JPH0543025A - 仕分機用シユ−ト - Google Patents

仕分機用シユ−ト

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JPH0543025A
JPH0543025A JP22360391A JP22360391A JPH0543025A JP H0543025 A JPH0543025 A JP H0543025A JP 22360391 A JP22360391 A JP 22360391A JP 22360391 A JP22360391 A JP 22360391A JP H0543025 A JPH0543025 A JP H0543025A
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JP
Japan
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load
weight
shunt
displacement
weight detection
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JP22360391A
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Toshihiko Tanaka
利彦 田中
Eiji Kawaguchi
英二 川口
Sadao Mikami
定夫 三上
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Sumitomo Heavy Industries Ltd
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Sumitomo Heavy Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 大型で重量の重い荷物の重量をシュ−トの入
口で検知し、仕分機トレ−より落下・滑走する荷物の滑
走摩擦力を、重い荷物は緩やかに滑走落下させ、軽い荷
物は比較的速く滑走させうる様に仕分け集積時の追突衝
突事故を防止することを目的とする。 【構成】 仕分機の荷物を搬出するシュ−トにおいて、
トレ−6から集荷用のフリ−ロ−ラコンベヤへ荷物9を
滑動させるシュ−ト18の上流側に荷物重量を測定する
重量検知板19,19′を、又該重量検知板19,1
9′の下流にブレ−キロ−ラ38とフリ−ロ−ラ39と
からなる荷物の摩擦制御部Aを有し、重量検知板19は
ばね19b で支持され、摩擦制御部Aは前記重量検知板1
9,19′の変位に対応しリンク機構と歯車との組合せ
からなる変位変換機構Bを介して摩擦制御部Aを制御し
ブレ−キロ−ラ38に対し回転制動力を付与するように
した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、仕分機の仕分け済み荷
物を末端のコンベヤで集積する際、荷物が互いに衝突す
るために発生する大きな衝撃力を緩和し、荷物の仕分け
作業において起こる破損を防止するための仕分機用シュ
−トに関するものである。
【0002】
【従来の技術】現在使用されている代表的なものを図1
により説明する。仕分機本体は仕分ける荷物2を搬入ベ
ルトコンベヤ1から搬入口3に送り込む。この搬入口3
の末端には仕分機本体への導入ル−ト4があり、オペレ
−タ5が仕分先による入力情報をシステムへ入力し、そ
の入力された情報と仕分機本体のトレ−6とが一致した
条件で傾斜板8より所定の仕分ル−トコンベヤ7に投入
される。投入された荷物9は仕分ル−トコンベヤ7上に
収集され同一配送別に集積される。
【0003】この仕分機の傾斜板8はトレ−6とフリ−
ロ−ラ8′の間に位置し、一定の面積にこれらの装置を
格納する上で、フリ−ロ−ラコンベヤの長さは出来るだ
け長く、且つ該ロ−ラコンベヤ入口の投入速度を軽い荷
物は速く、重い荷物をゆっくりと調整することが望まし
い。トレ−6の傾斜状態で重力加速度で投入される荷物
をその様にする方法として、投入初期には普通の傾斜板
8とフリ−ロ−ラ8′とで構成される機構を設け、傾斜
板8の滑走抵抗で速度を緩め、次にフリ−ロ−ラ8′の
ころがり抵抗の低摩擦でゆっくりと搬送しようとするも
のである。
【0004】しかしこうした機構では重量が重い軽いに
かかわらず滑走速度は一定であり、且つ後から投入され
る荷物と先に投入済みの荷物との衝突による破損を防止
するには出来るだけ速度を遅くする以外に方法はない。
特に固定摩擦利用の傾斜板8を長くするか、傾斜角を少
なくする手法を採用すると、荷物は滑走中停止する事も
あるし、又設置長さを大きくすることにもなる。
【0005】又トレ−6の機構下部はアクセス道路の高
さを確保することも実作業上必要である。従って高い位
置より低い位置へ荷物を投入する必要が生ずる。図2に
おける例では、それについての改善を計ることが若干盛
り込まれたもので、追突の衝撃力を少なくしようとする
ものである。滑走レ−ル11上で搬送する部品10を滑
走搬走させた状態を示す。滑走レ−ル11には上部レ−
ル12が支持されており、そのレ−ル12にシャフト1
3が固着され、該シャフト13に回転自在、且つシャフ
ト13とに隙間を持たせて嵌合した転輪14、及び外周
にショック防止部材付タイヤ15が設けられている。か
ゝる係合において滑走レ−ル11上を滑走する部品10
が、この転輪14を通過すると、転輪14、タイヤ15
の重量で下方へ押さえられて滑走抵抗が高くなる。更に
その制動効果は転輪14、タイヤ15の回転エネルギ−
にも滑走部品10の運動エネルギ−が転化され、制動を
かけることで減速される。本例は主に電子部品等の搬送
に適用される。これを荷物搬送用のトレ−6に適用する
には荷物のサイズ変化が多く、技術的には困難である。
しかし若干制動効果を上げるための成果は認められる
(実開昭62−191710号参照)。
【0006】又図3に示す例ではシュ−ト自体を経済的
に安く作ることと共に、落下滑走路を板金加工によって
リブ17を設け、且つ滑走面16を抛物線状に形成して
終端部の傾斜を緩くすることにより投入終端部の速度を
減速する方法がある(実開平2−147408参照)。
【0007】上に述べた様な構造では部分的な傾斜落下
搬送制御を行うことはできるが、一般的シュ−トにおい
て、積極的に荷物の衝突破損防止の運動量を制御するこ
とは不可能である。つまり、衝突運動量から見て、その
荷物が有する重量に逆比例して衝突時の速度を個々に低
下させることが基本的に計られていない。
【0008】更にこうした例以外に、経済的な点を無視
するのであれば、ベルトコンベヤを配置し、且つ高度な
速度制御機構を組み込み、且つ荷物の重量計測器を設け
ることで、この衝突事故を防止するのは可能である。し
かし経済的理由からこうしたものを各シュ−トに設置す
ることは全く無駄であり実用上不可能である。
【0009】かゝる点に関して、滑走運動を落下エネル
ギ−を均一化することを目的に、重量毎にその滑走速度
を個々に制御するのに極めて合理的且つ省エネルギ−的
に解決を計りうるものは未だ無いのが現状である。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上に述べた
従来技術の問題点に鑑み、大型で重量の重い荷物の重量
をシュ−トの入口で検知し、仕分機トレ−より落下・滑
走する荷物の滑走摩擦力を、重い荷物は緩やかに滑走落
下させ、軽い荷物は比較的速く滑走させうる様に仕分け
集積時の追突衝突事故を防止することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】仕分機の荷物を搬出する
シュ−トにおいて、トレ−6から集荷用のフリ−ロ−ラ
コンベヤへ荷物9を滑動させるシュ−ト18の上流側に
荷物重量を測定する重量検知板19,19′を、又該重
量検知板19,19′の下流にブレ−キロ−ラ38とフ
リ−ロ−ラ39とからなる荷物の摩擦制御部Aを有し、
前記重量検知板19はばね19bで支持され、又前記摩擦
制御部Aは前記重量検知板19,19′の変位に対応し
変位変換機構Bを介してブレ−キロ−ラ38に対し回転
制動力を付与するようにした。
【0012】そして前記変位変換機構Bを重量検知板1
9,19′の変位に対応して可動の縦ラック22と、該
縦ラックと噛み合うピニオン23と該ピニオン23と噛
み合う横ラック24と、該横ラック24と連動するリン
ク機構を経てリンク32を介しコ−ン形ディスク33を
作動し遠心ブレ−キ片36のドラム37に対する押圧力
を増大させるようにした。
【0013】
【実施例】本発明は、仕分機の仕分作業の最終プロセス
であるシュ−ト、特にシュ−トの取出口付近に集積され
ている荷物同志の衝突破損防止に関するもので、以下図
4〜図8により説明する。
【0014】図4はシュ−トの全構成の概念図を示し、
仕分機のトレ−6が荷物9を所定のシュ−ト18に投入
している状態である。このシュ−ト18には荷物9の重
量で、その重量に相当する重量分を検知する重量検知板
19,19′が上流側に直列に設けられ、その上を荷物
9が滑走すると、その重量に相当した荷重変位を発生す
る。この重量検知板19,19′は横に巾広で、且つ上
・下流に複数(図では2個)直列にとりつけられ、長尺
の荷物でも充分検知することが出来るようになってい
る。この重量検知板19,19′の下流側には、滑走す
る荷物9の重量に応じた制動力を適切に与える摩擦制御
部Aが設置されている。この摩擦制御部Aの下流には仕
分ル−トコンベヤ7のフリ−ロ−ラが配置されている。
【0015】以下図5,図6,図7,図8により摩擦制
御部Aの詳細について説明する。図5はシュ−ト18の
断面図で、シュ−ト18の上流側に一端をピン19a で枢
支された傾動自在な重量検知板19,19′があり、そ
れぞればね19b で押し上げられていて、荷物9がその上
を通過すると、その重量で重量検知板19,19′はば
ね19b に抗し押下げられる。その押下量は荷物9の重量
に比例する。
【0016】重量検知板19,19′に荷物9が載る
と、以下に示す変位変換装置Bによって摩擦制御部Aの
ブレ−キユニットが制御される。重量検知板19,1
9′はその自由端側にピン結合されたリンク20、これ
ら2本のリンク20の下端を結合する結合棒21を介
し、結合棒21の下部に固着された縦ラック22へ動き
が伝えられる。更にこの動作は縦ラック22と噛み合う
ピニオン23、さらにこのピニオン23と噛み合う横ラ
ック24、横ラック24の先端に固着したレバ−28,
29、シャフト30、レバ−31を介しリンク32へ伝
へられる。
【0017】摩擦制御部Aを構成するブレ−キユニット
には、フリ−ロ−ラ39と遠心ブレ−キロ−ラ38があ
る。遠心ブレ−キ機構は遠心ブレ−キロ−ラ38の軸端
に格納されている(図6)。ブレ−キドラム37はブレ−
キユニットフレ−ム(図5)に固着され、その中にブレ
−キロ−ラ38の軸端にピンを介して遠心ブレ−キ片3
6が取付けられ、遠心方向に揺動自在である。該遠心ブ
レ−キ片36にはばね35で滑動子34をコ−ン形ディ
スク33の円錐形内面に接している。このコ−ン形ディ
スク33は回転自在に軸受42で支持されている。更に
L字形レバ−41で軸心方向にも移動可能で、この軸心
方向移動により滑動子34を上下方向へ動かすことが出
来る。この滑動子34を動かすことによりブレ−キ片3
6を外周方向へ押しつけたり逆に軸心方向に押し付ける
ことができる。
【0018】かゝる構成であるから重量検知板19,1
9′上の荷物9の重量が大きい値を検知すると、縦ラッ
ク22を押し下げてピニオン23を図5で右廻りに回転
させ横ラック24を左方に押し、レバ−28を時計方向
へ動かす。その結果レバ−29、シャフト30、レバ−
31を介しリンク32を引っぱりL型レバ−41を反時
計方向に移動させる。するとコ−ン形ディスク33を遠
心ブレ−キロ−ラ38側に押しつける。そのため滑動子
34はコ−ン形ディスク33の内面によって軸心側へ押
され、ばね35の遠心ブレ−キ片36を軸心側に押す力
を増大させる。
【0019】この動作が発生した状態で横ラック24の
下端にあるラッチ機構片25はその状態をメモリ(維
持)する様作用する。
【0020】荷物9が遠心ブレ−キロ−ラ38、フリ−
ロ−ラ39を通過した後、リミットスイッチ43を押し
つけ(図5)、再びOFFになると継電器44を介して
ソレノイド26が作用し、ラッチ機構片25をレリ−ズ
する。なおシュ−ト18の傾斜βは仕分ル−トコンベヤ
7の傾斜αより大きくしている。
【0021】
【作動】
1)重量検知板19(19′)で荷物9の重量を検知し、
その重さに比例した検出量を出力する。 2)同時に該出力値の変位量をメモリする機械的なラッ
チ機構片25が作用して、縦ラック22を固定する。 3)縦ラック22が下降すると、変位変換機構Bを構成
するピニオン23、横ラック24を介し変位量を遠心ブ
レ−キ片36の軸心方向つまり求心力方向へばね35を
介して押さえる様に作動させる円錐形内面を有するコ−
ン形ディスク33を、軸心に沿って移動させる。 4)リンク機構の作用と遠心ブレ−キ片36の遠心力を
制御する求心力方向のばね力を自動調整しつつ、荷物9
の傾斜落下エネルギ−をその重量に比例させて吸収す
る。そして遠心力ブレ−キの作用で重量に逆比例した落
下滑走速度が得られる。 5)荷物9に制動効果を与え、荷物9に対する制動作用
が完了すると、リミットスイッチ43、継電器44、ソ
レノイド26を経由した機構で、再び次の荷物9を待ち
うける姿勢に復帰する。
【0022】
【効果】トレ−6から集荷用のフリ−ロ−ラコンベヤへ
荷物9を滑動させるシュ−ト18の上流側に荷物重量を測
定する重量検知板19,19′を、又該重量検知板1
9,19′の下流にブレ−キロ−ラ38とフリ−ロ−ラ
39とからなる荷物の摩擦制御部Aを有し、前記重量検
知板19はばね19b で支持され、又前記摩擦制御部Aは
前記重量検知板19,19′の変位に対応し変位変換機
構Bを介して、摩擦制御部Aを制御しブレ−キロ−ラ3
8に対し回転制動力を付与するようにした。
【0023】このように構成したので大型の仕分機に生
ずる高い位置に配置されたトレ−6からシュ−ト18へ
投下される荷物9をその重量に応じた速度に制御可能に
する為、極めて簡単な機構で集積コンベヤ上での荷物用
の衝突破損を効果的に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】公知仕分機の斜視図。
【図2】シュ−トにおける公知制動装置の一例。
【図3】同じく公知制動装置の他の例。
【図4】本発明に係る仕用機用シュ−トの全体斜視図。
【図5】図4のV−V断面図。
【図6】摩擦制御部の詳細断面図。
【図7】変位変換機構の詳細斜視図。
【図8】遠心ブレ−キの説明図。
【符号の説明】
A 摩擦制御部 B 変位変換機構 1 搬入ベルトコンベヤ 2 荷物 3 搬入口 4 導入ル−ト 5 オペレ−タ 6 トレ− 7 仕分ル−トコンベヤ 8 傾斜板 8′ フリ−ロ−ラ 9 荷物 10 部品 11 滑走レ−ル 12 上部レ−ル 13 シャフト 14 転輪 15 タイヤ 16 滑走面 17 リブ 18 シュ−ト 19,19′ 重量検知板 19a ピン 19b ばね 20 リンク 21 結合棒 22 縦ラック 23 ピニオン 24 横ラック 25 ラッチ機構片 26 ソレノイド 27 ばね 28 レバ− 29 レバ− 30 シャフト 31 レバ− 32 リンク 33 コ−ン形デイス
ク 34 滑動子 35 ばね 36 遠心ブレ−キ片 37 ブレ−キドラム 38 遠心ブレ−キロ−ラ 39 フリ−ロ−ラ 40 ピン 41 L型レバ− 42 軸受 43 リミットスイッ
チ 44 継電器

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 仕分機の荷物を搬出するシュ−トにおい
    て、トレ−(6)から集荷用のフリ−ロ−ラコンベヤへ荷
    物(9)を滑動させるシュ−ト(18)の上流側に荷物重量を
    測定する重量検知板(19,19′)を、又該重量検知板(19,1
    9′)の下流にブレ−キロ−ラ(38)とフリ−ロ−ラ(39)と
    からなる荷物の摩擦制御部(A)を有し、前記重量検知板
    (19)はばね(19b)で支持され、又前記摩擦制御部(A)は
    前記重量検知板(19,19′)の変位に対応し変位変換機構
    (B)を介してブレ−キロ−ラ(38)に対し荷物の重量に応
    じた回転制動力を付与するようにしたことを特徴とする
    仕分機用シュ−ト。
  2. 【請求項2】 直列に2個以上の重量検知板(19,19′)
    を設け、長尺荷物に対処可能にした請求項1の仕分機用
    シュ−ト。
  3. 【請求項3】 前記変位変換機構(B)が重量検知板(1
    9,19′)の変位に対応して可動の縦ラック(22)と、該縦
    ラックと噛み合うピニオン(23)と該ピニオン(23)と噛み
    合う横ラック(24)と、該横ラック(24)と連動するリンク
    機構を経てリンク(32)を介しコ−ン形ディスク(33)に作
    動し、遠心ブレ−キ片(36)のドラム(37)に対する押圧力
    を増大させるようにした請求項1又は請求項2の仕分機
    用シュ−ト。
  4. 【請求項4】 重量検知板(19,19′)の変位状態を保持
    するため、摩擦制御部(A)の下流位置にリミットスイッ
    チ(43)を、又前記縦ラック(22)の変位量を固定するラッ
    チ機構片(25)を設け、荷物がシュ−ト(18)を通過する
    と、リミットスイッチ(43)から継電器(44)を介しラッチ
    機構片(25)をレリ−スして縦ラック(22)を元の位置に戻
    るようにした請求項1〜請求項3の仕分機用シュ−ト。
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