JPH0543615U - 差動増幅回路 - Google Patents
差動増幅回路Info
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- JPH0543615U JPH0543615U JP9127791U JP9127791U JPH0543615U JP H0543615 U JPH0543615 U JP H0543615U JP 9127791 U JP9127791 U JP 9127791U JP 9127791 U JP9127791 U JP 9127791U JP H0543615 U JPH0543615 U JP H0543615U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】汎用オペアンプを用いて、オフセット電圧、オ
フセット電圧ドリフトを小さくした差動増幅回路を提供
する。 【構成】差動増幅回路のオフセット電圧を測定し、これ
を保持し、この保持したオフセット電圧を所定の減衰率
で減衰して前記差動増幅回路の負側端子に加算して入力
する。
フセット電圧ドリフトを小さくした差動増幅回路を提供
する。 【構成】差動増幅回路のオフセット電圧を測定し、これ
を保持し、この保持したオフセット電圧を所定の減衰率
で減衰して前記差動増幅回路の負側端子に加算して入力
する。
Description
【0001】
本考案は、PID温度制御等における偏差検出部として用いられる差動増幅回 路に関する。
【0002】
図3に従来の差動増幅回路を示す。
【0003】 図3において、オペアンプQ1〜Q3のオフセット電圧をe1、e2、e3と すると、出力Vo1は、 Vo1=G(V2 −V1)+G(e2 −e1 +e3) となる。
【0004】 なお、この場合、抵抗R1、R2、R4、R5の各抵抗値はR、R、GR、G Rとなっており、これによりオペアンプQ3の増幅度はGにされている。 上式によりオフセット電圧e1 〜e3 が各々±10mV、G=20とすると、こ の合計は最大30mV×20=0.6Vにもなってしまう。
【0005】 またオフセット電圧ドリフトΔe1 、Δe2 、Δe3 をそれぞれ+30μV/ ℃とすると、50℃で+1.5mVになり、(1.5mV−1.5mV+1.5 mV)×20=30mVと大きいものとなる。 なお、高精度オペアンプを用いればオフセット電圧e1〜e3、オフセット電 圧ドリフトΔe1 〜Δe3 を小さくすることはできる。しかし、アナログASI C(application-specifiic-integrated circuit) を形成するような場合には、 高精度オペアンプは消費電力やチップサイズの面から実現しにくいという問題が あった。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】 上述の如く、従来、汎用オペアンプを用いて差動増幅回路を構成した場合、オ フセット電圧、オフセットドリフトをいかに小さくするかが重要な問題であった 。 そこで本考案は上述の問題点に鑑みてなされたもので汎用オペアンプを用い て、オフセット電圧、オフセット電圧ドリフトを小さくした差動増幅回路を提供 することを目的とする。
【0007】
2信号を正側端子と負側端子にそれぞれ入力し前記2信号の差電圧を所定の増 幅率で増幅する差動増幅回路において、前記差動増幅回路のオフセット電圧を測 定する手段と、前記測定されたオフセット電圧を保持する保持手段と、前記保持 したオフセット電圧を所定の減衰率で減衰して前記負側端子に加算して入力する 手段とを具備したことを特徴とする。
【0008】
本考案の差動増幅回路では、前記差動増幅回路のオフセット電圧を測定し、こ れを保持し、この保持したオフセット電圧を所定の減衰率で減衰して前記負側端 子に加算して入力する。
【0009】
図1は本考案の差動増幅回路の一実施例の回路図であり、スイッチ1、2、3 、4、5、6の各ゲートG1、G2、G3、G4、G5、G6に制御信号が加わ るか否かでオン、オフ制御される。R1、R2、R3、R4、R5、R6、R7 、R8、R9は抵抗、Q1、Q2、Q3、Q4、Q5はオペアンプ、C1、C2 はコンデンサ、VR1は可変抵抗である。また、可変抵抗VR1の両端には電圧 +E、−Eがかかっている。
【0010】 また、オペアンプQ3は、差動増幅動作を行う。ここで、オペアンプQ3に接 続されている抵抗R1、抵抗R2、抵抗R4、抵抗R5は増幅度を決定するよう に働く。この場合、抵抗R1、R2、R4、R5の各抵抗値はR、2R、GR、 GRとなっており、これによりオペアンプQ3の増幅度はGにされている。また 、抵抗R3はオフセットモードで測定されたオフセット電圧を1/Gにして入力 端子1から入力される電圧V1 に加算するように働く。
【0011】 抵抗R8、R9、可変抵抗VR1は後述する式で示されるオフセットe4 + e5 のオフセット調整するものである。
【0012】 図2にオフセット電圧測定モードと差動電圧測定モードにおけるスイッチ1〜 6の設定状態を示す。
【0013】 以下、図1の差動増幅回路の動作を説明する。 ここで、オペアンプQ1〜Q5の各オフセット電圧を各々e1 、e2 、e3 、 e4 、e5 とし、また、点a、b、c、d、e、fの各電位を各々Va、Vb、 Vc、Vd、Ve、Vfとする。また、入力端子1には電圧V1が入力されてお り、入力端子2には電圧V2が入力されている。
【0014】 図1で、スイッチ1〜6がオフセット電圧測定モードに設定されている場合、 点aではVa=e1 +V2 点bではVb=e2 +V2 点eではスイッチ5がオンでオぺアンプQ4の出力が接地されているため、V e=0となり、 従って点cではVc=G(Vc−Va−(1/G)Ve)+Ge3 =G(e2 −e1 +e3)となる。
【0015】 点dではスイッチ3がオンなのでVc=Vdとなる。
【0016】 この電位VdはコンデンサC1によりホールドされる。
【0017】 次に、図1で、スイッチ1〜6が差動電圧測定モードに設定されている場合、 点aではVa=e1 +V1 点bではVb=e2 +V2 点eではスイッチ5がオフでオぺアンプQ4の出力が接地されてないため、V e=G(e2 −e1 +e3)+e4 点cではVc=G(Vb −Va −(1/G)Ve)+Ge3 =G(Vb −Va )−G(e2 −e1 +e3)+e4 +Ge3 =G(V2 −V1 )−G(e2 −e1)−G(e2 −e1 +e3)+ e4 +Ge3 =G(V2 −V1 )+e4 従って点fすなわち出力Vo2では Vf=Vo2=G(V2 −V1 )+e4 +e5 となる。式から、出力Vo2に現れるオフセット電圧はe4 +e5 のみとな り非常に小さいものとなる。
【0018】 上述のように汎用オペアンプを用いて、オフセット電圧、オフセット電圧ドリ フトを非常に小さくした差動増幅回路を構成できる。
【0019】 このため、ASIC化するような場合には高性能のオペアンプを形成できる。
【0020】
以上説明したように、汎用オペアンプを用いて、オフセット電圧、オフセット 電圧ドリフトを非常に小さくした差動増幅回路を構成できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の差動増幅回路の一実施例を示す回路
図。
図。
【図2】図1に係るオフセット電圧測定モードと差動電
圧測定モードにおけるスイッチの設定状態を示した図。
圧測定モードにおけるスイッチの設定状態を示した図。
【図3】従来の差動増幅回路の回路図。
1、2、3、4、5、6…スイッチ R1、R2、R3、R4、R5、R6、R7、R8、R
9…抵抗 Q1、Q2、Q3、Q4、Q5…オペアンプ C1、C2…コンデンサ VR1…可変抵抗
9…抵抗 Q1、Q2、Q3、Q4、Q5…オペアンプ C1、C2…コンデンサ VR1…可変抵抗
Claims (2)
- 【請求項1】 2信号を正側端子と負側端子にそれぞれ
入力し前記2信号の差電圧を所定の増幅率で増幅する差
動増幅回路において、 前記差動増幅回路のオフセット電圧を測定する手段と、 前記測定されたオフセット電圧を保持する保持手段と、 前記保持したオフセット電圧を所定の減衰率で減衰して
前記負側端子に加算して入力する手段とを具備したこと
を特徴とする差動増幅回路。 - 【請求項2】 所定の減衰率は、前記所定の増幅率分の
1であることを特徴とする請求項1記載の差動増幅回
路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9127791U JPH0543615U (ja) | 1991-11-07 | 1991-11-07 | 差動増幅回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9127791U JPH0543615U (ja) | 1991-11-07 | 1991-11-07 | 差動増幅回路 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0543615U true JPH0543615U (ja) | 1993-06-11 |
Family
ID=14021967
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9127791U Pending JPH0543615U (ja) | 1991-11-07 | 1991-11-07 | 差動増幅回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0543615U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013251657A (ja) * | 2012-05-31 | 2013-12-12 | New Japan Radio Co Ltd | ボルテージフォロア入力型差動増幅器 |
-
1991
- 1991-11-07 JP JP9127791U patent/JPH0543615U/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013251657A (ja) * | 2012-05-31 | 2013-12-12 | New Japan Radio Co Ltd | ボルテージフォロア入力型差動増幅器 |
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