JPH0545378Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0545378Y2
JPH0545378Y2 JP15815887U JP15815887U JPH0545378Y2 JP H0545378 Y2 JPH0545378 Y2 JP H0545378Y2 JP 15815887 U JP15815887 U JP 15815887U JP 15815887 U JP15815887 U JP 15815887U JP H0545378 Y2 JPH0545378 Y2 JP H0545378Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
adsorbent
filter
air
block
blocks
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP15815887U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0165630U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP15815887U priority Critical patent/JPH0545378Y2/ja
Publication of JPH0165630U publication Critical patent/JPH0165630U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0545378Y2 publication Critical patent/JPH0545378Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Treating Waste Gases (AREA)
  • Separation Of Gases By Adsorption (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、有害ガス等で汚染された空気を、そ
の有害ガス等を吸着する吸着剤を通してろ過する
フイルタに関するものである。
(従来の技術) 例えば、化学物質、核物質、あるいは細菌等で
汚染された環境下に乗り入れて調査等を行なう車
両には、汚染された外気をフイルタを通してブロ
ワーで吸引し、車内に導入するようにした空気浄
化装置が設置されている。
第2図は、その種の空気浄化装置用フイルタを
示したもので、1はフイルタケース、2はフイル
タケース内の所定の位置に充填した吸着剤であ
る。吸着剤2の空気の流れ方向に沿つた層厚L及
びそれに垂直な方向の断面積Sは、ブロワーの能
力、圧力損失、期待する吸着剤の寿命等により決
まる。
フイルタを使用するに従つて、空気流の上流側
の吸着剤から順に汚染物質をより多く吸着し、そ
の吸着能力を失つていく。また、フイルタの中心
部やフイルタケースに近い周辺部に空気流が集中
し易く、そのため、吸着能力を失つた吸着剤2a
と、まだ吸着能力を有する吸着剤2bとが第2図
に示すように分布する傾向が見られる。そして吸
着剤2a部分の先端が吸着剤2の下流側端面に到
達すると、即ち吸着剤の一部に破過が生じると、
その部分を通過した空気には汚染物質が含まれて
いるとみなされるので、このフイルタは寿命が尽
きたと判断される。
(考案が解決しようとする問題点) 上記のように、吸着剤の一部に破過が生じたフ
イルタは寿命が尽きることになるが。しかしま
だ、吸着能力を有する吸着剤2bが相当残つてい
る。このことは、吸着剤の利用率が低いことを示
すものである。また、層厚Lが大きくなると、吸
着剤の充填時に圧力をかけても吸着剤の粒子によ
つてその力が分散され、所定の密度で、均一に充
填することが困難になり、性能にバラツキが生じ
るという問題があつた。
本考案は、上記従来の問題点を解決するもの
で、吸着剤の利用率を高めると共に、均一な性能
を有する空気浄化用フイルタを提供するものであ
る。
(問題点を解決するための手段) 本考案の空気浄化用フイルタは、吸着剤を少な
くとも2つのブロツクに分け、空気流の上流側と
下流側に所定間隔の空間を介して配置するもので
ある。
(作用) 上記構成によれば、上流側のブロツクに破過が
生じても、その破過部を通過した汚染物質を含む
空気と、吸着能力を有する吸着剤部分を通過した
空気とが、ブロツク間に設けた空間で混じりあ
い、汚染物質は希釈、分散されて、下流側ブロツ
クに拡散していく。その結果、上流側ブロツクの
吸着剤はほとんどが汚染物質の吸着に寄与するよ
うになり、また、下流側ブロツクの吸着剤に対す
るダメージが大幅に軽減される。
(実施例) 以下、図面を参照して実施例を詳細に説明す
る。第1図は、本考案の一実施例を示したもの
で、フイルタケース1内において、吸着剤2を2
つのブロツクA,Bに分け、空気流の上流側と下
流側とに所定間隔lの空間3を介して配置してい
る。
このようにブロツク間に空間3を設けることに
より、上流側のブロツクAを通過した空気は一旦
空間3で混合され、その混合された空気が下流側
ブロツクBに流れ込む。従つてブロツクAに破過
が生じた場合、破過の部分を通過した汚染物質は
空間3で希釈、分散されて濃度が下がり、そして
ブロツクBに一様に流れ込むので、ブロツクBで
の吸着は、断面方向で略均一になる。即ち、ブロ
ツクBにおける吸着能力の消滅部分は、略平均化
されて下流側へ進むことになる。またブロツクA
では、次第に全体の吸着剤が汚染物質の吸着に寄
与するようになり、その結果、ブロツクBの吸着
能力は十分な余裕を残すことになる。
ブロツク間の間隔l(cm)は、あまり小さくて
は希釈、分散の効果が現れず、またあまり大きく
てはフイルタの形状が大きくなるので、適度の大
きさとし、その目安としては、フイルタ内におけ
る空気の通過線速x(cm/秒)を基準にして、こ
れに実験的に求めた定数0.05〜0.4、好ましくは
0.1〜0.2を掛けた値とする。例えば、フイルタ内
における空気の通過線速がx=30cm/secの場合、
l=3〜6cm程度が適当である。
なお、実施例では、吸着剤を2つのブロツクに
分け、その間に空間を設けたが、ブロツクを3つ
にし、各ブロツク間に空間を設けるようにしても
よい。
(考案の効果) 以上説明したように、本考案によれば、吸着剤
の利用率が著しく向上し、寿命の実測によれば、
同一層厚の場合、従来の1層のものに比較して40
%のアツプとなつた。また、ブロツク毎の層厚が
薄くなるので、吸着剤の充填作業が容易になり、
密度が均一になつて吸着性能及び圧力損失のバラ
ツキが小さくなつた。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の一実施例の構成図、第2図
は、従来例の構成図である。 1……フイルタケース、2……吸着剤、2a…
…吸着能力を失つた吸着剤、2b……吸着能力を
有する吸着剤、3……空間。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 有害ガス等で汚染された空気を、前記有害ガス
    等を吸着する吸着剤を通してろ過するフイルタに
    おいて、前記吸着剤を少なくとも2つのブロツク
    に分け、空気流の上流側と下流側に所定間隔 l=ax ただし、l:ブロツク間の間隔(cm) x:フイルタ内における空気の 通過線速(cm/秒) a:0.05〜0.4 の空間を介して配置することを特徴とする空気浄
    化用フイルタ。
JP15815887U 1987-10-17 1987-10-17 Expired - Lifetime JPH0545378Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15815887U JPH0545378Y2 (ja) 1987-10-17 1987-10-17

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15815887U JPH0545378Y2 (ja) 1987-10-17 1987-10-17

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0165630U JPH0165630U (ja) 1989-04-26
JPH0545378Y2 true JPH0545378Y2 (ja) 1993-11-19

Family

ID=31438235

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP15815887U Expired - Lifetime JPH0545378Y2 (ja) 1987-10-17 1987-10-17

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0545378Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014079750A (ja) * 2012-09-28 2014-05-08 Ube Ind Ltd ガスの処理装置、ガスの処理カートリッジ及びガスの処理方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0165630U (ja) 1989-04-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5129929A (en) Sorbent filtration device
US20060225574A1 (en) Filter element and filter system
US5226937A (en) Void-containing sorbent pad
US5912423A (en) Method and means for purifying air with a regenerable carbon cloth sorbent
US7029518B2 (en) Method and apparatus for the preparation of clean gases
EP1414548A2 (en) Adsorption element and methods
JPS61227822A (ja) 炭酸ガス除去装置
JPH0545378Y2 (ja)
Gundel et al. A pilot study of energy efficient air cleaning for ozone
JP2003286008A (ja) 酸素濃縮器
JPH03242217A (ja) 気孔を含有する収着剤パッド
JPH05154339A (ja) 窒素酸化物の除去方法
DE2316278C3 (de) Filteratemschutzgerät
JP3434587B2 (ja) エアフィルタ用ろ材
JP2002263415A (ja) エアフィルタ濾材およびエアフィルタユニット
JP3240318B2 (ja) 雰囲気中有害化学物質除去装置
JPH0884929A (ja) 吸着材
JPS643132B2 (ja)
DE4124762A1 (de) Luftfilter fuer pkw-innenraumbelueftung, bus, lkw und baumaschinen, bestehend aus einem plissiertem partikelfilter mit reinluftseitig in den falten des partikelfilters eingebettetem gassorptionsfilter, wobei die fuellkoerper fuer das gassorptionsmaterial als abstandshalter fuer das plissierte partikelfilter eingesetzt werden koennen
GB2267663A (en) Sorbent filtration device
JP2022161410A (ja) 脱臭用フィルター積層体
JPH0716419A (ja) 清浄空気供給機構
JPH034922A (ja) 有害ガス除去フィルタ
JPH078752A (ja) 清浄気体の調製方法および調製装置
JPS6025526A (ja) 回転式除湿機