JPH054329U - ガイドローラの取付構造 - Google Patents

ガイドローラの取付構造

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JPH054329U
JPH054329U JP5838291U JP5838291U JPH054329U JP H054329 U JPH054329 U JP H054329U JP 5838291 U JP5838291 U JP 5838291U JP 5838291 U JP5838291 U JP 5838291U JP H054329 U JPH054329 U JP H054329U
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JP
Japan
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guide roller
flange
resin
roller
mounting
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Pending
Application number
JP5838291U
Other languages
English (en)
Inventor
和夫 相原
Original Assignee
株式会社ケンウツド
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ガイドローラを取り付けるフランジを樹脂成
型化してスリ割り形状の樹脂バネ構造を形成し、ガイド
ローラの取付位置調整を任意に行なうことを目的とした
ものである。 【構成】 樹脂製ローラをローラ軸に回転自在に取り付
け、このローラ軸下部にネジ部とストレート軸を形成し
たガイドローラと、スラントポールベースの所定位置に
圧入して取り付けられる樹脂成型したフランジと、この
フランジに設けた樹脂バネ構造のスリ割りとを備え、上
記フランジの上部に設けたネジ部に上記ガイドローラが
ネジ込まれ、上記フランジにガイドローラのストレート
軸が嵌合してガイドローラの取付位置出しを行なうよう
構成したものである。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案はテープ走行のガイドローラの取付構造に係り、特にガイドローラの 取付位置出しを行なうのに好適なガイドローラの取付構造に関する。
【0002】
【従来技術】
従来のガイドローラの取付構造は図4(A)及び(B)の分解斜視図に示すも のが多く提供されていた。図4(A)において、1はガイドローラであり、この ガイドローラ1はテープが接触して走行する樹脂製ローラ1aがステンレスなどで 形成したローラ軸1bに回転自在に取り付けられ、このローラ軸1bの下部取付部に ネジピッチの小さい細目ネジのネジ部1dを有し、更に、ガイドローラ1を嵌め込 むための直径の小さい円柱形のストレート軸1cが形成されている。10はガイドロ ーラ1を取り付けるフランジであり、一般に黄銅製のフランジ2の上部ガイドロ ーラ1取付部にはネジ部10a を有し、更に、固定ネジ12がネジ込まれるネジ穴10 b を形成している、11はスラントポール4を有し、フランジ10が所定の位置に圧 入されて取り付けられるスラントポールベースであり、一般にダイキャスト製の スラントポールベース11はフランジ10を介してガイドローラ1を取り付けるガイ ドローラ取付ベースである。
【0003】 この様に構成したガイドローラの取付構造は、スラントポールベース11の所定 位置に圧入されたフランジ10の上部に設けたネジ部10a にガイドローラ1のネジ 部1dがネジ込まれて組み立てられ、ガイドローラ1の取付位置出しを行なってい た。
【0004】 上記ガイドローラ1の取付位置出しは仮の位置出しであって、実際の位置出し 調整はテストテープを走行させてテストテープからの再生信号波形を観察しなが らテープのドラム入力側及び出力側のガイドローラ1の高さの位置出しを調整し 、このガイドローラ1の取付位置調整後、この取付位置の高さを維持するため固 定ネジ12によってガイドローラ1のストレート軸1cを締め付け、更にこの固定ネ ジ12をネジロックしてガイドローラ1を固定していた。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、上記した従来のガイドローラ1の取り付けは、テストテープによる最 適取付位置が調整された時点で固定ネジ12を締め付けてネジロックして固定する ため、この固定ネジ12の締め付け作業に熟練度が要求され、しかも磁気記録再生 装置のメカデッキ上にはドラムを含めて各種のガイド類があるため固定ネジ12の 締め付け作業が困難であるという欠点があった。
【0006】 図4(B)に示したガイドローラの取付構造の分解斜視図は、前記固定ネジ12 をスラントポールベース11上に上部から締め付けるように構成して上記固定ネジ 12の締め付け作業が容易になるようしたものであり、フランジ20に固定用溝20a を設け、この固定用溝20a を固定ネジ12を締め付けることによってガイドローラ 1のストレート軸1cを固定するものであるが、この場合でも固定ネジ12の締め付 け作業は注意を必要とし、締め付け作業は困難であった。
【0007】 また、図4(A)及び(B)においても、固定ネジ12の締め付け作業時にガイ ドローラ1の取付位置がずれて最適取付位置を確保することが難しいという欠点 もあった。
【0008】 この考案は上記した点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは 従来例の欠点を解消し、ガイドローラを取り付けるフランジを樹脂化して樹脂バ ネ構造を形成し、上記固定ネジ12での締め付け作業を無くしたガイドローラの取 付構造を提供するところにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
この考案のガイドローラの取付構造は回転ヘッドを備えたドラムにテープを所 定角だけ巻き付けて信号の記録再生を行う磁気記録再生装置のテープ走行のガイ ドローラは樹脂製ローラをローラ軸に回転自在に取り付け、このローラ軸下部に ネジ部2aとストレート軸とを形成したガイドローラの取付構造において、スラン トポールを有したスラントポールベースの所定の位置に圧入して取り付けられる 樹脂成型したフランジと、このフランジに設けた樹脂バネ構造のスリ割りとを備 え、上記フランジの上部に設けたネジ部に上記ガイドローラがネジ込まれ、上記 フランジのスリ割りにガイドローラのストレート軸が嵌合してガイドローラの取 付位置を決めるよう構成したものである。
【0010】 また、上記スラントポールベースを樹脂成型化して上記樹脂製フランジと一体 構造に形成し、この一体構造のフランジ上部にガイドローラ取付用ネジ部と、フ ランジ下部に樹脂バネ構造のスリ割りを設け、上記ガイドローラの取付位置を決 めるよう構成しても良い。
【0011】
【作用】
この考案によれば、ドラムにテープを所定角だけ巻き付けてテープ走行するガ イドローラを取り付けるフランジを樹脂成型して形成し、このフランジの上部に ネジピッチの小さい細目ネジを有したネジ部を設け、このネジ部にガイドローラ のネジ部をネジ込んでガイドローラをフランジに取り付ける。
【0012】 また、上記樹脂製フランジをスラントポールベースに取り付けるために設けた 係止部にスリ割りを設け、このスリ割り部分に上記ガイドローラの下部のストレ ート軸が嵌め込まれ、ガイドローラは堅固にフランジに固定される。
【0013】 上記ガイドローラを取り付けた樹脂製のフランジの係止部はスラントポールを 有したスラントポールベースの所定位置に圧入されて取り付けられ、ガイドロー ラはフランジを介してスラントポールベースに取り付けられる。
【0014】 上記フランジは樹脂成型して形成されているので、係止部のスリ割り部分を容 易に形成することができ、しかもガイドローラのストレート軸は上記スリ割り部 分を拡げるよう作用して嵌め込まれ、フランジのスリ割り部分が樹脂バネ構造に なってガイドローラのストレート軸を固定し、ガイドローラはフランジと共に堅 固にスラントポールベースに取り付けることができる。
【0015】 即ち、テストテープによるガイドローラの取付位置調整はガイドローラをフラ ンジにネジ込んで取り付け、フランジをスラントポールベースに圧入することに より、フランジのスリ割りによる樹脂バネ構造によってガイドローラのストレー ト軸が固定され、従来例のように固定ネジで締め付ける必要が無く簡単に、しか も堅固に取り付けることができる。
【0016】 また、上記スラントポールベースを樹脂成型化して上記樹脂製フランジと一体 構造に形成し、この一体構造のフランジ上部に前記同様にガイドローラ取付用ネ ジ部と、フランジ下部に樹脂バネ構造のスリ割りを設けてガイドローラを取り付 けても同様の効果を得ることができる。
【0017】
【実施例】
この考案に係るガイドローラの取付構造の実施例を図1乃至図3に基づき説明 する。なお、従来例と同一部分には同一符号を付してその説明を省略する。
【0018】 図1は分解斜視図、図2は他の実施例の分解斜視図、図3はテープ走行状態を 示した断面図であり、図1において、2は樹脂成型して生成したフランジであり 、このフランジ2の上部にガイドローラ1を取り付けるネジ部2aを設け、またフ ランジ2の下部はスリ割り2bを設けた係止部を形成している。3はステンレス製 のスラントポール4を有したスラントポールベースであり、フランジ2を取り付 ける取付穴3aを所定位置に設けたものである。
【0019】 ガイドローラ1は樹脂製ローラ1aがローラ軸1bに回転自在に取り付けられ、こ のローラ軸1bに設けたネジ部1dをフランジ2の上部ネジ部2aにネジ込んでガイド ローラ1をフランジ2に取り付けることができる。
【0020】 ガイドローラ1を取り付けたフランジ2の下部はスリ割り2b部分を有した係止 部を形成し、図のようにスラントポールベース3の取付穴3aに圧入されて係止し て固定することができる。また、このフランジ2がスラントポールベース3に圧 入された時、フランジ2の係止部のスリ割り2bは、スリ割り2b部分に嵌め込まれ たガイドローラ1のストレート軸1cをスリ割り2bのバネ圧によって強く締め付け てガイドローラ1を固定し、ガイドローラ1の回転防止を行なうことができるの で、ガイドローラ1の高さの取付位置は任意の位置に位置精度が保証された状態 で調整することができる。
【0021】 上記ガイドローラ1のストレート軸1cはガイドローラ1の垂直度を維持する目 的を有し、一段と直径の小さい円柱形を形成していて、このストレート軸1cを固 定することによってガイドローラ1の取付位置出しを行なっている。
【0022】 この様に構成したガイドローラ1は磁気記録再生装置のドラムの入力側及び出 力側にテープローディング機構によって所定の位置に位置決めされ、簡易治具な どによって組み立てられ、実際のガイドローラ1の高さ位置出し調整はテストテ ープをテープ走行させて再生信号の波形観察をしながら前述のように任意の高さ 位置に調整することができる。
【0023】 図3にガイドローラ1の取付位置とテープ走行状態を示し、6はガイドローラ 1上を走行するテープであり、図3(B)はガイドローラ1がテープ6の走行に 対して正常位置に調整された状態を示し、図3(A)はガイドローラ1が正常取 付位置より上部、即ち、図示した矢印M方向にずれた状態であり、図3(C)は 逆にガイドローラ1が正常取付位置より下部の矢印N方向にずれた状態を示した ものである。
【0024】 この様に、ガイドローラ1の取付位置出し調整を従来例のように固定ネジ12で 固定すること無く、フランジ2のスリ割り2b部分にガイドローラ1のストレート 軸1cを嵌め込んで任意に調整し固定することができるので、容易にガイドローラ 1の最適取付位置に固定することができる。
【0025】 図2は他の実施例を示し、樹脂成型したフランジ部5aと一体構造に成型したス ラントポールベース5であり、このフランジ部5aは前記同様に上部にネジ部5bを 設け、また下部にはスリ割り部5cを設け、ガイドローラ1の取付位置出し調整を 前記同様に行なうことができ、前記同様の効果を得ることができる。
【0026】
【考案の効果】
この考案に係るガイドローラの取付構造は前述のように、フランジを樹脂成型 して下部にスリ割りを設けたので、従来例のような固定ネジによる締め付け及び ネジロック作業が不要になり、ガイドローラの高さ取付位置出し調整が容易にな り調整時間の短縮が図れるという効果がある。
【0027】 また、ガイドローラの高さ位置調整の精度を向上させることができ、更にスリ 割り部分にバネ圧がストレート軸全周に掛かってガイドローラの最適位置を維持 することができるという効果もある。
【0028】 しかも、構造が簡単であって、また、安価に構成することができるため実施も 容易であるなどの優れた特長を有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案に係るガイドローラの取付構造の実施
例を示した分解斜視図である。
【図2】他の実施例の実施例を示した分解斜視図であ
る。
【図3】テープ走行とガイドローラの高さ位置調整の状
態を示した断面図である。
【図4】従来例を示した分解斜視図である。
【符号の説明】
1 ガイドローラ 1a ガイドローラの樹脂製ローラ 1b ガイドローラのローラ軸 1c ガイドローラの下部のストレート軸 1d ガイドローラのネジ部 2 フランジ 2a フランジの上部に設けたネジ部 2b フランジの下部係止部に設けたスリ割り 3 スラントポールベース 3a スラントポールベースに設けた取付穴 4 スラントポール 5 フランジと一体樹脂成型したスラントポールベース 6 テープ

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転ヘッドを備えたドラムにテープを所
    定角だけ巻き付けて信号の記録再生を行う磁気記録再生
    装置のテープ走行のガイドローラは樹脂製ローラをロー
    ラ軸に回転自在に取り付け、このローラ軸下部にネジ部
    とストレート軸を形成したガイドローラの取付構造にお
    いて、 スラントポールを有したスラントポールベースの所定の
    位置に圧入して取り付けられる樹脂成型したフランジ
    と、このフランジに設けた樹脂バネ構造のスリ割りとを
    備え、上記フランジの上部に設けたネジ部にガイドロー
    ラがネジ込まれ、上記フランジのスリ割りにガイドロー
    ラのストレート軸が嵌合してガイドローラの取付位置を
    決めるよう構成したことを特徴とするガイドローラの取
    付構造。
  2. 【請求項2】 上記スラントポールベースを樹脂成型化
    して上記樹脂製フランジと一体構造に形成し、この一体
    構造のフランジ上部にガイドローラ取付用ネジ部と、フ
    ランジ下部に樹脂バネ構造のスリ割りとを設け、上記ガ
    イドローラの取付位置を決めるよう構成したことを特徴
    とする請求項1記載のガイドローラの取付構造。
JP5838291U 1991-06-28 1991-06-28 ガイドローラの取付構造 Pending JPH054329U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS51136362U (ja) * 1975-04-26 1976-11-04

Cited By (2)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS51136362U (ja) * 1975-04-26 1976-11-04
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