JPH0544148U - 吊りボルト用安全帯取付具 - Google Patents

吊りボルト用安全帯取付具

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JPH0544148U
JPH0544148U JP9699691U JP9699691U JPH0544148U JP H0544148 U JPH0544148 U JP H0544148U JP 9699691 U JP9699691 U JP 9699691U JP 9699691 U JP9699691 U JP 9699691U JP H0544148 U JPH0544148 U JP H0544148U
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JP
Japan
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locking surface
arm
suspension bolt
bolt
safety belt
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JP9699691U
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English (en)
Inventor
秀夫 上田
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秀夫 上田
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Abstract

(57)【要約】 【目的】吊りボルトへの配管等の取付作業時の安全を図
ることができる吊りボルト用安全帯取付具を提供する。 【構成】吊りボルト10の側面に係止するための第1の
係止面5を有するものであって、安全帯フック掛け17
を先端部に設けたアーム3を吊りボルト10に直交する
軸線のまわりに回動自在に取付けた取付体1と、第1の
係止面5に対向した第2の係止面9を有し、アーム3に
回動自在に取付けられて、安全帯フック掛け17を下方
に引くことにより、第2の係止面9が第1の係止面5に
対して吊りボルト10を挾圧するように、アーム3の中
間部に押圧される押さえ体2と、第1の係止面5と第2
の係止面9の吊りボルト挿入側を開閉可能に連結して、
第1の係止面5と第2の係止面9との離間幅を規制する
開き止め部材4とを備えている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、吊りボルト用安全帯取付具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
建築構造物などの高所では、図6に示すように作業者70の安全のため現場に 親綱73を張設するとともに、作業者70に一端を取付けた安全帯71の先端の フック72を親綱73に取付けて作業を行っていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、親綱73は大規模な作業や非常に高い所の作業で使用され、一般的な 2〜3メートル程度の高さでの軽作業、たとえば天井等に吊りボルトを取付け、 それに配管,ダクト,配線さらに天井下地などを取付ける作業においては、親綱 73を使用していなかった。
【0004】 このため、従来図5に示すように吊りボルト80に配管81等の諸設備材を吊 り込んでから、その配管81等に安全帯71のロープを巻付けたり、細いパイプ にはフックを引掛けたりしていた。その結果、配管81等の取付作業時に脚立等 の足場82からの転落や災害が頻繁に発生した。 したがって、この考案の目的は、吊りボルトへの配管等の取付作業時の安全を 図ることができる吊りボルト用安全帯取付具を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
この考案の吊りボルト用安全帯取付具は、吊りボルトの側面に係止するための 第1の係止面を有するものであって、安全帯フック掛けを先端部に設けたアーム を前記吊りボルトに直交する軸線のまわりに回動自在に取付けた取付体と、 前記第1の係止面に対向した第2の係止面を有し、前記アームおよび前記取付 体の一方に移動自在に取付けられて、前記安全帯フック掛けを下方に引くことに より、前記第2の係止面が前記第1の係止面に対して前記吊りボルトを挾圧する ように、前記アームの中間部に押圧される押さえ体と、 前記第1の係止面と前記第2の係止面の吊りボルト挿入側を開閉可能に連結し て、前記第1の係止面と前記第2の係止面との離間幅を規制する開き止め部材と を備えたものである。
【0006】
【作用】
この考案の構成によれば、開き止め部材を開いた状態で第1の係止面と第2の 係止面との間に吊りボルトを挿入し、開き止め部材を閉じることにより第1の係 止面と第2の係止面が吊りボルトに係止する。そして、作業者は安全帯フック掛 けに安全帯のフックを引掛けて作業するが、万一、作業者が転落等したときには 安全帯フック掛けを介してアームが回動し、これにより押さえ体が押されて第2 の係止面と第1の係止面とが転落者の体重およびその衝撃に耐える力で吊りボル トに強く挟着し、転落者を吊持する。したがって、吊りボルトに吊りボルト用安 全帯取付具を取付けておくことにより、吊りボルトに配管等の諸設備材を取付け る作業の安全を図ることができる。
【0007】
【実施例】
この考案の一実施例を図1ないし図4により説明する。すなわち、この吊りボ ルト用安全帯取付具は、取付体1と、押さえ体2と、開き止め部材4とを有し、 いずれも金物により形成されている。 取付体1は、吊りボルト10の側面に係止するための第1の係止面5を有する ものであって、安全帯フック掛け17を先端部に設けたアーム3を吊りボルト1 0に直交する軸線のまわりに回動自在に取付けている。実施例の取付体1は平面 形状が図1に示すように略逆くの字に形成され、一端部のその平面に垂直な方向 に図4のように軸孔6を形成し、他端部に平面に平行な方向に図3のように貫通 孔7を形成し、また屈曲部の平面に垂直な方向に立上り部8を立設し、この立上 り部8の前記略逆くの字の凹み側の面に第1の係止面5を形成している。第1の 係止面5は図4に示すように断面が吊りボルト10の外径に対応した径をもつ略 半円形の溝をなしている。
【0008】 またアーム3は基部15を一端に有する略逆くの字形に曲がった第1のアーム 18と、第1のアーム18の他端に回動自在に連結するとともに貫通孔7を貫通 しかつ先端部16に安全帯フック掛け17を有する第2のアーム19からなる。 基部15の軸孔34と取付体1の軸孔6とはピン20により連結され、第1のア ーム18および第2のアーム19はピン21により連結されている。また第1の アーム18の屈曲部に軸孔22を有する。
【0009】 押さえ体2は、第1の係止面5に対向した第2の係止面9を有し、アーム3に 回動自在に取付けられて、安全帯フック掛け17を下方に引くことにより、第2 の係止面9が第1の係止面5に対して吊りボルト10を挾圧するように、アーム 3の中間部に押圧される。実施例の押さえ体2は略コ字形体をなし、第2の係止 面9はその中間部の外面に形成し、各側片11,12は図1のように平面山形に 形成されている。第2の係止面9は第1の係止面5と同じ断面略半円形の溝をな し、かつその溝に吊りボルト10のねじ山に噛み合うねじ山を刻設している。ま た側片11,12の頂部の一方にねじ孔13を形成し、他方にねじ孔13に整合 する挿通孔14を形成している。そして、第1のアーム18の屈曲部が押さえ体 2の側片11,12の間に挿入されて軸孔22とねじ孔13および挿通孔14が 整合し、ボルト23が通されねじ孔13にねじ込められて回動自在に連結される 。このボルト23の頭部にはステー係止用の首部を形成する鍔24を設けている 。そして、第1のアーム18を第1の係止面5から離れる方向に回動することに より第2の係止面9が第1の係止面5から開離するので、第1の係止面5と第2 の係止面9との間を吊りボルト10に横方向に嵌挿し、第1のアーム18を第1 の係止面5に接近する方向すなわち安全帯フック掛け17を下方に引くことによ り第2の係止面9が第1の係止面5に接近し吊りボルト10を挟持できることと なる。
【0010】 開き止め部材4は、第1の係止面5と第2の係止面9の吊りボルト挿入側を開 閉可能に連結して、第1の係止面5と第2の係止面9との離間幅を規制する。実 施例は両端縁を円弧に形成した矩形板のステーであり、取付体1の立上り部8に 固着したピン30に回動可能に一端の孔25を嵌着し、他端の側部に形成した切 欠部31をボルト23の頭部と鍔24との首部に係脱自在に係止している。この 切欠部31はアーム3の安全帯フック掛け17を下方に引くことによる回動によ り、押さえ体2が吊りボルト10を挟圧できる幅に形成している。開き止め部材 4を図2に示すように回動させて第1の係止面5と第2の係止面9とを開き前記 したように吊りボルト10に横方向に嵌挿する。開き止め部材4の切欠部31を ボルト24の首部に係止して、第1の係止面5と第2の係止面9のボルト挿入側 を閉じるとともに離間幅を規制し、これらの第1の係止面5と第2の係止面9に より吊りボルト10の周面に係止し通常の取付状態とする。
【0011】 ところで、吊りボルト10は直径が約9mmから12mmの種類があるが、こ の実施例はいずれの吊りボルト10にも共用できるように、第1の係止面5と第 2の係止面9の開き止め部材4による規制幅を最大径に対応して、すなわちこの 場合12mmの吊りボルト10に第2の係止面9のねじ山またはねじ溝が噛み合 う幅に設定するか、あるいは、取付体1,押さえ体2およびアーム3を含む全体 の重心が第1の係止面5と第2の係止面9との間ではなくアーム3側に位置し、 その重力により第2の係止面9の下端側のエッジ,ねじ山またはねじ溝が吊りボ ルト10のねじ山またはねじ溝に係止するので、12mmよりも多少広く設定す ることができる。なお、この状態でアーム3に上向きの突き上げ力が作用すると 全体が回動して第1の係止面5の下端部側が吊りボルト10に当たりさらにその 点を支点にして前記重心の作用により元の状態に回動してやはり第2の係止面9 の下端部が吊りボルト10に係止することになる。規制幅をこのようにすると、 吊りボルト10の直径が12mm以下のたとえば9mmであっても規制幅を12 mmよりも広く設定した場合と同じ作用で第2の係止面9の下端部が吊りボルト 10のねじ山またはねじ溝に係止することができる。そして安全帯フック掛け1 7を引くと押さえ体2が吊りボルト10に締めつけることができる。その結果、 直径の異なる吊りボルト10に共用できる。
【0012】 なお、32はねじりコイルばねを用いたばねであり、押さえ体2に設けた軸3 3にばね32の巻き部が嵌合し、その一端が押さえ体2に係合し、他端が第1の アーム18に係合して、押さえ体2をボルト23を中心に回動させて第2の係止 面9の下端部が吊りボルト10に係止する方向に付勢し、通常の取付状態での吊 りボルト10への係止を確実にするとともに、第1のアーム18を安全帯フック 掛け17が上昇する方向に付勢している。
【0013】 この実施例によれば、開き止め部材4を開いた状態で第1の係止面5と第2の 係止面9との間に吊りボルト10を挿入し、開き止め部材4を閉じることにより 第1の係止面5と第2の係止面9が吊りボルト10に係止する。そして、作業者 は安全帯フック掛け17に安全帯のフックを引掛けて作業するが、万一、作業者 が転落等したときには安全帯フック掛け17を介してアーム3が回動し、これに より押さえ体2が押されて第2の係止面9と第1の係止面5とが転落者の体重お よびその衝撃に耐える力で吊りボルトに強く挟着し、転落者を吊持する。したが って、吊りボルト10に吊りボルト用安全帯取付具を取付けておくことにより、 吊りボルト10に配管等の諸設備材を取付ける作業の安全を図ることができる。
【0014】 また、吊りボルト用安全帯取付具の重心を第1の係止面5と第2の係止面9か ら離し、重心側となる第2の係止面9の下端部が吊りボルト10のねじ山または ねじ溝に係止する構成にすると、第1の係止面5と第2の係止面9との離間幅を 吊りボルト10の外径より多少大きくしても、吊りボルト10に取付状態に係止 しておくことができるので、たとえば直径が9mmから12mm等複数種類の外 径の異なる吊りボルト10に共用することができる。
【0015】 なお、前記実施例はアーム3が第1のアーム18と第2のアーム19からなっ ているが、1本のアーム3で構成してもよい。この場合、安全帯フック掛け17 はピン20を通る垂直線よりも左側に位置するように形成する。また第2の係止 面9にねじ山を形成したが、第1の係止面5にも形成してもよく、またねじ山に 代えてゴム等の摩擦係止部材を第1の係止面5および第2の係止面9の少なくと も一方に設けてもよい。また押さえ体2はアーム3に軸着したが、取付体1に回 動自在またはスライド自在に取付けてアーム3で押さえ体2の第2の係止面9と 反対側を押圧する構成でもよい。また前記実施例は開き止め部材4を閉じた状態 で第1の係止面5および第2の係止面9の間隔を吊りボルト10の外径よりもや や大きい開離幅にして第2の係止面9の下端部により係止したが、各種の径の吊 りボルト10に合わせて開き止め部材4を用意して、第1の係止面5および第2 の係止面9の間隔をそれらのねじ山が吊りボルト10のねじ溝に螺合するように したものでよい。さらにばね32はこの考案においてなくてもよい。
【0016】
【考案の効果】
この考案の吊りボルト用安全帯取付具は、開き止め部材を開いた状態で第1の 係止面と第2の係止面との間に吊りボルトを挿入し、開き止め部材を閉じること により第1の係止面と第2の係止面が吊りボルトに係止し、作業者は安全帯フッ ク掛けに安全帯のフックを引掛けて作業するとき、万一、作業者が転落等したと きには安全帯フック掛けを介してアームが回動し、これにより押さえ体が押され て第2の係止面と第1の係止面とが転落者の体重およびその衝撃に耐える力で吊 りボルトに強く挟着し、転落者を吊持するきで、吊りボルトに吊りボルト用安全 帯取付具を取付けておくことにより、吊りボルトに配管等の諸設備材を取付ける 作業の安全を図ることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例の使用状態の側面図であ
る。
【図2】吊りボルトから外した状態の側面図である。
【図3】側面図である。
【図4】平面図である。
【図5】従来例の使用状態の説明図である。
【図6】従来例の他の使用状態の説明図である。
【符号の説明】
1 取付体 2 押さえ体 3 アーム 4 開き止め部材 5 第1の係止面 9 第2の係止面 10 吊りボルト 17 安全帯フック掛け

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 吊りボルトの側面に係止するための第1
    の係止面を有するものであって、安全帯フック掛けを先
    端部に設けたアームを前記吊りボルトに直交する軸線の
    まわりに回動自在に取付けた取付体と、 前記第1の係止面に対向した第2の係止面を有し、前記
    アームおよび前記取付体の一方に移動自在に取付けられ
    て、前記安全帯フック掛けを下方に引くことにより、前
    記第2の係止面が前記第1の係止面に対して前記吊りボ
    ルトを挾圧するように、前記アームの中間部に押圧され
    る押さえ体と、 前記第1の係止面と前記第2の係止面の吊りボルト挿入
    側を開閉可能に連結して、前記第1の係止面と前記第2
    の係止面との離間幅を規制する開き止め部材とを備えた
    吊りボルト用安全帯取付具。
JP9699691U 1991-11-26 1991-11-26 吊りボルト用安全帯取付具 Pending JPH0544148U (ja)

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JP9699691U JPH0544148U (ja) 1991-11-26 1991-11-26 吊りボルト用安全帯取付具

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016010494A (ja) * 2014-06-27 2016-01-21 株式会社内山産業 保持装置

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5813863U (ja) * 1981-07-17 1983-01-28 川崎製鉄株式会社 浸漬ノズル内にガス吹込みを行うポ−ラスプラグの固定構造

Patent Citations (1)

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