JPH0544711U - 作業車のバツテリパワーユニツト - Google Patents

作業車のバツテリパワーユニツト

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JPH0544711U
JPH0544711U JP10366091U JP10366091U JPH0544711U JP H0544711 U JPH0544711 U JP H0544711U JP 10366091 U JP10366091 U JP 10366091U JP 10366091 U JP10366091 U JP 10366091U JP H0544711 U JPH0544711 U JP H0544711U
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JP
Japan
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battery
vehicle
work
switch
power supply
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Application number
JP10366091U
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English (en)
Inventor
誠 浜田
Original Assignee
株式会社アイチコーポレーシヨン
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 作業車のバッテリパワーユニットにおいて、
寒冷時における作業の場合でも、作業用バッテリが低温
となるのを防止して、これが十分な性能を発揮できるよ
うにする。 【構成】 車両11に搭載された作業用バッテリ23に
近接して電熱式ヒートパネル7を配設し、車両に用いら
れる車両用バッテリ1の電力をヒート用電力供給ライン
8a,8bを介して電熱式ヒートパネル7に供給するよ
うになっている。さらに、このヒート用電力供給ライン
8a,8b中にエンジン運転対応スイッチ5と外気温対
応スイッチ6と有したスイッチボックス4を配設し、こ
れら両スイッチ5,6がともにオンのときにのみヒート
用電力供給ライン8a,8bを介して車両用バッテリ1
から電熱式ヒートパネル7に電力供給を行わせるように
なっている。なお、エンジン運転対応スイッチ5は車両
走行駆動用のエンジンが運転中にのみオン作動されるス
イッチであり、外気温対応スイッチ6は外気温が所定温
度以下のときにオン作動されるスイッチである。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、車両に搭載された作業用バッテリとバッテリ駆動式作業装置とから なる作業車のバッテリパワーユニットに関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば、高所作業車等に備えられるブーム等のような作業装置は油圧力を利用 して駆動制御される。この油圧力を供給する油圧ポンプは、作業騒音低減ため、 車両に搭載された作業用バッテリから電力供給を受けて駆動される電動モータに よって駆動されることがある。なお、この作業用バッテリは、車両においてエン ジンの始動等に用いられる車両用バッテリとは別構成であるのが普通で、作業用 バッテリと電動モータ、油圧ポンプ等により作業装置駆動用のバッテリパワーユ ニットが構成される。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
このような作業車における作業は屋外で行われるものである。さらに、作業車 が作業現場に到着するまでの間はバッテリパワーユニットは外気温にさらされた ままである。 このため、寒冷時にバッテリパワーユニットを用いてこの作業を行う場合には 、作業用バッテリが低温となってその性能が低下し、電動モータに十分な電力を 供給できないという問題や、作業用バッテリの作動時間が短くなるという問題が ある。
【0004】 本考案はこのような問題に鑑みたもので、寒冷時における作業の場合でも、作 業用バッテリが低温となるのを防止して、十分な性能を発揮できるようにした作 業車のバッテリパワーユニットを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】 このような目的達成のため、本考案に係る作業車のバッテリパワーユニットに おいては、車両に搭載された作業用バッテリに近接して電熱式ヒートパネルを配 設し、車両に用いられる車両用バッテリの電力をヒート用電力供給ラインを介し て電熱式ヒートパネルに供給するようになっている。さらに、このヒート用電力 供給ライン中にエンジン運転対応スイッチと外気温対応スイッチとを配設し、こ れら両スイッチがともにオンのときにのみヒート用電力供給ラインを介して車両 用バッテリから電熱式ヒートパネルに電力供給を行わせるようになっている。な お、エンジン運転対応スイッチは車両走行駆動用のエンジンが運転中にのみオン 作動されるスイッチであり、外気温対応スイッチは外気温が所定温度以下のとき にオン作動されるスイッチである。
【0006】
【作用】
このような構成のバッテリパワーユニットを用いると、寒冷時(外気温が所定 温度以下の時)において作業を行うため、エンジンを駆動して作業車を作業現場 へ走行移動させる時に、上記両スイッチがオンとなり、車両用バッテリから電熱 式ヒートパネルに電力が供給されてこのヒートパネルが発熱する。このヒートパ ネルは作業用バッテリに近接して配設されているため、ヒートパネルからの熱を 受けて作業用バッテリが暖められる。すなわち、車両が作業現場まで走行移動す る間に作業用バッテリが暖められ、この結果、作業時には作業バッテリに十分な 性能を発揮させることができる。 なお、ヒートパネルによる作業用バッテリの加熱は車両のエンジンが駆動され ているときにのみなされるため、車両用バッテリあがりを生じさせることがない 。また、この加熱は外気温が低温のとき、すなわち、加熱が必要な場合のみに行 わせることにより、車両用バッテリの負担を必要最小限に抑えている。
【0007】
【実施例】
以下、図面を用いて本考案の好ましい実施例について説明する。 本発明に係るバッテリーパワーユニットを搭載した高所作業車を図1に示して いる。この高所作業車10は、車体11に旋回自在に取り付けられた旋回台12 と、この旋回台12の上部に起伏自在に取り付けられ、かつ伸縮自在に構成され たブーム13と、このブーム13の先端に取り付けられた作業台14とからなる 高所用作業装置を備えている。上記作業台14に搭乗した作業者は、旋回台12 を旋回作動させたりブーム13を起伏、伸縮作動させたりして任意の高所に移動 することができる。
【0008】 ここで、上記旋回台12やブーム13の各作動は、油圧によって駆動される油 圧アクチュエータ(ブーム13を起伏作動させる起伏シリンダ15等)の作動に よって行われる。この高所作業車10においては、図2に示すように、作業騒音 の低減のために、上記油圧を発生する油圧ポンプ21を電動モータ22によって 駆動する方式を採用している。 このため、この高所作業車10の車体11には、上記電動モータ22に電力を 供給するための作業用バッテリ23が、作業車10の走行用エンジン2の始動用 等として用いられる車両用バッテリ1とは別に搭載されている。なお、上記作業 用バッテリ23は、外観上の問題、ないしは安定性確保の観点から車体11の上 部に設けられたバッテリボックス24内に納められている。
【0009】 このことから分かるように、作業用バッテリ23、電動モータ22、油圧ポン プ21等によりバッテリパワーユニットが構成されている。ところで、このよう なバッテリパワーユニットを使用して高所作業車10による作業を行う場合に、 通常は外気温が上記バッテリパワーユニットの作動効率に大きく影響する。 例えば、外気温が低い場合には、このバッテリパワーユニットを構成する作業 用バッテリ23も低温となるため、このバッテリ23の効率が低下し、且つ、所 定の電力が得られる時間(パワーユニットの作動時間)が短くなる。
【0010】 このため、本例の装置においては、作業用バッテリ23の下に電熱式ヒートパ ネル7を敷き、必要に応じて、このヒートパネル7からの発熱により作業用バッ テリ23を暖めるようになっている。このヒートパネル7はヒート用電力供給ラ イン8a,8bを介して車両用バッテリ1に繋がっており、このヒートパネル7 を発熱させるための電力は車両用バッテリ1から得るようにしている。
【0011】 但し、この電力供給を常時行ったのでは車両用バッテリ1がすぐに消耗するの で、この電力供給を制御するスイッチボックス4がヒート用電力供給ライン8a ,8bに配設されている。このスイッチボックス4は、図2に示すように、エン ジン2の発電機3からの信号を受けて、この発電機3からの発電が行われている ときに(すなわち、エンジン2が運転されているときに)オン作動されるリレー スイッチ5(エンジン運転対応スイッチ)と、外気温が所定温度以下のときにオ ン作動されるサーモスタットスイッチ6(外気温対応スイッチ)とを有する。な お、リレースイッチ5は、発電機3からの電流により励磁されるソレノイド5a とスイッチ体5bとからなり、ソレノイド5aが励磁されるとスイッチ体5bが オン作動される。 このため、外気温が所定温度以下で、且つエンジン2が運転中であるときには 、両スイッチ5,6がオンとなり、ヒート用電力供給ライン8a,8bを介して 車両用バッテリ1からヒートパネル7に電力が供給され、作業用バッテリ23が 暖められる。
【0012】 このような作業用車両を用いて高所作業を行う場合には、まず、車両を作業現 場まで走行移動させ、この後、作業現場でバッテリパワーユニットにより作業装 置を駆動して作業を行う。この場合に、車両を作業現場まで走行移動させるとき に、外気温が所定温度以下であれば、ヒートパネル7による作業用バッテリ23 の加熱が行われ、車両が作業現場に到着したときには、作業用バッテリ23は暖 められている。このため、この後の作業においては、作業用バッテリ23から十 分な電力を得ることができるとともに、その作動時間も長くなる。
【0013】 以上の例においては、発電機からの電気信号によりオン作動するリレースイ ッチによりエンジン運転対応スイッチを構成しているが、このスイッチはこのよ うなものに限られず、エンジンの運転に応じてオン作動するスイッチであれば、 どのようなスイッチでも良い。上記例では、また、サーモスタットスイッチによ り外気温対応スイッチを構成しているが、このスイッチも他の形式のスイッチを 用いることができる。
【0014】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案によれば、車両に搭載された作業用バッテリに近 接して電熱式ヒートパネルを配設し、車両用バッテリの電力を、エンジン運転対 応スイッチと外気温対応スイッチがともにオンのときにのみ、すなわち、エンジ 運転中で且つ外気温が低温のときにのみヒート用電力供給ラインを介して車両用 バッテリから電熱式ヒートパネルに電力供給を行わせるようになっているので、 寒冷時(外気温が所定温度以下の時)において作業を行うため、エンジンを駆動 して作業車を作業現場へ走行移動させる間に、上記両スイッチがオンとなり、車 両用バッテリから電熱式ヒートパネルに電力が供給され、このヒートパネルに近 接配置された作業用バッテリが暖められる。この結果、作業時には作業バッテリ が暖められており、十分な性能を発揮させることができる。 なお、ヒートパネルによる作業用バッテリの加熱は車両のエンジンが駆動され ているときにのみなされるため、車両用バッテリあがりを生じさせることがない 。また、この加熱は外気温が低温のとき、すなわち、加熱が必要な場合のみに行 わせることにより、車両用バッテリの負担を必要最小限に抑えている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るバットリパワーユニットを搭載し
た作業車を示す概略図である。
【図2】上記バッテリパワーユニットにおける作業用バ
ッテリの加熱装置を示す回路図である。
【符号の説明】
1 車両用バッテリ 2 エンジン 3 発電機 5 リレースイッチ 6 サーモスタットスイッチ 8a,8b ヒート用電力供給ライン 23 作業用バッテリ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンにより駆動されて走行可能な車
    両と、この車両に搭載されたバッテリ駆動式作業装置
    と、前記車両に搭載され前記バッテリ駆動式作業装置に
    駆動電力を供給する作業用バッテリとを有してなる作業
    車のバッテリパワーユニットであって、 前記作業用バッテリに近接して配設された電熱式ヒート
    パネルと、前記車両に用いられる車両用バッテリと、こ
    の車両用バッテリの電力を前記電熱式ヒートパネルに供
    給するヒート用電力供給ラインと、このヒート用電力供
    給ライン中に配設され前記エンジン運転中にのみオン作
    動するエンジン運転対応スイッチと、前記ヒート用電力
    供給ライン中に配設され外気温が所定温度以下のときに
    オン作動する外気温対応スイッチとを有し、 前記エンジン運転対応スイッチおよび前記外気温対応ス
    イッチがともにオンのときにのみ前記ヒート用電力供給
    ラインを介して前記車両用バッテリから前記電熱式ヒー
    トパネルに電力供給を行わせるようにしたことを特徴と
    する作業車のバッテリパワーユニット。
JP10366091U 1991-11-21 1991-11-21 作業車のバツテリパワーユニツト Pending JPH0544711U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003341448A (ja) * 2002-05-30 2003-12-03 Toyota Motor Corp 車両用バッテリの加温装置

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5928247B2 (ja) * 1976-12-15 1984-07-11 三井造船株式会社 波長自動選定装置
JPS6361360B2 (ja) * 1985-01-22 1988-11-29

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