JPH0542756U - 遊動軸受装置 - Google Patents

遊動軸受装置

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JPH0542756U
JPH0542756U JP101402U JP10140291U JPH0542756U JP H0542756 U JPH0542756 U JP H0542756U JP 101402 U JP101402 U JP 101402U JP 10140291 U JP10140291 U JP 10140291U JP H0542756 U JPH0542756 U JP H0542756U
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hot water
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JP101402U
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睦了 甲斐
順一 伊藤
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石川島播磨重工業株式会社
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C23/00Bearings for exclusively rotary movement adjustable for aligning or positioning
    • F16C23/06Ball or roller bearings
    • F16C23/08Ball or roller bearings self-adjusting
    • F16C23/082Ball or roller bearings self-adjusting by means of at least one substantially spherical surface
    • F16C23/086Ball or roller bearings self-adjusting by means of at least one substantially spherical surface forming a track for rolling elements

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  • Rolls And Other Rotary Bodies (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ロールの始動時に遊動側ハウジングに高温発
生部による局部的に温度が高い部分が生じないようにし
て、遊動側のコロガリ軸受にスラスト力が作用しないよ
うにする。 【構成】 ロール荷重Wを受けるコロガリ軸受10を、
遊動側ハウジング11の滑り受け面16を介して軸方向
に移動可能に支持するようにした遊動軸受装置12にお
いて、前記遊動側ハウジング11の滑り受け面16近傍
における前記ロール荷重Wによって生じる高温発生部2
0を除く位置に、温水供給源27に連通する温水通路2
3を形成し、前記高温発生部20以外の部分を高温発生
部20と同じ温度になるように温める。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は特に広幅・高荷重のロールをスラスト力を逃して支持する遊動軸受装 置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
製紙機械の脱水工程には、図3に示すように、ワイヤ或いはキャンバスからな る前段の脱水帯1により運ばれてくる紙料2を後段の脱水帯3に受け渡すための ストーンロールと称されるロール4が備えられている。図中17は案内ロール、 18はプレスロールを示す。前記ロール4は、紙料2の剥離性が良好な石によっ て形成されており、近年の製紙機械の広幅化により長さ及び径が大型化して大重 量なものとなっている。又上記ロール4は、紙料2の温度(約80度前後)によ り温められしかもロール4は広幅である為に、前記した温度の変化により伸縮が 起こって軸方向の長さがかなり変化する。
【0003】 このようなロール4を支持するために、図4に示すように両端のロール軸部5 ,6の一方5には固定側のコロガリ軸受7と該コロガリ軸受7を支持する固定側 ハウジング8からなる固定軸受装置9を設け、他方のロール軸部6には遊動側の コロガリ軸受10と該コロガリ軸受10を支持する遊動側ハウジング11を有し た遊動軸受装置12を設けて、前記ロール4の伸縮を、遊動軸受装置12のコロ ガリ軸受10が軸方向に移動することにより許容するようにしている。通常はロ ール4の駆動側に前記固定軸受装置9を備え、作業側に遊動軸受装置12を備え るようにしている。
【0004】 前記固定側のコロガリ軸受7は固定側ハウジング8の支持部13により軸方向 に移動できないように拘束されており、又遊動側のコロガリ軸受10は該コロガ リ軸受10の外輪14と支持部15との間にX1+X2の隙間が形成されるよう になっており、これにより外輪14の外周面が遊動側ハウジング11の滑り受け 面16に沿って軸方向に前記X1+X2の範囲で移動することができるようにな っている。
【0005】 ロール4は前記したように非常に大きな重量を有している上に、図3に示すプ レスロール18とのニップ圧による大きな荷重を受けており、よって非常に大き な一定方向を向いたロール荷重Wが図4の軸受7,10を介して固定側ハウジン グ8及び遊動側ハウジング11に作用することになる。
【0006】 前記したように、大きなロール荷重Wが固定軸受装置9及び遊動軸受装置12 に作用すると、ロール4の回転始動時に、図5(A)(B)に示すように、軸受 7,10のロール荷重Wを受ける側の温度が上昇し、これにより軸受7,10を 介して軸受ロール荷重Wを受けているハウジング8,11の面に、温度等高線1 9の分布で示すような高温発生部20を生じることになる。このように、ハウジ ング8,11の一部に高温発生部20を生じると、他の温度が低い部分との温度 差によってハウジング8,11が図5(A)に二点鎖線で示すように楕円形に変 形しようとしてハウジング8,11が軸受ロール荷重Wの作用方向に軸受7,1 0を強く圧縮することになる。図中21は軸受7,10の内輪、22は軸受コロ を示す。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】
このようにハウジング8,11の変形による圧縮が生じても、固定軸受装置9 のコロガリ軸受7は移動しないので問題は殆どないが、遊動軸受装置12に備え られるコロガリ軸受10の外輪14は遊動側ハウジング11の滑り受け面16に よって締め付けられて軸方向の動きが拘束されることになるために、ロール4が 紙料2により温められて軸方向に伸びることにより生じるスラスト力が直接コロ ガリ軸受10の外輪14に作用することになって、コロガリ軸受10が焼付、振 動を生じる等の問題を有していた。
【0008】 本考案は、上記従来の問題点に鑑みてなしたもので、ロールの始動時に遊動側 ハウジングに高温発生部による局部的に温度が高い部分が生じないようにして、 遊動側のコロガリ軸受にスラスト力が作用しないようにした遊動軸受装置を提供 することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本考案は、ロール荷重を受けるコロガリ軸受を、遊動側ハウジングの滑り受け 面を介して軸方向に移動可能に支持するようにした遊動軸受装置において、前記 遊動側ハウジングの滑り受け面近傍における前記ロール荷重によって生じる高温 発生部を除く位置に、温水供給源に連通する温水通路を形成したことを特徴とす る遊動軸受装置、及びロール荷重を受けるコロガリ軸受を、遊動側ハウジングの 滑り受け面を介して軸方向に移動可能に支持するようにした遊動軸受装置におい て、前記遊動側ハウジングの滑り受け面近傍における前記ロール荷重によって生 じる高温発生部に、給水源に連通する冷却水通路を形成したことを特徴とする遊 動軸受装置、に係るものである。
【0010】
【作用】
請求項1の考案では、ロールの回転始動時に遊動側ハウジングの温水通路に温 水供給源からの温水を導いて遊動側ハウジングの高温発生部以外の部分を高温発 生部と同一温度になるように昇温すると、遊動側ハウジングに局部的な温度差に よる変形が生じなくなり、よって遊動側のコロガリ軸受の軸方向の移動が拘束さ れることが防止されてコロガリ軸受に無理なスラスト力が作用しなくなる。
【0011】 請求項2の考案では、ロールの回転始動時に遊動側ハウジングの冷却水通路に 給水源からの冷却水を導いて遊動側ハウジングの高温発生部を他の部分と同一温 度になるように冷却すると、遊動側ハウジングに局部的な温度差による変形が生 じなくなり、よって遊動側のコロガリ軸受の軸方向の移動が拘束されることが防 止されてコロガリ軸受に無理なスラスト力が作用しなくなる。
【0012】
【実施例】 以下本考案の実施例を図面を参照しつつ説明する。
【0013】 図1(A)(B)は請求項1の一実施例を示すもので、前記図5(A)(B) に示したものと同一のものには同一の符号を付して説明を省略する。
【0014】 図5(A)(B)と同様に、ロール荷重Wを受ける遊動側のコロガリ軸受10 を、遊動側ハウジング11の滑り受け面16を介して軸方向に移動可能に支持す るようにした遊動軸受装置12において、前記遊動側ハウジング11の滑り受け 面16近傍で、しかも前記ロール荷重Wによって生じる高温発生部20を除く位 置に、軸方向に延び軸方向端部で折曲がるように滑り受け面16に沿ってジグザ グ状に形成された温水通路23を設け、該温水通路23に、流量調節弁24を有 した温水供給管25を介して温水26を供給する温水供給源27を接続する。2 8は温水26の戻り管を示す。尚、温水供給源27は近くに利用できる温水があ る場合にはそれを利用するようにしても良く、又利用できるような温水が無い場 合には温水供給源27に加熱装置を備えて温水を循環使用するようにしても良い 。
【0015】 ロール4の回転始動時に、遊動側ハウジング11の温水供給管25に温水供給 源27からの温水26を導いて遊動側ハウジング11の高温発生部20以外の部 分を高温発生部20と同一温度になるように昇温すると、遊動側ハウジング11 に局部的に温度が高い部分がなくなるので温度差による変形が生じなくなる。従 って遊動側のコロガリ軸受10の軸方向の移動が拘束されることが防止されて、 コロガリ軸受10に無理なスラスト力が作用しなくなる。前記温水26による加 熱は継続して行っても良いが、所要の時間運転を行って遊動側ハウジング11全 体の温度が上昇して温度差による変形が問題にならなくなったら、温水26の供 給を停止するようにしても良い。
【0016】 前記温水26による加熱は、予め高温発生部20の温度の上昇状態を計測し、 その温度の上昇と同じ温度で高温発生部20以外の部分の温度が上昇するように 、予め必要な温水26の温度と流量を求めておき、この実験値に基づいて前記流 量調節弁24の開度を調節するようにしたり、又高温発生部20に温度計を備え て該温度計の検出温度に基づいて前記流量調節弁24の開度を調節するようにし ても良い。
【0017】 図2(A)(B)は請求項2の一実施例を示すもので、図5(A)(B)と同 様の遊動軸受装置12において、前記遊動側ハウジング11の滑り受け面16近 傍で、しかも前記ロール荷重Wによって生じる高温発生部20に、軸方向に延び 軸方向端部で折曲がるように滑り受け面16に沿ってジグザグ状に形成された冷 却水通路29を設け、該冷却水通路29に、流量調節弁30を有した冷却水供給 管31を介して冷却水32を供給する給水源33を接続する。34は冷却水32 の戻り管を示す。尚、給水源33は水道水等を利用しても良いし、又給水源33 に冷却装置を備えることにより冷却水32を循環使用するようにしても良い。又 前記冷却水32による冷却は、前記実施例と同様に実験値に基づいて行ったり、 温度計を用いて行うようにしても良い。
【0018】 ロール4の回転始動時に、遊動側ハウジング11の冷却水通路29に給水源3 3からの冷却水32を導いて遊動側ハウジング11の高温発生部20を他の部分 と同一温度になるように冷却すると、遊動側ハウジング11に局部的に温度が高 い部分がなくなるので温度差による変形が生じなくなる。従って遊動側のコロガ リ軸受10の軸方向の移動が拘束されることが防止されてコロガリ軸受10に無 理なスラスト力が作用しなくなる。
【0019】 尚、本考案は上記実施例にのみ限定されるものではなく、本考案の要旨を逸脱 しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
【0020】
【考案の効果】
請求項1の考案では、ロールの回転始動時に遊動側ハウジングの温水通路に温 水供給源からの温水を導いて、遊動側ハウジングの高温発生部以外の部分を高温 発生部と同一温度になるように昇温することにより、遊動側ハウジングに局部的 に温度が高い部分が生じないようにして遊動側ハウジングの温度差による変形を なくし、これにより遊動側のコロガリ軸受の軸方向の移動が拘束されるのを防止 して、コロガリ軸受に無理なスラスト力が作用するのを防止することができる。
【0021】 請求項2の考案では、ロールの回転始動時に遊動側ハウジングの冷却水通路に 給水源からの冷却水を導いて遊動側ハウジングの高温発生部を他の部分と同一温 度になるように冷却することにより、遊動側ハウジングに局部的に温度が高い部 分が生じないようにして遊動側ハウジングの温度差による変形をなくし、これに より遊動側のコロガリ軸受の軸方向の移動が拘束されるのを防止して、コロガリ 軸受に無理なスラスト力が作用するのを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)は請求項1の考案の一実施例を示す正面
図、(B)は(A)の側面図である。
【図2】(A)は請求項2の考案の一実施例を示す正面
図、(B)は(A)の側面図である。
【図3】大きなロール荷重を受けるロールの一例を示す
側面図である。
【図4】図3のロールの詳細を示す切断平面図である。
【図5】(A)は図3の軸受装置の一般的な作用を示す
正面図、(B)は(A)の側面図である。
【符号の説明】
10 コロガリ軸受 11 遊動側ハウジング 12 遊動軸受装置 16 滑り受け面 20 高温発生部 23 温水通路 27 温水供給源 29 冷却水通路 33 給水源 W ロール荷重

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ロール荷重を受けるコロガリ軸受を、遊
    動側ハウジングの滑り受け面を介して軸方向に移動可能
    に支持するようにした遊動軸受装置において、前記遊動
    側ハウジングの滑り受け面近傍における前記ロール荷重
    によって生じる高温発生部を除く位置に、温水供給源に
    連通する温水通路を形成したことを特徴とする遊動軸受
    装置。
  2. 【請求項2】 ロール荷重を受けるコロガリ軸受を、遊
    動側ハウジングの滑り受け面を介して軸方向に移動可能
    に支持するようにした遊動軸受装置において、前記遊動
    側ハウジングの滑り受け面近傍における前記ロール荷重
    によって生じる高温発生部に、給水源に連通する冷却水
    通路を形成したことを特徴とする遊動軸受装置。
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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5155903U (ja) * 1974-10-28 1976-04-30
JPS56124323U (ja) * 1980-02-22 1981-09-22

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5155903U (ja) * 1974-10-28 1976-04-30
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