JPH0545366Y2 - - Google Patents

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JPH0545366Y2
JPH0545366Y2 JP1988034409U JP3440988U JPH0545366Y2 JP H0545366 Y2 JPH0545366 Y2 JP H0545366Y2 JP 1988034409 U JP1988034409 U JP 1988034409U JP 3440988 U JP3440988 U JP 3440988U JP H0545366 Y2 JPH0545366 Y2 JP H0545366Y2
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JP
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screen
magnet
iron powder
fluid
cylindrical
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  • Combined Means For Separation Of Solids (AREA)
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は蒸気や圧縮空気やオイル等の流体配管
に取り付けて、磁力により管内を流れる流体中に
混在する鉄粉を吸着させ除去する装置に関する。
流体配管中には配管内の酸化により発生した錆
や、配管に取り付けられた機器の摩耗部分より発
生した摩耗粉などの鉄粉が混入しており、これら
鉄粉が配管に取り付けられた弁の弁体と弁座の間
やピストンとシリンダーの間などに挟まり一層摩
耗を激しくさせていた。また、上記鉄粉の粒径は
数ミリ程度のものから数/10ミリ程度の微粒まで
様々であり、粒径が比較的大きなものは網目の大
きなスクリーンで捕捉できるが、微粒な場合は網
目の大きなスクリーンでは捕捉できず、網目の小
さなスクリーンではスクリーンそのものの形状が
非常に大きくなつたり、圧力損失が大きくなつて
しまう。
従来技術 従来の鉄粉除去装置を説明する(第4図参照)。
参照番号21は鉄粉除去装置を示し、プラグ2
2の嵌合部23に非磁性材料24を介して磁石2
5を取り付けたものである。この装置21を配管
26にねじ結合して取り付け、流体に混在する鉄
粉を磁石で吸着除去するものである。
本考案が解決しようとする課題 上記のものでは、粒径の大きな鉄粉から小さな
ものまで全て磁石により吸着するため、プラグを
はずし吸着した鉄粉を頻繁に払い落さなければな
らない問題があつた。
また、いつたん吸着された鉄粉も、鉄粉量が多
くなると配管通路が挟められた流体の流速が早く
なるにつれてふき飛ばされてしまい、再度流体中
に混入してしまう問題があつた。
課題を解決するための手段 上記の課題を解決するために講じた本考案の技
術的手段は、入口と出口と環状空間を有し、環状
空間内を入口側と出口側に区分する多数の貫通孔
を設けたスクリーンを配し、スクリーンの入口中
央部に円錐状で、流入する流体がスクリーンの出
口側へ流路変更するための案内部材を設け、スク
リーンの入口側にスクリーンの中心軸と同軸上に
複数の径の異なる円板状の磁石を配置し、該円筒
状磁石の端部の磁極が内側と外側とで異なるよう
に配置すると共に、該円筒状磁石の端部に対向す
ると共に円筒状磁石の中心軸とほぼ直行して流体
の流れ方向を変える偏向部材を取り付けて、上記
案内部材により流路変更された流体が通過する孔
部を上記複数の円筒状磁石の内側磁石に設けた、
ものである。
作 用 上記の技術的手段の作用を説明する。
入口から流入してきた様々な粒径の鉄粉を含ん
だ流体は、案内部材によりスクリーンの出口側に
向かう。粒径の小さな鉄粉は、流れに沿つて円筒
状磁石の端部の両極部に達し、偏向部材で流れ方
向に変えられるために流速が低下することにより
磁力によつて吸着される。流体の流れ方向が変え
られて流速が低下する箇所は、円筒状磁石の両極
部に配され発生磁力線が最も密に存在しているた
めに、粒径の小さな鉄粉は確実に吸着される。粒
径の大きな、即ち、質量の大きな鉄粉は、案内部
材による流路変更にかかわらずその慣性力で磁石
部に達せず、磁石部より出口側のスクリーン部で
捕捉される。
考案の効果 本考案は下記の特有の効果を生じる。
粒径の小さな鉄粉は磁石により吸着して捕捉
し、粒径の大きな鉄粉は従来通りのスクリーンに
より捕捉することにより、全ての鉄粉を磁石で吸
着する場合に比較して吸着した鉄粉を払い落す頻
度は著しく少なくすることができる。
また、いつたん磁石に吸着された鉄粉は、流速
が極端に低下した箇所に優先的に堆積していくた
めに、流体によりふき飛ばされて再度流体中に混
入することはない。
実施例 上記の技術的手段の具体例を示す実施例を説明
する(第1図乃至第3図参照)。
鉄粉除去装置は第1図に示すように、入口1と
出口2を同軸上に形成して、内部にスクリーン6
を配する環状空間3を設けた本体4に、スクリー
ン6の一端を固定するプラグ5をねじ結合して形
成する。
スクリーン6は第2図に示すように、多数の貫
通孔19を有するとともに、入口側に中空円板状
の磁石7を取り付けて粒径の小さな鉄粉を捕捉す
る磁石部8を形成する。磁石部8の最も入口側に
近い位置に、流入する流体をスクリーンの出口側
に流路変更させる中心が円錐状で磁石部8に貫通
する開口9を設けた案内部材10を設ける。本実
施例においては、案内部材10及びスクリーン6
は非磁性体で形成する。内径側と外径側にそれぞ
れ異なつた磁極を有する磁石7の内外径部にそれ
ぞれ強磁性体で形成した略円筒状の一次磁石部材
11,12を一端を磁石7に圧入して取り付け
る。内側の一次磁石12には流体を通過させる孔
部16を形成する。なお、磁石7と一次磁石1
1,12を一体の磁石で形成してもよい。磁石7
の磁力線は円筒状の一次磁石11,12の先端部
13,14間で最も密になる。先端部13,14
に対向した位置に、先端部13,14に流入して
きた流体の方向を変える中空円板状の偏向部材1
5をスクリーン6の内側に取り付ける。先端部1
3,14と偏向部材15の間は流体を通過するた
めの隙間を設けてもよい。
入口1から流体してきた鉄粉を含んだ流体は、
案内部材10によりスクリーンの出口側へ流路が
変更させられる。粒径の小さな鉄粉は変更した流
れにより円筒状の一次磁石11,12の先端部1
3,14に達する。先端部13,14では磁力線
が最も密であるとともに、変更部材15により流
体の流れが変えられ流速が低下することにより、
鉄粉が先端部13,14に吸着されて捕捉され
る。質量すなわち粒径の大きな鉄粉は、その慣性
力でもつて先端部13,14には達せず磁石部8
後方のスクリーン6部で捕捉される。
本実施例においては、内側の一次磁石12に流
体を通過させるための孔部16を形成したが、こ
の孔部16にスクリーン6の貫通孔19より小さ
い径の貫通孔を有したスクリーンを配して粒径の
小さな鉄粉のみがより確実に先端部13,14に
達するようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の鉄粉除去装置の断面図、第2
図は第1図におけるスクリーンの拡大断面図、第
3図は第2図におけるA−A線に沿つた断面図、
第4図は従来の鉄粉除去装置の断面図である。 1……入口、2……出口、3……環状空間、6
……スクリーン、7……磁石、10……案内部
材、11,12……一次磁石部材、13,14…
…一次磁石の先端部、15……偏向部材、19…
…貫通孔。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 入口と出口と環状空間を有し、環状空間内を入
    口側と出口側に区分する多数の貫通孔を設けたス
    クリーンを配し、スクリーンの入口中央部に円錐
    状で、流入する流体がスクリーンの出口側へ流路
    変更するための案内部材を設け、スクリーンの入
    口側にスクリーンの中心軸と同軸上に複数の径の
    異なる円筒状の磁石を配置し、該円筒状磁石の端
    部の磁極が内側と外側とで異なるように配置する
    と共に、該円筒状磁石の端部に対向すると共に円
    筒状磁石の中心軸とほぼ直行して流体の流れ方向
    を変える偏向部材を取り付けて、上記案内部材に
    より流路変更された流体が通過する孔部を上記複
    数の円筒状磁石の内側磁石に設けた、鉄粉除去装
    置。
JP1988034409U 1988-03-14 1988-03-14 Expired - Lifetime JPH0545366Y2 (ja)

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JP1988034409U JPH0545366Y2 (ja) 1988-03-14 1988-03-14

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JPH01139808U JPH01139808U (ja) 1989-09-25
JPH0545366Y2 true JPH0545366Y2 (ja) 1993-11-19

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6313213B2 (ja) * 1978-07-31 1988-03-24 Motorola Inc

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59138413U (ja) * 1983-03-07 1984-09-14 昭和電線電纜株式会社 ストレ−ナ
JPH0143134Y2 (ja) * 1986-07-09 1989-12-14

Patent Citations (1)

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JPS6313213B2 (ja) * 1978-07-31 1988-03-24 Motorola Inc

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JPH01139808U (ja) 1989-09-25

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