JPH0543340A - 石材パネルの製造方法 - Google Patents
石材パネルの製造方法Info
- Publication number
- JPH0543340A JPH0543340A JP20309891A JP20309891A JPH0543340A JP H0543340 A JPH0543340 A JP H0543340A JP 20309891 A JP20309891 A JP 20309891A JP 20309891 A JP20309891 A JP 20309891A JP H0543340 A JPH0543340 A JP H0543340A
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- Japan
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- stone
- stone panel
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Abstract
(57)【要約】
【目的】積層前に無機質板の含水率を上げておくことに
より、石材パネルの反りを抑制することができる石材パ
ネルの製造方法を提供することにある。 【構成】石材の片面に接着剤層を介して無機質板を積層
した石材パネルの製造方法であって、積層する前に予め
無機質板を気乾状態よりも高い含水率にしておくことを
特徴とする。
より、石材パネルの反りを抑制することができる石材パ
ネルの製造方法を提供することにある。 【構成】石材の片面に接着剤層を介して無機質板を積層
した石材パネルの製造方法であって、積層する前に予め
無機質板を気乾状態よりも高い含水率にしておくことを
特徴とする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は石材の片面に無機質板を
積層した石材パネルの製造方法に関する。
積層した石材パネルの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】天然石又は人工石材は、その強度、意匠
性の高さにより建築物の内外装に利用されている。しか
しながら、天然石等の欠点として重い、強度のばらつき
が大きい、汚れる、加工性が悪い等の問題がある。
性の高さにより建築物の内外装に利用されている。しか
しながら、天然石等の欠点として重い、強度のばらつき
が大きい、汚れる、加工性が悪い等の問題がある。
【0003】この欠点を改善するために、天然石等を薄
く(2〜7mm)切断する技術が開発されてきている。
しかしながら石材のみでは強度的に弱く、割れ、欠け等
が発生し、建材への使用が困難であった。そこで、石材
の片面に接着剤層を介して無機質板を積層し石材パネル
として施工に供されている。
く(2〜7mm)切断する技術が開発されてきている。
しかしながら石材のみでは強度的に弱く、割れ、欠け等
が発生し、建材への使用が困難であった。そこで、石材
の片面に接着剤層を介して無機質板を積層し石材パネル
として施工に供されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、無機質
板への吸水は片面の接着剤層により遮断され、従って、
石材との間で水分傾斜が生じて石材パネルに反りが発生
するという問題があった。第1表に常温浸漬による吸水
量と反りを示す(サイズ400×400)。本発明は上
記事情に鑑みてなされたものであり、その目的とすると
ころは、積層前に無機質板の含水率を上げておくことに
より、石材パネルの反りを抑制することができる石材パ
ネルの製造方法を提供することにある。
板への吸水は片面の接着剤層により遮断され、従って、
石材との間で水分傾斜が生じて石材パネルに反りが発生
するという問題があった。第1表に常温浸漬による吸水
量と反りを示す(サイズ400×400)。本発明は上
記事情に鑑みてなされたものであり、その目的とすると
ころは、積層前に無機質板の含水率を上げておくことに
より、石材パネルの反りを抑制することができる石材パ
ネルの製造方法を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、石材の片面に
接着剤層を介して無機質板を積層した石材パネルの製造
方法であって、積層する前に予め無機質板を気乾状態よ
りも高い含水率に調整しておくことを特徴とするもので
あり、この構成により上記目的が達成されたものであ
る。
接着剤層を介して無機質板を積層した石材パネルの製造
方法であって、積層する前に予め無機質板を気乾状態よ
りも高い含水率に調整しておくことを特徴とするもので
あり、この構成により上記目的が達成されたものであ
る。
【0006】
【作用】積層する前に予め無機質板を気乾状態よりも高
い含水率に調整しておくことにより、積層後の無機質板
の吸水量が少なく、従って、石材との水分傾斜も小さく
なり、石材パネルの反りを抑制することができる。
い含水率に調整しておくことにより、積層後の無機質板
の吸水量が少なく、従って、石材との水分傾斜も小さく
なり、石材パネルの反りを抑制することができる。
【0007】
【実施例】石材は天然石あるいは人工石材を薄く(2〜
7mm)切断したものであり、無機質板はフレキシブル
パネル等で、8mm厚程度である。石材の片面には、例
えばウレタン系接着剤を130〜140g/m2 塗布し
て無機質板が積層されて石材パネルが構成されている。
例えば圧力0.1kg/cm2 で24時間プレスして積
層一体化される。
7mm)切断したものであり、無機質板はフレキシブル
パネル等で、8mm厚程度である。石材の片面には、例
えばウレタン系接着剤を130〜140g/m2 塗布し
て無機質板が積層されて石材パネルが構成されている。
例えば圧力0.1kg/cm2 で24時間プレスして積
層一体化される。
【0008】本発明にあっては、石材に無機質板を積層
させる前に予め無機質板の含水率を気乾状態よりも高く
しておくことが、必須の要件である。この無機質板の含
水率は気乾状態よりも2〜10重量%高くしておくこと
が好ましい。2%未満であると、含水率を上げる効果が
乏しくなるものであり、逆に、含水率を上げれば上げる
程、石材パネルの反りの抑制効果は大きくなるが、石材
と無機質板との接着性が低下してしまうことから上限は
10%程度が好ましい。
させる前に予め無機質板の含水率を気乾状態よりも高く
しておくことが、必須の要件である。この無機質板の含
水率は気乾状態よりも2〜10重量%高くしておくこと
が好ましい。2%未満であると、含水率を上げる効果が
乏しくなるものであり、逆に、含水率を上げれば上げる
程、石材パネルの反りの抑制効果は大きくなるが、石材
と無機質板との接着性が低下してしまうことから上限は
10%程度が好ましい。
【0009】第2表に無機質板の常温水浸漬による吸水
量と反りとの関係を示す(サイズ300×300)。 第1表 5分 10分 15分 30分 無機質板単体 反り(mm) +0.03 −0.01 +0.01 +0.03 吸水量(g) 65 115 140 165 石材パネル 反り(mm) +0.09 +0.17 +0.21 +0.27 吸水量(g) 80 100 120 135 第2表 5分 10分 15分 30分 気乾状態 反り(mm) +0.05 +0.08 +0.15 +0.21 吸水量(g) 35 50 65 90 含水率2%up 反り(mm) +0.03 +0.04 +0.05 +0.08 吸水量(g) 35 45 50 60 含水率4%up 反り(mm) +0.04 +0.05 +0.07 +0.08 吸水量(g) 35 45 50 60 含水率6%up 反り(mm) +0.05 +0.04 +0.05 +0.07 吸水量(g) 40 40 40 50
量と反りとの関係を示す(サイズ300×300)。 第1表 5分 10分 15分 30分 無機質板単体 反り(mm) +0.03 −0.01 +0.01 +0.03 吸水量(g) 65 115 140 165 石材パネル 反り(mm) +0.09 +0.17 +0.21 +0.27 吸水量(g) 80 100 120 135 第2表 5分 10分 15分 30分 気乾状態 反り(mm) +0.05 +0.08 +0.15 +0.21 吸水量(g) 35 50 65 90 含水率2%up 反り(mm) +0.03 +0.04 +0.05 +0.08 吸水量(g) 35 45 50 60 含水率4%up 反り(mm) +0.04 +0.05 +0.07 +0.08 吸水量(g) 35 45 50 60 含水率6%up 反り(mm) +0.05 +0.04 +0.05 +0.07 吸水量(g) 40 40 40 50
【0010】
【発明の効果】本発明は、石材の片面に接着剤層を介し
て無機質板を積層した石材パネルの製造方法であって、
積層する前に予め無機質板を気乾状態よりも高い含水率
に調整しておくことにより、積層後の無機質板の吸水量
が少なく、従って、無機質板と石材との水分傾斜も小さ
くなり、石材パネルの反りを抑制することができる。
て無機質板を積層した石材パネルの製造方法であって、
積層する前に予め無機質板を気乾状態よりも高い含水率
に調整しておくことにより、積層後の無機質板の吸水量
が少なく、従って、無機質板と石材との水分傾斜も小さ
くなり、石材パネルの反りを抑制することができる。
Claims (2)
- 【請求項1】石材の片面に接着剤層を介して無機質板を
積層した石材パネルの製造方法であって、積層する前に
予め無機質板を気乾状態よりも高い含水率に調整してお
くことを特徴とする石材パネルの製造方法。 - 【請求項2】無機質板の含水率が気乾状態よりも2〜1
0重量%高くしておくことを特徴とする請求項1記載の
石材パネルの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20309891A JPH0543340A (ja) | 1991-08-14 | 1991-08-14 | 石材パネルの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20309891A JPH0543340A (ja) | 1991-08-14 | 1991-08-14 | 石材パネルの製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0543340A true JPH0543340A (ja) | 1993-02-23 |
Family
ID=16468350
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20309891A Withdrawn JPH0543340A (ja) | 1991-08-14 | 1991-08-14 | 石材パネルの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0543340A (ja) |
-
1991
- 1991-08-14 JP JP20309891A patent/JPH0543340A/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19981112 |