JPH0542830U - ガスケツト用ビード板 - Google Patents
ガスケツト用ビード板Info
- Publication number
- JPH0542830U JPH0542830U JP10101991U JP10101991U JPH0542830U JP H0542830 U JPH0542830 U JP H0542830U JP 10101991 U JP10101991 U JP 10101991U JP 10101991 U JP10101991 U JP 10101991U JP H0542830 U JPH0542830 U JP H0542830U
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- JP
- Japan
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- bead
- seal
- shape
- surface pressure
- portions
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- Granted
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- Gasket Seals (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 シールビードがT字状に交差するビード交差
部において、均一で切れ目の無い面圧を発生させること
により、交差するシールビード間において面圧を連続さ
せること。 【構成】 シールビードにおける複数のビード部分15
a,15b,15cが直角か又は直角に近い角度をもっ
て実質的にT字形に交わるビード交差部16において、
第1のビード部分15aと、該第1のビード部分を挟ん
で対向端が一直線上に位置する第2及び第3のビード部
分15b,15cとを、それぞれのビード部分からY字
形に広がるビード連結部17a,17b,17c,17
dを介して相互に連結した。ビード交差部16において
発生する面圧は、各ビード連結部17a〜17dの頂部
のシール線18a,18b,18c,18dに沿ってY
字形に広がって均一且つ切れ目なく発生し、この結果、
各ビード部分15a,15b,15c間において面圧が
連続する。
部において、均一で切れ目の無い面圧を発生させること
により、交差するシールビード間において面圧を連続さ
せること。 【構成】 シールビードにおける複数のビード部分15
a,15b,15cが直角か又は直角に近い角度をもっ
て実質的にT字形に交わるビード交差部16において、
第1のビード部分15aと、該第1のビード部分を挟ん
で対向端が一直線上に位置する第2及び第3のビード部
分15b,15cとを、それぞれのビード部分からY字
形に広がるビード連結部17a,17b,17c,17
dを介して相互に連結した。ビード交差部16において
発生する面圧は、各ビード連結部17a〜17dの頂部
のシール線18a,18b,18c,18dに沿ってY
字形に広がって均一且つ切れ目なく発生し、この結果、
各ビード部分15a,15b,15c間において面圧が
連続する。
Description
【0001】
本考案は、内燃機関用の金属積層形ガスケット等に使用されるビード板に関す るものである。
【0002】
例えば、内燃機関のシリンダヘッドガスケット等として用いられる金属積層形 ガスケットでは、積層される金属薄板のうちの少なくとも一枚をシールビードを 備えたビード板とし、該ビード板におけるシールビードによってシリンダ穴、水 穴、油穴などの流体流通穴の周囲、あるいはその他のシールを必要とする箇所の ガス洩れ、液体洩れ等を防止している。
【0003】 ところが、このようにシールビードを備えたガスケットにおいては、該シール ビードが単純な均一幅の一条ビードで形成されている場合には問題ないが、例え ば、図4に示すように、シリンダ穴周囲のシールビード1と水穴周囲のシールビ ード2とがT字状に交差している場合には、それらのビード交差部3において面 圧が均一に発生しにくく、各シールビード1,2間の面圧1a,2aが不連続な 状態になり易いという欠点があった。このことは、感圧試験紙を使用した感圧実 験で確認されている。
【0004】
本考案の課題は、シールビードがT字状に交差するビード交差部において、均 一で切れ目の無い面圧を発生させることにより、交差するシールビード間におい て面圧を連続させることにある。
【0005】
そこで本考案者等は、上記課題を解決すべく鋭意研究の結果、シールビードの 交差部において、交差する各ビード部分をY字形に広がるビード連結部を介して 相互に連結することにより、均一で切れ目の無い面圧を発生させて各ビード部分 間で面圧を連続させ得ることを見出し、本考案をなすに至ったものである。
【0006】 即ち本考案は、シールビードにおける第1のビード部分と、該第1のビード部 分を挟んで対向端が一直線上に位置する第2及び第3のビード部分とが、実質的 にT字形に交わるビード交差部において、各ビード部分を、Y字形に広がるビー ド連結部を介して相互に連結したことを特徴とするものである。
【0007】
図1は本考案に係るビード板の実施例の一部を示している。このビード板10 は、金属積層形ガスケットの中板として用いたり、単体でガスケットを構成する もので、シリンダ穴11、冷却水流通用の水穴12、オイル流通用の油穴13、 締付けボルト挿通用のボルト穴14等を有し、これらの穴の周囲には、シール部 の面圧を高めるためのシールビード15が形成されている。
【0008】 上記シールビード15における複数のビード部分15a,15b,15cが直 角か又は直角に近い角度をもって実質的にT字形に交わるビード交差部16にお いては、図2に詳細に示すように、第1のビード部分15aと、該第1のビード 部分を挟んで対向端が一直線上に位置する第2及び第3のビード部分15b,1 5cとが、それぞれのビード部分からY字形に広がるビード連結部17a,17 b,17c,17dを介して相互に連結されている。
【0009】 上記の如く構成されたビード板10について、感圧試験紙を用いた感圧実験を 行ったところ、ビード交差部16において発生する面圧は、図2にシール線18 a,18b,18c,18dとして示すように、各ビード連結部17a〜17d の頂部に沿ってY字形に広がり、均一且つ切れ目なく発生する。この結果、各ビ ード部分15a,15b,15c間において面圧が連続することになる。
【0010】 上記ビード連結部17a〜17dは、図示の如く一部に直線部分を含んでいて も、全体が円弧状に湾曲していても良く、また、交差するビード部分15a,1 5b,15cの幅が互いに同じであっても、違っていても構わない。
【0011】 上記実施例では、各ビード連結部17a〜17dをビード部分15a〜15c と同じ溝形断面とすることにより、ビード交差部16のシール線18a〜18d で囲まれた部分に窪み19を形成しているが、このような窪みを形成することな く、図3に示すように、シール線18a〜18dで囲まれた部分全体を平面20 に形成しても良い。また、このようにシール線18a〜18dで囲まれた部分を 窪み19とする場合でも、平面20とする場合でも、それらの中央部に、図3に 鎖線で示すように、適宜形状の穴又は切込みからなる切断加工部21を形成して おくことができる。この切断加工部21は、ビード交差部16に自由度を保持さ せて締付け時の応力を均等に分散させる働きをし、均等な面圧を発生させるのに 有効である。
【0012】
以上に詳述した本考案によれば、シールビードの交差部において、交差する各 ビード部分をY字形に広がるビード連結部を介して相互に連結することにより、 均一で切れ目の無い面圧を発生させて各ビード部分間で面圧を連続させることが できる。
【図1】本考案に係るビード板の部分平面図である。
【図2】図1のビード板の要部拡大図である。
【図3】本考案のビード板の異なるビード交差部の例を
示す要部平面図である。
示す要部平面図である。
【図4】従来のビード板の要部平面図である。
10 ビード板 15 シールビ
ード 15a〜15c ビード部分 16 ビード交
差部 17a〜17d ビード連結部
ード 15a〜15c ビード部分 16 ビード交
差部 17a〜17d ビード連結部
Claims (1)
- 【請求項1】 シールビードにおける第1のビード部分
と、該第1のビード部分を挟んで対向端が一直線上に位
置する第2及び第3のビード部分とが、実質的にT字形
に交わるビード交差部において、各ビード部分を、Y字
形に広がるビード連結部を介して相互に連結したことを
特徴とするガスケット用ビード板。
Priority Applications (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991101019U JP2512239Y2 (ja) | 1991-11-12 | 1991-11-12 | ガスケット用ビ―ド板 |
US07/809,176 US5170927A (en) | 1990-12-20 | 1991-12-18 | Metal plate with intersecting beads |
EP91311929A EP0493953B1 (en) | 1990-12-20 | 1991-12-23 | A metal plate with intersecting beads |
DE1991615240 DE69115240T2 (de) | 1990-12-21 | 1991-12-23 | Metallplatte mit sich kreuzenden Wülsten. |
ES91311929T ES2080265T3 (es) | 1990-12-20 | 1991-12-23 | Placa metalica con nervios que se cortan. |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991101019U JP2512239Y2 (ja) | 1991-11-12 | 1991-11-12 | ガスケット用ビ―ド板 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0542830U true JPH0542830U (ja) | 1993-06-11 |
JP2512239Y2 JP2512239Y2 (ja) | 1996-09-25 |
Family
ID=14289496
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1991101019U Expired - Fee Related JP2512239Y2 (ja) | 1990-12-20 | 1991-11-12 | ガスケット用ビ―ド板 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2512239Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009070792A (ja) * | 2007-09-14 | 2009-04-02 | Hyundai Motor Co Ltd | 燃料電池スタックのガスケット |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63166651U (ja) * | 1987-04-21 | 1988-10-31 | ||
JPH0187363U (ja) * | 1987-12-03 | 1989-06-09 |
-
1991
- 1991-11-12 JP JP1991101019U patent/JP2512239Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63166651U (ja) * | 1987-04-21 | 1988-10-31 | ||
JPH0187363U (ja) * | 1987-12-03 | 1989-06-09 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009070792A (ja) * | 2007-09-14 | 2009-04-02 | Hyundai Motor Co Ltd | 燃料電池スタックのガスケット |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2512239Y2 (ja) | 1996-09-25 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |