JPH0544538Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0544538Y2 JPH0544538Y2 JP2217089U JP2217089U JPH0544538Y2 JP H0544538 Y2 JPH0544538 Y2 JP H0544538Y2 JP 2217089 U JP2217089 U JP 2217089U JP 2217089 U JP2217089 U JP 2217089U JP H0544538 Y2 JPH0544538 Y2 JP H0544538Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cup
- spring
- fuel
- lubricating oil
- water level
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 25
- 239000010687 lubricating oil Substances 0.000 claims description 16
- 239000000295 fuel oil Substances 0.000 claims description 15
- 238000001914 filtration Methods 0.000 claims description 9
- 238000001514 detection method Methods 0.000 claims description 4
- 230000005484 gravity Effects 0.000 claims description 4
- 239000000446 fuel Substances 0.000 claims 1
- 238000011045 prefiltration Methods 0.000 description 3
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 2
- 239000003566 sealing material Substances 0.000 description 2
- 230000007547 defect Effects 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 230000007717 exclusion Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Lubrication Details And Ventilation Of Internal Combustion Engines (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本考案は、車輌用エンジン等に用いられる水位
検出手段を有する燃料あるいは潤滑油の濾器に関
する。
検出手段を有する燃料あるいは潤滑油の濾器に関
する。
(従来技術)
従来技術を第3図に従つて説明すると、
本体20下部には濾過用のエレメント21が装
着され、該エレメント21を外装して透明あるい
は半透明のカツプ22が、リングナツト23の本
体20への螺着によりシール材24を介して本体
20に固定されている。加えて、前記カツプ22
内部底面25・エレメント21間には、燃料ある
いは潤滑油と水の間の比重値を持つフロート26
を摺動可能に外挿されたスプリング27が挾持さ
れており、該スプリング27はエレメント21の
下部プレート28の略中央部に位置するものであ
る。
着され、該エレメント21を外装して透明あるい
は半透明のカツプ22が、リングナツト23の本
体20への螺着によりシール材24を介して本体
20に固定されている。加えて、前記カツプ22
内部底面25・エレメント21間には、燃料ある
いは潤滑油と水の間の比重値を持つフロート26
を摺動可能に外挿されたスプリング27が挾持さ
れており、該スプリング27はエレメント21の
下部プレート28の略中央部に位置するものであ
る。
以上の構成である従来技術は、
エレメント21による濾過作用に伴つて燃料あ
るいは潤滑油中に含まれている水分がカツプ22
内に溜る。従つて燃料あるいは潤滑油と水との境
界面にフロート26が浮くことになり、これによ
りカツプ22内の水位が外部から目視で確認で
き、適宜リングナツト23とともにカツプ22を
取り外し溜つた水分を排除するものである。
るいは潤滑油中に含まれている水分がカツプ22
内に溜る。従つて燃料あるいは潤滑油と水との境
界面にフロート26が浮くことになり、これによ
りカツプ22内の水位が外部から目視で確認で
き、適宜リングナツト23とともにカツプ22を
取り外し溜つた水分を排除するものである。
(考案が解決しようとする課題)
以上の構成である従来技術は、
濾器組立時あるいはカツプ22内の水分を排除
した後の再組立時にリングナツト23を螺着する
際、該リングナツト23の回動に伴いカツプ2
2、更にスプリング27も回動するため、該スプ
リング27に、エレメント21の下部プレート2
8の略中央部からカツプ22内周面29寄りへの
移動が生じ、該スプリング27に外挿したフロー
ト26が前記カツプ22内周面30に当接して、
カツプ22内の水位変化によるフロート26の上
下動が困難となり、水位検出不能という事態を招
来せしめる場合が有るものである。
した後の再組立時にリングナツト23を螺着する
際、該リングナツト23の回動に伴いカツプ2
2、更にスプリング27も回動するため、該スプ
リング27に、エレメント21の下部プレート2
8の略中央部からカツプ22内周面29寄りへの
移動が生じ、該スプリング27に外挿したフロー
ト26が前記カツプ22内周面30に当接して、
カツプ22内の水位変化によるフロート26の上
下動が困難となり、水位検出不能という事態を招
来せしめる場合が有るものである。
(課題を解決するための手段)
本考案は以上の課題を解決するための案出され
たものであり、 透明あるいは半透明のカツプ6内に濾過用のエ
レメント5を収納するとともに該カツプ6内部底
面9・エレメント5間にスプリング11を挾持
し、かつ該スプリング11に燃料あるいは潤滑油
と水の間の比重値を持つフロート10を揺動可能
に外挿した水位検出手段を有する燃料あるいは潤
滑油の濾器において、 スプリング11のエレメント5側の端部近傍
を、その内径がエレメント5外径と略一致する大
径部12とし、該大径部12を前記エレメント5
に外嵌させるものである。
たものであり、 透明あるいは半透明のカツプ6内に濾過用のエ
レメント5を収納するとともに該カツプ6内部底
面9・エレメント5間にスプリング11を挾持
し、かつ該スプリング11に燃料あるいは潤滑油
と水の間の比重値を持つフロート10を揺動可能
に外挿した水位検出手段を有する燃料あるいは潤
滑油の濾器において、 スプリング11のエレメント5側の端部近傍
を、その内径がエレメント5外径と略一致する大
径部12とし、該大径部12を前記エレメント5
に外嵌させるものである。
(作用)
以上の構成である本考案は、
エレメント5による濾過作用に伴つて燃料ある
いは潤滑油中に含まれている水分がカツプ6内に
溜る。従つて燃料あるいは潤滑油と水との境界面
にフロート10が浮くことになり、これによりカ
ツプ6内の水位が外部から目視で確認でき、適宜
リングナツト7とともにカツプ6を取り外すこと
により溜つた水分の排除が可能である。
いは潤滑油中に含まれている水分がカツプ6内に
溜る。従つて燃料あるいは潤滑油と水との境界面
にフロート10が浮くことになり、これによりカ
ツプ6内の水位が外部から目視で確認でき、適宜
リングナツト7とともにカツプ6を取り外すこと
により溜つた水分の排除が可能である。
また、濾器組立時あるいはカツプ6内の水分を
排除した後の再組立時にリングナツト7を螺着す
る際、該リングナツト7の回動に伴いカツプ6、
更にスプリング11も回動するが、該スプリング
11の大径部12とエレメント5との嵌合によ
り、該スプリング11はカツプ6・エレメント5
間で移動による位置のズレが生じることはない。
排除した後の再組立時にリングナツト7を螺着す
る際、該リングナツト7の回動に伴いカツプ6、
更にスプリング11も回動するが、該スプリング
11の大径部12とエレメント5との嵌合によ
り、該スプリング11はカツプ6・エレメント5
間で移動による位置のズレが生じることはない。
(実施例)
以下本考案の一実施例を第1図及び第2図に従
つて説明する。
つて説明する。
本体1下部に入口通路2及び出口通路3を開口
させ、該出口通路3の開口部4に濾過用のエレメ
ント5を嵌合させるとともに、該エレメント5を
外装して透明あるいは半透明のカツプ6を、リン
グナツト7の本体1への螺着によりシール材8を
介して本体1に固定する。加えて、前記カツプ6
内部底面9・エレメント5間に、燃料あるいは潤
滑油と水の間の比重値を持つリング状のフロート
10を外挿したスプリング11を挾持し、該スプ
リング11のエレメント5側の端部近傍を、その
内径がエレメント5外径と略一致する大径部12
とするとともに、該大径部12をエレメント5に
外嵌するものである。
させ、該出口通路3の開口部4に濾過用のエレメ
ント5を嵌合させるとともに、該エレメント5を
外装して透明あるいは半透明のカツプ6を、リン
グナツト7の本体1への螺着によりシール材8を
介して本体1に固定する。加えて、前記カツプ6
内部底面9・エレメント5間に、燃料あるいは潤
滑油と水の間の比重値を持つリング状のフロート
10を外挿したスプリング11を挾持し、該スプ
リング11のエレメント5側の端部近傍を、その
内径がエレメント5外径と略一致する大径部12
とするとともに、該大径部12をエレメント5に
外嵌するものである。
以上の構成である一実施例は、
エレメント5によりカツプ6内は区画され、エ
レメント5外側の濾過前室13には入口通路2
が、エレメント5内部の濾過後室14には出口通
路3がそれぞれ開口しており、燃料あるいは潤滑
油は、入口通路2より濾過前室13に流入し、エ
レメント5により濾過されて濾過後室14に至り
出口通路3より流出するものである。この濾過作
用に伴つて、燃料あるいは潤滑油中に含まれてい
る水分が濾過前室13内に溜る。従つて、燃料あ
るいは潤滑油と水との境界面にフロート10が浮
くことになり、これによりカツプ6内の水位が外
部から目視で確認でき、適宜リングナツト7とと
もにカツプ6を取り外し溜つた水分を排除するも
のである。
レメント5外側の濾過前室13には入口通路2
が、エレメント5内部の濾過後室14には出口通
路3がそれぞれ開口しており、燃料あるいは潤滑
油は、入口通路2より濾過前室13に流入し、エ
レメント5により濾過されて濾過後室14に至り
出口通路3より流出するものである。この濾過作
用に伴つて、燃料あるいは潤滑油中に含まれてい
る水分が濾過前室13内に溜る。従つて、燃料あ
るいは潤滑油と水との境界面にフロート10が浮
くことになり、これによりカツプ6内の水位が外
部から目視で確認でき、適宜リングナツト7とと
もにカツプ6を取り外し溜つた水分を排除するも
のである。
また、本実施例の濾器組立時あるいはカツプ6
内の水分排除後の再組立時にリングナツト7を螺
着する際、該リングナツト7の回動に伴いカツプ
6、更にスプリング11も回動するが、該スプリ
ング11の大径部12とエレメント5との嵌合に
より、該スプリング11はカツプ6・エレメント
5間で移動による位置のズレが生じることはな
い。
内の水分排除後の再組立時にリングナツト7を螺
着する際、該リングナツト7の回動に伴いカツプ
6、更にスプリング11も回動するが、該スプリ
ング11の大径部12とエレメント5との嵌合に
より、該スプリング11はカツプ6・エレメント
5間で移動による位置のズレが生じることはな
い。
(効果)
以上の様に本考案は、
スプリング11の大径部12をエレメント5に
外嵌させることにより該スプリング11の位置決
めを行うため、 濾器組立時あるいは再組立時のリングナツト7
螺着に伴う回動作用によつてもスプリング11は
移動せず、よつてスプリング11の位置ズレがも
たらすフロート10不作動による水位検出不能と
いう事態を招来せしめることはない。
外嵌させることにより該スプリング11の位置決
めを行うため、 濾器組立時あるいは再組立時のリングナツト7
螺着に伴う回動作用によつてもスプリング11は
移動せず、よつてスプリング11の位置ズレがも
たらすフロート10不作動による水位検出不能と
いう事態を招来せしめることはない。
従つて本考案によれば、組立時の不具合による
水位検出不能の事態を容易かつ確実に回避出来る
非常に有益な水位検出手段を有する燃料あるいは
潤滑油の濾器を提供できるものである。
水位検出不能の事態を容易かつ確実に回避出来る
非常に有益な水位検出手段を有する燃料あるいは
潤滑油の濾器を提供できるものである。
第1図及び第2図は本考案の一実施例であり、
第1図は断面図、第2図はスプリングの正面図、
第3図は従来技術の断面図である。 1……本体、2……入口通路。
第1図は断面図、第2図はスプリングの正面図、
第3図は従来技術の断面図である。 1……本体、2……入口通路。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 透明あるいは半透明のカツプ6内に濾過用のエ
レメント5を収納するとともに該カツプ6内部底
面9・エレメント5間にスプリング11を挾持
し、かつ該スプリング11に燃料あるいは潤滑油
と水の間の比重値を持つフロート10を揺動可能
に外挿した水位検出手段を有する燃料あるいは潤
滑油の濾器において、 スプリング11のエレメント5側の端部近傍
を、その内径がエレメント5外径と略一致する大
径部12とし、該大径部12を前記エレメント5
に外嵌させることを特徴とする水位検出手段を有
する燃料あるいは潤滑油の濾器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2217089U JPH0544538Y2 (ja) | 1989-02-28 | 1989-02-28 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2217089U JPH0544538Y2 (ja) | 1989-02-28 | 1989-02-28 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02114765U JPH02114765U (ja) | 1990-09-13 |
JPH0544538Y2 true JPH0544538Y2 (ja) | 1993-11-11 |
Family
ID=31240044
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2217089U Expired - Lifetime JPH0544538Y2 (ja) | 1989-02-28 | 1989-02-28 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0544538Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7329337B2 (en) * | 2003-05-22 | 2008-02-12 | Caterpillar Inc. | Universal filter base and engines using same |
JP7298093B2 (ja) * | 2019-07-16 | 2023-06-27 | 株式会社サンダイヤ | オイルタンク洗浄システム |
-
1989
- 1989-02-28 JP JP2217089U patent/JPH0544538Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH02114765U (ja) | 1990-09-13 |
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