JPH0543431A - 化粧料 - Google Patents

化粧料

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JPH0543431A
JPH0543431A JP20591691A JP20591691A JPH0543431A JP H0543431 A JPH0543431 A JP H0543431A JP 20591691 A JP20591691 A JP 20591691A JP 20591691 A JP20591691 A JP 20591691A JP H0543431 A JPH0543431 A JP H0543431A
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water
surfactant
cosmetic
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Yasuo Suzuki
康生 鈴木
Kazuyuki Yahagi
和行 矢作
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 (A)界面活性剤、(B)水不溶性シリコー
ン誘導体、(C)パール顔料及び(D)水を含有する化
粧料、並びにその製造法。 【効果】 本発明の化粧料は優れたパール光沢を有し、
かつ自然なつやを付与することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は化粧料に関し、更に詳細
には、界面活性剤、水不溶性シリコーン誘導体、パール
顔料及び水を含有し、優れたパール光沢を有し、かつ毛
髪に自然なつやを付与することができ、特に洗浄剤、毛
髪処理剤に適する化粧料に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来、
化粧料の審美性を向上させるために真珠様の光沢を付与
することが行われている。一般にこの目的で添加される
物質をパール化剤と呼んでおり、パール顔料と多価アル
コール脂肪酸エステル等が知られている。
【0003】このうち、パール顔料は、表面が薄層の積
み重ねのような状態になっていて、薄層に対する光の反
射と干渉により真珠光沢を発するものであり、魚鱗箔、
オキシ塩化ビスマス、雲母チタン、マイカ、金雲母、金
箔末等が古くからパール光沢付与剤として化粧品に使用
されている。しかし、これらは水分散系の化粧料に用い
た場合、凝集し易く、また比重が高いために沈降し易い
という欠点があった。そのため、通常は、口紅等の固体
状化粧品、マニキュア等のペースト状化粧品、パウダー
類の粉体状化粧品に使用が限定されていた。
【0004】一方、水分散系化粧品のように、界面活性
剤を多量に含有する組成物にパール顔料を使用すること
も種々検討が行われているが、それらをただ単に配合す
るだけでは良好な分散安定性が得られず、静置した場合
に沈降、浮上分離することが多い。
【0005】そこで従来、水分散系にパール顔料を安定
に分散させる目的で(1)パール顔料の粒子径を極力小
さくする、(2)分散媒と無機パール顔料との密度を同
一にする、(3)系の粘度を高くしてパール顔料の流
動、沈降、浮上を防止する、(4)パール顔料の表面を
チタン等の金属でコーティングし、系内でのパール顔料
間の凝集を防止する等の手段がとられている。しかし、
(1)の方法では物質によって限界があるし、なかには
パール顔料本来の性質が消失する場合もある。更に極微
粒子化は表面積を増大せしめ、表面エネルギーを高める
ので、パール顔料間の凝集が促進され、かえって分散性
が悪くなるという問題があった。(2)の方法もまた、
物質の固有値から有効性に限界がある。更に(3)の方
法で粘度を高める場合は、化粧料として使用上の問題が
生ずる。また、(4)の方法も、本質的に凝集の防止に
はならず、経日により凝集してしまう。
【0006】これらの欠点を解消するためにポリアクリ
ル酸やその金属塩、有機アルカリの中和塩やキサンタン
ガム等の水溶性ポリマーを添加してチキソトロピー性を
付与したり、ビニル系やセルロース系ポリマーを添加し
て保護コロイドを形成させるといった方法がとられてい
るが、ナトリウム、カリウム等の強電解質が共存する濃
厚界面活性剤系では、前記のポリマーが収縮するため、
チキソトロピー性や保護コロイド形成能が失われ、安定
した化粧料組成物を得ることができない。また使用でき
るポリマーが界面活性剤との相溶性のよいものに限定さ
れる。
【0007】従って、水分散系の化粧品にパール顔料を
用いた例は数少なく、パール顔料に代わって、比較的比
重が低く、製剤の安定性に優れたエチレングリコールジ
エステルや脂肪酸アルキロールアミド等が使用されてい
るが、これらは無機パール顔料に比べ屈折率が低いため
光沢付与効果に劣り、熱安定性も悪い、つや向上の効果
がない等の問題点があった。
【0008】従って、それ自身が審美的に優れたパール
光沢を有し、自然なつやを付与する水分散系の化粧料の
開発が望まれていた。
【0009】
【課題を解決するための手段】斯かる実情において、本
発明者らは鋭意研究を行った結果、界面活性剤と水不溶
性シリコーン誘導体を併用し、これにパール顔料を分散
せしめれば、水分散系に当該パール顔料が均一に分散し
て凝集及び沈降が生じることがなく、優れたパール光沢
を示し、かつパール顔料と水不溶性シリコーン誘導体と
の相乗効果により自然な光沢を付与することができるこ
とを見出し、本発明を完成した。
【0010】すなわち、本発明は次の成分(A)、
(B)、(C)及び(D) (A)界面活性剤 (B)水不溶性シリコーン誘導体 (C)パール顔料 (D)水 を含有する化粧料及びその製造法を提供するものであ
る。
【0011】本発明における(A)成分の界面活性剤と
しては、例えば次に示すようなカチオン界面活性剤、ア
ニオン界面活性剤、両性界面活性剤又は非イオン界面活
性剤を単独で、又は2種以上を組み合わせて使用するこ
とができる。
【0012】カチオン界面活性剤: (a)次の一般式(1)で表わされる第4級アンモニウ
ム塩
【0013】
【化1】
【0014】(b)平均炭素数10〜18のアルキル基
を有するアルキルピリジニウム塩。
【0015】アニオン界面活性剤: (c)平均炭素数10〜16のアルキル基を有する直鎖
又は分岐鎖アルキルベンゼンスルホン酸塩。 (d)平均炭素数10〜20の直鎖又は分岐鎖のアルキ
ル基又はアルケニル基を有し、1分子内に平均 0.5〜8
モルのエチレンオキサイド、プロピレンオキサイド、ブ
チレンオキサイド、エチレンオキサイドとプロピレンオ
キサイドが0.1/9.9〜9.9/0.1の比で、あるいはエチレン
オキサイドとブチレンオキサイドが0.1/9.9〜9.9/0.1の
比で付加したアルキル又はアルケニルエーテル硫酸塩。 (e)平均炭素数10〜20のアルキル基又はアルケニ
ル基を有するアルキル又はアルケニル硫酸塩。 (f)平均10〜20の炭素原子を1分子中に有するオ
レフィンスルホン酸塩。 (g)平均10〜20の炭素原子を1分子中に有するア
ルカンスルホン酸塩。 (h)平均10〜24の炭素原子を1分子中に有する飽
和又は不飽和脂肪酸塩。 (i)平均炭素数10〜20のアルキル基又はアルケニ
ル基を有し、1分子中に平均 0.5〜8モルのエチレンオ
キサイド、プロピレンオキサイド、ブチレンオキサイ
ド、エチレンオキサイドとプロピレンオキサイドが0.1/
9.9〜9.9/0.1の比で又はエチレンオキサイドとブチレン
オキサイドが0.1/9.9〜9.9/0.1の比で付加したアルキル
又はアルケニルエーテルカルボン酸塩。 (j)平均10〜20の炭素原子から成るアルキル基又
はアルケニル基を有するα−スルホ脂肪酸塩又はエステ
ル。 (k)炭素数8〜24のアシル基、及び遊離カルボン酸
残基を有するN−アシルアミノ酸型界面活性剤。 (l)炭素数8〜24のアルキル基又はアルケニル基を
有するリン酸モノ又はジエステル型界面活性剤。 (m)平均炭素数8〜16のアルキル基を有するポリオ
キシエチレンアルキルスルホコハク酸モノエステル塩。
【0016】両性界面活性剤: (n)炭素数8〜24のアルキル基、アルケニル基又は
アシル基を有するα位付加型、2級アミド型、又は3級
アミド型のイミダゾリン系両性界面活性剤。 (o)炭素数8〜24のアルキル基、アルケニル基又は
アシル基を有するカルボベタイン系、アミドベタイン
系、スルホベタイン系、ヒドロキシスルホベタイン系、
又はアミドスルホベタイン系両性界面活性剤。
【0017】非イオン界面活性剤: (p)炭素数10〜20の長鎖アシル基を有する高級脂
肪酸アルカノールアミド又はそのアルキレンオキサイド
付加物。 (q)次の一般式(2)で表わされるアルキルサッカラ
イド系界面活性剤。
【0018】
【化2】
【0019】これらの界面活性剤は本発明の化粧料に合
計量で1〜60重量%(以下、単に%で示す)の範囲で
配合されるのが好ましい。
【0020】また、本発明に用いられる(B)成分の水
不溶性シリコーン誘導体は、25℃における粘度が5cs
以上、更には5000cs以上、特に1000cs以上のも
のが好ましい。このような水不溶性シリコーン誘導体の
例としては次のものが挙げられる。
【0021】(イ) 式(3)で表わされるジメチルポ
リシロキサン (CH3)3SiO[(CH3)2SiO]n1Si(CH3)3 (3) (式中、n1は3以上の整数を示す) 一般式(3)で表わされるメチルポリシロキサンとして
は、例えば信越化学(株)からKF96の商品名で市販され
ているものなどを使用することが出来る。
【0022】(ロ) 式(4)で表わされるメチルフェ
ニルポリシロキサン
【0023】
【化3】
【0024】(式中、a、b及びcは、それらの合計が
1以上となる数を示す。ただし、bが0のときcは0で
なく、cが0のときbは0でない)一般式(4)で表わ
されるメチルフェニルポリシロキサンも広く知られてお
り、例えば信越化学(株)からKF50等の商品名で市販さ
れているもの等を使用することが出来る。
【0025】(ハ) 式(5)で表されるアミノ変性シ
リコーン (R'dA(3-d))-Si-(OSi(A)2)n2-[OSi(AeR'(2-e))]n3-OSi(R'dA(3-d)) (5) 〔式中、Aは水素原子、フェニル基、水酸基、炭素数1
〜8のアルキル基からなる群から選ばれ、dは0もしく
は1〜3の整数を示し、eは0もしくは1を示し、n2は
0もしくは1〜1999の整数を示し、n3は1〜200
0の整数を示し、n2+n3 は1〜2000の整数を示し、
R'は基−CfH2fLを示す。〔ここでfは2〜8の整数であ
り、Lは式
【0026】
【化4】
【0027】(式中、Zは水素原子、フェニル基、ベン
ジル基、炭素数1〜20のアルキル基からなる群から選
ばれ、B- はCl- 、Br- 、I- もしくはF- を示
す)から選択される〕〕この一般式(5)で表わされる
アミノ変性シリコーンとしては、東レシリコーン(株)
よりSF8417、DC536 などの商品名で市販されているもの
や、アミノアルキルシリコーンエマルジョンSM8702C
(東レシリコーン(株)製)等を使用することが出来
る。
【0028】(ニ) 式(6)で表わされる脂肪酸変性
ポリシロキサン
【0029】
【化5】
【0030】〔式(6)中、g、h及びiは1〜350
の数を、jは0〜10の数を示し、R 8 は炭素数9〜2
1のアルキル基を示す〕
【0031】(ホ) 式(7−a)又は式(7−b)で
表わされるアルコール変性シリコーン
【0032】
【化6】
【0033】〔式中、k及びlは1〜500(好ましく
は1〜200)の数を示し、R9はCn4H2n(n4は0〜4
の数を示す)を示す〕
【0034】(ヘ) 式(8)で表わされる脂肪族アル
コール変性シリコーン
【0035】
【化7】
【0036】〔式(8)中、m、o及びqはそれらの合
計が1〜300で、かつ、rは0〜5の数を示し、R10
はCn5H2n5+1(n5は4〜22の数を示す)を示す〕
【0037】(ト) 式(9−a)又は式(9−b)で
表わされるポリエーテル変性シリコーン
【0038】
【化8】
【0039】〔式(9−a)中、sは0〜35の数、u
は1〜45の数、vは0〜400の数を示し、R11はC
n6H2n6+1(n6は1〜4の数)を示す〕
【0040】
【化9】
【0041】〔式(9−b)中、wは2〜110(好ま
しくは20〜80)の数、xは1〜50(好ましくは3
〜30)の数、yは0〜50(好ましくは5〜30)の
数、zは0〜50(好ましくは0〜35)の数を示し、
Dは炭素数1〜12のアルキル基または式OCn7H2n7+1(n
7 は0〜6の数) で表わされる基を示す〕一般式(9−
a)、(9−b)で表わされるシリコーンエーテルコポ
リマーも広く知られており、例えば信越化学(株)から
KF351 、KF352 等の商品名で市販されていて、これらを
使用することが出来る。
【0042】(チ) 式(10)で表わされるエポキシ
変性シリコーン
【0043】
【化10】
【0044】〔式(10)中、αは1〜500(好まし
くは1〜250)の数を、βは1〜50(好ましくは1〜
30)の数を示し、R12は炭素数1〜3のアルキレン基
を示す〕
【0045】(リ) 式(11)で表わされるフッ素変
性シリコーン
【0046】
【化11】
【0047】〔式(11)中、γは1〜400(好まし
くは1〜250)の数を示す〕
【0048】(ヌ) 式(12)で表わされる環状シリ
コーン
【0049】
【化12】
【0050】〔式(12)中、δは3〜8の数を示し、
13は炭素数1〜3のアルキル基を示す〕
【0051】(ル) 式(13−a)又は式(13−
b)で表わされるアルキル変性シリコーン
【0052】
【化13】
【0053】〔式(13−a)中、ε、ηは各々1〜5
00(好ましくは1〜200)の数を示し、R14は炭素
数2〜18のアルキル基、R15はCn8H2n8 (n8は0〜
4)を示す〕
【0054】
【化14】
【0055】〔式(13−b)中、θ、κは各々1〜5
00(好ましくは1〜200)の数を示し、R16は炭素
数10〜16のアルキル基を示す〕
【0056】これらの水不溶性シリコーン誘導体は、い
ずれを用いても、本発明の効果を充分に発揮することが
できるが、つや及び毛髪のハリ、コシ感等を得る観点か
ら、(イ)メチルポリシロキサン、(ハ)アミノ変性シ
リコーン、(ト)ポリエーテル変性シリコーン、(ヌ)
環状シリコーンを用いることが好ましく、特に(ハ)ア
ミノ変性シリコーンと(ト)ポリエーテル変性シリコー
ンとを併用するのが好ましい。
【0057】また(イ)メチルポリシロキサンにおいて
式(3)中のn1は仕上がり感に応じて0〜9000まで
選択できるが、軽い仕上がり感を得るためには100〜
1000程度がまた毛髪に対するハリ、コシ感を充分に
付与するためには2000以上、特に4000〜700
0程度が好ましい。(ハ)アミノ変性シリコーンとして
は、式(5)中d=0、e=1、f=3、Aが水酸基及
びメチル基でかつ、Lが-NHCH2CH2NH2であるもの、すな
わち米国CTFA辞典においてアモジメチコーンの名称で表
わされるものが特に好ましく用いられる。
【0058】本発明においては、これら(B)成分の水
不溶性シリコーン誘導体は単独で、又は2種以上を組み
合わせて使用することができ、本発明化粧料に合計量で
0.01〜10%、更には 0.5〜8%、特に1〜5%の範囲
で配合されるのが好ましい。
【0059】また、本発明に用いられる(C)成分のパ
ール顔料は通常化粧品分野において用いられるものであ
れば特に限定されず、例えば雲母チタン(FLAMENCO SUPE
R PEARL:マールコーポレーション製等) 、魚鱗箔、オキ
シ塩化ビスマス、マイカ、金雲母、金箔末等が挙げられ
る。また、これらのパール顔料はその形状は板状、球状
等種々あるが、その最大粒径が2〜100μm 、特に5
〜60μm のものが好ましい。
【0060】本発明においては、これら(C)成分のパ
ール顔料は単独で、又は2種以上を組み合わせて使用す
ることができ、本発明化粧料に合計量で0.01〜3.0 %、
特に0.1 〜2.0 %の範囲で配合されるのが好ましい。
【0061】更に、本発明における(D)成分の水は水
分散系を形成するために必須の成分であり、本発明化粧
料に合計で30〜95%の範囲で配合されるのが好まし
い。
【0062】本発明の化粧料は、初めに(C)成分のパ
ール顔料を(B)成分の高分子シリコーンに分散させ、
次いでこれを(A)成分の界面活性剤及び(D)成分の
水を混合して得られた水分散系に添加することにより製
造され、皮膚洗浄料、シャンプー、ヘアリンス、ヘアコ
ンディショナー、ヘアトリートメント、スタイリングロ
ーション等として適用することができる。
【0063】尚、本発明の化粧料には、必要に応じて、
通常化粧料、医薬品、食品等に使用される成分、例えば
抗フケ剤、殺菌剤、ビタミン類等の薬効剤;パラベン等
の防腐剤;パーフルオロポリエーテル、水溶性高分子等
の増粘剤;染料及び顔料等の着色剤;カチオンポリマー
等のコンディショニング剤;アクリル樹脂液等の毛髪セ
ット用ポリマー;各種調合香料;その他エンサイクロペ
ディア・オブ・コンディショニング・リンス・イングレ
ディエンツ〔ENCYCLOPEDIA OF CONDITIONING RINSE ING
REDIENTS(MICELLE PRESS, 1987年) 〕に収載されている
成分等を本発明の効果を損なわない範囲において、適宜
配合することもできる。
【0064】
【発明の効果】本発明の化粧料は、パール顔料が水分散
系に均一に分散されて凝集及び沈降を生じないため、優
れたパール光沢を有し、かつ水溶性シリコーン誘導体と
の相乗効果により自然なつやを付与することができるも
のである。
【0065】
【実施例】次に実施例を挙げて本発明を更に説明する。 実施例1 表1に示す組成のシャンプー組成物を、下記の製法によ
り調製し、それぞれについて下記の方法によりパール光
沢性、パール顔料の凝集防止効果、パール顔料の沈降防
止効果及び毛髪のつや向上効果の評価を行った。その結
果を表1に示す。
【0066】(製法)雲母チタン又は魚鱗箔をシリコー
ンに加えて分散させ、これを、残余の成分を混合して得
られた水分散系に添加して均一に混合した。
【0067】(評価方法) (1)パール光沢性 試料100mlの透明ガラス容器にいれて密封し、50
℃、20日間保存した後視覚判定により、下記の基準で
評価を行った。 ○:良好なパール光沢が認められる。 △:パール光沢が認められる。 ×:ごく僅かにパール光沢が認められる。
【0068】(2)パール顔料の凝集防止効果 試料100mlの透明ガラス容器にいれて密封し、50
℃、20日間保存した後試料を光学顕微鏡により観察
し、下記の基準で評価を行った。 ○:ほとんど凝集がみられない。 △:若干の凝集がみられる。 ×:ほとんどが凝集している。
【0069】(3)パール顔料の沈降防止効果 試料100mlの透明ガラス容器にいれて密封し、50
℃、20日間保存した後視覚判定により、下記の基準で
評価を行った。 ○:未試験品と同様、パール光沢性が均一に認められ
る。 △:未試験品と比較して、上部に僅かにパール光沢のな
い部分が認められる。 ×:未試験品と比較して、下部に集中的にパール光沢が
あり、上部にはほとんど認められない。
【0070】(4)毛髪のつや向上効果 本発明の範囲内の毛髪化粧料で処理した人毛20cmの毛
束を、専門パネラー10名により、毛髪のつやの視覚官
能評価を、下記の基準で行った。 ○:同一由来未試験毛髪と比較して、つやの向上が認め
られる。 △:同一由来未試験毛髪と比較して、つやの向上が僅か
に認められる。 ×:同一由来未試験毛髪と同様、つやの向上はみられな
い。
【0071】
【表1】
【0072】実施例2 表2に示す組成のリンス組成物を、下記の製法により調
製し、それぞれについて実施例1と同様の評価を行っ
た。その結果を表2に示す。
【0073】(製法)雲母チタン又はオキシ塩化ビスマ
スをシリコーンに加えて分散させ、これを残余の成分を
混合して得られた水分散系に添加して均一に混合した。
【0074】
【表2】
【0075】実施例3 表3に示す組成のヘアトリートメント組成物を、下記の
製法により調製し、それぞれについて実施例1と同様の
評価を行った。その結果を表3に示す。
【0076】(製法)マイカ又は雲母チタンをシリコー
ンに加えて分散させ、これを残余の成分を混合して得ら
れた水分散系に添加して均一に混合した。
【0077】
【表3】
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成4年6月5日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0021
【補正方法】変更
【補正内容】
【0021】(イ) 式(3)で表わされるジメチルポ
リシロキサン (CHSiO[(CHSiO]n1Si
(CH (3) (式中、n1は3以上の整数を示す)一般式(3)で表
わされるメチルポリシロキサンとしては、例えば信越
化学(株)からKF96の商品名で市販されているもの
などを使用することが出来る。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0025
【補正方法】変更
【補正内容】
【0025】(ハ) 式(5)で表されるアミノ変性シ
リコーン (R’)(A3−d)SiO−[Si(A)O]n2−[Si(A)( R’2−e)O]n3−Si(R’)(A3−d (5) 〔式中、Aは水素原子、フェニル基、水酸基、炭素数1
〜8のアルキル基からなる群から選ばれ、dは0〜3
整数を示し、eは0もしくは1を示し、n2は0〜19
99の整数を示し、n3は1〜2000の整数を示し、
n2+n3は1〜2000の整数を示し、R’は基−C
2fLを示す。〔ここでfは2〜8の整数であり、
Lは式
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0032
【補正方法】変更
【補正内容】
【0032】
【化6】
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0056
【補正方法】変更
【補正内容】
【0056】これらの水不溶性シリコーン誘導体は、い
ずれを用いても、本発明の効果を充分に発揮することが
できるが、つや及び毛髪のハリ、コシ感等を得る観点か
ら、(イ)メチルポリシロキサン、(ハ)アミノ変性
シリコーン、(ト)ポリエーテル変性シリコーン、
(ヌ)環状シリコーンを用いることが好ましく、特に
(ハ)アミノ変性シリコーンと(ト)ポリエーテル変性
シリコーンとを併用するのが好ましい。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0057
【補正方法】変更
【補正内容】
【0057】また(イ)メチルポリシロキサンにおい
て式(3)中のn1は仕上がり感に応じて〜9000
まで選択できるが、軽い仕上かり感を得るためには10
0〜1000程度がまた毛髪に対するハリ、コシ感を
充分に付与するためには2000以上、特に4000〜
7000程度が好ましい。(ハ)アミノ変性シリコーン
としては、式(5)中d=0、e=1、f=3、Aが水
酸基及びメチル基でかつ、Lが−NHCHCHNH
であるもの、すなわち米国CTFA辞典においてアモ
ジメチコーンの名称で表わされるものが特に好ましく用
いられる。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 次の成分(A)、(B)、(C)及び
    (D) (A)界面活性剤 (B)水不溶性シリコーン誘導体 (C)パール顔料 (D)水 を含有する化粧料。
  2. 【請求項2】 (B)水不溶性シリコーン誘導体に
    (C)パール顔料を分散させたものを、(A)界面活性
    剤及び(D)水を混合して得た水分散系に添加すること
    を特徴とする請求項1記載の化粧料の製造法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6045589A (en) * 1998-04-28 2000-04-04 Aveda Corporation Methods of coloring hair or eyelashes with compositions which contain metal containing pigments and a copaiba resin
JP2001131416A (ja) * 1999-08-20 2001-05-15 Kose Corp 粉体組成物及び油中粉体分散物並びにそれらを含有する化粧料
US8790668B2 (en) 2003-05-08 2014-07-29 The Procter & Gamble Company Personal care compositions that deposit shiny particles
WO2016080109A1 (ja) * 2014-11-21 2016-05-26 ライオン株式会社 シャンプー組成物

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