JPH0544394Y2 - - Google Patents

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JPH0544394Y2
JPH0544394Y2 JP3277887U JP3277887U JPH0544394Y2 JP H0544394 Y2 JPH0544394 Y2 JP H0544394Y2 JP 3277887 U JP3277887 U JP 3277887U JP 3277887 U JP3277887 U JP 3277887U JP H0544394 Y2 JPH0544394 Y2 JP H0544394Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本考案は、バケツト昇降式のリフト車に関す
る。
リフト車は、例えば引越しに際し、荷物等をバ
ケツトに積載して地面と建物等高所目標との間で
運搬する高所荷役作業用として、又火災に際し、
人等を同様に運搬する高所救助作業用として、更
に建築現場等で、人、資材等を同様に運搬して高
所目標に対し工事等をなす高所作業用として、そ
の他各種の用途に用いられている。
「従来の技術」 ところでこのようなリフト車においては、ブー
ムの基端部に補助ガイドレールが用いられてい
る。
この補助ガイドレールは、ブームの基端部に長
手方向に摺動可能に取り付けられ、ブームに対し
収納状態から所定長さまで張り出し可能となつて
いる。そして荷物等の運搬に際しては、ブームの
起伏角度に対応して張り出されて、地面とブーム
の基端部との間に介在し、もつて台車すなわちバ
ケツトを地面近くまで降下させるべく機能するも
のである。
そしてこの補助ガイドレールのブームに対する
収納、張り出し、位置決め保持等は、第6図に示
すごとく従来行われていた。
まず張り出し等は次のとおり。
リフト車Lの作業員は、常時、ブーム2の下端
部に位置する台車(図示せず)を、台車上昇用ワ
イヤW1を巻き取ることにより、一旦収納状態を
保持している補助ガイドレール1の上端より上方
位置まで上昇せしめた後、収納状態の位置決め保
持用として挿着されていたロツクピンを、補助ガ
イドレール1のロツク穴LOおよび対応するブー
ム2のロツク穴から、抜き出す。すると補助ガイ
ドレール1の下端付近に軸着されたシーブSを介
し張架された台車降下用ワイヤWは、補助ガイド
レール1の自重により繰り出され、補助ガイドレ
ール1は、ブーム2に対し摺動しつつ自重により
下降し、張り出される。しかる後作業員は、ロツ
クピンを補助ガイドレール1の所定ロツク穴LO
および対応するブーム2のロツク穴に挿着し、も
つて張り出し状態の位置決め保持が行われる。
次に補助ガイドレール1の収納は、次のとおり
行われる。
作業員は、台車上昇用ワイヤW1を巻き取り、
一旦台車(図示せず)を収納時における補助ガイ
ドレール1の上端より上方に上昇せしめた後、張
り出し状態の位置決め保持用として挿着されてい
たロツクピンを、抜き出す。それから前記台車降
下用ワイヤWを巻き取る。すると補助ガイドレー
ル1は、シーブSIによりブーム2に対し摺動しつ
つ上昇されて、収納される。しかる後作業員は、
ロツクピンを定ロツク穴LOに挿着し、もつて収
納状態の位置決め保持が行われる。
補助ガイドレール1のブーム2に対する収納、
張り出し、位置決め保持等は、従来このように行
われていた。
「考案が解決しようとする問題点」 ところでこのような従来例にあつては、次の問
題点が指摘されていた。
第1に、補助ガイドレール1の位置決め保持用
として、ロツクピン、ロツク穴LO等の専用のロ
ツク装置が必要となり、コスト高を招くととも
に、そのロツク操作を作業員がいちいち行うの
で、その作業が面倒である。
第2に、補助ガイドレール1の収納状態、特に
張り出し状態での位置決め保持は、予めロツク穴
LOによつて定められた位置でのみ行われ、適宜
自在な任意の位置で行うことができなかつた。す
なわち細かい調整は、困難とされていた。
第3に、補助ガイドレール1の張り出しは自重
によるので、ブーム2の起伏角度が小さい場合に
は、自重が利用できず、作業員が手動で下降し、
張り出しを行うことを要し、作業負担増となって
いた。
第4に、補助ガイドレール1の上昇、収納は、
台車降下用ワイヤWの補助ガイドレール1の自重
による繰り出し、巻き取りにより行われるので、
台車(図示せず)がブーム2の下端部に位置する
常時の状態において、例えばその下降、張り出し
を行なう場合には、ブーム2と補助ガイドレール
1のレール部は重なつており(後述の第3図参
照)、かつ両レール部は台車の車輪と、これらの
車輪に対向位置していると共に、車輪に圧接する
よう付勢された補助車輪とによつて圧接挟持され
ているので、ロツクピンを抜き出しても補助ガイ
ドレール1が自重により下降しないことがあつ
た。したがつて、殆どの場合、補助ガイドレール
1の張り出し、収納時には、事前に一旦台車(図
示せず)を収納時における補助ガイドレール1の
上端ょり上方位置まで上昇せしめる作業を要し、
作業効率が悪い。
従来例では、このような点が指摘されていた。
本考案は、このような実情に鑑み、上記従来例
の問題点を解決すべくなされたものであつて、補
助ガイドレールの昇降機構が所定のシリンダとシ
ーブとワイヤとを備えてなることにより、専用の
ロツク装置は不要となるとともに、位置決め保持
が自在となり、又ブームの起伏角度にかかわら
ず、かつ一旦台車を上昇せずとも、補助ガイドレ
ールの収納、張り出しが可能となる、リフト車を
提案することを目的とする。
「問題点を解決するための手段」 この目的を達成する本考案の技術的手段は、次
のとおりである。
このリフト車は、車台上に起伏可能に搭載され
たブームと、該ブームに沿つて昇降される台車
と、該台車上に枢支され荷物等を積載して運搬す
るバケツトとを備えていれる。
そしてこのリフト車は、ブームの基端部に長手
方向に摺動可能に取り付けられ、ブームに対し収
納状態から所定長さまで張り出し可能な補助ガイ
ドレールと、この補助ガイドレールの昇降機構と
を、を有している。
この昇降機構は、ブームの基端部に長手方向に
沿つて設けられたシリンダと、このシリンダのピ
ストンロツドの先端に取り付けられた張り出し用
シーブおよび収納用シーブと、さらにこのシリン
ダをはさんだ長手方向両側位置にそれぞれ軸着さ
れたトツプシーブおよびエンドシーブとを、備え
てなつている。
そして張り出しワイヤが、一端を補助ガイドレ
ールの長手方向の上端付近に止着され、張り出し
用シーブ、トツプシーブ、張り出し用シーブと張
架されて、他端を該ブームの基端部に止着されて
いる。
又収納ワイヤが、一端を補助ガイドレールの下
端付近に止着され、収納用シーブ、エンドシー
ブ、収納用シーブと張架されて、他端を該ブーム
の基端部に止着されている。
「作用」 本考案に係るリフト車は、このような手段より
なるので、次のごとく作用する。
このリフト車においては、ブームの起立等の
後、補助ガイドレールのブームに対する収納、張
り出し、位置決め保持等は、次のごとく行われ
る。
収納状態においては、張り出し用シーブと収納
用シーブとが取り付けられた、シリンダのピスト
ンロツドは後退位置にあり、補助ガイドレールは
全長にわたりブームに収納された状態で、位置決
め保持されている。
係る状態を保持している補助ガイドレールを張
り出すため、ピストンロツドすなわち張り出し用
シーブと収納用シーブを前進せしめた際には、張
り出しワイヤは、上記収納状態に比し、ピストン
ロツドの前進に伴ない、徐徐に張り出し用シーブ
とトツプシーブ間の巻き取り量が多くなり、逆に
収納ワイヤは、上記収納状態に比し、収納用シー
ブとエンドシーブ間の巻き取り量が少なくなる。
もつて補助ガイドレールは張り出される。而し
て、ピストンロツドが所定の前進位置まで前進し
た状態において張り出しワイヤは、上記巻き取り
量が最大となり、逆に収納ワイヤは、上記巻き取
り量が最小となり、補助ガイドレールは、所期の
張り出し位置まで下降し、その張り出し状態にて
位置決め保持される。
次に張り出し状態を保持している補助ガイドレ
ールを収納する際には、ピストンロツドすなわち
張り出し用シーブと収納用シーブの後退に伴な
い、収納用ワイヤは、上記張り出し状態に比し、
徐徐に収納用シーブとエンドシーブ間の巻き取り
量が多くなり、逆に張り出しワイヤは、上記張り
出し状態に比し、徐徐に張り出し用シーブとトツ
プシーブ間の巻き取り量が少なくなり、補助ガイ
ドレールは収納方向に上昇される。而して、ピス
トンロツドが後退位置まで後退した状態におい
て、補助ガイドレールは、元の収納位置まで上昇
し、全長にわたりブームに収納された状態で、位
置決め保持される。
このように、専用のロツク装置を要せず、かつ
位置決め保持が自在となり、又ブームの起伏角度
にかかわらず、かつ一旦台車を上昇せずとも、補
助ガイドレールお収納、張り出しが可能となる。
又補助ガイドレールは、シリンダのストロークの
数倍のストロークで張り出されることになり、こ
の昇降機構はスペース的にも優れている。
「実施例」 以下本考案を、図面に示すその実施例に基づい
て、詳細に説明する。
まず構成について、リフト車の概要、補助ガイ
ドレール等、その昇降機構の順に説明する。
リフト車の概要は次のとおり。
第4図および第5図は、一般的はリフト車の1
例を示し、第4図はその正面図、第5図はその作
動説明図である。
リフト車Lは、図示の自走式のほか走行動力を
もたぬ牽引式、すなわち可搬式のものもあり、車
台3上に起伏機構4により起伏可能に搭載された
ブーム2と、このブーム2に沿つて昇降される台
車5と、台車5上に枢支され荷物等を積載して運
搬するバケツト6とを、備えてなつている。又こ
のブーム2は、旋回機構7により旋回可能とさ
れ、更には伸縮機構8により伸縮可能な多段式よ
りなつている。
まずブーム2について詳述すると、その旋回機
構7は、図示例では車台3上に搭載されたターン
テーブル9と、このターンテーブル9に接続され
正逆自在に回転する電動式、油圧式等の旋回用モ
ータ10とからなつている。そしてこのターンテ
ーブル9上にブーム2が、起伏機構4を構成する
起伏用シリンダ11と、取付部12を介しピン1
3とにより、枢支されている。
起伏機構4は、図示例では両端をブーム2とタ
ーンテーブル9とに枢着された起伏用シリンダ1
1が用いられているが、その駆動源としては油圧
式、電動式ともに可能であり、駆動方式としても
シリンダを用いずモータと、モータに接続された
ボールスクリユーと、ボールスクリユーに螺合さ
れた可動子と、可動子とブーム間に枢着された連
結杆とを備えた方式、その他各種の駆動方式が可
能である。
ブーム2の伸縮機構8は、例えば伸縮用シリン
ダ14とワイヤ(図示せず)の掛け渡しにより、
ブーム2の2段目以降の張出しと収納とが行われ
ている。
又ブーム2としては、入れ子式の多段ブーム、
梯子状のラダーたる多段ブーム、多段式・伸縮式
でない単純ブーム、断面正方形のもの断面扁平形
のもの、直伸式のもの、屈折式のもの、その他各
種の方式、形状等のものがある。
台車5等について詳述すると、係るブーム2に
沿つて台車5は昇降される。すなわち、台車5は
車輪15を備え、走行機構16を構成するウイン
チ17,171と、各ウインチ17,171にそれ
ぞれの一端が止着されていると共に、巻装され、
かつそれぞれの他端がブーム2の先端、補助ガイ
ドレール1の下端に配設されたシーブSI,SIを介
して台車5の前、後部に連結され、ブーム2にそ
つて張架されたワイヤ18,181の繰り出しと
巻き取りにより、ブーム2上を一般的にはその基
端部21と先端部22間で走行される。この台車5
上には、ピン19により架台20が枢支され、こ
の架台20上にバケツト6が取り受けられ、上面
が開放された箱状のバケツト6には、荷物等が積
載される。
そして台車5と架台20間には、水平維持機構
21が介装されている。この水平維持機構21と
しては一般にチルト機構が用いられ、ブーム2の
起伏毎にその起伏角度に応じ、例えばハンドルの
正逆回転等により、ネジシヤフト、ボールネジ等
を介し、そのアーム22の傾斜角度が調整され、
もつて架台20すなわちバケツト6は常に水平に
維持される。
なお図中23は、リフト車Lの車台3に設けら
れた車輪であり、Oは、リフト車Lを地面A等に
安定的に保持するジヤツキたる、アウトリガーで
ある。
リフト車Lは、一般的にはこのようになつてい
る。
次に補助ガイドレール1等について述べる。
第2図はリフト車Lのブーム2および補助ガイ
ドレール1の側面図であり、第3図は第2図のB
−B線に沿つた矢視断面図である。
まず支持アーム24について詳述すると、台車
5の下面には1対の支持アーム24が付設されて
いる。この支持アーム24は、一端部に互いの外
方向に突設されたシヤフトを介して補助車輪25
が取り付けられるとともに、他端部がピン26に
より台車5に枢着され、互いに中央部どおしが連
結杆27により連結され、この連結杆27の中央
にはクランプ28等を介し前記ワイヤ18(図示
のものはブーム2内い張設されている)が止着さ
れている。そこでワイヤ18の張力により、支持
アーム24を介し、補助車輪25はブーム2のレ
ール部内壁面に付勢圧接され、もつて台車5がブ
ーム2から外れないようになつている。
補助ガイドレール1について詳述すると、ブー
ム2の基端部21の両側には、それぞれ補助ガイ
ドレール1が長手方向に摺動可能に取り付けら
れ、ブーム2の基端部21に対する収納状態から、
ブーム2を所定角度以上に起立せしめた状態にお
いて、地面Aまで張り出し可能な長さを備えてな
つている。すなわちこの補助ガイドレール1は、
基端部21の車輪15に対応する部分に外嵌され、
長手方向に基端部21と対をなして突設されたガ
イド部29に案内されて、基端部21に対し摺動
可能となつている。そしてこの補助ガイドレール
1は、ブーム2を所定角度以上に起立せしめた状
態において、基端部21と地面A間の距離より若
干長い長さとなつている。
そこでこの補助ガイドレール1は、非使用時に
は、ブーム2に対する収納状態となつて、すなわ
ちその基端部21に全長にわたり外嵌されて、位
置決め保持される。次に使用時、すなわちブーム
2が起立され、かつ荷物等の運搬が直接地面Aと
の間で行われる時には、ブーム2の起伏角度に対
応して張り出されて、地面Aと基端部21との間
に介在し、もつて該位置にて位置決め保持され
る。
すると走行基端部16の作動により、ワイヤ1
8,181を介し台車5は、その車輪15および
補助車輪25が、ブーム2の基端部21側から係
る補助ガイドレール1へと転動することにより、
地面A近くまで降下させることになる。そこでこ
のような補助ガイドレール1により、地面Aから
直接荷物等をバケツト6に、積み込み積み卸すこ
とが可能となる。なお、17,171は走行機構
16を構成するウインチであり、SIは補助ガイド
レール1の下端12に設けられたシーブであり、
このシーブSIには走行機構16のワイヤ181
掛け渡されている。
30は後述の補助ガイドレール1の昇降機構で
ある。
次に昇降機構について述べる。
第1図は、このような補助ガイドレール1の昇
降機構30等を示す斜視図である。
ブーム2の基端部21には、長手方向に沿つて
例えば油圧式の昇降用シリンダ31が固設され、
この昇降用シリンダ31のピストンロツド32の
先端には、図示例ではブラケツト33が固設さ
れ、このブラケツト33に枢支された軸34に2
個の張り出し用シーブ35,36と収納用シーブ
37,38とが、連設されている。又基端部21
には、この昇降用シリンダ31をはさんだ長手方
向の両側に、トツプシーブ39とエンドシーブ4
0とが軸着されている。
そして張り出しワイヤ41が、一端411を補
助ガイドレール1の長手方向の上端11付近に、
ノーズブラケツト42により止着され、上記一方
の張り出し用シーブ35、トツプシーブ39、他
方の張り出し用シーブ36と張架されて、他端4
2をトツプブラケツト43によりブーム2の基
端部21に止着されている。
又収納ワイヤ44が、一端441を補助ガイド
レール1の下端12付近に、テールブラケツト4
5により止着され、上記一方の収納用シーブ3
7、エンドシーブ40、他方の収納用シーブ38
と張架されて、他端442をエンドブラケツト4
6により、ブーム2の基端部21に止着されてい
る。
又、補助ガイドレール1の収納状態においは、
ブーム2の基端部21に軸着されたトツプシーブ
39とエンドシーブ40より長手方向のそれぞれ
外側に、補助ガイドレール1に止着された張り出
しワイヤ41の一端411と収納ワイヤ44の一
端441とが、位置するように設定されている。
なお図示例にあつては、張り出し用シーブ3
5,36と収納用シーブ37,38とは各2個ず
つ設けられ、対応してトツプシーブ39は1個、
エンドシーブ40も1個設けられ、補助ガイドレ
ール1の張り出しストローク(昇降ストローク)
は、昇降用シリンダ31の前進後退ストロークの
約4倍となつている。しかしながら係る図示例の
ものに各シーブ35,36,37,38,39,
40の個数が限定されるものではなく、それ以外
の各種の個数の組み合わせ設定が可能であり、上
記ストロークの比率も約6倍のもの、その他各種
の倍率のものが可能である。
又図示の各シーブ35,36,37,38,3
9,40は、すべて同一径のものが用いられてい
るが、各々径に異にするものも勿論可能である。
又図示のエンドシーブ40は、ブーム2の基端
部21上に設けられているがこのエンドシーブ4
0の取付位置は図示例に限定されるものではな
く、ブーム2の基端から離れた位置に設けるよう
にしてもよい。
昇降機構30は、このようになつている。
以上が構成等の説明である。
次に作動等について説明する。
目的地においては、ブーム2を起伏機構4を作
動させて起立させ、更に旋回機構7により旋回さ
せ、又必要に応じ伸縮機構8により伸長させて、
その先端ブーム22を高所目標に対向位置させる。
これとともに補助ガイドレール1をブーム2の
基端部21に対する収納状態から張り出して、地
面Aとブーム2の基端部21間に、介在せしめる。
もつて台車5すなわちバケツト6は、地面A近
くまで降下され、もつて地面Aから直接荷物等を
バケツト6に、積み込み積み卸すことが可能とな
る。
そしてバケツト6が台車5により、補助ガイド
レール1、ブーム2と昇降され、もつてバケツト
6に積載され荷物等が、直接地面Aと高所目標ま
で運搬されることになる。
さてこのようなリフト車Lにおいて、ブーム2
の起立、旋回、伸長後の補助ガイドレール1の張
り出し、およびその後の収納は、以下のごとく行
われる。
収納状態にあつては、張り出し用シーブ35,
36と収納用シーブ37,38とが取り付けられ
たシリンダ31のピストンロツド32は、後退位
置にある。そこで張り出しワイヤ41は、張り出
し用シーブ35,36とトツプシーブ39間の巻
き取り量が小さく、逆に収納ワイヤ44は収納用
シーブ37,38とエンドシーブ40間の巻き取
り量が大きく設定される。もつて補助ガイドレー
ル1は、全長にわたりブーム2に収納された状態
で、位置決め保持されている。
次に張り出し時には、ピストンロツド32すな
わち張り出し用シーブ35,36と収納用シーブ
37,38とは、所定の前進位置まで前進する。
すると張り出しワイヤ41は、上記巻き取り量が
大となり、逆に収納ワイヤ44は、上記巻き取り
量が小となる。このようにして張り出しワイヤ4
1の張り出し用シーブ35,36とその一端41
間は短くなり、逆に収納ワイヤ44の収納用シ
ーブ37,38とその一端441間は長くなる。
もつて補助ガイドレール1は、所期の張り出し位
置まで下降し、その張り出し状態にて位置決め保
持される。
又収納時には、ピストンロツド32すなわち張
り出し用シーブ35,36と収納用シーブ37,
38とは、所定の後退位置まで後退する。すると
張り出しワイヤ41は、再び巻き取り量が小さ
く、逆に収納ワイヤ44は、巻き取り量が大とな
る。このようにして張り出しワイヤ41の張り出
し用シーブ35,36とその一端411間は長く
なり、逆に収納ワイヤ44の収納用シーブ37,
38とその一端441間は短くなる。もつて補助
ガイドレール1は、元の収納位置まで再び上昇
し、全長にわたりブーム2に収納された状態で、
位置決め保持される。
このように、専用ロツク装置を用いずとも、補
助ガイドレール1の位置決め保持が可能となる。
又補助ガイドレール1の収納状態、特に張り出し
状態での位置決め保持は、昇降用シリンダ31の
前進後退ストロークの調節、その他により、適宜
自在な任意の位置で行うことが可能となる。すな
わち細かい調整が容易となる。
又ブーム2の起伏角度にかかわらず、すなわち
その起伏角度が小さい場合も、更には事前に一旦
台車5等を上昇せしめずとも、補助ガイドレール
1の収納、張り出しが可能となる。又補助ガイド
レール1は、昇降用シリンダ31の前進後退スト
ロークの数倍のストロークで、張り出される。そ
こで係る昇降用シリンダ31を中心とする昇降機
構30も、スペースを取らずに設けられることに
なる。なお、補助ガイドレール1を収納、張り出
しするための昇降機構30の昇降用シリンダ31
は、走行機構16を構成するウインチ171が、
例えば、ワイヤ181を巻き取る方向にのみ駆動
するよう構成されたものの場合であつても、ウイ
ンチ171と昇降用シリンダ31との関係は、ピ
ストンロツド32の伸長に伴ないワイヤ181
強制的に繰り出すことができるよう設定されてい
るため、昇降用シリンダ31の駆動により補助ガ
イドレール1は張り出される。
以上が作動等の説明である。
「考案の効果」 本考案に係るリフト車は、以上説明したごと
く、補助ガイドレールの昇降機構が所定のシリン
ダとシーブとワイヤとを備えてなることにより、
専用のロツク装置が不要となりコスト面に優れる
とともに作業が簡易化し、位置決め保持が自在と
なつて細かい調整も容易となり、又ブームの起伏
角度にかかわらず、かつ事前に一旦台車を上昇せ
しめずとも、補助ガイドレールの収納、張り出し
が可能となり、作業負担が軽減され作業効率も向
上し、しかもこれらはスペースを取らずに実現さ
れ、この種従来例に存した問題点が一掃される
等、その発揮する効果は顕著にして大なるものが
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案に係るリフト車の実施例の要
部を示す、斜視図である。第2図および第3図
は、リフト車におけるブームおよび補助ガイドレ
ールを示し、第2図はその側面図、第3図は第2
図のB−B線に沿つた矢視断面図である。第4図
および第5図は、一般的なリフト車の1例を示
し、第4図はその正面図、第5図はその作動説明
図である。第6図は、従来例のリフト車の側面要
部の作動説明図である。 1……補助ガイドレール、11……上端、12
…下端、2……ブーム、21……基端部、3……
車台、5……台車、6……バケツト、30……昇
降機構、31……昇降用シリンダ(シリンダ)、
35……張り出し用シーブ、36……張り出し用
シーブ、37……収納用シーブ、38……収納用
シーブ、39……トツプシーブ、40……エンド
シーブ、41……張り出しワイヤ、411……一
端、412……他端、44……収納ワイヤ、441
……一端、442……他端、L……リフト車、A
……地面。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 車台上に起伏可能に搭載されたブームと、該ブ
    ームに沿つて昇降される台車と、該台車上に枢支
    され荷物等を積載して運搬するバケツトとを備え
    たリフト車において、 該ブームの基端部に長手方向に摺動可能に取り
    付けられ、ブームに対し収納状態から所定長さま
    で張り出し可能な補助ガイドレールと、該補助ガ
    イドレールの昇降機構とを有してなり、 該昇降機構は、該ブームの基端部に長手方向に
    沿つて設けられたシリンダと、該シリンダのピス
    トンロツドの先端に取り付けられた張り出し用シ
    ーブおよび収納用シーブと、該シリンダをはさん
    だ長手方向両側位置に軸着されたトツプシーブお
    よびエンドシーブと、 一端を該補助ガイドレールの長手方向の上端付
    近に止着され、上記張り出し用シーブ、トツプシ
    ーブ、張り出し用シーブと張架されて、他端を該
    ブームの基端部に止着された張り出しワイヤと、 一端を該補助ガイドレールの下端付近に止着さ
    れ、上記収納用シーブ、エンドシーブ、収納用シ
    ーブと張架されて、他端を該ブームの基端部に止
    着された収納ワイヤとを備えてなること、 を特徴とするリフト車。
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