JPH0543251Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0543251Y2
JPH0543251Y2 JP16427387U JP16427387U JPH0543251Y2 JP H0543251 Y2 JPH0543251 Y2 JP H0543251Y2 JP 16427387 U JP16427387 U JP 16427387U JP 16427387 U JP16427387 U JP 16427387U JP H0543251 Y2 JPH0543251 Y2 JP H0543251Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
engine
fuel
time
acceleration
stop
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP16427387U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0169149U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP16427387U priority Critical patent/JPH0543251Y2/ja
Publication of JPH0169149U publication Critical patent/JPH0169149U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0543251Y2 publication Critical patent/JPH0543251Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Control Of Vehicle Engines Or Engines For Specific Uses (AREA)
  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
  • Means For Warming Up And Starting Carburetors (AREA)
  • Output Control And Ontrol Of Special Type Engine (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (a) 産業上の利用分野 この考案は、エンジンに対する燃料の供給量お
よび供給する燃料の状態を制御するエンジン制御
装置に関し、遠隔操作により始動および停止され
る作業用エンジンの制御装置に関する。
(b) 従来の技術 農耕作業の薬剤散布のように作業者がエンジン
から離れて作業を行う場合には、エンジンを調整
する際にその都度作業者がエンジンのところに戻
らなければならず、作業が煩雑であつた。そこ
で、エンジンの始動および停止を含む調整作業を
ラジオコントロールなどの遠隔操作により制御で
きるようにしたエンジン制御装置が案出されてい
る。従来のエンジン制御装置は、燃料供給量を増
加する加速手段(いわゆるアクセル)を固定して
燃料供給装置からの供給量を常に一定にしてお
き、送信器からの始動信号を受信した後所定時間
だけセルモータを駆動する。この所定時間はエン
ジンが起動するに十分な時間として設定される。
また、エンジン停止時には点火装置への電力の供
給を断つかまたは燃料の供給を完全に停止するよ
うにしていた。
(c) 考案が解決しようとする問題点 しかしながら、従来のエンジン制御装置ではエ
ンジンに供給される燃料の状態を変更するように
したものがなかつた。このため、起動直後の低温
状態では混合気中の見掛け上の燃料比が相対的に
低くなり、十分な爆発力を得ることができずにエ
ンジンが停止する場合があり、起動の確実性に劣
る欠点があつた。また、エンジン停止時に燃料の
供給量が減らさないため、燃料の供給量が過多に
なり、電源のオフまたは燃料の供給停止がなされ
てもエンジンの動作が継続したり、管内爆発を生
じる欠点があり、故障の原因となる問題があつ
た。
この考案の目的はエンジンの動作状態に応じて
供給する燃料の状態を変更するようにし、起動時
における燃料の相対的な希薄化を防止して起動の
確実性を向上するとともに、停止時における燃料
の供給過多を防止して管内爆発の発生を防ぎ故障
の原因を排除できるエンジン制御装置を提供する
ことにある。
(d) 問題点を解決するための手段 この考案のエンジン制御装置は、エンジンに燃
料を供給する燃料供給手段と、燃料供給手段によ
る燃料供給量を増加する加速手段と、燃料供給手
段が供給する燃料の状態をエンジンの始動性を向
上させるように変更する燃料状態変更手段と、を
備えてなるエンジン制御装置において、 加速手段および燃料状態変更手段を択一的に有
効にする単一のアクチユエータと、エンジンの起
動開始後に所定時間経過した際にアクチユエータ
を介して加速手段を有効にする加速遅延手段と、
エンジンの停止が指示されたときにアクチユエー
タを介して加速手段を無効にした後に所定時間経
過した際にエンジンの停止処理を実行する停止遅
延手段と、を設けたことを特徴とする。
(e) 作用 この考案においては、加速遅延手段により起動
開始後に所定時間経過した際に加速手段が有効に
される。このとき動作するアクチユエータは加速
手段または燃料状態変更手段の何れかを択一的に
有効にするため、起動開始後所定時間経過するま
では燃料状態変更手段が有効にされる。したがつ
て、起動開始後も所定時間経過するまでは起動性
を向上させるように状態を変更した燃料が供給さ
れ続ける。一方、エンジン停止時には停止遅延手
段により加速手段を無効にした後所定時間経過し
た際に停止処理がなされる。したがつて、燃料の
供給量を減少した後に停止処理が行われる。ま
た、加速手段を無効にした状態ではアクチユエー
タは燃料状態変更手段を有効にしており、この状
態でエンジンが停止されると次回の始動時には燃
料状態変更手段が有効にされ、加速手段が無効に
された状態で始動処理がなされる。
(f) 実施例 第5図は、この考案の実施例であるエンジン制
御装置を備えた作業用エンジンの構成を示す概略
図である。
エンジン31には燃料タンク32内の燃料が気
化器33を介して供給される。気化器33は空気
流入部33bから流入した空気に対し燃料流入部
33cから流入した燃料を噴霧し、所定の混合比
で空気中に噴霧された燃料を燃料供給部33aか
ら図示しないシリンダ内に供給する。空気流入部
33bにおいて空気の流入量は可変であり、燃料
供給部33aにおいて燃料の供給量も可変であ
る。また、燃料供給部33aの開閉によりエンジ
ンに対する燃料の供給および供給停止を選択でき
る。空気流入部33bにおける流入量はチヨーク
(燃料状態変更手段)により変更され、見かけ上
の空気中の燃料比が増減される。また、燃料供給
部33aにおける供給量がアクセル(加速手段)
により変更される。さらに、エンジン31の各シ
リンダの電力装置35a,35bには電源ライン
34を介して図外の電源回路から電圧が印加され
る。
第2図は、上記エンジン制御装置の制御部のブ
ロツク図である。
CPU1にはI/Oインタフエース4を介して
始動スイツチ5、停止スイツチ6およびセンサ部
7からオンデータが入力される。始動スイツチ5
および停止スイツチ6は操作パネルに設けられて
おり、エンジンの移動および停止を指示する。こ
れらは単一のスイツチのオン/オフによつてもよ
い。センサ部7には潤滑油の油量を検出する油面
センサS1を始め複数のセンサが備えられてい
る。また、CPU1にはA/D変換器11からエ
ンジン31により駆動される発電器12の出力パ
ルスが入力される。さらに、パルス発生回路13
から所定の周期で基準パルスが入力される。
CPU1には上記スイツチおよびセンサのオン
データ並びに発電器12の出力パルスおよびパル
ス発生回路13の基準パルスの入力に応じて
ROM2に予め記憶されたプログラムに従い、ソ
レノイドドライバ8、モータドライバ9および電
源回路10に制御データを出力する。ソレノイド
ドライバ8は制御データにしたがつてソレノイド
SOL1を駆動し、モータドライバ9は同じくセ
ルモータMを駆動する。また、電源回路10はエ
ンジン31の点火装置に対し電圧を印加する。な
お、ソレノイドSOL1はオン/オフにより気化
器33の空気流入部33bと燃料供給部33aと
において燃料状態変更手段(チヨーク)または加
速手段(アクセル)のいずれかを択一的に有効に
する。すなわち、ソレノイドSOL1が駆動され
るとアクセルが有効にされ、燃料供給部33aに
おける燃料の供給量が増加する。また、ソレノイ
ドSOL1の駆動が停止されると、チヨークが有
効にされ、空気流入部33bにおいて空気の流入
量が減少する。CPU1に接続されたRAM3のメ
モリエリアMA1〜MA3のそれぞれには第3図
に示すように、タイマT1,T2およびカウンタ
Cがそれぞれ割り当てられている。これらタイマ
およびカウンタについては後述する。
第1図AおよびBは、上記エンジン制御装置の
制御部の処理手順を示すフローチヤートである。
始動スイツチ5がオンされるとセルモータMを
駆動する(n1→n2)。このセルモータMの駆
動は発電器12の出力パルス数がパルス発生回路
13が発生する基準パルスの周期間において所定
値RA以上になるまで継続して行われる(n3)。
発電器12の出力パルスはRAM3のメモリエリ
アMA3に割り当てられたカウンタCにより計数
される。このカウンタCの内容はパルス発生回路
13から基準パルスが入力される毎にクリアされ
るため、所定値RAを適当に採ることによりエン
ジン31の回転数が所定値になるまでセルモータ
Mを駆動することができる。カウンタCにおいて
計数される発電器12の出力パルス数が所定値
RAを上回るとセルモータMを停止し(n4)、
メモリエリアMA1に割り当てられているタイマ
T1を起動する(n5)。このタイマT1がタイ
ムアツプするとソレノイドSOL1をオンしてア
クセルを有効にする(n6,n7)。このソレノ
イドSOL1の駆動は停止スイツチ6がオンされ
るまで継続して行われる(n8)。
停止スイツチ6がオンされるとソレノイド
SOL1をオフする(n9)。これとともにメモリ
エリアMA2に割り当てられているタイマT2を
起動し(n10)、このタイマT2がタイムアツ
プした後電源をオフする(n11→n12)。以
上においてn5〜n7がこの考案の加速遅延手段
に相当し、n10〜n12が同じく停止遅延手段
に相当する。上記動作中において、潤滑油の不足
による油面センサS1のオン等のセンサ割込が発
生すると、ソレノイドSOL1および電源を直ち
にオフする(n21,n22)。
以上のようにしてこの実施例によれば、第4図
に示す時刻t1で電源がオンされた後時刻t2で始動
スイツチ5がオンされると、セルモータMが回転
を開始する。時刻t3でエンジン31の回転数が所
定の回転数に達すると、時刻t4においてソレノイ
ドSOL1の駆動によりアクセルを有効にする。
この時刻t3から時刻t4までの間の時間がメモリエ
リアMA1に割り当てられたタイマT1により計
時される。したがつて、エンジン31が時刻t3で
起動した後も時刻t4までの間においてはチヨーク
が有効にされ、気化器33への空気の流入量が減
少される。これによつて低温時の気化不良による
見掛け上の空燃比の低下を時刻t4までの間継続的
に補い、起動の確実性を向上することができる。
時刻t5で停止スイツチ6がオンされるとソレノ
イドSOL1を直ちにオフし、アクセルを無効に
する。この後時刻t6で電圧の印加を停止する。こ
の時刻t5から時刻t6までの間の時間がメモリエリ
アMA2に割り当てられたタイマT2により計時
される。したがつて、エンジン31の回転が低下
した状態で停止処理がなされるため管内爆発など
の発生を防止できる。また、アクセルのオフによ
りチヨークがオンされるため次回の始動時にはチ
ヨークをオンする動作を必要としない。これらの
ことから、始動スイツチおよび停止スイツチのオ
ン/オフを発電器により発信し、これを受信部か
らCPU1に入力するようにすればラジオコント
ロールなどの遠隔制御に十分に対処することがで
きる。
なお、本実施例ではガソリンエンジンを例に挙
げて説明したが、デイーゼルエンジンにおいても
同様にこの考案を実施することができる。この場
合において、アクセルを無効にした後に行われる
停止処理は燃料供給の停止によりなされ、吸気管
を閉塞するなどの動作がなされる。
(g) 考案の効果 この考案によれば、始動時には加速遅延手段に
りエンジンの起動後所定時間経過した際に加速手
段が有効にされるため、起動後所定時間の間は燃
料状態変更手段により始動性を向上させる状態に
された燃料がエンジンに供給され、エンジンを確
実に起動させることができる。また、エンジンの
停止時には停止遅延手段により加速手段が無効に
された後所定時間経過後に停止処理がなされるた
め、燃料の供給量を十分に低くして停止処理を行
うことができる。このため、燃料の供給過多によ
る管内爆発が発生することがなく、装置の故障の
原因を排除することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図AおよびBはこの考案の実施例であるエ
ンジン制御装置の制御部の処理手順を示すフロー
チヤート、第2図は同エンジン制御装置の制御部
のブロツク図、第3図は同制御部の一部を構成す
るRAMの要部のメモリマツプ、第4図は同エン
ジン制御装置における各部のタイミングチヤー
ト、第5図は同エンジン制御装置を備えたエンジ
ンの構成を示す概略図である。 31……エンジン、33……気化器、33a…
…燃料供給部、33b……空気流入部、33c…
…燃料流入部、SOL1……ソレノイド(アクチ
ユエータ)。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 エンジンに燃料を供給する燃料供給手段と、燃
    料供給手段による燃料供給量を増加する加速手段
    と、燃料供給手段が供給する燃料の状態をエンジ
    ンの始動性を向上させるように変更する燃料状態
    変更手段と、を備えてなるエンジン制御装置にお
    いて、 加速手段および燃料状態変更手段を択一的に有
    効にする単一のアクチユエータと、エンジンの起
    動開始後に所定時間経過した際にアクチユエータ
    を介して加速手段を有効にする加速遅延手段と、
    エンジンの停止が指示されたときにアクチユエー
    タを介して加速手段を無効にした後に所定時間経
    過した際にエンジンの停止処理を実行する停止遅
    延手段と、を設けてなるエンジン制御装置。
JP16427387U 1987-10-26 1987-10-26 Expired - Lifetime JPH0543251Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16427387U JPH0543251Y2 (ja) 1987-10-26 1987-10-26

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16427387U JPH0543251Y2 (ja) 1987-10-26 1987-10-26

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0169149U JPH0169149U (ja) 1989-05-08
JPH0543251Y2 true JPH0543251Y2 (ja) 1993-10-29

Family

ID=31449738

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP16427387U Expired - Lifetime JPH0543251Y2 (ja) 1987-10-26 1987-10-26

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0543251Y2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2530339Y2 (ja) * 1989-06-26 1997-03-26 三菱農機株式会社 移動農機におけるエンジンの始動装置
JP4506493B2 (ja) * 2005-02-08 2010-07-21 トヨタ自動車株式会社 内燃機関の制御装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0169149U (ja) 1989-05-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6230094B1 (en) Electronic control system and method having monitor program
JPS6010174B2 (ja) 車載コンピユ−タの起動装置
JPS6127571B2 (ja)
US4445470A (en) Oil injection warning system
JPS60150450A (ja) 内燃エンジンのアイドル回転数フイ−ドバツク制御方法
EP0065221A2 (en) Internal combustion engine control apparatus
US6260535B1 (en) Method and system for the controlled shutting-off of an internal-combustion engine
US4611560A (en) Idling speed control system of an internal combustion engine
JPH0543251Y2 (ja)
JPS59160049A (ja) 燃料供給量制御装置
JPS55146241A (en) Starter for computer on vehicle
US4480621A (en) Control apparatus for a fuel metering system in an internal combustion engine
US4577605A (en) Arrangement for controlling a fuel metering apparatus and having an emergency cotrol system
JPS5912159A (ja) 内燃機関のための点火制御装置
JPH0118832Y2 (ja)
US4013056A (en) Automatic control system for a gasoline-powered combustion engine
JPS58160522A (ja) 多気筒内燃エンジンの電子式燃料噴射制御装置
JPS57206738A (en) Electronic fuel injection controller of internal combustion engine
JPH0130598Y2 (ja)
JPS60261967A (ja) エンジンの始動時補助燃料供給方法
JP2715705B2 (ja) 内燃機関におけるステップモータ制御装置
JP3322003B2 (ja) エンジンの燃料供給制御装置
JPS61249840A (ja) フューエルカット制御装置
JPH0571380A (ja) 内燃機関の始動時燃料供給装置
JPS60169672A (ja) 内燃機関用点火装置