JPH0543Y2 - - Google Patents

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JPH0543Y2
JPH0543Y2 JP14558688U JP14558688U JPH0543Y2 JP H0543 Y2 JPH0543 Y2 JP H0543Y2 JP 14558688 U JP14558688 U JP 14558688U JP 14558688 U JP14558688 U JP 14558688U JP H0543 Y2 JPH0543 Y2 JP H0543Y2
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suspension device
suspension
suspended
coil spring
support
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【考案の詳細な説明】 イ 産業上の利用分野 本考案は、定位置において長時間同姿勢で連続
作業する作業員の疲労軽減を図るアームレスト装
置に関する。
ロ 従来技術 プレス加工や、製品組み立てラインの途中、あ
るいは連続して搬出される製品をチエツクする検
査工程における各作業は、定位置で長時間同姿勢
のまま続けられ、起立姿勢では足がくたびれ、着
座姿勢でもおしりが痛くなつてしまう。又腕は単
に前方へ伸ばしているだけでも相当疲れるもので
あるが、それが重量物を扱つたり、細かい部品を
取り付けたりする作業では尚更であり、肩がこつ
たり手がしびれるなどの弊害が心配され、これら
は一種の職業病である。
従来その対策としては、作業台の高さや照明等
の作業条件を改善し、休憩を多くして交代制を取
り入れ、又浅く腰掛ける特殊な椅子により楽な作
業姿勢が採れるようにして疲労の低減を図つてい
たが、手の疲れに対して効果的な装置は何一つ開
発されていない。又ワードプロセツサ、コンピユ
ータのキーボード操作を行なうデスクワークにお
いても、同様な問題がある。
ハ 考案が解決しようとする課題 休憩を多くすれば疲労は少なくなるが作業成績
は悪くなる。かといつて無理をすれば体をこわし
兼ねない。特に家内工業的なプレス作業では無理
をしがちであり、一家の柱がそのようなことにな
れば大変であるし、一連の流れ作業では一人抜け
ても支障が起き、その欠員を補充するのも容易で
はない。
ニ 課題を解決するための手段 本考案は、同一姿勢行なわれる連続作業に起因
する疲労の軽減を図り、作業効率の向上を目的と
するもので、その構成は、所定ポイントの上方
へ、その所定ポイントの前後左右にあたる4箇所
へ吊り下げベース設け、その各吊り下げベース
へ、下端に腕通し部を備えた懸垂具を弾性支持さ
れるよう懸吊し、前方に懸吊させた懸垂具の弾性
支持力を、後方に懸吊させた懸垂具の弾性支持力
より弱く設定し、又既存の椅子に対して、背もた
れ部上方へ支柱を垂設し、その支柱上端から前方
へ片持ち梁を水平に突設すると共に、その片持ち
梁へ間隔を保つてその梁と直交する2本の水平バ
ーを設け、各水平バーの先端へ、下端にリング状
の腕通しベルトを備えた懸垂具を、コイルバネを
介して懸吊し、前方へ懸吊させた懸垂具のコイル
バネ力を、後方に懸吊させた懸垂具のコイルバネ
力より弱く設定したことにある。
ホ 作用 作業に先立つて、後方の懸垂具における腕通し
部へ脇のところまで腕を通すと共に、前方の懸垂
具における腕通し部に、手首を通しておけば、腕
が宙吊り状態となり腕への負担が少なくなる又脇
が抱えられているようになつているから、体重を
後方の懸垂具にかけることで足やおしりにかかる
体重が小なくなつて疲れも少ないし、楽な体位に
変化させても懸垂具で弾性支持されているから安
定性も良い。
ヘ 実施例 図面は本考案に係るアームレスト装置を示した
もので、一対の状パイプフレームの開口側同士を
互いに向かい合わせ、パイプの内径に等しいジヨ
イント材1aで伸縮可能に繋ぎ合わせた縦長い方
形のフレーム1を、上下部夫々手前へ直角に屈曲
させて側面から見てコ字状と成し、屈曲下部に底
板2を取り付けて支柱部3を安定起立させ、屈曲
上部には前後左右の4箇所に吊り下げベース4が
設けられている。前記繋ぎ合わせ部5は、ジヨイ
ント材1aの抜き差し操作でスライド作動し、所
望長さで固定させることにより支柱部3の長さ調
節が可能となつており、その繋ぎ合わせ部5より
下位置には、必要に応じて水平に倒し、不要の時
は支柱と並行に折り畳み可能な腰掛け板6が装着
され、支柱間には水平に補強板7,7が架設され
ている。前記吊り下げベース5には夫々コイルバ
ネ8,8,8′,8′を介して懸垂具9,9,9′,
9′が懸吊されている。各懸垂具9,9′の先端に
は腕通しベルト10,10……が備えられ、前方
の懸垂具9におけるコイルバネ力は後方の懸垂具
9′におけるコイルバネ力より弱く、後方の懸垂
具9′におけるコイルバネ10′は寄りかかつても
持ち応えるに必要且つ充分な強さがある。そして
それら懸垂具9,9,9′,9′は、作業者の身長
や作業条件に応じて夫々長さ調整が可能となつて
いる。
このように形成されたアームレストは、着座し
て作業する場合、腰掛け板6を水平にセツトした
状態にてその腰掛け板6に着座し、後方の懸垂具
9′における腕通しベルト10へ脇のところまで
腕を通すと共に、前方の懸垂具9における腕通し
ベルト10を手首へ通す。その状態で作業すれ
ば、腕が宙吊り状態となり腕への負担が少なくな
る(第2図)。そして疲れた場合は後方の懸垂具
9′に体重をあずけて休息姿勢がとれ、おしりへ
かかる体重負担も軽くなり、而も作業性を損なう
心配もない。又起立姿勢で作業する場合は、支柱
部3を伸ばして腰掛け板6を折り畳み(第3図)、
作業者は底板2上へ起立し、前記着座作業時と同
様に腕を懸垂具9,9′で懸垂させておく。そし
て例えば両足を伸ばした直立姿勢での作業に疲れ
たら、片足を曲げて休息姿勢をとつて作業を続行
し、それを交互に繰り返すことで疲労の軽減が図
れる。
因に前方の懸垂具は、腕を略水平に伸ばして力
を抜いてもその状態を保てる程度が、又後方の懸
垂具は、背筋を伸ばした作業姿勢においてバネに
は殆ど力がかからず、体重をかけるとバネが伸び
るくらいに調整すると、長時間作業でも拘束感が
無く効果的であるが、長さやバネ力の調整は、作
業条件、作業時間や作業者の好みに応じて適宜選
択することができる。
上記実施例は折り畳み式の腰掛け板が備えられ
たものを励磁したが、腰掛け板は必ずしも付属し
ていなくてよいし、逆に既存の椅子と組み合わせ
ることもできる。次にその椅子と組み合わせた変
更例を説明する。
第4図は既存の事務用椅子Mにおける背もたれ
11に支柱12を固定し、その支柱12の上端を
折り曲げて前方へ片持ち梁状に水平に突設すると
共に、その折り曲げ突出部13へ間隔を保つてそ
の梁と直交する2本の水平バー14,14を設
け、各水平バー14,14の先端を吊り下げベー
スとし、夫々に下端にリング状の腕通しベルト1
0を備えた懸垂具9,9′を、コイルバネ8,
8′を介して着脱可能に懸吊し、前方へ懸吊させ
た懸垂具9のコイルバネ力を、後方に懸吊させた
懸垂具9′のコイルバネ力より弱く設定させる。
この場合は、使用中の椅子に取り付けるだけで
あるから、少ない予算で済み、又支柱11を後側
へ180度回転させ、座部へ錘を乗せるなどして椅
子が転倒しないようにすれば、起立作業用として
も利用できる。
尚前記実施例は懸垂具を弾性支持するためコイ
ルバネを用いたが、ゴム紐を用いても良く、又コ
イルバネの周囲にカバーを付けて衣服をバネで挟
まないようにしたり、腕通しリングにクツシヨン
となるパツドを取り付けたりしてあたりを柔らか
に工夫することが望ましい。更に懸垂具は、所定
ポイントの上方へ、その所定ポイントの前後左右
にあたる4箇所に設けたへ吊り下げベースに懸吊
するものであれば、前記吊り下げベースは天井へ
直接に設けることもでき、リング状の腕通しベル
トを吊り下げベースまで拡大することもできる。
そして本考案に係るアームレストは、工場の流れ
作業における組み立て、検査工程や、家内工業的
な加工作業等ばかりでなく、ワードプロセツサ、
コンピユータのキーボード操作においても有効で
ある。
ト 効果 本考案のアームレストは、腕の疲労軽減のみな
らず楽な姿勢をとることができるので、足や腰へ
の負担が軽くなつて身体の全体を疲労から守り、
手のしびれや肩こりの症状も激減する。
よつて作業能率の大幅な向上が図れその実益は多
大である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るアームレスト装置を着座
作業用にセツトした状態の斜視図、第2図は同ア
ームレスト装置を製品の検査工程で使用した例の
説明図、第3図は同アームレスト装置を起立作業
用にセツトした状態の斜視図、第4図は既存の椅
子と合体させた変更例の斜視図である。 1……フレーム、1a……ジヨイント材、2…
…底板、3……支柱部、4……吊り下げベース、
5……綱ぎ合わせ部、6……腰掛け板、7……補
強板、8,8′……コイルバネ、9,9′……懸垂
具、10……腕通しベルト、11……背もたれ、
12……支柱、13……折り曲げ突出部、14…
…水平バー、M……事務用椅子。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 所定ポイントの上方へ、その所定ポイントの
    前後左右にあたる4箇所へ吊り下げベース設
    け、その各吊り下げベースへ、下端に腕通し部
    を備えた懸垂具を弾性支持されるよう懸吊し、
    前方に懸吊させた懸垂具の弾性支持力を、後方
    に懸吊させた懸垂具の弾性支持力より弱く設定
    したことを特徴とするアームレスト装置。 2 椅子の背もたれ部上方へ支柱を垂設し、その
    支柱上端から前方へ片持ち梁を水平に突設する
    と共に、その片持ち梁へ間隔を保つてその梁と
    直交する2本の水平バーを設け、各水平バーの
    先端へ、下端にリング状の腕通しベルトを備え
    た懸垂具を、コイルバネを介して懸吊し、前方
    へ懸吊させた懸垂具のコイルバネ力を、後方に
    懸吊させた懸垂具のコイルバネ力より弱く設定
    して成るアームレスト装置。
JP14558688U 1988-11-08 1988-11-08 Expired - Lifetime JPH0543Y2 (ja)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008295696A (ja) * 2007-05-31 2008-12-11 Hiroshi Udo 上肢挙上作業用支援装置
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