JPH0543844A - 粘着シート用下塗剤組成物 - Google Patents
粘着シート用下塗剤組成物Info
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- JPH0543844A JPH0543844A JP20042291A JP20042291A JPH0543844A JP H0543844 A JPH0543844 A JP H0543844A JP 20042291 A JP20042291 A JP 20042291A JP 20042291 A JP20042291 A JP 20042291A JP H0543844 A JPH0543844 A JP H0543844A
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- Japan
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- pressure
- sensitive adhesive
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- adhesive sheet
- vinyl acetate
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 イソブチレン単位を主成分とする粘着剤と支
持体間の密着性を改善する下塗剤を提供する。 【構成】 エチレン−酢酸ビニル共重合体と官能基を付
与した反応性エチレン−酢酸ビニル共重合体からなる組
成物１００重量部に、架橋剤０．１〜１０重量部を配合
してなる粘着シート用下塗剤組成物
持体間の密着性を改善する下塗剤を提供する。 【構成】 エチレン−酢酸ビニル共重合体と官能基を付
与した反応性エチレン−酢酸ビニル共重合体からなる組
成物１００重量部に、架橋剤０．１〜１０重量部を配合
してなる粘着シート用下塗剤組成物
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、粘着シート、テープ若
しくはフィルム（以下、これらを粘着シートという）の
イソブチレン単位を主成分に持つ重合体を主体とする粘
着剤とポリオレフィン系プラスチックフィルム等の支持
体との密着性を改良する粘着シート、テープ若しくはフ
ィルムにおける粘着シート用下塗剤組成物に関するもの
である。
しくはフィルム（以下、これらを粘着シートという）の
イソブチレン単位を主成分に持つ重合体を主体とする粘
着剤とポリオレフィン系プラスチックフィルム等の支持
体との密着性を改良する粘着シート、テープ若しくはフ
ィルムにおける粘着シート用下塗剤組成物に関するもの
である。
【０００２】
【従来の技術】各種粘着シートにおいて支持体であるポ
リオレフィン系プラスチックフィルムは極性が低いた
め、粘着剤を塗布しても密着性が低く界面剥離してしま
う。そこで、密着性を向上させるために各種方法が提案
されてきた。例えば、フィルム表面を物理的、化学的に
酸化する方法、あるいはコロナ放電によるコロナ処理、
火炎処理、放射線処理等を行う方法が知られている。
リオレフィン系プラスチックフィルムは極性が低いた
め、粘着剤を塗布しても密着性が低く界面剥離してしま
う。そこで、密着性を向上させるために各種方法が提案
されてきた。例えば、フィルム表面を物理的、化学的に
酸化する方法、あるいはコロナ放電によるコロナ処理、
火炎処理、放射線処理等を行う方法が知られている。
【０００３】このようにして得られた処理面と良好な密
着力が得られる粘着剤としては、各種アクリル酸エステ
ル重合体、ビニルエーテル系重合体を主成分とする粘着
剤等が挙げられる。これらの粘着剤はそれ自身極性が高
いため、粘着シートが剥離不可能な状態になったりする
等の問題が生じる。
着力が得られる粘着剤としては、各種アクリル酸エステ
ル重合体、ビニルエーテル系重合体を主成分とする粘着
剤等が挙げられる。これらの粘着剤はそれ自身極性が高
いため、粘着シートが剥離不可能な状態になったりする
等の問題が生じる。
【０００４】一方、イソブチレン単位を主成分に持つ重
合体を主体とする粘着剤は、その分子構造上極めて極性
が低いため、粘着シート貼付後の接着力の経時変化が少
ない等の有用な性能を保持しているにもかかわらず、粘
着剤の官能基、極性基の付与を意味する活性化を目的と
する改質なしでは、上記ポリオレフィン系プラスチック
フィルム表面の処理を行っても支持体と十分な密着力を
得ることはできない。そこで、特開昭５６−５９８８５
号公報に記載されているように、塩素化ポリプロピレン
とポリイソブチレンかブチルゴムのうちの一種又は二種
とを配合してなる下塗剤組成物、あるいは特開平２−３
０１６６９号公報に記載の塩素化エチレン−酢酸ビニル
共重合体とイソブチレン単位を主成分にもつ重合体とを
配合してなる下塗剤組成物が提案されている。
合体を主体とする粘着剤は、その分子構造上極めて極性
が低いため、粘着シート貼付後の接着力の経時変化が少
ない等の有用な性能を保持しているにもかかわらず、粘
着剤の官能基、極性基の付与を意味する活性化を目的と
する改質なしでは、上記ポリオレフィン系プラスチック
フィルム表面の処理を行っても支持体と十分な密着力を
得ることはできない。そこで、特開昭５６−５９８８５
号公報に記載されているように、塩素化ポリプロピレン
とポリイソブチレンかブチルゴムのうちの一種又は二種
とを配合してなる下塗剤組成物、あるいは特開平２−３
０１６６９号公報に記載の塩素化エチレン−酢酸ビニル
共重合体とイソブチレン単位を主成分にもつ重合体とを
配合してなる下塗剤組成物が提案されている。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、外壁材
あるいは屋根材といった紫外線が当たる屋外では上記下
塗剤組成物を用いた粘着シートは、耐候性不足のため長
期にわたり使用することができない。すなわち、下塗剤
の塩素化ポリプロピレン、塩素化エチレン−酢酸ビニル
共重合体は結合解離エネルギの低いＣ−Ｃｌ結合をも
ち、光崩壊型のプロピレン構造のため、紫外線により容
易に劣化してしまう。その結果、粘着シート剥離時、下
塗剤の凝集破壊による移行を生じる。
あるいは屋根材といった紫外線が当たる屋外では上記下
塗剤組成物を用いた粘着シートは、耐候性不足のため長
期にわたり使用することができない。すなわち、下塗剤
の塩素化ポリプロピレン、塩素化エチレン−酢酸ビニル
共重合体は結合解離エネルギの低いＣ−Ｃｌ結合をも
ち、光崩壊型のプロピレン構造のため、紫外線により容
易に劣化してしまう。その結果、粘着シート剥離時、下
塗剤の凝集破壊による移行を生じる。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上述のよ
うに粘着シートとして有用なイソブチレン単位を主成分
にもつ重合体を主体とする粘着剤とポリオレフィン系プ
ラスチックフィルムからなる支持体との密着性に優れ、
耐候性良好な下塗剤を提供すべく鋭意実験、研究を重ね
た結果、本発明を完成するに至った。
うに粘着シートとして有用なイソブチレン単位を主成分
にもつ重合体を主体とする粘着剤とポリオレフィン系プ
ラスチックフィルムからなる支持体との密着性に優れ、
耐候性良好な下塗剤を提供すべく鋭意実験、研究を重ね
た結果、本発明を完成するに至った。
【０００７】すなわち、本発明はエチレン−酢酸ビニル
共重合体１０〜９５重量％に対し、０．１〜１０重量％
の官能基を付与した反応性エチレン−酢酸ビニル共重合
体９０〜５重量％からなる組成物１００重量部に架橋剤
０．１〜１０重量部を配合してなる粘着シート用下塗剤
組成物を提供するものである。
共重合体１０〜９５重量％に対し、０．１〜１０重量％
の官能基を付与した反応性エチレン−酢酸ビニル共重合
体９０〜５重量％からなる組成物１００重量部に架橋剤
０．１〜１０重量部を配合してなる粘着シート用下塗剤
組成物を提供するものである。
【０００８】本発明に用いられる反応性エチレン−酢酸
ビニル共重合体は、架橋剤と反応する官能基を０．１〜
１０重量％付与している。この官能基は架橋剤と反応す
ることにより、下塗剤自身の凝集力を向上させ、表面処
理した支持体との高密着性を確保する目的で付与されて
いる。
ビニル共重合体は、架橋剤と反応する官能基を０．１〜
１０重量％付与している。この官能基は架橋剤と反応す
ることにより、下塗剤自身の凝集力を向上させ、表面処
理した支持体との高密着性を確保する目的で付与されて
いる。
【０００９】そのため、１０重量％を超えると下塗剤の
極性が高くなり、粘着剤との密着性が低下し、０．１重
量％より少ないと、下塗剤の耐候性、支持体との密着性
の低下を招く。
極性が高くなり、粘着剤との密着性が低下し、０．１重
量％より少ないと、下塗剤の耐候性、支持体との密着性
の低下を招く。
【００１０】官能基としては、−ＣＨ＝ＣＨ2 、−ＣＯ
ＮＨ−、ハロゲン、−ＳＯ2 Ｃｌ、−ＳＯ3 Ｈ、−ＣＯ
ＯＨ、無水ポリカルボン酸基、−ＯＨ、−ＳＨ、−Ｃ
Ｎ、−ＮＨ2 、エポキシ基、＞Ｃ＝Ｎ−ＯＨ、→Ｓｉ−
ＯＨ、−ＯＣＯＣＨ3 、−ＣＯＮＨ2 等が挙げられる
が、ポリイソシアネートと反応しやすいカルボキシル
基、無水ポリカルボン酸基、水酸基が好適に用いられ
る。
ＮＨ−、ハロゲン、−ＳＯ2 Ｃｌ、−ＳＯ3 Ｈ、−ＣＯ
ＯＨ、無水ポリカルボン酸基、−ＯＨ、−ＳＨ、−Ｃ
Ｎ、−ＮＨ2 、エポキシ基、＞Ｃ＝Ｎ−ＯＨ、→Ｓｉ−
ＯＨ、−ＯＣＯＣＨ3 、−ＣＯＮＨ2 等が挙げられる
が、ポリイソシアネートと反応しやすいカルボキシル
基、無水ポリカルボン酸基、水酸基が好適に用いられ
る。
【００１１】本発明に用いられる架橋剤は硫黄化合物、
過酸化物、金属酸化物、多官能アミン、キノンジオキシ
ム、メチロール樹脂、塩素化合物、アゾ化合物、多官能
イソシアネート、有機ケイ素化合物等が挙げられ、高反
応性のポリイソシアネートが好適に用いられる。支持体
と下塗剤との高密着性を発現させるために、下塗剤に架
橋剤を添加することが不可欠である。
過酸化物、金属酸化物、多官能アミン、キノンジオキシ
ム、メチロール樹脂、塩素化合物、アゾ化合物、多官能
イソシアネート、有機ケイ素化合物等が挙げられ、高反
応性のポリイソシアネートが好適に用いられる。支持体
と下塗剤との高密着性を発現させるために、下塗剤に架
橋剤を添加することが不可欠である。
【００１２】架橋剤の添加量は、反応性エチレン−酢酸
ビニル共重合体１００重量部に対して０．１〜１０重量
部である。０．１重量部より少ないと下塗剤中の官能基
との反応数が減少し、支持体−下塗剤間の密着力が低下
し、１０重量部を超えると下塗剤の極性が高くなり、下
塗剤−粘着剤間の密着力が低下し、あるいはポットライ
フが短くなり、場合によってはゲル化して使用できなく
なる。
ビニル共重合体１００重量部に対して０．１〜１０重量
部である。０．１重量部より少ないと下塗剤中の官能基
との反応数が減少し、支持体−下塗剤間の密着力が低下
し、１０重量部を超えると下塗剤の極性が高くなり、下
塗剤−粘着剤間の密着力が低下し、あるいはポットライ
フが短くなり、場合によってはゲル化して使用できなく
なる。
【００１３】本発明における下塗剤組成物はイソブチレ
ン単位を主成分にもつ重合体を主体とする粘着剤とポリ
オレフィン系プラスチックフィルムからなる支持体との
組合わせに適用され、エチレン−酢酸ビニル共重合体１
０〜９５重量％に対し、反応性エチレン−酢酸ビニル共
重合体９０〜５重量％との混合系で用いられる。エチレ
ン−酢酸ビニル共重合体１０重量％より少ないと粘着剤
との密着性が低下し、９５重量％を超えると支持体との
密着性の低下を招く。
ン単位を主成分にもつ重合体を主体とする粘着剤とポリ
オレフィン系プラスチックフィルムからなる支持体との
組合わせに適用され、エチレン−酢酸ビニル共重合体１
０〜９５重量％に対し、反応性エチレン−酢酸ビニル共
重合体９０〜５重量％との混合系で用いられる。エチレ
ン−酢酸ビニル共重合体１０重量％より少ないと粘着剤
との密着性が低下し、９５重量％を超えると支持体との
密着性の低下を招く。
【００１４】本発明に用いられるイソブチレン単位を主
成分にもつ重合体は、イソブチレン重合体（ポリイソブ
チレン）、イソブチレンとノルマルブチレンのランダム
共重合体、イソブチレンとイソプレンとの共重合体（レ
ギュラーブチルゴム、塩素化ブチルゴム、臭素化ブチル
ゴム、部分架橋ブチルゴム）又はこれらの加硫物もしく
は変性物（水酸基、カルボキシル基、アミノ基、エポキ
シ基などの官能基で変性したもの）等が挙げられる。
成分にもつ重合体は、イソブチレン重合体（ポリイソブ
チレン）、イソブチレンとノルマルブチレンのランダム
共重合体、イソブチレンとイソプレンとの共重合体（レ
ギュラーブチルゴム、塩素化ブチルゴム、臭素化ブチル
ゴム、部分架橋ブチルゴム）又はこれらの加硫物もしく
は変性物（水酸基、カルボキシル基、アミノ基、エポキ
シ基などの官能基で変性したもの）等が挙げられる。
【００１５】本発明の下塗剤組成物が適用できる粘着シ
ートの支持体は、エチレン、プロピレン単独重合体のポ
リエチレンフィルム、ポリプロピレンフィルムのほか
に、エチレン−酢酸ビニル共重合体等のポリオレフィン
又はオレフィンを主成分とする共重合体若しくはこれら
の混合物からなるフィルム等が挙げられ、光安定剤（紫
外線吸収剤、消光剤など）、光遮へい剤（酸化チタン、
酸化亜鉛など）、酸化防止剤などを添加してもよい。な
お、下塗剤組成物とのより強固な密着性を得るために一
般的な方法により片面を表面処理し、ぬれ性を向上させ
た支持体が好ましく用いられる。支持体に対する下塗剤
の塗布厚みは通常１〜５μｍで十分である。本発明の下
塗剤組成物が適用できる粘着シートの粘着剤としては、
上述したイソブチレン単位を主成分にもつ重合体が用い
られるが、これに粘着付与剤、軟化剤、光安定剤（紫外
線吸収剤、消光剤など）、酸化防止剤、防錆剤、着色
剤、架橋剤など一般的に配合される配合剤を添加しても
よいことは勿論のことである。
ートの支持体は、エチレン、プロピレン単独重合体のポ
リエチレンフィルム、ポリプロピレンフィルムのほか
に、エチレン−酢酸ビニル共重合体等のポリオレフィン
又はオレフィンを主成分とする共重合体若しくはこれら
の混合物からなるフィルム等が挙げられ、光安定剤（紫
外線吸収剤、消光剤など）、光遮へい剤（酸化チタン、
酸化亜鉛など）、酸化防止剤などを添加してもよい。な
お、下塗剤組成物とのより強固な密着性を得るために一
般的な方法により片面を表面処理し、ぬれ性を向上させ
た支持体が好ましく用いられる。支持体に対する下塗剤
の塗布厚みは通常１〜５μｍで十分である。本発明の下
塗剤組成物が適用できる粘着シートの粘着剤としては、
上述したイソブチレン単位を主成分にもつ重合体が用い
られるが、これに粘着付与剤、軟化剤、光安定剤（紫外
線吸収剤、消光剤など）、酸化防止剤、防錆剤、着色
剤、架橋剤など一般的に配合される配合剤を添加しても
よいことは勿論のことである。
【００１６】
【作用】本発明の粘着シート用下塗剤組成物の技術的な
ポイントは、イソブチレン単位を主成分にもつ重合体を
主体とする粘着剤とポリオレフィン系プラスチックフィ
ルムとの顕著な密着性と耐候性を発現させることであ
る。
ポイントは、イソブチレン単位を主成分にもつ重合体を
主体とする粘着剤とポリオレフィン系プラスチックフィ
ルムとの顕著な密着性と耐候性を発現させることであ
る。
【００１７】エチレン−酢酸ビニル共重合体に付与した
官能基と表面処理した支持体の極性基とを架橋剤を介し
て一時結合しているため、下塗剤−支持体間の密着力は
高い。また、粘着剤との親和性が良好なエチレン−酢酸
ビニル共重合体を混合しているため、下塗剤−粘着剤間
の密着力は高い。さらに、低エネルギの結合を含まない
ために高密着性と高耐候性を同時に発現できたものと思
われる。
官能基と表面処理した支持体の極性基とを架橋剤を介し
て一時結合しているため、下塗剤−支持体間の密着力は
高い。また、粘着剤との親和性が良好なエチレン−酢酸
ビニル共重合体を混合しているため、下塗剤−粘着剤間
の密着力は高い。さらに、低エネルギの結合を含まない
ために高密着性と高耐候性を同時に発現できたものと思
われる。
【００１８】
【実施例】以下、本発明を実施例について説明するが、
本発明の範囲はこれら実施例によって何ら限定されるも
のではない。ただし、部とあるのは全て重量部を示す。
本発明の範囲はこれら実施例によって何ら限定されるも
のではない。ただし、部とあるのは全て重量部を示す。
【００１９】実施例１ エチレン−酢酸ビニル共重合体（三井ポリケミカル
（株）製、ＥＶ−５５０、ＶＡ％＝１４）５０部、反応
性エチレン−酢酸ビニル共重合体（三井ポリケミカル
（株）製、ＨＰＲ、ＶＲ−１０３、無水マレイン酸１％
変性、ＶＡ％＝３３）５０部、３官能脂肪族イソシアネ
ート（住友バイウレタン（株）製、スミジュールＮ）１
部からなる組成物の１重量％トルエン溶液の下塗剤を厚
さ６０μｍのポリエチレンフィルムの片側コロナ処理面
に乾燥後の厚さが０．１μｍとなるように塗布し、その
上にポリイソブチレン（トーネックス（株）製、ビスタ
ネックスＭＭＬ−８０）からなる６重量％トルエン溶液
の粘着剤を乾燥後の厚みが３μｍとなるように塗布し、
粘着シートとした。この粘着シートの特性を表１に示
す。
（株）製、ＥＶ−５５０、ＶＡ％＝１４）５０部、反応
性エチレン−酢酸ビニル共重合体（三井ポリケミカル
（株）製、ＨＰＲ、ＶＲ−１０３、無水マレイン酸１％
変性、ＶＡ％＝３３）５０部、３官能脂肪族イソシアネ
ート（住友バイウレタン（株）製、スミジュールＮ）１
部からなる組成物の１重量％トルエン溶液の下塗剤を厚
さ６０μｍのポリエチレンフィルムの片側コロナ処理面
に乾燥後の厚さが０．１μｍとなるように塗布し、その
上にポリイソブチレン（トーネックス（株）製、ビスタ
ネックスＭＭＬ−８０）からなる６重量％トルエン溶液
の粘着剤を乾燥後の厚みが３μｍとなるように塗布し、
粘着シートとした。この粘着シートの特性を表１に示
す。
【００２０】実施例２ エチレン−酢酸ビニル共重合体（三井ポリケミカル
（株）製、ＥＶ−２５０、ＶＡ％＝２８）５０部、反応
性エチレン−酢酸ビニル共重合体（武田薬品工業（株）
製、デュミランＤ−２５１Ｓ：ＥＶ−２５０の１０％ケ
ン化物により水酸基、カルボキシル基を含む）５０部、
３官能脂肪族イソシアネート（住友バイウレタン（株）
製、スミジュールＮ）１部からなる組成物の１重量％か
らなるトルエン溶液を下塗剤とし、実施例１と同じよう
に下塗剤と粘着剤を塗布乾燥し、粘着シートとした。こ
の粘着シートの特性を表１に示す。
（株）製、ＥＶ−２５０、ＶＡ％＝２８）５０部、反応
性エチレン−酢酸ビニル共重合体（武田薬品工業（株）
製、デュミランＤ−２５１Ｓ：ＥＶ−２５０の１０％ケ
ン化物により水酸基、カルボキシル基を含む）５０部、
３官能脂肪族イソシアネート（住友バイウレタン（株）
製、スミジュールＮ）１部からなる組成物の１重量％か
らなるトルエン溶液を下塗剤とし、実施例１と同じよう
に下塗剤と粘着剤を塗布乾燥し、粘着シートとした。こ
の粘着シートの特性を表１に示す。
【００２１】比較例１ 厚さ６０μｍのポリエチレンフィルムの片側コロナ処理
面に実施例１の粘着剤を乾燥後の厚さが３μｍになるよ
うに塗布し、粘着シートとした。この粘着シートの特性
を表１に示す。
面に実施例１の粘着剤を乾燥後の厚さが３μｍになるよ
うに塗布し、粘着シートとした。この粘着シートの特性
を表１に示す。
【００２２】比較例２ 塩素化ポリプロピレン（東洋化成（株）製ハードレン１
３ＬＰ、塩素含有量２６％）５０部、ポリイソブチレン
（トーネックス（株）製ビスタネックスＭＭＬ−１４
０）５０部からなる組成物の１重量％からなるトルエン
溶液を下塗剤とし、実施例１と同じように下塗剤と粘着
剤を塗布乾燥し、粘着シートとした。この粘着シートの
特性を表１に示す。
３ＬＰ、塩素含有量２６％）５０部、ポリイソブチレン
（トーネックス（株）製ビスタネックスＭＭＬ−１４
０）５０部からなる組成物の１重量％からなるトルエン
溶液を下塗剤とし、実施例１と同じように下塗剤と粘着
剤を塗布乾燥し、粘着シートとした。この粘着シートの
特性を表１に示す。
【００２３】比較例３ 塩素化エチレン−酢酸ビニル共重合体（山陽国策パルブ
（株）製スーパーフロンＡ、塩素含有量１１．５％）５
０部、ポリイソブチレン（トーネックス（株）製ビスタ
ネックスＭＭＬ−１４０）５０部からなる組成物の１重
量％トルエン溶液を下塗剤とし、実施例１と同じように
下塗剤と粘着剤を塗布乾燥し、粘着シートとした。この
粘着シートの特性を表１に示す。
（株）製スーパーフロンＡ、塩素含有量１１．５％）５
０部、ポリイソブチレン（トーネックス（株）製ビスタ
ネックスＭＭＬ−１４０）５０部からなる組成物の１重
量％トルエン溶液を下塗剤とし、実施例１と同じように
下塗剤と粘着剤を塗布乾燥し、粘着シートとした。この
粘着シートの特性を表１に示す。
【００２４】
【表１】 試験内容 (１）密着力 ２５mm×１００mm角に切り取った粘着シートの粘着剤面
どうしロール圧着（圧力２kgf/cm）させ、温度・圧力６
５℃、３０kgf/cm2 の条件下で１日処理後、室温で３０
分間放置させ、５mm／分の速度で１８０゜剥離試験を行
い、界面剥離の抵抗値を測定した。 (２）耐候性 粘着シートをＡｌ板にロール圧着させ、サンシャインウ
ェーザーメータ（スガ試験機（株）製、ＷＥＬ−ＳＵＮ
−ＨＣ型）を用いて、雰囲気：４３℃、６０％ＲＨ（ブ
ラックパネル温度：６３℃、降雨：１２min/h 、処理時
間：２００ｈの条件で処理し、剥離時粘着剤がＡｌ板に
転着しているかを観察した。 〇・・・転着が全く認められない。 △・・・Ａｌ板 表面積２０％以下の範囲で転着が認め
られる。 ×〜△・Ａｌ板 表面積２０〜５０％の範囲で転着が認
められる。 ×・・・Ａｌ板 表面積５０％以上の範囲で転着が認め
られる。 結果は上記の記号で示した。
どうしロール圧着（圧力２kgf/cm）させ、温度・圧力６
５℃、３０kgf/cm2 の条件下で１日処理後、室温で３０
分間放置させ、５mm／分の速度で１８０゜剥離試験を行
い、界面剥離の抵抗値を測定した。 (２）耐候性 粘着シートをＡｌ板にロール圧着させ、サンシャインウ
ェーザーメータ（スガ試験機（株）製、ＷＥＬ−ＳＵＮ
−ＨＣ型）を用いて、雰囲気：４３℃、６０％ＲＨ（ブ
ラックパネル温度：６３℃、降雨：１２min/h 、処理時
間：２００ｈの条件で処理し、剥離時粘着剤がＡｌ板に
転着しているかを観察した。 〇・・・転着が全く認められない。 △・・・Ａｌ板 表面積２０％以下の範囲で転着が認め
られる。 ×〜△・Ａｌ板 表面積２０〜５０％の範囲で転着が認
められる。 ×・・・Ａｌ板 表面積５０％以上の範囲で転着が認め
られる。 結果は上記の記号で示した。
【００２５】
【発明の効果】本発明の粘着シート用下塗剤組成物はイ
ソブチレンを主成分にもつ重合体を主体とする粘着剤と
ポリオレフィン系プラスチックフィルムとの間に顕著な
密着性と耐候性を与えるものであり、屋外はもとより屋
外に使用される粘着フィルムの下塗剤として極めて有用
な下塗剤組成物である。
ソブチレンを主成分にもつ重合体を主体とする粘着剤と
ポリオレフィン系プラスチックフィルムとの間に顕著な
密着性と耐候性を与えるものであり、屋外はもとより屋
外に使用される粘着フィルムの下塗剤として極めて有用
な下塗剤組成物である。
Claims (1)
- 【請求項１】 エチレン−酢酸ビニル共重合体１０〜９
５重量％に対し、０．１〜１０重量％の官能基を付与し
た反応性エチレン−酢酸ビニル共重合体９０〜５重量％
からなる組成物１００重量部に、架橋剤０．１〜１０重
量部を配合してなる粘着シート用下塗剤組成物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20042291A JPH0543844A (ja) | 1991-08-09 | 1991-08-09 | 粘着シート用下塗剤組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20042291A JPH0543844A (ja) | 1991-08-09 | 1991-08-09 | 粘着シート用下塗剤組成物 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0543844A true JPH0543844A (ja) | 1993-02-23 |
Family
ID=16424044
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP20042291A Pending JPH0543844A (ja) | 1991-08-09 | 1991-08-09 | 粘着シート用下塗剤組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0543844A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005213280A (ja) * | 2004-01-27 | 2005-08-11 | Chuo Rika Kogyo Corp | アンカー剤組成物 |
| JP2008056783A (ja) * | 2006-08-30 | 2008-03-13 | Du Pont Mitsui Polychem Co Ltd | 架橋エチレン−酢酸ビニル共重合体 |
| JP2013018824A (ja) * | 2011-07-08 | 2013-01-31 | Tosoh Corp | ２液性ポリウレタン系コート剤、それを用いた積層体、及び太陽電池用バックシート |
-
1991
- 1991-08-09 JP JP20042291A patent/JPH0543844A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005213280A (ja) * | 2004-01-27 | 2005-08-11 | Chuo Rika Kogyo Corp | アンカー剤組成物 |
| JP2008056783A (ja) * | 2006-08-30 | 2008-03-13 | Du Pont Mitsui Polychem Co Ltd | 架橋エチレン−酢酸ビニル共重合体 |
| JP2013018824A (ja) * | 2011-07-08 | 2013-01-31 | Tosoh Corp | ２液性ポリウレタン系コート剤、それを用いた積層体、及び太陽電池用バックシート |
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