、上記単板は、
該単板の前端側から後端側に向かつて次第に上記
単板排出手段を構成する穴明きエンドレスベルト
上に載置させられていくと共に、上記単板排出手
段を構成する吸引手段により上記穴明きエンドレ
スベルトの穴を通して吸引されて該穴明きエンド
レスベルト上に位置決めされ、上記バツクアツプ
ローラから遠ざかる方向に移送される。その後、
上記単板の後端が上記バツクアツプローラ上に達
したときか又は達する所定時間だけ前に、上記制
御手段が上記コーテイングローラ駆動手段を制御
して、上記コーテイングローラを上記塗布位置か
ら上記退避位置にまで上昇させる。これにより、
上記コーテイングローラが上記単板の上面から離
れて、該単板の上面への上記塗液の塗布が終了す
る。これにより、上記塗液が上記単板の上面の所
定範囲にわたつて塗布される。 上記構成によれば、上記コーテイングローラの
軸心回りの回転方向が上記単板供給手段及び上記
単板排出手段による上記単板の移送を助長する方
向である場合だけでなく、上記回転方向が上記単
板の移送に逆らう方向である場合にも、上記単板
は、上記単板供給手段及び上記単板排出手段を構
成する各穴明きエンドレスベルト上に載置され、
かつ、位置決めされて移送されるため、上記単板
が薄いものであつても厚いものであつても、該単
板は、押し戻されることなく、上記コーテイング
ローラと上記バツクアツプローラとの間に容易に
送り込まれる。従つて、上記構成によれば、上記
単板の厚さ寸法に関係なく逆送り法を用いること
ができ、故に、該逆送り法により、上記単板の上
面に塗布する塗液の厚さ寸法を小さくも大きくも
できる。 また、上記構成によれば、上記コーテイングロ
ーラを上記塗布位置と上記退避位置との間で駆動
するコーテイングローラ駆動手段と、該コーテイ
ングローラ駆動手段を制御する制御手段とを備え
ているため、上記単板の上面の所定範囲にだけ上
記塗液を塗布することができる。 また、上記構成によれば、上記単板移送手段は
上記単板供給手段と上記単板排出手段とからな
り、これらは、上記コーテイングローラの下方に
配置される上記バツクアツプローラを挟むように
配置される。従つて、上記各穴明きエンドレスベ
ルトは、上記コーテイングローラの下方には配置
されない。しかも、上記構成によれば、上記単板
の上面への上記塗液の塗布が終了した後は、上記
コーテイングローラは、上記コーテイングローラ
駆動手段に駆動され、上記バツクアツプローラか
ら上方に遠ざけられて上記退避位置に退避させら
れる。このため、互いに所定間隔寸法だけ離され
て上記単板供給手段及び上記単板排出手段によつ
て移送される複数の単板の上面に、上記塗液を連
続的に塗布する場合でも、一つの単板が上記バツ
クアツプローラ上から排出されてから次の単板が
該バツクアツプローラ上に供給されるまでに、上
記コーテイングローラの周面に付着された塗液
が、上記各穴明きエンドレスベルトに付着するこ
とも、また、上記バツクアツプローラに付着する
こともない。ところで、従来の技術の項で述べた
ように、従来の単板用ローラコータ装置において
は、コーテイングローラの直下にはベルトコンベ
ヤのベルトが存在していた。しかも、従来の単板
用ローラコータ装置においては、コーテイングロ
ーラとバツクアツプローラとの間の間隔寸法を変
えることができるような駆動手段は設けられてお
らず、コーテイングローラの下端部とバツクアツ
プローラの上端部との間には常にごくわずかな間
隔寸法しかなかつた。このため、複数の単板の上
面に上記塗液を連続的に塗布する場合には、一つ
の単板が上記バツクアツプローラ上から排出され
てから次の単板が該バツクアツプローラ上に供給
されるまでに、上記ベルトに、上記コーテイング
ローラの周面に付着した塗液が付着するという問
題があつた。このため従来においては上記ベルト
を清掃する必要があり、このような清掃は困難で
ありまた面倒であつた。ところが、上記構成によ
れば、上記各穴明きエンドレスベルトにも上記バ
ツクアツプローラにも上記塗液が付着することが
ないため、このような清掃を行う必要はない。 上記構成において、上記単板の上記単板移送手
段による移送方向、及び、上記バツクアツプロー
ラの軸心回りの回転方向をそれぞれ正逆両方向に
変更する正逆変更手段を設けることが好ましい。
このように構成すれば、上記コーテイングローラ
の軸心回りの回転が、上記単板移送手段による上
記単板の移送を助長するようにも逆らうようにも
できる。従つて、このように構成すれば、順送り
法によつても逆送り法によつても、上記単板の上
面に上記塗液を塗布することができる。 また、上記構成において、上記単板供給手段及
び上記単板排出手段は、それぞれ、それらの上記
各エンドレスベルトが上記バツクアツプローラに
接近した位置において、上記単板を載置して該バ
ツクアツプローラに近付く方向へ又は該バツクア
ツプローラから遠ざかる方向に、かつ水平に、上
記単板を移送する水平部と、該各水平部より前進
側又は後続側の部分とが鋭角をなすように、上記
各エンドレスベルトを曲折案内する案内部材を備
えることが好ましい。このように構成すれば、上
記単板供給手段を構成する穴明きエンドレスベル
トの水平部と該水平部より前進側の部分とが鋭角
をなす一方、上記単板排出手段を構成する穴明き
エンドレスベルトの水平部と該水平部より後続側
の部分とが鋭角をなす。このため、上記前進側の
部分と上記後続側の部分とが、それぞれ、上記バ
ツクアツプローラの周面に大略沿うように、上記
単板供給手段と上記単板排出手段とを互いに近付
けて配置することができる。このようにすれば、
上記単板を上記単板供給手段側から上記単板排出
手段側に確実に渡して移送することができる。 また、上記構成において、上記各吸引手段は吸
気箱を備え、該各吸気箱が上記各案内部材を兼ね
るようにすることが好ましい。このように構成す
れば、上記吸引箱と上記案内部材とを別々に設け
る必要がない。
【実施例】
以下に、本考案に係る単板用ローラコータ装置
の好適な実施例について第1〜第2図を参照して
説明する。 第1図は本考案の一実施例に係る単板用ローラ
コータ装置の正面図である。尚、この図において
は、装置フレームAの下端部を部分的に破断して
いる。本実施例に係る単板用ローラコータ装置
は、フイルム、紙、金属薄板等の厚み寸法が大略
数mm以下の複数の単板7の上面に、粘度大略300
〜10000cpsの樹脂液等の塗液を厚み寸法大略
100μ以下で連続的に塗布するのに適したもので
ある。 本実施例に係る単板用ローラコータ装置は、そ
の主要部材として、該装置の最上部に配置された
コーテイングローラ1と、該コーテイングローラ
1に対向してその直下に配置されたバツクアツプ
ローラ2と、該バツクアツプローラ2を挟んで該
バツクアツプローラ2に近接して配置された一対
の単板移送手段3,4とを備えている。 上記コーテイングローラ1は、基端部が固定マ
ウント45の支点軸45aの回りに回動可能に連
結された回動アーム9に軸支されている。上記コ
ーテイングローラ1の周面1aには、上記回動ア
ーム9に固定されかつ上記コーテイングローラ1
に隣接する樹脂液溜槽12から、上記樹脂液8が
供給されて付着される。尚、上記固定マウントは
装置フレームAに固定されている。 ここで、上記コーテイングローラ1を上下方向
に駆動する上記コーテイングローラ駆動手段につ
いて述べる。第1及び第2図から分かるように、
上記回動アーム9の先端部でかつ該回動アーム9
の幅方向の両端部には、それぞれ、下端部におね
じが切つてある二つのねじ部材38,38が、該
回動アーム9に対して軸心回りに回転可能に取り
付けられている。また、これらの二つのねじ部材
38,38の下方においては、それぞれ、上端部
に盲穴が形成され該盲穴の周面に各ねじ部材38
のおねじに螺合するめねじが切つてあるピストン
ロツド10a,10aを有する二つの空気シリン
ダ10,10が、上記装置フレームに固定されて
いる。各空気シリンダ10は、2本の通気管4
3,44を介して、制御回路13に開閉制御され
る電磁弁14に連結されている。上記各ねじ部材
38の下端部は上記各ピストンロツド10aの盲
穴にねじ込まれ、そのねじ込み量は、上記コーテ
イングローラ1の下端部と上記バツクアツプロー
ラ2の上端部との間隔寸法が上記単板7の厚み寸
法と大略同じになるように調節される。上記各ね
じ部材38の下端部が上記各ピストンロツド10
aの盲穴にねじ込まれると、上記回動アーム9は
上記固定マウント45の支点軸45aの回りに回
動可能であるため、上記二つの空気シリンダ1
0,10が作動することにより、上記コーテイン
グローラ1は、上記バツクアツプローラ2に下方
に近付けられて上記単板7の上面7aに樹脂液8
を塗布するための塗布位置(第1図に示す位置)
と、上記コーテイングローラ1が上記バツクアツ
プローラ2から上方に遠ざけられて退避させられ
る退避位置との間で駆動される。即ち、上記二つ
の空気シリンダ10,10が作動して上記ピスト
ンロツド10a,10aが上昇すると、それにと
もなつて回動アーム9に軸支された上記コーテイ
ングローラ1は上昇し、逆に、上記二つの空気シ
リンダ10,10が作動して上記ピストンロツド
10a,10aが下降すると、それにともなつて
上記コーテイングローラ1は下降する。従つて、
本実施例においては、上記空気シリンダ10,1
0、上記ねじ部材38,38、上記回動アーム
9、及び、上記固定マウント45が上記コーテイ
ングローラ駆動手段を構成する。 また、上記コーテイングローラ1は、原動モー
タ15により、変速機16、減速機17、及び、
上記支点軸9cの回りに回転可能なプーリ39を
介して、第1図中の反時計回りの方向に軸心回り
に回転させられ、上記塗布位置において、上記単
板7の上面7aに接触させられて該単板7の上面
7aに上記樹脂液8を塗布する。 上記バツクアツプローラ2は、上記装置フレー
ムに回転可能に軸支され、上記樹脂液8が上記単
板7の上面7aに塗布されるとき、上記単板7の
下面7bの、該単板7の上面7aの上記コーテイ
ングローラ1が接触する部分に対応する部分を接
触支持する。 第1及び第2図に示すように、上記バツクアツ
プローラ2には上記原動モータ15の回転が次の
ように伝わるようになつている。即ち、上記原動
モータ15の回転は、まず、上記変速機16及び
上記減速機18を介して、上記装置フレームに回
転可能に軸支された第1中間軸31に伝わり、該
第1中間軸31は第1図中で反時計回りに回転す
る。また、この第1中間軸31の回転は、該第1
中間軸31に固定されたプーリ33及び歯車36
によつて、それぞれ、上記装置フレームに回転可
能に軸支された第2中間軸30に対して回転可能
に外嵌させられたプーリ32及び歯車37に伝わ
る。こうして、上記第2中間軸30に外嵌させら
れたプーリ32は上記第1中間軸31と同じ方向
に回転させられる一方、上記第2中間軸30に外
嵌させられた歯車37は上記第1中間軸31と逆
方向に回転させられる。ところで、上記第2中間
軸30には、該第2中間軸30に対して、回転不
可能でかつ軸方向沿いに移動可能であり、上記第
2中間軸30に外嵌させられたプーリ32及び歯
車37それぞれに対向する側にかみ合い面35
a,35bを有するかみ合いクラツチ35が外嵌
させられている。このかみ合いクラツチ35が上
記第2中間軸30に外嵌させられたプーリ32側
に移動させられて、該かみ合いクラツチ35の一
方のかみ合い面35aが、これとかみ合うかみ合
い面40aを有し、上記プーリ32に固定されて
該プーリ32と共に回転する連結部材40の該か
み合い面40aにかみ合うと、上記プーリ32の
回転が上記第2中間軸30に伝わり、さらにその
回転は上記バツクアツプローラ2にまで伝わる。
従つて、上記バツクアツプローラ2は第1図中で
反時計回りに回転する。一方、上記かみ合いクラ
ツチ35が上記第2中間軸30に外嵌させられた
歯車37側に移動して、該かみ合いクラツチ35
の他方のかみ合い面35bが、これとかみ合うか
み合い面41aを有し、上記歯車37に固定され
て該歯車37と共に回転する連結部材41の該か
み合い面41aにかみ合うと、上記歯車37の回
転が上記第2中間軸30に伝わり、さらにその回
転は上記バツクアツプローラ2にまで伝わる。従
つて、上記バツクアツプローラ2は第1図中で時
計回りに回転する。このようにして上記バツクア
ツプローラ2には上記原動モータ15の回転が伝
わり、該バツクアツプローラ2は、第1図中で時
計回りにも反時計回りにも回転することができ
る。 次に、上記単板移送手段3,4について述べ
る。上記一対の単板移送手段3,4は、上記単板
7を、上記コーテイングローラ1と上記バツクア
ツプローラ2との間を通過させるように該単板7
を移送するものであり、上記バツクアツプローラ
2上に上記単板7を供給する単板供給手段3と、
該単板7を該バツクアツプローラ2上から引き出
す単板排出手段4とからなつている。これらの単
板供給手段3及び単板排出手段4においては、そ
れぞれ、大略全幅にわたつてかつ全周にわたつて
多数の貫通穴3b,…,3b,4b,…,4bを
有する上記穴明きエンドレスベルト3a,4aが
循環させられ、上記単板7は、該各エンドレスベ
ルト3a,4a上に載置されて移送される。各穴
明きエンドレスベルト3a,4aは、第1図にお
いて、大略三角形状に配置された、該各エンドレ
スベルト3a,4aを駆動する駆動ローラ3c,
4cと、上記吸引手段を構成する吸気箱5,6
と、アイドルローラ3d,4dとを取り巻くよう
に掛けられている。また、上記各駆動ローラ3
c,4cと上記各アイドルローラ3d,4dとの
中間には、上記各エンドレスベルト3a,4aが
弛んだときに、該各エンドレスベルト3a,4a
の弛みをなくすように、上記装置フレームに可動
かつ回転可能に軸支されたベルト張力調整用ロー
ラ3e,4eが配置されている。 上記各駆動ローラ3c,4cは、装置底Bから
上記バツクアツプローラ2と大略同じ高さに、か
つ、第1図中で左右両端部即ち装置長手方向の両
端部に上記装置フレームに回転可能に軸支されて
いる。上記単板供給手段3を構成する駆動ローラ
3cには、上記バツクアツプローラ2及びプーリ
42を介して上記第2中間軸30の回転が伝わ
り、また、上記単板排出手段4を構成する駆動ロ
ーラ4cには、直接上記第2中間軸30の回転が
伝わるようになつている。従つて、上記各駆動ロ
ーラ3c,4cは、いずれも、上記バツクアツプ
ローラ2と同じ方向に回転するようになつてい
る。 上記各吸気箱5,6は、上記バツクアツプロー
ラ2を挟んで該バツクアツプローラ2に近接して
上記装置フレームに固定され、大略水平な上端面
5b,6bを有し、上記バツクアツプローラ2に
対向する頂部5a,6aの該バツクアツプローラ
2の軸心に垂直な方向の断面形状が大略三角形状
である。また、上記各吸気箱5,6は、それぞ
れ、接続口5e,6eにおいて、該各吸気箱5,
6と共に上記吸引手段を構成する吸込送風機(図
示せず)に接続されている。また、上記各吸気箱
5,6の上端面5b,6bの上記バツクアツプロ
ーラ2に対向する端部には吸込口5c,6cが形
成され、該各吸込口5c,6c、及び、該各吸込
口5c,6cの上方にある上記各穴明きエンドレ
スベルト3a,4aの貫通穴3b,…,3b,4
b,…,4bを通して、上記吸込送風機の吸引力
が各吸込口5c,6cの上方を移送される上記単
板7の下面7bに伝わる。従つて、上記単板7の
下面7bは上記各吸込口5c,6c側に吸引さ
れ、該単板7は上記各エンドレスベルト3a,4
aに位置決めされて移送される。 上記各エンドレスベルト3a,4aは、上記バ
ツクアツプローラ2に接近した位置において、上
記各吸気箱5,6の頂部5a,6aによつて、上
記バツクアツプローラ2に近付く方向へ又は該バ
ツクアツプローラ2から遠ざかる方向に、かつ水
平に、上記単板7を移送する水平部3f,4f
と、該各水平部3f,4fより前進側又は後続側
の部分3g,gとが鋭角をなすように、曲折案内
される。従つて、上記各吸気箱5,6は、上記吸
込送風機と共に上記吸引手段を構成すると同時
に、上記案内部材をも構成している。 上記各アイドルローラ3d,4dは、上記各吸
気箱5,6の頂部5a,6aの上記上端面5b,
6bに対して鋭角をなして屈曲する面5d,6d
に大略平行な方向に、かつ、上記各駆動ローラ3
c,4cの大略下方に、上記装置フレームに回転
可能に軸支される。 次に、上記制御手段について述べる。上記各穴
明きエンドレスベルト3a,4aの上方には、上
記制御回路13に接続され、該各エンドレスベル
ト3a,4a上を移送される上記単板7の前端7
c及び後端7dを検出するための光学センサ1
1,12が配置されている。この光学センサ1
1,12が上記単板7の前端7c及び後端7dを
検出すると、上記制御回路13が作動し、該制御
回路13は上記単板7の長さ寸法を算出する。上
記制御回路13はこの長さ寸法をもとに、上記電
磁弁14,14を開閉制御して上記空気シリンダ
10,10を作動させる。即ち、上記制御回路1
3は、上記単板7の前端7cが所定位置に達した
ときに、上記空気シリンダ10,10を作動させ
て上記ピストンロツド10a,10aを下降さ
せ、上記単板7の前端7cが上記バツクアツプロ
ーラ2の上端部に達したときに上記コーテイング
ローラ1が上記塗布位置にまで下降するように制
御する。また、その後、上記単板7の後端7dが
上記バツクアツプローラ2の上端部を通過したと
きに、上記空気シリンダ10,10を作動させて
上記ピストンロツド10a,10aを上昇させ、
上記コーテイングローラ1を上記塗布位置から上
記退避位置に向かつて上昇させるよう制御する。
従つて、本実施例においては、上記光学センサ1
1,12、上記制御回路13、及び、上記電磁弁
14が上記制御手段を構成する。 本実施例に係る単板用ローラコータ装置によれ
ば、逆送り法により、上記単板7の上面7aに上
記樹脂液8が以下のように塗布される。 上述したように、上記かみ合いクラツチ35を
上記第2中間軸30に外嵌させられたプーリ32
に近付けて、該かみ合いクラツチ35のかみ合い
面35aを上記連結部材40のかみ合い面40a
にかみ合わせると、上記第2中間軸30は反時計
回りに回転する。そうすると、上記バツクアツプ
ローラ2、及び、上記各駆動ローラ3c,4c
は、いずれも、上記コーテイングローラ1と同様
に反時計回りに回転するため、上記コーテイング
ローラ1は、上記各エンドレスベルト3a,4a
による上記単板7の移送に逆らうように回転し、
これにより上記逆送り法が可能となる。 この状態で、まず、上記各ねじ部材38,38
の上記各ピストンロツド10a,10aに対する
ねじ込み量を調節し、上記コーテイングローラ1
の下端部と上記バツクアツプローラ2の上端部と
の間隔寸法を上記単板7の厚さ寸法に大略同じに
する。次に、上記単板7を上記単板供給手段3を
構成する穴明きエンドレスベルト3a上の第1図
中の右端部に載せると、上記単板7は、上記バツ
クアツプローラ2に向かつて上記エンドレスベル
ト3a上を移送される。その際、上記単板7の前
端7c及び後端7dが上記エンドレスベルト3a
の上方に配置された光学センサ11により検出さ
れ、これにより上記制御回路13で上記単板7の
長さ寸法が算出される。上記単板7の前端7cが
上記光学センサ11により検出されたのち、所定
時間だけ経過すると、上記制御回路13は上記電
磁弁14,14を制御して、上記空気シリンダ1
0,10のピストンロツド10a,10aを下降
させ、上記コーテイングローラ1を上記退避位置
から上記塗布位置に向かつて下降させる。上記単
板7の前端7cが上記単板供給手段3を構成する
吸気箱5の吸込口5cの上方にまで達した後は、
上記吸込送風機の吸引力が、吸込口5c及び該吸
込口5cの上方に位置する上記エンドレスベルト
3aの貫通穴3b,…,3bを通して、上記単板
7の下面7bに伝わり、該単板7は、吸込口5c
側に吸引され、上記エンドレスベルト3aに対し
て位置決めされて移送される。その後、上記単板
7の前端7cが、上記単板供給手段3を構成する
穴明きエンドレスベルト3aの上記バツクアツプ
ローラ2に対向する端部にまで達すると、その後
は、上記単板7の下面7bは、該単板7の前端側
から後端側に向かつて次第に上記エンドレスベル
ト3aより離脱していくと共に、上記単板7の前
端7cは、上記バツクアツプローラ2に向かつて
近付いていく。その後、上記単板7の前端7cが
上記バツクアツプローラ2上に達すると、上記塗
布位置にある上記コーテイングローラ1が上記単
板7の上面7aに接触すると共に、該単板7の下
面7bが上記バツクアツプローラ2に支持され
て、上記単板7の上面7aへの上記樹脂液8の塗
布が開始される。その後、上記単板7が、上記コ
ーテイングローラ1と上記バツクアツプローラ2
との間に挟まれながら、上記単板供給手段3を構
成する穴明きエンドレスベルト3aによつてさら
に移送されると、上記単板7の前端7cは上記単
板排出手段4を構成する穴明きエンドレスベルト
4aの上記コーテイングローラ2に対向する端部
に達する。その後、上記単板7は、該単板7の前
端側から後端側に向かつて次第に上記単板排出手
段4を構成する穴明きエンドレスベルト4a上に
載置させられていく。その後、上記単板7の前端
7cが上記単板排出手段6を構成する吸気箱6の
吸込口6cの上方にまで達すると、上記吸込送風
機の吸引力が、吸込口6c及び該吸込口6cの上
方に位置する上記エンドレスベルト4aの貫通穴
4b,…,4bを通して、上記単板7の下面7b
に伝わり、該単板7は、吸込口6c側に吸引さ
れ、上記エンドレスベルト4aに対して位置決め
され、上記バツクアツプローラから遠ざかる方向
に移送される。その後、上記単板7の後端7dが
上記バツクアツプローラ2上に達すると、上記制
御手段13が上記電磁弁14,14を制御して、
上記空気シリンダ10,10のピストンロツド1
0a,10aを上昇させ、上記コーテイングロー
ラ1を上記塗布位置から上記退避位置に向かつて
上昇させる。これにより、上記単板7の上面7a
への上記樹脂液8の塗布が終了し、上記樹脂液8
が上記単板7の上面7a全体にわたつて塗布され
たことになる。 上記においては、上記樹脂液8を上記単板7の
上面7aに塗布するのに、逆送り法を用いている
ため、上記コーテイングローラ1の軸心回りの回
転速度を大きくすることにより、上記単板7の上
面7aに塗布する樹脂液8の厚さ寸法を大きくす
ることができ、また、上記コーテイングローラ1
の軸心回りの回転速度を小さくすることにより、
上記単板7の上面7aに塗布する上記樹脂液8の
厚さ寸法を小さくすることができる。 本実施例に係る単板用ローラコータ装置によれ
ば、上記単板7は、上記各穴明きエンドレスベル
ト3a,4a上に載置され、かつ、位置決めされ
て移送されるため、たとえ、上記単板7が特に薄
いものであつても、該単板7は、変形することな
く、上記コーテイングローラ1と上記バツクアツ
プローラ2との間に容易に送り込まれる。従つ
て、本実施例に係る単板用ローラコータ装置によ
れば、上記単板7の厚さ寸法に関係なく逆送り法
を用いることができ、故に、該逆送り法により、
上記単板7の上面7aに塗布する樹脂液8の厚さ
寸法を小さくも大きくもできる。 本実施例に係る単板用ローラコータ装置によれ
ば、上記単板移送手段は上記単板供給手段3と上
記単板排出手段4とからなり、これらは、上記コ
ーテイングローラ1の下方に配置される上記バツ
クアツプローラ2を挟むように配置される。従つ
て、上記各穴明きエンドレスベルト3a,4a
は、上記コーテイングローラ1の下方には配置さ
れない。しかも、本実施例に係る単板用ローラコ
ータ装置によれば、上記単板7の上面7aへの上
記樹脂液8の塗布が終了した後は、上記コーテイ
ングローラ1は、上記コーテイングローラ駆動手
段9,10,10,38,38,45に駆動さ
れ、上記バツクアツプローラ2から上方に遠ざけ
られて上記退避位置に退避させられる。このた
め、互いに所定間隔寸法だけ離されて上記単板供
給手段3及び上記単板排出手段4によつて移送さ
れる複数の単板7,…,7の上面に、上記樹脂液
8を連続的に塗布する場合でも、一つの単板7が
上記バツクアツプローラ2上から排出されてから
次の単板7が該バツクアツプローラ2上に供給さ
れるまでに、上記コーテイングローラ1の周面1
aに付着された樹脂液8は、上記各穴明きエンド
レスベルト3a,4aに付着することはない。 また、本実施例に係るローラコータ装置によれ
ば、上記各穴明きエンドレスベルト3a,4aの
上記バツクアツプローラ2に対向する端部は、上
記各吸気箱5,6の頂部5a,6aによつて案内
されるため、上記単板供給手段3を構成する穴明
きエンドレスベルト3aの水平部3fと該水平部
3fより前進側の部分3gとが鋭角をなす一方、
上記単板排出手段4を構成する穴明きエンドレス
ベルト4aの水平部4fと該水平部4fより後続
側の部分4gとが鋭角をなす。このため、第1図
から分かるように、上記前進側の部分3gと上記
後続側の部分4gとが、それぞれ、上記バツクア
ツプローラ2の周面に大略沿うように、上記単板
供給手段3と上記単板排出手段4とを互いに近付
けて配置することができる。それ故、本実施例に
よれば、上記単板7を上記単板供給手段側から上
記単板排出手段側に確実に渡して移送することが
できる。 また、本実施例に係る単板用ローラコータ装置
によれば、上記各吸気箱5,6が上記各案内部材
を兼ねているため、該各吸引箱5,6と該各案内
部材とを別々に設ける必要がない。 上述の説明においては、逆送り法により、上記
単板7の上面7aに上記樹脂液8を塗布する場合
を示したが、順送り法によつても同様に該単板7
の上面7aに該樹脂液8を塗布することができ
る。この順送り法を可能にするには、上記かみ合
いクラツチ35を上記第2中間軸30に外嵌させ
られた歯車37に近付けて、該かみ合いクラツチ
35のかみ合い面35bを上記連結部材41のか
み合い面41aにかみ合わせて、上記バツクアツ
プローラ2、及び、上記各駆動ローラ3c,4c
を、いずれも、第1図中で時計回りに回転させれ
ばよい。この場合には、第1図中で上記バツクア
ツプローラ2の左側に位置する単板移送手段は単
板供給手段となる一方、上記バツクアツプローラ
2の右側に位置する単板移送手段は単板排出手段
となる。 本考案は上述の実施例にのみ限定されるもので
はなく、その他種々の態様で実施される。例え
ば、上述の実施例においては、上記樹脂液8を上
記単板7の上面7a全体にわたつて塗布するよう
にしたが、上記制御回路13による制御の仕方を
変更することにより、上記コーテイングローラ1
の下降時期を上述の実施例より遅らせたり、ある
いは、該コーテイングローラ1の上昇時期を早め
たりすることにより、上記単板7の上面7aの所
望の範囲にわたつて上記樹脂液8を塗布すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例に係る単板用ローラ
コータ装置の装置フレームが一部破断された状態
を示す正面図、第2図は上記単板用ローラコータ
装置の右側面図、第3図は従来の単板用ローラコ
ータ装置の概略正面図である。 1……コーテイングローラ、2……バツクアツ
プローラ、3,4……単板移送手段(単板供給手
段、単板排出手段)、3a,4a……穴明きエン
ドレスベルト、3f,4f……穴明きエンドレス
ベルトの水平部、3g,4g……水平部より前進
側又は後続側の部分、5,6……吸気箱、7……
単板、7a……単板の上面、7b……単板の下
面、7c……単板の前端、7d……単板の後端、
8……塗液、9,10,38,45……コーテイ
ングローラ駆動手段、11,12,13,14…
…制御手段。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 塗液8を単板7の上面7aに塗布するための
    コーテイングローラ1と、該コーテイングロー
    ラ1に対向してその下方に配置され、上記単板
    7を下方より支持するバツクアツプローラ2
    と、上記単板7を、上記コーテイングローラ1
    と上記バツクアツプローラ2との間を通過させ
    るように該単板7を移送する単板移送手段3,
    4とを備えた単板用ローラコータ装置におい
    て、 上記単板移送手段3,4は、上記バツクアツ
    プローラ2上に上記単板7を供給する単板供給
    手段3と、該単板7を該バツクアツプローラ2
    上から引き出す単板排出手段4とからなり、該
    単板供給手段3と該単板排出手段4とは、それ
    ぞれ、上記単板7をその上面に載置して移送す
    るための穴明きエンドレスベルト3a,4a
    と、該各エンドレスベルト3a,4aの下面側
    に配置されて該各エンドレスベルト3a,4a
    上に載置された上記単板7を該各エンドレスベ
    ルト3a,4a上に位置決めすべく、該各エン
    ドレスベルト3a,4aの穴を通して吸引する
    吸引手段とを備え、 さらに、上記コーテイングローラ1を支持す
    ると共に、該コーテイングローラ1を上記バツ
    クアツプローラ2に下向きに近付けて上記単板
    7の上面7aに上記塗液8を塗布するための塗
    布位置と、上記コーテイングローラ1を上記バ
    ツクアツプローラ2から上向きに遠ざけて退避
    させる退避位置との間で上記コーテイングロー
    ラ1を駆動するコーテイングローラ駆動手段
    9,10,38,45と、 上記単板供給手段3によつて供給される上記
    単板7の前端7cが上記バツクアツプローラ2
    上に供給されたとき又はその所定時間後に上記
    コーテイングローラ1が上記塗布位置に位置付
    けられるように、該コーテイングローラ1を上
    記退避位置から下降せしめる一方、上記単板7
    の後端7dが上記バツクアツプローラ2上に達
    したとき又は達する所定時間前に、上記コーテ
    イングローラ1を上記塗布位置から上記退避位
    置に上昇せしめるように、上記コーテイングロ
    ーラ駆動手段9,10,38,45を制御する
    制御手段11,12,13,14とを備えたこ
    とを特徴とする単板用ローラコータ装置。 (2) 上記単板7の上記単板移送手段3,4による
    移送方向、及び、上記バツクアツプローラ2の
    軸心回りの回転方向をそれぞれ正逆両方向に変
    更する正逆変更手段を備えた請求項1記載の単
    板用ローラコータ装置。 (3) 上記単板供給手段3及び上記単板排出手段4
    は、それぞれ、それらの上記各エンドレスベル
    ト3a,4aが上記バツクアツプローラ2に接
    近した位置において、上記単板7を載置して該
    バツクアツプローラ2に近付く方向へ又は該バ
    ツクアツプローラ2から遠ざかる方向に、かつ
    水平に、上記単板7を移送する水平部3f,4
    fと、該各水平部3f,4fより前進側又は後
    続側の部分3g,4gとが鋭角をなすように、
    上記各エンドレスベルト3a,4aを曲折案内
    する案内部材を備える請求項1記載の単板用ロ
    ーラコータ装置。 (4) 上記各吸引手段は吸気箱5,6を備え、該各
    吸気箱5,6が上記各案内部材を兼ねる請求項
    3記載の単板用ローラコータ装置。
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