JPH0544344U - ヘツダマシンの異常検出装置 - Google Patents

ヘツダマシンの異常検出装置

Info

Publication number
JPH0544344U
JPH0544344U JP9407391U JP9407391U JPH0544344U JP H0544344 U JPH0544344 U JP H0544344U JP 9407391 U JP9407391 U JP 9407391U JP 9407391 U JP9407391 U JP 9407391U JP H0544344 U JPH0544344 U JP H0544344U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
data
peak
peak value
detection device
machine
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP9407391U
Other languages
English (en)
Other versions
JP2561704Y2 (ja
Inventor
徹 宇佐見
Original Assignee
株式会社理研オプテツク
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社理研オプテツク filed Critical 株式会社理研オプテツク
Priority to JP9407391U priority Critical patent/JP2561704Y2/ja
Publication of JPH0544344U publication Critical patent/JPH0544344U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2561704Y2 publication Critical patent/JP2561704Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Forging (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本考案はヘッダマシンにおける異常検出装置
に係り、正確に材料折れ等の不良を防止できる異常検出
装置を提供することを目的とする。 【構成】 センサ5により検出したヘッド部の位置デー
タのピーク値をピークホルダー9により検出し、このピ
ーク値がCPU11内の基準値の範囲内か判断すること
によりヘッド部の加圧不良を無くし、材料折れ等の発生
を防止するものである。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案はヘッダマシンにおける異常検出装置に関する。
【0002】
【従来技術とその問題点】
ヘッダマシンは金属の棒材の一端を所謂パンチ部等で圧縮して頭造加工を行い 、ボルト、リベット、くぎ等を製造するものである。このようなヘッダマシンの 中には効率よい頭造加工を行う為連続2回のパンチを行うダブルヘッダが使用さ れている。例えば1回目のパンチで荒加工を行い、2回目のパンチで精密加工を 行う場合や、1回目のパンチでボルト等の頭を加工し、2回目のパンチでその頭 の部分に+、−等の刻印加工を行うものである。そして、一般的に1回目のパン チと2回目のパンチはその加圧力が異なるのが普通である。
【0003】 上述のようなヘッダマシンにおいてヘッド部(所謂パンチ部)の先端位置精度 は重要である。すなわち、パンチ部の位置(最下限位置)によって棒材の先端へ の加圧度が決まり、この位置精度が悪いと、例えばボルト頭部の変形や、パンチ 折れ、短寸、材料折れ等の問題が生ずるからである。
【0004】 この為、従来ヘッダマシンにはパンチ部の位置(最下限位置)の異常を検出す る異常検出装置が設けられている。この装置は図3に示すように材料1を押さえ る保持部2の所定位置にセンサ3aが取り付けられており、押圧部材であるヘッ ド部4の所定位置にセンサ3bが取り付けられ、ヘッド4が矢印方向へ移動して 材料1の先端をつぶしボルト等の頭部を作成する際(又は刻印を形成する際)、 ヘッド4の最下限位置(L)を検出する。この時の位置データは異常検出装置内 の例えばCPUへ出力され、CPU内に予め記憶されている一定範囲の位置デー タか判断される。
【0005】 しかしながら、ヘッダマシンにおいてはヘッド部の減り、経時変化等により適 度な加圧力が得られる位置が徐々に変化し、従来の異常検出装置のように設定さ れた一定範囲である場合正常と判断していたのでは経時変化に対応できない。す なわち、パンチ部の位置が一定範囲内であっても加圧力が不足したり、又は強す ぎたりして上述のような材料折れ等の不良の原因となる場合がある。
【0006】
【考案の目的】
本考案は上記従来の問題点に鑑み、正確に材料折れ等の不良を防止できる異常 検出装置を提供することを目的とする。
【0007】
【考案の要点】
上記目的は本考案によれば、ヘッド部の位置を検出する位置検出手段と、該位 置検出手段で検出した位置データのピーク値を検出するピーク検出手段と、該ピ ーク検出手段の検出したピーク値のデータが予め設定された基準値の範囲内のデ ータか判別する判別手段とを有し、該基準値のデータは経時的に変化しピーク値 のデータが前記判別手段により基準値の範囲外であると判断された時ヘッダマシ ンの駆動を停止することを特徴とするヘッダマシンの異常検出装置を提供するこ とにより達成される。
【0008】
【実 施 例】
以下、本考案の一実施例について図面を参照しながら詳述する。 図1は本実施例の異常検出装置のシステムブロック図である。本システムはボ ルトの頭造加工を行うヘッダマシンに使用されるシステムである。同図において 、センサ5はヘッド部の先端位置を検出するセンサであり、例えばインダクンス を利用したミクロン単位の検出が可能なセンサで構成されている。このセンサ5 の出力は位置データとして発振器6へ出力される。発振器6は供給される位置デ ータに対応した周波数の正弦波を整流器7へ出力し、整流器7は入力する正弦波 に含まれる周波数に基づいたレベルの電圧信号を増幅器8へ出力する。増幅器8 は整流器7から供給された信号を所定レベルまで増幅し、ピークホルダー9へ出 力する。
【0009】 ここで、ピークホルダー9は供給される信号のピーク値を検出し、そのデータ を保持する回路であり、例えば新たに入力するデータとそれまでピークホルダー 9に保持されているピーク値を比較し新たなデータが大きければそのデータを記 憶することにより常にピーク値を保持する回路である。このピークホルダー9に 保持されたピーク値のデータはアナログ/デジタル変換器(以下A/D変換器と いう)10へ出力され、対応する大きさのデジタルデータに変換される。そして 、このデジタルデータはCPU11へ出力される。
【0010】 CPU11はA/D変換器10から出力されるデジタルデータに基づいてリレ ー12を駆動し、表示器13に表示を行う。CPU11はセンサ5で検出する位 置データが一定範囲にあるか判断する為の基準データを後述するように記憶する 。尚、CPU11へはタイミング信号、リセット信号が供給され、またヘッダマ シン本体のCPU等と接続できるよう拡張ターミナルが設けられている。
【0011】 また、リレー12の出力はヘッダマシンの駆動機構に接続され、リレー12の オン、オフ信号がヘッダマシンへ出力される。また、上述の表示器13は不図示 のLED表示部や異常表示部等で構成されている。
【0012】 以上の構成の異常検出装置において、以下にその動作を説明する。 最初にCPU11に基準データを書き込む処理を説明する。図2はこの時の様 子を示す図である。先ず、ヘッダマシンを駆動して基準データを作成する為のサ ンプリングを行う。すなわち、ヘッダマシンにより頭造加工を行う際最も加工不 良のない適性なヘッド部の位置は個々のヘッダマシンにより異なる為、最適位置 をヘッダマシン別に設定する処理である。この場合サンプリングとしてたとえば 16回((1) 〜(16))のパンチを行う。但し最初のたとえば5回((1) 〜(5) ) は初期時であり、材料への加圧力が安定しない為無効とし、後のたとえば11回 ((6) 〜(16))のパンチ時の位置データをサンプリングデータとして使用する。 そして、各回のヘッド部の位置データはセンサ5により検出され、発振器6、整 流器7、増幅器8を介してピークホルダー9へ出力される。ピークホルダー9で は前述のように、各回のパンチ部の位置データのピーク値が検出されA/D変換 器10を介してCPU11へ出力される。図2に示す(6) 〜(16)は実際にはこの 時のピーク値を示すものである。CPU11はこのピーク値から平均値AA′を 計算し、さらに許容できる基準値B1 1 ′、B2 2 ′を計算する。この基準 値B1 1 、B2 2 はヘッド部の最下位置の許容範囲を示すものであり、この 範囲であれば材料折れ等の不良が発生しない範囲である。
【0013】 次に、ヘッダマシンによる実際の頭造加工を開始する。この時センサ5は各回 のヘッド部の位置を検出し、位置データを整流器7等を介してピークホルダー9 へ出力しピーク値を検出する。このピーク値のデータは前述と同様にしてA/D 変換器10を介してCPU11へ出力される。CPU11はこのピーク値のデー タが図2に示す基準値B1 1 ′、B2 2 ′の範囲内であれば正常と判断し頭 造加工を継続する。したがって、例えばセンサ5で検出した位置データのピーク 値が図2に示す(1) ′〜(3) ′、(5) ′である時正常と判断してリレー12をオ ンのままとし、ヘッダマシンの駆動を継続する。
【0014】 一方、同図に示す(4) ′のように基準値B1 1 ′、B2 2 ′の範囲外のデ ータである時異常と判断する。すなわち、この場合にはピーク値が基準値B1 よ り小さく、ヘッド部の位置が許容範囲より短かったことを示す。したがって、こ の時はヘッド部の加圧力が弱く、頭造加工に不良が発生していることが考えられ る。この為、CPU11は直ちにリレー12をオフしヘッダマシンの駆動を停止 する。
【0015】 以上の如く異常検出装置が駆動する間、ヘッド部や保持機構等の経時変化によ り材料への最適加圧位置が徐々にずれてくる。この為、CPU11はヘッダマシ ンのパンチ回数を計測し、例えばそのトータルパンチ回数に従って基準値B1 1 ′、B2 2 ′の範囲を平行移動していく。図2においてはこの基準値B1 1 ′、B2 2 ′の移動をピーク値が高くなる方向へ移動することを示している (同図の基準値b1 1 ′、b2 2 ′)。しかし、必ずしも高くなる場合に限 らずピーク値が低くなる方向へ移動する場合もある。このように基準値B1 1 ′、B2 2 ′を経時変化により徐々にずらすことによりヘッダマシンの変化を キャンセルし最適加圧力で頭造加工を行うことができる。一方、このような基準 値の範囲制御を行わない場合には、最初設定した基準値B1 1 ′、B2 2 ′ の範囲では正常であるとされるピーク値も経時変化後は異常値となる場合もあり (例えば同図のピーク値n′)、本実施例によればこのような場合にも正確に不 良と判断できる。
【0016】 尚、基準値b1 1 ′、b2 2 ′の範囲で位置不良と判断した場合にCPU 11が直ちにリレー12をオフしヘッダマシンの駆動を停止することは前述と同 様である。また、表示器13にはヘッド部の位置不良を示す表示が行われオペレ ータに異常を報知する。
【0017】 尚、上述の実施例ではサンプリングデータとして11回のパンチを行ったが、 本考案はこの回数に限定されるものではないことは勿論である。
【0018】
【考案の効果】
以上詳細に説明したように本考案によれば、ヘッダマシンの経時変化によって もヘッド部が最適位置でパンチを行っているか判断でき、材料折れ等の不良を確 実に防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施例の異常検出装置のシステムブロック図
である。
【図2】一実施例の異常検出装置の動作説明図である。
【図3】異常検出装置の取り付け状態を説明する図であ
る。
【符号の説明】
5 センサ 6 発振器 7 整流器 8 増幅器 9 ピークホルダー 10 A/D変換器 11 CPU 12 リレー 13 表示器

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ヘッド部の位置を検出する位置検出手段
    と、該位置検出手段で検出した位置データのピーク値を
    検出するピーク検出手段と、該ピーク検出手段の検出し
    たピーク値のデータが予め設定された基準値の範囲内の
    データか判別する判別手段とを有し、該基準値のデータ
    は経時的に変化しピーク値のデータが前記判別手段によ
    り基準値の範囲外であると判断された時ヘッダマシンの
    駆動を停止することを特徴とするヘッダマシンの異常検
    出装置。
JP9407391U 1991-11-15 1991-11-15 ヘッダマシンの異常検出装置 Expired - Fee Related JP2561704Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9407391U JP2561704Y2 (ja) 1991-11-15 1991-11-15 ヘッダマシンの異常検出装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9407391U JP2561704Y2 (ja) 1991-11-15 1991-11-15 ヘッダマシンの異常検出装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0544344U true JPH0544344U (ja) 1993-06-15
JP2561704Y2 JP2561704Y2 (ja) 1998-02-04

Family

ID=14100330

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9407391U Expired - Fee Related JP2561704Y2 (ja) 1991-11-15 1991-11-15 ヘッダマシンの異常検出装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2561704Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JP2561704Y2 (ja) 1998-02-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4030868A (en) Force measurement and analysis particularly relating to rotary tablet presses
US20130067711A1 (en) Device for fastening screw onto workpiece and method of judging loosening of screw
EP2023224A1 (en) Numeric control device of a machine tool for detecting abnormality of a spindle
US5119311A (en) Monitor and control assembly for use with a can end press
US5142769A (en) Monitor and control assembly for use with a can end press
US4339749A (en) Abnormal condition sensing monitor system for use with machine tools
US5440499A (en) Continuous duty press monitoring system
JPH06198357A (ja) パンチ金型及び金型寿命管理装置
EP0491259B1 (de) Vorrichtung zur Überwachung von Spannkräften in Drehfuttern
JPH0544344U (ja) ヘツダマシンの異常検出装置
JPH1086074A (ja) ボルトの締め付けの管理方法
KR20040010749A (ko) 자체 천공식 리벳 세팅 기계의 세팅 결함 검출용 방법 및장치
US6510363B1 (en) Surface texture measuring apparatus
US6085604A (en) Method and apparatus for determining success or failure of press fitting
JP7366386B2 (ja) ワーク挙動検出機能を備えたクランプシステム
JPH0455100A (ja) モータプレス装置
JPH0732065A (ja) 多数パンチのパンチ折れ検出方法および装置
JP2001079699A (ja) かす上がり検出装置及び方法
JP2007260905A (ja) 圧入の良否の判定方法および装置
JPS61270053A (ja) 工具抜け検出方法
JPH0379133B2 (ja)
JPH0249840B2 (ja) Puresukinooobaawaakukenshutsuhoho
CN212470152U (zh) 一种螺母焊接过程中的防错装置
JP2005069868A (ja) 材料試験機
JP2003117618A (ja) かす上がり検出装置及び方法

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 19970902

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees