JPH0543022A - 仕分機用シユ−ト - Google Patents
仕分機用シユ−トInfo
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- JPH0543022A JPH0543022A JP22360291A JP22360291A JPH0543022A JP H0543022 A JPH0543022 A JP H0543022A JP 22360291 A JP22360291 A JP 22360291A JP 22360291 A JP22360291 A JP 22360291A JP H0543022 A JPH0543022 A JP H0543022A
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- shunt
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 大型で重量の重い荷物の重量をシュ−トの入
口で検知し、仕分機トレ−より落下・滑走する荷物の滑
走摩擦力を、重い荷物は緩やかに滑走落下させ、軽い荷
物は比較的速く滑走させうる様にして仕分け集積時の追
突衝突事故を防止することを目的とする。 【構成】 トレ−21から集荷用の仕分ル−トコンベヤ
7へ荷物22を滑動させるシュ−ト23の上流側に荷物
重量を測定する重量検知板24を、又重量検知板24の
下流に荷物の摩擦制御部Aを有している。重量検知板2
4は複数の段階的変位をする非線型特性のばね26で支
持され、又摩擦制御部Aは重量検知板24の変位段階数
に対応し、摩擦係数の異なる複数の減速用摩擦板34を
備え、重量検知板24の段階的変位を変位変換機構Bを
介して前記減速用摩擦板をシュ−ト23上に突出させて
荷物の重量に応じて減速させるようにした。
口で検知し、仕分機トレ−より落下・滑走する荷物の滑
走摩擦力を、重い荷物は緩やかに滑走落下させ、軽い荷
物は比較的速く滑走させうる様にして仕分け集積時の追
突衝突事故を防止することを目的とする。 【構成】 トレ−21から集荷用の仕分ル−トコンベヤ
7へ荷物22を滑動させるシュ−ト23の上流側に荷物
重量を測定する重量検知板24を、又重量検知板24の
下流に荷物の摩擦制御部Aを有している。重量検知板2
4は複数の段階的変位をする非線型特性のばね26で支
持され、又摩擦制御部Aは重量検知板24の変位段階数
に対応し、摩擦係数の異なる複数の減速用摩擦板34を
備え、重量検知板24の段階的変位を変位変換機構Bを
介して前記減速用摩擦板をシュ−ト23上に突出させて
荷物の重量に応じて減速させるようにした。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、仕分機の仕分け済み荷
物を末端のコンベヤで集積する際、荷物が互いに衝突す
るために発生する大きな衝撃力を緩和し、荷物の仕分け
作業において起こる破損を防止するための仕分機用シュ
−トに関するものである。
物を末端のコンベヤで集積する際、荷物が互いに衝突す
るために発生する大きな衝撃力を緩和し、荷物の仕分け
作業において起こる破損を防止するための仕分機用シュ
−トに関するものである。
【0002】
【従来の技術】現在使用されている代表的なものを図1
により説明する。仕分機本体は仕分ける荷物2を搬入ベ
ルトコンベヤ1から搬入口3に送り込む。この搬入口3
の末端には仕分機本体への導入ル−ト4があり、オペレ
−タ5が仕分先による入力情報をシステムへ入力し、そ
の入力された情報と仕分機本体のトレ−6とが一致した
条件で傾斜板8より所定の仕分ル−トコンベヤ7に投入
される。投入された荷物9は集積用のフリ−ロ−ラコン
ベヤ上に収集され、同一配送別に集積される。
により説明する。仕分機本体は仕分ける荷物2を搬入ベ
ルトコンベヤ1から搬入口3に送り込む。この搬入口3
の末端には仕分機本体への導入ル−ト4があり、オペレ
−タ5が仕分先による入力情報をシステムへ入力し、そ
の入力された情報と仕分機本体のトレ−6とが一致した
条件で傾斜板8より所定の仕分ル−トコンベヤ7に投入
される。投入された荷物9は集積用のフリ−ロ−ラコン
ベヤ上に収集され、同一配送別に集積される。
【0003】この仕分機の傾斜板8はトレ−6とフリ−
ロ−ラ8′の間に位置し、一定の面積にこれらの装置を
格納する上で、フリ−ロ−ラコンベヤの長さは出来るだ
け長く、且つ該ロ−ラコンベヤ入口の投入速度を軽い荷
物は速く、重い荷物をゆっくりと調整することが望まし
い。トレ−6の傾斜状態で重力加速度で投入される荷物
をその様にする方法として、投入初期には普通の傾斜板
8とフリ−ロ−ラ8′とで構成される機構を設け、傾斜
板8の滑走抵抗で速度を緩め、次にフリ−ロ−ラ8′の
ころがり抵抗の低摩擦でゆっくりと搬送しようとするも
のである。
ロ−ラ8′の間に位置し、一定の面積にこれらの装置を
格納する上で、フリ−ロ−ラコンベヤの長さは出来るだ
け長く、且つ該ロ−ラコンベヤ入口の投入速度を軽い荷
物は速く、重い荷物をゆっくりと調整することが望まし
い。トレ−6の傾斜状態で重力加速度で投入される荷物
をその様にする方法として、投入初期には普通の傾斜板
8とフリ−ロ−ラ8′とで構成される機構を設け、傾斜
板8の滑走抵抗で速度を緩め、次にフリ−ロ−ラ8′の
ころがり抵抗の低摩擦でゆっくりと搬送しようとするも
のである。
【0004】しかしこうした機構等では重量が重い軽い
にかかわらず滑走速度は一定であり、且つ後から投入さ
れる荷物と先に投入済みの荷物との衝突による破損を防
止するには出来るだけ速度を遅くする以外に方法はな
い。特に固定摩擦利用の傾斜板8を長くするか、傾斜角
を少なくする手法を採用すると、荷物は滑走中停止する
事もあるし、又設置長さを大きくすることにもなる。
にかかわらず滑走速度は一定であり、且つ後から投入さ
れる荷物と先に投入済みの荷物との衝突による破損を防
止するには出来るだけ速度を遅くする以外に方法はな
い。特に固定摩擦利用の傾斜板8を長くするか、傾斜角
を少なくする手法を採用すると、荷物は滑走中停止する
事もあるし、又設置長さを大きくすることにもなる。
【0005】又トレ−6の機構下部はアクセス道路の高
さを確保することも実作業上必要である。従って高い位
置より低い位置へ荷物を投入する必要が生ずる。図2に
おける例では、それについての改善を計ることが若干盛
り込まれたもので、追突の衝撃力を少なくしようとする
ものである。滑走レ−ル11上で搬送する部品10を滑
走搬走させた状態を示す。滑走レ−ル11には上部レ−
ル12が支持されており、そのレ−ル12にシャフト1
3が固着され、該シャフト13に回転自在、且つ軸13
とに隙間を持たせて嵌合した転輪14、及び外周にショ
ック防止部材付タイヤ15が設けられている。かゝる係
合において滑走レ−ル11上を滑走する部品10が、こ
の転輪14を通過すると、転輪14、タイヤ15の重量
で下方へ押さえられて滑走抵抗が高くなる。更にその制
動効果は転輪14、タイヤ15の回転エネルギ−にも滑
走部品10の運動エネルギ−が転化され、制動をかける
ことで減速される。本例は主に電子部品等の搬送に適用
される。これを荷物搬送用のシュ−に適用するには荷物
のサイズ変化が多く、技術的には困難である。しかし若
干制動効果を上げるための成果は認められる(実開昭62
−191710号参照)。
さを確保することも実作業上必要である。従って高い位
置より低い位置へ荷物を投入する必要が生ずる。図2に
おける例では、それについての改善を計ることが若干盛
り込まれたもので、追突の衝撃力を少なくしようとする
ものである。滑走レ−ル11上で搬送する部品10を滑
走搬走させた状態を示す。滑走レ−ル11には上部レ−
ル12が支持されており、そのレ−ル12にシャフト1
3が固着され、該シャフト13に回転自在、且つ軸13
とに隙間を持たせて嵌合した転輪14、及び外周にショ
ック防止部材付タイヤ15が設けられている。かゝる係
合において滑走レ−ル11上を滑走する部品10が、こ
の転輪14を通過すると、転輪14、タイヤ15の重量
で下方へ押さえられて滑走抵抗が高くなる。更にその制
動効果は転輪14、タイヤ15の回転エネルギ−にも滑
走部品10の運動エネルギ−が転化され、制動をかける
ことで減速される。本例は主に電子部品等の搬送に適用
される。これを荷物搬送用のシュ−に適用するには荷物
のサイズ変化が多く、技術的には困難である。しかし若
干制動効果を上げるための成果は認められる(実開昭62
−191710号参照)。
【0006】又図3に示す例ではシュ−ト自体を経済的
に安く作ることと共に、落下滑走路を板金加工によって
リブ17を設け、且つ滑走面16を抛物線状に形成して
終端部の傾斜を緩くすることにより投入終端部の速度を
減速する方法がある(実開平2−147408参照)。
に安く作ることと共に、落下滑走路を板金加工によって
リブ17を設け、且つ滑走面16を抛物線状に形成して
終端部の傾斜を緩くすることにより投入終端部の速度を
減速する方法がある(実開平2−147408参照)。
【0007】上に述べた様な構造では部分的な傾斜落下
搬送制御を行うことはできるが、一般的シュ−トにおい
て、積極的に荷物の衝突破損防止の運動量を制御するこ
とは不可能である。つまり、衝突運動量から見て、その
荷物が有する重量に逆比例して衝突時の速度を個々に低
下させることが基本的に計られていない。
搬送制御を行うことはできるが、一般的シュ−トにおい
て、積極的に荷物の衝突破損防止の運動量を制御するこ
とは不可能である。つまり、衝突運動量から見て、その
荷物が有する重量に逆比例して衝突時の速度を個々に低
下させることが基本的に計られていない。
【0008】更にこうした例以外に、経済的な点を無視
するのであれば、ベルトコンベヤを配置し、且つ高度な
速度制御機構を組み込み、且つ荷物の重量計測器を設け
ることで、この衝突事故を防止するのは可能である。し
かし経済的理由からこうしたものを各シュ−トに設置す
ることは全く無駄であり実用上不可能である。
するのであれば、ベルトコンベヤを配置し、且つ高度な
速度制御機構を組み込み、且つ荷物の重量計測器を設け
ることで、この衝突事故を防止するのは可能である。し
かし経済的理由からこうしたものを各シュ−トに設置す
ることは全く無駄であり実用上不可能である。
【0009】かゝる点に関して、滑走運動を落下エネル
ギ−を均一化することを目的に、重量毎にその滑走速度
を個々に制御するのに極めて合理的且つ省エネルギ−的
に解決を計りうるものは未だないのが現状である。
ギ−を均一化することを目的に、重量毎にその滑走速度
を個々に制御するのに極めて合理的且つ省エネルギ−的
に解決を計りうるものは未だないのが現状である。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上に述べた
従来技術の問題点に鑑み、大型で重量の重い荷物の重量
をシュ−トの入口で検知し、仕分機トレ−より落下・滑
走する荷物の滑走摩擦力を、重い荷物は緩やかに滑走落
下させ、軽い荷物は比較的速く滑走させうる様にして仕
分け集積時の追突衝突事故を防止することを目的とす
る。
従来技術の問題点に鑑み、大型で重量の重い荷物の重量
をシュ−トの入口で検知し、仕分機トレ−より落下・滑
走する荷物の滑走摩擦力を、重い荷物は緩やかに滑走落
下させ、軽い荷物は比較的速く滑走させうる様にして仕
分け集積時の追突衝突事故を防止することを目的とす
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】仕分機の荷物を搬出する
シュ−トにおいて、トレ−21から集荷用の仕分ル−ト
コンベヤ7へ荷物22を滑動させるシュ−ト23の上流
側に1個又は複数個の荷物重量を測定する重量検知板2
4を、又該重量検知板24の下流に荷物の摩擦制御部A
を有し、前記重量検知板24は複数の段階的変位をする
非線型特性のばね26で支持され、又前記摩擦制御部A
は前記重量検知板24の変位段階数に対応し、摩擦係数
の異なる複数の減速用摩擦板34′,34″,34′′′
を備え、前記重量検知板24の段階的変位を変位変換機
構Bを介して前記減速用摩擦板をシュ−ト23上に突出
させて荷物の重量に応じて減速させるようにし、かつ荷
物が摩擦制御部Aを通過するまで重量検知板24の変位
状態を保持する装置を設けた。かくして、荷物の重量に
応じて落下速度を制御し、衝突等の事故を防止可能とし
た。
シュ−トにおいて、トレ−21から集荷用の仕分ル−ト
コンベヤ7へ荷物22を滑動させるシュ−ト23の上流
側に1個又は複数個の荷物重量を測定する重量検知板2
4を、又該重量検知板24の下流に荷物の摩擦制御部A
を有し、前記重量検知板24は複数の段階的変位をする
非線型特性のばね26で支持され、又前記摩擦制御部A
は前記重量検知板24の変位段階数に対応し、摩擦係数
の異なる複数の減速用摩擦板34′,34″,34′′′
を備え、前記重量検知板24の段階的変位を変位変換機
構Bを介して前記減速用摩擦板をシュ−ト23上に突出
させて荷物の重量に応じて減速させるようにし、かつ荷
物が摩擦制御部Aを通過するまで重量検知板24の変位
状態を保持する装置を設けた。かくして、荷物の重量に
応じて落下速度を制御し、衝突等の事故を防止可能とし
た。
【0012】
【実施例】本発明は、仕分機の仕分作業の最終プロセス
であるシュ−ト、特にシュ−トの取出口付近に集積され
ている荷物同志の衝突破損防止に関するもので、以下図
4により説明する。
であるシュ−ト、特にシュ−トの取出口付近に集積され
ている荷物同志の衝突破損防止に関するもので、以下図
4により説明する。
【0013】図4はシュ−トの全構成の概念図を示す。
仕分機用シュ−トは重量検知板24と摩擦制御部Aと、
重量検知板の変位を摩擦制御部Aに伝える変位変換機構
Bとからなっている。図4は仕分機のトレ−21が荷物
22を所定のシュ−ト23に投入している状態である。
このシュ−ト23には荷物22の重量で、その重量に相
当する傾斜の重量分を検知する重量検知板24,24′
が上流側に直列に設けられ、その上を荷物22が滑走す
るとその重量に相当した荷重変位を発生する。この重量
検知板24,24′は横に巾広で、且つ上・下流に複数
(図では2個)とりつけて、長尺のものでも充分検知す
ることが出来るようになっている。この重量検知板2
4,24′の下流側には、滑走する荷物22の重量に応
じた制動力を適切に与える摩擦制御部Aを構成する摩擦
制御板34(34′,34″,34′′′)が配置され
ている。この制動機の後には集積コンベヤのフリ−ロ−
ラ8′が配置されている。
仕分機用シュ−トは重量検知板24と摩擦制御部Aと、
重量検知板の変位を摩擦制御部Aに伝える変位変換機構
Bとからなっている。図4は仕分機のトレ−21が荷物
22を所定のシュ−ト23に投入している状態である。
このシュ−ト23には荷物22の重量で、その重量に相
当する傾斜の重量分を検知する重量検知板24,24′
が上流側に直列に設けられ、その上を荷物22が滑走す
るとその重量に相当した荷重変位を発生する。この重量
検知板24,24′は横に巾広で、且つ上・下流に複数
(図では2個)とりつけて、長尺のものでも充分検知す
ることが出来るようになっている。この重量検知板2
4,24′の下流側には、滑走する荷物22の重量に応
じた制動力を適切に与える摩擦制御部Aを構成する摩擦
制御板34(34′,34″,34′′′)が配置され
ている。この制動機の後には集積コンベヤのフリ−ロ−
ラ8′が配置されている。
【0014】以下図5,図6,図7により詳細について
説明する。図5はシュ−トの断面図で、シュ−ト23の
上流側に一端をピン24a で支持された傾動自在な重量検
知板24,24′があり、それぞればね26,26′で
押し上げられていて、荷物22が搬送されると、その重
量で重量検知板24,24′は押下げられる。その押下
量は荷物22の重量に比例する。
説明する。図5はシュ−トの断面図で、シュ−ト23の
上流側に一端をピン24a で支持された傾動自在な重量検
知板24,24′があり、それぞればね26,26′で
押し上げられていて、荷物22が搬送されると、その重
量で重量検知板24,24′は押下げられる。その押下
量は荷物22の重量に比例する。
【0015】このばね26,26′の構成は図7のひず
み−反力グラフに示すごとく非線形特性を有している。
この様なばねを作製することは公知である。したがって
荷物22の荷重はこの様なばねの反力に対応して、その
重量を大,中,小に分類された姿で重量検知板24,2
4′の変位量に換算される。この荷重換算変位は検知板
24,24′の自由端側にピン結合されたリンク25、
これら2本のリンク25の下端を結合する結合棒33を
介し、結合棒33の下部に固着されたラック縦27へ動
きが伝えられる。更にこの動作は縦ラック27と噛み合
うピニオン28、さらにこのピニオン28と噛み合う横
ラック30、横ラック30の先端に固着したレバ−2
9、レバ−29の先端に固着したカム駆動ラック3
0′、カム駆動ラック30′と噛合うカム用ピニオン3
1によってこれと同心のカム32′,32″,3
2′′′を駆動する。こられカムはカム軸31′に取付
けられ、各カムに対応して上部に上下動自在な摩擦板3
4(34′,34″,34′′′)が荷物の搬送方向に平行
に設けられている。これら摩擦板のうち、摩擦板34′
は反力/ひずみ線図(図7)の段部Iに、同じく34″
は段部IIに、34′′′は段部IIIに夫々対応させ
ている。更に各摩擦板34′,34″,34′′′の荷
物22に関する摩擦係数をμ′<<μ″<<μ′′′と
し、それぞれ異った材料で構成している。
み−反力グラフに示すごとく非線形特性を有している。
この様なばねを作製することは公知である。したがって
荷物22の荷重はこの様なばねの反力に対応して、その
重量を大,中,小に分類された姿で重量検知板24,2
4′の変位量に換算される。この荷重換算変位は検知板
24,24′の自由端側にピン結合されたリンク25、
これら2本のリンク25の下端を結合する結合棒33を
介し、結合棒33の下部に固着されたラック縦27へ動
きが伝えられる。更にこの動作は縦ラック27と噛み合
うピニオン28、さらにこのピニオン28と噛み合う横
ラック30、横ラック30の先端に固着したレバ−2
9、レバ−29の先端に固着したカム駆動ラック3
0′、カム駆動ラック30′と噛合うカム用ピニオン3
1によってこれと同心のカム32′,32″,3
2′′′を駆動する。こられカムはカム軸31′に取付
けられ、各カムに対応して上部に上下動自在な摩擦板3
4(34′,34″,34′′′)が荷物の搬送方向に平行
に設けられている。これら摩擦板のうち、摩擦板34′
は反力/ひずみ線図(図7)の段部Iに、同じく34″
は段部IIに、34′′′は段部IIIに夫々対応させ
ている。更に各摩擦板34′,34″,34′′′の荷
物22に関する摩擦係数をμ′<<μ″<<μ′′′と
し、それぞれ異った材料で構成している。
【0016】したがって図7に示す反力/ひずみ線図の
段部I,II,IIIに対して摩擦係数μ′,μ″,
μ′′′が荷物に対応するよう、カム32′,32″,3
2′′′の動きにつれ、いずれかの摩擦板が荷物22に
制動力を与える様に構成されている。
段部I,II,IIIに対して摩擦係数μ′,μ″,
μ′′′が荷物に対応するよう、カム32′,32″,3
2′′′の動きにつれ、いずれかの摩擦板が荷物22に
制動力を与える様に構成されている。
【0017】摩擦板34の下流にはリミットスイッチ3
6があり、これにより継電ユニット37にON/OFF
信号を入力する。継電ユニット37はこの信号を処理
し、荷物22が通過した場合、ソレノイド38に出力
し、縦ラック27のメカニカルストッパ39をレリ−ズ
し、ばね板40で保持されていた押下状態の縦ラック2
7を元位置へ帰復する。この様な構造は単一又は複数の
構成でシュ−ト23に設置される。
6があり、これにより継電ユニット37にON/OFF
信号を入力する。継電ユニット37はこの信号を処理
し、荷物22が通過した場合、ソレノイド38に出力
し、縦ラック27のメカニカルストッパ39をレリ−ズ
し、ばね板40で保持されていた押下状態の縦ラック2
7を元位置へ帰復する。この様な構造は単一又は複数の
構成でシュ−ト23に設置される。
【0018】シュ−ト23は角度βで傾斜し、該角度β
は基本的にトレ−21の角度に対応してほぼ同じであ
る。更にシュ−ト末端へはフリ−ロ−ラ8′が角度αな
る低い勾配で設置されている。
は基本的にトレ−21の角度に対応してほぼ同じであ
る。更にシュ−ト末端へはフリ−ロ−ラ8′が角度αな
る低い勾配で設置されている。
【0019】
【作動】図5で、荷物22がシュ−ト23上に滑落する
と、その傾斜βによって滑り落ち、重量検知板24上に
達する(長尺のものでは2つの検知板24と24′の上
に跨る)。すると重量検知板24はばね26に抗して押
し下げられる。このときばね26は図7の如く荷物の重
量に応じ大・中・小の如く階段状に作用して連結棒33
を押し下げる。
と、その傾斜βによって滑り落ち、重量検知板24上に
達する(長尺のものでは2つの検知板24と24′の上
に跨る)。すると重量検知板24はばね26に抗して押
し下げられる。このときばね26は図7の如く荷物の重
量に応じ大・中・小の如く階段状に作用して連結棒33
を押し下げる。
【0020】すると縦ラック27が下り、これと噛み合
うピニオン28を回し、さらに横ラック30を左方に移
動させる。横ラック30が横に移動すると、レバ−29
を介しカム駆動ラック30′も移動し、カム用ピニオン
31を回し、これと一体のカム32を回転させる。カム
用ピニオン31は前記ばね26の非線形変位に応じて作
動し、その結果カム32を構成する3つのカム32′,
32″,32′′′のうちの何れかが上方に突出する。
うピニオン28を回し、さらに横ラック30を左方に移
動させる。横ラック30が横に移動すると、レバ−29
を介しカム駆動ラック30′も移動し、カム用ピニオン
31を回し、これと一体のカム32を回転させる。カム
用ピニオン31は前記ばね26の非線形変位に応じて作
動し、その結果カム32を構成する3つのカム32′,
32″,32′′′のうちの何れかが上方に突出する。
【0021】カム用ピニオン31の回転量に応じて、カ
ム32′,32″,32′′′の何れかを介し摩擦板3
4′,34″,34′′′の何れかを支持枠35の上面
から上方に浮上させて荷物22に対し必要な減速を与
え、衝突を防止する。
ム32′,32″,32′′′の何れかを介し摩擦板3
4′,34″,34′′′の何れかを支持枠35の上面
から上方に浮上させて荷物22に対し必要な減速を与
え、衝突を防止する。
【0022】荷物22がシュ−ト23の下端までくる
と、リミットスイッチ36が作用し、継電ユニット37
を介しソレノイド38によってメカニカルストッパ39
を解除して、ばね板40で保持されている押下状態の縦
ラック27を元に復帰させる。
と、リミットスイッチ36が作用し、継電ユニット37
を介しソレノイド38によってメカニカルストッパ39
を解除して、ばね板40で保持されている押下状態の縦
ラック27を元に復帰させる。
【0023】このような減速動作は個々の荷物について
常にその条件に合った様に動作させる。従って1個の荷
物がリミットスイッチ36を通過する度に初期のセット
位置にこれらの機構を自動的に復帰させるようになって
いる。
常にその条件に合った様に動作させる。従って1個の荷
物がリミットスイッチ36を通過する度に初期のセット
位置にこれらの機構を自動的に復帰させるようになって
いる。
【0024】
【効果】トレ−から集荷用のフリ−ロ−ラコンベヤへ荷
物を滑動させるシュ−ト23の上流側に荷物重量を測定
する重量検知板24を、又該重量検知板24の下流に荷
物の摩擦制御部Aを有し、前記重量検知板24は複数の
段階的変位をする非線型特性のばね26で支持した。
物を滑動させるシュ−ト23の上流側に荷物重量を測定
する重量検知板24を、又該重量検知板24の下流に荷
物の摩擦制御部Aを有し、前記重量検知板24は複数の
段階的変位をする非線型特性のばね26で支持した。
【0025】そして摩擦制御部は前記重量検知板の変位
段階数に対応し、摩擦係数の異なる複数の減速用摩擦板
を備え、前記重量検知板24の段階的変位を変位変換機
構を介して前記減速用摩擦板をシュ−ト上に突出させて
荷物の重量に応じて減速させるようにし、かつ荷物が摩
擦制御部を通過するまで重量検知板24の変位状態を保
持する装置を設けた。
段階数に対応し、摩擦係数の異なる複数の減速用摩擦板
を備え、前記重量検知板24の段階的変位を変位変換機
構を介して前記減速用摩擦板をシュ−ト上に突出させて
荷物の重量に応じて減速させるようにし、かつ荷物が摩
擦制御部を通過するまで重量検知板24の変位状態を保
持する装置を設けた。
【0026】このような構成であるから大型の仕分機の
高い位置に配置されたトレ−からシュ−トへ投下される
荷物をその重量に応じた速度に制御可能となった。又極
めて簡単な機構で且つ省エネ方式の選択摩擦板機構によ
り、集積コンベヤ上での荷物の衝突破損を効果的に防止
することができる。
高い位置に配置されたトレ−からシュ−トへ投下される
荷物をその重量に応じた速度に制御可能となった。又極
めて簡単な機構で且つ省エネ方式の選択摩擦板機構によ
り、集積コンベヤ上での荷物の衝突破損を効果的に防止
することができる。
【図1】公知仕分機の斜視図。
【図2】シュ−トにおける公知制動装置の一例。
【図3】同じく公知制動装置の他の例。
【図4】本発明に係る仕分機用シュ−トの全体斜視図。
【図5】図4のA−A断面図。
【図6】摩擦板及びその作動機構の詳細断面図。
【図7】重量検知レバ−を支持するばねの特性図。
A 摩擦制御部 B 変位変換機構 1 搬入ベルトコンベヤ 2 荷物 3 搬入口 4 導入ル−ト 5 オペレ−タ 6 トレ− 7 仕分ル−トコンベヤ 8 傾斜板 8′ フリ−ロ−ラ 9 荷物 10 部品 11 滑走レ−ル 12 上部レ−ル 13 シャフト 14 転輪 15 タイヤ 16 滑走面 17 リブ 21 トレ− 22 荷物 23 シュ−ト 24,24′ 重量検知
板 25 リンク 26 ばね 27 縦ラック 28 ピニオン 29 レバ− 30 横ラック 30′ 駆動ラック 31 ピニオン 32′,32″,32′′′ カム 33 結合棒 34 摩擦板 35 支持枠 36 リミットスイッチ 37 継電ユニット 38 ソレノイド 39 メカニカルス
トッパ 40 バネ板 41 ばね
板 25 リンク 26 ばね 27 縦ラック 28 ピニオン 29 レバ− 30 横ラック 30′ 駆動ラック 31 ピニオン 32′,32″,32′′′ カム 33 結合棒 34 摩擦板 35 支持枠 36 リミットスイッチ 37 継電ユニット 38 ソレノイド 39 メカニカルス
トッパ 40 バネ板 41 ばね
Claims (4)
- 【請求項1】 仕分機の荷物を搬出するシュ−トにおい
て、トレ−(21)から集荷用の仕分ル−トコンベヤ(7)へ
荷物(22)を滑動させるシュ−ト(23)の上流側に荷物重量
を測定する重量検知板(24)を、又該重量検知板(24)の下
流に荷物の摩擦制御部(A)を有し、前記重量検知板(24)
は複数の段階的変位をする非線型特性のばね(26)で支持
され、又前記摩擦制御部(A)は前記重量検知板(24)の変
位段階数に対応し、摩擦係数の異なる複数の減速用摩擦
板(34′,34″,34′′′)を備え、前記重量検知板(24)の
段階的変位を変位変換機構(B)を介して前記減速用摩擦
板をシュ−ト(23)上に突出させて荷物の重量に応じて減
速させるようにし、かつ荷物が摩擦制御部(A)を通過す
るまで重量検知板(24)の変位状態を保持する装置(39)を
設けたことを特徴とする仕分機用シュ−ト。 - 【請求項2】 直列に2個以上の重量検知板(24,24′)
を設け、長尺荷物の重量検知を可能とした請求項1の仕
分機用シュ−ト。 - 【請求項3】 前記変位変換機構(B)が重量検知板(2
4,24′)の変位に対応して可動の縦ラック(27)と、該
縦ラックと噛み合うピニオン(28)と該ピニオン(28)と
噛み合う横ラック(30)と、該横ラック(30)と連動するカ
ム駆動ラック(30′)と、該カム駆動ラック(30′)と噛
み合うカム用ピニオン(31)と該カム用ピニオン軸に固着
した複数個のカム(32′,32″,32′′′)とからなる請求
項1と請求項2の仕分機用シュ−ト。 - 【請求項4】 前記重量検知板(24)の変位状態を保持す
る装置は摩擦制御部(A)の下流位置に設けたリミットス
イッチ(36)と、前記縦ラック(27)の変位量を固定するメ
カニカルストッパ(39)とからなり、荷物がシュ−ト(23)
を通過すると、リミットスイッチ(36)から継電ユニット
(37)を介しメカニカルストッパ(39)をレリ−スするよう
にした請求項1〜請求項3の仕分機用シュ−ト。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22360291A JPH0543022A (ja) | 1991-08-09 | 1991-08-09 | 仕分機用シユ−ト |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22360291A JPH0543022A (ja) | 1991-08-09 | 1991-08-09 | 仕分機用シユ−ト |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0543022A true JPH0543022A (ja) | 1993-02-23 |
Family
ID=16800759
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP22360291A Pending JPH0543022A (ja) | 1991-08-09 | 1991-08-09 | 仕分機用シユ−ト |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0543022A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102493667A (zh) * | 2011-12-15 | 2012-06-13 | 中国一冶集团有限公司 | 具有减速功能的多通道滑槽装置 |
CN102491045A (zh) * | 2011-12-15 | 2012-06-13 | 中国一冶集团有限公司 | 具有减速功能的分组下料多通道滑槽装置 |
CN102491046A (zh) * | 2011-12-15 | 2012-06-13 | 中国一冶集团有限公司 | 控制滑槽运输材料滑行速度的方法 |
CN102491044A (zh) * | 2011-12-15 | 2012-06-13 | 中国一冶集团有限公司 | 多通道滑槽运输材料的方法 |
CN104588327A (zh) * | 2014-12-31 | 2015-05-06 | 芜湖金牛电气股份有限公司 | 变压器硅钢片的检验方法 |
-
1991
- 1991-08-09 JP JP22360291A patent/JPH0543022A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102493667A (zh) * | 2011-12-15 | 2012-06-13 | 中国一冶集团有限公司 | 具有减速功能的多通道滑槽装置 |
CN102491045A (zh) * | 2011-12-15 | 2012-06-13 | 中国一冶集团有限公司 | 具有减速功能的分组下料多通道滑槽装置 |
CN102491046A (zh) * | 2011-12-15 | 2012-06-13 | 中国一冶集团有限公司 | 控制滑槽运输材料滑行速度的方法 |
CN102491044A (zh) * | 2011-12-15 | 2012-06-13 | 中国一冶集团有限公司 | 多通道滑槽运输材料的方法 |
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