JPH0543342A - 金属セラミツクス接合体 - Google Patents

金属セラミツクス接合体

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Publication number
JPH0543342A
JPH0543342A JP20504191A JP20504191A JPH0543342A JP H0543342 A JPH0543342 A JP H0543342A JP 20504191 A JP20504191 A JP 20504191A JP 20504191 A JP20504191 A JP 20504191A JP H0543342 A JPH0543342 A JP H0543342A
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JP
Japan
Prior art keywords
metal
ceramic
joined body
joining
bonding
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP20504191A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Notomi
啓 納富
Keiichi Iwamoto
啓一 岩本
Toyoaki Kusano
豊昭 草野
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 接合強度が高く、接合部の緻密性の優れた金
属セラミックス接合体に関する。 【構成】 角錐状又は円錐状の凸部を接合面に備えたセ
ラミックス基体と、前記凸部に沿った形状の接合面でろ
う付層を介して前記セラミックス基体に固着される軟質
金属体と、前記軟質金属体の他の面に固着される金属体
とを有する金属セラミックス接合体。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は金属セラミックス接合
体、特にボイラ、タービン、紙工機などの耐摩耗部材、
電池などの絶縁部材に有利に適用することができる同接
合体に関する。
【0002】
【従来の技術】金属セラミックス接合体の製作方法とし
ては、従来、ボルト締め、焼きばめなどの機械的接合法
や、イオンプレーティング法、有機接着剤ろう付法、還
元法などの物理化学的接合方法が適用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】セラミックスと金属と
の接合において、機械的接合法を用いる場合は接合体の
形状や大きさの制約が多く、また接合面も高精度が必要
であり、さらに接合体の使用条件が比較的狭いなどの問
題があり、その応用分野はごく限られた一部の製品のみ
である。
【0004】一方、物理化学的な接合方法を用いる場合
は、上記のような制約は比較的少ないが、高温処理を伴
うためセラミックスと金属との熱膨張率の差に起因する
熱応力により接合強度が低下したり、材質の組合せによ
っては接合時又は接合後に内部応力によって破壊する場
合がある。
【0005】ろう付法の場合には低融点のろう材を用い
てこのような問題を回避することが可能であるが、処理
温度が低いため接合強度が不十分であったり、接合部の
緻密性が不十分である場合が多い。
【0006】本発明は上記技術水準に鑑み、従来法によ
る金属セラミックスの接合法によって得られる金属セラ
ミックス接合体におけるような不具合のない金属セラミ
ックス接合体を提供しようとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、角錐状又は円
錐状の凸部を接合面に備えたセラミックス基体と、前記
凸部に沿った形状の接合面でろう付層を介して前記セラ
ミックス基体に固着される軟質金属体と、前記軟質金属
体の他の面に固着される金属体とを有してなることを特
徴とする金属セラミックス接合体である。
【0008】本発明の金属セラミックス接合体は、接合
面をその接合面内の一点又は複数点を頂点とした角錐状
又は円錐状としたセラミックスと金属との間に軟質金属
を介在させ、該軟質金属と前記セラミックスとの間及び
該軟質金属と前記金属の間に該軟質金属よりも融点が低
いろう材を配置し、約0.3kgf /mm2 以上の荷重をか
けながら前記軟質金属の融点以下の温度に加熱すること
によって製造することができる。
【0009】本発明の金属セラミックス接合体の一例と
して、オーステナイト系ステンレス鋼−アルミナ接合体
の場合について説明すると、軟質金属としては融点60
0〜660℃のアルミニウム合金又は融点1063℃の
銅を、ろう材としては融点550〜600℃のアルミニ
ウム・シリコン合金を用いることができ、オーステナイ
ト系ステンレス鋼−ジルコニア接合体の場合には、軟質
金属として前記のアルミニウム合金、ろう材として前記
のアルミニウム・シリコン合金を用いることができる。
【0010】
【作用】セラミックスと金属との間に配置された軟質金
属はセラミックスと金属との熱膨張率の差に起因する熱
応力を吸収し、接合時の内部応力を軽減する。これによ
り接合強度は向上するとともに、接合後の内部応力が低
いため耐久性が向上する。
【0011】また、セラミックスの接合面に形成した円
錐又は角錐状の凸部は接合時に、まずこの円錐又は角錐
の頂点から軟質金属中へ高い応力で埋まってゆく。これ
により、この頂点近傍と軟質金属の接合は強固で気密な
緻密性を有することになる。
【0012】これらの2つの効果により、接合強度が向
上するため、ろう付温度を低減することが可能となり、
さらに内部応力軽減に寄与し接合部の品質を高めること
になる。
【0013】
【実施例】図1は本発明の一実施例を示すものである。
図1において、1はセラミックスで材質はアルミナ、2
は金属で材質はオーステナイト系ステンレス鋼、3は軟
質金属で焼鈍した工業用純アルミニウム、4はろう材で
その化学成分は約Al−3wt%Siであり、1aはセ
ラミックス2の接合面に形成された断面が三角形状を有
する凸部である。
【0014】具体的な接合方法としては、金属2とセラ
ミックス1との間に軟質金属平板3を配置し、それぞれ
の間にろう材4を挟む。これを10-4Torrの真空中で、
0.5kgf /mm2 の荷重を加えて650℃まで加熱し、
30分間保持した後、徐冷することによって行われる。
【0015】次に、比較のため、セラミックスの接合面
を平面とし同様の接合条件を用いて接合した。
【0016】両者の接合強度を引張試験によって評価し
た結果、本発明の実施例によるものが125kgf /c
m2 、従来法によるものが57kgf /cm2 となり、本発
明実施例による接合部の強度が優れていることが判る。
【0017】次に、同様の接合体の中心に穴をあけ、こ
の内部にAr:5kgf /cm2 の圧力を加え、外部への漏
れを観察したところ、本発明実施例による場合はArガ
スの漏れは認められなかったが、従来法の場合には明ら
かなArガスの漏れが認められた。このように本発明実
施例による接合体はその接合部の緻密性が優れることが
判る。なお、本実施例では接合に際し真空雰囲気で行っ
たが、Ar等の不活性雰囲気でもよいし、また、接合体
形状及びろう材の種類によっては大気中でも可能な場合
がある。また、上記方法では、ろう材が軟質金属よりも
低融点であるので適切な温度でろう付けを行うことによ
りろう付時の軟質金属の溶融流動を防ぐことができるメ
リットもある。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の金属セラ
ミックス接合体は接合強度が高く、接合部の緻密性もす
ぐれている。さらに、ろう付の処理温度が低くできるた
め、ろう付後の残留応力が軽減され、高い品質の接合体
となる。
【0019】また、セラミックスと金属との材質の組合
せの範囲も広く、本発明は産業上非常に有効なものであ
り、その経済的効果も大なるものがある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の金属セラミックス接合体の
説明図。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 角錐状又は円錐状の凸部を接合面に備え
    たセラミックス基体と、前記凸部に沿った形状の接合面
    でろう付層を介して前記セラミックス基体に固着される
    軟質金属体と、前記軟質金属体の他の面に固着される金
    属体とを有してなることを特徴とする金属セラミックス
    接合体。
JP20504191A 1991-08-15 1991-08-15 金属セラミツクス接合体 Withdrawn JPH0543342A (ja)

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JP20504191A JPH0543342A (ja) 1991-08-15 1991-08-15 金属セラミツクス接合体

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JPH0543342A true JPH0543342A (ja) 1993-02-23

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