JPH0543010Y2 - - Google Patents

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JPH0543010Y2
JPH0543010Y2 JP16043188U JP16043188U JPH0543010Y2 JP H0543010 Y2 JPH0543010 Y2 JP H0543010Y2 JP 16043188 U JP16043188 U JP 16043188U JP 16043188 U JP16043188 U JP 16043188U JP H0543010 Y2 JPH0543010 Y2 JP H0543010Y2
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winding
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spool
winding frame
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、鉛線、フユーズ線、はんだ線のよう
な可撓性の線材を巻取るに適したスプールに関す
る。
〔従来の技術〕
可撓性の線材(以下、単に線材という)をスプ
ールに巻取る時、巻始めは線材の端部をスプール
の芯に固定しておかないと線材が滑つて巻取るこ
とができない。そのため、従来のスプールでは第
4図に示すように芯2と巻枠3の接するところに
線材の直径よりも大きな丸い穴4をあけておき、
該穴に線材Sの端部を挿入して線材を引つ掛けて
線材を引つ張りながらスプールに巻くようにして
いたものである。芯にあける丸い穴を線材の直径
よりも大きくしたのは、如何なる線径の線材にで
も適用できるようにしたためである。
〔考案が解決しようとする課題〕
ところでスプールに線材を巻取る時、一対の巻
き枠間で往復させながら何層にも巻取つていく
が、巻取りは総ての層で隙間があつたり、部分的
に重なつたりしないように整列して行わないと線
材の巻取り状態を凸凹して見栄を悪くし、商品価
値を無くしてしまう。また、線材がスプールに整
列して巻取れないと巻上つた線材は巻枠よりも高
くなつて梱包時に所定の包装箱に入らなくなつて
しまうという不都合も生じてしまう。
従来のスプールは第4図に示すように芯2に穿
設した穴4が丸く、しかも大きいことから巻始め
の線材Sが線材を引つ張る方向の穴の弧(図中、
円の下方)に位置し、該弧の部分と巻枠の間に隙
間Cができてしまう。従つて、横方一層に巻取つ
てからその上に巻かれた線材は該隙間に落ち込ん
で凹んだ状態となる。この凹みは巻数が少ないう
ちはあまり問題とならないが、巻数が多くなるに
従つて影響が徐々に出てきて巻取りが終に近づく
頃には巻枠近くの巻取状態が悪くなつてしまうも
のであつた。
また、従来のスプールは芯に穿設した穴が丸く
大きいため、単に線材の先端を穴に挿入しただけ
では線材が穴から抜けてしまう。従つて、従来の
スプールでは線材の巻取前に線材の先端を鉤状に
屈曲させて、該屈曲部を穴に引つ掛けなければな
らず、線材の屈曲作業という手間を必要としてい
たものである。
〔課題を解決するための手段〕
本考案者はスプールの芯に穿設する穴に角度を
付ければ従来の丸い穴における欠点を解消できる
ことに着目して本考案を完成させた。
本考案は、芯に穿設した穴は二辺以上の辺から
成り、そのうちの1辺は巻枠に沿つていて、他の
一辺は前記巻枠に沿つた辺と60度以下の角度をな
して穴を形成していることを特徴とする可撓性線
材用スプールである。
〔作用〕
穴の二辺がなす角度を60度以下にしておくと線
材は巻取る時の引つ張る力で二辺の間に喰込み線
材の先端を屈曲させなくとも芯に固定できる。
また、線材を角度のある穴に挿入して引つ張る
と線材は角を形成する辺に接触することから、一
辺を巻枠に沿うようにしておけば線材は当然巻枠
に接触するようになる。
〔実施例〕
スプールは芯2の両端に巻枠3,3が設置され
ており、芯の端部、即ち巻枠を設置した隅部には
二辺以上の辺からなる穴4が穿設されている。該
穴の一辺5は巻枠3に沿つており、他の一辺6は
巻枠に沿つた辺5と或る角度αをなして穴を形成
している。或る角度αとは60度以下の角度であ
る。
穴の形状は二辺で角を形成するものであれば如
何なる形状でもよい。たとえば、角の対する部分
が巻枠に直角となつた直角三角形、或いは角の対
する部分が円弧であるような穴でも採用できる。
〔考案の効果〕
本考案のスプールは巻始めの線材が必ず巻枠に
接触するため、巻枠と線材との間に隙間のできる
ことがなく最後まで整列した状態で巻き取れるも
のであり、また線材の先端を穴に挿入するだけで
線材が穴の二辺に喰い込むことから線材の芯への
固定が容易となる等、従来のスプールにない優れ
た効果を有している。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案のスプールの斜視図、第2図は
同要部拡大図、第3図は本考案スプールにおける
線材の巻始め状態を説明する図、第4図は従来の
スプールにおける線材の巻始め状態を説明する図
である。 1……スプール、2……芯、3……巻枠、4…
…穴、S……線材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 芯に穿設した穴は二辺以上の辺から成り、その
    うちの一辺は巻枠に沿つていて、他の一辺は前記
    巻枠に沿つた辺と60度以下の角度をなして穴を形
    成していることを特徴とする可撓性線材用スプー
    ル。
JP16043188U 1988-12-12 1988-12-12 Expired - Lifetime JPH0543010Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP16043188U JPH0543010Y2 (ja) 1988-12-12 1988-12-12

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JP16043188U JPH0543010Y2 (ja) 1988-12-12 1988-12-12

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Publication Number Publication Date
JPH0280671U JPH0280671U (ja) 1990-06-21
JPH0543010Y2 true JPH0543010Y2 (ja) 1993-10-28

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ITVI20080074A1 (it) * 2008-03-28 2009-09-29 Gimax S R L Rocchetto per macchina automatica di ribobinatura a spire accostate
JP5209371B2 (ja) * 2008-05-21 2013-06-12 株式会社クレハ スプール
JP2010063428A (ja) * 2008-09-12 2010-03-25 Ygk:Kk 長尺体用スプール

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JPH0280671U (ja) 1990-06-21

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