JPH0544519A - 内燃機関の回転変動防止装置 - Google Patents

内燃機関の回転変動防止装置

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JPH0544519A
JPH0544519A JP20811991A JP20811991A JPH0544519A JP H0544519 A JPH0544519 A JP H0544519A JP 20811991 A JP20811991 A JP 20811991A JP 20811991 A JP20811991 A JP 20811991A JP H0544519 A JPH0544519 A JP H0544519A
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JP
Japan
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load
change
internal combustion
combustion engine
ignition timing
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JP20811991A
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Kazuhiro Nakai
一弘 中井
Katsuhiko Kawai
勝彦 川合
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Denso Corp
Original Assignee
NipponDenso Co Ltd
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Publication date
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02BINTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
    • F02B63/00Adaptations of engines for driving pumps, hand-held tools or electric generators; Portable combinations of engines with engine-driven devices
    • F02B63/04Adaptations of engines for driving pumps, hand-held tools or electric generators; Portable combinations of engines with engine-driven devices for electric generators

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Control Of Vehicle Engines Or Engines For Specific Uses (AREA)
  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
  • Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)
  • Control Of Charge By Means Of Generators (AREA)
  • Electrical Control Of Ignition Timing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】間欠的電気負荷が発生した場合にも、内燃機関
の回転変動を防止し得る内燃機関の回転変動防止装置を
提供する。 【構成】ステップ104では、発電機の出力状態を示す
界磁コイルの電流の変化によりデューティ値FDUTY
が算出され、ステップ106では、デューティ値のなま
し計算が行われ、ステップ107では、過渡変化量DL
FDが算出される。ステップ108で、過渡変化量DL
FDが予め定める値α以上であることが判別されると、
ステップ109で、得られたDLFDに基づいて、記憶
テーブルから点火時期補正量tAFDが求められ、ステ
ップ110で、最終点火時期AOPに補正量tAFDが
加算される。又上記点火時期補正手段に代えて、燃料補
正手段により同様にして燃料補正量を求め、目的に合致
させることも可能である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、発電機の負荷の変動に
起因して生じる内燃機関の回転数の変動を防止するよう
にした内燃機関の回転変動防止装置に関する。
【0002】
【従来の技術】周知のように、自動車の発電機に内蔵さ
れたICレギュレータは、車両の照明ランプ、電動ファ
ン等のスイッチがオンされて電気負荷が増大したとき、
発電機のフィールド電流を増大させ、発電機の発電量を
増大させる。
【0003】しかしながら、アイドリング時にフィール
ド電流が増大すると発電機の回転負荷が増大して内燃機
関の回転数が低下し、不快な振動が発生する。このよう
な不具合を防止するため、従来よりアイドリング時の回
転変動を防止する回転制御装置が知られている。例え
ば、特開平1−277650号公報には、電気負荷が急
増した際に、フィールド電流の増加を検知したとき、内
燃機関の吸入空気量の増加を図ることによって、内燃機
関のトルクを増加させていることが提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述の照明ランプ等に
よる電気負荷は、連続的な負荷であるが、電気負荷に
は、自動車のウインカーやハザードランプ等のように間
欠的な負荷もある。連続的な負荷であれば、吸入空気量
が増大された時点と内燃機関の回転数が増大する時点と
の間に時間差があっても、回転数の負荷による落込みは
漸次回復するので問題はないが、間欠的に変動する負荷
の場合には、このような時間差があると吸入空気量を制
御しても回転数は安定化しない。
【0005】また、従来の内燃機関では、ピストン等の
重量が大きいために、このような間欠的負荷変動に起因
する振動は、ピストン等の運動に伴う振動に隠れてしま
い、何等問題は無かった。しかしながら、自動車のエン
ジンは益々軽量化されており、ある程度以上に軽量化が
進んだ場合には、上記のような間欠的電気負荷が発生し
た場合にも、内燃機関の回転数が変動することが考えら
れる。
【0006】本発明は、間欠的電気負荷が発生した場合
にも、内燃機関の回転変動を防止し得るような内燃機関
の回転変動防止装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明は、図1に例示するように、内
燃機関の運転状態に応じて、点火時期を制御する点火時
期制御手段と、内燃機関により駆動され、かつバッテリ
および車両の電気機器に電力を供給する発電機と、前記
電気機器の電気負荷の変動により生じる前記発電機の回
転負荷の過渡的変化を検出する過渡的負荷変化検出手段
と、前記過渡的負荷変化検出手段により前記発電機の回
転負荷の過渡的変化が検出されたとき、前記点火時期制
御手段により制御される点火時期を、回転負荷が増大す
る場合にはその変化量に基づいて進角させ、回転負荷が
減少する場合にはその変化量に基づいて遅角させる点火
時期補正手段と、を備えたことを特徴とする内燃機関の
回転変動防止装置を要旨とする。
【0008】請求項2記載の発明は、図1に例示するよ
うに、内燃機関の運転状態に応じて、燃料の噴射量を制
御する燃料噴射量制御手段と、内燃機関により駆動さ
れ、かつバッテリおよび車両の電気機器に電力を供給す
る発電機と、前記電気機器の電気負荷の変動により生じ
る前記発電機の回転負荷の過渡的変化を検出する過渡的
負荷変化検出手段と、前記過渡的負荷変化検出手段によ
り前記発電機の回転負荷の過渡的変化が検出されたと
き、前記燃料噴射量制御手段により制御される燃料噴射
量を、回転負荷が増大する場合にはその変化量に基づい
て増大させ、回転負荷が減少する場合にはその変化量に
基づいて減少させる燃料噴射量補正手段と、を備えたこ
とを特徴とする内燃機関の回転変動防止装置を要旨とす
る。
【0009】
【作用】本発明では、点火時期制御手段あるいは燃料噴
射量制御手段が内燃機関の運転状態に応じて点火時期あ
るいは燃料噴射量を制御し、過渡的負荷変化検出手段
が、車両の電気機器の電気負荷の変動により生じる発電
機の回転負荷の過渡的変化を検出したとき、点火時期補
正手段あるいは燃料噴射量補正手段が、点火時期制御手
段により制御される点火時期あるいは燃料噴射量制御手
段により制御される燃料噴射量を補正する。点火時期
は、回転負荷が増大する場合には、その変化量に基づい
て進角され、回転負荷が減少する場合には、その変化量
に基づいて遅角される。燃料噴射量は、回転負荷が増大
する場合には、その変化量に基づいて増大され、回転負
荷が減少する場合には、その変化量に基づいて減少され
る。
【0010】点火時期あるいは燃料噴射量は内燃機関の
トルクを直接的に制御する因子であるので、発電機の回
転負荷の変動に基づき点火時期あるいは燃料噴射量を補
正することにより、内燃機関の回転変動は防止される。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図2は、請求項1に対応する第1の実施例の内燃
機関の回転変動防止装置を示す概略ブロック図である。
【0012】図2において、発電機1は内燃機関の出力
回転を受けて発電し、バッテリやウインカー、ハザード
ランプ、照明ランプ、電動ファン等の車両の電気機器に
電力を供給するものである。レギュレータ2は、発電機
1の出力電圧を検出し、その出力電圧に基づき、発電機
1の界磁コイル1aに流れる界磁電流を制御することに
より、発電機1の発電電圧の制御を行うものである。界
磁電流は、レギュレータ2のスイッチング素子2aのオ
ンオフ動作により制御される。
【0013】マイクロコンピュータ3には、上記界磁電
流が入力されると共に、アイドルスイッチ4、回転セン
サ5およびシフト位置検知スイッチ6からの各出力が与
えられる。アイドルスイッチ4は、スロットル弁が閉位
置にあるとき、所定の信号を出力するものであり、該信
号によりアイドリング状態にあることを検出することが
できる。回転センサ5は内燃機関の所定の回転角度毎に
パルス信号を発するものであり、出力されるパルス信号
の間隔を測ることにより、内燃機関の回転数を検出する
ことができる。シフト位置検知スイッチ6は、シフトレ
バーの位置を検知するためのものである。
【0014】マイクロコンピュータ3は、界磁電流によ
り発電機1の回転負荷の状況を検出し、アイドルスイッ
チ4、回転センサ5及びシフト位置検知スイッチ6から
の信号に基づいて、イグナイタ7の点火時期を補正して
良いか否かを判別し、発電機1の回転負荷の状況に応じ
た補正量を算出し、イグナイタ7の動作を制御する。
【0015】点火時期は、内燃機関のトルクを直接的に
制御する因子であるので、本実施例では、点火時期を補
正することにより内燃機関の回転変動を防止するのであ
る。図3は、第1の実施例の動作を説明するためのフロ
ーチャートである。図3に示す処理は、180°CAの
一定のクランク角度毎に行われる。
【0016】まずステップ101では、回転センサ5の
信号周期時間を計測することにより内燃機関の回転数が
求められ、内燃機関の回転数と、図示しない吸入空気量
センサからの空気量信号とに基づき、基本点火時期AB
SEが求められる。次に、ステップ102では、シフト
位置及び冷却水の水温等から求まる各種補正項が算出さ
れ、ステップ103では、基本点火時期ABSEに各種
補正項が加算されて、最終点火時期AOPが算出され
る。
【0017】次に、ステップ104では、発電機1の出
力状態を示す界磁コイル1aの電流変化つまり所定の電
流値を越える時間と変化の周期によりデューティ値FD
UTYが算出される。次に、ステップ105では、アイ
ドルスイッチ4からの信号に基づいて、アイドリング状
態か否かが判別される。アイドリング状態でなければ、
以下のステップをスキップして、次の処理時間まで待機
し、アイドリング状態であれば、ステップ106に進
む。
【0018】ステップ106では、下記式によりデュー
ティ値のなまし計算が行われる。
【0019】
【数1】
【0020】FDSMは、図4に示すようにデューティ
値FDUTYの変動をなました値である。デューティ値
は10〜20msec毎にサンプリングされ、全体で1
6回ないし32回サンプリングを行なって、なまし計算
が行われる。
【0021】次に、ステップ107では、下記式によ
り、過渡変化量DLFDが算出される。 DLFD=FDUTYi −FDSMi ここで、DLFDは、デューティ値とそのなまし値との
差分値である。
【0022】次に、ステップ108では、過渡変化量D
LFDが予め定める値α以上であるか否かが判別され
る。DLFDがαよりも小さければ、最終点火時期を補
正する必要がないので、以下の処理をスキップして、次
の処理時間まで待機し、DLFDがα以上であれば、ス
テップ109に進む。
【0023】尚、発電機の回転負荷の過渡的変化は、負
荷がかかるときのみならず、負荷がなくなるときにも生
じ、DLFDは負の値となり得るため、ステップ108
では、DLFDの絶対値を取っている。ステップ109
では、得られたDLFDに基づいて、記憶テーブルから
点火時期補正量tAFDが求められる。点火時期補正量
tAFDは、図5に示すように、過渡変化量DLFDが
増えればそれだけ増加する量である。
【0024】次に、ステップ110では、最終点火時期
AOPに補正量tAFDが加算され、最終点火時期AO
Pが補正される。次に、ステップ111では、シフト位
置検知スイッチ6により、NレンジあるいはPレンジが
選択されているか否かが判別される。これは、図6に示
すように、シフトレバーがDレンジ等になっている場合
と、Nレンジ等になっている場合とでは、最大トルクを
得る点火時期(MBT)が互いに異なるために、それぞ
れに適した点火時期の変動許容域を与える必要があるか
らである。
【0025】即ち、シフト位置がNレンジあるいはPレ
ンジであれば、ステップ112において、最終点火時期
AOPが所定のAMAX1を越えるか否かが判別され、
AOP>AMAX1であれば、ステップ113におい
て、AMAX1を最終点火時期AOPとする。
【0026】AOP>AMAX1でなければ、ステップ
114に進み、最終点火時期AOPが所定のAMIN1
よりも小さいか否かが判別される。AOP<AMIN1
であれば、ステップ115において、AMIN1を最終
点火時期AOPとする。AMIN1≦AOP≦AMAX
1であれば、ステップ110で得られた最終点火時期A
OPのまま処理を終了する。
【0027】一方、シフト位置がNレンジあるいはPレ
ンジでない場合、つまりDレンジ等である場合には、ス
テップ116に進み、最終点火時期AOPが所定のAM
AX2を越えるか否かが判別され、AOP>AMAX2
であれば、ステップ117において、AMAX2を最終
点火時期AOPとする。
【0028】AOP>AMAX2でなければ、ステップ
118に進み、最終点火時期AOPが所定のAMIN2
よりも小さいか否かが判別される。AOP<AMIN2
であれば、ステップ119において、AMIN2を最終
点火時期AOPとする。AMIN2≦AOP≦AMAX
2であれば、ステップ110で得られた最終点火時期A
OPのまま処理を終了する。尚、AMIN1>AMIN
2,AMAX1>AMAX2である。
【0029】図7は、間欠的な電気負荷が生じたときの
本実施例の動作を示す波形図である。図7に示すように
オン状態およびオフ状態が交互に繰り返す間欠的な電気
負荷が生じた場合には、界磁コイル1aの界磁電流のデ
ューティ値FDUTYは、電気負荷がオフ状態からオン
状態に変わったときと、オン状態からオフ状態に変わっ
たときに急激に変動する。そのときのなまし値FDSM
が一点鎖線で示されている。FDUTYとFDSMとの
差分が点火時期の補正量を規定するDLFDである。最
終点火時期AOPは電気負荷がオン状態になったときに
は、DLFDに対応する量だけ進角側に補正され、電気
負荷がオフ状態になったときには、DLFDに対応する
量だけ遅角側に補正される。この結果、内燃機関の回転
数Neは、なだらかな変化となる。
【0030】一方、間欠的な電気負荷により、最終点火
時期を補正しない場合には、内燃機関の回転数Neは点
線で示すように大きく変動する。図8は、ヘッドライト
等を点灯した場合のように連続的な電気負荷が生じたと
きの本実施例の動作を示す波形図である。連続的な電気
負荷が生じた場合には、界磁電流のデューティ値FDU
TYは急激に変化するが、なまし値FDSMは緩慢に変
化する。このため、最終点火時期AOPは、電気負荷が
オン状態になった直後に、DLFDに基づいて進角補正
され、その後徐々に補正量は減じられる。
【0031】この結果、電気負荷が生じた直後における
内燃機関の回転数の低下が防止される。尚、電気的負荷
に応じて点火時期を補正しない場合の回転数が点線で示
されている。
【0032】一方、電気負荷が生じたことにより、内燃
機関の回転数が低下すると、車両に搭載された図示しな
いECUが吸入空気量DOPを増大させるように働く。
内燃機関はフィードバック制御されているため吸入空気
量が増大すると、燃料噴射量が増えて内燃機関のトルク
が増大する。吸入空気量の増大に伴うトルクの増大は点
火時期補正が働かなくなる頃に起こるため、内燃機関の
回転数は維持される。
【0033】尚、ステップ101ないし103が点火時
期制御手段として働き、ステップ104,106,10
7および108が過渡的負荷変化検出手段として働き、
ステップ109ないしステップ119が点火時期補正手
段として働く。以上のように、第1の実施例によれば、
間欠的な電気負荷が生じた場合にも、内燃機関の回転数
の変動を防止することができる。
【0034】上記実施例では、Nレンジの場合とDレン
ジの場合とで異なる変動許容域を設けたが、Dレンジに
おいて更に正確な補正を行なうために、ステップ111
とステップ116との間に、AOPを所定のオフセット
分だけずらせる処理を設けても良い。
【0035】第1の実施例では、点火時期を補正するこ
とにより、内燃機関の回転数の変動を防止したが、請求
項2に対応する第2の実施例では、内燃機関に供給され
る燃料噴射量を補正することにより、内燃機関の回転数
の変動を防止する。燃料噴射量も、内燃機関のトルクを
直接的に制御する因子である。
【0036】第2の実施例の構成を示すブロック図は、
図2におけるイグナイタ7がインジェクタに置き変わる
だけであるので、図示を省略する。図9は、第2の実施
例の動作を示すフローチャートである。図9に示す処理
は、180°CAの一定のクランク角度毎に行われる。
【0037】まずステップ201では、回転センサ5の
信号周期時間を計測することにより内燃機関の回転数が
求められ、内燃機関の回転数と、図示しない吸入空気量
センサからの空気量信号とに基づき、基本噴射量を規定
する基本噴射時間TPが求められる。
【0038】次に、ステップ202では、冷却水の水
温、吸入空気の気温等から求まる各種補正項および空燃
比フィードバック補正の補正項等が算出され、ステップ
203では、基本噴射時間TPに各種補正項が加算され
て、噴射パルス幅TAUが算出される。
【0039】次に、ステップ204では、第1の実施例
と同様、発電機1の出力状態を示す界磁コイル1aの電
流変化に基づいて、デューティ値FDUTYが算出され
る。次に、ステップ205では、アイドルスイッチ4か
らの信号に基づいて、アイドリング状態か否かが判別さ
れる。アイドリング状態でなければ、以下のステップを
スキップして、次の処理時間まで待機し、アイドリング
状態であれば、ステップ206に進む。
【0040】ステップ206では、第1の実施例と同様
の式によりデューティ値のなまし計算が行われる。次
に、ステップ207では、第1の実施例と同様にして、
過渡変化量DLFDが算出される。次に、ステップ20
8では、過渡変化量DLFDが予め定める値α以上であ
るか否かが判別される。DLFDがαよりも小さけれ
ば、以下の処理をスキップして、次の処理時間まで待機
し、DLFDがα以上であれば、ステップ209に進
む。
【0041】ステップ209では、得られたDLFDに
基づいて、記憶テーブルから燃料補正量tFFDが求め
られる。燃料補正量tFFDは、過渡変化量DLFDが
増えればそれだけ増加する量である。次に、ステップ2
10において、噴射パルス幅TAUに補正量tFFDが
加算されて、噴射パルス幅TAUが補正される。
【0042】次に、ステップ211において、噴射パル
ス幅TAUが所定のFMAXを越えているか否かが判別
され、TAU>FMAXであれば、ステップ213にお
いて、FMAXを噴射パルス幅とする。TAU>FMA
Xでなければ、ステップ212において、噴射パルス幅
TAUが所定のFMINよりも小さいか否かが判別され
る。TAU<FMINであれば、ステップ214におい
て、FMINを噴射パルス幅とする。FMIN≦TAU
≦FMAXであれば、ステップ210で得られた噴射パ
ルス幅TAUのまま処理を終了する。
【0043】尚、ステップ201ないし203が燃料噴
射量制御手段として働き、ステップ204およびステッ
プ206ないしステップ208が過渡的負荷変化検出手
段として働き、ステップ209ないしステップ214が
燃料噴射量補正手段として働く。
【0044】第2の実施例においても、第1の実施例と
同様、間欠的な電気負荷が生じた場合にも、内燃機関の
回転数の変動を防止することができる。
【0045】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、間欠的電
気負荷により生じる発電機の回転負荷の過渡的変化の変
化量に基づいて、点火時期を補正するようにしたので、
間欠的電気負荷が生じた場合にも内燃機関の回転の変動
を防止して、回転の安定化を図ることができる。
【0046】請求項2記載の発明によれば、間欠的電気
負荷により生じる発電機の回転負荷の過渡的変化の変化
量に基づいて、燃料噴射量を補正するようにしたので、
間欠的電気負荷が生じた場合にも内燃機関の回転の変動
を防止して、回転の安定化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の内燃機関の回転変動防止装置の基本的
構成を例示するブロック図である。
【図2】本発明の第1の実施例の内燃機関の回転変動防
止装置を示す概略ブロック図である。
【図3】第1の実施例の動作を説明するためのフローチ
ャートである。
【図4】デューティ値、そのなまし値および過渡的変化
量の説明図である。
【図5】過渡的変化量と点火時期補正量との関係の説明
図である。
【図6】DレンジとNレンジとにおける点火時期と内燃
機関の回転数との関係を示す説明図である。
【図7】間欠的な電気負荷が生じたときの第1の実施例
の動作を示す波形図である。
【図8】連続的な電気負荷が生じたときの第1の実施例
の動作を示す波形図である。
【図9】第2の実施例の動作を示すフローチャートであ
る。
【符号の説明】
1…発電機 1a…界磁コイル 2…レギュレータ 3…マイクロコンピュータ 5…回転センサ 7…
イグナイタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 F02D 45/00 330 8109−3G F02P 5/15 E 9150−3G

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内燃機関の運転状態に応じて、点火時期
    を制御する点火時期制御手段と、 内燃機関により駆動され、かつバッテリおよび車両の電
    気機器に電力を供給する発電機と、 前記電気機器の電気負荷の変動により生じる前記発電機
    の回転負荷の過渡的変化を検出する過渡的負荷変化検出
    手段と、 前記過渡的負荷変化検出手段により前記発電機の回転負
    荷の過渡的変化が検出されたとき、前記点火時期制御手
    段により制御される点火時期を、回転負荷が増大する場
    合にはその変化量に基づいて進角させ、回転負荷が減少
    する場合にはその変化量に基づいて遅角させる点火時期
    補正手段と、 を備えたことを特徴とする内燃機関の回転変動防止装
    置。
  2. 【請求項2】 内燃機関の運転状態に応じて、燃料の噴
    射量を制御する燃料噴射量制御手段と、 内燃機関により駆動され、かつバッテリおよび車両の電
    気機器に電力を供給する発電機と、 前記電気機器の電気負荷の変動により生じる前記発電機
    の回転負荷の過渡的変化を検出する過渡的負荷変化検出
    手段と、 前記過渡的負荷変化検出手段により前記発電機の回転負
    荷の過渡的変化が検出されたとき、前記燃料噴射量制御
    手段により制御される燃料噴射量を、回転負荷が増大す
    る場合にはその変化量に基づいて増大させ、回転負荷が
    減少する場合にはその変化量に基づいて減少させる燃料
    噴射量補正手段と、 を備えたことを特徴とする内燃機関の回転変動防止装
    置。
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Cited By (6)

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EP1022450A3 (en) * 1999-01-21 2001-01-03 Cummins Engine Company, Inc. A method of generating electric power and an electric power generation system
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