JPH0544176Y2 - - Google Patents

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JPH0544176Y2
JPH0544176Y2 JP7426287U JP7426287U JPH0544176Y2 JP H0544176 Y2 JPH0544176 Y2 JP H0544176Y2 JP 7426287 U JP7426287 U JP 7426287U JP 7426287 U JP7426287 U JP 7426287U JP H0544176 Y2 JPH0544176 Y2 JP H0544176Y2
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chamber
fuel
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airtight
air
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JP7426287U
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  • Jet Pumps And Other Pumps (AREA)
  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)
  • Check Valves (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は内部が2つの室に分割されている分
割式燃料タンクに関する。
〔従来の技術〕
従来FR車または4輪駆動車においてプロペラ
シヤフトを挟んで両側に対向して燃料溜が配置さ
れる分割式燃料タンクとしては実開昭60−13822
号公報に示されるものがある。このものでは第2
図に示すようにプロペラシヤフト2を挟んで対向
している2つのタンク1A及び1Bに対してプロ
ペラシヤフト2下方を横切つて配管され両端を前
記タンクのそれぞれ最下部に接続される連結チユ
ーブ3と、燃料注入口5より下方位置であつてプ
ロペラシヤフト2より上方位置に配管され前記両
タンク1A,1B内を連通する連通管4とを設け
ることにより、常に両タンクの液面レベルを平均
化しつつ一方のタンクに設けられるサクシヨンパ
イプを用いて両タンク内の燃料をすべて消費する
ことを可能としている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかしながら従来の分割式燃料タンクにおいて
はプロペラシヤフトのすぐ下方に燃料が通る連結
チユーブが配管されるため、プロペラシヤフトや
路上の障害物により連結チユーブが破損するとい
う危険性を持つていた。また、連結チユーブを配
管せずにタンク内の燃料をすべて消費するために
はサクシヨンパイプ及びポンプを2組用いてそれ
ぞれのタンクから燃料を吸い出す必要がありコス
トアツプの問題があつた。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は上記に鑑み、タンク外部に連通路を配
設することなくまた複数のポンプを使用すること
なく、分割された2つの燃料タンクのうち一方の
タンクからのみ燃料を吸い出してタンク内の燃料
をすべて消費することを目的として提案されたも
のであつて大気との連通口を有している大気開放
室と、ポンプを介して燃料供給装置に燃料を導通
するサクシヨンパイプの一端が開口している気密
室と、上記大気開放室と気密室とをそれぞれの上
部で連通する連通部と、上記連通部に大気開放室
と気密室とを気密に仕切る仕切壁と、一端が気密
室の底部に開口し、上記連通部を経て他端が大気
開放室の底部に開口し、上記仕切壁を貫いて両室
を連通する連通パイプとを備えたことを特徴とす
る。
〔作用〕
本考案の分割式燃料タンクは大気開放室と気密
室と両室をそれぞれの上部で連通する連通部とか
ら成り、上記連通部に上記2つの室を気密に仕切
る仕切壁を設け、さらに一端が気密室の底部に開
口し他端が大気開放室の底部に開口し両室を連通
する連通パイプが連通部の内側に配設されてい
る。そして燃料を使用する際には気密室からサク
シヨンパイプを通じてポンプによつて燃料を吸い
出す。すると気密室内部は負圧となり、大気圧に
保たれている大気開放室との圧力差によつて大気
開放室内の燃料が連通パイプを通つて気密室内へ
流入する。したがつて、大気開放室内の燃料を気
密室内へ導きながら気密室にのみ設けたサクシヨ
ンパイプによつてタンク内の燃料を吸い出すこと
を可能とする。
〔実施例〕
以下本考案の実施例について図面を用いて詳細
に説明する。
第1図において燃料タンク本体1はその中央下
部を通過するプロペラシヤフト2を避けるためタ
ンク中央部が内側へ突出しており、このため同タ
ンク本体内はその上方に設けられた連通部10C
を挟んで大気開放室10Aと気密室10Bとに隔
てられている。そして連通部10Cには仕切壁6
が設けられタンク内部を大気開放室10A側と気
密室10B側とに気密に仕切つている。気密室1
0Bには開口部が気密に閉塞され得る燃料注入口
5が配設され、またポンプ14を介して気化器、
燃料噴射装置等の燃料供給装置11と接続されて
いるサクシヨンパイプ9の一端が開口している。
一方、大気開放室10Aには上部に大気開放通路
13が設けられていて必要に応じて蒸散燃料吸着
装置に連通されており、内部は常に略大気圧に保
たれている。またこの大気開放室10Aには燃料
供給装置11からのリターンパイプ12が配設さ
れている。そして仕切壁6には気密室10B側か
ら大気開放室10A側への流れのみを許容し、気
密室10B内が負圧となつた時に閉状態となる一
方向弁7が配設されている。さらに一端が大気開
放室10Aの底部に開口し、他端が気密室10B
の底部に開口し、仕切壁6を貫いて両室を連通す
る連通パイプ8が連通部10Cの内部に配設され
ている。
上記構成を有した分割式燃料タンクに燃料を注
入する際には燃料注入口5より注入された燃料は
まず気密室10Bにたまるが、気密室10Bは大
気開放されている為に連通パイプ8を通じて大気
開放室10Aにも燃料は供給されて両室10A,
10Bの液面は略同時に(若干室Bの液面が先
行)上昇する。そして気密室10Bの液面が上昇
し一方向弁7まで達すると一方向弁7が開き燃料
は一方向弁7と連通パイプ8を介して大気開放室
10Aに流入し両室10A,10Bの液面はとも
に同時に上昇してタンク内に燃料を満たすことが
できる。
一方、燃料を使用する際にはポンプ14によつ
てまず気密室10B内の燃料が吸い出される。そ
の際燃料注入口5は閉塞されており、且つ一方向
弁7を通じて大気開放室10A側から気密室10
B側へ燃料または空気が流入することはなく、こ
の為気密室10B内は負圧となる。
すると大気圧に保たれている大気開放室10A
との圧力差により連通パイプ8を通じて大気開放
室10Aから気密室10Bに燃料が流入する。し
たがつて大気開放室10A内の燃料を気密室10
B内に導きながら気密室10Bにのみ設けたサク
シヨンパイプ9によつてタンク内の燃料を吸い出
すことができる。
〔考案の効果〕
本考案の分割式燃料タンクではタンク内部を気
密室と大気開放室に分割する仕切壁を設け、上記
仕切壁に一方向弁と連通パイプを配設している。
したがつて気密室と大気開放室をプロペラシヤフ
トを挟んで対向するよう配置した際に連通パイプ
をプロペラシヤフト下方ではなくタンク内部に配
設したためパイプがプロペラシヤフトや路上の障
害物によつて破損するという危険性を取り除いて
いる。また、気密室側からのみ燃料を吸い出すこ
とでタンク内部の燃料をすべて消費できるため、
サクシヨンパイプ及びポンプを複数使用する必要
がなく安価構成が可能となるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案による分割式燃料タンクの断面
構成図、第2図は従来の分割式燃料タンクの断面
構成図である。 1……燃料タンク本体、2……プロペラシヤフ
ト、3……連結チユーブ、4……連通管、5……
燃料注入口、6……仕切壁、7……一方向弁、8
……連通パイプ、9……サクシヨンパイプ、10
A……大気開放室、10B……気密室、10C…
…連通部、11……燃料供給装置、12……リタ
ーンパイプ、13……大気開放室、14……ポン
プ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 大気との連通口を有している大気開放室と、ポ
    ンプを介して燃料供給装置に燃料を導通するサク
    シヨンパイプの一端が開口している気密室と、上
    記大気開放室と気密室とをそれぞれの上部で連通
    する連通部と、上記連通部に設けられて上記大気
    開放室と気密室とを気密に仕切る仕切壁と、一端
    が気密室の底部に開口し、上記連通部を経て他端
    が大気開放室の底部に開口し、上記仕切壁を貫い
    て両室を連通する連通パイプとを備えたことを特
    徴とする分割式燃料タンク。
JP7426287U 1987-05-18 1987-05-18 Expired - Lifetime JPH0544176Y2 (ja)

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JP7426287U JPH0544176Y2 (ja) 1987-05-18 1987-05-18

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JPS63181534U JPS63181534U (ja) 1988-11-24
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