JPH0542761A - レーザマーカ - Google Patents

レーザマーカ

Info

Publication number
JPH0542761A
JPH0542761A JP22648191A JP22648191A JPH0542761A JP H0542761 A JPH0542761 A JP H0542761A JP 22648191 A JP22648191 A JP 22648191A JP 22648191 A JP22648191 A JP 22648191A JP H0542761 A JPH0542761 A JP H0542761A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
font
mask
liquid crystal
mirror
galvano
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP22648191A
Other languages
English (en)
Inventor
Masakazu Nakano
正和 中野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
Priority to JP22648191A priority Critical patent/JPH0542761A/ja
Publication of JPH0542761A publication Critical patent/JPH0542761A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【目的】 レーザマーカにおけるパターン表示をシーケ
ンシャルに行うことにより、フォントマスクの温度上昇
を防止する。 【構成】 ガラス製のフォントマスクから液晶のフォン
トマスク6に置き換えてある。フォント選択ガルバノミ
ラー4はシーケンスドライバ14に接続されており、シ
ーケンスが一巡すると液晶上のフォントパターンを書き
換えて使用する。液晶材料は光散乱型のものを使用し、
文字パターンを発生するには空間帯域制限開口1を用い
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体ICやトランジ
スタなどに型名や商標などをマーキングするレーザマー
カに関するもので、特にタイプライタのように1文字ず
つ文字を拾いながらマーキングするタイプのレーザマー
カの文字パターンを収納するマスクに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のレーザマーカは、ガラス
基板上に文字や商標のパターンを5×5〜9×9のマト
リック状に配列したマスクを使用していた。
【0003】レーザマーカの構成は図2に示すように、
Nd:YAGレーザヘッド1から出射されたレーザビー
ムを2枚の光軸調整ミラー2とエキスパンダ3を通し
て、XY2軸のビームスキャンを行う一組のフォント選
択ガルバノミラー4に導くと共に、コリメータレンズ5
により光軸に平行な光束をフォントマスク6上の文字パ
ターンの例えば“A”を照射し、別のXY2軸のビーム
スキャンを行う一組のスキャン用ガルバノミラー7によ
り製品9上の所定の位置にフォントマスク6上のパター
ン“A”を結像レンズ8により縮小結像するものであ
る。この方式をマスクスキャンタイプと呼ぶ。
【0004】また、11はホストコンピュータ、12は
ガルバノミラードライバである。
【0005】このフォントマスク6はあらかじめフォト
エッチングにより作成しておく必要があり、文字パター
ンの変更や商標などのように品種ごとの切換えが頻発す
れば、その都度マスクを手動で交換する煩わしさがあ
り、完全な自動化を阻む要因となっている。
【0006】また、フォントマスク上の同一パターンを
選択する場合、即ち“11111”のような型番をマー
クする場合には、レーザビーム照射によるマスクの温度
上昇が避けられず、このためマスクには高い耐光性が要
求され高価なものとなる。
【0007】ガラス以外のマスクには、銅やステンレス
板に文字パターンをエッチングするステンシルマスク
や、液晶表示素子を用いる液晶マスクがある。特に後者
の液晶マスクは、本発明者による特願昭58−8526
8号の“レーザ加工装置”にも取り上げており、現在実
用化しているものは次のような構成で使用される。
【0008】電界効果型液晶を用いたコンピュータディ
スプレイに用いられているような透過型マトリックス駆
動の液晶素子に直線偏向のNd:YAGレーザビームを
楕円のビーム形状で照射し、検光子に導入後、マスク上
にコンピュータで作成した文字パターンをイメージとし
て取り出し、結像レンズで製品上に縮小照射してマーキ
ングする。
【0009】現在実用化されている方式は前述のマスク
スキャンタイプのようなビームスキャン機構がない一般
的な固定のマーキング光学機構が採用されている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】この従来の液晶マスク
は、レーザビームを繰返して照射し高速にマーキングし
ようとすると、マスク面でのレーザビームの吸収があ
り、素子の温度上昇が発生し易い。
【0011】実験的には10パルス/秒の繰返しでは、
数パルスの照射で温度が上がり、液晶表示のコントラス
トが低減する。冷却を充分に行って数分から30分程度
の耐久性を得られたが、実用的に使用するには問題が多
い。
【0012】また、大きなICなどへの適用を考慮する
と、レーザパワーの増大と同時に液晶素子の大型化も図
らなければならず、素子開発技術への負担も大きい。
【0013】また直線偏向を利用するため、高出力(通
常の2倍以上の出力)のレーザが必要である。
【0014】また、固定のガラスマスクを用いる方式は
前述のように手動操作がマスクの交換に伴うため、自動
化の障害となっており、また、マスクをあらかじめ用意
しなければならないことから、パターンの変更に際し
て、液晶マスクのような柔軟性を欠くという欠点があ
る。
【0015】本発明の目的は、前記課題を解決したレー
ザマーカを提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明に係るレーザマーカにおいては、Nd:YA
Gレーザヘッドから出射されたレーザビームを光軸調整
ミラー,エキスパンダ,フォント選択ガルバノミラー及
びコリメータレンズを通して導入し、フォントマスク上
のフォントパターンを選択し、スキャン用ガルバノミラ
ーと結像レンズを介して製品上にレーザマーキングを行
うレーザマーカであって、前記フォントマスクが光散乱
型熱書込型液晶ライトバルブを用いた液晶フォントマス
クであり、該液晶ライトバルブの読出し手段として空間
帯域制限開口がスキャン用ガルバノミラーの間に設けら
れており、フォント選択ガルバノミラーは、フォントマ
スク上を一定の順序でシーケンシャルに移動させるガル
バノミラードライバに接続し、ホストコンピュータによ
り、液晶ドライバと上記フォント選択及びスキャン用ガ
ルバノミラーのドライバ回路を制御する構成としたもの
である。
【0017】
【作用】本発明では、電界効果型液晶の代りに熱書込型
の光散乱型液晶を使用し、マトリックス電極により任意
パターンを発生できる構造とした液晶マスクで、マスク
スキャンタイプのフォントマスクを構成すると共に、光
散乱型効果で文字パターンを発生するために光束が一点
に集中するスキャン用ガルバノメータの間に開口を設け
た構成とする。
【0018】フォント選択ガルバノミラーのスキャン
は、フォントマスク上を一定のパターンで選択し、例え
ば100文字/秒でマーキングする場合に5×5のマト
リックス状に配列した液晶を250msec周期で選択
し、液晶の温度上昇を避けると共に、レーザビーム通過
後直ちにパターンを書き換えることにより任意の文字や
商標をマスク交換なしでマーキングできる。
【0019】250msecのパターン交換周期である
ことから、マトリックスの1パターンを例えば32×3
2のドットマトリックスで構成し、10msecの書き
込みを要しても上下同時に書き込めば約160msec
で文字パターンを発生でき、実用上問題ない高速応答が
得られる。
【0020】
【実施例】次に本発明について図を用いて説明する。
【0021】(実施例1)図1は、本発明の一実施例に
係るレーザマーカを示す構成図である。
【0022】図1において、本発明では、基本構成は図
2に示すマスクスキャンタイプと同様であり、Nd:Y
AGレーザヘッド1と、光軸調整ミラー2と、エキスパ
ンダ3と、フォント選択ガルバノミラー4と、コリメー
タレンズ5とから構成されている。
【0023】本発明では、フォントマスク6がガラスマ
スクであるのに対し、光散乱型熱書込タイプの液晶素子
を使用する。スキャン用ガルバノミラーの間のビームが
一点に集光される箇所に空間帯域制限開口10を設け
る。これは、空間帯域制限開口10によるパターンを形
成するためである。このパターンは、結像レンズ8によ
り製品9上に焼付けられる。
【0024】また、フォント選択ガルバノミラー4はフ
ォントマスク6上を一定の順序でシーケンシャルに移動
させるガルバノミラーシーケンスドライバ14に接続さ
れている。
【0025】また、液晶フォントマスクは液晶ドライバ
13に接続され、かつ冷却装置15が装備されている。
【0026】また、スキャン用ガルバノミラー7はガル
バノミラードライバ12に接続されている。
【0027】ホストコンピュータ11は、ガルバノミラ
ードライバ12,液晶ドライバ13,ガルバノミラーシ
ーケンスドライバ14を、駆動制御する。
【0028】レーザビームはエキスパンダ3によりフォ
ントマスク6上で約φ4mmとなるような発散光とし、
コリメータレンズ5で平行光束する。この光束はフォン
ト選択ガルバノミラー4の間の一点から発散するよう出
射し、かつスキャン用ガルバノミラー7の間の一点に集
光する光学配置となる。
【0029】結像レンズ8は裏側の像面がフォントマス
ク6に、前側の像面が製品9にくるように配置されてい
る。
【0030】図3は液晶フォントマスク上のフォント選
択の手順を示す一例であり、5×5のマトリックス上に
32×32画素で構成される液晶ライトバルブが搭載さ
れている。
【0031】液晶フォントマスク6は図3(a)に示す
ように、列電極52と行電極51とを含んでいる。ま
た、液晶セルは図3(b)に示すようにガラス基板54
a,54bと、液晶54cと消去用対向電極53とを含
んでいる。
【0032】マトリックスNo.1の画素を上下16行
ずつに分割し、1行ずつ列,1行分の表示データを送
り、ヒートパルスを約10msec印加して、スメクテ
ィック液晶を光散乱させることにより32×32画素を
160msecで書込む。
【0033】次にNo.2のセルを同様の手順で書き込
み、No.3からNo.25まで液晶表示させる。
【0034】13はホストコンピュータ11から指令を
受けて上記の液晶駆動を行う液晶ドライバであり、書き
込みセルから順次No.1…No.25の順序でフォン
ト選択ガルバノミラー4のスキャン後セルを照射し、ス
キャン用ガルバノミラー7で製造9の所定位置にビーム
を位置決めしてマーキングする。
【0035】フォント選択はNo.1…No.25の一
定のシーケンスで制御すれば良く、ホストコンピュータ
11でなくても、スキャンドライバで十分駆動できるの
でホストコンピュータのデータ処理負担はタイミング信
号の発生のみで済む。
【0036】ヒートパルスを10msecで発生させる
と、2順目まで書き込む場合は待ち時間が必要となる
が、通常のICでは20文字前後であり、ほぼ問題な
い。
【0037】さらに高速マーキングを行うには、8ms
ec以下のヒートパルスで書き込めば、250msec
以内に順次のデータの発生が完了できるので、100文
字/秒のマーキングも十分可能となる。
【0038】また、レーザ照射による温度上昇も毎秒4
パルスの照射しかない。液晶の消却はドットマトリック
スの対向電極を一面としてヒートパルスと整列用交流電
界を加えることにより、数msecで行える。
【0039】ホストコンピュータ11は、セルのタイミ
ング制御と、セルへのデータ送出と、スキャン用ガルバ
ノメータの制御を行えば良く、システムの構成が簡略で
きる。
【0040】(実施例2)図2は、本発明に係る液晶フ
ォントマスクの実施例2を示す平面図である。
【0041】各セル6aから引き出される列電極52は
個々のセルに独立して電圧を印加でき、行電極51は同
一行に対し各行共通にドライブできる構造である。全て
のセルを同時に書き込むことができる構造であり、実施
例1のようにセル毎に順次書き込むものではない。
【0042】従って、5×5以上のマトリックスでも、
32×32ドットマトリックスでパターンを構成する場
合、10msecのヒートパルスで書き込むと、160
msecで全パターンが形成できる。ただし、パターン
を全て書き換えて引き続きマーキングする場合には16
0msecの開き時間が生じてしまうが、データの制御
は簡略化でき、液晶ドライバも簡略化できる利点があ
る。
【0043】この場合、セル外のマトリックスの交点は
絶縁分離層55で絶縁分離された構成を必要とする。
【0044】
【発明の効果】以上のように本発明は、液晶フォントマ
スクのもつパターンの発生の柔軟性と、マスクスキャン
タイプのレーザマーカのパターン選択の柔軟性の両者の
特性を利用しつつ、液晶マスクのもつ耐熱性の低さと、
マスクスキャン方式のマスク交換の不便さとを補いつ
つ、従来の電界効果型液晶のレーザ利用効率の低さの欠
点も補えるので、レーザマーカとしても理想的な構成と
なる。
【0045】実用上液晶マスクは、長時間の使用にあた
っては冷却装置も構成要素の一つとなる。光散乱型の液
晶マスクを用いているために光学系にも散乱光を遮断す
る空間帯域制御用開口を追加するだけで、マスクスキャ
ンタイプの光学系がほとんどそのまま使用でき、スキャ
ン方式も簡略化できる。また実施例2によれば、液晶の
ドライバも簡略化できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す構成図である。
【図2】従来例を示す構成図である。
【図3】本発明における液晶マスクの実施例1を示す図
である。
【図4】本発明における液晶マスクの実施例2を示す図
である。
【符号の説明】
1 Nd:YAGレーザヘッド 2 光軸調整ミラー 3 エキスパンダ 4 フォント選択ガルバノミラー 5 コリメータレンズ 6 フォントマスク 7 スキャン用ガルバノミラー 8 結像レンズ 9 製品 10 空間帯域制限開口 11 ホストコンピュータ 12 ガルバノミラードライバ 13 液晶ドライバ 14 ガルバノミラーシーケンスドライバ 15 冷却装置 51 行電極 52 列電極 53 消去用対向電極

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 Nd:YAGレーザヘッドから出射され
    たレーザビームを光軸調整ミラー,エキスパンダ,フォ
    ント選択ガルバノミラー及びコリメータレンズを通して
    導入し、フォントマスク上のフォントパターンを選択
    し、スキャン用ガルバノミラーと結像レンズを介して製
    品上にレーザマーキングを行うレーザマーカであって、 前記フォントマスクが光散乱型熱書込型液晶ライトバル
    ブを用いた液晶フォントマスクであり、該液晶ライトバ
    ルブの読出し手段として空間帯域制限開口がスキャン用
    ガルバノミラーの間に設けられており、 フォント選択ガルバノミラーは、フォントマスク上を一
    定の順序でシーケンシャルに移動させるガルバノミラー
    ドライバに接続し、 ホストコンピュータにより、液晶ドライバと上記フォン
    ト選択及びスキャン用ガルバノミラーのドライバ回路を
    制御する構成としたことを特徴とするレーザマーカ。
JP22648191A 1991-08-12 1991-08-12 レーザマーカ Pending JPH0542761A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22648191A JPH0542761A (ja) 1991-08-12 1991-08-12 レーザマーカ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22648191A JPH0542761A (ja) 1991-08-12 1991-08-12 レーザマーカ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0542761A true JPH0542761A (ja) 1993-02-23

Family

ID=16845779

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP22648191A Pending JPH0542761A (ja) 1991-08-12 1991-08-12 レーザマーカ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0542761A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1998023406A1 (fr) * 1996-11-29 1998-06-04 Komatsu Ltd. Procede et dispositif pour le marquage au laser et procede d'activation pour element a cristaux liquides
ES2325842A1 (es) * 2006-03-10 2009-09-21 Macsa Id, S.A. "equipo para marcado de rayos laser".

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1998023406A1 (fr) * 1996-11-29 1998-06-04 Komatsu Ltd. Procede et dispositif pour le marquage au laser et procede d'activation pour element a cristaux liquides
US6184917B1 (en) 1996-11-29 2001-02-06 Komatsu Ltd. Laser marking method and apparatus and liquid crystal element driving method
ES2325842A1 (es) * 2006-03-10 2009-09-21 Macsa Id, S.A. "equipo para marcado de rayos laser".

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0125692B1 (en) Laser machining apparatus
US5329090A (en) Writing on silicon wafers
JP2003127446A (ja) 可逆性感熱記録媒体の記録消去装置
GB2100046A (en) Liquid crystal display device associating two addressing modes
US4278981A (en) Optical printer
Dewey Laser-addressed liquid crystal displays
JPH0542761A (ja) レーザマーカ
US3349677A (en) Alpha numeric character printer
JP3263517B2 (ja) 液晶マスクマーカの駆動方法
JPH05200570A (ja) 液晶マスク式レーザマーキング方法及びその装置
JP2008041920A (ja) 平面表示装置の製造方法および平面表示装置
JP2000021696A (ja) レーザマーキング装置及びそれを用いたレーザマーキング方法
JP3139684B2 (ja) 情報出力装置の駆動方法
JPH0548883B2 (ja)
JPH03116016A (ja) 液晶表示装置
JPS6256931A (ja) 投写型液晶表示装置
Grover Hardware for visual information: Displays and systems
JPS59211016A (ja) レ−ザビ−ムパタ−ン発生装置
JP2502317B2 (ja) 画像形成装置
JPH06142951A (ja) レーザマーキングシステム
JP2005326543A (ja) シート媒体およびそれを用いた通信端末装置
JPH0348489B2 (ja)
JP2000187174A (ja) 画像表示装置および画像描画装置
JP2001117512A (ja) 表示装置
JP3326163B2 (ja) 情報出力装置