JPH0544932U - 付着性粉粒体の定量抽出装置 - Google Patents

付着性粉粒体の定量抽出装置

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JPH0544932U
JPH0544932U JP10336591U JP10336591U JPH0544932U JP H0544932 U JPH0544932 U JP H0544932U JP 10336591 U JP10336591 U JP 10336591U JP 10336591 U JP10336591 U JP 10336591U JP H0544932 U JPH0544932 U JP H0544932U
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JP
Japan
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storage hopper
extraction
type feeder
belt
belt type
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Pending
Application number
JP10336591U
Other languages
English (en)
Inventor
喜代司 笹原
勤 川合
Original Assignee
石川島播磨重工業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 付着性の強い粉粒体でも安定して定量抽出を
行えるようにする。 【構成】 貯蔵ホッパー2の下端部開口3の下側にベル
ト式供給機4を備え、且つ前記貯蔵ホッパー2の下端部
におけるベルト式供給機4の搬出方向前方に上側が開放
された張出し部5を形成すると共に、該張出し部5の前
端に前記ベルト式供給機4のベルト9上面との間の間隔
tを調節可能な抽出ゲート13を取付けている付着性粉
粒体1の定量抽出装置において、前記貯蔵ホッパー2の
下端部開口3に向かう左右の対向する側板16,17の
傾斜角度β1,β2を互いに異なった角度に設定すると
共に、前記抽出ゲート13を前方に向かって下り勾配と
なるような角度αで傾斜させて設ける。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は付着性粉粒体の定量抽出装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図2(A)(B)は従来の付着性粉粒体の定量抽出装置の一例を示すもので、 付着性粉粒体1を貯蔵する貯蔵ホッパー2の下端部開口3の下側に、貯蔵ホッパ ー2の下端と所要の間隔を有し水平方向の搬送を行うようにしたベルト式供給機 4を設け、且つ前記貯蔵ホッパー2の下端部におけるベルト式供給機4の搬出方 向前方には、上側が開放されて圧力を逃すことができるようにした張出し部5を 形成し、該張出し部5の前端には垂直な抽出ゲート6をボルト7を介して取付け ている。該抽出ゲート6は、前記ボルト7が貫通する縦方向に長い長孔8を有し ており、従ってボルト7を緩めることにより抽出ゲート6を垂直に上下させてベ ルト式供給機4のベルト9上面との間の間隔tを調節することができるようにな っている。又、前記貯蔵ホッパー2の下端部における後面及び左右側面には、前 記ベルト式供給機4のベルト9上面との間の間隔tを調節して付着性粉粒体1の 漏出を防止するようにしたベルトスカート10を備えている。
【0003】 また前記貯蔵ホッパー2は、通常図2(B)に示すように、下端部開口3に向 かって対向する左右の側板11,12が同一の傾斜角度Xで対称に傾斜している 。
【0004】 上記構成により、抽出ゲート6下端とベルト式供給機4のベルト9上面との間 隔tが所定の値になるように抽出ゲート6の位置を調節し、ベルト式供給機4を 駆動することにより、貯蔵ホッパー2の付着性粉粒体1を層厚tで抽出するよう にしている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】 しかし、上記したような従来の付着性粉粒体の定量抽出装置においては、特に 化学石膏或いは粘度等のように付着性の強い粉粒体の抽出に適用した場合、前記 したように抽出ゲート6が垂直に設けられている為に、図3に示すように抽出ゲ ート6が付着性粉粒体1を完全に堰止めてしまうことがあり、この堰止め現象の ためにある時間経過後に張出し部5内の付着性粉粒体1が一挙に崩落して搬送さ れることになり、よって抽出が連続せずに脈動してしまい、安定した定量抽出が できないという問題を有していた。また前記したように貯蔵ホッパー2の左右の 側板11,12が同一の傾斜角度Xで傾斜した構成となっている為に、図4に示 すようにブリッジ現象が発生し易く、抽出が全く不可能になることがあるという 問題を有していた。
【0006】 本考案は、上記従来の問題点に鑑みてなしたもので、付着性の強い粉粒体でも 安定して定量抽出することができるようにした付着性粉粒体の定量抽出装置を提 供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本考案は、貯蔵ホッパーの下端部開口の下側にベルト式供給機を備え、且つ前 記貯蔵ホッパーの下端部におけるベルト式供給機の搬出方向前方に上側が開放さ れた張出し部を形成すると共に、該張出し部の前端に前記ベルト式供給機のベル ト上面との間の間隔を調節可能な抽出ゲートを取付けている付着性粉粒体の定量 抽出装置において、前記貯蔵ホッパーの下端部開口に向かう左右の対向する側板 の傾斜角度を互いに異なった角度に設定すると共に、前記抽出ゲートを前方に向 かって下り勾配となる角度で傾斜させて設けたことを特徴とする付着性粉粒体の 定量抽出装置、に係るものである。
【0008】
【作用】
本考案では、抽出ゲートを前方に向かって下り勾配となるように傾斜させて設 けているので、抽出ゲートに押し付けられた粉粒体を抽出ゲートの傾斜面に沿っ て下方に滑らせて抽出ゲート下端とベルト上面との間隔に導くことができ、従っ て粉粒体が堰止められるようなことが防止され、また貯蔵ホッパーの左右の側板 を異なった角度で傾斜させるようにしているので、ブリッジ現象が発生し難くな り、よって安定した定量抽出が可能となる。
【0009】
【実施例】
以下本考案の実施例を図面を参照しつつ説明する。
【0010】 図1(A)(B)は本考案の一実施例を示すもので、前記図2(A)(B)に 示したものと同一のものには同一の符号を付して説明を省略する。
【0011】 貯蔵ホッパー2の下端部開口3の下側に、貯蔵ホッパー2の下端と所要の間隔 を有して水平方向に搬送するようにしたベルト式供給機4を設け、且つ前記貯蔵 ホッパー2の下端部におけるベルト式供給機4の搬出方向前方に、上側が開放さ れた張出し部5を形成し、該張出し部5の前端に、前方に向かって下り勾配とな るように所要の角度αで傾斜した抽出ゲート13をボルト14を介して取付ける 。該抽出ゲート13は、前記ボルト14が貫通する縦方向に長い長孔15を有し ており、従ってベルト式供給機4のベルト9上面との間の間隔tを調節できるよ うになっている。前記抽出ゲート13の傾斜角度αは、付着性粉粒体1が化学石 膏、粘度等のように付着性が強いものの場合は、70度前後とするのが好ましい 。
【0012】 又前記貯蔵ホッパー2の下端部開口3に向かう左右の対向する側面16,17 は、互いに違った角度β1,β2で傾斜するように形成し、付着性粉粒体1が化 学石膏、粘土等の付着性が強いものの場合には図1にその一例を示すように、例 えば一方の側板16の傾斜角度β1を70度以上とし、他方の側板17の傾斜角 度β2を90度(垂直)とする。
【0013】 上記したように、抽出ゲート13を前方に向かって下り勾配となるように所要 の角度αで傾斜させて設けているので、抽出ゲート13に押し付けられた付着性 粉粒体1は抽出ゲート13の傾斜面に沿って下方に滑って抽出ゲート13下端と ベルト9上面との間隔t部に導かれるようになるので、粉粒体が堰止められるよ うなことが防止され、また貯蔵ホッパー2の左右の側板16,17を異なった角 度β1,β2で傾斜させて非対称な形状としていることにより、ブリッジ現象の 発生を抑えることができ、よって付着性粉粒体1を常に安定して定量抽出するこ とができる。
【0014】 尚、本考案は上記実施例にのみ限定されるものではなく、本考案の要旨を逸脱 しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
【0015】
【考案の効果】
本考案の付着性粉粒体の定量抽出装置によれば、抽出ゲートを前方に向かって 下り勾配となるように傾斜させて設けているので、抽出ゲートに押し付けられる 粉粒体を抽出ゲートの傾斜面に沿って下方に滑らせて抽出ゲート下端とベルト上 面との間隔に導くことができ、更に貯蔵ホッパーの左右の側板を異なった角度で 傾斜させてブリッジ現象を生じさせないようにしているので、付着性粉粒体を常 に安定して定量抽出することができる優れた効果を奏し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)は本考案の一実施例を示す切断側面図、
(B)は図1(A)のI−I方向矢視図である。
【図2】(A)は従来の付着性粉粒体の定量抽出装置の
一例を示す切断側面図、(B)は図2(A)のII−I
I方向矢視図である。
【図3】従来の装置による堰止め現象を示す切断側面図
である。
【図4】従来の装置によるブリッジ現象を示す切断正面
図である。
【符号の説明】
1 付着性粉粒体 2 貯蔵ホッパー 3 下端部開口 4 ベルト式供給機 5 張出し部 9 ベルト 13 抽出ゲート 16 側板 17 側板 t 間隔 α 抽出ゲートの傾斜角度 β1 側板16の傾斜角度 β2 側板17の傾斜角度

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 貯蔵ホッパーの下端部開口の下側にベル
    ト式供給機を備え、且つ前記貯蔵ホッパーの下端部にお
    けるベルト式供給機の搬出方向前方に上側が開放された
    張出し部を形成すると共に、該張出し部の前端に前記ベ
    ルト式供給機のベルト上面との間の間隔を調節可能な抽
    出ゲートを取付けている付着性粉粒体の定量抽出装置に
    おいて、前記貯蔵ホッパーの下端部開口に向かう左右の
    対向する側板の傾斜角度を互いに異なった角度に設定す
    ると共に、前記抽出ゲートを前方に向かって下り勾配と
    なる角度で傾斜させて設けたことを特徴とする付着性粉
    粒体の定量抽出装置。
JP10336591U 1991-11-20 1991-11-20 付着性粉粒体の定量抽出装置 Pending JPH0544932U (ja)

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JP10336591U JPH0544932U (ja) 1991-11-20 1991-11-20 付着性粉粒体の定量抽出装置

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JPH0544932U true JPH0544932U (ja) 1993-06-15

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ID=14352100

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JP10336591U Pending JPH0544932U (ja) 1991-11-20 1991-11-20 付着性粉粒体の定量抽出装置

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002255353A (ja) * 2001-03-01 2002-09-11 Ngk Insulators Ltd 原料定量供給装置
JP2013091534A (ja) * 2011-10-24 2013-05-16 Kobelco Eco-Solutions Co Ltd 廃棄物供給装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP4526722B2 (ja) * 2001-03-01 2010-08-18 日本碍子株式会社 原料定量供給装置
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