JPH0543690Y2 - - Google Patents

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JPH0543690Y2
JPH0543690Y2 JP19877687U JP19877687U JPH0543690Y2 JP H0543690 Y2 JPH0543690 Y2 JP H0543690Y2 JP 19877687 U JP19877687 U JP 19877687U JP 19877687 U JP19877687 U JP 19877687U JP H0543690 Y2 JPH0543690 Y2 JP H0543690Y2
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tube
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threaded rod
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、口紅等の棒状化粧料を繰り出す容器
に関する。
〔従来の技術〕
従来、この種の繰出容器としては多種多様のも
のが市販品として供され且つ提案されている。例
えば、第3図に示す実開昭59−127505号公報に記
載の繰り出し化粧棒容器、およびこれに関連して
提案された幾つかのものがある。この繰出容器
は、基筒1、尾栓2、中筒3、そして回転止め係
合棒4が一体構造となつていて、この一体構造体
をスリーブ5に対して正逆方向に回転させると、
二条の左右両ネジ7A,7Bが交叉する形で刻設
されたネジ筒7を介して、中皿6に保持された棒
状化粧料(図示せず)がスリーブ5の先端から繰
り出しまたは繰り入れられる構造である。
〔考案が解決しようとする問題点〕
この繰出容器の場合、ネジ筒6に刻設された左
右両ネジ7A,7Bが同一ピツチであることか
ら、棒状化粧料の繰り出しピツチと繰り入れピツ
チは同じである。使用後の繰り入れは繰り出す時
よりも迅速に行なわれる方が効率的であつて、こ
うした早戻りシステムが望まれような場合は、左
右両ネジ7A,7Bにおいて収納時の繰り入れ側
ネジピツチは繰り出し側のそれよりも大きく形成
されねばならない。
ところが、単一のネジ筒6の外周面にネジピツ
チの異なる左右両ネジ7A,7Bを形成するには
工数が増して面倒である。
また、その他、正逆方向への回転による繰出方
式であるために、繰り出しと繰り入れの回転操作
を誤つて混同し易いといつた操作面での問題点が
ある。
本考案の目的は、かかる従来例の種々の問題点
を解消した棒状化粧料の繰出容器を提供すること
にある。
〔問題点を解決するための手段〕
この目的を達成するために、本考案による棒状
化粧料の繰出容器は次なる構成となつている。
即ち、本体筒10の後部にてスライド操作筒1
1が軸線方向にスライド自在であり、本体筒10
内部では回転ネジ筒20が軸線方向に位置不変
で、軸線周りで回転自在に支持されている。
スライド操作筒11の内周面には第1螺子突起
15が突設され、この第1螺子突起15を回転ネ
ジ筒20の外周上の螺旋凹溝22に螺合させるこ
とにより、スライド操作筒11の軸線方向へのス
ライド操作により、回転ネジ筒20が正逆回転す
るように形成されている。
また、この回転ネジ筒20の内周面には第2螺
子突起23が突設され、この第2螺子突起23に
保持ネジ棒30の螺旋部31を螺合せしめて、回
転ネジ筒20の回転によりこの内部で保持ネジ棒
30が軸線周りでの回転は阻止され且つ軸線方向
に移動できるよう、この保持ネジ棒30の先端の
フランジ部32が前記本体筒10の内周面に摺動
自在に係合されている。
そして、この保持ネジ棒30の移動により、フ
ランジ部32に保持された棒状化粧料Cが本体筒
10の先端から繰り出しまたは繰り入れされる構
成となつている。
〔作用〕
棒状化粧料Cの繰り出しに際しては、把持固定
された本体筒10に対してスライド操作筒11を
図の上方に押し下げると、第1螺子突起15が回
転ネジ筒20の螺旋溝22に案内され、第1螺子
突起15の移動量に対応して、回転ネジ筒20が
本体筒10内で回転する。この回転ネジ筒20の
右回転により、内側の第2螺子突起31に螺旋部
31を介して螺合している保持ネジ棒30が上昇
する。この時、保持ネジ棒30はフランジ部32
の凹部32aが本体筒10内の回転止め突起条1
4に案内される。即ち、保持ネジ棒30の上昇で
棒状化粧料Cの所要量が本体筒10の先端から繰
り出される。
これに対して、棒状化粧料Cの繰り入れは、前
記繰り出し操作の逆手順でスライド操作筒11を
図の下方に押し下げると、回転ネジ筒20が逆に
左回転して保持ネジ棒30が下降する。
〔実施例〕
以下、本考案による棒状化粧料の繰出容器の一
実施例について図面を参照しつつ説明する。
第1図および第2図において、両端開口とされ
た本体筒10の後端部にあつては、この後端面に
向かつて長溝状に穿つて、この穿たれた部分12
を本体筒10に対してあたかも割符形となるよう
にスライド操作筒11が形成されている。このス
ライド操作筒11は本体筒10の後方一部として
軸線方向にスライド自在であり、図示のように向
かい合わせ形状の内周面に対向する一対の第1螺
子突起15,15が突設されている。
また、本体筒10の内部では、スライド操作筒
11の内側に対面する位置で、回転ネジ筒20が
軸線方向には位置不変で、軸線周りでは回転自在
に支持されている。即ち、この回転ネジ筒20の
外周面にはスライド操作筒11側の第1螺子突起
15が螺合する螺旋溝22が一条刻設され、先端
には係止フランジ21が鍔出し状に成形されてい
る。この係止フランジ21は本体筒10の内周面
に上下一対で突設された支持突起環13a,13
b間に介装され、これによつて、回転ネジ20は
本体筒10内で軸線方向へ移動するのを阻止され
るが、この所定位置で軸線周りでの回転が可能と
なつている。したがつて、スライド操作筒11を
本体筒10に対して軸線方向にスライドさせる
と、第1螺子突起15の推進力による作用で回転
ネジ筒20が正逆いずれかの方向に回転するよう
になつている。
また、この回転ネジ筒20内では、先端に棒状
化粧料Cを保持した保持ネジ棒30が図の上下方
向に移動可能となつている。即ち、保持ネジ棒3
0の螺旋部31に回転ネジ筒20の内周面に突設
した第2螺子突起23が螺合するようになつてお
り、回転ネジ筒20の回転によりこの内部で保持
ネジ棒30が上下いずれかの方向に移動するよう
になつている。また、保持ネジ棒30の先端には
フランジ部32が設けられ、このフランジ部32
の周端には複数の凹部32aが形成され、この凹
部32aが前記本体筒10の内周面で縦方向に突
設した複数の回転止め突起条14に係合してい
る。この構成によつて、保持ネジ棒30は回転不
可の状態で本体筒10内の軸線方向に摺動できる
ようになる。
一方、保持ネジ棒30のフランジ部32上には
更に保持皿33が設けられていて、棒状化粧料C
はこの下部中に保持皿33が埋め込まれる形で保
持される。キヤツプ40は本体筒10の先端部に
冠着され、棒状化粧料Cを被冠保護する。
ここで、回転ネジ筒20の外周面上の螺旋溝2
2、および保持ネジ棒30の螺旋部31のそれぞ
れのネジピツチは同一である必要はないが、双方
とも多条ネジとして形成されることが好ましい。
この理由は、スライド操作筒11の僅かなスライ
ド量で回転ネジ筒20の所要の回転量が得られ、
またこの回転ネジ筒20の単位回転量で保持ネジ
棒30が効率的に上下動することにより、棒状化
粧料Cが迅速に繰り出し入れできるからである。
この意味から、螺旋溝22と螺旋部31のネジ
ピツチを違えることによつて、使用後の棒状化粧
料Cの繰り入れ動作を繰り出し時よりも迅速に設
定することが可能である。
次に、この実施例の動作態様および作用は、棒
状化粧料Cの繰り出しに際しては、キヤツプ40
を取り外した後、把持固定された本体筒10に対
してスライド操作筒11を図の上方に押し下げる
と、第1螺子突起15が回転ネジ筒20の螺旋溝
22に案内され、第1螺子突起15の移動量に対
応して、回転ネジ筒20が本体筒10内で回転す
る。この回転ネジ筒20の右回転により、内側の
第2螺子突起31に螺旋部31を介して螺合して
いる保持ネジ棒30が上昇する。この時、保持ネ
ジ棒30はフランジ部32の凹部32aが本体筒
10内の回転止め突起条14に案内される。即
ち、保持ネジ棒30の上昇で棒状化粧料Cの所要
量が本体筒10の先端から繰り出される。
これに対して、棒状化粧料Cの繰り入れは、前
記繰り出し操作の逆手順でスライド操作筒11を
図の下方に押し上げると、回転ネジ筒20が逆に
左回転して保持ネジ棒30が下降する。
〔考案の効果〕
以上説明したように、本考案による棒状化粧料
の繰出容器は、スライド操作筒11の直線スライ
ド量が回転ネジ筒20を介して棒状化粧料の繰り
出し入れ量に変換される構成であり、僅かなスラ
イド操作で所要量の棒状化粧料Cを迅速に繰り出
し入れすることができる。しかも、回転ネジ筒2
0と保持ネジ棒30とが別体であるから、双方の
ネジピツチに相異を持たせることで、使用後の繰
り入れを迅速的に行うよう設定することも可能で
ある。
また、操作方向と棒状化粧料Cの繰り出し入れ
方向が同一の軸線上で行なわれることから、従来
の回転繰り出し方式のように繰り出しと繰り入れ
を混同して操作を誤るようなことはない。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は本考案による棒状化粧料
の繰出容器の一実施例を示し、第1図は組立断面
図、第2図は分解斜視図である。また、第3図は
従来例の分解斜視図である。 10……本体筒、11……スライド操作筒、1
3a,13b……支持突起環、14……回転止め
突起条、20……回転ネジ筒、21……係止フラ
ンジ、22……螺旋溝、30……保持ネジ棒、3
1……螺旋部、32……フランジ部、32a……
凹部、C……棒状化粧料。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 本体筒10の後部にてスライド操作筒11を軸
    線方向にスライド自在に形成し、本体筒10内部
    では回転ネジ筒20を軸線方向に位置不変で軸線
    周りで回転自在に支持すると共に、スライド操作
    筒11の内周面に突設した第1螺子突起15を回
    転ネジ筒20の外周上の螺旋凹溝22に螺合させ
    ることにより、スライド操作筒11の軸線方向へ
    のスライド操作により回転ネジ筒20が正逆回転
    するように形成し、また、この回転ネジ筒20の
    内周面に突設した第2螺子突起23に保持ネジ棒
    30の螺旋部31を螺合せしめて、回転ネジ筒2
    0の回転によりこの内部で保持ネジ棒30が軸線
    周りでの回転は阻止され且つ軸線方向に移動でき
    るよう、この保持ネジ棒30の先端のフランジ部
    32を前記本体筒10の内周面に摺動自在に係合
    せしめて、保持ネジ棒30の移動でフランジ部3
    2に保持された棒状化粧料Cを本体筒10の先端
    から繰り出し入するようにしたことを特徴とする
    棒状化粧料の繰出容器。
JP19877687U 1987-12-26 1987-12-26 Expired - Lifetime JPH0543690Y2 (ja)

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JPH01101423U JPH01101423U (ja) 1989-07-07
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