JPH0542380B2 - - Google Patents
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- JPH0542380B2 JPH0542380B2 JP61180735A JP18073586A JPH0542380B2 JP H0542380 B2 JPH0542380 B2 JP H0542380B2 JP 61180735 A JP61180735 A JP 61180735A JP 18073586 A JP18073586 A JP 18073586A JP H0542380 B2 JPH0542380 B2 JP H0542380B2
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- Japan
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- slag
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- steelmaking slag
- immersion
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Landscapes
- Curing Cements, Concrete, And Artificial Stone (AREA)
Description
<産業上の利用分野>
本発明は製鋼工程に於いて生成される製鋼スラ
グを、バラスや路盤材として有効に活用出来る様
になす処理方法に関するものである。 <従来の技術及びその問題点> 製鋼スラグは、その成分として遊離CaOを多量
に含むが為に、崩壊あるいは水和性膨張性を有す
るが為に、そのまゝでは上記路盤材等への活用は
出来ない。この様な製鋼スラグを安定化させる方
法として、従来から3〜6月間の長期に渡る屋外
エージング法が採用されて来たが、この方法では
広大な処理場と長期の日数を要する為に非能率的
である。又別の方法として製鋼スラグが未だ溶融
状態にある間に、その顕熱を利用して珪酸質鉱物
等の調質安定剤を添加、溶融反応させ鉱物的に安
定した反応生成物となすという方法も知られてい
るが製鋼スラグは流動性が良くない為に十分な溶
融反応がなされないし、かつ又大量の調質安定剤
を必要とするところから経済上の制約もある。そ
こで近年この様な製鋼スラグを、温水に浸漬して
安定化させるという方法が開発され、例えば特開
昭57−42559号公報や特開昭57−152411号公報で
示される処理方法がある。しかるにこれらの方法
では60〜100℃の温水を維持する為の熱エネルギ
ーが膨大になる、それを回癖しようとして高温の
スラグを直接水中へ投入しようとすれば水蒸気爆
発等の危険性が伴なう、更には大量のスラグを一
度の温水浸漬で処理をしようとしてもそのスラグ
の内部層迄十分に処理がなされず、結果的に安定
化処理に長時間を要し、しかも処理効果の均一性
が少なくその効果のバラツキが大であつた。 <問題点を解決する為の手段> 本発明は上述の問題を解消する為に、溶融スラ
グの有する顕熱を有効に利用し、かつ温水浸漬効
果を効率良くする為に、その際のスラグ粒度を変
えて2度に渡る温水浸漬を行なう方法を採用する
ものであり、その要旨は溶融状の製鋼スラグを、
浅底広皿上に展開状に注入し、散水して一次冷却
をなし塊状化させた後、排滓台車内へ落下投入せ
しめ、該台車内で更に散水による二次冷却をな
し、次いで内部の収納水は連通状であつてその内
部が少なくとも2以上の部屋に仕切られた貯水ピ
ツトの1部屋へ塊状の製鋼スラグを一次浸漬し
0.5時間以上放置した後取出して、破砕し磁選処
理をなし磁着物を分離除去した後、、更に上記貯
水ピツトの他の部屋へ二次浸漬するとともに、該
貯水ピツトに一次浸漬ピツトの温水を下部から送
給しつつ8時間以上放置することを特徴とする製
鋼スラグの安定化処理方法である。 なお製鋼スラグが有する顕熱を有効に利用する
為には、本方法を連続的に行ない、製鋼スラグが
未だ高温を保持している一次浸漬中に、先に一次
浸漬が済み、破砕、磁選処理後の製鋼スラグを同
時に二次浸漬を行なうと好ましいし、更には一次
浸漬により高温とされた温水をその上層部の出来
る限り高温部から抜出して、二次浸漬用の部屋の
下部から送り出し昇温と共に撹拌をもなせばより
望ましい。 <作用> 本発明方法では、まず溶融状の製鋼スラグを、
鉄板製の浅底広皿上へ薄く展開状となし、散水し
て固化させ、スラグの温度を400〜500℃迄低下さ
せる。この様な処理をする事でスラグはその大き
さが200mm角位の大きさを保つて塊状化する。こ
の塊状スラグを排滓台車内へ落下投入させ、再び
散水処理をなせば、落下投入の際の衝撃や散水の
為にスラグは大体100mm角位の大きさとなり、温
度は200〜300℃となる。スラグの温度がこの程度
になれば、水中へ投入しても何ら危険性はないの
で、該スラグを貯水ピツトへ投入し、そこで0.5
時間以上放置する。この様に200〜300℃のスラグ
を投入すると相当大量の水であつてもその水温を
70℃以上とする事は容易であり、通常70〜90℃位
の水温となす様にする。この様な温水中に浸漬さ
れている間にスラグ中に含まれる遊離CaOが水和
反応を起こすもので最近でも0.5時間以上は必要
であるが、この状態にあつてはスラグは未だ相当
大径(通常50mm角位)であり、あまり長期間浸漬
していてもその効果に大差はないので長くても1
日間位迄とする。なおこの浸漬(一次浸漬)に用
いる貯水ピツトは、ある1つのピツトの中が少な
くとも2個以上の部屋に分画され、ピツト内の水
は全部が連通している様なピツトを用い、その後
に行なう二次浸漬も同じピツト内の他の部屋で行
ないこの一次浸漬による水温の上昇を有効に利用
するのである。こうして一次浸漬が済んだ後、貯
水ピツトより取出し、スラグ中に含有されている
鉄等有価金属を回収する為に30mmに破砕し、磁選
処理をなす、その後は処理後のスラグの用途によ
つても異なるが一般的には更に小さく破砕を行な
い、再び貯水ピツト内へ浸漬(二次浸漬)を行な
う。この二次浸漬の際は上記一次浸漬と比べる
と、その粒径がより小さく、しかも鉄等の磁着物
は分離除去されているので、より十分な水和反応
が進行し、その際のスラグ粒径によつても変化は
あるが8時間位の保持で十分に反応が進み、72時
間では飽和に達し、それ以上の長時間保持しても
それに見合う効果は期待出来ない。この二次浸漬
の際に、上述した如く一次浸漬用部屋の高温水を
二次浸漬の部屋へ回送して撹拌をなすと共に、更
に浸漬されたスラグ粒をグラブバケツトその他の
手段で掻き混ぜるとこの間の水和反応がより促進
される。 <実施例> 以下本発明の実施例について詳述する。 この実施例で用いた2種類の供試スラグの組成
は下記第1表に示す通りである。
グを、バラスや路盤材として有効に活用出来る様
になす処理方法に関するものである。 <従来の技術及びその問題点> 製鋼スラグは、その成分として遊離CaOを多量
に含むが為に、崩壊あるいは水和性膨張性を有す
るが為に、そのまゝでは上記路盤材等への活用は
出来ない。この様な製鋼スラグを安定化させる方
法として、従来から3〜6月間の長期に渡る屋外
エージング法が採用されて来たが、この方法では
広大な処理場と長期の日数を要する為に非能率的
である。又別の方法として製鋼スラグが未だ溶融
状態にある間に、その顕熱を利用して珪酸質鉱物
等の調質安定剤を添加、溶融反応させ鉱物的に安
定した反応生成物となすという方法も知られてい
るが製鋼スラグは流動性が良くない為に十分な溶
融反応がなされないし、かつ又大量の調質安定剤
を必要とするところから経済上の制約もある。そ
こで近年この様な製鋼スラグを、温水に浸漬して
安定化させるという方法が開発され、例えば特開
昭57−42559号公報や特開昭57−152411号公報で
示される処理方法がある。しかるにこれらの方法
では60〜100℃の温水を維持する為の熱エネルギ
ーが膨大になる、それを回癖しようとして高温の
スラグを直接水中へ投入しようとすれば水蒸気爆
発等の危険性が伴なう、更には大量のスラグを一
度の温水浸漬で処理をしようとしてもそのスラグ
の内部層迄十分に処理がなされず、結果的に安定
化処理に長時間を要し、しかも処理効果の均一性
が少なくその効果のバラツキが大であつた。 <問題点を解決する為の手段> 本発明は上述の問題を解消する為に、溶融スラ
グの有する顕熱を有効に利用し、かつ温水浸漬効
果を効率良くする為に、その際のスラグ粒度を変
えて2度に渡る温水浸漬を行なう方法を採用する
ものであり、その要旨は溶融状の製鋼スラグを、
浅底広皿上に展開状に注入し、散水して一次冷却
をなし塊状化させた後、排滓台車内へ落下投入せ
しめ、該台車内で更に散水による二次冷却をな
し、次いで内部の収納水は連通状であつてその内
部が少なくとも2以上の部屋に仕切られた貯水ピ
ツトの1部屋へ塊状の製鋼スラグを一次浸漬し
0.5時間以上放置した後取出して、破砕し磁選処
理をなし磁着物を分離除去した後、、更に上記貯
水ピツトの他の部屋へ二次浸漬するとともに、該
貯水ピツトに一次浸漬ピツトの温水を下部から送
給しつつ8時間以上放置することを特徴とする製
鋼スラグの安定化処理方法である。 なお製鋼スラグが有する顕熱を有効に利用する
為には、本方法を連続的に行ない、製鋼スラグが
未だ高温を保持している一次浸漬中に、先に一次
浸漬が済み、破砕、磁選処理後の製鋼スラグを同
時に二次浸漬を行なうと好ましいし、更には一次
浸漬により高温とされた温水をその上層部の出来
る限り高温部から抜出して、二次浸漬用の部屋の
下部から送り出し昇温と共に撹拌をもなせばより
望ましい。 <作用> 本発明方法では、まず溶融状の製鋼スラグを、
鉄板製の浅底広皿上へ薄く展開状となし、散水し
て固化させ、スラグの温度を400〜500℃迄低下さ
せる。この様な処理をする事でスラグはその大き
さが200mm角位の大きさを保つて塊状化する。こ
の塊状スラグを排滓台車内へ落下投入させ、再び
散水処理をなせば、落下投入の際の衝撃や散水の
為にスラグは大体100mm角位の大きさとなり、温
度は200〜300℃となる。スラグの温度がこの程度
になれば、水中へ投入しても何ら危険性はないの
で、該スラグを貯水ピツトへ投入し、そこで0.5
時間以上放置する。この様に200〜300℃のスラグ
を投入すると相当大量の水であつてもその水温を
70℃以上とする事は容易であり、通常70〜90℃位
の水温となす様にする。この様な温水中に浸漬さ
れている間にスラグ中に含まれる遊離CaOが水和
反応を起こすもので最近でも0.5時間以上は必要
であるが、この状態にあつてはスラグは未だ相当
大径(通常50mm角位)であり、あまり長期間浸漬
していてもその効果に大差はないので長くても1
日間位迄とする。なおこの浸漬(一次浸漬)に用
いる貯水ピツトは、ある1つのピツトの中が少な
くとも2個以上の部屋に分画され、ピツト内の水
は全部が連通している様なピツトを用い、その後
に行なう二次浸漬も同じピツト内の他の部屋で行
ないこの一次浸漬による水温の上昇を有効に利用
するのである。こうして一次浸漬が済んだ後、貯
水ピツトより取出し、スラグ中に含有されている
鉄等有価金属を回収する為に30mmに破砕し、磁選
処理をなす、その後は処理後のスラグの用途によ
つても異なるが一般的には更に小さく破砕を行な
い、再び貯水ピツト内へ浸漬(二次浸漬)を行な
う。この二次浸漬の際は上記一次浸漬と比べる
と、その粒径がより小さく、しかも鉄等の磁着物
は分離除去されているので、より十分な水和反応
が進行し、その際のスラグ粒径によつても変化は
あるが8時間位の保持で十分に反応が進み、72時
間では飽和に達し、それ以上の長時間保持しても
それに見合う効果は期待出来ない。この二次浸漬
の際に、上述した如く一次浸漬用部屋の高温水を
二次浸漬の部屋へ回送して撹拌をなすと共に、更
に浸漬されたスラグ粒をグラブバケツトその他の
手段で掻き混ぜるとこの間の水和反応がより促進
される。 <実施例> 以下本発明の実施例について詳述する。 この実施例で用いた2種類の供試スラグの組成
は下記第1表に示す通りである。
【表】
この第1表に示す組成の供試スラグを、溶融状
態で、鉄板製の浅底広皿に展開し、0.5m3/min
の割合で20分間散水し、スラグを凝固せしめその
温度を400〜500℃となした。この操作により凝固
したスラグは大体200mm角の大きさに破割してい
た。次いで上記広皿を傾転して凝固スラグを走行
自在な排滓台車へ落下投入せしめ、再び1.5m3/
minの割合で10分間散水し、スラグ温度を約250
℃迄低下せしめた。この操作によりスラグの大き
さは大体100mm角となつた。次いでその内部が2
部屋に仕切られ、内部の貯水は連通状となつてい
る貯水ピツトの1部屋へ浸漬(一次浸漬)して
0.5時間放置した。この時貯水ピツト内の水温は
90〜70℃に維持出来る様な水量及びスラグ量とし
た。次いで貯水ピツトより取出し、30mm以下の粒
径となる様にジヨークラツシヤーで破砕し、磁選
機にかけてスラグ中に含有される鉄分を主とする
磁着物を分離回収の後、再びコーンクラツシヤー
にかけてその大半が13mm以下となる様に破砕し
た。これを上記一次浸漬で用いた貯水ピツトのも
う一方の部屋へ浸漬(二次浸漬)し8時間保持し
た。この二次浸漬の間にも該二次浸漬とは別のス
ラグについて上述の一次浸漬をも並行して行な
い、一次浸漬側の部屋の上層水を二次浸漬側の部
屋の下部へ回送する様にし、かつ二次浸漬に供さ
れているスラグはその上部からグラブバケツトで
撹拌を行なつた。この様に処理した供試スラグ
A,Bと、何の処理もなさない元スラグA,B
と、6月間屋外エージングをなしたスラグA,B
とについて、水浸膨張テストを行なつた結果図面
に示すグラフの通りであつた。この水浸膨張テス
トに用いた試料の粒度構成は、下記第2票の如く
であり、その突固め条件は、モールド:15cm、突
固め回数:3層×92回、ランマー重量:4.5Kgで、
水浸膨張条件は、80℃×6hr/day×10days(鉄連
法)である。
態で、鉄板製の浅底広皿に展開し、0.5m3/min
の割合で20分間散水し、スラグを凝固せしめその
温度を400〜500℃となした。この操作により凝固
したスラグは大体200mm角の大きさに破割してい
た。次いで上記広皿を傾転して凝固スラグを走行
自在な排滓台車へ落下投入せしめ、再び1.5m3/
minの割合で10分間散水し、スラグ温度を約250
℃迄低下せしめた。この操作によりスラグの大き
さは大体100mm角となつた。次いでその内部が2
部屋に仕切られ、内部の貯水は連通状となつてい
る貯水ピツトの1部屋へ浸漬(一次浸漬)して
0.5時間放置した。この時貯水ピツト内の水温は
90〜70℃に維持出来る様な水量及びスラグ量とし
た。次いで貯水ピツトより取出し、30mm以下の粒
径となる様にジヨークラツシヤーで破砕し、磁選
機にかけてスラグ中に含有される鉄分を主とする
磁着物を分離回収の後、再びコーンクラツシヤー
にかけてその大半が13mm以下となる様に破砕し
た。これを上記一次浸漬で用いた貯水ピツトのも
う一方の部屋へ浸漬(二次浸漬)し8時間保持し
た。この二次浸漬の間にも該二次浸漬とは別のス
ラグについて上述の一次浸漬をも並行して行な
い、一次浸漬側の部屋の上層水を二次浸漬側の部
屋の下部へ回送する様にし、かつ二次浸漬に供さ
れているスラグはその上部からグラブバケツトで
撹拌を行なつた。この様に処理した供試スラグ
A,Bと、何の処理もなさない元スラグA,B
と、6月間屋外エージングをなしたスラグA,B
とについて、水浸膨張テストを行なつた結果図面
に示すグラフの通りであつた。この水浸膨張テス
トに用いた試料の粒度構成は、下記第2票の如く
であり、その突固め条件は、モールド:15cm、突
固め回数:3層×92回、ランマー重量:4.5Kgで、
水浸膨張条件は、80℃×6hr/day×10days(鉄連
法)である。
【表】
なお図面のグラフ中、基準値1.5%(水浸膨張
比)は、鉄鋼スラグ協会発刊の設計、製鋼スラグ
路盤設計施行指針によるものである。 <発明の効果> 以上述べて来た如く、本発明方法によれば、溶
融状のスラグから一環しての処理が出来、スラグ
の顕熱を無駄なく活用出来、短時間でよりバラツ
キが少ない安定化処理が出来る。詳しくは、溶融
状スラグをある温度迄は浅底広皿上で散水冷却
し、次いで排滓台車内での散水冷却をする事で、
適度の大きさに迄自ら破割出来、かつ水浸しても
危険性が無い温度となす事が出来るので一次浸漬
による安定化が効率が上がり、かつその後は破砕
処理でより細粒となし再び二次浸漬を行なうので
これにより完全な安定化がなされ、しかもこの二
次浸漬時に必要な水温は先に行なう一次浸漬時の
熱エネルギーを活用出来るのでエネルギー効率も
良いという効果がある。
比)は、鉄鋼スラグ協会発刊の設計、製鋼スラグ
路盤設計施行指針によるものである。 <発明の効果> 以上述べて来た如く、本発明方法によれば、溶
融状のスラグから一環しての処理が出来、スラグ
の顕熱を無駄なく活用出来、短時間でよりバラツ
キが少ない安定化処理が出来る。詳しくは、溶融
状スラグをある温度迄は浅底広皿上で散水冷却
し、次いで排滓台車内での散水冷却をする事で、
適度の大きさに迄自ら破割出来、かつ水浸しても
危険性が無い温度となす事が出来るので一次浸漬
による安定化が効率が上がり、かつその後は破砕
処理でより細粒となし再び二次浸漬を行なうので
これにより完全な安定化がなされ、しかもこの二
次浸漬時に必要な水温は先に行なう一次浸漬時の
熱エネルギーを活用出来るのでエネルギー効率も
良いという効果がある。
図面は本発明の実施例で安定化したスラグ及び
比較の為の無処理スラグ、従来のエージング処理
スラグのそれぞれについての水浸膨張テスト結果
を示すグラフ。
比較の為の無処理スラグ、従来のエージング処理
スラグのそれぞれについての水浸膨張テスト結果
を示すグラフ。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 溶融状態の製鋼スラグを、浅底広皿上に展開
状に注入し、散水して一次冷却をなし塊状化させ
た後、排滓台車内へ落下投入せしめ、該台車内で
更に散水による二次冷却をなし、製鋼スラグを
200〜300℃とし、次いでその内部が少なくとも2
以上の部屋に仕切られた貯水ピツトでかつ内部の
収納水が連通状の該貯水ピツトの1部屋へ塊状の
製鋼スラグを一次浸漬しスラグ安定化と同時に一
次浸漬収納水を昇温せしめ、0.5時間以上放置し
た後取り出して、破砕し磁選処理をなし磁着物を
分離除去した後、更に上記貯水ピツトの他の部屋
へ二次浸漬するとともに、該貯水ピツトに一次浸
漬貯水ピツトの温水を下部から供給しつつ、8時
間以上放置することを特徴とする製鋼スラグの安
定化処理方法。 2 上記安定化処理を連続的に行い、ある製鋼ス
ラグを一次浸漬している時と同時に他の製鋼スラ
グの二次浸漬をも行うことを特徴とする特許請求
の範囲第1項記載の製鋼スラグの安定化処理方
法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18073586A JPS6335442A (ja) | 1986-07-30 | 1986-07-30 | 製鋼スラグの安定化処理方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18073586A JPS6335442A (ja) | 1986-07-30 | 1986-07-30 | 製鋼スラグの安定化処理方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6335442A JPS6335442A (ja) | 1988-02-16 |
JPH0542380B2 true JPH0542380B2 (ja) | 1993-06-28 |
Family
ID=16088392
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18073586A Granted JPS6335442A (ja) | 1986-07-30 | 1986-07-30 | 製鋼スラグの安定化処理方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6335442A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012056790A (ja) * | 2010-09-08 | 2012-03-22 | Taiheiyo Cement Corp | 製鋼スラグの処理方法 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5229333A (en) * | 1975-08-28 | 1977-03-05 | Kurosaki Katsutoshi | Integrated device for circulating balls in pinball machines |
-
1986
- 1986-07-30 JP JP18073586A patent/JPS6335442A/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5229333A (en) * | 1975-08-28 | 1977-03-05 | Kurosaki Katsutoshi | Integrated device for circulating balls in pinball machines |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012056790A (ja) * | 2010-09-08 | 2012-03-22 | Taiheiyo Cement Corp | 製鋼スラグの処理方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6335442A (ja) | 1988-02-16 |
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