JPH0542953B2 - - Google Patents
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- JPH0542953B2 JPH0542953B2 JP62298484A JP29848487A JPH0542953B2 JP H0542953 B2 JPH0542953 B2 JP H0542953B2 JP 62298484 A JP62298484 A JP 62298484A JP 29848487 A JP29848487 A JP 29848487A JP H0542953 B2 JPH0542953 B2 JP H0542953B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cloth
- moisture
- small holes
- present
- diameter
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
Links
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Landscapes
- Laminated Bodies (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
［技術分野］
本発明は、壁の表面材あるいは天井の表面材と
して用いられるクロスに関する発明である。
して用いられるクロスに関する発明である。
［背景技術］
従来塩化ビニールクロス（表面シートが塩化ビ
ニール製で裏面に裏打紙が積層して構成してあ
る）は透湿性がないことから、室内の壁や天井の
内装表面の吸放湿性がなくなり、その結果、室内
が高湿度になり結露、かび、ダニ等の発生の原因
となつていた。また透湿性を有するクロムもある
が、一般の塩化ビニールクロスに比べて価格が高
いという問題があつた。
ニール製で裏面に裏打紙が積層して構成してあ
る）は透湿性がないことから、室内の壁や天井の
内装表面の吸放湿性がなくなり、その結果、室内
が高湿度になり結露、かび、ダニ等の発生の原因
となつていた。また透湿性を有するクロムもある
が、一般の塩化ビニールクロスに比べて価格が高
いという問題があつた。
［発明の目的］
本発明は、上記の点に鑑みて発明したものであ
つて、その目的とするところは、安価で透湿性を
有する吸放湿クロスを提供するにある。
つて、その目的とするところは、安価で透湿性を
有する吸放湿クロスを提供するにある。
［発明の開示］
本発明の吸放湿クロスは、合成樹脂製の表面シ
ート１を有するクロス３に直径が0.02〜0.2mmの
小孔４を１mm以下のピツチで多数穿孔して成るこ
とを特徴とするものであつて、このような構成を
採用することで、上記した従来の問題点を解決し
て本発明の目的を達成したものである。すなわち
本発明にあつては、クロス３に多数の小孔４を穿
孔することで、小孔４を通つて吸放湿ができ、室
内の湿度変動を抑え、結露やカビの発生を防止で
きるようになつたものである。
ート１を有するクロス３に直径が0.02〜0.2mmの
小孔４を１mm以下のピツチで多数穿孔して成るこ
とを特徴とするものであつて、このような構成を
採用することで、上記した従来の問題点を解決し
て本発明の目的を達成したものである。すなわち
本発明にあつては、クロス３に多数の小孔４を穿
孔することで、小孔４を通つて吸放湿ができ、室
内の湿度変動を抑え、結露やカビの発生を防止で
きるようになつたものである。
以下本発明を添付図面に示す実施例により詳述
する。
する。
クロス３は合成樹脂製の表面シート１の裏面に
裏打紙２を積層して構成してあり、合成樹脂製の
表面シート１としては例えば塩化ビニール樹脂に
より形成してある。このクロス３に第３図に示す
ような外周に多数の針５を植設した針ロール６に
より多数の小孔４を穿孔して本発明に係る吸放湿
クロスが形成してある。上記のような構成の吸放
湿クロスが石膏ボードのような吸放湿力の大きな
下地材７に取着されて壁や天井の内装となるもの
であり、クロス３の多数の小孔４で透湿し、室内
を調湿するものである。このようにクロス３に透
湿性を持たせることにより下地材７が吸放湿性の
大きいものであれば室内の調湿ができることとな
る。
裏打紙２を積層して構成してあり、合成樹脂製の
表面シート１としては例えば塩化ビニール樹脂に
より形成してある。このクロス３に第３図に示す
ような外周に多数の針５を植設した針ロール６に
より多数の小孔４を穿孔して本発明に係る吸放湿
クロスが形成してある。上記のような構成の吸放
湿クロスが石膏ボードのような吸放湿力の大きな
下地材７に取着されて壁や天井の内装となるもの
であり、クロス３の多数の小孔４で透湿し、室内
を調湿するものである。このようにクロス３に透
湿性を持たせることにより下地材７が吸放湿性の
大きいものであれば室内の調湿ができることとな
る。
ところで、本発明において吸放湿力をもたせる
ための小孔４の条件としては、吸放湿が小孔４を
通して行なわれるため小孔４の周辺しか吸放湿に
関与しないため小孔４の数をできるだけ多くする
必要がある。これらのことを考慮すると例えば小
孔４は直径が0.02〜0.2mmの小孔４のピツチは１
mm以下とするのが好ましい。小孔４の直径が0.02
mmより小さいと小孔４が小さすぎて吸放湿がなく
なり、また小孔４の直径が0.2mmより大きいとク
ロス３を貼る場合のりが小孔４からはみ出す可能
性がある。さらに吸水性樹脂（例；デンプン−ア
クリル酸塩のグラフト重合体、架橋ポリアクリル
酸塩）を合成樹脂の３％〜10％混入することによ
り吸放湿量は増大する。
ための小孔４の条件としては、吸放湿が小孔４を
通して行なわれるため小孔４の周辺しか吸放湿に
関与しないため小孔４の数をできるだけ多くする
必要がある。これらのことを考慮すると例えば小
孔４は直径が0.02〜0.2mmの小孔４のピツチは１
mm以下とするのが好ましい。小孔４の直径が0.02
mmより小さいと小孔４が小さすぎて吸放湿がなく
なり、また小孔４の直径が0.2mmより大きいとク
ロス３を貼る場合のりが小孔４からはみ出す可能
性がある。さらに吸水性樹脂（例；デンプン−ア
クリル酸塩のグラフト重合体、架橋ポリアクリル
酸塩）を合成樹脂の３％〜10％混入することによ
り吸放湿量は増大する。
なお、通常の塩化ビニール樹脂製の表面シート
の裏面に裏打紙を積層した従来のクロスを石膏ボ
ード製の下地材に取着した場合と、本発明の通常
の塩化ビニール樹脂製の表面シート１の裏面に裏
打紙２を積層したクロス３に直径約0.1mmの小孔
４を１mmのピツチで穿孔したものを石膏ボード製
の下地材７に取着した場合とを比べた場合本発明
の方が吸放湿力が約５倍以上であつた。またこれ
に吸水性樹脂を混入したものは約７倍であつた。
の裏面に裏打紙を積層した従来のクロスを石膏ボ
ード製の下地材に取着した場合と、本発明の通常
の塩化ビニール樹脂製の表面シート１の裏面に裏
打紙２を積層したクロス３に直径約0.1mmの小孔
４を１mmのピツチで穿孔したものを石膏ボード製
の下地材７に取着した場合とを比べた場合本発明
の方が吸放湿力が約５倍以上であつた。またこれ
に吸水性樹脂を混入したものは約７倍であつた。
［発明の効果］
本発明にあつては、叙述のように合成樹脂製の
表面シートを有するクロスに多数の小孔を穿孔し
てあるので、小孔を通して吸放湿ができて室内の
湿度変動を抑える効果があり、この結果結露、か
び、ダニ等の発生を防止できることとなる。特
に、小孔の直径が0.2mmより小さいと小孔が小さ
すぎて吸放湿がなくなり、また、小孔の直径が
0.2mmより大きいとクロスを貼る場合のりが小孔
からはみ出す可能性があるが、本発明において
は、合成樹脂製の表面シートを有するクロスに直
径が0.02〜0.2mmの小孔を多数穿孔したので、放
吸湿が十分に行え且つクロスを貼る場合のりが小
孔からはみ出すおそれがなく、しかも、吸放湿は
小孔を通して行われるため小孔の周辺しか吸放湿
に関与しないが、本発明においては直径が0.02〜
0.2mmの小孔を１mm以下のピツチで多数穿孔した
ので、ほぼ全面が小孔による吸放湿に関与するこ
とになる。この結果、本発明によれば、クロスを
貼る際にのりがはみ出すことがなく、しかも、全
面にわたつて良好に吸放湿するクロスを提供でき
るのである。しかも、小孔を穿孔するだけでよい
ので簡単に吸放湿性を付与でき、低価格の透湿性
を有するクロスを提供できるものである。
表面シートを有するクロスに多数の小孔を穿孔し
てあるので、小孔を通して吸放湿ができて室内の
湿度変動を抑える効果があり、この結果結露、か
び、ダニ等の発生を防止できることとなる。特
に、小孔の直径が0.2mmより小さいと小孔が小さ
すぎて吸放湿がなくなり、また、小孔の直径が
0.2mmより大きいとクロスを貼る場合のりが小孔
からはみ出す可能性があるが、本発明において
は、合成樹脂製の表面シートを有するクロスに直
径が0.02〜0.2mmの小孔を多数穿孔したので、放
吸湿が十分に行え且つクロスを貼る場合のりが小
孔からはみ出すおそれがなく、しかも、吸放湿は
小孔を通して行われるため小孔の周辺しか吸放湿
に関与しないが、本発明においては直径が0.02〜
0.2mmの小孔を１mm以下のピツチで多数穿孔した
ので、ほぼ全面が小孔による吸放湿に関与するこ
とになる。この結果、本発明によれば、クロスを
貼る際にのりがはみ出すことがなく、しかも、全
面にわたつて良好に吸放湿するクロスを提供でき
るのである。しかも、小孔を穿孔するだけでよい
ので簡単に吸放湿性を付与でき、低価格の透湿性
を有するクロスを提供できるものである。
第１図は本発明の一実施例の平面図、第２図は
同上の施工状態の断面図、第３図はクロスに小孔
を穿孔する実施例の説明図であつて、１は表面シ
ート、３はクロス、４は小孔である。
同上の施工状態の断面図、第３図はクロスに小孔
を穿孔する実施例の説明図であつて、１は表面シ
ート、３はクロス、４は小孔である。
Claims (1)
- １ 合成樹脂製の表面シートを有するクロスに直
径が0.02〜0.2mmの小孔を１mm以下のピツチで多
数穿孔して成ることを特徴とする吸放湿クロス。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62298484A JPH01139246A (ja) | 1987-11-26 | 1987-11-26 | 吸放湿クロス |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62298484A JPH01139246A (ja) | 1987-11-26 | 1987-11-26 | 吸放湿クロス |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH01139246A JPH01139246A (ja) | 1989-05-31 |
| JPH0542953B2 true JPH0542953B2 (ja) | 1993-06-30 |
Family
ID=17860299
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP62298484A Granted JPH01139246A (ja) | 1987-11-26 | 1987-11-26 | 吸放湿クロス |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH01139246A (ja) |
Citations (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5331772A (en) * | 1976-09-06 | 1978-03-25 | Tokiwa Leather Industrial Co | Process for manufacture of porous and waterrabsorbent wall material of synthetic resin foam |
| JPS5333283A (en) * | 1976-09-07 | 1978-03-29 | Tokiwa Leather Industrial Co | Method of producing wall decorative material of foamed synthetic resin having gassand water permeability |
| JPS54148084A (en) * | 1978-05-09 | 1979-11-19 | Kyowa Leather Cloth | Method of making wall decorative material |
| JPS5711025B2 (ja) * | 1975-04-02 | 1982-03-02 | ||
| JPS62231740A (ja) * | 1986-04-01 | 1987-10-12 | 日本ビニル工業株式会社 | 吸放湿性ビニル壁装材及びその製造方法 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5711025U (ja) * | 1980-06-25 | 1982-01-20 |
-
1987
- 1987-11-26 JP JP62298484A patent/JPH01139246A/ja active Granted
Patent Citations (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5711025B2 (ja) * | 1975-04-02 | 1982-03-02 | ||
| JPS5331772A (en) * | 1976-09-06 | 1978-03-25 | Tokiwa Leather Industrial Co | Process for manufacture of porous and waterrabsorbent wall material of synthetic resin foam |
| JPS5333283A (en) * | 1976-09-07 | 1978-03-29 | Tokiwa Leather Industrial Co | Method of producing wall decorative material of foamed synthetic resin having gassand water permeability |
| JPS54148084A (en) * | 1978-05-09 | 1979-11-19 | Kyowa Leather Cloth | Method of making wall decorative material |
| JPS62231740A (ja) * | 1986-04-01 | 1987-10-12 | 日本ビニル工業株式会社 | 吸放湿性ビニル壁装材及びその製造方法 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH01139246A (ja) | 1989-05-31 |
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