JPH0545162A - 光学式変位計の位置検出方法およびこの方法を用いた光学式変位計 - Google Patents

光学式変位計の位置検出方法およびこの方法を用いた光学式変位計

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JPH0545162A
JPH0545162A JP22495291A JP22495291A JPH0545162A JP H0545162 A JPH0545162 A JP H0545162A JP 22495291 A JP22495291 A JP 22495291A JP 22495291 A JP22495291 A JP 22495291A JP H0545162 A JPH0545162 A JP H0545162A
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amplification
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Katsuhiro Teramae
勝広 寺前
Atsushi Kamiya
敦 紙谷
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】光学式変位計において、多数のコンパレータや
高精度のコンパレータを用いなくても、高精度で安定し
た変位検出を行うことができるようにする。 【構成】位置検出素子105から出力される一対の位置
信号の各々を、予め設定された複数の増幅率のなかから
選択された増幅率で増幅し、増幅された一対の位置信号
の加算信号が、信号処理可能な所定の最大レベルEHお
よび最小レベルELで定まるウインドレベル内に入るよ
うに、上記各々の増幅率を同時に順次増加あるいは低減
させるようにされている。

Description

【発明の詳細な説明】
【産業上の利用分野】本発明は、光学式変位計の改良さ
れた位置検出方法およびこの方法を用いた光学式変位計
に関する。
【0002】
【従来の技術】発光素子から物体に向けて変調光を出力
し、物体による反射光を位置検出素子で受光して物体の
変位量を測定するようにした光学式変位計が開発され使
用されるようになって来た。図10は、このような光学
式変位計100の内部構成例を示したもので、発振回路
101から出力されるパルスに同期して変調回路102
からレーザーダイオードドライバ103に変調信号が伝
送され、レーザーダイオード104からレーザー光が物
体に出力される。すると、物体で反射したレーザー光は
位置検出素子105に入射した位置に応じた一対の位置
信号I1,I2が出力され、この位置信号I1,I2は
増幅回路106,107および可変増幅回路108,1
09で増幅され、信号処理部110,111で復調され
る。この後、減算回路112で(I1−I2)が、加算
回路113で(I1+I2)が求められ、割算回路11
4で(I1−I2)/(I1+I2)が求められて出力
回路115に伝送されるようになっており、この演算に
よって、物体の変位量が計測されるようになっている。
【0003】ところで、この光学式変位計100では、
減算回路112、加算回路113および割算回路114
に伝送される復調信号のダイナミックレンジの広がりを
抑えて演算精度を向上させるために、増幅回路106,
107の出力信号を加算回路116で加算し、整流回路
119で加算信号を整流してレベル判別部117に伝送
し、加算信号のレベルに応じて可変増幅回路108,1
09の増幅率を増幅率制御部118で制御して加算信号
レベルが一定値になるように負帰還制御が施されてい
る。
【0004】すなわち、図10に示したように、レベル
判別部117の各コンパレータ117a,117b・・
・117nは、各々、Ea,Eb・・・Enの基準電圧
を有しており、図11に示したように、加算信号レベル
Eが増加する場合には、Ea<E<Ecでは増幅率G
a、Ec<E<Eeでは増幅率Gb、Ee<E<Egで
は増幅率Gc、Eg<E<Ehでは増幅率Gdとなるよ
うに、また、加算信号レベルEが減少する場合には、E
h>E>Efでは増幅率Gd、Ef>E>Edでは増幅
率Gc、Ed>E>Ebでは増幅率Gb、Eb>E>E
aでは増幅率Gaとなるようにヒステリシス特性を持た
せて増幅率制御部118によって可変増幅回路108,
109の増幅率を制御するようにされている。
【0005】従って、図12の(a)〜(c)に示した
ように、クロック信号(発振回路101の出力信号)に
同期して、レベル判別部117の各コンパレータの判別
信号から加算信号のレベルレンジを求め、求めたレンジ
に応じて定められた増幅率(図10参照)で位置信号I
1,I2を増幅して加算信号(I1+I2)が常に一定
値になるように負帰還制御が行われている。
【0006】ところが、このような構成の光学式変位計
100では、加算回路116から出力された加算信号の
ダイナミックレンジが、図11に示したように、数ミリ
ボルトから数十ボルトの広い範囲にわたるため、可変増
幅回路108,109で多くの増幅率を設定しなければ
ならず、このため、レベル判別部117では多数のコン
パレータ117a,117b・・・を要し、また、ダイ
ナミックレンジが広いために、低レベルのコンパレータ
では高精度が要求されるなど、回路設計を困難なものに
していた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記事情に鑑
みてなされたものであり、一対の位置信号の加算信号が
所定のウインドレベル内に入るように制御することによ
って、多数のコンパレータや高精度のコンパレータを用
いなくても、高精度で安定した変位検出を行うことので
きる位置検出方法を提供することを目的としている。ま
た、同時に提案される本発明は、この位置検出方法を用
いた光学式変位計を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に提案される請求項1に記載の本発明方法は、位置検出
素子から出力される一対の位置信号の各々を、予め設定
された複数の増幅率のなかから選択された増幅率で増幅
し、増幅された一対の位置信号の加算信号が、信号処理
可能な所定の最大レベルおよび最小レベルで定まるウイ
ンドレベル内に入るように、上記各々の増幅率を同時に
順次増加あるいは低減させるようにされている。
【0009】請求項2に記載の本発明の光学式変位計
は、請求項1に記載の本発明方法を用いたもので、位置
検出素子から出力される一対の位置信号の各々を、予め
設定された複数の増幅率のなかから選択された増幅率で
個別に増幅する1組の可変増幅回路と、該可変増幅回路
で増幅された一対の位置信号を加算する加算回路と、こ
の加算信号が、信号処理可能な所定の最大レベルおよび
最小レベルで定まるウインドレベル内に入っているか否
かを判別するレベル判別部と、予め定められた所定周期
毎に、上記レベル判別部から出力される判別信号に応じ
て、上記加算信号が上記最大レベルを越えたときには、
上記各々の可変増幅回路の増幅率を現在の増幅率から1
段階同時に低減させる一方、上記加算信号が上記最小レ
ベルより低下したときには、上記各々の可変増幅回路の
増幅率を現在の増幅率から1段階同時に増加させる増幅
率制御部とを備えた構成とされている。
【0010】請求項3に記載の本発明方法は、光学系の
フィードバックループを有した光学式変位計に用いられ
る位置検出方法であって、請求項1に記載した本発明方
法において、加算信号の代わりに、加算信号を所定の基
準レベルと比較して得られた誤差積分信号を、信号処理
可能な所定の最大レベルおよび最小レベルで定まるウイ
ンドレベル内に入るように、各々の増幅率を同時に順次
増加あるいは低減させるようにされている。
【0011】また、請求項4に記載の本発明の光学式変
位計は、請求項3に記載の本発明方法を用いたものであ
り、請求項2に記載の変位計において、加算信号に代え
て、誤差積分信号によって増幅率の制御を行う構成とさ
れている。
【0012】
【作用】請求項1に記載の本発明方法では、位置検出素
子から出力される一対の位置信号を増幅し、増幅された
信号の加算信号が所定の最大レベルおよび最小レベルで
定まるウインドレベル内に入るように増幅率の制御が行
われる。このため、一対の位置信号の加算信号が常に所
定のウインドレベル内に納まるので、ダイナミックレン
ジの広がりが抑えられて変位測定のための演算処理精度
を向上させることができる。
【0013】請求項2に記載の本発明では、位置検出素
子から出力された一対の位置信号は1組の可変増幅回路
で増幅されて加算回路で加算され、得られた加算信号
は、レベル判別部によって所定の最大レベルと最小レベ
ルで定まるウインドレベルに入っているか否かが判別さ
れて判別信号が出力されており、増幅率制御部では、所
定周期毎にレベル判別部の判別信号を参照し、加算信号
が最大レベルを越えたときには、各々の可変増幅回路の
増幅率を現在の増幅率から1段階同時に低減させる一
方、加算信号が最小レベルより低下したときには、各々
の可変増幅回路の増幅率を現在の増幅率から1段階同時
に増加させ、これによって、加算信号が常にウインドレ
ベル内に入るように制御を行う。このため、レベル判別
部では最大レベルと最小レベルを判別するだけで良く、
コンパレータの数を減らすことができるとともに、高精
度のコンパレータが不要となる。
【0014】請求項3に記載の本発明方法では、位置検
出素子から出力される一対の位置信号の各々を増幅し、
増幅された信号の加算信号を基準レベルと比較して誤差
積分信号を求め、求めた誤差積分信号が所定の最大レベ
ルおよび最小レベルで定まるウインドレベル内に入るよ
うに増幅率の制御が行われる。このため、加算信号の誤
差積分信号が常に所定のウインドレベル内に納まるの
で、結果的に、加算信号が常に所定レベル内に納まるこ
とになり、ダイナミックレンジの広がりが抑えられて変
位測定のための演算処理精度を向上させることができ
る。
【0015】請求項4に記載の本発明では、位置検出素
子から出力された一対の位置信号は1組の可変増幅回路
で増幅されて加算回路で加算され、得られた加算信号は
誤差積分回路に伝送されて誤差積分信号が求められ、求
められた誤差積分信号がレベル判別部によって所定のウ
インドレベルに入っているか否かが判別されて判別信号
が出力されており、増幅率制御部では、所定周期毎にレ
ベル判別部の判別信号を参照し、誤差積分信号が最大レ
ベルを越えたときには、各々の可変増幅回路の増幅率を
現在の増幅率から1段階同時に増加させる一方、誤差積
分信号が最小レベルより低下したときには、各々の可変
増幅回路の増幅率を現在の増幅率から1段階同時に低下
させ、これによって、加算信号が常にウインドレベル内
に入るように制御を行う。このため、レベル判別部では
最大レベルと最小レベルを判別するだけで良く、コンパ
レータの数を減らすことができるとともに、高精度のコ
ンパレータが不要となる。
【0016】
【実施例】以下に、図面を参照して本発明の実施例を説
明する。図1の(a)〜(c)は、請求項1に記載の本
発明の光学式変位計の位置検出方法をタイムチャートを
もって示したもので、発光素子から物体に向けて変調光
を出力し、物体による反射光を位置検出素子で受光する
までの動作は従来の変位計と同一であるが、本発明方法
では、位置検出素子から出力される一対の位置信号を、
予め離散的に設定された複数の増幅率のなかから選択さ
れた増幅率で各々増幅し、増幅された一対の位置信号の
加算信号を求め、クロック信号の入力タイミングにおい
て、この加算信号が所定の最大レベルEHを越えておれ
ば、一対の位置信号の各々の増幅率を現在の増幅率から
1段階低減させ、逆に、加算信号が所定の最小レベルE
Lより低下しておれば、一対の位置信号の各々の増幅率
を現在の増幅率から1段階増加させるように負帰還制御
が行われる。このため、一対の位置信号の加算値が常に
最大レベルと最小レベルとで定まるウインドレベル内に
入るように制御されるので、加算値のダイナミックレン
ジが広がることを抑えることができ、変位量算出のため
の演算精度を向上させることができる。
【0017】図2は、請求項2に記載した本発明の光学
式変位計1の要部構成例を示したもので、上述した従来
の光学式変位計100と同一部分には、同一の符号を付
して説明を省略する。図において、10は加算回路11
3から出力される加算信号が最大レベルEHを越えたと
きに判別信号を出力するコンパレータ10Aと、加算信
号が最小レベルELより低下したときに判別信号を出力
するコンパレータ10Bとを有したレベル判別部であ
る。
【0018】可変増幅回路12(13)は、増幅回路1
2a(13a)に接続する抵抗R1,R2,R3・・・
Rnを各々直列に接続されたFET(F1,F2,F3
・・・Fn)を選択的にオン駆動させることによって、
増幅率を離散的に切換設定できるようになっている。
【0019】11は等価的に示されるロータリスイッチ
11aを有した増幅率制御部であり、クロック信号が入
力されたときに、加算信号が最大レベルEHを越えてコ
ンパレータ10Aから判別信号が出力されておれば、ロ
ータリスイッチ11aを切り換えて現在設定されている
増幅率を1段階低減させるための制御信号を可変増幅回
路12,13に同時に送出し、逆に、加算信号が最小レ
ベルELより低下してコンパレータ10Bから判別信号
が出力されておれば、現在設定されている増幅率を1段
階増加させる制御信号を可変増幅回路12,13に同時
に送出し、また、加算信号が最小レベルELと最大レベ
ルEHの間にあってレベル判別部10から判別信号が出
力されていなければ、ロータリスイッチ11aの切り換
えを行わずに現在設定されている増幅率をそのまま保持
させる動作を行うようになっている。
【0020】このように、本発明の光学式変位計1によ
れば、レベル判別部10の2個のコンパレータ10A,
10Bによって加算回路113から出力される加算信号
が最大レベルEHと最小レベルELとの間に入っている
ことを監視しているので、従来のように多数のコンパレ
ータを設ける必要がなく、比較する電圧のレンジが固定
されているのでコンパレータの精度が要求されることも
なく、また、使用するコンパレータも2つだけで良い。
【0021】図3は、図2に示した光学式変位計1の全
体構成図を示したもので、従来の変位計100および上
記要部構成例に示した部分と同一部分については同一の
符号を付して説明を省略する。
【0022】図4は、上記光学式変位計1において、可
変増幅回路12,13の増幅率の可変設定数を2にした
場合の詳細な構成例を示したもので、従来の変位計10
0および上記要部構成例に示した部分と同一部分につい
ては同一の符号を付して説明を省略する。
【0023】レベル判別部10は、コンパレータ10
A,10Bと抵抗R10〜R12で構成されており、加
算回路113から出力された加算信号が最大レベルEH
を越えると、コンパレータ10Aの出力レベルが「L」
になり、逆に、加算信号が最小レベルELより低下する
と、コンパレータ10Bの出力レベルが「L」になり、
また、加算信号が最小レベルELよりも大きく最大レベ
ルEHよりも小さいときには、コンパレータ10A,1
0Bの双方から「H」レベルの信号が出力されるように
なっている。
【0024】また、増幅率制御部11は、NOT回路1
1a,11b、NAND回路11c,11d、RSフリ
ップフロップ11e、Dフリップフロップ11fで構成
されている。この増幅率制御部11では、図5の(a)
〜(g)に示したように、Dフリップフロップ11fが
リセット(Qバー出力が「H」)されているときには、
可変増幅回路12(13)のFET(F1)が導通して
増幅率が低減されており、この状態では、加算信号が最
大レベルEHを越えてレベル判別部10のコンパレータ
10Aから「L」レベルの判別信号が出力されても、N
AND回路11cで阻止されてDフリップフロップ11
f側に信号が伝送されず、可変増幅回路12(13)の
増幅率は低減されたままである。ところが、加算信号が
最小レベルELより低下してコンパレータ10Bから
「L」レベルの判別信号が出力されると、NOT回路1
1b、NAND回路11d、RSフリップフロップ11
eを通じてDフリップフロップ11fに「H」レベルの
信号が入力され、この状態で発振回路101からクロッ
ク信号が入力されるとDフリップフロップ11fがセッ
トされて(Q出力が「H」)、可変増幅回路12(1
3)のFET(F1’)が導通して増幅率が増加される
ようになっている。
【0025】尚、14は増幅率切換部であり、切換スイ
ッチ14aを接点aに切り換えると、上述した制御によ
り自動的に増幅率の設定が行なわれ、また、接点bに切
り換えると増幅率が高い状態で固定され、逆に、接点c
に切り換えると増幅率が低い状態で固定される。
【0026】次に、図6の(a)〜(c)は、請求項3
に記載の本発明の光学式変位計の位置検出方法をタイム
チャートをもって示したもので、発光素子から物体に向
けて変調光を出力し、物体による反射光を位置検出素子
で受光するまでの動作は従来の変位計と同一であるが、
本発明方法では、位置検出素子から出力される一対の位
置信号の各々を、予め離散的に設定された複数の増幅率
のなかから選択された増幅率で増幅し、増幅された一対
の位置信号の加算信号を所定の基準レベルと比較して誤
差積分信号を求め、クロック信号の入力タイミングにお
いて、この誤差積分信号が所定の最大レベルEHを越え
ておれば、一対の位置信号の増幅率を現在の増幅率から
1段階増加させ、逆に、この誤差積分信号が所定の最小
レベルELより低下しておれば、一対の位置信号の増幅
率を現在の増幅率から1段階低減させるように負帰還制
御を行うようにされている。このため、一対の位置信号
の誤差積分信号が常に最大レベルと最小レベルとで定ま
るウインドレベル内に入るので、光学的フィードバック
ループ制御と相まって、加算信号を安定化させてダイナ
ミックレンジの広がりを抑え、変位量算出のための演算
精度を向上させることができる。
【0027】図7は、請求項4に記載した本発明の光学
式変位計2の要部構成例を示したもので、上述した従来
の光学式変位計100と同一部分には、同一の符号を付
して説明を省略する。図において、20は、加算回路1
13から出力される加算信号を予め定められた基準レベ
ルERと比較してその誤差成分を積分する誤差積分回路
であり、得られた誤差積分信号は、後述するレベル判別
回路21に加えられるとともに、変調回路(不図示)側
に伝送されて加算信号のレベルが所定値に安定するよう
に光学的フィードバックループを形成させている。21
は誤差積分回路から出力される誤差積分信号が最大レベ
ルEHを越えたときに判別信号を出力するコンパレータ
21Aと、誤差積分信号が最小レベルELより低下した
ときに判別信号を出力するコンパレータ21Bとを有し
たレベル判別部である。また、可変増幅回路23(2
4)は、増幅回路23a(24a)に接続する抵抗R
1,R2,R3・・・Rnを各々直列に接続されたFE
T(F1,F2,F3・・・Fn)を選択的にオン駆動
させることによって、増幅率を離散的に切換設定できる
ようになっている。
【0028】22は等価的に示されるロータリスイッチ
22aを有した増幅率制御部であり、クロック信号が入
力されたときに、誤差積分信号が最大レベルEHを越え
てコンパレータ21Aから判別信号が出力されておれ
ば、ロータリスイッチ22aを切り換えて現在設定され
ている増幅率を1段階増加させる制御信号を可変増幅回
路23,24に同時に送出し、逆に、誤差積分信号が最
小レベルELより低下してコンパレータ21Bから判別
信号が出力されておれば、現在設定されている増幅率を
1段階低減させる制御信号を可変増幅回路23,24に
同時に送出するが、誤差積分信号が最小レベルELと最
大レベルEHの間にありレベル判別部21から判別信号
が出力されていなければ、ロータリスイッチ22aの切
り換えを行わずに現在設定されている増幅率をそのまま
保持させる動作を行うようになっている。
【0029】このように、本発明の光学式変位計2によ
れば、上述した光学式変位計1と同様に、レベル判別部
21の2個のコンパレータ21A,21Bによって、誤
差積分回路20から出力される誤差積分信号が最大レベ
ルEHと最小レベルELとの間に入っていることを監視
しているので、多数のコンパレータを設ける必要がな
く、比較する電圧のダイナミックレンジが固定されてい
るのでコンパレータの精度が要求されることもなく、使
用するコンパレータも2つだけで良い。
【0030】図8は、図7に示した光学式変位計2の全
体構成図を示したもので、従来の変位計100および上
記要部構成例に示した部分と同一部分については同一の
符号を付して説明を省略する。
【0031】図9は、上記光学式変位計2において、可
変増幅回路23,24の増幅率の可変設定数を2にした
場合の詳細な構成例を示したもので、従来の変位計10
0および上記要部構成例に示した部分と同一部分につい
ては同一の符号を付して説明を省略する。
【0032】レベル判別部21は、コンパレータ21
A,21Bと抵抗R20,R21,R22で構成されて
おり、誤差積分回路20から出力された誤差積分信号が
最大レベルEHを越えると、コンパレータ21Aの出力
レベルが「L」になり、逆に、誤差積分信号が最小レベ
ルELより低下すると、コンパレータ21Bの出力レベ
ルが「L」になり、また、誤差積分信号が最小レベルE
Lよりも大きく最大レベルEHよりも小さいときには、
コンパレータ21A,21Bの双方から「H」レベルの
信号が出力される。
【0033】増幅率制御部22は、NOT回路22a,
22b、NAND回路22c,22d、RSフリップフ
ロップ22e、Dフリップフロップ22fで構成されて
おり、その動作については、上述した変位計1の増幅率
制御部11と同一であるので説明を省略する。
【0034】尚、この変位計2では、レベル判別部21
のコンパレータ21A,21Bと増幅率制御部22のN
OT回路22a,22bの接続を反転させており、これ
によって、誤差積分信号が増加すれば増幅率を増加さ
せ、逆に、誤差積分信号が低下すれば増幅率を低減させ
る負帰還制御を行わせるようにされている。
【0035】また、発振回路101に接続されたNOT
回路26,FET27およびボルテージフォロワ回路2
8は、発振パルスが出力されている期間だけ、誤差積分
回路20から出力される誤差積分信号が変調回路102
側に伝送されてフィードバック制御が行なわれるように
制御を行っている。
【0036】更に、増幅率切換部25は上述した増幅率
切換部14と同様に、切換スイッチ25aを接点aに接
続すると、上述した制御により自動的に増幅率の切り換
えが行なわれ、また、接点bに接続すると増幅率が高い
状態で固定され、逆に、接点cに接続すると増幅率が低
い状態で固定されるようになっている。
【0037】
【発明の効果】以上の説明から理解されるように、請求
項1に記載の本発明の位置検出方法によれば、位置検出
素子から出力される一対の位置信号の加算信号を常に所
定のウインドレベル内に入るように自動的に制御が行わ
れるので、加算信号のダイナミックレンジを抑えること
が可能となり、変位量の算出のための演算精度を向上さ
せることができる。また、請求項2に記載の本発明の光
学式変位計によれば、請求項1に記載の方法を用いるこ
とにより、汎用コンパレータを2個使用した簡単な構成
によって、高精度の変位測定処理を行うことが可能とな
る。請求項3に記載の本発明の位置検出方法によれば、
位置検出素子から出力される一対の位置信号の加算信号
を基準レベルと比較して誤差積分信号を求め、求めた誤
差積分信号が常に所定のウインドレベル内に入るように
自動的に制御が行われるので、光学的フィードバックル
ープと相まって加算信号のダイナミックレンジを抑える
ことが可能となり、変位量の算出のための演算精度を向
上させることができる。また、請求項4に記載の本発明
の光学式変位計によれば、請求項3に記載の方法を用い
ることにより、汎用コンパレータを2個使用した簡単な
構成によって、高精度の変位測定処理を行うことが可能
となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)〜(c)は、請求項1に記載の本発明方
法を説明するタイムチャートである。
【図2】請求項2に記載の本発明の光学式変位計の要部
構成例図である。
【図3】請求項2に記載の本発明の光学式変位計の詳細
な構成例図である。
【図4】図3に示した光学式変位計において、可変増幅
回路の増幅率が2段の場合の詳細な構成例図である。
【図5】(a)〜(g)は、図4に示した光学式変位計
の増幅率制御部の動作を説明するタイムチャートであ
る。
【図6】(a)〜(c)は、請求項3に記載の本発明方
法を説明するタイムチャートである。
【図7】請求項4に記載の本発明の光学式変位計の要部
構成例図である。
【図8】請求項4に記載の本発明の光学式変位計の詳細
な構成例図である。
【図9】図7に示した光学式変位計において、可変増幅
回路の増幅率が2段の場合の詳細な構成例図である。
【図10】従来の光学式変位計の構成例図である。
【図11】その可変増幅回路の動作説明図である。
【図12】(a)〜(c)は、図10に示した光学式変
位計の動作を説明するタイムチャートである。
【符号の説明】
104・・・発光素子(レーザーダイオード) 105・・・位置検出素子 1,2・・・光学式変位計 12,13,23,24・・・可変増幅回路 113・・・加算回路 10,21・・・レベル判別部 11,22・・・増幅率制御部 ER・・・基準レベル 20・・・誤差積分回路 EH・・・最大レベル EL・・・最小レベル
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成4年10月14日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0005
【補正方法】変更
【補正内容】
【0005】従って、図12の(a)〜(c)に示した
ように、クロック信号(発振回路101の出力信号)に
同期して、レベル判別部117の各コンパレータの判別
信号から加算信号のレベルレンジを求め、求めたレンジ
に応じて定められた増幅率(図10参照)で位置信号I
1,I2を増幅して加算信号(I1+I2)が常に一定
範囲内になるように制御が行われている。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】発光素子から物体に向けて変調光を出力
    し、物体による反射光を、受光位置に応じた一対の位置
    信号を出力する位置検出素子で受光して物体の変位量を
    測定するようにした光学式変位計に用いられる位置検出
    方法であって、 上記位置検出素子から出力される一対の位置信号の各々
    を、予め設定された複数の増幅率のなかから選択された
    増幅率で増幅し、 増幅された一対の位置信号の加算信号が、信号処理可能
    な所定の最大レベルおよび最小レベルで定まるウインド
    レベル内に入るように、上記各々の増幅率を同時に順次
    増加あるいは低減させるようにしたことを特徴とする光
    学式変位計の位置検出方法。
  2. 【請求項2】発光素子から物体に向けて変調光を出力
    し、物体による反射光を、受光位置に応じた一対の位置
    信号を出力する位置検出素子で受光して物体の変位量を
    測定するようにした光学式変位計において、 上記位置検出素子から出力される一対の位置信号の各々
    を、予め設定された複数の増幅率のなかから選択された
    増幅率で個別に増幅する1組の可変増幅回路と、 該可変増幅回路で増幅された一対の位置信号を加算する
    加算回路と、 上記加算信号が、信号処理可能な所定の最大レベルおよ
    び最小レベルで定まるウインドレベル内に入っているか
    否かを判別するレベル判別部と、 予め定められた所定周期毎に、上記レベル判別部から出
    力される判別信号に応じて、上記加算信号が上記最大レ
    ベルを越えたときには、上記各々の可変増幅回路の増幅
    率を現在の増幅率から1段階同時に低減させる一方、上
    記加算信号が上記最小レベルより低下したときには、上
    記各々の可変増幅回路の増幅率を現在の増幅率から1段
    階同時に増加させる増幅率制御部とを備えたことを特徴
    とする光学式変位計。
  3. 【請求項3】発光素子から物体に向けて変調光を出力
    し、物体による反射光を、受光位置に応じた一対の位置
    信号を出力する位置検出素子で受光して物体の変位量を
    測定するようにした光学系のフィードバックループを有
    した光学式変位計に用いられる位置検出方法であって、 上記位置検出素子から出力される一対の位置信号の各々
    を、予め設定された複数の増幅率のなかから選択された
    増幅率で増幅し、 増幅された一対の位置信号の加算信号を所定の基準レベ
    ルと比較して誤差積分信号を求め、 求めた誤差積分信号が、信号処理可能な所定の最大レベ
    ルおよび最小レベルで定まるウインドレベル内に入るよ
    うに、上記各々の増幅率を同時に順次増加あるいは低減
    させるようにした光学式変位計の位置検出方法。
  4. 【請求項4】発光素子から物体に向けて変調光を出力
    し、物体からの反射光を、受光位置に応じた一対の位置
    信号を出力する位置検出素子で受光して物体の変位量を
    測定するようにした光学系のフィードバックループを有
    した光学式変位計において、 上記位置検出素子から出力される一対の位置信号の各々
    を、予め設定された複数の増幅率のなかから選択された
    増幅率で個別に増幅する1組の可変増幅回路と、 該可変増幅回路で増幅された一対の位置信号を加算する
    加算回路と、 上記加算信号を予め定められた基準レベルと比較してそ
    の誤差分を積分する誤差積分回路と、 上記誤差積分信号が、信号処理可能な所定の最大レベル
    および最小レベルで定まるウインドレベル内に入ってい
    るか否かを判別するレベル判別部と、 予め定められた所定周期毎に、上記レベル判別部から出
    力される判別信号に応じて、上記誤差積分信号が上記最
    大レベルを越えたときには、上記各々の可変増幅回路の
    増幅率を現在の増幅率から1段階増加させる一方、上記
    誤差積分信号が上記最小レベルより低下したときには、
    上記各々の可変増幅回路の増幅率を現在の増幅率から1
    段階同時に低減させる増幅率制御部とを備えたことを特
    徴とする光学式変位計。 【0001】
JP22495291A 1991-08-08 1991-08-08 光学式変位計の位置検出方法およびこの方法を用いた光学式変位計 Withdrawn JPH0545162A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006058512A (ja) * 2004-08-19 2006-03-02 Sony Corp レンズ位置検出装置
US8131141B2 (en) 2004-08-19 2012-03-06 Sony Corporation Lens position detecting device including a position detecting magnet and a magnet force detecting sensor

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JP2006058512A (ja) * 2004-08-19 2006-03-02 Sony Corp レンズ位置検出装置
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