JPH0545396Y2 - - Google Patents

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JPH0545396Y2
JPH0545396Y2 JP1988112223U JP11222388U JPH0545396Y2 JP H0545396 Y2 JPH0545396 Y2 JP H0545396Y2 JP 1988112223 U JP1988112223 U JP 1988112223U JP 11222388 U JP11222388 U JP 11222388U JP H0545396 Y2 JPH0545396 Y2 JP H0545396Y2
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JP
Japan
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flat
flat plate
exhaust gas
metal carrier
plates
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は自動車の排気ガス浄化用触媒構造に関
し、特に、ハニカム構造の担体を有する排気ガス
浄化用触媒構造に関する。
(従来の技術) 上記の排気ガス浄化用触媒構造においては、従
来セラミツク製の担体が使用されてきたが、この
セラミツク製担体よりも温度上昇が早く、コスト
的にも有利であるため、近時は特開昭62−171752
号公報に例示されるようなメタル担体を有する排
気ガス浄化用触媒構造が提案されている。
このメタル担体は金属製の平板と波板とを重ね
てスパイラル状に巻回することによりハニカム構
造を形成したものであつて、第9図及び第10図
に示す円形断面のラウンドタイプと、第11図及
び第12図に示す長円形断面のオーバルタイプと
が知られている。ラウンドタイプは波板bの巻回
始端部が平面状であつて、メタル担体の中心部で
は第10図に示すように波板bの平面状の巻回始
端部と平板aとを重ねて巻回している。また、オ
ーバルタイプは波板bの凸部同志が当接するのを
避けるために、平板aの背面同志が当接する方向
に巻き始められている。
(考案が解決しようとする課題) メタル担体に触媒成分用の担体、例えばアルミ
ナを付着するためには、メタル担体をアルミナの
スラリー液に浸漬してウオツシユコートするのが
通常である。
ところが、上記従来のメタル担体の中心部にお
いては、平面状の部分同志が近接もしくは当接し
ているので、板同志の隙間が極めて小さい。この
ようなメタル担体をアルミナのスラリー液に浸漬
すると、板同志の間にもスラリー液が浸入し、メ
タル担体の中心部に異常に厚いアルミナの層がで
きてしまう。その結果、排気ガスが通過してもメ
タル担体の中心部の温度が上昇し難いために触媒
反応の活性化が阻害されると共に、背圧が上昇す
るという問題が生じる。
上記に鑑みて本考案は、メタル担体の中心部に
おいても触媒反応の活性化が良好に行われると共
に背圧の上昇を招くことがない排気ガス浄化用触
媒構造を提供することを目的とする。
(課題を解決するための手段) 上記の課題を解決するため本考案は、平板の巻
回始端部に突起部を設けることにより、平板同士
又は平板と波板の平面部とが当接するのを阻止す
るものである。
具体的に本考案が講じた解決手段は、互いに別
体に形成され且つ互いに重ねられた平板と波板と
がスパイラル状に巻回されてなるハニカム構造の
メタル担体を備えた排気ガス浄化用触媒構造を対
象とし、上記平板の巻回始端部に該平板と一体に
形成され、上記平板同士の当接又は上記平板と上
記波板の平面部との当接を阻止する突起部を備え
ている構成とするものである。
(作用) 上記の構成により、メタル担体を構成する平板
の巻回始端部に、平板同士の当接又は平板と波板
の平面部との当接を阻止する突起部が設けられて
いるので、メタル担体の中心部において平面状の
板同士が当接しないので、該メタル担体の中心部
に触媒成分担体の異常に厚い層ができない。
また、上記突起部が平板と一体に形成されてい
るため、互いに重ねられた平板と波板とをスパイ
ラル状に巻回していく過程において波板が巻回終
端部側に引つ張られることにより、波板が平板に
対してずれてしまい平板同士が巻回されることに
なつたり又は波板の波形状が潰れることになつて
も、平面状の板同士の当接は確実に避けることが
できる。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明す
る。
第1図は本考案に係るオーバルタイプの排気ガ
ス浄化用触媒Aの中心部の断面構造を示し、第2
図はその一部分の拡大断面構造を示す。符号1は
この排気ガス浄化用触媒Aを構成するメタル担体
であつて、このメタル担体1は厚さ50μmの金属
製の平板11と同じ材料よりなる波板12とが重
ねられてスパイラル状に巻回されることによりハ
ニカム構造が形成されている。
平板11の巻回始端部11aにおいて波板12
が当接している面の反対側の面には、山型断面を
した突起部13が複数個設けられている。これに
より、平板11の巻回始端部11aと中間部11
bとの間には波板12及び突起部13が介在して
おり、平板11の平面部同志の近接及び当接が阻
止されている。
突起部13を含む平板11の両面及び波板12
の両面には、触媒成分用担体2であるアルミナが
30〜40μmの厚さに付着しており、また、このア
ルミナは触媒成分である白金、ロジウム及びパラ
ジウム等の貴金属を担持している。
以下、この排気ガス浄化用触媒Aの製作方法に
ついて説明する。
まず、パンチングプレス機により第3図に示す
ように帯状の平板11の巻回始端部11aに平板
11の巾方向に長い山型断面の突起部13を複数
個形成する。次に第4図に示すように、平板11
を突起部13を包囲するように長円状に1周巻回
した後、平板11の突起部13が設けられた面の
反対側の面に波板12を重ね、第5図に示すよう
に両者をスパイラル状に巻回してハニカム構造を
形成する。このようにして得たハニカム構造体3
をニツケル溶液に浸漬した後、電気炉で加熱し
て、平板11と波板12をブレージング(ろう
接)してメタル担体1を得る。
次に、このメタル担体1を触媒成分用担体2で
あるアルミナのスラリー液に浸漬した後、乾燥
し、その後、触媒成分である白金、ロジウム及び
パラジウム等の貴金属が溶解した水溶液中に浸漬
し、触媒成分用担体2に触媒成分を担持させて排
気ガス浄化用触媒構造Aを得る。
なお、上記実施例に代えて、第6図に示すよう
に、平板11の巻回始端部11aを突起部13が
外方を向くようにして円状に約1周巻回し、その
後、平板11に波板12を重ねて両者をスパイラ
ル状に巻き、ラウンドタイプのメタル担体1を製
作してもよい。
また、上記各実施例における平板11の巻回始
端部11aにおける突起物13を次のように変更
することができる。すなわち、第7図に示すよう
に、平板11の巾の約半分の長さの突起部13を
平板11の長さ方向に交互に設けてもよいし、第
8図に示すように、平板11の巻回始端部11a
を波状に折曲することにより数条の突起部13を
形成してもよい。
(考案の効果) 以上説明したように、本考案に係る排気ガス浄
化用触媒構造によると、平板の巻回始端部に該平
板と一体に形成され平板同士の当接又は平板と波
板の平面部との当接を阻止する突起部を備えてい
るため、巻回半径が小さいメタル担体の中心部に
おいても平面状の板同士が当接することが避けら
れると共に、互いに重ねられた平板と波板とをス
パイラル状に巻回していく過程において波板が巻
回終端部側に引つ張られることにより、メタル担
体の中心部において平板同士が巻回されたり又は
波板の波形状が潰れたりする部分が生じても平面
状の板同士が当接することがないので、メタル担
体の中心部に触媒成分担体の異常に厚い層が形成
される事態を避けることができる。
このため、排気ガスが本考案に係る排気ガス浄
化用触媒を通過する際に、メタル担体の中心部の
温度が上昇して触媒反応の活性化が図られると共
に背圧の上昇を確実に避けることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例である排気ガス浄化
用触媒構造の中心部の断面図、第2図は上記中心
部の部分拡大断面図、第3図及び第4図は上記排
気ガス浄化用触媒構造の製作工程を示す斜視図、
第5図及び第6図は上記排気ガス浄化用触媒構造
におけるメタル担体の中心部の断面図、第7図及
び第8図は上記排気ガス浄化用触媒構造における
平板の変更例を示す斜視図、第9図〜第12図は
従来の排気ガス浄化用触媒構造におけるメタル担
体を示し、第9図及び第11図は斜視図、第10
図及び第12図は平面図である。 A……排気ガス浄化用触媒、1……メタル担
体、2……触媒成分用担体、3……ハニカム構造
体、11……平板、11a……巻回始端部、12
……波板、13……突起部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 互いに別体に形成され且つ互いに重ねられた平
    板と波板とがスパイラル状に巻回されてなるハニ
    カム構造のメタル担体を備えた排気ガス浄化用触
    媒構造であつて、 上記平板の巻回始端部に該平板と一体に形成さ
    れ、上記平板同士の当接又は上記平板と上記波板
    の平面部との当接を阻止する突起部を備えている
    ことを特徴とする排気ガス浄化用触媒構造。
JP1988112223U 1988-08-26 1988-08-26 Expired - Lifetime JPH0545396Y2 (ja)

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JP1988112223U JPH0545396Y2 (ja) 1988-08-26 1988-08-26

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JPH0232936U JPH0232936U (ja) 1990-03-01
JPH0545396Y2 true JPH0545396Y2 (ja) 1993-11-19

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ID=31350966

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4937889A (ja) * 1972-08-14 1974-04-08
JPS6393354A (ja) * 1986-10-08 1988-04-23 Nippon Kinzoku Kk 排気浄化装置およびその製造方法

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4937889A (ja) * 1972-08-14 1974-04-08
JPS6393354A (ja) * 1986-10-08 1988-04-23 Nippon Kinzoku Kk 排気浄化装置およびその製造方法

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