JPH0545245U - 回転機軸受のグリース給油構造 - Google Patents

回転機軸受のグリース給油構造

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JPH0545245U
JPH0545245U JP10245791U JP10245791U JPH0545245U JP H0545245 U JPH0545245 U JP H0545245U JP 10245791 U JP10245791 U JP 10245791U JP 10245791 U JP10245791 U JP 10245791U JP H0545245 U JPH0545245 U JP H0545245U
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JP
Japan
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grease
bearing
rotating machine
bearing structure
lubrication
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Application number
JP10245791U
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English (en)
Inventor
野 長 吉 河
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Kitashiba Electric Co Ltd
Original Assignee
Kitashiba Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 従来の軸受構造部における、軸と油切りの隙
間よりグリースが漏れないような構造を採用しなければ
ならず、構造が複雑になるばかりでなく、軸受構造部に
グリースが充満しグリースによる撹拌熱が発生したり、
グリースがもれやすい、などの不都合を解消した回転機
軸受のグリース給油構造を提供することを目的とする。 【構成】 回転軸を転がり軸受で枢支する回転機におけ
るグリース給油装置内に総給油量グリースの貯油部を設
け、この貯油部と軸受とをグリース通路で連結し、軸受
構造部にはグリース総給油量に相当するグリース溜部を
設けたことを特徴とするものである。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、回転機軸受のグリース給油構造に関し、特に転がり軸受を使用した 回転機軸受のグリース給油構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
転がり軸受を使用する回転機においては、軸受の寿命は軸受潤滑グリースの寿 よりも長いのが一般的である。従って、軸受の交換周期を長くする場合、定期的 に軸受にグリースを給油する必要がある。グリースの給油方法としては、塗布ま たは充填,グリースガンにて給油,グリースカップを設ける,グリース用ポンプ を用いて給油する,などの方法がある。従来の回転機軸受のグリース給油構造は 、グリース給油部と軸受構造部が給油管で連結されており、通常はグリースガン を使用しグリース給油部より給油される。従って、従来の回転機軸受のグリース 給油構造においては、グリースの流れは、グリース給油部よりグリースガンで給 油されると給油管を通り軸受構造部に入り軸受潤滑を行い、軸受内のグリースは グリース排出口を通し排出管に押し出されるものであるから、排出管にたまった グリースは廃棄する。または、グリースの自重で落下する。そこで、従来はグリ ースの給油周期に合せ同じパターンが繰り返される。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のように給油されたグリースが、軸受構造部を通過しグリ ース排出管に排出される構造においては、グリースは流動性がよくないので、グ リースが排出管に押し出される前に、軸受構造部にある程度詰まらないとグリー ス排出口にグリースは出てきにくい。従って、軸受構造部は軸と油切りの隙間よ りグリースがもれないような構造を採用しなければならず、構造が複雑になるば かりでなく、軸受構造部にグリースが充満しグリースによる撹拌熱が発生したり 、グリースがもれやすい、などの不都合がある。 本考案は、このような点に鑑み前記不都合を解消した回転機軸受のグリース給 油構造を提供せんとするもので、従来のように給油したグリースで押し出された 古いグリースを廃棄する発想ではなく、必要給油量を軸受寿命に合わせ事前に決 定し給油部に貯油し、軸受構造部にはグリースを溜める容積を確保し、古いグリ ースは軸受交換で分解した時に廃棄するようにする点に特徴を有する。
【0004】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するため、本発明は、回転軸を転がり軸受で枢支する回転機に おけるグリース給油装置内に総給油量グリースの貯油部を設け、この貯油部と軸 受とをグリース通路で連結し、軸受構造部にはグリース総給油量に相当するグリ ース溜部を設けたことを特徴としている。
【0005】
【作用】
グリース給油装置の貯油部には、軸受寿命に合わせ事前に決定した必要給油量 (総給油量)のグリースを容入できる。このグリースは、グリース給油装置で給 油でき、給油されたグリースは、通路を通り軸受構造部に給油され、古いグリー スはグリース溜部に流出する。グリースは軸受構造部のグリース溜部に流出する だけなので、軸受構造部にグリースが充満しなくなる。
【0006】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図面について詳細に説明する。 図1は本考案の実施例を示す断面図である。同図において、1は回転機であり 、軸4に固設されたローター2とフレーム5に固着されたステーター3とより構 成されている。 前記ローター2の軸4は、ブラケット9に設けた転がり軸受7で回転自在に枢 支されている。この転がり軸受7で構成される軸受構造部6には、グリースの総 給油量を溜めることができるグリース溜部8が設けられている。
【0007】 また、ブラケット9に固設されて前記軸受構造部6にグリースを給油する給油 装置10が設けられており、この給油装置10には、総給油量グリースの貯油部 11が設けられている。前記給油装置10としては、ネジ10bでピストン10 aを進退させるものを挙げることができる。 そして、前記給油装置10と軸受構造部6とは、通路12にて連結されており 、給油装置10にて軸受構造部6にグリースを給油できるようになっている。
【0008】 しかして、給油装置10の貯油部11には、軸受寿命に合わせ事前に決定した 必要給油量(総給油量)のグリースを容入しておき、このグリースを給油装置1 0にて軸受構造部6に給油すると、グリースは通路12を通り軸受構造部6に給 油される。グリースが軸受構造部6に給油されると、軸受構造部6の古いグリー スは軸受構造部6のグリース溜部8に流出する。従って、軸受構造部6にグリー スが充満することがないので、グリースによる撹拌熱が少なく、軸受温度上昇を 最小限に押さえることができ、グリースの寿命も長くなる。グリースの充満がな いと軸4と油切りの隙間からのグリース漏れもおさえやすくなる。また、グリー スの給油装置10を設けることで、必要のグリースだけを供給でき、軸受構造部 6のグリースの充満を確実に防止できる。
【0009】 図2は、前記実施例の変形例を示す要部断面図で、図1と同一符号は同一物を 示している。本変形例は、図2に示すようにグリース溜部8を機外側に設けた点 で図1に示す実施例と変形しており、他は図1に示す実施例と同じである。 また、図3は更に他の変形例を示す要部部分図であり、同図のように給油装置 10が、給油パイプ13に総給油量のグリース11を容入し、これをピストン1 4で適宜押し出して給油する給油機構を採用している点で図1に示す実施例と変 形している。
【0010】
【考案の効果】
以上説明のとおり、本考案によればグリースは、軸受構造部のグリース溜部に 流出するだけなので、軸受構造部にグリースが充満しなくなる。従って、グリー スによる撹拌熱が少なく、軸受温度上昇を最小限におさえることができグリース の寿命が長くなる。グリースの充満がなくなり、軸と油切りとの隙間からのグリ ース漏れもおさえやすくなる。また、グリースの給油装置を設けることで軸受構 造部のグリースの充満を確実に防止できる、などの効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例の断面図である。
【図2】本考案の変形例を示す要部断面図である。
【図3】更に他の変形例を示す要部分解図である。
【符号の説明】 1 回転機 2 ローター 3 ステーター 4 軸 5 フレーム 6 軸受構造部 7 転がり軸受 8 グリース溜部 9 ブラケット 10 給油装置 11 グリースの貯油部 12 通路

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転軸を転がり軸受で枢支する回転機に
    おけるグリース給油装置内に総給油量グリースの貯油部
    を設け、この貯油部と軸受とをグリース通路で連結し、
    軸受構造部にはグリース総給油量に相当するグリース溜
    部を設けたことを特徴とする回転機軸受のグリース給油
    構造。
JP10245791U 1991-11-18 1991-11-18 回転機軸受のグリース給油構造 Pending JPH0545245U (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004011817A1 (ja) * 2002-07-29 2004-02-05 Nsk Ltd. 転がり軸受、グリース補給装置、主軸装置、グリース補給方法及びグリース補給プログラム
JP2004353868A (ja) * 2004-07-14 2004-12-16 I M N Kk 回転部支持体における潤滑油供給方法
JP2020188553A (ja) * 2019-05-13 2020-11-19 東芝三菱電機産業システム株式会社 軸受構造および回転電機

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